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「ウルトラマンマックス」、「種デス」、「ツバサ・クロニクル」。さてさて、「マックス」第一回ですけど、うん、絵的にもお話的にもぐっと明るくなっててそこは好印象。うんうん、やっぱり見てる人に怪獣の名前は教えてあげなくっちゃね、とか、今じゃどんなに切迫した状況であっても、必ずシートベルトはしなくちゃいけないんだなー、時代だなー、なんて言うあたりにちょいと微笑ましい物を感じつつ、それはそれとしてなんだかなー、恥も外聞もないとはこのことだなあ感も同時にいささか感じてしまったりして。でもま、初めて「ウルトラマン」を見るお友達にはこれぐらいでもいいと思いますよ。
個人的に大ウケだったのはロコ様のヨシナガ教授。「あれほど高温の生物が出現したからには、その、逆の特性を持った生物も現われる。二体が同時に出現したのは、いわば自然の摂理なのよ」
どわーっはっはっはっは、ええぞええぞー、怪獣モノに出てくる科学者なら、それぐらいのことは言ってくれなくっちゃな。
本編とは関係ないけど、Bパートの終わりとその後の「劇場版・鋼の錬金術師」のCFの繋がり方がすばらしくシームレスで感動しました(w。
デス様の方は、えーと、シャア議長がアスランとキラの密談写真を持っていると言うことは、当然その写真を撮り、会話を記録したのがルナマリアだって事も知ってるはずで、だとしたらアスランが逃げ出したらただちにルナマリア(とグラディス艦長もね)も消しとかんとヤバいと思うんだけど、いいのか? 放置してて。まあシャアのやることなので常に完璧な作戦にはならんのだけど。意外にあっさりとアスランはアークエンジェルサイドに戻るんですな。まあ、天然ラクスさんもキラ君も急いでるようだから仕方がないか。
あと、あちこちでさんざん言われてるみたいけど、デスティニーガンダムって格好良くないね。
スタッフ
監督・脚本・美術・演出:カレル・ゼマン
原作:ゴットフリート・ビュルガー
撮影:イジー・タランチーク
音楽:ズデニェク・リシュカ
出演
ミロシュ・コベツキー
ヤナ・ブレイホヴァー
ルドルフ・イェリーネク
カレル・ヘーゲル
ヤン・ヴェリッヒ/ルドルフ・フルシーンスキー
エドゥアルト・コホウト/ボフシュ・ザーホルスキー/カレル・エファ
人類初の月着陸に成功した宇宙飛行士、トニーク。だが月には既に誰かの足跡が。さらに見ていくと古風な手袋、それから砲弾型のロケットが。しかもそのロケットにはジュール・ヴェルヌの名を刻んだ銘板が。さらに不審に思うトニークの前に、宇宙服もなしに近づいてきたのは"大砲クラブ"の面々にシラノ・ド・ベルジュラック、その上馬にまたがりやってきたのは、かの有名なミュンヒハウゼン伯爵。彼らはトニークを月人と思いこみ、彼に地球での冒険を経験させてやろうということで意見が一致する。こうしてトニークが戻ってきた地球は、彼が出発した地球とは全く別の世界だった……
…というイントロが既にSFですなあ(w。「悪魔の発明」はモノクロだったんだけどこちらはカラー作品。ただ、いわゆる「総天然色」としてのカラーというよりは、各シチュエーションのお話の雰囲気をよりビビッドに観客に伝えるための効果の一環という感じがする。フリッツ・ラングの「メトロポリス」にジョルジオ・モロダーがやったような感じ、かな。で、その色彩設計の部分、それから「悪魔の発明」でも存分に見せてもらった画面設計の緻密さは全くすばらしい。随所に挟まる細かいギャグも楽しい。
絵的な魅力、という点では「悪魔の発明」以上。CGIであればもっとリアルに、もっとスムーズに作れるのだろうけれど、手作り特撮を前提に映画が作られている以上、ここにCGIが割り込んできたりしたら(しないけど)それは却って無粋なことになってしまうのだろう。西岸良平のマンガの背景を士郎正宗が描いてうれしいか、って世界ではあるな。手作りである、ことを徹底的に練って構成された画面として、これはひとつの完成型という気がする。「悪魔の発明」でごく一部、処理的にやや稚拙に見えてしまうところもあったのだけど、今回はそういうところはなかったな。
というわけでノリとしては「悪魔の発明」と同様なんだけど、こちらにはもうひとつ、大事な要素が加わっていて、それはなんて言うんだろう、一種の近代文明への控えめな揶揄、みたいなものと言えるだろうか。「悪魔の発明」でも発達しすぎた科学文明への警鐘はあったけど、こちらではもうちょっとやんわりと、かつ「科学」というよりはもう少し幅広くその分曖昧な西欧文化への冷やかし、みたいなモノが込められているのかな、とはちょっとだけ思った。ええ、こちらは東欧映画ですもの。しかも製作は1961年。ソ連の戦車がチェコに入ってくるのはもうちょっと先の話な訳で。
もちろん、あからさまに退廃した西側資本主義と帝国主義的体制を批判しているのじゃなく、事大で、尊大で、独善的なほら男爵ことミュンヒハウゼンの姿に、ヒロイックな部分、ロマンティックな部分においての愛すべき魅力を持たせながら、同時に勇敢で格調精神に満ちた(西洋的)男らしさを笑い、そんな、ほら男爵に代表されるロマンティックな男らしさが、詩的な世界よりも理論を重んじる世界に身を置くトニークに、恋のさや当てで負けてしまうってあたりにはもしかしたらすごーく深い意味があったりするんだろうか、なんてちょっぴりだけど思ってしまった。ほんとのところどうなのかは判らないですけど。
こちらも「悪魔の発明」同様、スジの方で判りづらかったり最終的に「ああ、良いお話だったね」とまでは思えないまま映画は終るのだけれど、それでも存分に「楽しい絵だったなあ」とは思わせてもらえたので充分満足。「一スジ二ヌケ、三ドウサ」を満たしてなくても、見ている方にたっぷりの満足感を与えてくれる映画もたまにはあるって事で。
ヤナ・ブレイホヴァーがすばらしく美しいです(^^;)
(★★★★)
ロジャー・ゼラズニイ(原案・著)/野田昌宏 訳
カバーイラスト 青井邦夫
角川文庫Fシリーズ
(1) 爆走!クライプシス・サーキット(J・A・カーヴァーと共著) ISBN4-04-273401-4 \470(税別)
(2) 裏切りのピットホール(T・ワイルドと共著) ISBN4-04-273402-2 \600(税別)
(3) 宿命のチャンピオン(T・ワイルドと共著) ISBN4-04-273403-0 \720(税別)
両親は事故で死んだ。引き取ってくれた叔母もマイクが16の時、不慮の感染症で亡くなってしまい天涯孤独の身に。そのままでいれば施設に送られてしまうに決まっている。ここでマイクは決意した。子供の頃からの夢、レースパイロットをめざすのだ。そのためには銀河系唯一無二、レースをするために存在する太陽系、クライプシス・サーキットにいかなければならない。地球を脱出し、宇宙に乗り出すためのマイクの冒険が始まった。少年の行こうとする先には何が待っているのか…
買取り交渉が成立した(どうもありがとうございます)本。野田大元帥が訳してる上に著者の片方がゼラズニイ(角川的には"セラズニイ"、らしいけど)ってんで読んでみたらこれがなかなか面白くって。シリーズ3冊一気読みしてしまった。なんと言っても設定の魅力、それを上手にジュブナイル風味に仕立てた作家のうまさ、そしてそれをホントに楽しそうに訳している野田大元帥のお仕事が、このシリーズを楽しめるモノにしているのだろうな。ざっと紹介しますと…
天涯孤独の身になったマイクはレーシング・パイロットになるためクライプシス星系をめざす。まず乗り込んだのはちょっと怪しい輸送船。ここでマイクは航法コンピュータの扱いに関してはなかなかなモノを持っているとことが判る。そしてなんとかもぐり込んだクライプシス星系で、友人と時べる人と、自分の遠大な目標への最初の一歩を踏み固めるまで。
このパートを書いてるのは「スターバースト」、「スターストリーム」のカーヴァー。展開が速すぎたり時々話が見えなくなったり、いろんな所にアラがあるんだが、イントロとしては上々の魅力がある。何より野心満々の若造の姿が魅力的。
ようやくレーサーへのとっかかりを自分の手に捉えたマイク。だが彼をめぐっては、なぜか裏の世界の話もまた絶えないようで…
ジュヴナイルの必須条件、大人との交流、異性との恋が淡ーく通奏低音として機能する第二弾。結末のややとっちらかった部分以外はかなり好きだな。
ついにトップレーサーへの最初の門が開いたかに見えたマイク。だが……
ゼラズニイらしい一筋縄ではいかなさ、が結構出た本か。原作がそうなのか訳で野田大元帥がちょっと読みしくってしまったところがあるのか、部分的に、流れとして、お話が流れとして通じていないように思えるところがある、ような気がする。特に終盤。シリーズ掉尾を飾るには、もうちょっとなにかオマケが欲しかったような気はするな。
2、3巻の共著者、トマス・ワイルドについては情報不足気味。
ま、大声上げて部屋の中をのたうち回るような傑作ではないのだけれど、ふふふん、こういうのも悪くないね、って気分で楽しく読めるシリーズ。その証拠に(ゼマン大会を見に行く)電車のお供、と思ってたのが、途中で中断するのはなんだかもったいない気分になっちゃって、映画を観て帰ってきたあとについつい続きを読んでしまったわけですから。私のジュヴナイル大好きって特性を別にしても、この作品にはついつい続きを求めてしまう魅力があるのかも知れませんな。それがあまりに魅力的な設定で、それをうまく使っているから続きが読みたい、と思う読者が多くいらっしゃると言うことなのか、せっかくの設定なのにこれで終わりかい、と思う人がたくさんいらっしゃるのか、までは良くわからんですけど。
でたらめに面白いシリーズ、とは言えないんだけど、SFが好きでモーターレースも好き、って人の週末の暇つぶしにはかなりいい本だと思う。3巻に登場するクソ小憎たらしい幼女、マージーがすばらしく魅力的っす。
(★★★)
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