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そう、tDiaryなのだからコメントではなくツッコミへのspam対策でなければならない。どうも似たようなspamはあちこちに来襲しているらしく、たださんの日記でもこの手のspamに関する記事があった。こちらを参考にkey.rbに一行追加。ツッコミの中に http: が5回以上入ってるようならそいつはspamだ、と判断する。これで止まってくれるかな。
と思ったらなんか新手が。全角ひらがなをどどーっと繰り返して、最後に「ばーか」、で終るようなツッコミ。おやおや。まあこっちはホントにただのバカなんだろうから、見つけたら削除、で良い…のかな。
ツッコミspam対策ね。で、いろいろ回ってみると世の中ってのは良くしたもので、ちゃんと上等な道具を作っておられる方がいらっしゃる。紅玉日記さんのAnti Referer Spam プラグインとか、やまだあきらさんのspam対策フィルタとか。ふむ、いろいろ試してみよう。とりあえずAnti Referer Spam を入れてみた。
PJ版「キング・コング」のトレイラー。公式サイトから、で大丈夫かな。いやあすごいね、もしかしてほぼ完璧にオブライエン版をなぞってる? ちょっと期待してしまうな、これ。
スタッフ
監督:カレル・ゼマン
原作:ジュール・ヴェルヌ
脚本:カレル・ゼマン/フランチシェク・フルビーン
美術・演出:カレル・ゼマン
撮影:イジー・タランチーク
音楽:ズデニェク・リシュカ
出演
アルノシュト・ナヴラチール
ルボル・トコシュ
ヤナ・ザトロウカロヴァー
ミロスラフ・ホルップ
フランチシェック・シュレーゲル
ヴァーツラフ・キズリンク
今は人里離れた館で療養生活を送るロック教授。だが彼の頭脳は、今も究極の発明の構想でいっぱいだった。そんな彼の許を助手のハルトが訪れる。新発明に不可欠な資料を携えて。そしてその夜、事件は起きた。何者かによって拉致された二人は、ダルティガス伯爵なる人物の所有する孤島へと連れて行かれる。ここに伯爵は、教授の発明の完成のために必要と思われるありとあらゆる設備を用意していたのだ。驚喜して発明に取り組む教授。だがハルトは、伯爵の本当の目的に気づいて、なんとかこれを教授に、そして世界に通報しようとするのだが……。
「曳き船」ですよ「曳き船」。ヴェルヌSF史上、"ノーチラス"に匹敵するぐらい魅力的な電気推進潜水艦。確かガキの時に読んだ本(どこから出てたのか、憶えがないンだけど)の挿絵に使われていた曳き船のデザインが、このゼマン版のそれだったような記憶がある。で、ワクワクもので見に行ったわけですが、で、曳き船も惚れ惚れするぐらい格好良かったんですが、それ以上にこの映画のもつ、ミスマッチまでもが計算しつくされたイリュージョンの妙に唸らされる、1958年チェコ作品。
まるで銅版画か19世紀の絵入り新聞みたいな絵、ロングで見てるとその中の人物が動いている。カメラが寄っていくとその絵がいつの間にか生身の役者の芝居に入れ替わっている。その後の生身の役者さんのお芝居も、確かに役者さんは生身と知れるんだが、その周りの風景にはどこか絵入り新聞の挿絵風味が残っている。この画面設計というか構図のデザインというか、この凄さはただもんじゃない。もしかしたらテレビ画面ではこいつはイマイチ感動できないかも知れない。19世紀風味のコスチュームに身をまとった役者さんが手を置くヴィクトリア朝風味の豪奢な装飾がなされた階段の手すりの方は、銅版画風味の(もちろんそれなりに精緻な)絵、であることが判るようなそれなのですよ。で、全編にわたってそのスタイルはしっかりと統一されているのですよ。
なんというんだろうね、一種のだまし絵的な面白さ、みたいな物が全編にあふれかえった、映画が初めて登場したときがそうだったであろう、純粋に見る者を驚かせてやろうという意識(関西弁で言うところの"イチビリ"、っすかね)に、ちょいと洗練の要素を加えた、純粋にビジュアルを楽しむ映画として、今見ても高いレヴェルにある作品であると思った。
そういう映画なので、お話的なコクや味わいを期待してるとスカを引いちゃうって恐れはあるけどね。一幅の絵のような(いや、絵なんだが)、帆船に集う人々の姿が、気がついたら実写の芝居に置き換わってた、っていう冒頭部分で、あ、こういうモンなんだ、と気づけばしめたもの。原作のスジをだいたい知っていれば字幕すら不要かもしれない。どうせ紋切り型のセリフしか喋ってないんだから。だまし絵的な面白さに加えて、随所でくすくす笑っちゃうコミカルな部分も入っているあたりのサービス精神もお見事。
なんちゅーか、リュミエール兄弟が初めて映画を人様に見せようと思ったときの、そっちの気分ってこうだったんだろうなあ感に満ちあふれた作品。実に楽しい。良いモン見ました。
(★★★★)
さてゼマンの映画は、神戸アートビレッジセンターのプログラムだったのだけれど、この施設があるのは神戸新開地。センターから道路を一本挟んだ隣にはボートピア新開地、なる競艇の場外投票施設があったりする土地柄。今回の映画もややレイト気味の上映で、映画が終ったら20時回ってたんだけど、さすがにその時間になると(今日は雨模様だったこともあり)、酔っ払ってびしょ濡れのおっちゃんが、"アート"を標榜する建物の玄関にやってきて、「ここは、なにを、やっとるとこなんでしゅかー」などと大声を上げ、周りのスタッフと思しき人々がそれに対してなんの対応もしないあたりはさすが新開地。映画が終って帰るときにおっちゃん目があっちゃって、思わず「雨ひどいなあ」とか世間話する羽目になっちゃったじゃないか(^^;)。んまあそういう無茶なところや、やや怖いな、と思うときもあるにはあるんだけど、新開地ってなかなか楽しいとこではあるんだけどね。ワタシもとても極めてるとは言えませんが。
ま、とにかく「悪魔の発明」があまりに良かったので、明日は朝から「ほら男爵の冒険」を見に行かずにはいられない気分。明日も新開地行きだなー
「ウルトラマンマックス」、「種デス」、「ツバサ・クロニクル」。さてさて、「マックス」第一回ですけど、うん、絵的にもお話的にもぐっと明るくなっててそこは好印象。うんうん、やっぱり見てる人に怪獣の名前は教えてあげなくっちゃね、とか、今じゃどんなに切迫した状況であっても、必ずシートベルトはしなくちゃいけないんだなー、時代だなー、なんて言うあたりにちょいと微笑ましい物を感じつつ、それはそれとしてなんだかなー、恥も外聞もないとはこのことだなあ感も同時にいささか感じてしまったりして。でもま、初めて「ウルトラマン」を見るお友達にはこれぐらいでもいいと思いますよ。
個人的に大ウケだったのはロコ様のヨシナガ教授。「あれほど高温の生物が出現したからには、その、逆の特性を持った生物も現われる。二体が同時に出現したのは、いわば自然の摂理なのよ」
どわーっはっはっはっは、ええぞええぞー、怪獣モノに出てくる科学者なら、それぐらいのことは言ってくれなくっちゃな。
本編とは関係ないけど、Bパートの終わりとその後の「劇場版・鋼の錬金術師」のCFの繋がり方がすばらしくシームレスで感動しました(w。
デス様の方は、えーと、シャア議長がアスランとキラの密談写真を持っていると言うことは、当然その写真を撮り、会話を記録したのがルナマリアだって事も知ってるはずで、だとしたらアスランが逃げ出したらただちにルナマリア(とグラディス艦長もね)も消しとかんとヤバいと思うんだけど、いいのか? 放置してて。まあシャアのやることなので常に完璧な作戦にはならんのだけど。意外にあっさりとアスランはアークエンジェルサイドに戻るんですな。まあ、天然ラクスさんもキラ君も急いでるようだから仕方がないか。
あと、あちこちでさんざん言われてるみたいけど、デスティニーガンダムって格好良くないね。
スタッフ
監督・脚本・美術・演出:カレル・ゼマン
原作:ゴットフリート・ビュルガー
撮影:イジー・タランチーク
音楽:ズデニェク・リシュカ
出演
ミロシュ・コベツキー
ヤナ・ブレイホヴァー
ルドルフ・イェリーネク
カレル・ヘーゲル
ヤン・ヴェリッヒ/ルドルフ・フルシーンスキー
エドゥアルト・コホウト/ボフシュ・ザーホルスキー/カレル・エファ
人類初の月着陸に成功した宇宙飛行士、トニーク。だが月には既に誰かの足跡が。さらに見ていくと古風な手袋、それから砲弾型のロケットが。しかもそのロケットにはジュール・ヴェルヌの名を刻んだ銘板が。さらに不審に思うトニークの前に、宇宙服もなしに近づいてきたのは"大砲クラブ"の面々にシラノ・ド・ベルジュラック、その上馬にまたがりやってきたのは、かの有名なミュンヒハウゼン伯爵。彼らはトニークを月人と思いこみ、彼に地球での冒険を経験させてやろうということで意見が一致する。こうしてトニークが戻ってきた地球は、彼が出発した地球とは全く別の世界だった……
…というイントロが既にSFですなあ(w。「悪魔の発明」はモノクロだったんだけどこちらはカラー作品。ただ、いわゆる「総天然色」としてのカラーというよりは、各シチュエーションのお話の雰囲気をよりビビッドに観客に伝えるための効果の一環という感じがする。フリッツ・ラングの「メトロポリス」にジョルジオ・モロダーがやったような感じ、かな。で、その色彩設計の部分、それから「悪魔の発明」でも存分に見せてもらった画面設計の緻密さは全くすばらしい。随所に挟まる細かいギャグも楽しい。
絵的な魅力、という点では「悪魔の発明」以上。CGIであればもっとリアルに、もっとスムーズに作れるのだろうけれど、手作り特撮を前提に映画が作られている以上、ここにCGIが割り込んできたりしたら(しないけど)それは却って無粋なことになってしまうのだろう。西岸良平のマンガの背景を士郎正宗が描いてうれしいか、って世界ではあるな。手作りである、ことを徹底的に練って構成された画面として、これはひとつの完成型という気がする。「悪魔の発明」でごく一部、処理的にやや稚拙に見えてしまうところもあったのだけど、今回はそういうところはなかったな。
というわけでノリとしては「悪魔の発明」と同様なんだけど、こちらにはもうひとつ、大事な要素が加わっていて、それはなんて言うんだろう、一種の近代文明への控えめな揶揄、みたいなものと言えるだろうか。「悪魔の発明」でも発達しすぎた科学文明への警鐘はあったけど、こちらではもうちょっとやんわりと、かつ「科学」というよりはもう少し幅広くその分曖昧な西欧文化への冷やかし、みたいなモノが込められているのかな、とはちょっとだけ思った。ええ、こちらは東欧映画ですもの。しかも製作は1961年。ソ連の戦車がチェコに入ってくるのはもうちょっと先の話な訳で。
もちろん、あからさまに退廃した西側資本主義と帝国主義的体制を批判しているのじゃなく、事大で、尊大で、独善的なほら男爵ことミュンヒハウゼンの姿に、ヒロイックな部分、ロマンティックな部分においての愛すべき魅力を持たせながら、同時に勇敢で格調精神に満ちた(西洋的)男らしさを笑い、そんな、ほら男爵に代表されるロマンティックな男らしさが、詩的な世界よりも理論を重んじる世界に身を置くトニークに、恋のさや当てで負けてしまうってあたりにはもしかしたらすごーく深い意味があったりするんだろうか、なんてちょっぴりだけど思ってしまった。ほんとのところどうなのかは判らないですけど。
こちらも「悪魔の発明」同様、スジの方で判りづらかったり最終的に「ああ、良いお話だったね」とまでは思えないまま映画は終るのだけれど、それでも存分に「楽しい絵だったなあ」とは思わせてもらえたので充分満足。「一スジ二ヌケ、三ドウサ」を満たしてなくても、見ている方にたっぷりの満足感を与えてくれる映画もたまにはあるって事で。
ヤナ・ブレイホヴァーがすばらしく美しいです(^^;)
(★★★★)
ロジャー・ゼラズニイ(原案・著)/野田昌宏 訳
カバーイラスト 青井邦夫
角川文庫Fシリーズ
(1) 爆走!クライプシス・サーキット(J・A・カーヴァーと共著) ISBN4-04-273401-4 \470(税別)
(2) 裏切りのピットホール(T・ワイルドと共著) ISBN4-04-273402-2 \600(税別)
(3) 宿命のチャンピオン(T・ワイルドと共著) ISBN4-04-273403-0 \720(税別)
両親は事故で死んだ。引き取ってくれた叔母もマイクが16の時、不慮の感染症で亡くなってしまい天涯孤独の身に。そのままでいれば施設に送られてしまうに決まっている。ここでマイクは決意した。子供の頃からの夢、レースパイロットをめざすのだ。そのためには銀河系唯一無二、レースをするために存在する太陽系、クライプシス・サーキットにいかなければならない。地球を脱出し、宇宙に乗り出すためのマイクの冒険が始まった。少年の行こうとする先には何が待っているのか…
買取り交渉が成立した(どうもありがとうございます)本。野田大元帥が訳してる上に著者の片方がゼラズニイ(角川的には"セラズニイ"、らしいけど)ってんで読んでみたらこれがなかなか面白くって。シリーズ3冊一気読みしてしまった。なんと言っても設定の魅力、それを上手にジュブナイル風味に仕立てた作家のうまさ、そしてそれをホントに楽しそうに訳している野田大元帥のお仕事が、このシリーズを楽しめるモノにしているのだろうな。ざっと紹介しますと…
天涯孤独の身になったマイクはレーシング・パイロットになるためクライプシス星系をめざす。まず乗り込んだのはちょっと怪しい輸送船。ここでマイクは航法コンピュータの扱いに関してはなかなかなモノを持っているとことが判る。そしてなんとかもぐり込んだクライプシス星系で、友人と時べる人と、自分の遠大な目標への最初の一歩を踏み固めるまで。
このパートを書いてるのは「スターバースト」、「スターストリーム」のカーヴァー。展開が速すぎたり時々話が見えなくなったり、いろんな所にアラがあるんだが、イントロとしては上々の魅力がある。何より野心満々の若造の姿が魅力的。
ようやくレーサーへのとっかかりを自分の手に捉えたマイク。だが彼をめぐっては、なぜか裏の世界の話もまた絶えないようで…
ジュヴナイルの必須条件、大人との交流、異性との恋が淡ーく通奏低音として機能する第二弾。結末のややとっちらかった部分以外はかなり好きだな。
ついにトップレーサーへの最初の門が開いたかに見えたマイク。だが……
ゼラズニイらしい一筋縄ではいかなさ、が結構出た本か。原作がそうなのか訳で野田大元帥がちょっと読みしくってしまったところがあるのか、部分的に、流れとして、お話が流れとして通じていないように思えるところがある、ような気がする。特に終盤。シリーズ掉尾を飾るには、もうちょっとなにかオマケが欲しかったような気はするな。
2、3巻の共著者、トマス・ワイルドについては情報不足気味。
ま、大声上げて部屋の中をのたうち回るような傑作ではないのだけれど、ふふふん、こういうのも悪くないね、って気分で楽しく読めるシリーズ。その証拠に(ゼマン大会を見に行く)電車のお供、と思ってたのが、途中で中断するのはなんだかもったいない気分になっちゃって、映画を観て帰ってきたあとについつい続きを読んでしまったわけですから。私のジュヴナイル大好きって特性を別にしても、この作品にはついつい続きを求めてしまう魅力があるのかも知れませんな。それがあまりに魅力的な設定で、それをうまく使っているから続きが読みたい、と思う読者が多くいらっしゃると言うことなのか、せっかくの設定なのにこれで終わりかい、と思う人がたくさんいらっしゃるのか、までは良くわからんですけど。
でたらめに面白いシリーズ、とは言えないんだけど、SFが好きでモーターレースも好き、って人の週末の暇つぶしにはかなりいい本だと思う。3巻に登場するクソ小憎たらしい幼女、マージーがすばらしく魅力的っす。
(★★★)
「鋼の錬金術師」、「ローゼンメイデン」、「砂ぼうず」、「交響詩編エウレカセブン」、「魔法戦隊マジレンジャー」、「仮面ライダー響鬼」、「ふたりはプリキュアMH」。それなりに仄めかしはあったけど、レントンもまた単に巻き込まれただけの普通の男の子ってわけじゃなかった、てのが明らかになる「エウレカ」(#12:アクペリエンス 1)。いろんな意味で今風な展開、というんでしょうか。エウレカもアネモネもある意味"造られた"存在であって、二人を繋ぐところにレントン君がいてる、ということは普通に考えたらアネモネかアネモネの母体になったのは行方不明になったレントン君のお姉さんって事になると思うが、さて。凝ったインナー・スペース描写に派手な戦闘シーンをカットバックさせたのは、内的世界の描写だけじゃあ番組が保ちそうにない、ってな判断でもあったかな。
「マジレンジャー」(#19:「魔法のランプ〜メーザ・ザザレ〜」)は敵味方に新キャラ登場。敵はともかく、味方側のランプの精の化け猫は、うむう…。強烈っちゅーか使い勝手悪そうなキャラだな、つーか。お話にはちょっと展開あり。でもやっぱりやみくもに勇気勇気言われてもなあ感は残るです。
「響鬼」(二十二之巻 化ける繭)は、ひさびさにヒビキさんがリーダーシップを発揮し、なぜかもっちーがアスム君に潤んだ眼差しを向け、あきらが負傷……ってなにいっ、あきらケガしてるじゃないかっ!
だっ、だから父さんはあきらをあんな男に任せるのは反対だったんだ! などと、娘を嫁に出した父親の心境になってしまったです。うへ。
で、今週は「プリキュア」もなかなかうまいお話造りだったと思ったです。
AdobeからDM。Adobe Creative Suite 2かあ…。ウチは今、Photoshopは7、Illusutratorは10、GoLiveがCSでAcrobatはいまだに5といういびつな構成なワケで、そろそろごそっとバージョン上げたいとこではあるんだけれど、Premiumへのアップグレードが13万ですか、うへえ…。日和ってPhotoshopとGoLiveだけのアップグレードにしておこうかのう。Photoshopの"バニシングポイント"(かの名画とは無関係)って機能がちょっと面白そうなんだけど。
なんやかんや言うても、先立つものが問題ですなー(つoT)。
毎日400ぐらいspamが来てて、まあそれはPOPFileが大活躍してくれるんで別にどって事無いんだけどね。最近ちょろちょろと増えてきてるのが「あなたを落札しました」とか「Re:落札通知」で始まるようなspam。だいたい文面はこんな感じ。
この度、あなた様を女性会員にセリをさせて頂きました。 その結果、聡美さんが142万円であなた様を落札致しましたので ご連絡する運びとなりました。 あなた様はVIP会員(無料にて近隣女性にプロフ紹介)とさせて頂き、 無料ポイント進呈致します。会員画面にてご確認下さい。
142万? 買ってくれよ。靴舐めまっせ(^^;)
タイトルに意味はあるようなないような。大和但馬屋日記経由で日本語チャンピオン決定戦2005。テレビ番組の内容転載とはいえ、もちっとwebで見る、体験するって事に気を配れよなーTBS。こんなの簡単にインタラクティヴなコンテンツに加工できるじゃん。フリーのスクリプト使っても問題なさそうよ。
ま、それはともかくやってみたよ。結果は77点。間違えた問題は 10,19,22,27,28,29,30,40,42,47,52,54,55,69,78,79,84,87,88,91,97,99,100。うーむ、もちっといけると思ってたんだけど、意外にオレはバカだった。言葉の使い方は難しい。寸゛さんすげーわ。
設問に関しては寸゛さんも指摘されてるとおり、納得いかないものもかなりあるし、問題の作りもちょっとその例題はどうよ、ってのがいくつかある。点数が低いからといって深刻になることもあるまい……いやそれはそれでマズいか。
どうでもいいけどリンク先に飛んだとき、「出演者」ってあるのを「出題者」と読み違えてしまって、「お前らごときに偉そうに出題してもらういわれはねーぞ」と割と真剣にムッとした私は、日本語以前に何か問題を抱えているような気がする。
もんちぃ師匠@mixi経由で、草なぎ&柴咲で日本沈没33年ぶり映画化(asahi.com)。監督樋口真嗣だそうで、ふむ、してみると「ローレライ」は一定の評価を得ることに成功したわけで、そこは良かったなあと思いますな。福井晴敏→小松左京と来たからには、次は司馬遼太郎あたりですか。樋口っちゃん的「日本海海戦」は個人的にかなり見てみたい気もする(w。
しかし「日本沈没」…。前回における大ヒットは、高度成長期のなかで「なんか上手く行きすぎてないか? オレ達」みたいな、ごく漠然とした不安がみんなの中に芽生えてたときに、ものすごく緻密にデータを揃えたシミュレーションが登場し、しかもその結果起こる事というのが「日本列島が沈む」というショッキングな出来事であった、それがなんだかわからんけど不安だった人々の心のどこかに火をつけた、ってあたりに理由があった、と個人的には思ってるんだけど、さて平成の御代にこいつを持ってくる、制作者の意図は奈辺にあるのでしょう。確かに経済や外交の問題の多くが重荷になって、日本を沈めようとしているという不安はみんな持ってると思うけど、それが直接映画にとっての訴求力になるとはちょっと思えないし、地震に対しての不安にしても、それはもちろんあるけどわざわざ映画でそれを確認しようと思う人間もいないだろう(だって『地震列島』当んなかったじゃん)し。
映画のヒットにはその時代特有の話題性みたいなモノも必要だと思うんで、今「日本沈没」を造る理由がオレには思い当たらないなあ。いや、興行サイドの思惑は判るんですけど。
ついでに言えば阪神・淡路の大震災にスマトラの大津波、この前の尼崎の列車事故、特撮サイドはやりにくくてかなわん事になってると思うんだけどそこはどうする。オレ、ちょっと前に久しぶりに「キング・コング」(オブライエンのヤツ)見直してみたけど、あの映画でコングが電車を襲うシーンですら、「うわ、やばいなこれ」と思っちゃいましたけど。過剰反応?
ともあれ樋口真嗣にとっても思い入れのある映画だろうし、そういう意味で期待はします、かなり。
ところで主役に草彅剛と柴咲コウ、というのはまあ措いといて、やはりあの映画作るなら一番重要なのは田所博士を誰がやるか、ってあたりではないかと思うんだがそこらはどうなんでしょうな。
北村一輝?(^^;)
一昨日古本屋の方に、ひかわきょうこの「ミリーとダグラス君シリーズ」(違)と「彼方から」の一括注文をもらっちゃって。出ていく前に一目もう一度、って事で読み返してみたらこれがめっぽう面白くて。昨日は日がな一日マンガ三昧でありました。よせばいいのにきょうこタン繋がりで「癒しの葉」とかも読み返してるし。
個人的にひかわきょうこの魅力は「千津美と藤臣君」や「女の子は余裕!」みたいな日常型読切りラブコメの方にあると思っているし、で「彼方から」(『時間を止めて…』もそうだったか)では連載当時の長期休筆とかいろいろあって、リアルタイムで読んでる方は大変だったろうなー、なんて思いもちょこっと割り込んだりもしたけれど、いやあ、一気読みの楽しさは格別ですな。刊行当時はそれほどでもなかったんだけど、改めて通して読むと、なんや知らんけど涙腺壊れまくりますな(トシ取っただけです)。なかなか楽しい時間を過ごしたですよ。
♪そして洗浄梱包ラベル貼り(すいみんじかんがへってるし、はぁ)。
巨人戦TV中継、延長見直し検討 視聴率低迷で球宴後に(asahi.com)。
関西でなぜ阪神の人気が高いかといえば、もちろん中央嫌いとか、野球はともかく甲子園で騒げればいいという馬鹿者とか、そういう要素もあるのだけれど、それに劣らず重要なファクターとしてサンテレビ(様)の存在があるわけで。5点差をつけられようが10点差をつけられようが、そろそろ終電なくなるでって時間まで残業が長引こうが、ひたすら阪神戦は試合終了まで中継する、というサンテレビ(様)あればこそ、関西の野球ファンは、そのダメな部分も含めて阪神を愛でるようになるわけでしてな。都合が悪いからと言って試合中継を途中で切っちゃうようなことしてたら、ただでさえ減ってるプロ野球ファンの数を、さらに減らすことになりますよん。
ファンの方は衛星で最後まで、つーのも逆効果ですよん。そこまでするなら地上波でそのまま見れるサッカーや女子バレー見るよ、ってお客の方が今はまだ多いですよ。他局は知らず、オーナーである日テレまでもがそんな態度でどーすんのさって感じ。
ということで阪神球団には、甲子園の試合に関しては例え他局が中継権を取った試合であっても、サンテレビ(様)には無条件で試合を中継する特権を与えて欲しいと思う今日この頃。今の阪神人気の最大の功労者はサンテレビ(様)だと思うもの。
ついでに、民放メジャーの中継はけたたましくて好きじゃないのよ。せめて甲子園の試合ぐらい、まったりしたサンテレビ(様)の中継で楽しみたいわ。
ロンドンで同時多発テロ 死傷者は数百人規模か(asahi.com)。うわあ…。夕方のニュース聞いた時点では「事故」ってことで、いやいやこれはフランスの仕業だろう、などと下らん与太を飛ばしてたんだけど、それどころじゃなかったようだ。アルカイダ説、ってのもあるみたいだけどどうなんだろう、場所が場所だし獲物が爆弾だけにIRA、って可能性もあったりするんだろうか。
テレビ朝日以外の反応がすんげー鈍いな。地下鉄サリンや9・11級の大事件ではない、と?
□ Rダニすみ [>すいみんじかんがへってるし、はぁ それって いっぱいいっぱいじゃん。]
□ 寸゛ [東京に移り住んでからというもの、あのサンテレビのまったり中継が懐かしいですわん。]
□ ROVER [み、見てるのか>すみさん(^^;)]
□ Rダニけん [ふっふっふ。休職中に3回ほど見ました。けっこう好きでっせ。OPとEDはかなり好きで、繰り返し何度も再生してます。]
□ 加賀須野 旭 [テレビ埼玉の西武ライオンズ宣伝はすごくて、一時間に何本かやってるんじゃないかと思います。殆ど洗脳です。単純な繰り返し..]
□ ROVER [やっぱり各地にあるんですね。そういう土地柄っちゅうかローカル贔屓は好きだなあ。]
□ noki [うちのほうは千葉なので千葉TVがせっせとマリーンズの宣伝となぜか千葉そのもののキャンペーン「ファイトファイトちば」が..]
□ ROVER [笛を吹くジャガーさんとは別の人なのですね(w。]
インディ、弁護士がミシュランの要求を拒否するよう呼びかけ(1-800-F1News)。素直にミシュランからの払い戻しなんか受け取ったら、その時点で和解が成立しちゃうから、損害賠償の訴訟に参加できなくなっちゃうよ、と。
こういう国だもん、レース不参加の決断もやむなし、だったのかも知れないね。
87分署シリーズ作者のエド・マクベインさん死去(asahi.com)。探偵小説よりは警察小説の方が好きだ、とか言っていながらそのジャンルの金字塔であるこのシリーズを一冊も読んでない私。なのでエド・マクベインといえばクロサワの「天国と地獄」の原作を書いた人、ってイメージが強かったりして。今度件のシリーズも読んでみることにします。上手く背取れたら(こらっ)。
何はともあれお疲れ様でした。合掌。
新規(になるかも知れない)のクライアントさんと、三宮で仕事の打ち合わせ。ううむ、あんまり仲良くなりたくはない人種に属しておられるお相手だな。豊富な人脈を使って仕事を右から左に流すネゴシエイタータイプ。
この手の人って、うまく行ってるときは人脈も有効に機能するし、打つ手は次々良い方向に向くのだけど、ひとつ間違えると全部悪い方に流れるのよね。で、当の本人だけがそれに気づかないでいるウチに取り返しのつかないところまで傷口が開いてしまっている、という。
あまり深入りせずに、末端のちっちゃい仕事だけちょこまかと片付けるのが良さそうな雰囲気ではあるなあ。さてどうしたものだか。
それにしても。
「私ね、仕事してないとどんどん不機嫌になるんですよ」…うう、オレと正反対だなあ。オレ、仕事してるとどんどん不機嫌になるもんなあ。
「ウルトラマンマックス」、「種デス」、「ツバサ・クロニクル」。
さて「マックス」(#2:「怪獣を飼う女」)。先週のノリについては金子監督本人が「ええやんそれはそれで。大きいお友達のツッコミ上等」というスタンスらしいことが判ったので、まあそれはそれでよい。でもなあ。
今回初お目見えにもかかわらず、なんだかもう既に「ウルトラファイト」に3回出てます、みたいなくたびれたエレキングにも、スクランブルかかってからあわてて戦闘機の搭載シークエンスが始まるDASHマザー(このネーミングは割と好きよ)のマヌケぶりにも、一般家庭と同じラインから電力もらってるDASH基地のワキの甘さにも、敢えて目をつぶりますよ私は。でもね。
この全編に漂う凍えるような寒さは一体どうしたことだろう。脚本がスカなのか、監督がタコなのか、役者がイモなのか、さあどれだ。それとも全部か。なんつーかこう、次々と繰り出されるドラマの展開が、片っ端から見てて痛くなるぐらい恥ずかしいんですけど、このエピソード。オチも無理やりつけた感じがするし。
金子修介なんで、おねいさんの足をとことん美しく撮ろうという執念だけはほの見えて、そこは収穫だったんだけどねえ。
でも足は良くても、あの女の子型アンドロイドはいただけなさ満載だな。
デス様は、まあなんだ、シャア議長の悪だくみ加速中、な話。新しいオープニングとエンディング(赤目君は完全にキラに主役を持って行かれちゃってるなあ)でちらっと見られる百式みたいなMSはなんなんざんしょ、シャア議長専用機? お話自体はともかく、作画がかなり無茶な回でございましたな。腕の付き方と大きさの比率がありえなーい。
金色のモビルスーツは"アカツキ"つってオーブ製。カガリたんが乗るようで。
この辺で今後の展開が。
本日追加分、56冊の文庫本のデータ入力。しててちょっと気になったのがハヤカワ文庫SF、SF344 H・ビーム・パイパー著「異世界の帝王」。んまあありがちな異世界冒険SFなんだろうな、と思ったんだけどカバーのイラストや挿絵とカラー口絵のタッチが全然違うの。ていうかどこかで見たぞ、この絵は。
てんで本棚漁ってみたら見つけちゃったね。フラゼッタの画集の第3巻。やあ、こりゃすげえや、「リングにかけろ」並だ。せっかくだから証拠画像置いときます。
それにしても誰も突っ込まんかったんかなあ、実は当時物議を醸したりしたんでしょうか?
「鋼の錬金術師」、「ローゼンメイデン」、「砂ぼうず」、「交響詩編エウレカセブン」、「魔法戦隊マジレンジャー」、「仮面ライダー響鬼」、「ふたりはプリキュアMH」。今週は粒ぞろいのエピソードでなかなか楽しめた。困ったことに「ローゼンメイデン」(動かなくなったお人形さんを直すために、ヒッキー君が勇気を振り絞って学校の図書館に行く話)までも面白いと思ってしまった。「砂ぼうず」はここに来ていっちょ前な終末後ワールドの冒険SFの匂いがしてきてるし。
「エウレカ」は「ザ・ビギニング」というエピソード。なんか突然頼れる青二才に成長していたレントン君と、軍サイドのエウレカの面倒をみる青二才、ドミニクの凸凹珍道中をベースに、いわくありまくりなエウレカとアネモネ、という存在がこれからいよいよ重要になってくるのよ、ってなお話。レントンがじたばたする、ってところに焦点を据えると、このアニメは面白くなるよなあ、と思えるね。オレがジュヴナイル大好きだからかも知れないけど。
「マジレンジャー」(#20:キスしてケロ〜ゴール・ゴル・ゴルディーロ〜)は先週の猫ちゃん連動で新キャラ、マジシャイン登場。また一人、滑舌の悪いキャラが増えたなーってところ。お話を面白くなる方向にかき回してくれるとうれしいのだけれど。
「響鬼」はサブタイトルもなんだかうれしい"二十三之巻 鍛える夏"。なんだがキャラクターたちはどうもイマイチ、自分から鍛えようって気になれない様子なのが楽しいかも。「紅」バージョンに進化しようとするヒビキさん的には、打撃系で頼りになる鬼が欲しいって事? ということは響鬼・紅ってのは打撃系の鬼ではなくなるって事なのかしらね。
どうでもいいけど来週いよいよヒビキさん進化、ってタイミングで、「義経」の方では平重衡が一ノ谷の合戦で捕虜になっちゃう(出番減るよね)ってあたりに、神の摂理みたいな物を感じました(そこが大人の事情ってヤツだよ)。
この時間ならネタバレの心配はしなくても良いよね。タクはフォーメーションラップでストップ、今回も図式的にはルノー対マクラーレン、なレース。CSで今宮さんが、シルバーストーンではポールポジションを取ったドライバーが優勝する確率は2割程度、って話していたのを図らずも実証する結果となった、かな。しばらくはルノー対マクラーレンでレースは進むのかな。その2チーム以外でどういうバトルが展開するのか、ってあたりが、ストーブリーグも含めた後半戦の興味の焦点ということになるんだろうか。ジェンソンはどうするんだろうね。彼が行くことでウィリアムズが息を吹き返す可能性って、全然無いとは思えないのでそこらはちょっぴり興味深いです。
どっちにしてもBARの未来は暗そうなんだけどさ(つoT)。
一夜明けて、昨日のレースのタクのフォーメーションラップでのストップがタク本人のヒューマンエラーだったって事が判ってきて、あちこちでかなり叩かれているみたい。うー。そりゃ確かにあり得ないレベルのミスなんだけど、それでもそう言うことが起きるから人間のスポーツな訳で、今回のミスをネタに、だからタクはダメだって話に持っていくのはどうかと思うな。マシンのパフォーマンスやピットワークを切り離したところでのアクシデントだったわけだし、ちゃんと走れていたらそれなりの結果がやってきていたかも知れない、というのはつまり、タクはそれぐらいは走れるドライバーなんだという認識はみんな持っているわけでしょう?
今回のスカタン、マンセルがやったらきっとファンは「しょうがねーなーナイジェルは」で終る話だったんじゃないかと思うんだけどね。まあタクはナイジェルじゃないので、そこは辛いところだろうとは思いますけどね。
こないだのレースでキルスイッチ押しちゃったから、タクはやっぱりダメなドライバーだ、なんて結論を出しちゃうのはあまりに性急に過ぎると思いますよ、わたしゃ。
□ 寸゛ [まあ、叩きたくてウズウズしてた人に餌を与えてしまったってことなんでしょうね。私も「それをやって許されるのはマンセルだ..]
□ ROVER [勝つときはしっかり勝ちますもんねー、ナイジェルは。そこらでもうひとつ、何かが足りないのがタク、だとも思うんですが。]
□ もんちぃ [ここはひとつ、トラックに乗せられて橋に頭をぶつけて師匠に一歩近づくしか(笑)。もちろん優勝してですが。]
□ ROVER [橋を破壊したりして(w。 「燃料ポンプのスイッチを操作したらなぜかクルマが止まったんだ」とか強弁してみるのも良いかも..]
□ bongo [weight loss phentermine http://www.network.axe.cc Phenterm..]
「医学都市伝説」で知ったネタ。もとはBBC NEWS。認知考古学的に研究していくと、ネアンデルタール人というのは音楽的センスに優れていて楽しいときにはみんな、歌って踊っていたに違いない、今彼らが生きていたら、きっとロックミュージックを気に入ってたに違いない、んだって。んまあネアンデルタールが良い連中だってのは、オレ達みんなとっくに知ってるけどね(w。
それにしても「認知考古学」って、「心理歴史学」とか「ネクシャリズム」とかに通じるものを感じちゃうな。SFっぽくてかっこいいなあ。
J・G・バラード 著/山田和子 訳
カバー装画 石橋優美子
新潮文庫
ISBN4-10-227102-3 \895(税別)
スペインの高級リゾート地帯コスタ・デル・ソルの一角、エストレージャ・デ・マル(海の星)。悠々自適の隠退生活を送る人々の高級住宅が並ぶこの一角で火災が発生する。一瞬にして隠遁生活を送る英国人家族5人を焼死に至らしめた惨事は放火であった。しかもその犯人は弟、フランクであるという。トラベルライターの私、チャールズは弟の無実を信じて陽光まぶしい太陽海岸に赴いたのだが……。
バラードといえばロートルSFファン的には吾妻さんもマンガにした例の、「浜辺、健忘症の男、銹びた自転車」の三題噺が、読むたびに毎回脳裏をよぎってしまうわけだけれど、この作品は「浜辺、取り憑かれた男、焼け跡の邸宅」の三題をベースに、バラードお得意の終末観と、さながら南米の魔術的リアリズム文学のテイストをほどよくかき混ぜた、ひとつ間違ったら「ブンガク」として徹夜で語れるんじゃないかこれ、と思えてしまうような作品に出来上がっている。序盤が少々退屈なのだけど、その退屈さがいつの間にか「読む」事の快感にじわじわと変わっていくのを満喫させていただける逸品。SFとしてはどうよ、というところはあるのだけれど、最初に引いたとおりバラードは件の退屈なシチュエーションを、「新しい種類の退屈なSF」の実例として挙げていたわけで、そういう意味じゃあこの本も根っ子にはSFがあるのだろうと思う。
どこがSFなのか、といえばそれは、「今に警鐘を鳴らす」というところでこれは正しくSFしているのだろうなあと思う。本作の刊行は1996年。この時点でバラードは、「全部あるけど何か足りない」っていう今の西欧社会で生きる人にとっての根源的な不安に、こんな解決策があるかも知れないけど、どうよこの解法は、と意地悪く問いかけてきているのだよね。ここが興味深いし、深いし、ある意味厳しい。SFとしてのワンダーを読者に提供するのじゃなく、SFがやらなくちゃいけない「今のこの状態が未来に対してどういう影響を与えるのか、ちゃんと考えた方が良いんじゃないの?」的なワーニングが本編にぎゅぎゅっと詰め込まれている感じはする。
「現在はもはやそうではない。政治は終った、チャールズ。政治はもう、大衆の想像力に触れることはない。宗教は、人類の進化史において登場するのが早すぎた—宗教が作り上げたシンボルを人々は文字どおりに受け止め、結果、今ではどれもトーテムポールの列と同様に死んでしまった。宗教はもっと遅くなってから登場するべきだったんだ。そう、人間という種族が終焉に近づきはじめた時あたりに。残念なことだが、今では、私たちの精神をかき立てるものは犯罪しかない。私たちは、犯罪という"別世界"—あらゆる事が可能な異世界に魅惑される」
てなあたりはいろんな意味で示唆に富む。これをしてバラードが9/11を透視していたとは思わないけど、でも、世の中が確実にそういう方向に向かっているのだ、という畏れを例の同時多発テロの5年前に既に彼は感じとして受け取っていたと思えるわけで、それは間違いなくSF作家の仕事であるよな、とは思いますわ。ワクワクするワンダーを見せてもらうのもうれしいけど、それと同じくらい重要なのは、未来を予想したらこんなヤバいことがあるかも知れないよ、ってのをエンタティンメントのなかに折り込むのもまたSF作家の仕事だと思うわけで、そういう意味でこの作品、バラードのSF作家らしさ、みたいなモノを存分に味あわせていただけた逸品と言えるかも。SF苦手、って人にも楽しめるお話になってるあたりがすごいよね。
(★★★☆)
和辻春樹 著/野間恒 編
装幀 水木泰
NTT出版
ISBN4-87188-451-1 \2300
戦前に大阪商船で基本設計者として60隻以上の商船の設計に携わった著者による、船と海、そして工学技術から科学的精神にわたる様々なテーマを扱ったエッセイ集。昭和15年に刊行された本の2度目の改装新版。
商売ものに手をつけるシリーズ。これはまだ店には出してない本なんですけどね。
著者の和辻(辻、は本当は点が二つのしんにゅう)春樹氏は、京大医学部教授の父を持ち、従兄弟に和辻哲郎氏がいるという血統書付きインテリゲンチャ。造船関係としては彼の東大での14期上にあの高名な平賀譲がいる。日本帝国が進展していこうとする時期に、徹底的に科学的で論理的な立場と、それを背景にした自らの美学をゆるがせにしようとしない、若い国の新進技術者の矜持みたいなものがあちこちから香ってきて、さらにそれが昭和初期の人物特有の、文体のキレの良さの魅力みたいなものと相まって実に心地よい。もちろん今となっては、おいおいそりゃもうちょっと環境ってモノを考えた方が良いんじゃないか、みたいなツッコミを入れたくなるところもあるにはあるけれど、何せこのエッセイが書かれたのは70年以上前のことなんである。そのことを考えると、逆に70年という時の流れがありながら、日本人ってのは全然変わってないのだなあ、とちょっとがっくり来てしまうような記述もあったりするのだった。いわゆる「乗客としてのマナー」から見る文化の成熟度、なんてところではそこらの思いは強くなるばかりでありますね。「みんなで渡れば怖くない」的な、なし崩し的横車ってのは日本人からは払拭し得ない特質だったりするのかなあ、と暗澹としてしまう。
もちろんダウナー気分に浸るばかりでなく、ちょっとトリビア的な知識(トン、てのが元は酒樽がその基準になってて、空の樽を叩くとタンタンと音がするところから『トン』になった、ってのはなかなか、『へぇ』ボタンを押したい気分になったですよ)が得られたり、船舶と地上建築の対比があったり、もちろん船舶設計に関する様々なネタがあったり、それから、なんと言うんだろう、戦前の知識人たちが「当然その辺には造詣が無くちゃいけない」と思っていたんじゃないかな、と感じられる漢詩であったり日本の古典に対する知識であったりが、すいすいと出てくるあたりに古き(ってほどでもないですが)日本で物を書く人達の、個人のバックに積み重ねられた一般教養の奥の深さに恐れ入る。和辻氏は専門のモノ書きではないのだよね。にもかかわらず船の話を書くとなったとき、例えば宝船、というお題があれば、そこで江戸の川柳をさらりと引いてみせるあたりの懐の深さを見ると、「ゆとり教育」なんてのは決定的に間違ってるよなあと改めて思ってしまいますな。
先にも書いたとおり、70年の時間差はいろんなところで目に付くし、そこはやむを得ないところもあるのではあるけれど、そこを差し引いて見ても、半世紀以上前の若い(そして遅れた)国にあって、科学技術の進展と文明の成熟を強く望む一人のアーキテクトの主張と、自分がその世界に身を置いているのだという矜持。なかなか心地よい文章でございます。
(★★★)
入れてみた。いえね、tDiaryにしたあとすぐ、導入しようとしたんですけどね。そんときには住所が長すぎて、情報入力時に刎ねられてしまったんですな。鈴蘭台西町、漢字で書くと5文字だけど、アルファベットで書くとこれがあなた、Suzurandai-Nishi-Machi。ここに番地やらマンションの屋号やらがくっつくと、フォームに入り切らなくなっちゃって、きーっ!っとなってたんだけど、昨日、なんかの弾みでGoogle眺めてたら、入力フォームが改善されてるじゃないですか。
それではと申し込んでみたら、今朝になって審査通ったから載せて良し、ってメールもらったんでさっそく表示してみたですよ。5つは多すぎかの。もちっとコンパクトなのにした方が良いかもね。とりあえず様子見の方向で。
ぬお、一日ごとの表記になると表示される広告が別物になるのかい。
映画「仮面ライダー THE FIRST」、公式サイトがちょっぴりアップデートされている。iyenさんの日記で知ったですが、えーと、うーと、あーと……。トップのこれは公式なポスターなのかな? なんかこう、ローズな人々くさぁぁぁぁいというか出来の悪いホストクラブのチラシ、みたいな雰囲気に充ち満ちていて、オジサンちょっと引いちゃいますよ。主演の男優二人の顔の造作がそう思わせるのかなあ。確かに高野八誠君って、元からそういう雰囲気あったようには思うけど。
宮内洋氏がおやっさん、天本英世氏がデジタル出演(なんだそりゃ)ってあたりにかすかに興味の引っかかりはあるんだけど、どうだろうねえこれは。
「CASSHERN」と「デビルマン」と「鉄人28号」を見ちまったからには、これも避けては通れない苦行なのであろうか。あー、角川の「ガメラ」とか言う難行も控えてるんだよなあ(ニガワラ、やや涙付き)。
ただただしさんは本物のモヒカン族は、モヒカンチェックなどしない
と書いておられるが、オレは本物のモヒカン族じゃないので、当然モヒカンチェックするわけです。結果は、あなたのタイプは[タイプ9:ムラ社会的平和主義]です。
- [あなたはムラビトのようです]
ムラ社会に生きるあなたの行動指針は[調和]です。何より、他者と敵対しないことを望みます。
反面、自己主張が弱く存在が薄くなりがちです。
そのやさしさでたくさんの人が安らぎを感じているのですが、自分のアンテナを磨き、自分に出来ることを探してみるのも良いです。
- [タイプ9のあなたならこんなことはしない]
- 誰かを批判する記事を書く
- ブログ祭りに真っ先に参加する
- [たまにはこんなことをすれば吉]
誰かに受け入れてもらうなど考えず、たまには自分の言葉で記事を書いてみるのもいいもんです。
襲撃されて女房取られて自分は惨殺されるタイプなんだな(^^;)。
□ もんちぃ [な、なぜ家具の広告ばかり?(オレだけ??)]
□ ROVER [ウチも家具の広告が出てまーす(^^;)]
□ まなたけ [http://www.ceres.dti.ne.jp/~whorin/pmichi-remo01.htm 全然話題に..]
□ ROVER [びっ、微妙(^^;)……。 70年代から80年代初頭にかけてのモノグラムの1/48には、超絶的にすごいのがあったのは..]
□ TUX [●デジタル出演といえば、昨晩テレビでやってた「スターウォーズ ジェダイの復讐」、ラスト直前イウォークの村で大宴会にふ..]
□ シライ [>どうせなら、オビワンも やー、ルーカスならやりかねません。20年経って今の役者が老けたら。 そういや「スカイキャプ..]
□ ROVER [そもそも劇中の父ちゃんも、特別編か何かの時に役者換えたんでしたよね、失礼なことするなあ、ルーカス卿は。 デジタル出演..]
□ TUX [●確認のためにLDBOX引っ張り出したんですが、余計な追加シーン(苦笑)がない分、テンポがよかったです(爆)]
スポーツ紙ネタなんであんまり真剣に取るのもなんなんだけど、巨人動く!!オリックス・谷獲り!外野の新リーダーに(sanspo.com)。まーたあそこの連中は。せっかくなので常に紳士でなければならない球界の盟主関連ネタをもうちょっと拾ってみると…
小久保ホークス復帰急浮上…「8月に動き出てくる」(ZAKZAK)
カブレラ爆弾発言「来年は巨人でプレー」(スポニチ)
なんてのも。
懲りない人々というかなんというか。いやはや。
ミシュランユーザー7チーム、一転無罪に(AUTOSPORT WEB)。ちなみにここで言われている"新たな証拠"というのは、ミシュランとの契約書で、これによると、ミシュランユーザーの各チームは、タイヤメーカー(もちろんミシュラン)の意向に反してレースに参加することは出来ないことになってたんで、USGPリタイヤは法的に何の問題もない、とFIAも認めた、と。これで一件落着、と。
で、ミシュランがすべての責めを負うかと言えば、きっとそんなことにはならないんだろうなあ。
何をどうとっちらかったのか、三宮までの移動時間を前提にぼんやりしてて、危うく遅刻することだった。インデアンカレーで待ち伏せしてくださってたもんちぃ師匠、すいませんでした。
さて今回のお題は「スター・ウォーズ EpⅢ シスの復讐」。とりあえずナビオの喫煙コーナーもちょっと隔離されちゃったのには参ったぜ。7階に下りても灰皿が見つからないし。最終的にシネマ2方面に新しい喫煙コーナーができてたんだな。しっかりガラスで区切られちゃって一段と隔離された感はしみじみ感じちゃうな。ま、タバコ吸わせてもらえるだけありがたいと思わなくちゃいけないんでしょうな、とほほ。
さて映画の方は、詳しくは改めて書きますがなんだな、これだけ豪華絢爛な映像を堪能させてもらって、一体どんな文句を言おうというのかねキミは、てな出来映えで、そういう点では2時間以上を存分に楽しめる「映像」にはなっている。でもなあ、これ「スター・ウォーズ」なんだよなあってところでどうしても、ここまで高揚させてもらえない「スター・ウォーズ」ってのはどうなのよ、という気持ちも同時に持ってしまう。無い物ねだり? まあそうなのかも知れないけどね(^^;)。
映画のあとは飲み→お唄→飲みの標準コース。今回お唄はUGAだったんだけど、これ、妙にすごいね。あの子門正人が歌った「スター・ウォーズ」なんてのがしっかりチョイスできるんだな。まあそういうのを素早くチェックして歌ってのけるもんちぃ師匠もすごいと思う(つか、すごい歌詞でしたなああれは)けど。
そんなこんなで今回も楽しいオフになったです。インデアンカレー食えなかったのだけが心残りじゃ(w。でもよれよれとはいえ「Days」歌えた(TUX導師にサポートしてもらったんだけど)し、死にかけだったけど「秘密基地」も唄えたからまあいいか。
スタッフ
監督・脚本・製作総指揮:ジョージ・ルーカス
製作:リック・マッカラム
音楽:ジョン・ウィリアムズ
視覚効果スーパーバイザー:ジョン・ノール/ロジャー・ガイエット
出演
ユアン・マクレガー
ナタリー・ポートマン
ヘイデン・クリステンセン
イアン・マクダーミド/サミュエル・L・ジャクソン/ジミー・スミッツ
フランク・オズ/アンソニー・ダニエルズ/ケニー・ベイカー
クリストファー・リー
公式サイト:http://www.starwarsjapan.com/
共和国と分離主義者の戦争は激化の一方を辿る。シスの暗黒卿、ダース・シディアスとドゥークー伯爵の指導のもと、凶暴なグリーバス将軍によって、パルパティン議長が誘拐された共和国軍は一時的な劣勢を強いられていた。この状況を打開すべく、ジェダイ騎士団最強のチーム、オビワンとアナキンは熾烈な戦闘のさなか、グリーパスの旗艦を目指す…。
と、ここまでをあっさり字幕で説明されたあとに始まる本編は、なにせもうお話的にブレる要素なんぞありはしないのだから、ひたすら豪華絢爛たる画像の連続とともに、あらかじめみんなが知っている結末へ向けて一気になだれ込む。お話としてはまあ、一番ひいき目に見積もっても「ああ、なるほどね」なモノでしかないんだが、なに、2時間20分にわたって当節最高水準の特撮映像を楽しむ映画だと思えば腹も立たない。つーか凄い絵です。「○○を5倍ぐらい凄くしたシーン」でほとんどのカットの説明ができちゃうのが辛いけどさ(ニガワラ)。
「スター・ウォーズ」(根岸さんに倣って意地でも『エピソード4』とか言わないことにする。ついでにこれは後年の『特別編』たら言うヤツとも別モンであると言っておく)は、「映画ってこんなことができるんだぜ」な、驚きに満ちあふれた映画だった。見たことのない映像のオンパレードだったのだよね。お話のきめの細かさとか、壮大なサーガの重厚さとか、そういう後付けじゃない、劇場に座って、スクリーンに映し出された映像を見た瞬間に、何かこう「掴まれちゃった」のだよね。その「掴まれちゃった」感が持続していた間は「スター・ウォーズ」とその続編はとてつもなく魅力のあった世界であったのだけど、エピソード1からの新しい「スター・ウォーズ」には何も掴まれるモノはなかったなあというところ。別に映画の方に悪いところがある訳じゃなく(そうでもないか)、見る側の方に過度すぎる思い入れが邪魔しちゃったかも知れない。立派な映画だ。でもわたしゃ「スター・ウォーズ」でほんとに舞い上がっちゃったのだよ。その舞い上がり感はその後長らく、味あわせてもらってないなあ、と。この映画でも、残念ながらそういう気分はなしでした。仕方がないことなんだろうとも思うんだけど。
そんなことより、私心配で心配でしょうがないことがひとつありまして。
この映画の公開後に劇場やテレビなどで「ジェダイの復讐」がかかるとき、またまたデジタル・ニュープリント・リマスター攻撃がかかって、ラストシーンがジェダイ・ナイツの大霊魂同窓会になっちゃうんじゃないかなあ、って。
やりかねないんだよなあ、ルーカス卿は…。
(★★★)
従姉妹殿のところにIP電話対応ルータが届いたっちゅーんでちとそのセッティング。昨日は上手く繋がらないうちに宴会タイムになってしまった(^^;)ので本日出直し。今日になってよく考えたら、モデム・ブロードバンドルータ・IPルータ、などと繋いでIPルータが見えるわけはないわな。ブロードバンドルータを外して問題解決。電話がちゃんと使えることも確認。やはり作業前に飲むビールは2本までにしとかんといかんな。今日は缶ビ一本飲んだところで作業したのでノートラブル。
どどんとまとめて「ウルトラマンマックス」、「種デス」、「ツバサ・クロニクル」、「鋼の錬金術師」、「ローゼンメイデン」、「砂ぼうず」、「交響詩編エウレカセブン」、「魔法戦隊マジレンジャー」、「仮面ライダー響鬼」、「ふたりはプリキュアMH」。
マックス(#3:勇士の証明)は2本続いた金子修介に換わって村石宏實監督。そのせいかどうかは知らないが、前2作に比べるとずいぶんとこう、「こなれた」仕上がりになってたんじゃないかな。子供向けヒーローアクションとして過不足ない出来だったと思う。ということはかなり良い、ということですな。オープニング、Aパート、Bパートと来てさらにエンディングのパートも本編として扱う、というスタイルがどれだけ続けられるかはちょっと不安だけど。
まあウルトラマンは3分しか闘えないんだから、7時50分に変身しても、理論的には番組が終るまでに決着は付くんだけどな(w。
デス様は今までブッシュだったジブリール君が一転ビンラディン扱いになってしまうお話。逃げ込む先はアフガニスタンじゃなくオーブ。で、来週は多国籍軍のオーブ侵攻に繋がるっちゅうわけですな。あとはまあシャア議長がデスティニー計画たら言うのをずいぶん前から考えてたらしい(なのでデスティニーの方がインパルスより型式番号が若いのだね)とか、キラに新しいフリーダムが渡ったら、アムロの3分12機を超える2分で25機撃墜の大活躍だった、ような話。
OP、EDが替わった「エウレカ」(#14:メモリー・バンド)はここまでのおさらい編ってことで。そんなことよりもう「秘密基地」聴けないのかー。悲しいぞ。新しいエンディングは楽しいけどね。
マジレンジャー(#21:魔法特急で行こう〜ゴー・ゴー・ゴルディーロ〜)は、えーとね、「マジレンジャー」が始まったときに、確かTUXさんが、このノリなら小津家の兄弟は旅に出るべきだろーって言ってたのをちょっと思い出した。お母さんがいなくなった時点でトラベリオンが与えられてたら良かったんじゃないかなあ、などと。
あーあとヒカル先生は時々歯を光らせて欲しいと思た。
響鬼(二十四之巻 燃える紅)は夏の納涼太鼓祭り。響鬼・紅も格好良いけど今週の見どころは女の子たちの恋心あれこれ、だよね。ここまでやや不思議系だった日菜佳タンの意外なほどの女らしさ、大人の余裕の佳寿美ねーさん、アスム君をはさんだモッチーとあきらのびみょーな気持ちの振れ具合、実に見どころ満載でございましたがあれだな、あーおとうさんはその、なんだな、足立君か、あの子はちょっと頼りなくてあきらにはふさわしくないと思うぞ、こほん。
□ bongo [weight loss phentermine http://www.network.axe.cc Phenterm..]
ポール・J・マコーリィ 著/嶋田洋一 訳
カバーイラスト 小菅久実
カバーデザイン 岩郷重力 + WONDER WORKZ。
ハヤカワ文庫SF
ISBN4-15-011522-2 \780(税別)
超光速航法の開発でわずかばかりの版図の格調に成功した人類。だが今人類は、突如遭遇した謎の異星人との間に勃発した星間戦争のさなかにあった。あらゆるコミュニケーションが不可能な異星人たち。だが、とある赤色矮星を回る惑星で発見された不思議な生物たちこそが、「敵」の正体を解明する上で重要な存在なのではないかという説が浮上する。軍とともにこの惑星の調査を開始した科学者たちのなかに、エンパス能力を持つ天文学者、ドーシー・ヨシダの姿もあった。だが惑星への降下を開始したドーシーの感応能力は、そこで信じられない事態に遭遇する…
異質の生命体とのコミュニケーションをテーマにした一種の冒険SF。いろいろと、小ネタが効いてる感じはする。未来の地球の様子とか、その中で育った主人公ドーシーが心に抱えているものとか、ストーリー中で結構重要な役割を果たすとあるアイテムとか、それから謎なエイリアンたちと彼らが棲むこれまた謎の多い惑星の描写とか。細かいところがいろいろと面白いンだけど、通して読んでいくのが結構しんどい小説。なんというか、もどかしい。
本書のかなり多くの部分が、ひょんな事から安全な基地から遠く離れたところに取り残されたドーシー(と同行者一名)が、ほとんど徒手の状態でのサバイバルをこなしていく描写に割かれていて、あー大変な道中だなあというのも判るのだけれど、お話の本筋であるべきであろう「謎の敵」の謎って何なのさ? って部分へのツッコミが、うまくこのサバイバル道中と絡み合ってくれないものだから、どうもこうツッコミ切れていないというか、その後のお話にきれいに繋がってくれない、というか。なので終盤、それなりにびっくりするような展開が待っているのだけれどもそれを素直に驚けない。お話の畳み方もなんだか納得がいかない。全編を通じて「だから何が言いたいんだよ、もうちょっとはっきり言ってくれよ」ってな気分になってしまうのだな。
話をぼかすことが悪いというのじゃなく、どうもこの作家は自分では別にぼかして書いてるつもりはないんだけど、出来上がったモノはなんだか肝心なところが、読者に上手く伝わらない、ような文章になってしまっている感じがある。読んでて少々イライラしますな。
この本、作家にとっての処女長編って事らしい。んでもってご丁寧に、これも3部作(やれやれ)の1作目なんだそうで、もしかしたら続きはもうちょっと面白いのかも知れないけど、んー、これ単体ではちょっとなあ……。
ついでにこのカバーイラストもちょっとなあ……。
(★★☆)
寄藤莫宏「ぼくらの」(3)、島本和彦「新・吼えろペン」(2)。「ぼくらの」は痛さが加速中。んー、読むの辛くなってきたなあ。「吼えペン」は相変わらず無駄にアツくて大変結構。
スーパーカミオカンデって神岡にあるからカミオカンデなのか。知らなかった。
もと富山県人としては、神岡ってのはあまり良いイメージのある地名とは言えないんだけど、これでちょっぴり好感度アップだぜ。
古本屋の日記で触れたんですが、ポーランドの方から古本を買いたい、というメールをいただいてちょっとパニクってしまいましてな。読む方はともかく書く方は全く自信がないので、Operaの翻訳サービス(Infoseek AMIKAI)に文章を喰わせてなんとかそれらしい返事を、と思ったんだけど、ついつい日本語メールのクセで、「今回はメールいただきありがとうございました、お客様のご期待にそえられず申し訳ありませんが、当店はクレジットカードでのお支払いには対応しておりませんので……」なんて持って回った文章書いて翻訳ツールに喰わせてみると、できた英語をもう一度日本語訳させてみたときに、なんだかなーな文章になっちゃうよね。
よく考えたら(考えなくても)、英語に翻訳するのに過剰な営業用の丁寧語なんてのは邪魔なだけなんだから、とにかく伝えたい事柄だけを記すのと、あと、例えば日本語だったら「ご期待にそえられず」みたいな文章で済むところをあえて「あなたの期待に応えることができず」みたいに人称をはっきり指定する方向で文章を作ってみた。結果的に、日本語としては超紋切り型になるんだけど、
メールありがとう。私の店は個人で営業している小規模な古本屋で、クレジットカードによる決済には対応していない。あなたの期待を裏切るような返答しかできなくて、本当に申し訳ない。
というかなり突き放した文章を用意する。で、これを英訳させると、
Thank you for e-mail. My store is the small-scale secondhand bookseller which does business individually, and does not support the settlement of accounts by the credit card. I am very sorry to have been able to perform only an answer which betrays your expectation.
んでもってこれをさらにもう一度和訳させてみると、
電子メールに感謝します。私の店は、個々に取引し、クレジットカードによって決算を支援しない小規模な中古の本屋です。あなたの期待を裏切る答えだけを行なうことができて、私は非常にすまなく思います。
となる。ふむ、これはかなりこちらの言いたいことを向こうに伝えているのではないだろうか。英語で会話するってときには、主語、述語、目的語、それから人称を明示してやるのが肝要なんだなあと今さらながらに思い知ったような気がするな。
それはともかく、せっかくポーランドからウチみたいなマイナー古本屋を見つけてくださったのに、ご期待にそえられずホントに申し訳なく思ったですよ。こう、世界中のwebで通用する通貨、みたいなのができてくれたら良いのになあと思った。通貨単位はウーズ(orz)キボンヌ(^^;)。
A・J・クィネル(ZAKZAK)。65歳とはまた早い。まだまだ活躍できただろうに。とはいえ私のなかでは近年のクリーシィ・シリーズは、ジャック・ヒギンズのショーン・ディロンモノに匹敵するダメダメ冒険小説になってたのも確かではあるのだが。
そんなわけでクィネルと言えば、初期の「スナップ・ショット」、「メッカを撃て」、あと、やや小ぶりではあるが「サン・カルロの対決」と言った初期の作品に感慨深いものがあるな。「クィネルの正体って誰なんだろう」という話題(大物作家の匿名ペンネーム、という説が広く流れていたのだよね、最初は)も込みで。
ともあれ面白い読み物をたくさんありがとうございました。合掌。
実写版「最終兵器彼女」ですと。うーん、いったいどんなものが出来上がってくるのやら、想像できないなあ。
さてさて、TUXさんから教えていただいた問題作、「STORE WARS」(Flash)。わはははははは。タマーゴトゥルーパーズ最高。こいつらたぶんスペランカー並みにひ弱だと思うぜ。評判最悪だった松崎しげるの声が似合いそうなハン・ソロもいいね。それにしてもTUXさんもおっしゃってたけど、ホントに向こうの馬鹿は気合入ってるわぁ、ようやるよホント。
□ TrackBack [http://d.hatena.ne.jp/mittei-omasa/20050720/1121840206 密偵お..]
□ もんちぃ [イリスVSぷちイリスの戦いをそーぞーちてしまつた♪(爆)]
□ ROVER [「シュウちゃん、あついよシュウちゃん」(北海道弁イントネーション)……ある意味萌えシチュエーションかも(w]
□ もんちぃ [「ショウちゃん、あついよショウちゃん」…ある意味、火薬の量を間違えてるかも(w]
□ TUX [「シュワちゃん、あついよシュワちゃん…セガールほどじゃないけど」…ある意味、藤谷文子の役かも(殴)]
□ ROVER [達者な役者さんにやらせても、面白くなさそうな気はするわなあ…。見ててどうにもむずがゆくなるような映画になってくれっと..]
□ もんちぃ [学生演劇ぐらいがちょうどいいかもね。f(^^;]
tDiaryの脆弱性に関する報告を受けて、tDiary 2.0.2、2.1.2リリース。セキュリティに関する問題でもあり、ここはさくっとアップデート、と見せかけて何の気なしに開発版の方を入れてみたりする。一応、Ruby1.8.2以降をサポート、というアナウンスは見てたんだけど、きたさんのとこなんかRuby1.6.7でへっちゃらで動いてる感じだし、なんとかなるでしょー、と。
Configにちょっと書きミスがあって最初に躓いたけど、一応問題なく動いてる様子ですな。はてなダイアリーみたいに、「前のn日」の表示ができるようになったのが嬉しい。これ、欲しかったんだ。あと、いくつかのプラグインの表記方法が変更になったみたいで、「最近の話題」とか「最近のツッコミ」とかがリストになっている。ここはスタイルシートの方をちょっと弄ってやらんといかんですね。まあ、ぼちぼちと。
てことで奈々子姐さんとこで知ったSFセンター(模擬)試験。そうか、SF大会の夏だな。去年もやったような憶えがあるけどログが見つからないや、てへ。さて今年の結果は…
番号:への5番 名前:乱土 労馬 得点:20 順位:4 (/147) 時間:5:54
いわゆるラノベ系統に分類される問題が多くて、あっちゃこっちゃで手も足も出ませんですた。とほほ。問30は一種の引っかけなのかな?
アン・マキャフリィ 著/小尾芙佐 訳
カバーイラスト 木嶋俊
カバーデザイン ハヤカワ・デザイン
ハヤカワ文庫SF
ISBN4-15-011523-0 \820(税別)
かつて人類がこの星、パーンに移住してきたとき、そこには友として、そして重要なパートナーとしてイルカたちの姿がともにあった。海での安全と漁業のサポートをしてくれるイルカたちと、イルカに取り憑く危険な寄生魚を排除してくれる人類との間には親密な信頼と友情がはぐくまれていたのだ。だが時が事情を換えてしまっていた。いつしか人類は海の友人たちの存在を忘れ、定期的にパーンを襲う糸胞と、北ノ大陸の厳しい日々の暮らしに追われ、海に目を向けることができなくなっていたのだ。
だが、イルカたちは忘れていなかった。いつの日かふたたび、人間たちが自分たちを呼ぶ、あの鐘を鳴らすときがやってくると言うことを…
4年ぶりの「パーンの竜騎士」正伝最新作、なんだけど前作、「竜の挑戦」と、微妙に時間軸には重なったところもある。お話の内容も、外伝扱いでも良いんじゃないかしら、と言えるかな。前作でいきなり強まったSF風味はいったん後退して、ジュブナイル風味たっぷりな、少年たちの成長物語としてなかなか楽しめる。ええ、なんでいきなりイルカなんだよー、とか言うのは言わない約束で。
前作でマウンテンサイクル(違)から出現した移住当時の宇宙船のコンピュータの影響で、パーンの歴史に大きな変革期がやってきていて、この調子でいくと竜騎士すらその存在価値がなくなってしまうかも知れない、と言うような時代。"糸降り"の被害を押さえるために寒冷な地方で暮らさざるを得なかった人々が、その脅威がいよいよ取り除かれそうだというので、俄然今まで未踏の大陸だった惑星の南半球の広大な大陸に注目し始めている、という新たな開拓時代が幕を開けた時期に生きる少年の物語な訳で、今までのどちらかといえば守勢一辺倒だった人と竜、の関係に換わって、こんどは明るく前向きに、人とイルカでがんばろう、ってテーマのイントロになるようなお話なんでありましょうか。なので新たに人間の相棒になるイルカたちは、実に明るく遊び好きでにぎやかで、まあどっちかといえば脳ミソちょっと足りない感じ。優雅に俳句なぞひねってみせるブリンのイルカたちとはえらい違いだ(w。
まあ、このシリーズは今までも、常に古いしきたりや何かに挑戦する人物が主人公になっているわけで、そのテーマは今回も健在なのだと言えるのだろう。そんな中、シリーズ序盤のヒロインにして改革の旗頭だったレサが、本作ではどちらかといえば保守派の人間として描かれているあたりはちょっと興味深いかも知れない。人ってのは自分で何かを成し遂げようとしたときにはいくらでも革新的になれるし、その同じ人物が、一度一定の成果を成し遂げたなら、今度はいくらでも保守的になることができるものだ、ということか。長く続くシリーズでは世代交代もまた不可欠なものなのだけど。
何となくシリーズ的に、狩猟民族的社会が終って、次にやってくるのは農耕民族的色合いの濃い社会だよ、という予告編なんでしょうかね、これは。文明の進化のスピードってものには、時としてある程度歯止めがあった方が良いんじゃないか、とマキャフリィは考えているようなフシも見て取れてそこもちょっと興味深い。でもま、あんまり深く考えずに、イルカに乗りたい少年の成長物語として楽しく読むのが良い本でしょうな。
それにしてもまだ続くんだな、これ。
(★★★)
Googleのアドセンス広告では、該当しそうなネタがないときには自動的に公共広告バナーが表示される。それはそれで「へーそんなものがあるんだ」と思ったりもするけれど、やっぱり見た目はあんまりよろしくないなあ。ということでネタが見つからないときはアドセンス部分を折りたたんじゃうオプション追加。
結局、前となーも見た目の変わらんゴツアルクアトル。
「ウルトラマンマックス」、「種デス」、「ツバサ・クロニクル」。
マックス(#4:「無限の侵略者」高速宇宙人スラン星人登場)はノリとしては「ウルトラセブン」テイストな侵略宇宙人ネタ、なんだけどいろんなところがいろんな意味で、なんというかヌルい。
まず地球を狙う宇宙人が、地球のような美しい星は宇宙でも珍しいから侵略する、というのはまあいつものパターンだから良いとして、だったら悪い宇宙人は、まずは正々堂々と自分の悪事を働かなければいけないと思うんだけど、やってることはどこぞのスタジアムの警備員の殺害。しかもなんの理由があって彼らを殺害するのか、どういう手段を持ってそれを実行するのかが全然統一されてない。悪党の動機とそのための手段が全然納得できない。それに対応するDASH側の描写もヌルい。だいたいね、非情呼集に寝ぼけて集まる隊員、なんてのをしょっちゅうやっちゃいけません。そういうのは忘れた頃にやってこそ意味があるのよ。とっくにカイトとミズキが出動してるのに、突然思いついたように「DASH、出動!」とかいう隊長さんも意味不明。トラブルを引き起こす確率が97%だかあるのが判ってるのに敢えてカイトとミズキを始めに送り出したヒジカタ隊長の真意とは? 判らんことが全部うやむやなままで終っちゃってるじゃないですの、これ。わたしゃ「ウルトラセブン」、あまり好きじゃないし、中でも「ダーク・ゾーン」(ペガッサ星人の回な)なんて、見終わった瞬間、子供心に「ふざけんなよこらー」と怒った憶えがあるけど、少なくとも最後に怒るまでは、お話に引き込まれていたという記憶がある。でもあのころのオレがこの話を見て、最後までちゃんとテレビを観ていられたかどうか、ちょいと自信がないね。このお話を作った人達は20数分のエピソードに、一貫した流れを作ろう、という努力を全くせず、数分単位のセグメントごとにそれなりに見映えのする映像なりセリフのやりとりなりを詰め込んで終わりにしてしまおう、ってスタンスでおしまいにしてしまったような感想しか持てないのでした。
あちこちで好感が持てる絵がある(今週の、スタジアムが宇宙船になるなんてのはかなり好きな絵ですよ、うん)だけに、肝心のお話を甘く見てる感じがどうにも許せなくなるのよ、「マックス」見てると。
デス様はまあなんだな、シャア議長とキシリア艦長の丁々発止がちょっと良かったかなーって感じっすか。あとはまあ、どうやってカガリに百式(違)が渡るか、ちうお話でしたな。まあこれはこれでいいや、もとからそんなに期待している訳でもなし。
最近のパターンだなあ。せめて昨日の早いうちにネタ回してくれると余裕を持って仕事できるんだけど、素材が来たのが23時過ぎ。すんませんね、昨日の晩はトリスケで飲んでたんでね。
ということで今日は朝から(ウソおっしゃい、昼からでしょ)もぞもぞお仕事。晩飯時には一段落して、CSでF1見終わったあたりで向こうの承認も来てたんで納品完了。なんとか間に合ったか。
映画化記念だかなんだか知らないけど「鋼の錬金術師」三連発に「交響詩編エウレカセブン」、「魔法戦隊マジレンジャー」、「仮面ライダー響鬼」。プリキュアは世界水泳につきお休み。教育テレビの「トップランナー」でCLAMPが出てたんでそれも見た。ってCLAMPのみなさんは改名しはったの?
さて「エウレカ」(#15:ヒューマン・ビヘイヴュア)は徹頭徹尾後味の、あるいは居心地の悪い話。月光号の大人たちとは対極のポジションにいるのがレントンの親戚の叔父さんとそのご近所の大人たち。煩わしいほどの世話好きの裏にあるのが、それなりの、「飛べない」大人たちの精一杯の気遣いだった、って話なのかと思ったらそうじゃなく、そういう猥雑な人間関係を知らないで育ったエウレカが、そういうものにいきなり直面して、なにか新たなものを見出す、ような話かと思えばそうじゃなく、エウレカの手を離れて疾駆するニルバーシュを見たことで、エウレカが何か欠けてしまってたピースに思い当たるような話かと思えばそうじゃなく、ただひたすらに、初めて見たものを拒絶しまくるような話。うーん。最後の方でレントンが、「自分だっていつまでも助手席にはいたくないんだ」とつぶやくあたりでようやく少々ほろりとさせられたけど、どういうんでしょう、ここまで周りにあるすべてのものを、徹底的に嫌う必要はあるんでしょうかね。それがエウレカとゲッコーステイトが縁を切ってきた俗世のいやらしさだ、と言えるのかも知れないけれど、それは反面月光号ってのは単なるモラトリアムな連中の集まりでしかない、ということにも繋がるような気もするわけで、うむう。
続きを見ないと何とも言えんのだけどね。で、来週のお話の脚本が小中千昭氏。うへえ(ダークな悪寒)。
「マジレンジャー」(#22:京都でデート?〜ルーマ・ゴルド〜)。はい、京都編、ちうか「赤影」リスペクツ大会。オジサンはそりゃ、元ネタ知ってるからそこそこ腹抱えた(つか白影さんのタコの音にはさすがに仕事の手が止まった)けど、小さいお友達に「これの何が面白いかというと」を説明するのはめんどくさそうだ。青影さん(違)のフトモモが、オジサンの好みよりもややむっちり度が高かったのが何とも残念です。
さてフトモモむっちりと言えばヒビキさん(二十五之巻 走る紺碧)。水着大会なんだけど一番存在感があるのがトドロキさんというのは何か間違ってないか。その他、ようやくヒビキさんがライダーになったり(しかもちゃんと止まれた)新たな猛士キャラらしき若造が出てきたり、カッパの武器がヘリウムだと言うことが判ったり、いろいろ見るところの多い回ではありましたな。響鬼の女性陣は脱ぐと意外に凄くない、事が判ったのは残念でしたが。
そんなことよりお父さんはだな、あきら。その、イブキ君とか言う青年のことが気になるんだよ。なんでそんなに、イブキ君とやらの話になると目を輝かすのかねお前は(おろおろ)。
ネタバレありでいきます。
キミ、ジェンソンのフロントロウ、以下ルノー2台、ミハエル、ウィリアムズの2台、その後仁タク、のトップ8でレーススタート、したんだけど序盤はいろんな意味でがっかり。序盤に関する限りその責めの多くを、悪いけどタクに負ってもらうよ。オレはかなり甘い方だと思うけど、それでもやっぱりタクの伸び幅の狭さはちょっと問題があるんじゃないだろうかという気がしてきた。いみじくも今日のレースの終盤で、今宮さんがデイヴィッドを評して、「生き残ることの上手いドライバー」(大意)みたいな表現をしていた。ぶつけることはあるけどそれでダメージを受けない、ぶつけられることはさらに少ない。結果しぶとく生き延びている。それもまたひとつの重要なスキルなんだろう。で、タクに決定的に不足しているのはそれなのかなあという気がした。
(残念ながら)タクとはかなりレベルが違うんだけど、実はキミにも似たような問題がつきまとっているのじゃないかしら。キミのマシンにだけトラブルが頻発するって言うのは、やっぱりキミがトラブルを引き寄せる傾向の走りをしているって事なんじゃないかな。
そんなこんなでレースはキミが自滅してフェルナンドがトップ。「暴れん坊」とか言われながら実は案外マシンを壊さないファンパブロ、最後尾スタートから堂々2位、速さに決め手がないBARはジェンソンが3位にはいるのが精一杯。で、終盤の4位争いがこのレースの唯一の見せ場だったかも知れない。ミハエルはさすがに上手いと思ったけど、それでも今のルノーを押さえきるのは困難だったなあという感じで。
レースとしてはもう一荒れあっても、という感じだったかな。天気が保っちゃったのがある意味残念だったかな。
たかはしさん日記で知ったネタ、ウルトラマンシリーズ「歴代最強怪獣」は何?(nikkansports.com)。来週が怪獣島(多々良島?)ネタでレッドキングとピグモンが出るんだっけか。これはつまり、このリストの怪獣は出す予定がありますよってことなのかな。シーボーズとかスカイドンとかで泣き笑いを取る回を作る予定はないのでありましょうか。毎回失笑ネタ連続なんで必要ないってか(^^;)。
オレ個人が幼少のみぎりに「コイツは強い」って思ったのは(このリストの中にはいないんだけど)キーラだな。一時的に視力を奪われたウルトラマンの苦しみようが、大変にリアルであったと記憶している。怖さを兼ね備えた強さ、があったというかなんというか…。
ま、それはさておき、とりあえずみんなでウィンダムに投票して、ニッカンの編集部をあわてさせる、ちうのはどやろ。
このままでは終われない!巨人・堀内監督が逆襲宣言(sanspo.com)。いやまあ記事自体は別にどって事ないんだけど、結びの一文が秀逸で。
緊張の夏、巨人の夏−。
どどーん
□ TUX [●なんでウィンダムがラインナップされてるのかが謎です(笑) ●キーラは確かに怖かったですが、あ奴は破壊閃光を発する..]
□ ROVER [子供心に印象強かったんですよう、キーラは。あれに比べたらレッドキングだのゴモラだのは、言ってみたらジャイアンみたいな..]
□ ASA [キーラといえば外せないのがウルトラファイト「俺の名はキーラー」。ハードなサブタイトルに反して「俺キーラー、キーラーだ..]
□ ROVER [担当プロデューサーがオレより2つ3つ年上だったりしたら、「帰りマン? けっ」と思ったとしても不思議はないかもなあ。 ..]
□ bongo [weight loss phentermine http://www.network.axe.cc Phenterm..]
「モデルアート」9月号買ってきて眺めてて唖然。今年4月にカリフォルニアで行われたタミヤコン2005(TamiyaUSA.com)の入賞作品が紹介されてたんだけど、ディレクターズチョイス賞に輝いた、ブライアン・ジョスリン氏(TAMIYA USAの写真だと左から3人目、短パンにビーサン姿の、気象予報士の吉田さんみたいなおっちゃんだ)製作の1/350ミズーリを使ったディオラマがもう、なんちゅうか壮絶で。
これ、1945年9月2日に行われた、同艦上での日本の降伏文書調印式をディオラマにしちゃってるわけで。配置されたフィギュアの数はなんと2000体。あたりまえだが全部1/350。一体5mm……。
TAMIYA USAのサイトにも写真があったけどちょっと小さくて凄さがわからんね。そんなあなたはSilicon Valley Scale ModelersのGalleryがお奨め。こういう状態(SVMC/Gallery/Model Shows/Album: TamiyaCon,April 2005)になってるんです。この一体一体のお人形さんが5mm……。
いやあ、凄いものを見た。アメリカンなモデラーもやるもんだなあ。
ロバート・B・パーカー 著/菊池光 訳
カバーフォーマット 辰巳四郎
カバーデザイン ハヤカワ・デザイン
カバー写真 ©Royalty-Free/Corbis/CORBIS JAPAN
ハヤカワ文庫HM
ISBN4-15-075685-6 \840(税別)
ホークからの依頼は一人の黒人大学教授の疑惑を晴らすことだった。自殺した学生と、ゲイとしての愛人関係にあったと中傷された彼。それが元でいま彼は、大学の終身在職権を失おうとしているのだ。
スーザンからの依頼は友人の美女、通称"KC"を悩ますストーカーの正体を明かすことだった。不倫相手と正式に結ばれることを願って離婚に踏み切ったKC。ストーカーは別れた男なのか?
「謝礼なしの依頼」を同時に二つ受けることになったスペンサー。捜査を進めていくうちに彼の前に、徐々に明らかになってくる事実とは…
スペンサー・シリーズ第26作。ジェンダーと人種問題、さらにストーキング、ついでにカルト、と、実に今風なテーマを扱ってはいるけれど、あくまでスペンサーは、自分が受けた捜査依頼の範囲以上に深い部分に踏み込むことはしない。言いたいことはいくらもあるかも知れないけれど、スペンサーがそれにコミットすることはない。先に紹介したように、実に今風な社会的問題がいろいろと出てくるし、それらの問題を「愛」というキーワードでそれとなく繋いで見せたり、スペンサーがそれらの問題の隠された部分を明らかにしていく過程で、社会的マイノリティと呼ばれる人々がたやすく危険な存在になってしまう、という問題提起の出し方も上手い。
その上で、突っ込めばいくらでも深い話が展開できそうなこの物語の中でも、やはりスペンサーはそこに深く踏み込むことはなく、あくまで私立探偵としての自分がやるべき事だけをきっちりやり、それ以上それらの事情に踏み込むことはしない。そこでさらに一歩踏み込む代りに、彼はスーザンの元に戻り、自分が見たものについてのディスカッションで自分なりに折り合いをつけてしまう、という訳なのだった。
ただまあ、今回は選んだ題材とその後の捌き方が上手かったせいか、例えば「ダブル・デュースの対決」の時に感じてしまった「あんたホントにそれでええのんか?」的な割り切れなさ、みたいなものはそんなになく、一方で私立探偵としての矜持を頑なに守るスペンサーの姿があり、ある意味古風な男である彼が、やけに今風な問題の深部のごく一部分をつまびらかにしてみせる、というお話の展開もあってなかなか読み応えのある本になってたとは思う。部分的にそれはあまりに一方的にきつい仕打ちなのではないかいな、と思う部分もなくはないけど、シリーズ中では上位の出来映え、と言っていいんじゃないかな。長いシリーズならではのレギュラーメンバーの扱いもいい感じだし、とても珍しいホークの過去もちょっとだけ語られてるし。
んでもって、ここんとこイマイチはっちゃけてなくて少々淋しかった菊池光・翻訳ワールドの方も今回は久々に快調ですよ。"カラー・コオーディネイト"に"ソーシアル・ワーカー"。もちろん菊池ワールドの必須アイテム、テイブルやらオヴンやらも健在さ。でも今回凄いと思ったのは実はこれ。野球中継のラジオを聞いてるスペンサー、そこにホークがやってくる。第五イニングが始まった直後に
。
……いやその菊池さん、「五回の表」、じゃなぜダメなんですか?
(★★★)
□ ずんずん [>気象予報士の吉田さんみたいなおっちゃんだ すいません、腹の皮がよじれるほど、笑い転げてしまいました(^-^;)。..]
□ ROVER [朝日放送系の吉田さんと清水さんはかなりファンだったりします。って関西限定ネタかなこれは。 あと、NHKの日曜の夜7時..]
□ ずんずん [半井さんの悪口(?)は許しませんぞ。]
□ ずんずん [すいません。土日は別の方でしたね。訂正とお詫び(+_+;)。]
□ Rダニすみ [「ロボットとかメイドとか」、これいいなー。味わい豊かだなあ。IBM製でSDカード内蔵ってヤワさもいい。]
□ bongo [weight loss phentermine http://www.network.axe.cc Phenterm..]
あっちーなー、とグダグダしてるとケータイにメール。たおさんから。「夕方には神戸に着くから出てこんかいオルァ」(大意)とな。さっそく古本屋の上がりをちょっぴり切り崩して(ビンボ臭いね)出撃。
今回はVoice→のんちゃん→たちきや、というコースでひたすらダベる。話題は多岐にわたり、「銀河ヒッチハイク・ガイド」はどれぐらい期待できるだろうか、とか創元SF文庫のテイストが微妙に変わってきたのはなんでなんだろうとか、JBLパラゴンとはどういう形状をしているか(図解つき)とか、なんで去年はあんなにスカタンな映画が多かったのだろうとか、それに比べて「ゴジラ ファイナルウォーズ」のブチ壊れた面白さはどうよ、とか、電線を作る会社、という特殊な業種についてのお話とか、ルーマニア女性の特徴についてとか、まあそんな勢いで。あーあと、猫写真を撮ってるすみさんの近くにいるのは恥ずかしい (かもしれない、というやや根拠の薄い証拠がある、らしい)、という話とか(ゴメンナサイ)。
本日のたちきやは、「あづまみね」、「亀齢万年」、「山形正宗」、(写真ないけど)「安芸虎」、「来福」の5品。どれも大変結構。とりあえず虎ファンは「安芸虎」飲んどけ。
なんとか終電に間に合って一安心、で風呂入ってちょびっと酒呑んでばたんきゅー。
□ taoy@笹塚 [どうもいつもながらお世話様でした。 「シカゴ」と「キャロル キング」をお忘れなきよう。 カーネギーホールコンサートと..]
□ ROVER [いやいやお疲れ様でしたー。 そうか、それで今日は買い物の最中、TSUTAYAに言って会員登録しなくっちゃ、って強迫観..]
□ taoy@笹塚 [ワハハ。 そうそう、Voice のスピーカ、Lancer か Sovereign か Olympus あたりじゃない..]
□ ROVER [おーなるほど。Lancerを二個並べてるのかも知れないですね。私スピーカー前の席はいつも遠慮してるんですけど、今度あ..]
□ Rダニけん [一眼レフもって、腰にレンズポーチ、そして公園で寝転がって写真をとるわけで。誰がどう見ても恥ずかしいのは公知。まだカメ..]
□ bongo [weight loss phentermine http://www.network.axe.cc Phenterm..]
午前中は発送の準備やらなにやらあったので、夕方から資料眺め…てたら「改訂版」とか言うデータがやってきた。ふーむ、どこが改訂されたのか良くわかんないや。とりあえず素材の切り出しから始めようか。
『アンビリバボー』超能力少女ナターシャの実験に立ち会ったゾの巻(山本弘のSF秘密基地)。それがテレビである以上、テレビ的演出は不可避である、というお話。でもまあこれは割と良心的な方かも判らんね。
日テレ衝撃…巨人戦中継ついに5%台、ポケモンにも負けた(ZAKZAK)。だーかーらー、前にも言ったでしょ、他局は知らず、仮にもオーナーグループのテレビ局が、自分の持ってる球団の試合を、自局ネットで、なぜに最初から、最後まで中継せんのかね。自分で熱心なファンを減らしてるとなんで気づかんかなあそこの人達は。
それはともかく、頑張って中日叩いてくださいよぉ巨人さん。
「ウルトラマンマックス」、「種デス」、「ツバサ・クロニクル」。おー、さくらたんメイド姿(^^;)。
さて「マックス」(#5:「出現、怪獣島!」)はピグモンとレッドキング登場。可愛く作ろうとしたピグモンはあんまり可愛くなってなかった。やっぱり怪獣の可愛らしさっちゅうのは造形じゃなく動きに重点を置いた方が良いんだろうな。先代のピグモンだって見た目は不気味(なんたって原型は地球侵略ロボットなんだもんね)なのがちょこまか動くところが良かったわけで。可愛く作ればいいってモノじゃないのだろうと思う。ちなみに後半の昭和「ウルトラ」にいまいち燃えないのもこの辺に理由があるのかな、と思ったり。やっぱり怪獣は眼光鋭くなくちゃいかんですよ。つぶらな瞳で街破壊しちゃいかんだろ、と。
レッドキングの方は、思ったよりいい感じだったなあ。ちょっとごわごわ感はあるけど、強さと頭の悪さを兼ね備えたレッドキングの魅力がかなりうまく出てたんじゃないでしょうか。ウルトラマンに向かって突進し、溝に足引っかけてひっくりこけてじたばたするレッドキングを見て、思わず「殺すには惜しいな」と思っちゃったんだからスタッフの勝ち。適当にギャグをちりばめた明るい「ウルトラ」にしたいって事なんでしょう。それはそれでよいです。蛍さんにヘタレなインディーをやらせる意味があるのかどうかはちょっと微妙だけど、相変わらずロコ様も飛ばしてる(「とくさつ名セリフ」、復活させたくなってきた)し、とりあえず後編にも期待。
デス様は恒例の回想で一本でっち上げちゃえエピソード。話が動くのは次回以降。公式で既に紹介されてるとおり、ドムはエターナルに配備。今回の三連星のリーダー(アイパッチの人)は女性なんですな。誰ぞ(まあキラ君は数だけはこなしてるだろうから、ここはやはりアスランって事になるんだろうけど)に大人の恋愛の手ほどきをしたあと戦死、ちゅうパターンでしょうかこの人は。
回想編まで用意して、キラに、自分は戦うのはイヤだけど自分の好きな人達が一生懸命戦っているのだから自分はそんな人達を守るために戦うのだ、と言わせる、っつーのもなんかこう、エクスキューズとしても他人様に納得してもらえる要素の薄い話になってきておるなあ、と言う気はしないでもない。まあいいですけど。
今週はちょっと少なく「鋼の錬金術師」、「ローゼンメイデン」、「砂ぼうず」、「交響詩編エウレカセブン」。砂ぼうずはホントに死んじゃったんですかね?
さて、先週の時点で今度の脚本は小中千昭だってんでそれなりに覚悟してた「エウレカ」(#16:「オポジット・ヴュー」)。思った通りダークな展開で、覚悟しておいて良かったよ。ま、いくら日曜の朝だからって、コイツはハナからお子ちゃまのことなんか考えてねだろうからこういう展開もありなんだろうけど。「対視点」とでも言う意味合いなのかね。エウレカからアネモネ、アネモネからエウレカを「見る」って事が、レントンという仲立ちが出来たことでより過敏なモノになってしまった、みたいなお話? その中で、その存在はわりかし重要なんだけどその自我はまだまだお子ちゃまなレントンだけが、上手くその間で立ち回ることが出来ないでいる、てあたりとか、かろうじてジュヴナイルしている部分もあるんだけど、この作品が目指す方向はたぶん全然違うんだろうね。なんだか主題歌が新しくなってから、急に楽しめないアニメになってしまったなあ。
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□ ROVER [普通のコメントは、入るよね]
□ ROVER [ふむふむ、それっぽいspamを作ってツッコミ入れてみたけど、ちゃんとフィルタが効いてる感じだ。わんだほ。]
□ TUX [●キングコング、なんか凄く画面に奥行き感を感じるんですが、劇場で見ると、すっげえ迫力なんじゃないかと、期待したりして..]
□ ROVER [年末のお楽しみ、ですね(^^;)。そのころのハシゴネタってなんなんでしょう。「ゴジラ」…、はまさか……いやしかし……..]
□ Rダニすみ [おそまきながら、キングコングようやく見ました。 恐ろしく色のいいフィルムですね。その色と、解像度のよさに圧巻されまし..]
□ bongo [weight loss phentermine http://www.network.axe.cc Phenterm..]