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一通りの作業は終えたかな。あとオマケが少々残ってるのと、修正への対応ぐらいだろか。仕事そのものよりも暑さとセミの声がたまらんかったなー。とりあえず暑さでへばってる状態でPhotoshop使って写真の切り出しするのは危険だということが良くわかったぜ。多角形選択ツール使ってるときに、本人にその気がないのにツール側はこっちがダブルクリックした、と判断して選択範囲を奇怪な形で閉じちゃうんだよな。寒いときはこんなこと起きないんだけどな。
あとはセミが鬱陶しいよなー。でしたさんだったかな、「五月蠅」と書いて「うるさい」と読むのなら、「八月蝉」と書いて「やかましい」と読むというのはどうか、っておっしゃってたの。今日は実感しました。ってキミ(セミ)ら、オレの部屋の網戸にへばりついて鳴いてんじゃねーよ、めーわくじゃ。
う れ し く ね え よ(つoT)
細々と数があるなあ。秀さんでGREPかまして一発置換書き戻しマクロ、で対応……ああ、出来ない作業が結構あるか。うう。
つかなぜGoLive CSはファイルを20個以上読み込めませんか。この根性なしが。
ちょっと逃避しよう。adramineさんの日記を経由して、みんなの読書スタイル、訊いてみたい(のべるのぶろぐ)。古本屋モードコミで答えてみる。
本、読まなくなったなあと思う。読もうと思えば時間もブツも不足してないはずなんだけどなあ。
こう毎日暑くてたまらんのは、もしかしてジェンソンのせいなのか。今年のストーブリーグはジェンソンを軸に動くだろうとは前からいわれてたことではあるのだけど、ここに来てお馬さんがしびれをきらした感じで、ルーベンス離脱、フェリペのフェラーリ入りを報じてるみたいですね。
さてそう言う話とはあんまり関係ないんだけど、GrandPrix.comのジェンソンネタががかなり興味深かった。Jenson Button and his management have made a pig's ear of things in recent days
、ってヤツ。
このmad(k)e a pig's ear
ってヤツですね。webの翻訳サービスでセンテンスごと喰わせると、豚の耳がどうしたこうしたって話になっちゃうんだけど、この"make a pig's ear of"ってのはこの用法で、無茶苦茶にする、とか台無しにする、みたいな熟語になるなんですな。いやあ知らなかった。てことはつまり…
My Client always make a pig's ear of things in our bussiness.
これで「無茶ばっかり言うクライアントさんのおかげで往生してまんのや」って意味になるのかしらね。
進んであかりを買いましょう。
というわけでやたらと暗くなってしまった居間の灯りを買いに三宮に出撃。スリムタイプの蛍光灯、うちの近所で売ってないのよね。せっかくなので未払いで督促状が来てた(とほほ)住民税を払ったり、あと時間に余裕があったのでシネ・リーブル神戸で「チーム・アメリカ」鑑賞したり、ついでのついででシネ・リーブルのメンバーカード作ったり。
これ、年会費1000円で映画一本300円割引、金曜日は1000円で鑑賞可能。入場料の一割がポイントとして加算され、1000ポイントで映画が一本タダで見れる。さらに入会時に1000ポイントついてくるしこの時点で今日観る映画も300円引いてくれる。なので今日2500円払ってメンバー登録して映画を観れば、この時点でもう一本タダで観れるわけです。今月後半に「ヒトラー」が来るんで、で、コイツも観ておきたいのでこの時点でオレには得じゃん、ということで入会。家に帰って自慢したらカミさん、「あら、あたしは何もしなくても火曜日は常に1000円だもんね」だってさ。くそう(つoT)。
あとはいつもの通り、昼飯込みで立ち呑みでぷはーっとやって帰宅。立ち呑みでの大将との会話。「暑いなー」、「こう暑いとビール飲み過ぎてあかんよな」、「でもなぁにーちゃん、暑いときは水分取らなあかんしな。しやけど普通の水、ジョッキで3杯立て続けに呑めるか?」「せやなあ、んじゃもう一杯」
……まんまと生中3杯呑んでしまいましたとさ。
スタッフ
監督・製作・クリエイター・脚本:トレイ・パーカー
製作・クリエイター・脚本:マット・ストーン
共同脚本:パム・ブラディ
音楽:ハリー・グレッグソン=ウィリアムズ
声の出演
トレイ・パーカー
マット・ストーン
クリステン・ミラー
フィル・ヘンドリー /モーリス・ラマルシュ
公式サイト:http://www.teamamerica.jp/
世界にテロの恐怖が吹き荒れようとするとき、呼ばれもしないのに彼らはやってくる。その名はチーム・アメリカ。テロリストは容赦しない。どんな危険にも屈しない。どんな損害にもひるまない。たった数名のテロリストを排除するために、彼らは全力を尽くすのだ。たとえそのあおりで世界遺産級の建造物にミサイルをぶちかますことになっても…。
今またひとつの仕事を終え、仲間の死に心を痛めるチームの面々。だがテロリストたちの動きも止むことはない。某国の援助を得、大量破壊兵器の使用を目論むテロリストたちがいるとの情報がチーム中枢にもたらされる。特殊な技能が要求されることになったこの作戦のため、チームは若手の人気俳優、ゲイリーのスカウトに動くのだが…
「世界の警察官」アメリカを徹底的にバカにする無茶苦茶マリオネーション。呼ばれもしないのに世界の災害に立ち向かう、という「サンダーバード」が人形劇であった以上、呼ばれもしないのにテロに立ち向かう「チーム・アメリカ」も人形劇でなければならない、と制作者が考えたのかどうかは知らないが、まずはこの人形がすばらしい。プロポーションや体型のディフォルメ具合は明らかに「サンダーバード」なんだけど、しらじらしく吊り線なんかも見せたりしてるけど、その顔の造作と動きっぷりはスーパーマリオネーションの比じゃあない。あちらが「木の人形」感に溢れていたものであったのに対して、こっちは「薄くてしなやかラテックス」感たっぷりなのだな。この先人形劇をネタにマンガを描く人は、口からアゴにかけての縦線を入れることは許されなくなるだろう、という勢いだ。表情の変化の自然さとバリエーションの豊さには唖然とさせられた。
しかもあなたその上さらに驚いたことにですね、この人形は、ゲロ吐くんですよ、すんげー匂いそうな、絶対触りたくないゲロを、大量に、豪快に(食事中の人、ごめんなさい)。ワタシはっきり言って、人形セックスよりもスプラッタの嵐よりも、この「ゲロを吐く人形」に激しく感動してしまいました。人類の科学は、こんなモノを作れるというのかッ(w。
お話の方は、巷間既に話題になってたとおりのモノで、ネオコンな人々とか、ハリウッドのセレブ(気取りの連中)とか、ウチらの近所の独裁者とか、ついでにそういうモノに対して痛烈な批判を行う、例の太った突撃ドキュメンタリー監督までも、平等に、実名で、徹底的にこき下ろす。劇中歌の歌詞は堂々と「『パールハーバー』は糞だー、ベン・アフレックは大根だー♪」とか歌ってるし、マイケル・ムーアは自爆テロやらかすし。
とにかく最初から最後まで、おバカと下品とエロとパロディの連続で、退屈しないことは確かなんだけど、ジェットコースター的ゲラゲラ感に浸れたかと言われると、個人的にはそこはちょっと微妙。こちらが日本人で、英語的言い回しに即座に反応できないからなのか、こちらの映画的な素養が浅いせいで、名作やアメリカ的お約束、なシーンのパロディであるのかも知れないところでそれに思い当たれない分、笑いのテンションが持続しないのか、見ている間に、案外冷めちゃってる時間があったりするのだった。いくつかのあからさまな「スター・ウォーズ」や「マトリックス」、「キルビル」に「スーパーマン」あたりのネタは判るし、そこでははん、とくすくす出来るのだけど、全体としてはどうだろ、「えーとこれは元ネタがあるのかなあ」なんてところでとまどっちゃうような時間も結構あったかな、というところ。
吹替え版(ないけど)で見たらもうちょっと違ったのかなあとも思うけど、なにせセリフがもう、マ●コチ●コウ●コファ●クの連発なんで、おいそれと日本語版を作るって訳にもいかんだろうなあとも思うけど。微妙に、もうちょっと、ドライブ感が欲しかったような気はした。いや、客が10人ぐらいしか入ってなかったんで、小屋としての盛り上がりに欠けた、ッてのが敗因だったのかも知れないんですけどね。
とはいえゲロ吐く人形(しつこい)と、往年のITCや円谷テイストに溢れた特撮シーンのつるべ打ちはやっぱり見てて楽しかった。引いたシーンで大量に登場する人形たちが、実はCG役者ならぬCG人形だったらどうしよう、なんて要らん心配までしてしまったです。あえてローテク(とも言えないかー)で押しまくって見せたミニチュア・スペクタクル、総じて楽しめました。
おまけ:ここまでやるんなら、是非チャールトン・ヘストンも笑い物にして欲しかったんだけどなあ。ここまで腹をくくってても、やっぱり全米ライフル協会ってのは怖い相手なのかしら。
おまけその2:最後の最後で椅子からずり落ちつつニヤリとしたあなた、東宝特撮ファンですね(^^;)。
(★★★)
北野勇作 著
カバーイラスト 西島大介
カバーデザイン 岩郷重力+WONDER WORKZ。
ハヤカワ文庫JA
ISBN4-15-030806-3 \660(税別)
かつて戦争があって、そして戦争は終った、らしい。戦争のさなか、街の真ん中に「それ」が出来ていた。半径5キロメートルほどの、灰色のドームでおおわれた場所。そこに入るためには、人は自らが持つ何かを犠牲にしなくてはならない。でも、そんな世界でもなぜか、人間は生きていけるみたいだ。足りない記憶と折り合いをつけたり、時には頑張って何かを思い出そうとしたり、そうそう、なんだか良くわからないけれど"人工知熊"、と呼ばれる乗り込み型の作業機械といっしょに仕事をしてみたり。そんな中、見えてくるのは、この「世界」が、目に見えるものがすべてというわけではなく、目に見える者が実はもう見えるはずのないモノであったりするわけで……
かめが来てイカが来てクラゲも出て来てザリガニもいる。んで今度は熊とアメフラシ。なんだけどこの作品、今の時点で最後に出てきた本だけれども、実はその原型は、北野勇作のデビュー作になっていたかも知れないモノであったのだそうな。あくまでテーマであったりモチーフであったりがそう、ということなのだけれど、とにかく北野勇作が書きたかった世界って言うのはこれなんだな、って言うのが何となく見えてくるような気がする。それは、不思議で、それなりに居心地がよく見えるのだけれども実は、皆があきらめちゃっている世界。
北野勇作ワールドのキー・ワードって、実はあきらめ、というか諦観というか、なんていうんだろう、なんか納得できないけれどもこれはこれでしょうがないよね、な世界なのかな、という気分をかなり強く持ってしまった。こう、それマズいじゃん、な世界が目前にあるんだけど、でもそれってオレらでどうこうできるような状況でもないし、そんな、劇的に悪い世界になるわけでもないんだから、ちょっとのガマンで折り合いつくんだから、まあそれはそれで良いじゃん、と思っておこうよ、な世界。
その妙に悟った枯れ具合は、今の世の中においてそれなりに心地よく、かつこれを読むことで何となく問題意識みたいなモノも微かに自分の中に持てたような気もしてくる、ってあたりに北野ワールドの存在価値ってのがあるのかも知れない、とは思った。オレたち、みんな今の世の中が問題抱えた世界だって事は判ってる。判ってるけどそれに対して有効な行動が取れないでいる。そのことは淋しいし、時によっては辛い。でも、決して見落としてるワケじゃないんだよ、いろんな問題があるのは判っているんだよ、だけど今はそれに対して今の自分の立場では何もアクションを起こせないの。起こせないけど気持ちの中で無視しているワケじゃないの。そのことを判って欲しいの…、と考える読者にとって彼の作品はすばらしく甘い読後感を残してくれているのじゃないかなあ、なんて考えてしまった。
別に年中シビアでなければいけない、なんてことは思わないけれど、少なくともその本質において、もうちっとシビアであるべき世界に「まあそれもしょうがないか」感を持ち込むのが北野SFのスタイルであり魅力でもあるとは思うのだけれど、うーんどうでしょ、わたしゃやっぱり古い世代なのかな。この世界観の根っ子を元にした、「神狩り」の頃の山田正紀SFが読みたいなあ、と正直思った。「どーなつ」に罪はない。でもいろんな意味で淋しくなる(出来が悪いから淋しくなる、ということでは断じてないのでそこは念のため)この本とは違う本を、オレは読みたかったな。
(★★★)
今日はちょっぴり。「ウルトラマンマックス」、「種デス」。高校野球も始まって、番組があっちゃに移ったり時間がずれたりするシーズンになりましたな。
さて「マックス」(#6:爆撃、5秒前!)は前後編の後編。えーと、まあそれなりにいろんな事を手際よく説明してくれた感じではあるかな。前半はうまいと思ったけど、後半はちょっとしっちゃかめっちゃかになっちゃった恨みはあるけど、レッドキングは強いけどバカだし、小さいお友達には楽しめるお話になってたんじゃないですか。忘れっぽいカイト=マックスの先行きはちょっと心配だし、とりあえずピグモンは「きゃいーん」とか言うな、なんて思ったけど。
デス様はまあなんだ、これだけ詰め込んだら盛り上がらないわけがないでしょー、というような展開で。
本編の方はそういうわけで特にどうという感想もないんだけど、種第三弾、なんて噂がぽちぽち出てきてるんですな。こちらの掲示板のネタは少々眉唾だけど、こちらの情報は模型屋さんからのモノなので、そこそこ信用しても良いのじゃないかしらね。なんだかんだ言っても「ガンダム」のネームバリューは放送局、おもちゃ屋さん、音楽業界、出版屋さんにとってはおいしいアイテムではあるだろうから、あっさりやめちゃう手はないでしょう何かと評判悪い「種」だけど、女の子のウケもあるみたいだし、もう一回ぐらい「種」で行くって手もあるかも知れないな。
今週は「交響詩編エウレカセブン」と「魔法戦隊マジレンジャー」の二本だけ。さて「エウレカ」(#17:スカイロック・ゲート)は、小難しいことはいったん措いといて楽しげジュヴナイル風味が復活しててそこは良かった。エウレカとレントンとの間に出来た溝の正体が、案外「なーんだ」てなモノだったあたりも含めて。ドギーにいさん良い味でてるね。
「マジレンジャー」(#23:禁断の魔法〜ロージ・マネージ・マジ・ママルジ〜)は今回もやっぱり抑えが効かないのに押し出しの強さもあんまりないチィ兄のお芝居で全部ぶちこわしー、と。そんなチィ兄になついてる少年、「アギト」の太一君だったんですな。いやあ大きくなっちゃって。んでもって来週には速くもヒカル先生、リタイヤ? 一回も歯をきらりーん、とさせないまま? うーん残念(何が)。
今年はいろんな天空聖者が入れ替わり立ち替わり登場するパターンなのかしらね。なりきりお面がたくさん作れて、「たのしい幼稚園」は嬉しいだろうなあ。
窒息フェチ連続殺人、自殺サイト悪用(nikkansports.com)。スポーツ紙的には、そりゃアリなヘッドコピーかも知れんけど、確かに困ったフェチがやらかした事件ではあるんだけど、それでもそのフェチに殺されちゃった人間が最低三人いるんだぜ。もうちょっと配慮しろよ。仮にも親は朝日だろ、ニッカン。
そろそろ神戸に暮らして20年になるけど、やっぱり兵庫県の高校ってどこがどういうとこなのか、さっぱり判らんのだよな(だから倅がどこに入っても、あんまり気にならなかったりしたんだった。良かったな倅)。なので高校野球なんかは富山の学校の方が、それなりに感情移入して応援できるってもので。
で、今日の第二試合は高商−関西戦。手強い相手だなーと思ってたら、たちまち5点差つけられちゃってしょぼーん、と思ったら終盤逆襲に成功して一点差まで迫ってきた。やるじゃん高商。
ここで関西はピッチャー交代。二年生の"ダース・ローマシュ 匡"君。ダース? シスですか?
ダース君は暴投で一点献上したものの、その後高商は結局シスの中継ぎを打ち込めず、延長までいったもののサヨナラ負け。惜しかったね、頑張ったんだけど、シスが相手じゃなあ(違)。
高商負けたの見届けたあとは参議院の中継を。ワシ、コイズミって人は奇人変人に見えて実はしたたかに策を練ってくるタイプの人で、今回の郵政民営化の話にしても、まだ何か隠し球があって、実際投票してみたあら不思議、あっさり可決されちゃったよ、なんてオチなんじゃないかなあと思ってたんだけど、そういうもんでもなかったか。
さて次は衆議院の解散に行っちゃうんですかね。コイズミはやる気だ、という話だけどこっちも別に、隠し球なんかはないのかな。
あ、肝心の郵政民営化ですけど、どうでしょ、世の中には経済性と収益性ばかりを追求するのとは別に、どんなに効率が悪く、ある意味金食い虫な存在であっても、頑張って存続させないといけない仕事ってのもあるんじゃないかと思うんだけど。莫大な郵便貯金をヘンなところに流用できないような仕組みが出来たら、それでいいんじゃないんですかね。そういうもんでもない?
晩飯作る気ナッシングになっちゃったカミさんの主導で、本日は鈴蘭台の炉端、「角」にて晩飯。適当に飲み食いして店を出たあとに、もうちょっと飲み食いしたいという倅に付き合って近所の立ち呑み風味の串カツ屋へ。軽く飲み食いして家に戻って、さあ全員風呂に入れー、って号令かけたのに誰も出てこない。倅の部屋を覗いてみたら、椅子に座ってぐたーっと寝てる。そこでおいおいと揺すってみたのが悪かった。次の瞬間「チーム・アメリカ」並のゲロ吐き大会ですよ。
いやあ、よく考えたら初ゲロだな倅。これでまたひとつおとなの階段登ったってことで。
って後始末をするのはオレなんだけどね。酔っ払った状態で洗濯機を二回回して、かつ古新聞でキミの部屋の汚れ取りに従事するのは結構しんどかったぞ。だれがこの埋め合わせしてくれるんだ?
最近マジメにサポートフォーラム見てなかったんで、/.で事のあらましを知る事になってしまった。鶴亀メール、「秀丸メール」に名称変更(Slashdot.jp)。「鶴亀」って名前が商標権侵害に当るってんで内容証明郵便が送りつけられてきたんだそうな(斉藤秀夫氏のコメント)。ふうむ。
まあ名前がどうであれ中身が変わる訳じゃあないんだから、わたしゃこれからも鶴亀改め秀丸メール(『秀文』って名前考えたんだけど改名会議は終っちゃってた。残念。)を使っていくんだけど、どうも鶴亀は時々お騒がせをやらかすなあ。
ということでVer4.50からは「秀丸メール」ということに。ただし当該のHTMLファイルはやっぱりtk.htmlだし、デフォルトのアイコンも見なれた鶴さん亀さんではあるのだが。ああ、よく見たら実行ファイルもturukame.exeのままなのね。大丈夫なんでしょうかそれは。
どっちにしろワタシは秀シリーズは大好きなんですけど、アイコンのダサい独特なセンスはちょっと苦手なんで、BeOS風アイコン&ツールバーセットなんてなものに変更してたりするわけですが。…ってそういえばこのモジュールセットも、鶴さん亀さんの代りにTとKの意匠が……。
GONZOがオープニングアニメーションやってるっていうんで一度は見ておこう、と思いながら毎週ど忘れしてて、今日やっと初めて見たですよ。んでその、肝心のGONZOのアニメーションは、あれは狙ってやってる一抹の安っぽさ、なんでしょうな。もうちょっとやり様はあるだろ、とも思うんだけど、普通のヒト的にアニメな絵柄(のディティール)の許容範囲ってのはあのあたりなのかしらね。
ドラマの方は、なんだい、結構面白いじゃないかって出来であった。なるほどなあ、電車男のお話がウケたのって、脳内トレンディードラマが作りやすい構造になってたからなんだね、たぶん。そこにちょっと新しい味付けとして、オタクの生態、ってのをまぶして飽きさせない、と。2ちゃんねら的には「オレたちゃそんなんじゃねーよ」的なディフォルメもされてるけど、それはそれとして結構楽しめるんじゃねえの? ヴェノアネタのあまりに無策なあからさまぶりに笑ってしまった。忘れてなかったら来週も見るよ。
webダ・ヴィンチ さとう珠緒のバカブックガイド。うんうん、キミの言うことは完璧に正論なんだけど、今はウソのファンタシィの方が求められているのだよね。それはともかく…
私、昔からオタク系からは好かれないんです。グラビアっぽいことをしていても、そういうファンがつかなかったんです。戦隊モノやっていたのになあ。歴代ピンクは人気あったのになあ。私だけダメだったみたーい。
ま、モノがアレだったしな、キミだけのせいだった訳じゃないさ。
それともこの小娘が諸悪の根源だったのか?
「ウルトラマンマックス」、「種デス」。Baseballカテゴリで書くべきネタなんですが、NHKの巨人-阪神戦には泣きたくなりました。清原登録抹消はあまりにも痛いっす。阪神ファンには。
つか決め手のない今の阪神、今日は中日も負けてくれてよかったね、なんだけどね。どっちにしろますます今年の優勝はあり得ない気がしてきたな。
という所で「マックス」(#7:「星の破壊者」宇宙工作員ケサム登場)。宇宙工作員! オジサンこのなんの根拠も裏付けもない肩書きにしびれてしまいましたよ。「宇宙忍者」は何となくイメージ湧かないこともないけど「宇宙工作員」。「工作員」ですぜあなた。怖いんだかみみっちいんだか、なんか良くわからん存在ですな。
特撮パートはかなり見るべき絵があったと思う。「T2」以降の定番イメージと言えば言えるのかも知れないが、超協力爆弾の爆発によるアルマゲドンのイメージは「デジタル様」(©平成「ガメラ」特撮スタッフ)の力があるとはいえTVシリーズとしてはなかなかな物だし、レギオンの光線ムチみたいなイフェクトとか、マックスとケサムの、妙に歌舞伎的な様式踏まえた立ち回りもちょっとよかった。ただ、この脚本では最終的にケサムは憎むべき敵なのか、解りあうべき相手だったのか、の説得力にちょっと欠けていた、というか説明不足だったような気はするな。惑星環境を徒に浸蝕する「文明」的な生物(代表格が人間な訳ですが)たちの存在を一旦悪と決めつけ、そんな連中でも簡単に抹殺するべきではない、という展開に持っていくってのはまあ、SF的によくある手法ではあるのだけれど、このお話では、抹殺すべきバカヤローな存在である現在ただ今の人間の文明側の、弁護側の主張にもうひとつ説得力がなかった感じやね。子供番組の情状酌量を加味しても、そこが浅かったような気がする。
デス様の方は、まあご都合主義の快感をそこそこ味あわせていただいてますよ、と。さっさとフィンファンネル使えよキラ、もしかして気力足りてねえ(違)? とか、新しいフリーダムが地球に出現した時点で天然ラクスの存在を感知しとけよシャア議長、とかまあそんな方向で。
なんにしてもカガリ・アスランに対する当て馬一家の悲惨な消費のされ方には、お話を作る人達にとってのキャラクターの意味とか意義とか重みとか、そういう所をもうちょっと考えてくれても良かったのではないですか? と思わないでもない。
野球やら陸上やらゴルフやらで、今週は「魔法戦隊マジレンジャー」、「仮面ライダー響鬼」、「ふたりはプリキュアMH」の三本だけ。ヒビキさんとプリキュアは一週遅れ。関西のみんなはここ見て見逃さないように要チェックだ。てことでマジレンジャー(#24:先生として〜ゴル・ゴル・ゴジカ〜)。おろろ、ヒカル先生、死んじゃったりはしなかったのか、ちょっと拍子抜け。結局流星パンチとやらも見せてくれなかったのか、さらに拍子抜け。お話はまあ、暗黒面に足突っ込むと強大な力を得られるんだけど、それは同時に自分を破滅挿せかねないものになるよ、というある意味ありがちな(王道とも言いますが)展開でございましたな。チィ兄のセリフが少なかったんで、先週よりはマシだったかな。
響鬼(二十六之巻 刻まれる日々)はイブキさんがアスム君とモッチーの間にあきらを割り込ませて波風立てようと画策する(違)話と、ザンキさんザンキさんしか言わないトドロキ君にヒビキさんが嫉妬する話の二本立て(さらに違)。響鬼・紅バージョンの説明は、アスム君よりも先に、まずトドロキさんにしてあげれば、彼も自分の太鼓の特訓に疑問を持ったりせずにすんだのにね。童子たちの描き方とかあきらや佳寿美さんとか、妙にエロい描写の多い回でしたこと。ぐふふ。
プリキュアも普通に面白かったけど、後でよく考えたらルミナス変身してなかったなー。嫌われてる?
クリス・ライアン 著/伏見威蕃 訳
カバーデザイン ハヤカワ・デザイン
ハヤカワ文庫NV
ISBN4-15-041088-7 \903(税別)
amazon で購入
50万ドルの借金があった。自分にその能力があると勘違いして手を出した相場の世界。だがそれはあくまでパートナーの手腕のおかげだったということに気づいておくべきだった。俺は只の兵士なのだ。SASの、かなり優秀な兵士でしかなく、その才能は戦場でしか発揮できない。それ以外のことはからきしなのだ。そうしてマット・ブラウニングは巨額の借金を抱え込み、間近に控えていた結婚にも自ら赤信号をともさざるを得なかった。そんな彼の前にあらわれた謎の美女アリソン。MI5の幹部職員である彼女からマットが持ちかけられたのは、完全に非公式だが一応は国家の安全保障に関する秘密作戦への参加。それは一種のマネー・ロンダリングの目的で黄金や宝石に換えられ、密輸船に保管されるアルカイダの秘密の軍資金の強奪だった。アルカイダにダメージを与えることが目的のこの作戦で、財宝そのものにはなんの必要性もない。マットたちの取り分はこの財宝。それは闇ルートでさばいても1000万ドルになろうという物だった。様々な理由で金に困った5人のチームが編成され、秘密作戦は開始されるのだが…。
クリス・ライアンのSAS兵士モノ最新作。今回は現役SAS兵士ではなく、現役を退き、民間人となっていながら、のっぴきならない理由でふたたび兵士として立たざるを得ない羽目になる、ってお話で、まあこの手の冒険小説では良くあるパターン。ただ、完全にSASを離れ、一匹狼として戦う主人公、ってのをライアンが描くのはこれが初めてかも。別の組織にスカウトされる話、とかはあったんだけどね。
本書でもちらりと触れられているとおり、極限まで鍛えられた兵士、というのは戦場では何物にも代え難い存在である反面、いきなり市井に放り出されてしまったらなかなかどうして、まっとうな生活なんか営めやしないわけで、そういう、「鍛えすぎた」人達の悲哀、みたいなモノは実際にSASの兵士として戦った経験のあるライアンやマクナブの作品の行間からは、しばしばしみじみと滲み出ているところがあってちょっと興味深い。国のために戦った兵士なんだからもうちょっとなんとかしてやってよ、という無言の抗議みたいなモノが感じ取れたりして。猛士の人達は大丈夫なんでしょうか(^^;)。
クリス・ライアンは一作ごとに小説がうまくなってきているな、と思わせる作家で、その辺の成長ぶり(なんたって元はばりばりの特殊部隊の兵隊さんだったヒトなんだから、ってまあSASには『画家のライフル』師団なんて部隊もあったりして、それなりに芸術とも縁遠いわけでもないのかも知れないけど)を見ていくのも楽しいのだけど、本作では伏線の張り方とキャラクタの心理描写、特に一人の人間の心理がいろいろな経験を経て移り変わっていくあたりの描写にかなりの冴えがあると思わせられた。まあこの手の小説の「お約束」を踏襲している(途中で何度本作の登場人物たちに『もうちょっと謀略モノの冒険小説読んでおけよ、おまいらは』と思わされたことでしょう)のだけれど、「お約束」を「お約束」として楽しく読ませてくれるのならば、それはそれで作家の力量であるのだから、これもまあいいか、というところか。最強の兵士であることが最強の裏社会の住人には直結しない、ということで、優れた兵士であってもその本質は案外ナイーブな(迂闊な、とも言える)モノなのだ、という事なんでしょう。それだけにチームに加わる5人のうちの2人が、純粋の兵士ではないギャング(しかもホモ)とSASの宿敵である、元PIRAの活動家であるってあたりはスパイスが効いていてうまいと思った。この二人のキャラクタの造形もかなり良い。シリーズ化されてる作品なので、是非続編にも出てきて欲しい。特に元PIRAのアイヴァンは魅力的。弄りすぎてショーン・ディロンみたいにはなって欲しくないけどね。
元SAS兵士としての体験がばっちり小説に反映されたような作品、とは言えない(クライマックスのそれはSAS出身の主人公としてどうなのよ、と思ってしまうものな)けれども、エンターティンメントとしてはそんなに悪くない作品ではあると思う。ただ、この手の小説読んでる向きには多くの伏線はミエミエなんで、その辺はまあこんなモンでしょと割り切って読まないといけないし、邦題のセンスの無さには頭を抱えてしまうんだけど。ライアン作品なんだから、漢字四文字でなんとかしてあげても良かったのじゃないかな、「偽装作戦」とかなんとか、そんなニュアンスで。
(★★☆)
どうしてもwebではプチ右翼というかプチ保守的な物言いの方が声が大きいようなので困ってしまう。サヨ、とひとくくりにされてしまってはたまらんのよ。まっとうな抵抗勢力が存在しない政局ってのはかなりマズいのよ、と思ったりするわけで。
かつての戦争を美化するのには反対。というかあの戦争に美しいところなんか一つもなかったと思う。勝ちゃんの日記で触れられている東条英機の宣誓供述をわたしゃ読んでないのであまり突っ込んだ話は出来ないのだが、勝ちゃんが言うような我が国がいかに米英に恐喝され包囲されていったか。背後には支那民族の狡猾が
あったかも知れないことは否定しない。その上でやむにやまれぬ最後の手段が戦争であった、事も完全には否定しない。
だがな、やるなら勝て。
ゲームにだってラスボスはあるのだ。コイツを倒せばゲームクリア、という目標があり、その最終目標のためにプレイヤーは戦略を練るのだろ? この前の戦争のどこに勝つための戦略があったのだろう。もうあとは戦争しかないから戦争しましょう、で戦争に突っ込んでしまったとしか思えない。ここまでやったら勝ち、これが出来なかったら負け、という勝利条件の認識が全くないまま戦争に突っ込んだ国の指導者を立派な人物として評価するのは間違っている。勝つための戦略を打ち出せないのもマズいが、よりよい負け方を見つけられないまま、ずるずると不要な犠牲を出し続けたという一点においても、彼らが戦争犯罪人であることは間違いないだろう。本来彼らは靖国に祀られている兵隊さんだった日本の国民に、「負けてしまってごめんなさい」と謝らなければいけない立場だと思うのだが。
東條にしろ阿南にしろ、人物としては「立派」な人だったのだろうと思う。でも「有能」ではなかった。「立派だが無能」な人々が昭和の一時期の日本を支配していたという事をちゃんと見直さなくてはいかんのではないだろうか。ちなみにこの「立派だが無能」な人々というのは、今の日本の政局においてもそれなりの影響力を持った存在として生き残ってる訳だが。
いくら吼えたって負けたらおしまい。日本は負けたのよね、完膚無きまでに。そこをちゃんと徹底すべきだと思うんだがなあ。しかも負けるべくして負けたわけでしょう。そんなくだらん戦争で多くの人の命を無駄に消費した責任は誰かが負わなければいけないと思う。「一億総懺悔」とかいう、聞き心地は良いけどあんまり意味のない言葉は別にして。
東京裁判は確かに欺瞞に満ちたもんであったかも知れないが、それに異議を唱える資格は日本にはない。だって戦争始めて負けたんだもの。悔しかったら勝って見せろ、ということだと思う。勝てなかったらそれまでの麗しい言葉の数々は只のウソだ。そんなウソのために亡くなった方が大勢いたのがこの前の戦争だ。我々はこの前の戦争で亡くなった方に、いろんなところで謝らなければならない。無駄死にさせてしまってすみませんでした、おかげで今、私たちは生かされています、と。
私は小泉首相の靖国参拝に反対しません。支持はしないけど行きたいなら行けばよろしい。ただ、靖国神社の本質はミカドのために戦って命を落とした方のための神社である、ということを踏まえた(だって戊辰戦争での東北各藩の戦死者は祀られてないんだから)上で、それを含めて自分がなぜ靖国に参拝するのかを説明できるのなら。それが出来ないなら、敢えて中韓に反感を起こさせ、返す刀で自分のキレのいい政治方針を国民にアピールするための政治的ポーズである、といういくつかのマスコミの論調もあながち根拠のない話ではないよな、とも思っちゃうわけですけど。
むう、支離滅裂になってしまったなあ。
マグニチュード7.2だとか。会津の親戚衆(高齢者多数)は大丈夫かな。
かなり大きな地震で、報道機関の番組切り替え状況を眺めるのが楽しかった(不謹慎)。NHKは14:00ぐらいまで引っぱり、TBSとフジは割と早めに通常のプログラムに戻し、朝日はドル箱高校野球をかなり長時間にわたって中断(まあなんだ、こういうときにはサンテレビ(様)がフォロー入れてくれるから、関西はだいたい安心なんだけど)、日テレはちょうど報道番組の時間枠なのが幸いしたか、今も地震情報引っぱって報道中。他局に先駆けて、例の屋根の構造物が剥落したプールの地震直後の映像をしっかり流してたのはなかなかやるなあ、などと。
ところでNHKのニュースでは「午前0時すぎ」を連発してたんだけどおかしくないか?午前は0時から12時00分まででは無かったかね。「午後12時過ぎ」と言うのが正しいのではないのかな?
郵便局で荷物出して、スーパーで買い物した帰り道。前を歩いてる小学校中学年ぐらいの男の子たちの会話。「知っとぉか? 数字でな、使てる数字を全部足してな、その数字が3で割り切れたら、元の数字も3で割り切れんねんで」
ほんと?
1236…1+2+3+6=12 1236/7=412、あ、割り切れる。1257…1+2+5+7=15 1257/3=419、おおほんとだ。凄いな少年、オジサンそんなこと全然知らなかったよ。
さらに会話は続く。
「んでな、低温ヤケドってあんねんで。むっちゃ冷たいモン触ってもな、人間ってヤケドすんねん」「どれぐらい冷たいとヤケドすんねやろ」「せやな、マイナス70度ぐらいやな」
……少年、それは違うと思う。
さてジェンソンはどうするのか。わたしゃ思うんだけどねジェンソン、来年もウィリアムズが悪いという絶対の保証はない反面、来年のBARもトホホな可能性は結構あると思うのよ。君はウィリアムズ行った方がええよ、たぶん。あそこはたとえドツボ踏んでもそこからまた這い上がってくる底力のあるチームだから。俺はあそこの爺さんあんまり好きじゃないけど、チームとしては絶対BARより目があるって。
二つめのトピックはどういうんだろうなあ。F1ドライバーが政治的発言をしてはいけないなどとは思わないし、自分の意志で決めたことなら特にどうということはないとも思える反面、今、君がやらなくちゃいけないことはそれか? と思わなくもないし。
もしかして中国GPを前にしたリップサービス兼(あわよくば)中国系企業のスポンサー獲得狙い、とか? 言っとくけどそれ、絶対無理だと思うぞ。
タクのお父さん(共産党系の弁護士さんなのだそうで)の影響、なんて説も出てるようだけど、どうなんだろうなあ、ちゃんと自分でじっくり考えた上での行動なんだろうか。そうだったら別に、外野が口を挟むようなことでもないんだろうけど。わたしゃ基本的にwebではブサヨと呼ばれる系の人間であることを自覚しているのだけれども、そんな私でもこのタクの行動にはなんかこう、引っかかりを感じてしまう訳なんだが。
まーたハマの番長を打てねえんでやんの(泣)。つーか「完投させる」って広言したんなら何が何でも最後までダッペに投げさせろよなー、このひょっとこが。
一方で番長が引っ込んだおかげで妙に元気が出てきたジャイアンツ。今日のところはありがたかったけど、最後の最後で巨人から痛い目にあわされそうで怖いわあ。8月に入っても退屈しないですむ(普通はオールスターのはるか前にはシーズン終ってるからな)ってのは、阪神ファン的にはありがたい話なんだけど、同時にヤバい方向でしかドキドキできない、ってのが阪神ファンの辛いところで。
□ TUX [●いやもう、晴れた日に胸を張って唄う乱土さんを想像して大爆笑です。 いいなぁ、その少年たち(笑)]
□ noki [ちょうど関東地方も地震があったらしくって、帰省先から戻る飛行機にのってたんですがしばらく房総半島近辺をぐーるぐる旋回..]
□ ROVER [>TUXさん 少年の過ちは大人が正してやらねば、とも思ったのですが低温ヤケドをうまく説明する自信がなかったのであきら..]
□ ROVER [>nokiさん そういえば「地震列島」では、旅客機がタッチダウンした瞬間に大地震が発生して、大瀧秀治が座席に挟まれて..]
□ すみ [a+b+c+d=3e a*1000+b*100+c*100+d= あああ証明の仕方がわからない。がーん。 まずabc..]
□ asano [a+b+c+d=3e a*1000+b*100+c*100+d =(a*999+b*99+c*9)+(a+b+c+d..]
□ すみ [賢い!>asanoさん ぐぐったら、ここで証明見つけました。 http://www.shinko-keirin.co..]
□ ROVER [ここで難しい話をするなー(つoT) みんな凄いなあ……。]
昨日のタクのニュース。ま、それなりの反響はあったようでタクもあわてて釈明をリリースしたみたい。もんちぃ師匠に教えてもらった。
純粋な思いは結構なんだけど、若い頃から国外に出て、スポーツ一筋に打ち込んできた(んだよな?)人間の純粋さ、とは言い換えれば「ウブ」ってことだよなあ。せめて誰かに相談すれば良かったのにね。
エリック・フランク・ラッセル 著/矢野徹 訳
ハヤカワ・SF・シリーズ 3064
ISBN:415207941X \360(1971年5版)
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きっかけは世界各地で連続する、科学者たちの突然の死だった。多くは急性の心臓発作、まれに麻薬の投与などから来る精神錯乱による突発的な自殺。偶然ですますこともできる事態であった。だが研究室のあるビルから身を投げた科学者が友人の一人であったグレアムには彼が死んでしまう理由が思い当たらなかった。合衆国の財務期間と各種の科学研究に当る学者たちの仲立ちを取ることを自らの職務とするグレアムには、その後思いもよらない情報がもたらされる。合衆国、そして世界各国で次々と死亡する科学者たちには、何かの情報を仲立ちとした繋がりがあったらしいのだ。そして今、普通に考えて許容できる科学者たちの突然死の、実に6倍に及ぶ科学者たちが、世界各地で急死しているという。その陰には一体何があるのか…。
商売ものに手をつけるシリーズ。1995年に再販されたらしいが、今回読んだのは1971年の5版。古本感たっぷりです。
少しばかりネタバレすることを許してもらえるならば、科学者たちが偶然発見したとある技術によって、それまで人類が目にすることができなかった世界が見えるようになったとき、そこには恐るべき存在があり、その存在は実は人類の曙の時代から我々とともにあり、そしてその存在は人類のある"もの"を摂って彼らなりの繁栄を築いてきていたのだった、というお話。で、この存在は人間の思考を読むことができるがゆえに、"存在"を理解した人物は片っ端から粛清されてしまう。ここが怖いわけだ。
主人公グレアムは、いろいろな情報を総合して、科学者たちは何か重大なことに気づき、それを同僚たちと計って対抗策の手がかりを得ようとしていたことを知る。知った時点で、自分もまたそのことをあまり深く考えてしまうと、その存在に自らが察知され、殺されてしまうことがわかってくる。彼らの正体を突き止めなければいけないのだが、彼らの正体を考えると自分が殺されちゃう、という命のかかったジレンマにグレアムは直面するわけで、このプロットは抜群に魅力的。このプロットがお話にいい縛りとして作用する本書の前半はすばらしく緊張感に満ちたものになっている。
中盤以降、ややこの縛りを少々おろそかにした展開になってしまい、ビリビリした緊張感が続かないのがちょっと残念。まあ本書の刊行は1943年。戦争の真っ最中なのだよね。それを考えると小説の書き手が、限定された世界でのぴりっとした緊張感以上に、世界規模の危機的状況を描かなくてはならない、というような意識に囚われてしまったとしても批判はできないかな、というところではある(そういえば本書の中では、日本はしばらく世界から警戒され、その後アジアの盟主と目されながら1980年代以降はまた警戒の目で見られる存在、と描かれている。案外冷静に見ているな)。
そのあたり、終盤に向けてカタストロフ感が緊張感を上回ってしまい、序盤のドキドキするような緊張感がちょっと削がれてしまったのは残念。でも、こういうの好きだなあ。原初SF、つーんですか、俺らが子供の頃読んで震え上がったSFの魅力ってこういうのだったよね、という感じで。
(★★★☆)
□ りつこ [相撲界と似たようなもんでしょうか(^o^)]
□ ROVER [んーどうなんでしょう、むしろそろそろ盛りを過ぎそうかなあ、というスポーツ選手が甘言に乗せられて参院選の比例候補に出馬..]
□ asano [いつもIEで閲覧させていただいてるんですが、左側の「最近のツッコミ」リスト、時刻のお尻に"%"がついちゃってますね。..]
□ ROVER [ぬおっ、% がくっつくのはこっちのボケでした、失礼。 内容表示は、無くてもいいかなと思って外してたんですが、titl..]
□ asano [対応ありがとうございます。過去の日記に対するツッコミがあった時に内容を簡単に確認できるので便利かなあ、なんて思ったも..]
ゲームデザイン 無料ゲームとフラッシュ。ここに収録されてる四字熟語Flashは先日おれカネゴンさんが紹介してらっしゃって、さっそくあっしも遊んでみた。これが思いもよらないところで引っかかったりして結構楽しめる。で、他にもいろいろあるんだね。個人的にハマってしまったのが"カナクロ Flash"。これはいかんわ、気がついたら2時間近くやってたよ。Hardがお奨め。
これは良い頭の体操になるね。長い単語とか繰り返しの短い単語あたりから攻めていくのがコツなのかな。「ペ」で始まる二文字の単語なんてそう無いもんね(^^;)。あとあれです、長い方の単語はやっぱりそうそうストックがないのか、特定の単語がちょくちょく出てくるあたりもちょい楽しい。
それはそれとして、「チョウホウケイ」って単語が出てきてかなり焦ってしまった私は、そうとう心が汚れているとオモタ。
前々から一度は行ってみたいと思ってた、高速神戸と新開地を繋ぐ地下街(というより通路ですが)にある床屋さん、「メトロ理容」。関西にお住まいの方なら、850円で頭あたってくれる「阪神理容」とか「山陽理容」とか言う床屋さんのことはご存じだと思いますがそのシリーズのお店。入り口前の自販機でチケットを買って入ると、10個ぐらいの椅子があって理容師さんが4人ぐらいでやりくりしている。その調髪は豪快。
「いらっしゃい、どんな感じにする?」「あーもうばっさり短くしたって、でもヒゲは残しとって」「よっしゃ」
で、大して櫛も入れずにいきなり電動ヘアカッターでがいんがいんと切りまくる。時々鋤きバサミをざっくざっくと入れてどんどん髪を切っていく。一息ついたら今度はヒゲそり泡(冷えてる)を豪快に顔中に塗りたくって、細かいところはプロ用の剃刀を使うんだけど、どーでも良いとこなんかは普通の安全剃刀みたいなんでむにょー、むにょーと剃っていく。続いて洗髪。シャンプー一回。水でごしごし(まあ夏はこっちの方が気持ちいいわね)、あとは適当にドライヤーぶおー、よっぽどヘンなとこだけハサミでちょきちょき。「ハイ終わりっ!」 まで30分とかかってなかったんじゃねーか。
いやあ、気に入った。床屋さんにあんまりややこしい注文付けたりすんのも面倒だし、いまさら髪型気にするような年でもないんで、思い切ってやってくれー、おっしゃー、で話が通じる床屋はええわ。しかも850円。往復の電車賃980円足しても2000円未満。普通の床屋だったらカットで3600円だもんな。いつもの床屋のオヤジには悪いけど、これからはここだな。
まあその後立ち呑みに行くことを考えると、床屋に一回行くと3600円消えるのは変わらないんだけどな(^^;)。
今日の午前中、いきなりの宅急便。なんだろなーと思ったらたおさんからの、えーとこれはなんと言ったらいいのでしょう。お中元?、陣中見舞い? 賄賂?
何はともあれ我が家にやってきたのは、塩川酒造の「純米吟醸・越」。お酒を見た瞬間にカミさん、晩飯の献立が決まったようで、本日の夕食は豚キムチ、ソーメンチャンプルー、オニオンスライス、トマトスライス、モロキュウ、コープ売りの手羽先の唐揚げ、シーチキンのサラダという完全酒飲みメニューになってしまったのでした。ええ、たおさんから送っていただいたお酒は一家三人でおいしく飲み干させていただきましたです(すっきり系、わずかに甘口のおいしいお酒でございました)。
んでたおさん、このお酒は一体……。新潟からの発送って事で、たおさんも今は新潟なのかな? お仕事? そういえばここのところ、新潟に行く用事がたまにある、みたいなお話は聞いたような気がしますが…。
「ウルトラマンマックス」、「種デス」、「ツバサ・クロニクル」。高校野球も終りましたなあ。さてマックス(#8:DASH壊滅!? 甲虫型宇宙怪獣バグダラス登場)。ほいほい、面白いじゃないですか。怪獣のデザインとキャラクタ付けがエイリアン+プレデター*ムシキング、なのはまあ触れない方向で。昆虫型怪獣って事で、ちょっと「ウルトラマンジオ」を懐かしく思い出したりして。劇場版以来久々に、中型の怪獣(あれ、「ネクサス」でもあったっけ?)と人間の戦闘、という絵があってちょっと新鮮だったね。お話もブレが無くて好印象。アンドロイドお雪…じゃなかったエリーの使い方も結構こなれてきたかな。とりあえず足きれいなので、座らせておくのはもったいないですな、この娘は。じゅる。あと、ミズキたんの「失敗しちゃった(てへっ♪)」も可愛くてよろしおした。って女の子が良ければそれでいいのか?それでいいんだよ、当然じゃん。
デス様は、「マックス」がエイリアンにプレデターなら、こっちは宇宙戦艦ヤマトで行くもんねー、なお話。そんなことよりあれだ、うわあ言ってしまいましたねキラ君、「未来を決めるのは運命じゃない!」…えーとあなた、あなたが出演してるのは「機動戦士ガンダムSEED デスティニー」という番組なんですけど……。
「ツバサ」はね、最近ウメコのモコナ(なんかややこしいな)も結構良いじゃん、と思えてきたです、うん。
タク、ジェンソンともにターン8で捕まってタイムを落としてしまったらしい。ティルケ印のサーキットなので、上手くすれば抜くチャンスはあるのかも知れないけれど実際のところどうなんだろう。ずいぶんとアップダウンがあって、面白そうなサーキットには見えたけど、サーキットの"周辺"の匂いみたいなものは、まだまだ醸し出されていないかも。それは「ここでこれからレースが始まる」って気分を盛り上げるのに必要な要素だと思うのだけれどもね。
予選結果を見る限りでは、ウィリアムズが復調しつつあるように見える。こういうチームなんだよ、ジェンソン、君は一度本物のトップチームがどういうものなのか、体験してみた方がいいと思うぞ。ウィリアムズは長居をするチームじゃないとも思うけどね。
んまあそれは措いといて、新造のサーキットでの初めてのレース、どういう展開になるんでしょうな。キミ自爆、ジャンカルロ、ガマンの2勝目……うーん、ちょっと無理があるか。
結局タクは予選終了後のインラップをあまりにトロトロ走って、それにウェバーが引っかかっちゃった件でお咎めを受けて最後尾スタートになってしまった模様。いやはや…
「鋼の錬金術師」、「ローゼンメイデン」、「砂ぼうず」、「交響詩編エウレカセブン」、「魔法戦隊マジレンジャー」、「仮面ライダー響鬼」、「ふたりはプリキュアMH」。むう、砂ぼうず、やっぱり死んでないんだよねー。あと、今週は砂漠の長老役に串田アキラが声当ててた。当然熱唱してた。良くわからん歌を。で、「エウレカ」(#18:イル コミュニケーション)。
うむ、これはかなりの佳編。ゲッコーステイト以外の大人たち(ってまあゲッコーステイトにいるのも大半が青二才なんだけど)、とは一般的に言うところの、少年少女とは相容れないところにいる存在なのだ、みたいな話をまた持ち出してきて、なおかつさらに何とも言えん救いのない終わりに持ってくるスタイルはどうかとも思うけれど、でもまあこの「哀しさ」は、時にジュヴナイルには必要なものなのだろうと思う。ラスト、レントンの部屋のドアを蹴っ飛ばすエウレカがステキ。ここに「秘密基地」が被さったらオジサン泣いちゃったのに(泣くな)。
「マジレンジャー」(#25:盗まれた勇気〜ジルマ・マジ・マジーロ〜)はオジサンここまで見てきて初めて最初から最後まで楽しめた。なんと言っても冒頭、バスから降りたところで足をぐっと踏ん張って立つ山崎さんに萌え。つか徹頭徹尾山崎さんに萌え。ラストの山崎さんに大萌え。もしかしたら、どうにも煮え切らないこのシリーズを救ってくれるのは山崎さんかも知れない(大げさ)。頑張れ山崎さん。また顔出してくれよー。
さてここからは一週遅れで「響鬼」(二十七之巻 伝える絆)。ザンキさんの渋カッコ良さ全開のエピソードに、アスム君を挟んだもっちーとあきらの微妙な駆け引きで萌え萌えぶりも手抜かりはない。うんうん、そうだぞあきら、煮え切らん男子は時にはぐいっと首根っこひっつかんでやらなくちゃな。
それにしてもヒビキさんとザンキさんの会話は渋かったですなー。ザンキさんとトドロキくんの間に咲いてるバラの花の数を想像するとちょっともにょっちゃうけど(^^;)。
「プリキュア」も無印シリーズのおばあちゃんのエピソードを上手く利用しつつ、そこそこいい感じに仕上がっておりましたな。
「仁義なき戦い 広島死闘編」になるのか、ああむしろ「実録・広島やくざ戦争」の方がふさわしいか。ゲヒンな亀井、ゲスなホリエモンと来たもんだから、民主党の佐藤候補がヤケにさわやかに見えちまうじゃないか。トライク(あれは普通自動車扱いになるのでヘルメット要らないんだな、よかったなあデューク、って何が良かったのやら)なんかにまたがっちゃって、結構良い感じに見えちゃうからテレビの報道ってのは面白い。
それはそうと夕方の関西ローカルの「ムーブ!」で、二宮清純(仲が良いらしいですな)がホリエモンの秘策として、もう一度球団経営にのりだそうとしてんじゃないか、つまりは広島で、「私が当選したら○ー○のためにぶいぶいお金を使います、球場もキレイにします」とやらかしたらば、広島の人達のウケはぐぐっと良くなるんじゃないの? なんて話をしていて、あーなるほどなーと思ったです。どーせホリエモンは新しい政治家としてのレベルで何かマシなことができるとはとても思えないんだし、昔ながらの利益誘導型の政治家として、それはアリなんじゃないかと思た。つか堀江、それ、やれ。広島市民球場リニューアルだ。できたらあまり名前で出しゃばって欲しくないけど、「広島市民ライブスタジアム」ぐらいならオジサンはホリエモンを支持してあげてもいいと思うぞ。どっちにしろオレは投票できないけど。
広島の人はどう思ってらっしゃるんだろう。やっぱホリエモンはいやですか?
ごそごそ。なぜか仕事をしていると、9月の日本映画専門チャンネルのラインナップに「キューティーハニー」が入ってるらしいことがわかったりするのが不思議だ。居間のビデオ(DVDレコーダーつき、ただ今死亡中)をどうにかしたいなあ。高架下で適当なビデオデッキでも物色してみようか知らん。
明日の昼イチにはできますよ、とクライアントさんに請けあっちゃったので、もちっとだけがんばろー。
ニュースショー見ててすごくイライラするのが、「刺客」を「しきゃく」と発音する連中。この筆頭が腐れ下衆野郎亀井静香なものだから、イライラ度が嫌が上にもアップしてしまう(あやつが『しきゃく』と発音するたびにテレビに向かって『しかく』じゃこの田舎モノー、と突っ込んでしまう私も大人げないが)のだけど、実は厳密には「しかく」も正しい読み方とは言えないんだって。本当は「せきかく」、もしくは「せっかく」が正しいのだそうだ(参照:SPACE ALC)。いずれにせよ「しきゃく」はかなり稀な用法らしいので亀井は反省しる。
それはそれとして、コイズミが立てたのが「せっかく」だった、というのはちょっと面白いかも知れないと思ったです。うちの倅が幼児の頃、自分の気に入らないことがあると「せっかくぅー、せっかくぅー」ってダダこねてたのをちょっと思い出しちゃってね。
もう既にあっちゃこっちゃで話題になってますが、ミラーマンREFLEX。スタッフに小中兄弟、キャストには石田信之の名前もあるね。おー、三輪ひとみも出るのか、乳見せてくれんかな、見せてくれんだろうなー(殴/蹴)。
どうなんだろうねえ。本放送やっってたころは、基本的にメカフェチ属性の強かった私は序盤で好きになれなくて、SGMがパワーアップして、ようやくこれで楽しめるかと思ったら「ジャンボフェニックス」などというセンスのかけらもないネーミングに、子供心に頭を抱えてしまったようなおぼえがありますな。あとはまあ、70年代特撮モノが避けられないビンボ臭さみたいなモノも同時に感じ取っちゃって、そんなに入れ込んで鑑賞したおぼえはないんだな。
さてどんな映画になるんでしょう。脚本が小中千昭氏である時点でダーク路線決定のような気がするんだけどどうなのかな?
まあなんだ、スカ映画と見ると掘り返したくなるスカベンジャー(さっき思いついた)な私としては、根性ふりしぼって観に行かんといかん映画なのかも知れんけど(^^;)。
「仮面ライダー響鬼」(二十八之巻 絶えぬ悪意)。これで追いついた、と思ったら序盤から妙にただならない雰囲気でちょっと焦った。いや、これでもまだ一週飛ばしていたのかと思っちゃって。
実際にはそう言う事じゃなく、お話を見ていくとああなるほどと納得はするんだけど、んーどうだろ、これしかやり様はなかったのかな? アスム君が落ち込むに至るのに、どういう事件があったのか、は回想シーンで済ませて良い部分であるとは思えないのだけど。せめて前回のラストに、アスム君と万引き少年団の二回目の遭遇、があっても良かったのじゃないのかな。週をまたぐ引き、ってのが重要なときもあると思うので。
「たちばな」に集まってくる女性陣、特にもっちーの演技で、語られはしなかったけれどアスム君に大きな事件があったのだ、というのが徐々に見えてくる構成は、それ自体は悪くないと思ったけど、ここはやはり策を弄しすぎたんじゃないかと思う。
とはいえあれだ、基本的に「成長した」とか連呼する系の話は私好きじゃないんだけど、今回のあきらともっちーが少しオトナになったと思える描写はなかなか良い感じであった。あきらカワイイよあきら。
それはともかく本放送とは別に、「ご当地ライダー 激闘ファイル」が毎回面白すぎるのは困ったもんです。凍鬼さん(ニアリ・イクォール・ザンキさん)編は抱腹絶倒でございました。
□ 寸゛ [ウリンガが主役の映画とはなかなか豪気ですね(違]
□ ROVER [たっ、確かに似ている…]
□ ASA [ワタシも一週飛ばしたと思いました。 しばらく見てなくて、「溜め込んだせいで見られなくなったプレッシャー」をはねのける..]
□ ROVER [わたしゃもう、「まーだ昔のことを気に病んどるのか、やはりお前のようなヤツに、あきらはやれんな」とか息巻いてしまいまし..]
□ ミラーマンの [mms://end.pod.tv/cmjapan/free/showbiz/contents/g050845m.wm..]
□ ROVER [うわあ(^^;)。結構ダークな感じですねえ。それにしても先代のミラーマンは顔がデカかったんだなあ(w。]
□ noki [すかり、、先週からの続きであきらにぼこぼこにされちゃったのかと(w]
□ ROVER [うわあ、それで落ち込んでるんだったら、お父さんアスム君といっしょにボンカレー食べても良いぞ(^^;)]
偶数月末恒例、妙な知識が付くHTML書き作業、一通り完了。今日は芭蕉の「松島や、ああ松島や松島や」の句は、英語では"Ah,Matsushima! Ah!"となることがわかった。
ソリマチじゃねんだから、もうちょっとやりようはなかったのかと思た。
こなみかなた「チーズスイートホーム」(2)、安彦良和「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」(10)、きくち正太「おせん」(10)。なーるほどなあ、エドワウ・マスからシャア・アズナブルへはそういう経過を辿っていたのかぁ。ってちょっと待て、したらセイラさんは"ジオンの赤い彗星"がシャアという人物であると知った時点で、ああ、まだ読んでない人もいるだろうから以下自粛。あとはあれだな、モビルスーツ開発秘話とか三連星とラル隊長に意外な接点があったんだなあとか、やたらいい女なハモンさんとか、少女時代のミライはなかなかかわいいじゃないかとか、ハロって基本的には市販のおもちゃだったんだな、とか、なんだかんだと密度の濃い一冊ではあった。オレは通常、単行本化されることでカラーページがモノクロになっちゃうのをある程度許容するんだけど、このマンガは色付いてるところはちゃんと色つきで読みたいな、と思ってしまうね。豪華版が売れてるわけだと思う。
「おせん」も楽しめた。ケン坊編がなかなか。清さん久々にカッコいいし。ただなんだな、達者な線が引けるわりにはきくち正太って、「顔のストック」が不足気味な人なのかなあとも思った。この巻に出てきた国土交通省のキャリア確実な紳士、と、前巻で登場した音羽フーズ(だったかな?)のやり手社長と、ちょっと前に出てきたおせんさんのお見合い相手、今いきなり3人並べられたら、どれが誰なのかちゃんと区別する自信がないです、オレ。その他、美人キャラや若者キャラにも、案外バリエーション少ない気がするし、で、そう言う人ってジジババ描くとでたらめに上手かったりするんだけど、この人はそういうわけでもないしなあ。
これはどういうんだろう。人物に微妙にディフォルメの入った線を持ち込むと、取り得る線のベクトルの数が限られてしまう、って事なんだろか。んー。
国民新党の4コマ漫画にネット騒然!(にゅーあきばどっとこむ)。ま、亀井に綿貫ならセンスはこんなモンだろうと思いつつ、4コマその2、「おぬしも悪よのう、ぐふふ」(ここで既に『悪やのう』とやってる時点で国民新党の文脈の掴めなさが浮き彫りになるわけだが)ときたら、次に来るのは鼓の音や「正義」と書いた扇であって、断じて印籠ではないのだが。時代劇のお約束すら踏まえられない国民新党とやらに勝ち目はないと思ってしまった。4コマその3のシュールさは夢に出てきそうで、ある意味インパクトあるけどね。
それにしてもこの画風、「赤旗」とかにこそふさわしいそれだと思うんだけど、こんなのしか引っぱってこれませんかトナミ運輸さん。
つかカスガさん、仕事速ッ!
ってまあ今日は待ち受け状態が大半だったんだけど。それにしてもあれだな、IEってのはリンクが貼られた文字列は極力改行しない、てのがデフォルトの仕様なのかな。テーブルで、セルの下隅にワンポイント画像を置いたような状態でリンクを列記していくと、こっちの予想を超えて長い文字列の場合、セルの端で折り返すことをしない(見えなくなっちゃう)様な振る舞いをするように見えるんだけど。で、このとき、セルの背景画像に指定したワンポイント画像も、リンクの文字列といっしょに押し出されて行ってしまうのだよね。
長くなるリンクつき文字列は、極力他の要素の横に流し込まれないような処理をしようと思うと、そういうのはクライアントさんがあんまり好まない( clear:both; かますので、場合によっては、少々余白が多めにできてしまうので)ようだし、困ったな。
テーブルレイアウト使わないと、いろいろツブシが効くんですけどねえ……。
とりあえず向こう様の環境で問題がないようにごまかしを入れておいたけど、んー、何ら根本的な解決にはなっておりませんな。
おおうなんてこったい、amazonはモデルアートは扱ってないのか、ぷんぷん。今月号はかなり密度が濃いよ。特集がハセガワの「三笠」、特別対談でヤマトミュージアムの戸高氏とマンガ家、江川達也氏の対談、涙チョチョ切れモノのモノクローム1/72・ウェストランド・ワイバーンの製作記事等々。
んでもってタミヤの1/48ミリタリーに、いよいよⅣ号戦車が来るのだね。タイプはJ型。「ハンスの帰還」のディオラマ作れますぜ(オレはやらんけど)。9月のプラモデル・ラジコンショーで正式お披露目ではないかという話。同時リリースはM10だとか。ヨンパチミリタリー、ちょっと楽しそうだなあ。先月登場した、シトロエン11cvとかも、かなり心惹かれているのですよ。民間仕様ということで濃い色で塗って、コンパウンドかけまくったら楽しいだろうなあって感じで。
ワタシ、Ⅳ号とか鋳造タイプ車体のシャーマンとか、あんまり強そうに見えないものが大好きで、なおかつ小さな模型を好むモノなので、タミヤのこのシリーズにはかなり惹かれるものを感じているんですけど、そのわりにそういえばまだ一つも作ってないなあ。模型作りたくなってきたな、ちょっとだけ。
小川一水 著
カバーイラスト 撫荒武吉
カバーデザイン 岩郷重力 + WODER WORKZ。
ハヤカワ文庫JA
ISBN4-15-030809-8 \720(税別)
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手渡されたのは一枚の地図だけだった。水場の印と餌場の印だけが記された、取るに足らない地図。だがそれこそが、この迷宮で生きていく上で何よりも重要なアイテムだったのだ。政治犯たちが収容され、孤独で過酷な生存のための戦いが繰り広げられる謎の迷宮。そこは発明者の名を取って"ギャルナフカの迷宮"と呼ばれていた…。
小川一水初の中編集。「ギャルナフカの迷宮」、「老ヴォールの惑星」他、全4作品を収録。
小川一水というと自動的に「またガテンSFなのかな?」なんて勝手に思いこんでしまうのだけれど、今回の作品集はガテン風味は薄めで、そのかわりになんというのかな、懐かしいSFを読んでいる気分を満喫させてもらった。まずは各作品の短い感想を。
というわけで、古くさい、などとは決して思わないのだけれども、何かこう、どこかに少々青臭い懐かしさのようなものを感じて、何よりそこが好印象。というかどういう訳だか最近のJA、こういう読後感を持つことが多い気がするのはどうしたことだろう。小林泰三しかり、飛浩隆、しかり。青二才だったワタシがSFを読み始めた頃のSFの雰囲気というか、んーなんだろ、塩加減みたいなもの? それを最近のJAでちょくちょく味あわせてもらっているような気がする。ワタシが日本SF、でイメージするモノって、おおむね1980年代以前のSF、って事になる(言っちゃいますよ、火浦功とか大場惑とか野阿梓(は、それほど嫌いでもないな)とか東野司とか大原まり子とか水見稜とか岬兄悟とかが出てくる以前の日本SF、です)のだけど、そのころのSFが持っていたテイストみたいなモノを、なぜか最近の日本製SFからはしばしば感じることがあるのだけれど、これはどういうんだろう。80年代のおかしなSFバブルで酔っ払ったSF者たちがここに来て正気に返ったと言うことなのかしら。だったらワタシは大歓迎なんですけど、実際のところはどうなんだろう。いずれにせよ日本SFって、いまだに独自のスタイルが見いだせていないってことの証左、なのかもわからんなあ。
ま、そこらも含め、いろんな意味で小川一水の今後には期待したいと思ってます、ええ。そんな期待感を裏切らない一冊ではありました。
(★★★☆)
大野万紀氏が作者には邪悪さが足りませんと書いてらっしゃった。確かになあ。ま、大野氏自身も認めてらっしゃる様に、それが小川一水の魅力なんだろうけどさ。
「ウルトラマンマックス」、「種デス」、「ツバサ・クロニクル」。「マックス」(#9:「龍の恋人」伝説怪龍ナツノメリュウ登場)はまあ、納涼夏祭りテイスト、もしかして「ノンマルトの使者」もちょっと踏まえてみました、なエピソード?。ナツノメリュウがここまでどないに苦しい思いをしていたのか、ってあたりの描き込みが少々甘いと思えたのと、肝心の竜の使いの女の子に、微妙に魅力が足りなかったのが惜しかったかな。イモっぽいのだがどこかでハッとする、ような少女を求めるところなのだが、最後までイモっぽかったのがちょっと。私の好みの問題なのかも知れないけど、もちっと首の細い女の子を使って欲しかった。
デス様は、この暗黒スタッフなら今週でレイの策略喰らってルナマリアもレクイエムと差し違えで死亡、をちょっぴり期待してたんだけどさすがにそこまでは行かなかったか。まあこんなモンだろうと思うけど、ジブリールさんはかなり頭悪いキャラに見えてしまうね。
「鋼の錬金術師」、「ローゼンメイデン」、「砂ぼうず」、「交響詩編エウレカセブン」、「魔法戦隊マジレンジャー」、「仮面ライダー響鬼」、「ふたりはプリキュアMH」。ああ、プリキュアの先週分を見損ねてたなあ。ハガレンはこのあたりは本放送で見てたのでだいたいオーケー。で、「エウレカ」(#19:アクペリエンス 2)ですが…
うわエロっ! 日曜の朝っぱらから何やってんだよう、おい。
「アクペリエンス 1」には辛うじてあった逃げ場、みたいなものが完全に閉ざされたダークきわまりない世界。しかもこの暗黒路線はしばらく続きそう(公式参照)。なんつーか、弱りましたな。
マジレンジャー(#26:信じろよ!〜ジルマ・ジー・マジカ〜)はつまりあれなのだよね、小津家の兄弟の皆さんのお芝居が少なければ少ないほど、この番組は面白くなる、と。そんなわけでそこそこってレベルではあれど楽しめた。回転寿司に感激するヒカル先生ステキ。ただまあ今年は戦隊モノは完全に前座だわなあ。
で、「響鬼」(二十九之巻 輝く少年)。うーんこれはすばらしい。おじさんテープ巻き戻して二回も見ちゃったよ。どんな状態でも独特の余裕みたいなモノを失わない猛士の人達が実に魅力的。ついで(といっては失礼ですが)にアスム君のお母さんもステキ。見た目と裏腹に結構いっぱいいっぱいな感じの「エウレカ」の大人たちに比べて、「響鬼」に登場する大人たちは底の深さを感じるね。ただしヒビキさんの明日夢に対しての言葉、語り始めは良いのだが結びがちょっと弱い恨みがあるような気はする。何も名台詞でしめてくれ、って訳ではないのだけど、なんかこう、味わいのある会話の最後が妙に浅いというか軽いというか、そんな締めくくりになってしまうのがちょっぴり惜しいんだなあ。ヒビキさんってキャラが、語るのは苦手なタイプ、ってところもあるのだろうけど…。
さて来週は「アス」ム君の対抗馬になるのだろうか、「キョウ」スケ君なるキャラが登場。この子もフルネームはキリヤ キョウスケ。既に誰かの弟子なもんだから、アスム君に突っかかるのかな?
別に昨日でも明日でもなんの不都合もないんだけど、何となく外に出たくなって荷物の発送したあとそのまま三宮へ。うろうろと古本眺めたり暑いさなかにラーメン食ってみたり(神戸ラーメンで腹こわす体質になってしまいました。情けなや)ようやくコミック新現実(6)購入したり。あとはシネリーブル神戸で「ヒトラー 〜最期の12日間〜」鑑賞。155分、一瞬たりともダレない映画というのはちょっとすごいと思う。重い部分もあるけど。
それにてもあすなさん関連の本を買ったあと、立ち呑みでぷはーとしてるときにあすなサイトの高橋さんから電話をいただいたりしちゃうのは、やはり西手新九郎の仕業であろうか。や、頑張ります(何を)。
さてその「新現実」のあすなさん特集、これはなかなか立派なものであった。臼杵三郎名義のあすな作品を読んだのは初めてのような気がする。微妙にあすなひろし臭くなくしようとしつつも、やはり紛れもなくあすなひろしの線がでちゃってるよなあ、これは。
吾妻さんのマンガも読めるんだけど、んー、こっちは正直ああそうですか、って感じで。大塚英志にはこれ以上、吾妻さんを引っ張り回さないで欲しいような気がする。
スタッフ
監督:オリヴァー・ヒルシュピーゲル
制作・脚本:ベルント・アイヒンガー
原作:ヨアヒム・フェスト
原作:トラウドゥル・ユンゲ & メリッサ・ミュラー
撮影:ライナー・クラウスマン
音楽:ステファン・ツァハリアス
美術:ベルント・ルペル
出演
ブルーノ・ガンツ
アレクサンドラ・マリア・ララ
コリンナ・ハルフォーフ/ウルリッヒ・マテス
ユリアーネ・ケーラー/ハイノ・フェルヒ
クリスチャン・ベルケル/トーマス・クレッチマン
公式サイト:http://www.hitler-movie.jp/
1942年、ヒトラーの秘書候補として数人の女性が第三帝国の中枢、"狼の巣(ヴォルフスシャンツェ)"に集められた。なかの一人、ミュンヘン出身のトラウドゥルが、かつてのミュンヘン一揆を想起させたのかヒトラーの眼鏡にかない、彼の個人秘書の職を得ることになる。それから3年、ソ連軍の放談が直接落ちてくるまでになった1945年のベルリンで、彼女はまだ、ヒトラーの秘書として地下要塞のなかにあった。ますます悪化する戦局のなか、その死までの12日間のヒトラーは、そしてその側近たちの動きはどうだったのかを描くセミ・ドキュメンタリー
まずはなんと言っても、155分という長尺を一瞬たりともダレることなくラストまで持っていく、制作スタッフの努力と役者さんたちの熱演に拍手を。20世紀最大最悪の怪物の最期を看取る映画としていろいろ示唆に富んだ作品になっている。これをしてなぜ今ヒトラーの人間性などを斟酌する必要があるのか、などという批判も出ていると聞くが、どうだろう、ヒトラーを完全にタガがすっ飛んだ一種の狂人と捉えて済ますことは、もうめったな事じゃあんな人間は出てこないよ、と自分を無理やり納得させる行為に過ぎないような気がする。これほどまでに様々な書物が著わされている人部であるのだし、その何冊かを読んでみれば始めはごく普通の人間であった人物が、偶然が重なったことですさまじい妄想に取り憑かれてしまった、というのは比較的容易に想像できる事ではないかと思う。つまり、「あんなヤツはそうそう出てくるものなんかじゃない」はずがない、ということな訳で、戦争指導という部分を離れれば、犬を愛し、周りのスタッフに気を使うことのできる優しい人物が、一旦妄想の支配に取り憑かれると、想像を絶する行動を取ってしまう、ということ、そしてその時、その人物が権力構造のピラミッドの頂点にいたとして、そのピラミッドの底辺の長さがどれくらいあるかで、凄惨な目に遭う普通の民衆の数も決まってくる、という部分をもぬかりなく描いた作品であると思った。
ヒトラーを演じるブルーノ・ガンツの"ヒトラーぶり"があまりに迫真で、それで観に行ってみたいと思ったんだけど、他にもゲッベルス、ヒムラーあたりは我々が本などで読んでイメージするそれにかなり近い感じがする。ゲーリングもそうだけど、まあ彼の場合はデブに白服着せとけばいいってところもあるし(^^;)。エヴァ・ブラウンを演じたユリアーネ・ケーラーは、イメージよりもこう、くたびれた感じなんだが、そのくたびれ具合が逆にこの良くわからん人物にリアリティを与えている感じがする。シュペーア(ナチ中枢にあってこの人物はかなり立派なひとであったと個人的には思っている)は、いけてるような、少々恰幅よすぎなような。鉤十字スキーな諸君には、天才女性パイロット、ハンナ・ライチュがかわいいぞ、と申し上げておこうか(^^;)。ただ、お芝居に関してはもう、ヒトラーもすごいがゲッベルス夫人を演じたコリンナ・ハルフォーフがでたらめに壮絶であった。強烈な電波キャラであるゲッベルスを演じたウルリッヒ・マテスもなかなかだったが、奥様のコワウツクシサにはちょっと太刀打ちできない感じ。うん、1キロを切った距離に敵の大群が押し寄せているという状況下で、それでもナチズムを信望し続けることができる人物、というそのオーラ(善悪は措く)というものには、見る方を引きつけて離さない力があるのだろう。
映画は、このおかしな世界に迷い込む羽目になったごくごく普通の女の子が見た末期の第三帝国中枢と、彼ら中枢が植え付けた思想を捨てられないまま凄惨な市街戦に巻き込まれていく市民たちの姿がカットバックされ、その二つのお話のキーパースンとなるキャラクターの物語が交差して、最期に辛うじてそれなりの救いがもたらされたところでエンドマーク、となるわけだが、ここまでのお話の持って行き方はかなりうまい。特に、決して(そこそこ)安全な地下要塞にはいることができない市民たちの描写が、この映画を簡単に"ヒトラーの人間性にスポットを当てた映画"などと言い切ることのできない説得力を与えていると思うんだけどどうだろう。いい人であれ悪い人であれ、指導者の下には大量の普通の人間たちがぶら下がることになる。そして迷惑千万な指導者個人は、死んでしまえば自分の物語はそこで終るのだけれど、彼の下にある人々にとっては、そこからがある意味本当の物語の始まりになるわけで、それはヒトラーに近い位置にいたゲッベルス夫妻から、ほとんど縁もゆかりもないベルリンの市民たちまで、温度差はあるけど問題ののっぴきならなさ、という点では等しく平等に降ってくる。ヒトラーの死までの物語ももちろん重要だが、ヒトラーの死が確定したあとの、それまでヒトラーにしたがっていれば良かった人達が、物語の新しい章に進んでいくときの辛さ、苦しさ、悲惨さ、そして希望をもまた、この映画は頑張って描いているのだと思う。そのためにこの長尺が必要だったのだろうね。
一度信じてしまったことが間違いであったことを知るために、人はどれほどの犠牲を払わなければならないのか、そしてその間違いを正すために、さらにどれほどの悲惨を罪化さねばならないのか。一人の独裁者の死以上に、安易に一人の独裁者を奉ってしまった民衆が、その後どんな目に遭う可能性があるのかをシビアに描いて見せた映画と言えるんじゃないだろうか。それで「ヒトラーも考えたら可哀想なヤツだよな」と思ってしまう危険性も確かにある(し、実際可哀想な人間なんだろう)のだけれど、ある時期にはその「可哀想なヤツ」を心の底から信じていた膨大な人間がいたことも事実な訳で、で、その膨大な人間のなかに私たちもまた含まれているわけで、ヒトラーの戦争犯罪を糾弾する、というのはつまり、誰がヒトラーを作ったのか、という問題にも繋がってしまうよな、それはとても難しい問題だよな、というところに話は落ち着くことになるのかな
そんなもやもやを一時的にせよ晴らしてくれるかのようなさわやかなラストシーンも好印象。常にヒトラーの側にあったトラウドゥル(今まで書きそびれてましたが、大変キュートです)と、始め少年の単純な思いこみでナチズムに心酔していた少年の心の移り変わりと、それを態度に示し、そして最期には硝煙を抜けることに成功するくだりはすばらしい。良い映画でした。
(★★★★)
セキュリティホール memoさん経由で知ったHDD Health。インストールするとHDDの状況をモニターしてくれるわけだが、入れた直後からワーニングの嵐。HDDの温度が53度だよ、マズいよ
(大意)って。このツール、ハードディスクの予想される命日も算出してくれるんだけど、で、右下の日付がそれなんだけど、えーと、ワタシのSeagate黒パンツ君は、明後日死ぬ予定らしい(な、なんだってー!?)。ちなみにセカンダリのIBM40GBの方も52度でヤバいぞー、なんだが、なぜだかこちらの命日は算出できないらしい。さすが、日立とくっつく前のIBMのハードディスクは強力だぜ(w。
まあね、冷房もない部屋でパソコン2台、朝から回ってるわけだから、これぐらいの温度にはなってるだろうねえ。で、実際のところ50度超えてるってのはヤバいんですかね。たぶんこの夏、ずっとこの状態だったと思うんだが、さて命日の9月1日、というのはそれまでの累積からきた正真正銘の命日なのか、明日チェックしたら死亡予定日は一日ずれるのか、さあどっちでしょう。
とりあえず精神安定上良くない(し、しょっちゅうワーニング出るんでかなわん)ので、HDD Healthは常駐解除させていただきました。
いや、根本的解決じゃないだろそれ。
おおっ、試しに筐体の側板を少しずらしてみたら、命日が9月9日まで延期になったぜ(^^;)。
ちょっと興味がでたので、HDDの熱問題についてもう少し調べてみた。一応一般的にメーカーが保証する限界ってのは、55度あたり<デジタルARENA/Nikkei bp>らしい。うわヤバっ。
んで次に、そもそもHDD Healthの計測値は信用がおけるのか、つーあたり。こんなツールもあるらしい。HDDlife。Proバージョンは14日の試用期間を過ぎると機能限定のフリー版として継続使用が可能、と言うモノのようだ。インストーラは英語その他だが、インストール後は日本語でも使えるし、余命を教えてくれたりしない(^^;)ので、ある意味精神衛生上よろしいかも知れない。サムネールをクリックすると計測結果のウインドウを表示します。ふむ、計測結果にさほどの差はありませんな。なんにしてもウチのHDD、毎日毎日鉄板の上で焼かれてイヤになってたんだなあ、ということは何となく判った。HDDクーラー奮発して上げた方が良いのかしらね。もうすぐ(そうか?)冬なんで、冬になったら神戸のチベットは、パソコンにとっては安心環境なんだけど。
エリザベス・ムーン 著/斉藤伯好 訳
カバーイラスト 照世
カバーデザイン 岩郷重力 + WONDER WORKZ。
ハヤカワ文庫SF
ISBN4-15-011528-1 \980(税別)
amazonで購入
困ってる人物を見ると放っておけない性格が災いした。優秀な成績で士官学校の卒業を間近に控えたカイ。突然校長室に呼び出された彼女は、そこで思いもよらない叱責を受ける。「良かれと思って」した行為が、結果的に士官学校の品位に著しい傷をつける結果となってしまったのだ。カイ自身にその気があったわけではなかったにせよ、そのダメージは無視できない。学校側は即刻カイに退学を勧告する。傷心のまま士官学校を去り、実家へと戻るカイ。マスコミも注視する事件の渦中の人となってしまったカイを騒動から遠ざけるため、宇宙でも指折りの貿易会社を営むカイの父が下した結論は、カイに一隻の廃船直前の輸送船を与え、ほとぼりが冷めるまで宇宙に出しておくというものだった。船はボロだがカイをサポートするクルーたちは腕利き揃い。なんと言うこともない航海になるはずだったのだが…
女性作家が描く、ミリタリー風味のスペースオペラで主人公が女性、というパターンのお話って、どうもこうどれを読んでもスカスカというか「勝手にせえや」って気になっちまうと言うか、心から楽しめない気分になってしまうのはなぜなんでしょうな。士官学校では成績優秀、若い男はなんとか彼女の気を惹こうとするけど本人は気がつかない、弱ってる人間を見ると放っておけない性格、ついでに優れた商人の血筋にあるため、与えられた仕事を普通にこなすだけでは決して満足しない、その血筋は宇宙でも屈指の商船団を持つ大財閥で、両親も彼女のことを心から愛していて、どんな援助も惜しまない、その上美人 …… 勝手にせえや(^^;)。
いちお、「シーフォート」、「オナー・ハリントン」、「スコーリア戦史」、あとどうだろ、ヴィジョルドの「ヴォル」ものとかマキャフリィの「歌う船」あたりのエッセンスをいろいろ研究しました、な感じはあるかな。特に「シーフォート」の第一作のイメージに、猛烈にマキャフリィ風味のスパイスをかけたらこうなりました、な印象。「シーフォート」ものは、もうその「鬱だ氏のう」ぶりの痛々しさがある種の快感になってるんだけど、こっちの主人公、カイのキャラクターにはどうにもこっちが感情移入できる部分がない。そりゃ人並み(以上)に悩み、哀しみ、それでも自分の力でなんとかしなくちゃ、と自分を励ます様な展開はあるんだけど、でもあなた、肝心なところじゃパパの会社、パパの名前頼みなのね、パパもそんな娘がかわいいから、目の玉飛び出るアンシブル(これはもはやSFの標準テクニカルタームですか)使用料を払っても娘に連絡してきてくれるのよね、それをあなたも平気で受け入れるのよね、けっ、てなもんで。
まあこの作品では、まだ親ときっちり手を切って独立するのか、親の威光をとことん利用してでも自分の望みを叶えようとするのか、でカイには迷いが残っている、と好意的に解釈できなくもないけど、それでもこれはちょっとなんだかなー、なんではないかね。580ページかけて、乳離れするか、親を上手く使って大きく出世するかで悩む主人公の物語読まされるこっちはたまったものではないのだが。ついでに世界がSF的に、なってない気がする。ワープ航法が可能な時代にあって、惑星ではレシプロ機が飛び交ってるってのはどういうんだ? 飛ばすなとは言わんが、それが例えば、金持ちだけに許された贅沢であるとかなんとか、なんか理由付けがあっても良いんじゃないか? ハーレクインなんだからそんなところで急に理屈っぽくなるな? そりゃまあ、ごもっとも(w。
ちなみにこの著者の、本作の一つ前の作品が、日本でもかなり話題になった「くらやみの速さはどれぐらい」。こちらの評判はかなりなものだったような気がするが、わたしゃ読んでないので判りませぬ。
(★★☆)
エリック・ガルシア 著/酒井昭伸 訳
カバーイラスト 桔川伸
ヴィレッジブックス
ISBN4-7897-2623-1 \980(税別)
amazonで購入
あまりタチの良くない知り合いにパーティーに呼ばれ、出かけた先がLA裏社会のボスの家だった、というのはちょっとマズい状況だ。タチの良くない知り合いがそのボスの手下だとわかる、というのはかなりマズい状況だ。そしてそのボスが、最初からこの俺に用があったらしい、とわかるというのは……最悪だ。
そんなわけで、人間たちの間で正体を隠し、私立探偵として生きる俺、ラプトルのヴィンセント・ルビオは今、マイアミに来ているのだった。LAのギャングの大立者、フランクから請け負った仕事は、敵対するファミリーの患部の尾行。だがそのターゲットは予想より速く自分の本拠に戻ってしまった。そこで仕事が終らないのが辛いところ。俺もマイアミまで出向き、フランクの弟、エディの元に身を寄せて尾行の続きをやっている。だが、なんだかこの仕事、どうにも底の知れないところが……。
恐竜ハードボイルド第三弾。時系列的には一作目の「さらば、愛しき鉤爪」からしばらく経ったあたり。アル中ならぬバジル中毒に苦しみつつ、新たな、そしてなにやら裏にずいぶんキナ臭い匂いのしている仕事に就くのだが…、ってなお話。解説にもあるとおり、タイトルの元ネタはダシェール・ハメットの「血の収穫」、ということはつまりとりもなおさず黒澤明、「用心棒」にも一脈通じるお話、なんて書いてしまったらこれからお話を読もうと思ってる人の興味を著しく削いでしまうことになるかしら。でも書いちゃったわ。ごめんなさい。
さて、われらが桑畑三十郎は、よれよれの野良犬ではあっても野良犬なりの誇りは失わない人物なんだが、なんせルビオは人間じゃないので、よれよれの恐竜で、かつなかなかぴしっとしたところを前に出せない人物(竜物?)なのはこのシリーズをお読みの諸兄なら先刻ご承知。そんなルビオがよたよたと事件の核心に迫っていき、最期に少しばかりの哀しみをかみしめつつ一つの事件が解決する、というのがこのシリーズのフォーマットであると思うのだが、どうでしょう、前二作の好評で気が大きくなったのか、エリック・ガルシアは本作で「書きすぎる」という致命的なミスをやらかしちゃったような気がする。
本書の構成は、まず導入部でちょっとした事件が起き、その事件が一段落したところで、ルビオが「なんでオレはこんなこと」とその事件が始まる元になる、発端のエピソードを回想する、という構成を取っている。良くあるパターンですね。だが、この回想がどう見ても度を超して長い、と思ってしまう。読んでるうちに、自分が読んでるそれが回想であることを忘れちゃうくらい。そしてようやく本筋に戻ってきた(ここまでで本は3割ぐらい読み進んでる)と思ったらすぐにまた回想シーン。今度はそれほど長くはないけど、だからといって短くもない。とにかく本筋を追うのに苦労するぐらい長い(そしてやや冗長な)回想シーンが挟まってしまうのだな。これは構成として何か間違ってる気がする。
そんな構成の壊れた部分を、訳者の酒井さんもマズいと思ったのか(どうかはわかりませんが)、本書の訳のはっちゃけぶりも前作以上な気がする。なんというか、こっちの許容範囲を超えているというか。
わたしねえ、「本」を開いたときにweb言葉が出てくるの、すごくイヤなんですよ。この本で言うと、まあwebではよく使われる「〜〜ですかそうですか」って言い回し。webで読む分には別に何とも思わないんだけど、紙に印刷されたこの言い回しを目にすると、なんつーか、すごーくイヤな気分になってしまうんですな。webの文体ってものはあるだろうし、それはそれで独自に広まって行くものであるのだろうけれど、それとは別に「本」賭して読者に提供するときに、あまりに安易にweb文体を持ち込んで欲しくない、という気がするのだが。しかもやってるのが、名手酒井昭伸。うーん、それが趨勢なのかも知れないんだけど、それでもこう、なんというか「紙媒体の文体」としての矜持、みたいなものを見せて欲しい気もするんだけどなあ。そんな風に思うこと自体が既に旧人類の証ですかそうですか(と、webでは使ってみたりする)。
前半がそんなわけで少々もたつき気味だった分、後半になってぐぐっと面白くなっただけにそこがちょっと残念。なんか知らんが私は今、本として出てくるものの文章に必要以上に「格調」を求めすぎているのかも知れないのだが、ううむ…。
(★★★)
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