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ちと見ておく必要のありそうな映像作品ができたので、とうとう(^^;)TSUTAYAの会員証を作ることに。んまあ別にどうと言うこともなく発行してもらって、それではと棚を見て回ったんだけど、肝心の見るべき作品が置いてなかったよ。
まず棚を見るべきだったなオレ。
アレグザンダー・ケント 著/高橋泰邦 訳
カバー 野上隼夫
ハヤカワ文庫NV
ISBN4-15-041104-2 ¥540(税別)
1774年、18歳のリチャード・ボライソーにとって初めての、大きな人生の転機が訪れようとしていた。12歳で士官候補生として英国海軍に入隊した彼に、ついに海尉任官試験のときがやってきたのだ。親友の候補生、マーティンとともに試験の場へと臨むボライソー。その頃英本国には、植民地アメリカとの間に絶え間ないトラブルの火が、悩みの種としてくすぶり続けていたのだった…
「若き獅子の船出」、「コーンウォールの若獅子」、で、本書の3冊が若き日のリチャードの活躍を描く一種の番外編、と言う位置づけになっている。たしか「若獅子」ものってのは本国ではジュヴナイルとして刊行されていたのだったかな。とりあえず本作もジュブナイルらしく、きわめて平易な文体でわかりやすく、筋立てもシンプルに、いつもの(本編でもしばしば見られた)リチャードの人となり、その魅力がしっかり伝わっては来る。でもなんだな、総じて物足りないな。
権威や士官としての威厳よりも、ともに戦うものであれば一介の水兵であってもわけへだてなく接する、それ故に下士官や候補生、水兵たちからすぐに信頼を勝ちえる、ってのがリチャードの魅力である、というのは本編でもしばしば描写されてきていることではあって、その描写がまたあったからと言って「違うやんそれ」、とはならない反面、読んでるこっちとしては逆に「一緒やんいつもと」、って気分が先に立っちゃうのはどうしようもないところで。まあ年少さん向けに描かれている、と言う部分は当然差し引いて読まなくちゃいけないのだけれど、それにしても少々芸がなさ過ぎやしないかこれは、とも思ってしまうわけで。
一作目から(そういえばこのシリーズも、『グ』とほとんど同時期にスタートしたんだよなあ。四半世紀を超えて向こうは100冊オーバー、こっちは30冊に満たないのか…)ずっと付き合ってきている身としては、最近の「ボライソー」、少々衰えてきたかな、と言う気がしないのでもないのだよね。ケントさんが衰えてきているのか、この分野での翻訳の大家である高橋泰邦氏のそれであるのか、まではわからないのだけれど、たとえば本書の終盤、かなり大きな出来事が起きるのだが、なぜかそれがぱっと見、大きな出来事であるように見えない、様に思えてしまったりするんだが……。どっちが悪いんだ、これは。
ま、そんなこんなであれですね、「アダムなんかダメよ、やっぱりリチャードだわ、きゃー!(はぁと)」な人向けの一作ではないかと。
それはともかく本書のカバー裏の折り返し、「ボライソー」の既刊タイトルが並んでいるんだけど、良くみると「提督ボライソーの最期」が抜けてるなあ。例の一件、まだ尾を引いてるのかしら、などといらんことまで考えてしまったぞ。
(★★☆)
午前中、ちょっとPhotoshop触る用事があったんで、ついでに昨日の道のりマップ、なんてのを作ったんだけど、asanoさんのツッコミにもあるとおり、旭屋の位置がかなりヘン。あれじゃフコクビルに旭屋があるみたい。ホントは曾根崎警察の南っかわ(参考資料・マピオン)。
なんだけどぱぱっと作業して速攻でpng変換しちゃってPhotoshop閉じちゃったものだから、PSDファイル残ってなくて。ちょちょいと修正するわけにもいかず…
やっぱり中間ファイルは残しておかなあかんよなあ、と、ちょっとだけ思ったけど、まさか日記のネタまでいちいち全部保管、つーのもそれはそれでなあ…。そこまで富豪(どこが)にはなれないわぁ。
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