ばむばんか惰隠洞

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2006-05-25 [長年日記]

[Day] あ、仕事降ってきた (22:13)

やっすい上に短納期と来たかぁ……。とか思ったらしばらく寝かしてた例の(どれの)話の方にも何やら動きがありそうな感じ。ああ、無理矢理古本屋のリニューアルしておいて良かったぁ。

で、明日の夕方にサンプルが欲しいというのに、何をやって欲しいのか、この時間になってもなーも連絡がないってのは、こりゃ何かの嫌がらせですかい(つoT)。

でえい、こんな時間に何を言われても対応できるもんか。寝るっ。

[Books] ダイヤモンド・エイジ (24:21)

ダイヤモンド・エイジ 上(Stephenson,Neal/著 日暮雅通/翻訳 スティーヴンスンニール/著)4150115532 ニール・スティーヴンスン 著/日暮雅通 訳
カバーイラスト 瀬戸羽方
カバーデザイン 岩郷重力 + WONDER WORKZ。
ハヤカワ文庫SF
ISBN4-15-011552-4 \840(税別)
ISBN4-15-011553-2 \840(税別)

大きな社会変化のすえ、いわゆる「国家」の形態は消え、人々は宗教、信条、経済などで共生できる人々が寄り集まる「種族」や「部族」ごとにグループを形成していた。驚異的なナノテクの進歩は人類の衣食住すべてに革新的な進歩をもたらし、今や第一次、第二次産業で巨万の富を得るチャンスは皆無となり、ビジネスチャンスが残されているのはエンターティンメントに代表される各種のサービス業のみとなってしまった未来。世界の三大種族のひとつである「新(ネオ)アトランティス」はかつてのヴィクトリア朝の英国の社会体制を現代向きにアレンジした世界。その体制に少しばかりの疑問を抱いた貴族、フィンクル-マグロウ卿は、たまたま目にとまった一人のナノテク技術者、ハックワースを引き込んでひとつの革新的な教育玩具の製造をもくろむ。種痘なAIとインタラクティブ・エンタティンメントが連動した知育用書籍、「プリマー」。だがマグロウ卿が孫娘専用にと考えていたその書籍が、その革新性に感銘を受けたハックワースによって複製がひとつ作られたとき、世界を大きく変える大きなうねりの最初の一波めが起きていたのだった…。

んーと、「スノウ・クラッシュ」「クリプトノミコン」な「ディファレンス・エンジン」、かな。同じディティールへのこだわりで語られるレトロフューチャーと超先端技術のつるべ打ち。お話の根幹をなすのは、ユーザーのレベルや反応にあわせて最適なリアクションを返すナノテク本、「プリマー」。オンラインでオペレータに常時接続された飛び出す絵本をデタラメに高級にした様な物なのだが、この本を作ろうと思った人(マグロウ卿)、実際に作った人(ハックワース)、その本のオペレータになった人(インタラクティブ・アクターをつづめたラクター、と言う職に就く女性、ミランダ)、そして実際にその本を使うことになった少女ネル、彼、彼女たちが、ナノテクの錬金術で支配された未来社会で何を見、どんな風に変わっていくのか、を追いかけていく話。言っちゃいますが、微妙につまらん(^^;)。

なんて言うのかなあ、この人の前の作品、「スノウ・クラッシュ」にあった疾走感も、あとの作品である「クリプトノミコン」にあった、くどいまでの細部へのこだわりも、等しく希薄であると感じてしまう。ついでに言えばその世界観も、イマイチ説得力に欠ける気もするし。いろんなところがそこそこ面白いのだけれど、のめり込むほど面白いかと言われれば残念ながらそこまでは行っていないような気もして。

たぶんこれがなければ「クリプトノミコン」は生まれなかっただろうし、SFにとどまらず、メインストリームの文学作品としても高い評価を得た、ってあたりにまあ異議を挟む気もないんだけど、どうだろ、すっ飛ばしまくった「スノウ・クラッシュ」と突っ込みまくった「クリプトノミコン」の間にあって、そのどっちつかず感がヘンに高く評価され過ぎちゃった作品、なんじゃないかしら。あちこちで面白いんだが、全体を通すと「うわあ、なんて面白いんだっ!」って事にはならんのだよなあ。

序盤から中盤にかけてのまったりぶりは結構好きなんだけど、お話が動くと見せてどうにも動いてない感じが残るままエンディングに行っちゃう展開はどうしたもんなんでありましょうか。私、根本的に読み方まちがえているんだろうか。

(★★★)

[PC] 修行が足りん (24:38)

↑上のエントリ書いてる最中にHHK ProffesionalからHHK Liteに戻しちゃいました(^^;)。限りなく無刻印に近いHHK Proffesionalの黒、普段はともかくたて込んだ仕事やばりばり文章叩きたくなる局面が舞い込んでくると、猛烈なストレスの元になってしまう。わたしゃブラインドタッチ(タッチタイピングだ? 知るか)できねえんだよ。キートップ確認しながら打ってるんだよ。それでなくても少々キーアサインが変態なHHKでキートップが確認できないのは、達人はともかく常人にはちょっと辛いんじゃないかと思う。

とはいうものの…

約二日、Professional叩いただけで、Liteに戻したらなんてひでえ叩き心地なんだと思ってしまう私がいるのも事実な訳だが(^^;)。

やっぱりインレタ買ってきた方がいいかしら。たて込んできた仕事が一段落したら、またProfessionalに戻そう……

まてよ、LiteはPS2、ProfessionalはUSBなんだから、両方繋いどいて場合に応じて使い分けたらええんとちゃうの。

(30秒経過)

おお、いけるいける。やっぱり叩き心地は圧倒的にProfessionalだなあ(^^;)


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