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商売モノに手を付けるシリーズ。アイザック・アシモフ著「鋼鉄都市」(→amazon
)。古本屋の棚に並ぶのはもうちょっと先ですが、久しぶり感があって晩飯後に読み直してみたら、やっぱり面白かった。極めてオーソドックスなミステリパートの手法と、それに被さるSF的未来視の部分のイマジネーションの拡がり具合の按配が良い感じで、しばしば今読んでも古くない部分、なんて所にも遭遇するのが面白いところ。
それとは逆に、今風なSFならそこは何か対策するだろう的な、見通し損ねた未来観みたいなものにたまにぶつかっちゃうところは、古典を今読む楽しみと言えるのかな。ベルトウェイを乗り換えていくことで高速での移動手段が得られる世界で、そのベルトウェイの乗り換えにミスって落とし物が発生したり人身事故が発生したり、なんて未来社会は多分、今のSF作家だったらなにがしかの対策を講じてくるパートだろうな、なんて思えてちょっと楽しかったりして。
個人的な思い出話としては、消防の頃に読んだ石森章太郎の「少年同盟」で主人公の少年をサポートするアンドロイドの名前がイライザで、ちょっと洒落た名前だなあと思いながら読んでた(オレ、石森作品では『少年同盟』とか『アンドロイドV』とか、かなり好きなんですよ)ものが、青二才になってアシモフSFに触れて、彼のロボットものの人間側の主人公の一人の名前がイライジャ・ベイリであることを知って「ああそこから取ってきたのかー、やっぱ石森先生はすげーなー」などと感慨を新たにしたことを追体験したことであった。ま、完全に外した一方的なこっちの思い込みかも知れんのだけどね。
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