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ゆうきまさみ「鉄腕バーディー」(10)。なんだなんだこれは、731部隊まで絡んでくるのか? 相変わらずリクリス人のネズミさんたちがキュート。
あとはなんだな、本屋うろついてたら吉野朔実「Period」(2) などという物を発見してうろたえた。(2)?てことは(1)もあるんだよね? むふう、また三宮出撃かのう。それはそれとして(2)だけでも確保しとけばよかったんじゃないか、と今気がついた。馬鹿だなあオレ。
気になったんであまぞん書店で調べてみたら、{1}ってば去年出てたんだな。むう、うかつにもほどがあるなあ。
…で書影を表示するように変更したんだけど、こちらがISBNコードを入力した時点で書影がまだ用意できてなかったりする本、後に用意されることになるけどそのままではこちらの表示は「NO IMAGE」表示のまま。こういうときは設定画面のamazonプラグインの設定から、「キャッシュの削除」を実行してやる必要があるのだな。なるほど。
コリイ・ドクトロウ 著/川副智子 訳
カバーイラスト 水玉蛍之丞
カバーデザイン ハヤカワ・デザイン
ハヤカワ文庫SF ISBN4-15-011526-5 ¥660(税別)
amazonで購入
人類はついに"不死"をその手にした。クローン技術と記憶のバックアップの完備は、たとえいつ人が死んでも、生前望んだところからの人生のリロードが可能になったのだ。人々の価値観は大きく変わり、今最も重要なのは数値化された"他人からどう見られるのか"であるような世界。そんな世界で僕、ジュールズは念願かなってディズニー・ワールドの運営スタッフの地位を手に入れた。人々の流れをコントロールし、新たなインプレッションを観客に与え続ける、未来世界でもっともクリエイティブな仕事。だがなぜか、この仕事に就いてから、僕の周りにはトラブルもまた多発するようになって……
それにしても、いったいなにがホーンテッド・マンションをここまでクールにしているんだろう?
知るか。
で終わりなんだわ実のところこの本は。人の評判が通貨として通用している、とか、必要に応じて好きなところから過去をやり直せる、とか、ちょこまかとおもしろいSF的アイデアもちりばめられているんではあるが、一番の根っこになるところが未来のディズニーランドの従業員の権力闘争でしかないのだな。で、こちとらディズニーランドの従業員なりお客なりがどうなろうと知ったこっちゃないのだな。神戸から(東京)ディズニーランドに一泊で遊びに行くといくらぐらいかかるんだろう。交通費込みで5万ぐらい? だったらオレは立ち呑みに25回行くね。その方がよっぽどステキだ、と心底思っちゃうような人間には、この本は向いてないわ。
私はドツボ小説、そんなに嫌いじゃない。ダグラス・ケネディの一連のドツボ小説の救いのなさも、ゴダードの暗黒ぶりも結構好きである。そういえばオースターにもどうしようもなくドツボな小説あったよなあ。で、本作もそういう先達のドツボぶりに負けず劣らず、ドツボにはまってどっぴんしゃんな主人公を描いた作品で、その展開の持って行き方とか、非常にオーソドックスにうまい描き方がされていると思うんだよね。でもちっともドツボ感が漂ってこないのだなぁ。
だってディズニーランドなんだもん。
ウソくせえ作り物の楽園が、不死の世界のメタファーで、そこでヤケに現実的に苦労する主人公を描くことで、一見理想的に見える、不死に支えられたユートピアが、実は今以上に暗黒で、やるせないものである、ということを作者描きたかったのかもしれない。その試みはまあ、決して完全な失敗に終わっていると言うところまでは行かないのだろう。でもとてもこちらに「うんうん、そうだよな」という説得力を持ったものとしてそのメッセージが伝わってきた、とまでは感じられない。
だってディズニーランドなんだもん
ディズニーランド好きの皆さん(あーそういえばオレの奥さんもそうだ)すいませんね。ワタシ、世の中で一番足を踏み入れたくないところがあそこなんですよ、ええもう(何か問題ありそうだから固有名詞は出さんとこ。は゜んさんが勇気を出して映画を観に行く界隈、とか言っても誰も分からんだろうなあ)とか以上に(^^;)。そんなところがどうなろうとあたしの知ったことじゃないのでね。
ちょっと前のWTBWで土屋 游さんが、そういえば私はホーンテッドマンションに行くと条件反射的にヤりたくなるんですが
なんて書いてらっしゃった(2005/9/3)けど、んー、そういう筋金入りの方が読んだら、また違う印象を持ったのだろうかね。あたしゃ結局、最後まで読むのが苦痛な本、でしかなかったです。
(★★)
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●おたんじょーびおめでとーございまーす(笑)<br> 呑みましょう、食いましょう(馬鹿)
だからめでたくないってばぁ(つoT)<br>でも飲み食いするのはさんせー(^^;)