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ホントは昨日書くつもりで、居間から新聞も持ってきてたんだけど、酒が回る方が早かった。ということで5月29日の朝日新聞大阪版朝刊のオピニオン面に載ってた、作家でお医者様の帚木蓬生氏の投稿、「ギャンブル依存症 病気と認識して治療を」。ここ2年間で、精神科のお医者様でもある帚木氏の診療所を訪れた新患者100人が、診察までにギャンブルにつぎ込んだお金の平均は1400万円にも上っていて、そのほとんどが消費者金融に手を出していて、患者たちの4分の1は、受診までに債務整理をしていた、と言う話。
ギャンブル依存は15年前にWHOによって正式に病気として認められているんだが、治療のための有効な薬品などもない現状では、いわゆるカウンセリングに頼らざるを得ない状況なのだが、この病気の特徴的な症状というのが、ウソと借金に集約されるが故に、周囲や公的機関などのきめ細かな配慮と対応が必要になるぞ、と言うお話。
で、日本においてこの病気にかかる人の対象になるのは、8割強の割合でパチンコ・スロットであり、これは日本におけるパチンコ台の数が500万台を越えているにもかかわらず、パチンコがギャンブルでなく遊技と見なされているが故に、しっかりした規制がなされているとは言い難いのが大きな理由になっているんだそうだ。
オレ自身は今や到底勝てる気がしないんで、パチンコはほとんど打たないんだけど、それとは別に少々苦々しく思ってることがあって、それはパチンコの新台のテーマにアニメや特撮のネタが続々と採用されていて、しかもそれらの台のCFが、深夜以外のごく普通の時間帯にばんばんテレビで流れている現状。ホントの意味での病人を作っちゃう可能性のあるキカイ、というのは今回の記事で初めて知ったけど、そこまでいかなくとも、しばしば親が自分の責任を放棄してまでパチンコにのめり込んじゃうような事態(ってその時点ですでにビョーキだわな)をしばしば生むようなものに対して、かつては子どもに夢を与えていたタイトルがどんどん名前を売っているって状況はどうなんだよ、って思ってたんだよね。基本的にパチンコにタイトルを売った作品に対しては、その後軽く軽蔑するようにしてるんだけど、今やそのスタンスを貫こうと思ったら、アニメ・特撮嫌いになった方が話は早いぜ的状況まで来ちゃってるのは困ったものだと思う。
かつて夢を与えてもらった作品に、オトナになってもう一度、ちょっとした夢を託せるようになっている、なんて言ったら良い話に聞こえるけど、実体は決してそんなもんじゃないと思うんで、ここらでコンテンツホルダーの皆様におかれては、一度自社の持ってるコンテンツの二次利用について、何かこう、もうちょっとちゃんとしたガイドラインみたいなものを引き直して欲しいと思う今日この頃。
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いやまったく同感であります。
私めもまったくもって同感でありまする。
パチンコに使われると入ってくるお金が他とは桁違いとも言いますからねえ。<br>映画やディズニーランドなど、全てをひっくるめた娯楽産業全体の、売り上げの7割以上がパチンコだとか。
その類のキャラものはゲーセンでやるのが賢い消費者の<br>あり方かと思います。1クレ100円で30玉くらい?
>MASHさん<br>なんでも日本を除いた全世界のギャンブルマシンの総数は、日本のパチンコ・スロット機の数の半分にも満たないのだとか。それだけの数のキカイがギャンブル機ではなく、遊具のカテゴリーに入っているのはやっぱりなんだかなーと言う気はします。そこで生まれる利益が、大元のコンテンツを産み出した人にとってバカにならないものであることは理解できるのですが、そこで痩せ我慢ができる人を、オレは心底応援したいなー、みたいな。多分に手前勝手な理屈かも知れないですけど。<br>>hさん<br>やー、オレ、パチンコ自体の持ってる射幸心ウハウハ遊びの面白さは嫌いじゃないんですよ。うまく行ったら儲かりたい、なギャンブルですね。ただ、そのネタに自分が青二才だったときに夢中になったネタが使われるのが我慢できないんですわ(^^;)。