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ってことで。通常は新開地から阪神か阪急で梅田まで出て、地下鉄御堂筋線でなんばまで行って、南海に乗り換えて岸和田まで、ってコースを取るわけで、時間は短いんだけど、この真ん中の地下鉄が結構疲れるわけですな。座れないし、混んでるし。そこで3月20日開通の阪神なんば線ですよ。新開地からってわけにはいかないんだけど、三宮で快速急行に乗り換えれば、座ったまんま、なんばまで連れてってもらえちゃう。尼崎からなんばまでの区間が各駅停車になっちゃうのでそこがちょっとかったるいけど、それ以外は大変快適。座っていけるし、お値段も安くなるしね。おかげでがっつんがっつん本が読めてしまいましたわ。
作業自体はおおむねルーチンワークだったので、大した問題も発生せず、サクサクとこなして家に戻ってきたらば驚いたことに…
中島梓/栗本薫(asahi.com)。享年56。年の差的にみてもいまやある意味、他人事とは思えない気分だ。ここのところ、身体のあちこちに不調を抱えられておられたようですが、早すぎますね。
毀誉褒貶相半ばするというか、最近はどちらかというとバランスが一方の方に傾いてしまった感は否定できない気はするけれども、'80年代の、妙に賑やかでかつカラ騒ぎ感満点な日本SFシーンの中で、間違いなくもっとも輝いた一人であったと思う。自分も青二才の頃、書店で「グイン」の一巻を見かけたときに、「日本人作家が書くヒロイック・ファンタシィが読めるようになったんだ」と、それなりに気分が高揚したことを憶えています。
ご本人がどこを目指していたのかは知るよしもないが、一読者としてはやはり、グログロぬちゃぬちゃな異形のものの描写と、市井の人々の躍動感、それらを含めた「世界」を描かせたら天下一品の人ではあったと思う。同じ時期の高千穂遙の「美獣」が、キャラクターの方により強く視線を向けたが故に、「世界」の拡がりを描写し損ねてしまったのと対照的に、「グイン」はいろんなところに穴があるけど、それでも欠点をひっくるめてひとつの「世界」のあちこちを見て回る楽しみ、のようなものを提供してくれたシリーズであったと思う。文句や呆れた気分も含めて、次にこの世界に何が起きるのか、を楽しみに待ちたいと思う気分を与えてもらえたと思うのだな。
んまあここ最近は文句ばっかりつけてましたけど、それでもやっぱり新しい本が出た時に、完全スルーしてしまうことも出来ない存在であったことも確かなわけで、亡くなられる直前まで、最前線で活躍されていた作家であったと思います。お疲れさまでした。ありがとう。
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乱土さん、ご無沙汰しております。<br>阪神なんば線のご利用ありがとうございます。<br>岸和田出撃の際には便利にお使いいただけるんではないかなあ、と思っておりましたよ。<br>今後ともご贔屓のほど、よろしくお願いいたしますです。<br>http://namba.keizai.biz/column/13/
asanoさんどうもです。記事、興味深く読ませていただきました。今回乗ったのが完全な新車両なのかどうか分らなかったんですが、ベンチシートの両端の一人分のスペースの横に肘掛けがついてる(なんか上手くない説明ですね)のが新鮮でした。<br>一回しか利用してないんで何とも言えないんですが、神戸方面からよりも、なんば、奈良方面から神戸に向かう方の乗客数が多いみたいですね。一仕事して帰るときに座れるかどうか微妙、ってあたりがなんとも悩ましいです(苦笑)。