ばむばんか惰隠洞

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2003-12-06 この日を編集

[Day] 師走だなあ…

"ぼかぁ君といる時が、いちばん師走なんだ。…いいだろ?" てのは昔懐かしいタモリのネタですが、いやあ、気がついたら12月だね。ということで帰省の準備をこそこそと。いつものようにカミさんの勤務表ができてきた時点で、e5489できっぷの手配。行き(1日)は楽に取れるんだけど、帰り(3日)はさすがに希望通りには取れないな。7日前から予約申し込みができる、ということは、3日にきっぷを取りたいと思ったら、11月28日には申し込んでおく必要があるってか。でもいつ帰るかはカミさんの勤務次第なんで、そう簡単に決め打ちもできなかったりするんだなこれが。ま、ちょいと遅めにはなるがなんとかきっぷは取れたので一安心。帰りは喫煙席になっちゃったけど、ってそれで困るのは実は倅だけなんだな(w。

[TV] ブルーマックス

先日CS スターチャンネルでやってた「ブルーマックス」。1966年アメリカ、監督ジョン・ギラーミン、出演ジョージ・ペパード、ジェイムズ・メイスン、アーシュラ・アンドレス、ジェレミー・ケンプ。第一次大戦中のドイツ。平民の歩兵上がりのパイロット、シュタッヘルは、その腕と権謀術数でエースパイロットとなり、戦闘機乗りの最高の名誉、ブルーマックス(正式にはプール・ル・メリート)勲章をめざしていく。だが、ついにその栄誉を手にした時が、彼の破滅の時でもあった…。

初代ボンド・ガール、アーシュラ・アンドレス(ウルスラ、が正しいのでしょうか?)が大変美しいのだけれど、映画としては少々冗長な部類に入るかな。己の功名心と、貴族階級を見返すために頑張る平民上がりのど根性物語…ではなく、やっぱり平民上がりはどこかさもしく、鼻持ちならない貴族階級はその鼻持ちならなさでもってさもしい平民を冷たくあしらって終る、映画なんで、戦争映画ですかっとしたい向き(オレ)にはちょっとガッカリな作品だったりするわけだ。レプリカと多少化け(SE5a*1がローゼンジ・ファブリック迷彩*2をまとっていたりする)もあるけど、フライアブルな複葉機が続々出てくるあたりは楽しいのだけど、ふうむ、なんかこう飛行機が美しく撮れていない気もするなあ。

*1 第一世界大戦に参加した英国製戦闘機のひとつ。おおむね安定した性能を持った、名機と言ってもいい機体で、英国人はことのほかこの機体を気に入っているらしいが、蛇の目好きな私から見てもこれ、ぱっとしない飛行機なんだけどなあ…。

*2 第一次大戦中のドイツ機の迷彩パターンのひとつ。全体を細かな六角形で分割し、それぞれの六角形をさまざまな色で塗装する。モデラー泣かせの迷彩パターンです。

[Books] お買い物

ゆうきまさみ「鉄腕バーディ」(3)。「上の人などいない!」でちょとワラタ。しかしこんなところにまで2ちゃん言語が入り込んできとるんだねえ。

[Books] 日本SF大賞

第24回日本SF大賞に冲方丁、「マルドゥック・スクランブル」。やあ、あれ面白かったもんねえ。おめでとうございます。今後ともますますのご活躍を。

本日のツッコミ(全3件) [ツッコミを入れる]

Rダニけん [2ch語の原義探しをしたいわけじゃないけど、「中のヒトも大変だね」「中のヒトなどいない!」は吉田戦車“伝染るんです”..]

義珍 [たしか『伝染るんです』のセリフは「下の人などいない!」ではなかったかと。これが2ちゃんの「中の人」の元ネタなのかどう..]

rover [ふうむなるほど、吉田戦車なんですか。ツッコミサンクスです。でも今「…などいない!」を使うのはやっぱり2ちゃんからの影..]


2004-12-06 この日を編集

[TV] 定期視聴番組 (20:36)

土日にかけての鑑賞。「ウルトラマンネクサス」、「種デス」、「ジパング」、「ニニンがシノブ伝」、「機巧奇傳ヒヲウ戦記」、「特捜戦隊デカレンジャー」、「仮面ライダーブレイド」、「ふたりはプリキュア」。「シノブ」、いきなり赤いジムニー飛び出して、「なぜか燃える赤が好きだ」………ってのでひっくり返った。いやオレその本持ってたけど。

さてさて、土日は酒が入って(土曜日は倅とトリスケで宴会、日曜はオフミ)の鑑賞だったもんで、実は上記の「シノブ」の気の狂ったギャグしか憶えてなかったりします。ははは。特に「ネクサス」は全然記憶に残ってないなあ。「デス様」はカガリがどんどんただのバカになっていく感じで、なんか某長編良くわからん大河小説のキャラを見るようで、ちょっと痛い。日曜の朝の三本は、まあそれぞれいつも通り。「プリキュア」、今週も妙に作画スタッフが違うッぽいですぜ、とはTUXさんから聞いてたんだけど、ほんとだ、少女マンガ風味がアップしてる。渚がやけにかわいいじゃん。

んま、そんなとこ。

[Anime] 「明日の2時間目はテストだって」(ゲッ!!) (22:45)

んでもって本日は、昨日のオフの時にTUXさんから貸していただいた、「おジャ魔女どれみ ナ・イ・ショ」、#1〜#5を鑑賞。「もーっと!」の頃、5年生の頃のどれみたちの夏休みから、えーとどの辺まで行くのかな? やっぱりクライマックスはバレンタイン・デイ? …あたりまでの、ちょっとだけ秘密のエピソードたち。んもう、すんばらしい。テレビシリーズ以上に、なんつーかシリアル感がちゃんと出来てたりするあたりがただもんではない。2作目のエピソードの伏線は1話目で語られ、3話目のエピソードに関連するネタは、しっかり2話目でもちらりと触れられているのだ。やるではないか。作品そのもののクオリティもステキ。飛び抜けて高い、とか言うんじゃなく、テレビシリーズのあの味から、微塵も踏み外してない絵づくり、お話作りになってる。なので時に大笑いし、時にちょっと涙腺ヤバい方に持ってかれたり、毎週一度のあのお楽しみを、久しぶりに思い出させていただいたのであった。その上でどれみの高校生バージョンだったり、眼鏡オフ、水着姿のはづきちゃんがたっぷり堪能できたり、大きいお友達対策にも抜かりはないぞ(w。

いやあええもん見させてもらいました。やっぱりももちゃんの笑い声には癒されるわあ(^^;)。あと、エンディングも秀逸っす。

[CS] 今日のゴジラ (23:14)

「ゴジラvsモスラ」。1992年。第一期平成ゴジラシリーズで一番お客が入った映画が実はこれだったりする。「vsビオランテ」で「おや?」と思わせ、「vsキングギドラ」で「もしかしてイケる?」と思わせた結果なだけで、これが単体で一番面白い作品、って訳でもないんだけどな(身も蓋もねえな)。

んで、このパターンが逆になっちゃって損しているのが手塚昌明監督だったりするわけで。「×メガギラス」の前にミレゴジ、「×メカゴジラ」の前がゴモキ。前の年の映画でお客に引かれちゃって、せっかくの面白い映画にお客が集まってくれない、てのはかわいそうだよなあと思ってしまう。それも人の持ってる星、みたいなものなのかも知れないんだけど。

土曜日の「vsメカゴジラ」の方は電波状態悪くて録画失敗。こっちは復活した伊丹の特撮映画大会の大変豪華な前座として、川北特技監督を招いた上演会で鑑賞した憶えがある。「最後」といっておきながら次が作られることがこの時点ではすでに明らかになっていただけに、上映後のトークショーで少々苦しい言い訳が聞けたのがちょっとした収穫だったかも知れないな。

ってまた本編とあんまり関係ない話に流れてしまった。


2005-12-06 この日を編集

[Day] うげげげげ (23:15)

スタイルシートの書き方忘れとる。正確にはどうやったらIEとmozilla系であんまり差が出ないようにするか、のあたりのコツをきれいに忘れとる。まいったぜ、最近GoLive任せの、IEでちゃんと見えりゃいいや系な仕事ばっかりやってたからなあ。確か幅とか高さで、パーセンテージの考え方に妙に差があったりしたんだっけかなあ。ちょっとごそごそ実験しながら思い出していこう。

[web] アネハ構想……どさっ(ナイフ刺さる音) (23:20)

例のマンションやらホテルやらの構造強度偽装問題。んーと、読むだけ読んであとは自分で判断して下さい。きっこの日記、おなじく「さるさる」の佐藤立志のマスコミ日記。さて実際のところ、どうなんでしょうね。わたしゃいわゆる「あれもこれも○○の陰謀なんだよー」(な、なんだってー!?)系のお話は、ある程度(臭くならない程度に)眉にツバつけて読みたいと思ってるんだけど、あそこはねえ…。

こんなときにおんなじ「さるさる」で誕生日だーとか浮かれてるんじゃないよ勝ちゃん。しかも今日出演の「ムーブ!」で「忘れてた、今日オレの誕生日だ」とか言ってるし。忘れてないでしょ、あなた(^^;)。

[Books] 愛国の旗を掲げろ 海の覇者トマス・キッド(4) (24:38)

4150410976 ジュリアン・ストックウィン 著/大森洋子 訳
カバーイラスト Geoff Hunt
カバーデザイン ハヤカワ・デザイン
ハヤカワ文庫NV
ISBN4-15-041097-6 \980(税別)

参加する側から見た反乱

カリブ海での冒険の末、ついに准士官の地位を手に入れたキッド。一介のカツラ職人からのたたき上げでここまでこれた人間はそう多くはない。しかも要人救出の英雄、という肩書きも得ては退屈している上流階級の女性たちも放っては置かない。キッドの親友、レンジは浮かれるキッドを心配しつつ、自らの今後にも悩みの去らない毎日だった。一方、祖国英国の悩みはさらに大きい。外には快進撃を続ける、ボナパルト率いるフランス革命軍、そして内には、やがてキッドもそこに深く関わることになる、英国海軍を揺るがす大事件の萌芽があったのだ…。

トマス・キッドシリーズ第4作。前半が革命フランス軍の侵攻におびえるイタリアを舞台にしたキッドとレンジの冒険。その背景でレンジの過去が少しだけ詳しく語られる一方、ここでのキッドは完全な脇役。で、後半は有名なノアとスピットヘッド錨地で勃発した水兵たちの反乱事件。キッドはここで、反乱側に付くことになるからさあ大変、という展開。ジェフ・ハントのカバーイラストでもユニオンジャックがおろされて、代わりに赤旗が掲げられようとしている。この状態で「愛国の旗を掲げろ」とはまたすごい邦題を付けたもんですねハヤカワさん(ちなみに原題は"MUTINY"、そのものずばり"反乱"でございます)。

1797年のスピットヘッドとノア錨地での反乱事件は、この手の水物冒険小説ではしばしば取り上げられることがあって、「ボライソー」だと10巻、「不屈の旗艦艦長」あたりがちょうどその話。さすがにボライソーは提督になっちゃってるので、この反乱についても、それなりに水兵たちに理解を示しつつも、この国家存亡の折に何をやっとるのか的なスタンスであったような覚えがあるが、こちらはお話の主人公が、その反乱側の一員になってしまうってあたりが新しい。しかもそこはそれ主人公、反乱側でもやっぱり一目置かれる存在になるわけだ。当然、反乱が収束する(もちろんそれは負け戦なのだが)ときには反乱の首謀者たちには苛烈な処断が下されるのは見えてるわけで、さあどうなるキッド、というお話になってるわけですな。

で、「どうなるか」ってそりゃあ主人公なんだから、こんなとこで命を落としたりする心配はないわけだけれど、そこにはいろんな意味で苦さがつきまとう。分かってはいるけどやはりもうちょっとどうにか出来なかったのか、とは主人公も読者も等しく思うところだろうな。定番はずし、に見せてしっかり、この展開でも最終的には帆船もののクライマックスの定番をねじ込んで、それなりにカタルシスのある読後感を演出して見せた作家の手腕は買うが、そこに至るまでのいろんな展開の"苦さ"が、この先の展開にどういう影響を与えるのか、ちょっと興味深いところではある……まあたいした影響は与えないような気はしてるんだけど。

前半と後半がうまく繋がらない恨みはある(しかも前半の展開はやや退屈)し、主人公が助かればそれで良いのか、ってところもあるんだけど、全体としてはまあまあ、って感じですか。

(★★★)


2006-12-06 この日を編集

[Oldbooks] 今日の古本をみて一言 (23:25)

アニメージュ 1992/6亜美ちゃんの「水でもかぶって反省しなさい!」ってセリフはメージュの読者が考えたものだったのか。「アニメージュ」1992年6月号、"発表! 第1回セーラー大賞"なる記事のなかで発表されておりました。おめでとう千葉県のNさん(^o^)。あれってファンが産んだものだったんだ、知らなかったなあ。Wikipediaにも書いてなかったもんな(w。

ちなみに同点で大賞を取ってたのがレイちゃんのセリフ、「火星にかわって折檻じゃー」。こっちはその後、微妙にアレンジされたようですね。

なんせワタシがアニメ雑誌買ってたのは'80年代前半のごく短期間で、読んでたのも「OUT」と「アニメック」だったもんでな。ハナっからメジャーな話題にはついていけない体質は染みつきまくっておったりするわけだが、そんな人間のあずかり知らぬところでこの手の企画ってのは、続々出てきておるんだろうなあ、などと感心しつつ、本来の目的であるところの、「もぐっこモグたん」が載ってるメージュ探しをごそごそやってる仕事の合間のワタシでありました。仕事しろよおい、フィックス近いぞ。

本日のツッコミ(全3件) [ツッコミを入れる]

P2 [>'80年代前半のごく短期間で「OUT」と「アニメック」 俺も俺もヽ(´Д`)ノあの辺で「濃さ」が熟成されたような。..]

rover [あとは「スターログ」ですかねえ。 道場新ネタ、スナドリジャミラさんに軽く涙(w。]

noki [70年代後半(というか78,9年)から80年代前半は確かに・・・・「OUT」と「アニメック」は毎月購読してたような・..]


2008-12-06 この日を編集

[Oldbooks] 昨日の続き (23:29)

SFマガジン 1998年11月号昨日読んだ「プロバビリティ・ムーン」の原型である短篇「密告者」が載っている、SFマガジン1998年11月号。幸運にもまだお買い上げいただいてなかったので、引っ張り出して読んでみた。

「プロバビリティ・ムーン」では人類主観の宇宙戦争がらみのお話と、「世界」を舞台にした、その世界の住民達と地球人類との、一種のエコSF 的な側面が並行して語られていたんだけど、短篇の方ではその、後者の方をメインにお話が進んでいく。「世界」の人々にとって常識となっている"共有"をテーマにしたストーリーになっているというわけで、長篇の方でも面白い、と感じた部分がぎゅっと濃縮された形で表現されているわけやね。

本作品と長編には直接的な関連はなく、基本的な世界観とお話の出だしの設定部分が長編にも活かされている、ってだけで、別なお話として読んだ方が良いものだけれど、それ故に「世界」という世界(ややこしいな)のSF的なユニークさが際だつ短篇になっている、といえるかな。あと、訳のスタイル(短篇の方の翻訳は田中一江さん)のせいなのかも知れないけど、長編版よりも静謐さが増した雰囲気があってそこも結構。やや地味ながらも面白かったです。


2009-12-06 この日を編集

[TV] 定期視聴番組 (23:13)

アリシアさんの中の人が結婚なすったってんで、某方面でプチ祭りになったようですが。まあこちらは寿退社なんてことはなさそうなのでだいたいあんしん。さて、「とある科学の超電磁砲」、「マクロスF」(再)、「NEEDLESS」、「魔法少女リリカルなのは A's」、「侍戦隊シンケンジャー」、「仮面ライダーダブル」、「フレッシュプリキュア!」、「鋼の錬金術師」、あとNHKの夜の番組、「坂の上の雲」、「NHKスペシャル 真珠湾の謎」。あら、ずいぶん見たわね。

レベルアッパーというのは、使った人の能力値を上げるための物ではなく(それはあくまで副作用)、その上がった能力をAIM拡散力場を介して一種の分散コンピュータとして利用する、みたいな技術ってことだったのが分ったのが「超電磁砲」。それを使って陰気な姉さんが何をしようとしてるのか、ってのは次回に続く。黒子のオーバーワークっぷりも面白かったですな。よく働く中学生だこと。

「NEEDLESS」は、この作品にしては珍しく真面目なことやっとる。先週に引き続いての回想編。幼少の頃の神父さまは大変よい子だったのね。イヴは割と昔から変わっとらんね(w。

日曜朝。ことはの成長エピソードの「シンケンジャー」。何だかんだで彦馬さんの存在感は貴重だな。締めるところ、押さえるところでずっしりと重みを効かせてくれる人がいてくれてると、それだけでお話が引き締まるよね。

「ダブル」の方も好調。敵味方の関係性の入り組み具合、そういうこまけえ話を放っといても何とかなる程度には賑やかな絵造り、悪くないんじゃないでしょうか。

「ハガレン」は、何をやるべきかを知ってる連中が、それに向かって自分の能力を使い切ると、すげえことができるんだぜって言う回。非常にオレ好みなエピソード。今週は「超電磁砲」、「NEEDLESS」、「ハガレン」と、いろんなところで作品世界のメカニズムについての説明が語られる回がならんでおりましたな。他はともかく、「NEEDLESS」までそれやって来たのにはびっくりだ。

さてNHK。やっぱり具足系で役者さんをカモフラージしてやらないと、もしくは歴史的に容易に想像できる時代が舞台になると、どうしてもドラマから伝わるビジュアル・イメージの端々に微妙な嘘くささがつきまとうのが「坂の上の雲」かな。天下のNHKがちゃんとお金を使って作っているドラマであることは分るんだけど、それでも微妙な「作りもの」感を引きずってしまい、そこに安っぽさが生まれてしまうように思えるんだよな。そういえば同じNHKの「山河燃ゆ」も、想像できるが故の「ちょっと違わね?」的感覚を持ったような憶えはある。

もう一つ、NHKスペシャルは真珠湾奇襲に参加した5隻の甲標的の5隻目が真珠湾沖で発見されたこと、開戦当時の日本側発表では、戦艦「アリゾナ」を撃沈したのは甲標的のうちの一隻だった、と言われていたことから、当時の報道は正しかったのか、そもそも今回発見された甲標的は5隻の内のどれだったのだろうか、みたいなところに斬り込んでいく…予定だったんだろうがいろんなところでツッコミが甘く、さらに何があろうと若く可能性に満ちた若い命を無為に消費する戦争イクナイ、って結論に何としても持って行かなくちゃいけない、と思ってる人が番組作っているっぽいせいで、最終的に何が言いたいのか分らん番組になってしまっていたような気はする。

かつての戦争を自分の記憶で話すことができる人たちの年齢の下のラインがとても上の方にシフトしてしまい、このままでは貴重な証言を得ることができないまま、時間の流れの中で埋もれてしまうこともありえると思えば、多少おぼつかなくても生のメッセージを記録していける、こういう機会は重要だと思うので、こういう企画はなるべく通してもらえたら嬉しいな。何であれ研究って行為には、ソースの「量」も重要なファクターだと思うので。

どうでも良いけどこの番組に出ていた元海軍軍人で今は軍事評論家のアメリカ人(スティーベン、でしたっけか)さん、デスク横のサイドボードっぽいファニチャーに乗っけてあるミニチュア、それ宇宙戦艦ヤマトだよね?

そればっかり気になってしょうがなかったのさ。 


2010-12-06 この日を編集

[Day] 週があけたのでお仕事本格始動

……ウソつきました。全然始動しません。おおむね予想したとおり、例の困った御尽とのコミュニケートが全くはかどらない上に、向こうさんがかなりお仕事について甘ーいこと考えてるんで、それじゃダメでしょって話を呑み込ませるのに半日かかったよ。

オレはこの仕事、基本コーディング担当で請けたのね。そりゃその作業の中で必要があれば、ちっちゃいパートであればデザイナーのヘルプみたいなこともやりますよ。でもね、ページレイアウトを(主に工程的に厄介そうだから、って理由で)いきなり総取っ替えというか、「やりやすいようにそっちでデザイン変えちゃえませんか?」 つーのは無茶だろ。そもそもデザイナさんに失礼なんではないのかね。

つーこって、そこんところのお仕事分担をちゃんと見直して、その上でこっちでやることちゃんと指定してね、って話で今日は終了。明日からがんばろー(無理ありまくりだなあ)。

[Day] 100円ライター

画像の説明久しぶりに単品で買った(カート買いのたびにオマケでくれるから、割と在庫豊富なんだよね。でも今回の大幅値上げでチビチビ買うクセ付いちゃって)ら、火ぃつけるのにやたら力要るようになっちゃってる。ああ、子供がオモチャにして失火しないよう、対策が義務づけられたんでしたっけか。まあ安全に気を配るのは良いことだ。

んでもさ、

100円ライターってものが世に出たのって30年ぐらい前だよな。あっという間に普及したと思うけど、それから30年間の100円ライターの歴史の中で、子供がライターをオモチャにしたことが原因で火災が発生する、って事件は、最近になって急増したって事なんだろうか。だとしたらそれはそこら中に無頓着にライター放ったらかしにしてる親が増えたって事で、先にバカ親しつけようぜって話だろうし、そうじゃなくその手の事故は常に一定量発生していたのが、最近になって必要以上に喧伝されるようになったもんだから、100円ライター何とかせえや、みたいな話が出てきたんだとしたら、それはそれでなんかちょっと違うような気はしないでもなく。

もちろん子供が簡単に火を付けたりできないようにするってこと自体は結構な事だと思うけど、んでもたとえば、放ったらかしてるライターを、子供がふざけてストーブに放り投げたら、やっぱり火事になるよねえ…。そうなったら今度は、100円ライターに耐火構造が義務づけられたりするのかしらね(w

ま、いいですけどね。どうせ煙草喫みばかりが悪者扱いの世の中なんだ。それはともかく写真じゃ小さい字過ぎて見えないんですけど、注意書きの下の方、「CRライター」って赤地に白抜きで書いてある文字の上には「チャイルドレジスタンス」って書いてあって、それはどうなんだと思った。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

寸゛(たじまや) [街中で焚火ができなくなりーの、石油ストーブが姿を消しーの、IHとかでコンロすらなくなりーのと、子供が「火の危なさ」を..]

rover [そういえば最近はお料理にも火を使わなかったりするご時世ですもんね。ゴミも勝手に燃やせないもんな。確かに自分もガキの頃..]


2011-12-06 この日を編集

[Books] プランク・ダイヴ

プランク・ダイヴ(Egan,Greg/著 山岸真/翻訳 イーガングレッグ/著) グレッグ・イーガン 著/山岸真 編・訳
カバーイラスト 鷲尾直広
カバーデザイン 岩郷重力 + WONDER WORKZ。
ハヤカワ文庫SF
ISBN978-4-15-011826-6 \900(税別)

数学キター!!

山岸真氏による日本版オリジナル短編集。比較的最近発表されたものを多めに7編を収録。

やってきましたグレッグ・イーガン。オレが最も苦手とするSF作家の一人だ。とにかく何かとんがったところで思索のエッジを効かせまくっているのは判るんだけど、その切れ味のあまりのすごさで、切られた後からたちまちそこがくっついちゃって(『るろうに剣心』でありましたね、素晴らしく良い刃物だとすぱっと切った大根が、すぐに合わせると組織が元通りになっちゃう、ってヤツ)、はて今何がありましたか? って気がして読み返しては見るんだが、やっぱり良く判らない、という…。

そんなこんなで読み切るのに大変な時間が必要な上に、読後にちゃんと判った気が全然しない、と言う困った作家さんであるんだけれど、それでも文庫で新刊が出たら買って読むって言うのは、訳分らんなりに何か気になる、ってところもあるのだろうな。そんな厄介なイーガンさんの短編集、今回もいろいろヘヴィ級です。ってところで収録されている作品の、判ったような判らん様な感想を、つらつらと。

クリスタルの夜

人間のそれをはるかに超える演算スピードを持った知性体が猛烈な速度で進化を遂げていく、って根幹部分のアイデアは、古くはメスクリンやチーラ人的なそれと共通するけど、ここで高速進化をするのはAI。その気になれば人間側の都合でシャットダウンできると思われる電脳世界の知性体に対して、人間はどう接するべきなのか、ってあたりまで考察…しかけたようなお話。お話の序盤がその後の展開に、上手に繋がらない感じがするんだが、これでいいんだろうか。

エキストラ

バイオテクノロジーの発達が人類にもたらした臓器不全の治療方法、それは…を書くとネタバレになってしまうのかな。クローンとオリジナル、そのアイデンティティについて考察するようなお話。逆にイーガンらしくない、と思えてしまうくらい、SFとしてオーソドックスな作りの一作。

暗黒整数

誰がつけたか知らないが、このタイトルがすでにイーガンSFっぽさ全開で、これは来るでえと思って読みはじめたら、これ、「ルミナス」の続編なのだね。あちらも大概だったが、あちらの大概さ、その凄みをちゃんと理解し切れていないままに読む続編は、やはり肝心の凄みの本質的な部分が良く判らん。構成や何やら、って側から見た時には、小説として一番出来が良いと思うんだけど、小説のタネの部分の仕掛けやら理屈やらを完全に理解できないものだから、「むー……」と思ってしまうのだった。お話の構成がしっかりしてると「イーガンっぽくねえなあ」と思い、奇想が先に来てお話が雑だと「イーガンなのになあ」と思ってしまう。難儀な作家ではあるよな。

グローリー

全然テイストは違うんだけど、ちょっと「タフの方舟」的なものを感じた。「エキストラ」同様、イーガンにしてはオーソドックスというかコンサバというか。ただ、本書に収められた作品群に共通するイーガンらしさ、みたいなものは本作にもちゃんと盛り込まれてる。

ワンの絨毯

ここからは「ディアスポラ」と微妙に共通する世界観のもとで語られるお話が続く。「ディアスポラ」にも収められたエピソードの元ネタになる本作は、言ってみればこれがイーガンだ、と言えるようなお話といえるかな。抜け作なりに考えてみるに、イーガンSFのキモというのは、図形として認識できる概念に展開可能な要素を付け加えることで、様々な可能性が生まれるような世界を作りこんでいく、というあたりにあるのだろうか。自分でも何言ってるのか良く判らんけど。

なんて言うのかな、はっきりと形にならないんだけど、形があって、そこに何か良く判らん変化が生じることが、まずものすごく微少な世界に影響を与え、それがもっとマスな世界にも少なくない影響を与えていく、ってあたりにイーガンSFの面白さがあるのかも知れない…のかな。

プランク・ダイヴ

「グローリー」と対をなすようなお話を、さらにイーガン的に自分のフィールドに寄せて構成したようなお話。そこの所の面白さはあると思うけど、SF以前に作劇の部分で失敗していると思う。このシチュエーションをダン・シモンズに投げてみ? とんでもないことになるぜ、なんて事をちょっと思ったよ。

伝播

この短編集は結構不思議な構成になっていて、(自分にとっての)いかにもイーガン、ってのと、あ、イーガンもちゃんとSF的なマスターピースにリスペクトがあるんだ、って思えるお話が良い按配で配置されていると思うんだけど、ラストを飾るのは後者寄り。なんだろな、タイムスケールみたいなところでクラークっぽさを感じたよ。

てな感じで。お話の巧さ、ってところではイーガンという人は下手な人なんだろうと思うんだけど、そこをチャラにしちゃうパワーを持ってる人であるとも思うわけで、つくづく厄介な作家さんではあることだよ。読まずに済ませられない、と思わせる時点で、やはり只者ではないのだよね。悔しいが、必読だと思うわ。

★★★☆

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

taoy@笹塚 [あー、これ私も難儀しました。「スゲースゲー」と思いながら読むんだけど何がスゲーのか自分でも判らんという…。話の肝の半..]

rover [「難儀」と言うのがこれほどしっくり来る作家さんて言うのもそうはいないよなあ、とほんとに思いますね。徹頭徹尾良く判らん..]


2012-12-06 この日を編集

[web] アスクル→アスマル→ロハコ

Subject:【重要なお知らせ】アスマルサイト販売終了のお知らせ (12月20日17時)なるメールが。ポータルアスクル時代は結構重宝していたんだけど、アスマルになって個人ユーザー向けに特化したと見せかけて、実は不便になっちゃったもんだからめっきり使うこともなくなっていたアスクルさん、さらに名前を変えてよろしくね、って事のようで。(LOHACO→http://lohaco.jp/

重宝してたのは、古本屋の必需品、エアキャップがかなりお買い得だったのね。60Cm×42m3本組が確か2000円以下で、こいつのコスト・パフォーマンスが抜群だったので、注文するときについつい他の商品(紙とか、粘着テープとか)もポチッとしてたんだ。ところがアスマルになったら、この3本セットは法人向けショップ専用商品になっちゃって、パーソナルユーザーは買えなくなってしまって。

ユーザーからの意見投稿フォームでも、こいつを復活して欲しいという要望はかなりあったように思うんだけど、なぜか(ま、利ザヤがうすいんだろうねえ)その要望は聞き届けられることはないまま現在に至っているわけで、自分もこいつが買えないんなら利用価値はないな、と思ってアスマルは使わなくなっていたんだった。100均と近所のDIYショップで用は足りるしね。

んで三度生まれ変わったアスクルショップさん、見にいってみたけど、うん、アスマルよりは良くなったような気はする。パーソナルユースだからこんなのは要らないよね、換わりにこんなかわいいツールがあるんですけどどうですか? 的な、要らんお世話が無くなったのは好印象。アイテム数も(デフォルトだととても探しづらい構成になってるあたりはこまったものだけど)増えているんじゃないかな。

でもやっぱり60Cm×42m 3本セットは売ってくれないのね。だったら近所のDIYショップの120Cm×20mの方が割安感があるんだよ。改めて利用するかどうか、微妙なところではありますな。

[Day] 仕事降ってきた

TRちゃんから。おっかしいな、前の一件である意味晴れてTRちゃんとは縁が切れたと思ってたんだけど…。

ま、軽めとは言えコーディング仕事なので、ありがたくお請けしますけどね。


2014-12-06 この日を編集

[Books] NOVA+ バベル 書き下ろし日本SFコレクション

NOVA+ バベル(大森望/編集) 大森望 責任編集
装丁 川名潤
河出文庫
ISBN978-4-309-41322-8 \920 (税別)

日本のSF、すごいぞ

全10巻で完結した書き下ろしSFアンソロジー、新装第一弾。長谷敏司の中編「バベル」を含む8編収録。

意外と早く帰ってきた「NOVA」の新シリーズ。前シリーズでも短編と中編が入り交じっていたけれど、今回は長めの作品を一応のキモ的なタイトル・テューン的に扱っていく、ようなスタンスなんでしょうか。まずは読んでいくベ。

「戦闘員」宮部みゆき

日常生活にいつの間にか忍び込んでいた何物か。それは一見ありふれた防犯カメラの体をなしていたのだが…。何よりもお話としての完成度の高さはさすが宮部みゆき。少し不思議、が少し怖い、かなり怖い、へと変わっていく様が上手い。じいさまと少年の「戦闘員」としてのこれからの戦いに期待しちゃうね。

「機龍警察 化生」月村了衛

正直本書を買ったのはこれがお目当てだったと言っても過言ではない。「機龍警察」の新作は、おそらくこれから語られるであろう新作へのブリッジとなるエピソード。派手なバトルもSF的なくすぐりも控えめではあるけれど、警察小説(オレが好きなジャンルね)の体裁をとりながら、その中で「機龍(ドラグーン)」システムのキモ、というところへのSF的なヒキも用意してくれている。本編新作を待て、感は満点やね。

「ノー・パラドクス」藤井太洋

時間SFにはつきもののタイム・パラドックス。でも時間SFに多世界解釈をふりかけたらいろいろ面白い事になるかもよ、パラドクスなんてどうでも良くなっちゃうかもよ、的な。割にビンボ臭い世界観が、とあるタイミングでちょっとSF的にリッチなそれに変わっちゃうあたりが、なかなか面白いかも。

「スペース珊瑚礁」宮内悠介

おなじみシリーズ。なんか回を追うごとにコン・ゲーム的なニュアンスが強まっているような気が。主人公「ぼく」は毎度お気の毒、ワキの人たちがなんだかやたら面白いと言うね。

「第五の地平」野崎まど

「蒼き狼と数多の次元」というゲームをコーエーが作る事はないだろうな。いい意味で出オチ感満点。なにせ主人公はテムジンですから(w。世界史の中でも版図拡張のスピードが半端なかったモンゴル帝国、SFにやってきたらそのスケールはさらにすごい事になるんだぜ、という。そこは面白いけどなんでここに狙いをつけた?(^^;

「奏で手のヌフレツン」酉島伝法

太陽や月が地上を歩行移動し、「人」はその存在を畏れつつも依存せざるを得ない世界。念入りに作り込まれた世界観と凝った言葉の遊びが大変魅力的。割とどろどろぬちょぬちょした世界で、人が因習や環境と関わっていく様子を描く、なんだろう、押したらぐにゃりとした感触が返ってくるハードSF、みたいな。不思議な感じのお話です。

「バベル」長谷敏司

近未来のイスラム世界を舞台にビッグデータやら3Dプリンタやらカオス理論やらをぶち込んで語られるのは、未来予測のシミュレーション。ここに現代のイスラム世界(というか豊かではない世界)にも共通する、宗教や民族にリンクする様々な問題がスパイスとしてまぶされる。

ストレスの量とベクトルが、未来予測のキーデータとなる、と言う考え方が新鮮。異なる言語を植え付けられた、というバベルの塔を作ろうとした人間に対しての罰を超え、新たなバベルを築くための言葉がプログラム言語かもしれない、けれども…ってあたりもいろいろ考えさせられた。

「Φ(ファイ)」円城塔

トリに一番苦手な人が控えているという(^^;…。なんだけど今回は割に普通に読めた、し楽しめた。言語をベースに宇宙の終焉をシミュレートするSFってことでいいのかな? ただそれが何か難解な事を語るわけではなく、語れる言葉が徐々に減っていく、と言うのを文字通り見てわかる形で表現しているのが面白い。筒井康隆さんなんかがたまにやる、実験的な作品に共通する味があるかも。

全然関係ない、素っ頓狂な感想かもわからんけど、ある時点で使用できる文字が138、と明示しているあたり、この終焉に向かっている宇宙とは実はTwitter的なクラウドのメタファーになってんのかな、なんて。

自分が雑誌や書評系のサイトをあんまり見ない人間なので、世の中がどうなっているのかについてはとんと疎いんだけど、本書に詰め込まれた作品たちからは、現在ただいまの日本SFというものが、ずいぶん豊かなものになっているんだな、と思い知らされた。ついつい信用銘柄、しかも翻訳SFの方に行ってしまう自分なんだけど、そんな場合じゃなかったよ。読むべき作家さん、えらく沢山いるんだな(いまさら何を)。

★★★★


2016-12-06 この日を編集

[Books] 星群艦隊

星群艦隊(アン・レッキー/著 赤尾秀子/翻訳) アン・レッキー 著/赤尾秀子 訳
カバーイラスト 鈴木康士
カバーデザイン 岩郷重力+W.I
創元SF文庫
ISBN978-4-488-75803-5 \1200(税別)

どんどん地味になっていく

アソエク星系にせまる内乱の影。そんな中、属する艦を持たない属躰となったブレクは孤独な戦いを続けている。対立構造にある艦隊の阻止、謎の異星種族との交渉、そして最大の敵である皇帝、アナーンダとの決着…。次々と難題が降りかかる中ブレクは……。

いつのまにか「叛逆航路」三部作、なんて呼び方がついていたヤツの完結編。すでに前作がどんな話だったかも良く覚えていない。たぶんあんまり面白くなかったんだろうと思う。で、序破急の急に当たる本作ではその辺が改善されているんじゃないか、という淡い期待を胸に本書を買って読み始めた訳だけど、いやあ読むのに時間かかった。なんというか、読んでるこちらの興味を惹く展開、というのがあまりに少なくて。

お話自体は前作から切れ目なく続いていて、物語自体は緊迫の度合いを高めているはずで、で、もちろん状況はそれなりにのっぴきならないことになっては来ているんだけど、それに向き合うブレクさんの側の対応ぶりが前にも増して内向的というか思索的になっていて、正直派手な見せ場がどんどん無くなってしまっている。んでそれに代わる読ませどころがあるのか、といわれるとそちらも少々微妙か。そもそも一作目である程度ウリになっていたジェンダーの呼称のスタイルのミスリード、かぁらぁのぉ~、みたいな面白さも摩耗してしまっている上に、前述したようにお話はどんどん内向的な方向に向いて行くのだもの、おもしろくなる要素がハナからない状態の読書、ということになってしまったんだった。

というわけで正直読むのに苦労し、苦労の割に得るものがあんまり無いという少々残念な物件。確かに会話の端々や異星人たちのコミカルな描写(全体にユーモラスな描写がちょっと増えたような気がする。そこはまあ、よかったかな)など、悪くない、と思える部分も無くは無かったけれど、んーどうでしょう、結論としてはおもしろくないに収束してしまうのが申し訳ないけど正直なところかな。会話劇がキモであるのなら、訳者の力量が問われる本だったということになるのかもわからんけど、そこらを判断出来るほど、こちらの本読み力は高くないので。

あまぞんのカスタマーレビューで一昔前のSFファンには向いてないかもよ(大意)みたいなコメントを見かけたけど、そういう事もあるかもなあ、とはちょっと思った。ただこれはロートルのSF読みの意見だけど、若い人にもこれを素直に楽しめる層ってそんなに多くはないんじゃないかしら、って気はしてるんですけどね(^^;。

★★★

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

taoy@笹塚 [うむぅ。私はこの「属体」三部作とても面白く読みましたよ。まぁたぶん欧米読者にとってはジェンダーだけじゃなくて宗教的な..]

ROVER [自分はちょっと辛かったですねえ。なんというか、いつまで経っても話が動いてくれない感、みたいなのがあって。各巻のカバー..]


2019-12-06 この日を編集

[Day][逸級介護士] ひさびさ、リハビリ

あ、どうもお久しぶりです(^^;。

昼過ぎ、カミさんが突然「歩く」と言い出したのでちょっとびっくりしつつもおつきあい。目標を聞いたら郵便局(普通に歩けば2~3分の距離)でお金を下ろしたいって事なので、まあそんくらいなら久しぶり(数ヶ月はほぼ寝たきりだった)だし良いかと思って出かけてみたら、郵便局でお金を下ろしたあとそのまま歩き続けるんで、次はどこ? って聞いたら王将へ行く、んだと。まあしんどくなったら戻れば良いしと思って付き合ってみると、案外しっかり歩けてる。王将ではさすがにしっかりとは食べられなくて、大半残すことになってしまって店員さん、ごめんなさいだったんだけど。

さらにカミさん、まだ歩くつもりらしくて、そこからさらに関西スーパーの隣のくじ売り場で年末ジャンボを購入、関スーで買い物してそこから西鈴蘭台駅まで歩き、タクシーで帰宅。おそらく今年一番の距離歩いたんじゃないだろうか。本人曰く、足は割と平気だけどずっと寝てて身体を起こしたせいか、頭がふわふわするんだそうです。とはいえ復帰第一戦としては上々だったんじゃないかあまり寒くない日には外に誘うようにしよう。

あ、土地勘無い人には何のこっちゃな話でしたね。おおむね2Km弱の旅でした(w。

[Anime][TV][SpFX] 定期視聴番組

んーと、いくつか脱落したものもあるんで、今見てるヤツは、

日曜…ニチアサ二本と「ヴィンランド・サガ」「トクナナ」

月曜…なし

火曜…「神田川Jet Girls」「プリンセス・プリンシパル」

水曜…「けものみち」「慎重勇者」「のうきん」

木曜…「アサシンズプライド」「アズールレーン」「サイコパス3」

金曜…「Dr.Stone」「炎々ノ消防隊」あとなぜかNHKのドラマ10「Missジコチョー!?」

土曜…「SAO」「ぼく勉」「FGO」「グランブルーファンタジー」「本好きの下克上」

こんな感じか、なんの話をしようかな。イズ大活躍のうえにワズがいいとこ持ってった「ゼロワン」、初めて引っかかり無く最初から最後まで楽しめた。「アズールレーン」、なんか手抜き自慢で炎上したみたいだけど、そんなに手抜き感はなかったし、むしろ「お」って思える絵はあったよね。

こんなとこですかね。


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