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昨日のツッコミ欄で浅野さんから教えてもらった。ゴジラ"封印"…次作が「最後の戦い」に(zakzak)。監督に「あずみ」の北村龍平を起用し、上映時間も20分延ばした1時間50分程度
とするんだそうですが、「あずみ」の時にも私、「もっと切れ」って思ったんだけど、もしかして北村監督だから90分では映画、収められないという判断が働いたんじゃねーか、などと意地悪く勘ぐってみたりしてな。
まあなんにしてもあれだ、「この戦いで、すべてが終る」、「ゴジラ、死す」……… 「このゴジラが、最後の一作になるとは思えない」(志村喬の声で)、って所はありますな。
んでもって。
マジメな話、ゴジラ映画に客が入らなくなってきているのは、誰も、別に怪獣映画が欲しいわけじゃないからだよね。昭和のゴジラが存在感を持てたのは、まず放射能という訳のわからない物に対する恐怖感と、戦争による大量破壊のすさまじさへの連想がゴジラという怪獣にリアリティを与え、それがスクリーンで動くことを受け入れる素地がまだあった、ってことだよな。で、それに続いて、そういう得体の知れない化け物が登場し、街を破壊する、という絵はそれまで見たことがなかったものだから、観客はそれにお金を払う気になった、と。続いてそのスペクタクルに、こんどは新たな怪獣が現れて、怪獣同士が戦う、というこれまた今までに見たことのない絵がやってきて、これにも観客は喜んだ。次は怪獣三つ出るらしいぜ、宇宙怪獣らしいぜ、子供が生まれるらしいぜ、11大怪獣らしいぜ、公害ネタらしいぜ、メカが出るらしいぜ………とまあそれなりに目新しいネタが次々と繰り出され、見てる方は「またかよ」と苦笑しつつもつき合ってもらえたわけ。映画産業が元気な間は。
ところが今や、映画はハリウッドスタイルのインフレSFX映画が主流になってしまって、かけるお金がない日本軍としては、なるべくローリスクで、それなりのリターンを期待できる映画作りをしていくしか無くなっちゃった。となれば客を呼べるシンボルに頼るしかなくなる。それは「芥川賞受賞作品」だったり「あの女優が脱ぐ」だったり、「怪獣王」だったりするんだけど、実は製作者サイドが思っているほどにはゴジラって大きな存在じゃないんだよね。
子供にとってはそれは、毎年入れ替わる戦隊モノと同レベルに「なんだか現実離れしたかっこいいもの」でしかないし、特オタをのぞくいい大人にとっては「子供だまし」の先入観はぬぐえないし。結局特オタの一部がゴジラを特別視しているだけなんだけど、ほら、オタクって通常人より声デカいし、その声をスタッフに届ける方策をいくつも知ってるから、その声は制作サイドにがんがん届くんでしょう。で、勘違いする、と。
実は心からゴジラの新作を見たい人なんて、そんなにいないんだと思うんだよね。今、身長80メートル、体重3万トン、いかなる近代兵器の攻撃も受け付けず、口からは致命的な放射能熱線を吐く怪物が突然現れて街がパニックになる、なんてプリキュアじゃないけど「ありえなーい」だもの。US版ゴジラはこの「ありえなーい」感を払拭するうまい手をついに見つけられなかったんでしょうな。でも日本じゃあなんせ主催者側発表「怪獣王」、みんなゴジラを観たいんだ、と作ってる側だけが思っている、てな図式が長いこと続いて来ていたんだと思う。見る側がなまじ生温く「ハムスターもあるし、子供に見せるには適当か」なんて気分でここまでつき合ってくれた、てのがほんとのところでしょう。終了宣言も妥当なとこなんじゃないかな、と思います。いろんな意味で。
でも永遠に封印するとはとうてい思えないんだけどもね。
うち、女の子いないので盛り上がらないこと甚だしいんですがそれはともかく。この時期スーパーに買い物に行ったりすると、店の中ではひたすら「うれしいひな祭り」が鳴ってるわけですがこのお歌、ずっと気になってることがあるんですよ。サトウハチロー(山野三郎)先生の手になるこの歌の二番の歌詞、「お嫁にいらした姉様に よく似た官女の白い顔」。この"姉様"はお嫁に来たの? 行ったの?
なんとなく「いらした」で、わたしゃ「来た」イメージを持ってしまって、私のお兄ちゃま(うぷぷ)の所にやってきたお嫁さんが官女のように美しい白い肌をしている、と取れる反面、歌詞としてはやっぱり、嫁いだ自分の姉に思いをはせる方が美しいよなあ、とも思えてしまって。この歌詞の英訳版を見かけたんだけど、これは実の姉説を支持してますわなあ。まあそっちの方が自然だとは思うけど、「いらした」って「行った」の意味あるんでしょうか?
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「ゴジラvsプルガサリ」なら客が入るんじゃないかと、ふと思ってしまった、今時。...不謹慎でスマソ。
その場合、薩摩さんはどっちに入るんでしょう…
企画段階で数が数えられる一部のオタク向けにそれなりの予算でそれなりのビジネスを展開すれば良いものを、子供向けに伝統芸能をやってきたのがゴジラの敗因だと思っています(フレーズやコードを知らない子供の方が子供だましにシビアな反応をするし、ゲームでフルCGの怪獣、恐竜、メカが動くのを当たり前として育つ今の子供が着ぐるみ怪獣をみて、フルCGを超える何かを感じる訳がない)。<br><br>>実は心からゴジラの新作を見たい人なんて、そんなにいないんだと思うんだよね。<br> 私は心から(ゴジラに限らず)怪獣映画の新作を観たいのですが、一方で過去の(怪獣映画に限らず)「過去の映画の単なる焼き直し」なんて観たくもなく、そこら辺が自分にいわせれば駄目なところでしょうか…(勿論、平成ゴジラのすべてが焼き直しとはいいませんが)。<br><br> と言うわけで、怪獣映画の新作としてハリウッド版のGODZILLAに期待して「2はGODZILLAの『大群』vs米軍の総力戦か! 日本には作れない新機軸(*1)だな」と思ったんですが…うーん。<br><br>*1 エイリアン2のGODZILLA版といえばそれまでですが…。
「いらっしゃる」の参考までに。 http://dictionary.goo.ne.jp/search.php?MT=%A4%A4%A4%E9%A4%C3%A4%B7%A4%E3%A4%EB&jn.x=42&jn.y=12&jn=%B9%F1%B8%EC&kind=ej&mode=0 を見ると、「行く」「来る」「居る」の丁寧表現らしいですな。
「居る」って意味深ですな。「お嫁に居座る姉様」………うう、絵にならんこと甚だしい。
嫁いできた義理のおねいさまが、それまで姉のいなかった娘にはうれしくて、お内裏様のようにキレイで感動したと解釈してもよろしいのでは?<br>ただ、それだとなんでおひな様じゃなく、官女やねんとツッコミを入れたくなるんですけどね。