ばむばんか惰隠洞

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2004-03-06 [長年日記]

[F1] オーストラリアGP予選

午前中からちょいと出かけてて、録画したモノを夕方から観戦、って予選一回目の途中から一時的に電波来なくなっちゃって大いに焦る。二回目の一番手、バウムガルトナーがコースインしたあたりで電波が復旧してくれたときはホッとしたぜ。

んで予選。いやあ、琢磨がキミよりもラルフよりもヤルノよりもデイヴィッド(は、まあ自滅だったけど)よりも前にいる、ちゅーのはすげえよなあ、とか、それを凌いだウェバーはもっとすげえなあ、とか、フェラーリだけなんか走りが違うよなあ(第一コーナーへの切り込みとか、マシンが吸い付いてるようにしか見えないぞ)、とか、そんな感じ。CSではタコメータ画像が表示されてたけど、やっぱホンダエンジンって良く回るんですな。

ファンパブロと同タイムなのに、で、予選一回目だったら先にタイムを出した方が優先権があるのに予選二回目でそれが起きたときのルールがなく、急遽合計タイム(だったかな)での判定で4位にまわされちゃったジェンソンがちょっとかわいそうだったけど、んでも去年までのことを考えたらBAR、大した進歩だよなあ。このマシンにジャックが乗ってたらどうなったか、は言わない約束なんだろうけどね。

とりあえず明日の決勝、どのチームもエンジン壊れないことを祈っておきます。

[TV] イントルーダー 怒りの翼

CS スター・チャンネル クラシックで「イントルーダー 怒りの翼」。1990年米、監督ジョン・ミリアス、出演ダニー・グローバー、ウィレム・デフォー、ブラッド・ジョンソン。原作は確か、講談社から出てた「デビル500応答せず」*1。ベトナム戦争のさなか、戦術上どう見ても無価値な目標への爆撃命令を受け、そのたびに仲間を失っていくアメリカ艦爆部隊。腕利きのパイロット、グラフトン(ブラッド・ジョンソン)も「弾薬運搬車」と通知されていた目標が、爆撃してみればただの森であり、しかもその爆撃行で戦友を失ってしまい、無力感はいや増すばかり。時の大統領、ジョンソンが設定した爆撃禁止区域にこそ、叩くべき目標はあるというのに…。

戦死した戦友に変わってグラフトンの相棒となったコーク少佐(ウィレム・デフォー)は、不可解な部分もあるが爆撃手としての技量は超一流でグラフトンも徐々に彼を信頼しはじめる。そして何人目かの戦友が無為に戦死したとき、グラフトンは自分が胸に秘めていたひとつの計画をコークに打ち明けるのだった…。

えー、まあなんですね、「ブラックホーク・ダウン」同様、頼まれもしないのによその国に出かけていって、そこでアメリカの若者が殺されたといって逆上する連中のお話、というわけで見てるこっちは「えーかげんにせーやこら」と思ってしまうわけなんですけど、そこを敢えて目をつぶると、それなりに見所は、ある。実にメカフェチ専用な見所ではあるんだけど、ひとつにはあの、けっこう機体も大きいし、過激なマニューバには向いてないんじゃないかと思ってしまうA6が、意外なほどに軽やかに空を飛んでみせる*2シーン、あと、アメリカの空母ってモノがいかに、桁外れにデカいモノなのかを改めて実感させてくれるショットがいくつかある、あたり。レベルのフォレスタル級のキットだと、プラペーパーを切って貼るだけのサイドエレベーター付け根の楕円部分が、実はものすごく分厚い鋳鉄製で出来てるんやなあ、などと、映画と全然関係ないところで実は感動してしまったりして。そういえばお話はあくまで'70年代なので、空母(ブライドル・レトリーバーが一個しかない、のはセオドア・ルーズベルトからでしたっけ?)の甲板上の絵なんかでも、注意深くA6以外の、たとえばすでに実戦配備されてるはずのF-14やF-18を見せないように工夫してたりするあたりは案外芸コマだったりする。とはいえ、映画自体がそういうわけで、そもそもお前ら、ここに来なけりゃ良かっただけの話じゃんかよ、という根本的なツッコミどころがあるんで心底楽しめるモノじゃあなかったんだけど、A6なんちゅう地味目な機体(それとADも)がぶんぶん飛ぶところを見てる分には楽しいなあ、と、そんな映画。

それにしてもあれですな、グラマンは映画の世界では「トコリの橋」からこっち、おいしい目を見ておりますなあ。

*1 原作はスティーヴン・クーンツという冗談みたいな名前(日本ならさしずめ京極克彦、みたいなもんか)の作家の手になり、本作に登場するグラフトンを主人公にした航空冒険小説のシリーズがある。

*2 劇中、パイロットたちがふざけてアクロまがいの飛行を楽しむシーンがあるんだけど、あの連中、日本の上空でもおんなじような遊びやらかしたあげくにモノ落っことしたり、電線切ったりしてんだろうなあ、とか思ったです。


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