ばむばんか惰隠洞

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2004-06-07 [長年日記]

[TV] 「復興」謳えばなんでも通しか

ホントは昨日の深夜の話。何の気なしにテレビつけたら、「復興の詩 Final」って番組が。故・河島英五が中心になって立ち上げた「復興の詩」コンサート、今年が「最低10年は続けよう」という意気込みで始まった、その節目のものであったというわけ。何とはなしに最後まで見てしまった。テレビで見た限りに置いては、いくつかはとてもすばらしく、いくつかはどうしようもないクズ、がごっちゃになったコンサート、と言う印象だったなあ。

その意志は買う。そこに集まる人びとの熱意、というか善意、も買う。いいことだと思う。でもこれはコンサートだ。コンサートとしては全くプロデュースされていない。コントロールされていない。次々と演者が出てきて自分のパフォームを済ませて去っていく、その繰り返しにしか見えない。最低なのがカンペ見ながら考えなしに大声出せば熱唱しているように見えるだろう、って雰囲気見え見えの、三代目魚武 濱田成夫(こいつ最低やな)、それから天国の英五さんには悪いけど、あなたの息子の翔馬クンのパフォーマンス。

英五には三人の子供がいて、長女のあみる、次女のアナムはなかなか(いやあ、あみると押尾コータロー、アナム&マキと山崎まさよしのセッションはこのコンサートの白眉と申せましょう。文句なしにすばらしかった)のステージを見せてくれたのだが、息子の翔馬クンはあまりにも稚拙。見ててがっくり来てしまう。英五の死後、娘のあみるが中心になってこのコンサートは続けてこられたわけで、そこにはいろいろ苦労もあったと思うんだけど、最後のコンサートで、なんつーかな、英五の功績を強く想起させたいと思ったことが逆目に出て、逆に河島家マンセーコンサートかいこれは、と邪推したくもなってしまうんだよな。

繰り返しますけど、このコンサート自体の存在意義を否定する気はないのですよ、でも、コンサートの主催者の希望なのか、地上波で放映した関西テレビの意向なのか、なにかこう、テレビで見てると「つまんねえことやってるなあ」と思えちゃってね。

実際に会場でコンサート観た訳じゃないので、テレビで見ただけで言ってることなんでもしかしたら実際にはもっともっとすばらしいコンサートだったのかも知れないのだけれど、テレビで見る限りは、ずいぶん譜抜けたコンサートだなあ、というのが一番の感想だったりして。このコンサートは、誰に向かって「復興」を謳ってるのか、そのあたりが妙に曖昧に感じるのですよ。河島英五が「最低10年は続けたい」と言ったから今年までやってきた、と? それはそれですばらしいことだけど、「復興」を考える時に、単に「復興」という旗幟だけをことさらにありがたがって打ち振るのでなく、時の流れに応じて今年はこの分野を考えよう、来年は違う分野から見てみよう、みたいな思考の柔軟性が欲しかったなあ、という気もするわけで。

素人の手弁当から始まったイベントにそこまで要求するなよ、といわれるとそれまでなんだけどね。

[Comics] お買い物

尾田英一朗「One Piece」(33)、ゆうきまさみ「鉄腕バーディー」(5)


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