ばむばんか惰隠洞

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2006-07-01 [長年日記] この日を編集

[TV] 定期視聴番組 (22:52)

「ウルトラマンメビウス」、「BLOOD+」、「ツバサ・クロニクル」。

さて、公式によればその能力は"絶対音感"であったはずのマリナ隊員、いつの間にやらそいつが"特殊な聴覚"とやらにすり替わっちゃってたなあってのが「メビウス」(#13:風のマリナ)。ちょっととっちらかり気味のストーリーでしたかね。予告見た限りではレースにおいて自分のその能力故に人に言えない悩みを持ってた、ってのを克服する話なのかな、って思ってたんだけど、んでま、ある意味そうなんだけど、彼女が悩んでたことがわかるのはお話ももうそろそろ、ウルトラマンが出てきても良いくらいの時間帯になってから、ってのはどうなのかね。手堅くいくならまず悩んでるところを見せて、それをどうにかするためにシンジョウカドクラさんとツーリングに出かけて、ってのが定石だと思うんだが。さらに意味のわからんゲストキャラ(足捻挫しててもザイル使った崖の降下ってのはできるものなん? てのは言わない約束? いやしかし)の追加とかもあってやや散漫な印象だったかも。

んで今ごろになって思い出したんですけど、「ウルトラマン」がまだ「レッドマン」だったころ、変身する人ってサコミズさんだったんですなあ。なるほどなあ、いろんな意味で。

[Books] ハガーマガーを守れ スペンサー・シリーズ 27 (24:01)

4150756880 ロバート・B・パーカー 著/菊池光 訳
カバーフォーマット 辰巳四郎
カバーデザイン ハヤカワ・デザイン
カバー写真 ©Royality-Free/Corbis
ハヤカワ文庫HM
ISBN4-15-075688-0 \840 (税別)

どこから見ても非の打ち所のない、そして会う人が必ず好感を持つような親娘。ジョージア州ラマーの実力者であり、それなりの厩舎を経営するクライブ氏とその娘ペニイの第一印象はそんなものだった。彼らがスペンサーに依頼してきたのは、自らの厩舎で起きている銃撃事件の真相究明。南部に飛んだスペンサーがそこで目にするものとは…。

スペンサー・シリーズ文庫版最新刊。ハガーマガーとは本作に登場する、前途有望な競走馬の名前。ネタの元になっているのが競走馬ってことで、フランシスの「競馬シリーズ」のごとき重厚な展開があるかとちょっぴり思っちゃったけど、どこに行ってもスペンサーはスペンサーであって、やっぱりテーマは<愛>、相も変わらぬスーザンマンセーな展開が待っている。そういうもんだろ、と思って読んでく分には別に文句もない、それなりに楽しい時間つぶしの材料になってくれるような本。

お話は先に挙げたような導入部から、とある事情でいったんそちらの捜査はストップし、間に別件のお仕事がひとつ舞い込み、そしてもう一度、ハガーマガーをめぐる(実はあんまりめぐってないんだけどね)事件にと話は帰ってくるような展開。凝った構成、とも言えるが、凝った割にはその効果が目覚ましいようなものでもなく、ってのもまあこのシリーズを読んでる方なら何となく予想できるものなんじゃないだろうか。21世紀になってもアメリカにはフラワー・ムーヴメントの生き残りが生息してて、スペンサーもスーザンもそれを激しく毛嫌いしてみたりとか、拓けているようで案外保守的なパーカーの思想みたいなものがお話の端々に顔を出す…のもまあ、読者にとっては先刻承知な展開、と言えるわけで、こりゃもうこのシリーズの<感じ>がわかってる人じゃないとちょっとしんどいよ、って一作ではあるだろうな。おなじみのメンツがあちこちで顔を出してたり、あえて欠席してたりするあたりも含めて。今回初登場のゲイのボディ・ガード、テディもなかなか魅力的、と思ったら次回作でも登場するらしいし。

と言うわけである意味、これは時代劇的マンネリ感を思う存分堪能するハード・ボイルドシリーズなんだろうな、と思う。そう思えば腹も立たん。が、本作に限っては一点だけケチをつけたいところがあって、それは訳。

なんかね、今回菊池光成分が異様に薄いように感じられるんですよ。「スペンサー」の楽しみのとても大きな部分として、菊池光的翻訳の面白さ(ヘンさ、と言っても良いような気もするが)ってのがあると思うんだが、本作ではそれがあんまり感じられないのが淋しいなあ。たまたまそういう文が続いてしまったのか、何か他の事情があったのか、さてどっちなんでしょ。

(★★☆)


2006-07-02 [長年日記] この日を編集

[F1] アメリカGP予選 (13:12)

翌日観戦。ふむ、やっぱり予選はタイミングモニタ付きで見ないと、いまいち様子が良くわかりませんな。F速のけんさわレポートなぞ見てみると、どうもミシュランは速さよりも安全性を採ったタイヤチョイスってことらしいんだが、そこらがフェラーリとの差になって現れたかな? タクのがんばりもタイヤが上手く合った、なんて事情があったりするのかね。

久しぶりのフェラーリのフロントロウ、フェルナンドは5番手、ジェンソンの前にジャック、タクの後ろにニコとヤルノ。序盤に波乱があるかもね。およよ、色々あってタクの後ろはヤルノ、フランク、ニコ、ヴィタントニオ、ってことになるようですな。

[Oldbooks] コ(ン)ショシン強襲 (20:39)

タイトルはまあ"古書神"にむりくり引っかけた感じで。 しめて15箱

先日連絡いただいてた買取物件、メールでは書籍用段ボールで8箱程度、と言うことだったんだけど、今日になって黒猫さんから電話もらって、やたらすまなそうな声で「すいません、15箱あるんですが」って。や、オヤっさんのせいじゃないッスよ。

てことで買取交渉の前にすでに2万の出費。とほほ。

さすがにそのまま、がしがしと家の中に入れるわけにも行かないので、いったん玄関前に積み上げて、中を軽くチェックしながら玄関及び私の部屋の窓の二方面から分けて搬入。小一時間かかったしやたら腰も痛いけど、案外入るもんだな、感心した、がまだこれの中身をよく吟味して、買い取り価格をご相談するという作業が残ってるわけだがそっちはいったい何としたことか、すでに作業スペースがないではないか(つoT)。

ちなみに今回の買取依頼物件、この15箱全部アニメ関連本。「アニメック」がそう名乗る前の「マニフィック」とか、オレも初めて見た。あとはまあメージュにOUTにロードの大群。おー、「機動戦士ガンダム記録全集」台本付きで揃ってるじゃん、これは売りに出さんとこっかな(w。

それにしてもすごい数。メールで連絡いただいたときには漠然と600冊ぐらい、って予想してたけど、もうちっと多いかもわからん。さて、いくらなら売っていただけるのかなあ、これ。

[TV] 定期視聴番組 (22:56)

「ああっ女神さまっ それぞれの翼」、「魔界戦記ディスガイア」、「xxxHOLIC」、「仮面ライダーカブト」、「ふたりはプリキュアSS」。今週はゴルフのために冒険は一回お休み。さて「カブト」(#22)。

うん、久々にちゃんと面白かったよ。甘いがまっすぐで熱い加賀美君をメインに持ってきたおかげでお話がぶれてない。この展開ならひよりの店でのおバカ展開も許せる、つか、じい>天道>ぼっちゃま(>じい、に戻る)、の図式にはちょと笑った。ま、あの調子では神代家の身代が傾くのも当たり前ではあるわな。

加賀美を「甘い」と笑いながら最後の最後にその甘さを全身で護って果てるワームとか、見どころたくさんあったんじゃないですか。

プリキュアも結構。本来敵の側であるミチルとカオルを守るために、新たに力が湧いて、って展開はなかなかやりますなあ。ちゃんと続き物のストーリーの構成が出来てるのは立派なものやと思うです。

[Day] このフレーズは久しぶりかな (23:00)

ま た 岸 和 田 か (つoT)

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

すみ [おお、大口。]

rover [送料足りなくてスーパーのATMに走ったのは、みんなには内緒です。]


2006-07-03 [長年日記] この日を編集

[Day] 今日は岸和田 (19:14)

岸和田のかめくんちょっと早めに出たつもりだったんだけど、結局いろいろ作業するのは昼イチあたりから。ずっと曇ってて蒸し暑い一日。結構歩き回ったので足がだるい。昨日の腰いわし倉庫内軽作業の影響もあって少々お疲れ気味。帰りの阪神電車で爆睡してて、西宮で隣に座ったのが結構な美人さんだったことに、彼女が三宮で降りちゃうまで気づかなかった。残念。

写真は岸和田の浜沿いのショッピングモール、"岸和田CANCAN"の噴水の主とおぼしきかめくん。頭のところにきれいに赤いワンポイントが入ってるんだけど、なんていうカメなんだろう。

[Comics] お買い物 (19:28)

480500455xレナード現象には理由がある(川原泉/著)何も岸和田で買わんでも良いと思うが。川原泉「レナード現象には理由がある」、吾妻ひでお「定本 ときめきアリス」。カミさんにも「『アリス』あるやん」と思いくそ突っ込まれてしまいましたが、んで確かに双葉社版、ありますが。そーだよそれでも買うからアジマニアなんだよ、ほっとけ。ただなんだな、昔ほどにはあじまさんの絵やお話に萌えなくなってる自分がいるな。実は「失踪日記」も、良いとは思うけど何でそこまで大絶賛なのか良くわからんワタシ。この持ち上げられ方、ちょっとイヤかも。

かーら教授の方は、お話は相変わらず猛烈に面白いんだけど、んーとこの絵、何がありました? や、線はそれなりに整理されてるんだけど、なんか違和感あるなあ。部分的にちょっと達者になったことで、川原マンガの、あの、何ともいえんヘッタクソなほんわか感(褒め言葉)みたいなのが根こそぎどっかに行っちゃったような気がするぞ。

本日のツッコミ(全4件) [ツッコミを入れる]

TUX [●そいつは「ミシシッピアカミミガメ」というやつで、幼名「ミドリガメ」と呼ばれ、縁日とかスーパーでたたき売られてて、思..]

rover [ミドリガメってこんなに大きくなるんですかー。知らんかった。 してみるとこやつも、誰かに捨てられちゃったカメさんなの..]

美紀 [しかも本国ミシシッピ付近では絶滅危惧種指定なんかされてて、 日本では皮肉なことに繁殖しちゃってるぞーみたいな。 この..]

rover [つまりこのカメは対日貿易摩擦解消の切り札になりうる、と?(ならねーよ) 美紀さんおひさっす。]


2006-07-04 [長年日記] この日を編集

[F1] アメリカGP決勝 (翌日こっそり追記)

やっとこ観戦。さすがに今年はミシュランもちゃんとした(とはいえやっぱりアドバンテージはBSにあるようで)タイヤを作ってきたのか、パレードラップのあとに続々とマシンがピットに入る、なんて絵はなかった…代わりに1周目からマルチクラッシュで続々とマシンがスクラップに。ニックのぐるんぐるんはちょっとスゴい。よく無事だったもんだ(けんさわレポートのアニメGIF。ニックにつっこんだのはジェンソンみたいですな)。

7周のセイフティーカー走行のあと、今度はタクとモンテイロが絡んでアウト。あのタイミングでしか、今のSAF1のマシンで前に出る手だてはないんだろうけど、やっぱりあれはちょっとなあ。

その後の展開はまあ、フェラーリの殿様相撲というかここで勝たんかったらどこで勝つんじゃブリヂストン、というか。全体にミシュランが引き気味な分、BS履いたマシンが目立ったようなレースだったか。10戦目にしてようやくBSがミシュランを獲得ポイントで上回ることに。

次はミシュランも黙ってないだろうが、BSさんにももう一がんばりしてもらって、青いクルマばかりが前を走る状態は阻止して欲しいところで。

SAFのニューマシンはもう一戦お預け。厳しいのう。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

寸゛ [ジェンスとニックの接触は突っ込んだというよりタイヤ同士が当たって跳ね上げられた感じです。ボディが直接当たってないだけ..]

rover [なるほどタイヤかぁ。確かに単純にがっつんこしただけでは、ああも見事に転がりはしないでしょうね。 あれだけ太いタイヤで..]


2006-07-05 [長年日記] この日を編集

[Comics] お買い物 (21:34)

鉄腕バーディー(ゆうきまさみ/著)ゆうきまさみ「鉄腕バーディー」(13)。前回から引き続いての回想編。ゆうきまさみが「ダーク・クリスタル」をこよなく愛していることはよく知られてるけど、本作にもあの映画に出ててもおかしくないような造形のエイリアンたちがわらわら登場してる(しかもみんなキュート)。お話とは直接関係ないけど、こういうところを見るのも楽しみのひとつ。回想編はこの巻で終了、次巻から新展開、だそうです。

[web] 兄者増殖中 (22:49)

やわらか戦車連合軍だって。ついカッとなって着うたをダウンロードしてしまった。今は反省している、ようなそうでもないような。できればちゃんとイントロから始めて欲しかったなあ、あそこが実に、着メロ向きなのに。

[Books] 宇宙嵐のかなた (23:54)

415011563x A・E・ヴァン・ヴォクト著/浅倉久志 訳
カバーイラスト Fred Gambino
カバーデザイン 岩郷重力 + WONDER WORKZ。
ハヤカワ文庫SF
ISBN4-15-011563-x \700(税別)

10年にわたる星間探査航海が無為に終わるかと思われたそのとき、地球帝国宇宙艦"スター・クラスター"のセンサーは今まで知られていない観測施設の存在を感知した。地球帝国の勢力下に参加していない新たな人間型文明が存在するのか。だが"スター・クラスター"とのコンタクトの直後に、その観測施設は自らの存在を抹消するための行動を起こす。彼らはいったい何者なのか…

帯にいわく、迫真の大宇宙冒険ロマン 美貌の女艦長 vs 超人類。はい、確かにその通りです、その通りですが同時にこの惹句には、たとえば「ブレードランナー」のアオリが"緊迫の未来都市サスペンス 腕利きバウンティ・ハンター vs 超アンドロイド"だったらどうなのよ的な、間違っちゃおらんけど微妙な違和感もナシとはしないよなあっぽい思いも同時に感じてしまう。

何せ著者はヴォクト(ああ、ヴォークト、と伸ばしたい)である。そんな単純なスペオペを描くわけがないのであって、本作もオーソドックスなスペース・オペラの体裁を採っていながらしばしば、大事なのはイメージだ、スジなんか知るかー的に読者の都合をそっちのけに繰り出される絢爛たるイメージの飛躍の連続で、そこには(少々眩暈を感じつつも)それなりの楽しみはあるよなあと思いつつも、同時にお話のスジが、どうかすると今ひとつ見えにくくなっちゃっているようなものに仕上がっている、とも言えるわけで、そのあたりにはいろいろ文句言いたくもなるんだけどそこが実はこれがまた、

なんだか楽しい。バロックとは本来"不細工な真珠"という意味である、ってのを思い起こすような楽しさ、つーんですか。

いくつかの中篇を集めて一本の長篇として仕上げたって事情もあって、実はこのお話、微妙に筋が通ってないところがあちこちに散見されて、読んでるこちらはあちこちで「え、そうでした?」とうろたえてしまうことになる。かなり重要なことが「ああ、あれはこれこれだったのよ」の一行ですまされてしまうようなところが結構あったりしてね。

なんだけど、そういうお話の部分のアラをまあいいかと許してしまえるような、イメージの奔流みたいなものの魅力も併せて持っているのが本書って感じで。特にクライマックスのアイデアはちょっと唖然。ベイリーはこれを読んであれを思いついたんじゃないか、ってな勢いで。

"ロマン"なんてものではない。これは"イメージ"のSFなんだろうな、と思う、なんつーか、細切れに読むと損をするタイプの本、一気に読み切ってしまうのが吉な本。ちびちび読むとイライラするかもね。

(★★★)

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キャプテン・シライ [私も作っちゃったですよ (^^; ttp://godzillu.daa.jp/arazu/img/yawaraka_..]

rover [なーいす、ぱちぱちぱち(^o^)]


2006-07-06 [長年日記] この日を編集

[Comics] お買い物 (19:22)

うつうつひでお日記(吾妻ひでお/著)神戸方面に出かけたついでに吾妻ひでお「うつうつひでお日記」。「コミック新現実」に載ってた分は前にもちょっと見てたけど。

「失踪日記」が売れる前の、とても貧乏な頃の吾妻さんの生活が見えてくる本。鬱に苦しみ、マンガに苦しみ、薬とタバコをがぶ飲みし、図書館に行っては本を借りて読みまくる日々。こんな状態でもちゃんとSF読んでるあじまさんはエラい。

正直言って、今の吾妻さんの作品にそれ程魅力は感じないのだけど、でもまたおかしくなっちゃったりしたらそれはそれで悲しいから、せめて薬代の足しにでも、ってことで吾妻さんの本が出たらしっかり買うのだ、うん。

それにしても「日本ふるさと沈没」が見あたらんのう。あれは三宮まで足伸ばさんとダメか?

[Chinema] 男たちの大和/YAMATO (23:22)

B000C5PNSW旬も何もあったもんじゃありませんが、湊川のパルシネマしんこうえんで「男たちの大和 / YAMATO」鑑賞。2005年角川、監督・脚本佐藤純彌、出演反町隆史、中村獅童、山田純大、鈴木京香、仲代達也。

一言で片付けちゃうと、"ダルい映画"ってことになるんではなかろうか。脚本や構成のダルさもあるし、絵もあちこちダルいし、そもそものテーマのとらえ方とその展開のさせ方も、どうしようもなくダルい。そのうえ監修瀬島龍三に主題歌長渕剛ときたもんだ。おえええ。

戦争の善悪とかの前に、このままでは死んでしまうかも知れない大事な人を守らなくては、と言う純粋な思いで戦いに臨む若人たちの話、と言うあたりをテーマに持ってきているのだろう(それはそれでどうなのよ、と思わなくもないけど、まあ今回は措いておく)が、それならそれで若人たちの生活のディティールをもっと掘り下げた方がよかったんではないか。着任してすぐの、子供たちがいろんな場所に配備され、そこで猛訓練に明け暮れるってあたりの描写は結構良いので、ここをちゃんと伸ばしてやって、その中で少年たちがそれなりに生と死や、国とかなんとかに分からないなりにでも思いをいたして、最終的に「なんだか分からんけど国にはカノジョがいるからオレは頑張る」みたいな決意で最終決戦、なんて展開であれば、オジサンのジュヴナイル属性も刺激されてまことに結構だったのだけれど、残念ながらこの映画、そこらがどうにもブツ切りで、かつ浅い描写しかされていない。とってつけたような戦局の説明(しかもナレーションがテレ朝の渡辺アナ。重みもクソもねえ)なんぞ入れるから、だらだらした展開になるんだよ。

絵はまあ、頑張ってるとは思うけど、それって「ローレライ」が頑張ったなあって言うレベルからもそんなに先に進んでいないような気がするし。実物大セットは時々良い効果を上げているけど、やっぱりデカくて金のかかるモノを作ったうれしさが前に出過ぎちゃって、似たようなアングルのカットが頻発する。というかこれは監督に"絵"が見えてないからなのかな? 構造物のカットに限らず、なぜかおんなじようなアングル、おんなじような動きの絵が繰り返されるのでちょい興ざめ。同じような角度(しかもありえねースケール感)で艦橋付近をかすめるTBF、ほとんど同じシークエンスで血しぶきミンチにされる対空銃座、などなど。どうしようもなく安い絵はなかったと思うけど、さりとてこっちが「おお」と思うような絵があるわけでもなく。そしてラストシーンは少々噴飯モノ(観てない人もいるでしょうからこの辺はあまりつっこみません。ただ、『大和』の映画のラストを、ちっぽけな漁船でしめて嬉しいんかあんたは、とは監督さんに言いたい。少なくとも仲代達也の目には大和が見えてなかったら嘘でしょうが)。

戦争に負けた国が戦争映画を造るってのは難しいね。最初っから大義名分を否定された状態でお話を作らなくちゃいかんわけで。最後には(正義が|愛が)勝つ、のが映画の王道なんだもの、そこに枷がかかっててはね。

とはいえ監督は「北京原人」の佐藤純彌、何かやらかしてくれんかなあと思ったんだけど、さすがにそういうわけにもいかなかったか。艦隊の高官の一人の役で本田博太郎も出てるんだし、彼に草鹿竜之介(演・林隆三)に向かって「ウパー」ぐらい叫ばせてくれたら、オレとしては元取った感満点だったんだけど(^^;)

ちょい追加。それはそれとして少年兵たちを演じた若い役者さんたちはみななかなか好演であった。ここは褒めておきます。中の一人はどうやら無事生き延びて、クルーガイズに入れたんですね(^^;)。

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もんちぃ [西宮北口にはありましたぜ。ジュンクですが。f(^^;]

rover [くっそう(^^;)]


2006-07-07 [長年日記] この日を編集

[Books] シンギュラリティ・スカイ 

シンギュラリティ・スカイ(Stross,Charles/著 金子浩/翻訳 ストロスチャールズ/著) チャールズ・ストロス 著/金子浩 訳
カバーイラスト John Harris
カバーデザイン 岩郷重力 + WONDER WORKZ。
ハヤカワ文庫SF
ISBN4-15-011567-2 \940(税別)

SFだけが描ける。SFにしか描けない

21世紀の中頃のある日、地球に暮らす100億の人間の9割が一瞬にして消滅した。社会構造はあらゆるところで大打撃を被り、人類がその痛手から立ち直るまでには優に一世紀の期間が必要となる。そしてどうにか立ち直った人類が知ったこと、それは地球から消滅した90億の人類は時空を超えて既知の銀河系宇宙の生存可能な惑星に強制的に移民されていた、と言うことだった。のちに"シンギュラリティ"と呼ばれることになるこの大事件を引き起こしたなぞの高次知性体、エシャトンの登場で、人類文明は大きな岐路に立つことになったのだ。そしてそれからまた、幾ばくかの時が経ったある時…

いきなり引用。本書のオープニング。

一日戦争が宣戦布告され、ノーヴィ・ペトログラードの丸石畳に電話の雨が降りそそいだ。

SFにしか描けない表現、SFだけに許される表現ってものがあるとすれば、これなんかはその代表的なものと言えるんじゃないだろうか。どうよ君(誰)、いきなり電話が降ってくるんだよ、比喩じゃなく本物の電話が。そしてこの電話が言うんだよ、「もしもし、わたしたちを楽しませてくれますか?」

しびれた。

著者チャールズ・ストロスのこれはデビュー作。"デビュー作には作家のすべてが詰まっている"とはよく言ったものだ。構成に少々とっ散らかったところが無しとはしないけれど、そんなのは些細なこと。サイバーパンクなイメージあり、超光速航法に関するちょっとびっくりなハードSF的奇想あり、日本で仮想戦記がどうしたこうした、エラそうに語ってる作家が青くなって逃げ出しそうな迫真のミリタリーSF風味あり、ネットワークの持つ可能性に対する(少々オプティミスティックに過ぎやしないか、って恨みも同時に持つけど)展望あり、何やらアヤシいフリークスに関しての描写にも抜かりはなく。サービス満点ではないですか、これ。

なんかもうあちこちで「え?」って思ってしまうところもあるんだけど、それでもこいつは私、激しく気に入った。この人(著者)はSFにしかできないことをやってる人だと思う。

正直お話としては少々尻すぼみ感のある作品だ。それでも本書を読んでいる間に感じる"アホらしいハッタリ感"みたいなものはちょっと、SF好きとして何物にも換えがたい物を感じてしまうわけで。ええもう、能書きはええからちょっと読んでみてくださいよって気になっちゃう作品、こういうのは珍しいかな。とりあえず惰隠洞イチ押しSF、には認定したい気分ですわ。

(★★★★☆)

本日のツッコミ(全3件) [ツッコミを入れる]

taoy@笹塚 [シンギュラリティ スカイ、良いっすよねぇ。私も激しく気に入りました。 水漏れを直す水道屋とか、勝手に電話線を引いち..]

すみ [面白そうですが、文庫なのに987円ってぇのは目玉が飛び出ますね。546ppかあ。大作。むむむ。]

rover [たおさんに借りる、ってのも手だけど、ここはやっぱり買っていただいて、ハヤカワがこの調子で面白いSFをどんどん出すのを..]


2006-07-08 [長年日記] この日を編集

[CS] GONZOアニメ大会 (19:42)

「ブレイブ・ストーリー」公開記念(しっかし原作が重厚長大な宮部みゆき、アニメ製作GONZO、声優よりも俳優優先、ってそれ、失敗してまっせ感満点なアニメではないかい?)ってことで、日本映画専門チャンネルで「青の6号」(全4話)、「戦闘妖精 雪風」(全5話)鑑賞。まあ「雪風」はすでに4話までは見てたんだけど。

で、「青6」。

4048531263お話が全然別物なのはまあ覚悟してたし、古本屋の棚に参考書もあったので、お話関係やバックグラウンドについてはだいたい理解してたから大丈夫。ただ何かがスゴく新しい、ってなお話でもなかったな。いくつかのこれまでの話題作のいいとこ取りで構成されたようなお話。「ウォーターワールド」で「ドクター・モロー」で「パトレイバー2」で「エヴァンゲリオン」で、その他あれやらこれやらなんやらかんやらのごった煮。

そんな中にB号プッシュだの赤ハゲだのオトキチだのストリームベースだのヤマトワンダー(…おっとっと、こっちではナガトワンダーなのか)だの、オジサンが嬉しくなっちゃうキーワードが埋め込まれてる。なに、ホム・ガード? それは「707」だぞ。

絵的には「雪風」に比べると、特にCGI周りはちょっと落ちるかなあってところはあるかも。あと、最終話の作画のレベルがちょっと落ちちゃって、一番盛り上がるところで肝心の紀乃がちょっとだけブチャイクちゃんになったのが残念だったかな。ま、そうは言ってもこれはこれで、そんなに悪いもんでもないとは思った。オジサンの大好きな青の3号(デザインは別物だけどねぇ)がちゃんと活躍してたし、あとは6号がスタンピートをぶっ放してくれたらさらに点数アップだったんだけどな。

どうでも良いけどノボっぽい腕時計、ちょっと欲しいと思った。

さて「雪風」のほうはというと、ほほうそうまとめたか、って感じかな。「雪風」で始まり「グッドラック」のメカやキャラを持ち込んで続きをやって、最後にお話の方も「グッドラック」に繋げて終わる、と。なかなか上手いことやったね。コミュニケーションに主眼をおいた小説版に比べて、アニメ版の方は人間とジャムが戦う理由、ってあたりに少し重きを置いたような造りになっている、かな?

相変わらず薔薇の香りが少々鼻につくのも確かだが、こういうまとめ方もありでしょうな。見た目の派手さは文句なしだし、ラストもなかなか良いと思った。

そうそう、エンドクレジットで"宣伝協力"にロック岩崎氏のお名前を発見して、ちょっとシュンとなってしまいましたです。

[TV] 定期視聴番組 (23:27)

「ウルトラマンメビウス」、「BLOOD+」、「ツバサ・クロニクル」。んーと、「BLOOD+」のOP,EDが新しくなった訳なんですがこのオープニング曲、何語?

さてメビウス(#14:ひとつの道)はかなりの力作。おっかさん(を林寛子が演じる時代になってしまったとは。ううう、黒沢殺す、はもはや死語同然か)に秘密でガイズで働くテッペイくんフィーチャリング、ジョージさんナイスアシスト、みたいなお話。「ガメラ2」のクライマックス直前の盛り上げ映像に近いノリが、今やテレビ特撮でもへっちゃらで造れてしまうってところに素直に感心しました。お話そのものはさらに盛り上げようと思ったら、いくらでもやりようはあったんじゃないかとも思うけど、そこはあえてわかりやすい方向で落とした、と好意的に解釈して…おこうかな。

ただなんだな、個人用バリヤはイデ隊員がかつて開発してたと思うんだけど、それがメテオール扱いになってるのはちょっと不満(だからそういうことを言うから大きいお友達は嫌われるんだよ)。

「ツバサ」(#11:おえかきモコナ)もちょっと興味深かった。これはあれですか、CLAMPなりのトリビュート・フォー・マンガの神様? それにしてもベレー帽姿がすんなりイメージできるマンガ家さんって、どれくらいいらっしゃるのだろう。神様以外だと藤子F先生、つのだじろう先生ぐらいしか思い浮かばんのだが。

本日のツッコミ(全4件) [ツッコミを入れる]

TUX [●「ブレイブ・ストーリー」って、勇者ロボシリーズ劇場版だとばかり…(殴)  それにしても、このダメダメ感は立派にハシ..]

rover [オレさあ、妻(は、ファンなんです)には悪いけど中村獅童大嫌いなんですよ。なのであれのハシゴはどうかご勘弁(^^;)。]

すみ [個人的には、あえてお金を払ってブレイブストーリーを見て、イライラをぶちまける権利を得たいような気がします。 さらに余..]

rover [いやいや、ダメっぷりが楽しめる映画じゃなきゃ、お金を払う価値がないじゃないですか(w。 ちなみに妻は見てきたんですが..]


2006-07-09 [長年日記] この日を編集

[Comics] お買い物 (19:41)

日本ふるさと沈没 : original comic anthology(小松左京/著 鶴田謙二/著)ハヤカワSF文庫も満足に並ばんような西鈴蘭台の書店に、なぜか一冊おいてあった。と言うわけでようやく「日本ふるさと沈没」購入。おお、ちゃんといしいさんは岡山担当になっとるじゃないか。よかったよかった(しかも面白い)。

鶴田謙二に吾妻ひでおに唐沢なをきに安永航一郎、メンツは豪華だが出来の方はまあ、そこそこレベルでまとまってるって感じですかねえ。

ま、縁起物みたいなもんだしな。

[TV] 定期視聴番組 (22:52)

「ああっ女神さまっ それぞれの翼」、「魔界戦記ディスガイア」、「xxxHOLIC」、「轟轟戦隊ボウケンジャー」、「仮面ライダーカブト」、「ふたりはプリキュアSS」。「魔界戦記ディスガイア」が最終回だったわけですが、えーと、見る人が見たら楽しめるのかも知れないけど、まるで黎明期のエロゲーか18禁OVA 並のヌルいストーリーで、なおかつ助平な絵が挟まらないってんじゃ、見る方はいったい何を楽しめばいいのかと。

ってことでボウケンジャー(Task.19:眩き冒険者)は6人目の戦士、ボウケンシルバー登場の回。レスキュー担当の部署を新設するって言うなら、民間なれど実績のある纏研究所と提携してくれたら面白かったのに、などとつい大友は思ってしまうわけだが。今年は過去戦隊の紹介コーナーもあるんだしさあ。

新戦士ボウケンシルバーはぴかぴかクロームなマスクが目新しいが、なぜか私、エヴァを連想してしまったです。角ついてるからかなあ。

ンでカブトの方は、最強のマスクドライダーであるガタックが稼働したんで、お話は新たな段階に入るんだそうな。それは良かった、さっさとあのパチモン貴族を消してくれ。ノヴリス・オヴリジェってそんな意味じゃねーぞ。


2006-07-12 [長年日記] この日を編集

[Day] 怠惰に過ごしてます (10:45)

月曜日のお酒めちゃくちゃ忙しいってわけでもなかったんだけど、気がついたら結構さぼってた。月曜日はヤマちゃんと軽く戦略会議のあと、ちびっとたちきやで飲み。飲んだのは「志太泉」、「惣邑」(そうむら)、「黒龍 龍」。「志太泉」ってのは静岡のお酒なんだが、途中で「黒龍」の杜氏さんが入って味が大きく変わったんだそうな。ええ、すっきり系でおいしゅうございます。で、本家「黒龍」もいただいたりして。

画像の説明火曜日はどよーんと平成亀映画とか見ながら古本屋的単純作業。こないだの大量入荷分のデータ化ですね。こんなん出てきましたよ、アニメ専門誌になる前の「OUT」、というか「アニメはいける」と編集スタッフが思うきっかけになった号、ちうべきか。「月刊OUT」、第1巻第2号。ちなみにOUT SITEというサイトで、「OUT」編集長の変遷とそれに伴う雑誌の編集方針の移り変わりが要領よくまとめられてる。なかなか興味深いので興味のある方は読んでみるとよろしいでしょう。

さて今回はそんなOUTの1977年〜1981年あたりをお店出し。ちらっとチェックしただけなんだけど、1990年あたりまでの分はほぼ揃ってる感じだ。恐ろしいことに「アニメック」と「ファンロード」と「アニメージュ」もこの期間分、揃ってそうなんだよなあ。データ化してるうちに秋になりそうだわ。

そもそも置き場所にも困ってるこの状況下で、古本の神様はさらに悪さを仕掛けてきてるんですけどね(つoT)。

[web] 続きプリーズ!! (17:18)

痴漢男第四十工房落書き置き場)。双葉社が勝手に本にしたとかで話題になったヤツだっけか。こっちはマンガ版。たいへん上手で、続きが気になっちゃいますわ。今だいたい折り返し点あたり?

「嘘を方便にできない奴は嘘はつくな」って、良い言葉だなあ(w。情報収集元は茄神さんとこでした。

[web] Opera 9.01 (21:20)

9.01インストール画面なあんてモノが先月末に出ておった。My Opera Forumsから持ってこれます。"New weekly"ってことで、まあNightly Buildみたいなモンなんでしょうな。Buildは8509。とりあえず大きく変わったところはなさそう、と言うか設定メニューが微妙にあっちこっち移動する悪いクセはもうちょっと何とかならんか。Adobeのアプリじゃあるまいし。

ま、それはともかくインストーラー起動直後の画面でちょっと笑った。何が嬉しくて拳突き上げてるんだ? ホリエモン逮捕? んなわきゃないよな(w。

[News] 訃報 (21:37)

シド・バレット。名前を聞いてオレは「ああ、あのラリってファンの女の子を刺し殺した」と思い、カミさんは「ああ、ドアーズの」と。夫婦そろってもうダメだな。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

すみ [>「ああ、ドアーズの」 ワロタです。]

rover [そしてジム・モリスンの名前を思い出すまで小一時間(w。]


2006-07-13 [長年日記] この日を編集

[Day] だああああっ (16:05)

もうちょっとで終わるとこだったのに……。まちがえてOOo閉じちゃった。しかもなぜか自動バックアップ効いてねえしorz。アニメ雑誌の書籍データって入力すんのすんげー面倒なのにぃ。

はあ、「OUT」60冊分、もう一回やり直しですか。まあATOKくんもガンダムとかガラットとかエルガイムとかダンバインとかバイファムとかオーガスとかウラシマンとか、一発変換できるようになってきたからちったぁ楽だろうけど。

やる気が出ないのでお芝居観てきまーす。

[Stage] 俺たちは志士じゃない

新神戸オリエンタル劇場で、演劇集団キャラメルボックス「俺たちは志士じゃない」(作 成井豊+真柴あずき・演出 マキノノゾミ)観劇。

幕末の京、士道不覚悟で新選組を抜けた松吉と竹次郎の二人。追われて逃げ込んだ旅籠の風呂場で拝借した着物が、事もあろうに坂本龍馬と中岡慎太郎のものだったことから、彼らを崇拝する岩国藩の若侍、鶴橋に本物の坂本、中岡と信じ込まれて匿われた先は……。

たいへんウェルメイドなシチュエーション・コメディ。あらゆるところに気が配られ、おかしなハッタリなどは皆無。安心して楽しめる2時間半であったけど、こうなると逆に、どっか一ヵ所でも良いからぶっ壊れたところがあって欲しいよなあ、なぁんて思っちゃうから人間ってのは難儀な生き物だわな。そんななか、ニセ龍馬たちが匿われる岩国藩御用達の菓子問屋の女中、こま役の渡邊安理の怪演がなかなか楽しかったです。素はたいへん可愛いらしい女の子に見えるんですが、お芝居は強烈でしたわ。

[Day] ほんで呑み

今日のお酒何せお芝居を一本観ますと、自動的にたちきや一回分ぐらいのお小遣いがもらえちゃうんで、当然そのままれっつごー。本日は「水是水」(みずはこれみず)、「空蔵」(くぞう)、「百楽門」。すっきり、しっかり、すっきり、の順かな。「空蔵」ってのは灘のお酒なんだけど、震災でダメージを受けた蔵から空が見えた、ってのが名前の由来なんだそうな。何やらろぉまんてぃっくでございますな。

「百楽門」(吟造り生原酒)がたいそうおいしかったっす。しやわせ。

[Comics] お買い物

MOONLIGHT MILE(太田垣康男/著)おせん 其之11(きくち正太/著)きくち正太「おせん」(11)、太田垣康男「MOONLIGHT MILE」(11)。どっちも田舎の本屋ではお目にかかれないままずるずると。といいますか、都会(神戸が都会か、という話はおいといて)の本屋でも「おせん」があんまり並んでないってのはどういうこっちゃ。売れてませんの? 面白いのに。

「MOONLIGHT MILE」の方はようやくミッシングリンクを補完。なるほど、そういう流れで12巻に繋がっておったのだな。

本日のツッコミ(全4件) [ツッコミを入れる]

まなたけ [うお!キャラメルボックスですかー!しかもマキノノゾミー! あう〜見たかったなぁ〜! 次の公演の「雨と夢のあとに」のチ..]

rover [いやいやいやいや、あの子(福田麻由子ちゃん)はカワイイっすよ。神戸ではやらないんだなあ(つoT)]

でした [相対的な問題でしょうが、神戸は都会だと思います。大阪なんかに 比べると、小都会って感じですが。 ちなみに、うちの県..]

もんちぃ [元神戸人的には、関西≒大阪と思われてるのがチト歯がゆいなあ。 京都人もそうだと思うけど、大阪人よりは洗練されてると思..]


2006-07-14 [長年日記] この日を編集

[Oldbooks] それ見たことか、付け焼き刃に何ができる。(シャア・アズナブルさん・談)

つことでアニメ雑誌漬けの今日この頃。とりあえず「OUT」約10年分、115冊のデータ入力完了。「OUT」は残り4年分ぐらい。あと「アニメック」に「アニメージュ」に「ファンロード」か。はふう。

ところでアウシタンにローディスト、とはよく聞く言葉ですが、「アニメック」の読者にはどういう呼び名が付いておったんでしょうな。あえてどこかに分類されるならば、あたしゃ「アニメック」党だったのだけれども。


2006-07-15 [長年日記] この日を編集

[Day] 暑い… (19:43)

何もする気しねー。朝からぼーっと古い「OUT」(もちろんもはや新しい『OUT』なんてもな存在しませんが)やら「アニメック」やらロマンアルバムやら「地球へ…」(マンガ少年の総集編バージョン。うわ、座談会を温帯が仕切ってるぜ)やら「COM」やら(うーん、樹村みのりはやっぱりいいなあ)やらジャンプ(月曜はお休みだもんね)やらをだらだらだらだらと眺めて過ごしてました。今も過ごしてます。

それにしても暑いのう…。

[TV] 定期視聴番組 (23:09)

「ウルトラマンメビウス」、「BLOOD+」、「ツバサ・クロニクル」。科特隊の頃から機体整備を手がけてきた頑固オヤジ登場、当然熱血バカとはソリが合わないのだが…という実においしい設定で来たのが「メビウス」(#15:不死鳥の砦)。

燃える展開間違いなしだな、と思ったんだけどなんか間違えたみたい、というかま、脚本家が考えすぎたんだろうなこれは。

戦闘力を上げるための切り札として扱われてきたメテオールが、実は乗員のサバイバビリティを向上させるためのもの、つーのがまず理屈に合わない。そー言うもんなら常駐させとくのがスジじゃん。整備のおやっさんが新型機をニューヨークまで取りに行く理由が分からん。新型機への熱血バカのドッキングにスリルを持たせる理由が分からん。そもそもおやっさんと熱血バカの対立と和解への流れが全然見えん。この状態で無理くりヒカリのネタ、挟まんでも…などなど。

んでさあ、ワンパターンにも程があるけど、おやっさんはメテオールの稼働時間を1分に制限することを強硬に主張した人だった、ってんじゃ何であかんかったのかしら。したらここぞというところでメテオールアウトでトドメ刺し損ね、怒った熱血バカがテッペイくん巻き込んでこっそり機体を改造しようとするんだけど、やっぱり難しくてクロック周波数をちょっと落とす(^^;)ぐらいのことしかできなかった、で、それで出撃。

ところがメテオールが一分超過したあたりで手がつけられなくなってしまう、そこに新型機で颯爽とオヤジさん登場…、で充分面白かったと思うんだけどな。新メカに見せ場を、って事情もあると思うけど、実は色々あった割に新型機って、たまたまちゃんと整備されてたんでカタログスペックしっかり出せました、なお披露目にしかなってなかったのではないかね。もちっと話はシンプルに行こうぜ。

まあなんだ、これは言わないのがお約束なんだけど、そもそも実戦部隊に予備機が一機もないって事の方が問題ではあるのだが。平気で3機同時運用できてた科特隊はやっぱり偉大だったなあと、妙なところで納得するオジサン一人(w。

[F1] フランスGP予選 (23:53)

カミさんが長瀬クンが年齢詐称して高校生になるドラマに予約入れちゃったので、こちらはLive Timingで観戦。予選方式にちょっと変更。P1,P2ともP3(お、今回からPじゃなくQになるんですかい)同様、チェッカーが振られた時点でゴールラインを通過しているマシンのタイムは有効、ということになり、その代わりQ3のセッションは5分短縮されることに。マクラーレンはファンパブロに変わってペドロがステアリングを握る。わたしゃモントーヤ一家の写真見るの、結構好きだったんですけどねえ、ちょっと残念。

さて予選Q1では、何が悪いのか分からないけどホンダのお二人さんが不調。ルーベンスは何とか残れたけどジェンソンはここでノックアウト、最初に弾かれたマシンの半分がホンダ・エンジン(つoT)。謎の"ツインタワー"が良かったのかどうかは分からんけど朝のセッションでは速かったジャックもノックアウト。

Q2ではルーベンスもノックアウトでホンダ良いとこ無し。反面トヨタが何やら好調っぽい。フェラーリも速い。ミハエルはともかく、フェリペもしっかり良い仕事してる感じで、これはQ3でも同様。結局グリッドはミハエル、フェリペ、フェルナンドと来てその後ろにヤルノとラルフの二台のトヨタ。マクラーレンより前ってのは凄いんじゃないかしら。そのマクラーレン、ペドロはちゃんと仕事した感じだけど、全体に速さが感じられないのは、また何か考えてるんですかね。BSが強さを取り戻しつつあるのなら、今後がちょっと面白いことになりそうなんだけど、さて決勝はどういう事になるんでしょう、興味津々。明日は酔っぱらう予定なので、リアルタイム観戦は無理だけど(^^;)


2006-07-16 [長年日記] この日を編集

[Day] 今日はオフミ (24:16)

J&P Hotlineから続く由緒正しき「SFXぱらだいす」のオフミは、Sぱら的には新年会という体たらく。祇園じゃこんちきちんが聞こえるこの季節に、ワシらは「あけましておめでとうございます」とか挨拶してたりする。さて今回は「沈没オフ」。

私とTUX導師は朝イチで「ポセイドン」、そのあとみんな揃って「日本沈没」の予定だったのだけれど、9時過ぎに梅田に着いてナビオに行ったらすでに係員のお兄ちゃん、「『日本沈没』は15時の回まで満席です」とかがなってらっしゃる。うへ。

とりあえず「ポセイドン」のチケット(あたりまえだがこっちは余裕で取れた)は押さえて、TUX道師に三番街シネマの方に回っていただいて、どうにか16:25の回の確保に成功。助かりました。

てことで、詳しい感想はあとで書きますが、なんですな、どっちの映画も、「さあみんな、これからやるのは(お船|日本)が沈んじゃうお話だってのは知ってるよねー? それじゃあ映画を始めるよー」で始まっちゃうような映画。まいったねこりゃどうも。

映画→お茶→映画→呑み、で、いつもながらたいへん楽しゅうございました。ちょっと飲み過ぎたかな、と思ったんで最初の飲みで引き上げちゃって申し訳なかったです。

[Chinema] ポセイドン

劇場版パンフ スタッフ
監督:ウォルフガング・ペーターゼン
製作:ウォルフガング・ペーターゼン/マイク・フレイス/アキヴァ・ゴールズマン/ダンカン・ヘンダーソン
製作総指揮:シーラ・アレン/ケヴィン・バーンズ/ジョン・J・ジャシュニ/ベン・ワイスブレン
原作:ポール・ギャリコ
脚本:マーク・プロトセヴィッチ
音楽:クラウス・バデルト
出演
カート・ラッセル
ジョシュ・ルーカス
ジャシンダ・バレット
リチャード・ドレイファス
ジミー・ベネット/エミー・ロッサム
マイク・ヴォーゲル/ミア・マエストロ
公式サイト:http://wwws.warnerbros.co.jp/poseidon/

言わずと知れた1972年公開のパニック大作、「ポセイドン・アドベンチャー」のリメイク。

冒頭でポセイドン号が堂々たる姿を見せる。いかにも今風なクルーズ客船風味の、船首から船尾までイヤっちゅーほどデッキを積み重ねたスタイリング。しかも赤地のふっとい帯にでかでかと白で書かれた"POSEIDON"の船名。ああなんて下品な船なんだ。これ見た瞬間わたしゃ「沈んでしまえ」と思っちまったです。ええもうブンドル局長の声で(w。

かつてのポセイドン号は確か(以下、旧作については私の記憶のみで書きますんで、間違ってるところが多々あるかと思いますが、そこは御容赦)、確かに一世を風靡した豪華客船であったのだけれども、寄る年波には勝てず、これを最後に引退、という航海中の船だったはず。で、彼女の進路上で海底地震(だったかな)が報告されていて、船長が進路変更か何かを提言したにもかかわらず、船会社の社主に拒否されて津波の元に一直線に進むことに…というような、最初に豪華客船が津波に遭ってしまう必然性、ってものがちゃんと説明されていたように記憶している。で、今回のバージョンでは、というと、

ニューイヤーパーティーの浮かれた気分が伝染している、最新式の機器でかためられたブリッジ。船員も御機嫌で歌なんか歌ってる。と、腕利き(とおぼしき)航海士、「まてッ、静かにしろッ!」……ごごごごごごごごご……「つなみだーっ」「正対するんだー」「間に合わないー」……どっぷーん。

待てやこら(^^;)。

そりゃお船がひっくり返ってからが本題、って映画であることは確かだが、だからってこれはあんまりではないかね。これから何千人かが死ぬのである。前置きも、理由もなしにそういうことが起きるのは現実世界ではあり得る話だがこれは映画だぞ。何かが起きるためには、それが起きることを観客に納得させる何かが必要になると思うのだが。

というわけでこいつはただひたすら、船がひっくり返り、そのあとひっくり返った船がどういう風に壊れていくか、をシミュレートすることに血道を上げた映画。そこはそれなりに(いやかなり)よくできているので、スペクタキュラな映像マジック大会を90分ばかり楽しんでお家に帰る、ってんなら問題なし。反面、旧作でももっとも印象深かった、逆さになったトイレみたいな、見慣れたものが全然違う見え方をする世界に迷い込んだワンダー、ってのはかなり希薄。最新鋭の下品な船は、上下の区別が付かんような構造になっとるのかも知らんけど。良く分からんけど大変なことになってる密室を、良く分からん人たちが闇雲にごそごそ移動してるだけ、のお話になっちゃってるのが実に困ったものだ。技術的チャレンジとその成果物は素晴らしいと思うのだが、それが人間ドラマの方の大事な部分を圧迫してしまったような印象がある。

おそらく最初に上がった脚本では、それなりにそれぞれの登場人物のキャラクタについての掘り下げもあったのだと思う。でなければ序盤のリチャード・ドレイファス(年取ったなあ。そりゃ粘土コネコネから四半世紀以上経ってるもんなあ)のシーンとか、無い話だったろうし。ただ、それが見せたいスペクタクルと尺の関係でどんどん切られて行っちゃって、気がついたらこんなん出来ましたー、な映画になっちゃった?

というかあれですよ、ほんとのところこの映画、「今のCGIクオリティで船がひっくり返る映像撮ったら凄いでしょうなあ」「いやでもそれやったら『ポセイドン・アドベンチャー』のパクリ言われまっせ」「ほうか、したらもう一回あの映画作ったらええんとちゃうん、それいこ、それ」なんてなノリで出来た映画だったりして。

ま、映像見てる分には退屈しないけど、そんだけ。テレビ画面で見てもあんまり楽しくないだろうけど、1800円出す価値があるか、といわれると簡単に首を縦には振れない映画な訳で、困ったもんだ。お船がもっと上品だったら、オジサンはもう星半分、付けてあげたんだけど、あれじゃあなあ。

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ペーターゼン水モノ映画の傑作。これが撮れたのに、何でこんなもんが出来ちゃったんだろう。あたしゃ情けないよ。

(★★)

[Chinema] 日本沈没

劇場版パンフ スタッフ
監督:樋口真嗣
エグゼクティブプロデューサー:濱名一哉
プロデューサー:中沢敏明
脚本:加藤正人
原作:小松左京
音楽:岩代太郎
特技監督:神谷誠
監督補:尾上克郎
出演
草彅剛
柴咲コウ
及川光博/福田麻由子
吉田日出子
柄本明/國村隼
石坂浩二(特別出演)
豊川悦司
大地真央
公式サイト:http://www.nc06.jp/(このサイト最悪やなあ)

言わずと知れた1973年公開のパニック大作、「日本沈没」のリメイク。

この映画を3割ほど余分に楽しむ方法、というか条件があります。まずどんな形であれ旧・「日本沈没」を観ていること、それから(旧作のあとで)ガイナックス製作のアニメーション、「トップをねらえ!」を観てること(時間がないなら、せめて最終の第5、6話だけでも)、あと、「ローレライ」を小説、映画両方見ておいたり、ガイナックス(ゼネプロ、でも)という集団がどういう連中であるのかだいたい掴んでたり、昭和の東宝特撮映画の基本パターンってヤツがどんなもんか、ってあたりを押さえているとさらに結構でしょう。これで3割程度はこの映画を余分に楽しめる、というか退屈が3割ほど減る、と思う。

上映時間は2時間15分だが体感時間は2時間半ぐらいになるか。つまりは腑抜けた映画な訳だ、基本は。旧作には過剰なほどの危機を煽る感覚、ってのが充ち満ちていて、これが映画に有無を言わせぬ説得力のようなものを与えていた、と思う。火薬バカの無茶なパイロ攻勢も、あの映画にあってはちゃんと居場所を確保していたのだと、新作を観て再確認した。ショウちゃんって凄かったんだ、なんて思う日が来るとは思わなかったぜ(^^;)。

とにかくどこに勝算を見いだしたのかが分からないまま、あやふやに始まった映画は、なんだかみみっちいお涙頂戴のクライマックスを経て幕を閉じる。日本民族の未来がどうしたこうしたより先に、惚れた女の未来を保証しようとする男のお話がメインといえるわけで、佐原健二かあんたは。

それはそれでお話の作り方としてはアリだと思うが、我らのヒーロー樋口真嗣(なんだよ、間違いなく)が一体「日本沈没」のどこに萌え(あえてこっちで)たのか、そこらがちょっと見えてこないのがいらだたしい。基本的に私は樋口真嗣は応援したい人なんですけど、今の所まだ、個別のパートでの印象的なカットだったり、特定のキャラクタ造形、みたいな部分で「おお」と思うところがあるんだけれども一本の映画をトータルで観たところでは、やはりどうにも力不足感、みたいなものが先に来るのが辛い。

多分冒頭で草彅クンと麻由子ちゃん(キュートな美少女!)を救いに、さっそうと飛んでくる柴咲コウを乗せたヘリコのシーンは、彼にしか撮れない、でたらめにカッコいいシーンだと思う。あと、大地真央が演じる危機管理大臣の造形がモロにアニメ系"デキる女"の典型で、しかもこれがビシッとハマってるあたりに、これまでの監督さんとは明らかに違う絵が見えている監督なのだな、と思わせる片鱗を見たりもするのだけれど、それでもトータルな観点からしたらやっぱりいろんなところが足りてない。劇場用パンフなど見ると、あえて特撮パートは"押さえた"表現で行った、ようなことが書かれていたけど、残念ながらそれも、"足りない"感を増進させる効果しか上げてなかったんじゃないかな、とは思った。

ていうか個人的には、この映画で一番重要な台詞が、「トップをねらえ!」でのそれと一言一句違わんものであることに、どうにも引っかかりを感じてしまってしょうがないのですよ。日本特撮映画の金字塔のリメイクに挑戦しながら、その実そこに妙に旧来からの"戦友"であるガイナックス的ノリを巧妙に埋め込んでいる感じがしてしまって。

深読み、つーか素っ頓狂な読みでしかないじゃんそれ、といわれると返す言葉もありませんのですが。

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この辺を前もって見ておくとちょっとだけ幸福かも

(★★☆)

本日のツッコミ(全6件) [ツッコミを入れる]

TUX [●「飲み過ぎて帰る」なんて、乱土さんにあるまじき(笑)事態だったので、お加減でも悪いのかとちょっと心配してたんですが..]

もんちぃ [Yahoo!ムービーに「1万年後にわだつみ2000が再浮上して、小野寺君が高度な人工島に発展した日本列島に帰還するラ..]

rover [あいたたた(^^;)。]

noki [昨日みてきましたが。。。。 んーー。。。歳食ったせいかお涙頂戴ドラマにちょっとだけ(。´Д⊂) ときたけど後はまぁ、..]

taoy@笹塚 [やっと見ました。主人公二人、不要でしたな。 あ、日本沈没ですけどね。]

rover [不要っつーか、出すなら出すでもうちょっと、どうにかしてあげようよってとこですわなあ。]


2006-07-17 完璧一日遅れ [長年日記] この日を編集

[Day] 後手後手 (24:11)

うわあ、昨日のネタ書いてるうちにもうこんな時間だ。しかも昨日のネタもなんかしっちゃかめっちゃかだし、ううむ。


2006-07-18 [長年日記] この日を編集

[TV] 定期視聴番組 (20:33)

ホントは昨日のエントリになるんだけど、もういいや、こっちで。ってことで「ああっ女神さまっ それぞれの翼」、「RAY the animation」、「xxxHOLIC」、「轟轟戦隊ボウケンジャー」、「仮面ライダーカブト」、「ふたりはプリキュアSS」。「ディスガイア」が終わったあとに始まった「RAY」。えーとこれはつまり、ブラックジャックからビジョンアイをもらったティファが白衣着て男塾風味の病院でスーパードクターぶりを発揮する話、で合ってますか?

さて「ボウケンジャー」(Task.20 新たなる巨人)は、「高丘の」が正式にボウケンジャーになるお話。ていうかこの人はホントは冒険する人じゃなく救助隊の人になるはずだったのに、やっぱり呼び名はボウケン…なのね。まあなんだな、勇者警察にも消防車が配備されるんだから、こういうのもありなんでしょ。シャリバンやらメガピンクやら、懐かしい顔が一杯だ。

「カブト」(#24)のほうは、お話の方にちょっと動きが。加賀美パパが序盤で怪演を披露していた場所こそが、禁断のエリアX中枢付近だった、と。つまりワームの発生にZECTはその発端から何かの形で関係しているわけで、こうなってくると渋谷隕石自体もホントにあったことかどうかが疑わしく……

エヴァ?

してみるとひよりも実は人間じゃない、つー事になるんですかね。まあええわ。輪をかけてどうでもいいけどテレ朝公式の"まかない"コーナーに、エセ貴族が作らせたラ・メ〜ンのレシピがどかどか載っててちょっと笑った。

[F1] フランスGP決勝 (21:22)

これも見たのは昨日。どちらかというと波乱は少ないレース。ちっちゃいテレビ越しに見る限りはミハエルの完勝に見えた。フェリペも途中までは結構頑張ってたんだけど、後半やや速さがなかった感じ。何かあったのか、やっぱりここで赤いクルマのワンツーなんてのは、青い方が意地でも阻止するって事なのか。

あとはなんだろ、ペドロとキミの力量の差、みたいなのが見えてくるのがちょっと興味深かったか。前のクルマを抜けるかどうか、ってあたりのお話で、やっぱりキミは後ろで無駄に動いたりしないで、抜くところでずばっと行っちゃってる感じがする。クルマに対する慣れや何かもあるんだろうけど。

トヨタは復調傾向なのかたまたまだったのか、まだちょっと分からない。でもタイヤの使い方は、何か掴んだのかもしれないな。逆にホンダがどんどん情けない方に向かって加速中なのが何ともはや。

さて、このレースでようやく4年前のマシンにおさらばできるアグリ。新車はホントに速いんだろうかねぇ。タクは「MF1と同じくらいのパフォーマンスはあると思う」なんてコメントしてるようですが、なるほど、これでいよいよ獲得ポイント0チーム同士のガチンコ勝負が見れるって訳ですな。

[tDiary] 飼い犬が手を咬まれる (22:58)

あ、あれっ、amazon.rbが何やら不調だ。キャッシュをクリアしたらめっためた重たくなってなおかつ書影を表示しなくなっちゃった。何とした事だこれは(つoT)。

ふむ、一晩寝かせたら直ったようだ、って寝たのは主にオレだが。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

すみ [>飼い犬が わたしはOpera9の起動の重たさに、8に戻したんですが、検索窓の「Google]などの文字がすべて消え..]

rover [むう、上書きすると起きるんでしょうかね。ウチは8.53と9βと9.01が同居してますが、特にヘンなことは起きてない感..]


2006-07-19 [長年日記] この日を編集

[Comics] お買い物 (22:37)

新吼えろペン : comic bomber 5(島本和彦/著)夏休みカッパと : stayネクスト(西炯子/著)西炯子「STAYネクスト 夏休み カッパと」、島本和彦「新・吼えろペン」(5)。西炯子のSTAYほにゃらら、ってシリーズ、なんか田舎では上手いこと集まらん感じ。というか自分でもどれとどれがあって、どいつを購入できてないのか、いまいちはっきり掴んでないんだけど。いっぺんちゃんと読み返してみなくては(読んでないのかい、ええまあ。なんつーか『萩原屋』以降の西炯子、微妙にこっちの趣味と合わん感じもあって)。

「吼えろペン」の方は、相変わらず無駄に熱いなあ。

[News] ヘンなの。 (22:51)

欽ちゃん球団が解散へ−「極楽とんぼ」の山本圭一が事情聴取(sanspo.com)。つまり鳴り物入りでたちあげたは良いが、誰も思ったほどちやほやしてくれないし金もかかるし、そろそろ飽きてきたし、チャーンス(はぁと)とか?

萩本欽一はそれで良いかもしれんけど、選手の中にはそれじゃ困る人間もいるんじゃないだろか。あそこをプロへの足がかりにしたいと思ってた人もいるだろうし、純粋に野球を楽しみたいと思ってた人もいるだろうに。そっちの人たちへの配慮は無しでいいの? そういうもん? 良く分からんなあ。

[F1] アグリの'06年マシン (24:43)

F1通信で写真が。カラーリングが変わった(もうちょっと大胆でも良かったと思うけどね)せいもあるのか、見た目上はぐっとコンパクトになったような気がする。ちょっと興味深い。苦労するのはこれからなんだろうけど、とりあえず頑張れ。もちろん応援するよ。

本日のツッコミ(全5件) [ツッコミを入れる]

ラセ [>欽ちゃん野球 ほほう〜なぁ〜るへそ。 乱土さん、そういう考え方もあるんかぁ〜 確かに困る人も出てくるでしょうね。..]

もんちぃ [山本にさらなる責任をおっかぶせて。欽ちゃんもキツことするのお。 気の弱いヤツなら自殺すんじゃねーか。 亜久里のマシ..]

TUX [●あたいも、欽ちゃん流の制裁だと思ってしまいました。 ●もしくは、激しく萎えて、投げ出しただけとか(笑)]

カナかな団首領 [欽ちゃん球団の地元だす。村あげて応援してて、既に8500万円も突っ込んでます。今年は、つくば市でも大会を開催してて、..]

rover [うわあ、地元はたまらないですね、それじゃ。 でもこれで前言撤回したら、さらにあんたは一体なんやねん、って言われますよ..]


2006-07-20 [長年日記] この日を編集

[Hobby] 久しぶりにモケイを買う (22:58)

Bf109 ボックスアート家でいくら悶々としても1000文字埋まらないので、雨をついて三宮出撃。Voice出張所でコーヒー一杯で2時間粘って、どーにかこーにか読んでもらえそうな文章のひな形こさえ。

あとは本屋に模型屋さん。ここんとこ模型屋さんには顔出してなかった(だって今のわたしの部屋で、おいそれとモケイなんか造れるわけがない)んだけど、や、いろいろ出てますな。モケイ雑誌も最近ご無沙汰なので、SWEETの新作、メッサーのFが出てたことすら知りませんでした。マルセイユの"黄の14"が作れるトロピカル仕様と、藤田幸久さんのカワイイイラストで飾られた冬期仕様がある。とりあえずマルセイユ印を購入。これぐらいなら筆でなんとか出来るかなあ、って思って。

相変わらずの超絶ディティールとサービスぶり(マルセイユが使ったキューベルワーゲン、"OTTO"用のデカールまで付いてる。しかも144〜48の3スケール対応と来たもんだ)で嬉しくなってくるわけだが、問題はわたしがそもそも鉤十字あんまり好きじゃない上に、その中でもメッサーって、好きじゃない度ではトップクラスのアイテムだ、って事だったりするんだよな(^^;) B000G2EBDY

ちなみに最後の最後まで、こいつ(→)とどっち買おうか、結構悩んだわけですが。こちら(タミヤの1/48・フォルクスワーゲン・スタッフカー)もプリティーで魅力的なのよね。

[F1] 夢も希望もないよなあ (23:38)

スーパーアグリ、2007年は「ホンダのシャシー」を希望(F1通信)。心情的にはよせ!って言いたいところなんだけど、そうも言うておれんのだろうなあ。

わざわざこういう事を今言うって事は、本来アグリはその程度の援助が得られることは織り込み済みでF1に参入してきた、って事なんだろうかね。それが(主にホンダサイドの)いろんなドタバタのおかげで、当初の目論見外れまくりって事になっちゃったのかな。

無責任なファン心理としちゃあ、パッとしない今年のホンダ・シャーシ(を来年使いたいって話なんだよな?)なんぞ見向きもしないで、独自のシャーシで参戦して欲しいところだけれど、それと引き替えにのしかかってくるお仕事の量ってのはシャレにならんものがあるって事なんでしょうな。

それでもなあ。プライベーターがワークスに一泡吹かす図、くらい痛快な絵はそうそう無いだけに、アグリにはそっち方面で血道を上げて欲しかったような気もしちゃうわけですが。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

寸゛ [今年のホンダを使いたいというなら【よせ!】に一票。というか自前シャシーを用意するのが負担だというなら参戦枠を他の希望..]

rover [自力じゃとてもニューマシンなんか作れまへん、って認めてしまったようなものですもんねえ。実際おいそれと作れるものでもな..]


2006-07-21 [長年日記] この日を編集

[Day] しごと いっこ ポシャる (22:42)

アタリゲームズ風に失意を表現してみました。

くそっ。

[DVD] それだよ、欲しかったのは (22:58)

スター・ウォーズ旧3部作、劇場初公開版DVDが国内発売(AV Watch)。森本レオのハン・ソロ!。それが見たかったんだよなあ。ルーカス卿公認の劇場公開日本語吹替え版。確か英語版の翌年に公開されたヤツ。他はともかく、森本レオのハン・ソロは私の中ではナンバーワン吹替え。あの少々けだるい感じのセリフ回しは、実にハン・ソロらしくて好きだった。バラ売りなのか、"Ⅰ"だけ買おうかなあ。

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ばーい、あまぞん。

その上あまぞん書店の商品説明を良く読んでみると、●さらに劇場初公開版3作には、岡枝慎二氏による劇場公開版字幕も特別収録!!と来たもんだ。むう、どこまでオジサンのハートに火を付ければ気が済むんだオマエらはッ(^^;)
本日のツッコミ(全4件) [ツッコミを入れる]

まなたけ [そうだよ!これだよ!^^; 吹き替え好きとしてはこれは本気でほすぃです。 しかも特別版も一緒なら、それはそれで楽しめ..]

(た)氏の後輩 [>アタリゲームズ風に失意を表現してみました。 ヤダー。ヤメテー。ユルシテー。ソレダケワー。 以上、脊髄反射でした。..]

TUX [●これだよ!そうだよ!(便乗笑) ●ワタシもトリロジーボックスとか買わなくてよかった(笑) ●あれ?なんだこの黒..]

rover [そう、この黒くてデカい箱の扱いが困りものなんすよね(^^;)]


2006-07-22 [長年日記] この日を編集

[TV] 定期視聴番組 (23:15)

「ウルトラマンメビウス」、「BLOOD+」、「ツバサ・クロニクル」。今回のツバサは八奈見乗児に「ポチッとな」と言わせるためだけに作ったようなお話だったなあ。さて「メビウス」(#16:宇宙の剣豪)。

えーと、とーとつにコノミっちーがメガネからコンタクトに換えようと思ったら、とーとつに宇宙から隕石が降ってきて、しかもその隕石の上では宇宙人同士がチャンバラしてて、チャンバラの余波で隕石の迎撃には失敗するわガイズの基地は機能不全になるわの大騒ぎ。何とかして宇宙人さんにはお引き取り願い、くだけて降ってくる隕石を地上から迎撃しなくてはならないのだが…というお話。あらゆるところに納得できる理由のないままお話は突っ走り、最終的には剣豪同士(ザムシャーとヒカリ)の剣戟のクライマックスに、その上空でどかーんと花火の絵を出したかっただけだったと分かってがっくり来る、ようなエピソード。もっとがんばりましょう。

で、コノミっちーはなんでコンタクトに換えたかったんだ? 保母さんのイメージを捨ててこれからはガイズの一員として働く、と言う意思表明(園児の描いたコノミっちーの絵が何度もインサートされるというのはそういうことか)? と思ったんだけどそういうものでもないらしく。ホントにこれ、とーとつだよな。

作り物のお話には、作り物ならではのオチの付き方があってほしい。コノミっちーが何かを変えたいと思った、という小さいエピソードがあるならば、それはたとえば、ガイズの迎撃システムを妙にいかがわしい新式のそれに変えようという流れがあって、みたいな少し大きめなネタとシンクロして、最終的に(メガネ|今のシステム)でも良いですよねっ、ちゃんちゃん、で締めるのがスジっちゅーもんでしょうが、ったく。

[web] はてなアンテナ (23:46)

ん? 寸゛さんとこはちゃんと更新拾えてる(「日本沈没」の感想、面白かった)けどadramineさんや奈々子姐さんとこが上手く拾えてない感じだな。はてなダイアリーのメンテナンスが何か関係あるのかしら。

んまあそんなことより、倉田わたるさんとこの更新が全然引っかからないのがかなり腹立つんだけど。


2006-07-23 [長年日記] この日を編集

[Day] 今日はプチオフ (21:39)

TUX導師と二人でインデアンカレー(こればっか)→茜屋でコーヒー(最近の定番)、それから「時をかける少女」鑑賞。大阪(あと神戸も)では昨日からの公開で、昨日はオール立ち見が出たとか。で、今日の分も立ち見がちらほら。まあ100席ちょいの小屋なんで、しょうがないですが。

詳しくは改めて書きますが、うん、今年の夏はこれが見られたから他はもうどうでも良いやってぐらい、素晴らしくステキな映画。

あとは軽く飲んでお開き。途中下車してさらに飲もうかな、どうしようかな、と思いながらうつらうつらしてる間に三宮過ぎちゃったので、妙に健康的な時間に帰宅してしまったわ。

[Chinema] 時をかける少女

劇場版パンフ スタッフ
監督:細田守
原作:筒井康隆(角川文庫刊)
脚本:奥寺佐渡子
キャラクターデザイン:貞本義行
美術監督:山本二三
音楽:吉田潔
配給:角川ヘラルド映画
声の出演
仲里依紗
石田卓也/板倉光隆
原沙知絵
谷村美月/垣内彩未/関戸優希
公式サイト:http://www.kadokawa.co.jp/tokikake/

都内の高校に通う紺野真琴は、元気いっぱいでちょっと周りが見えなくなるときもあるけれど、それ以外はごく普通の女の子。そんな彼女がふと立ち寄った理科実験室で見かけた人影。引き込まれるように中に入った真琴は、そこでふしぎな体験をすることに…。

とてつもなく気持ちの良い映画。おそらく歴代「時かけ」中、もっともセコい話(w なのではないかと思うのだが、そのセコさというのは、コッ恥ずかしい言葉を使うならば"等身大"の魅力に満ちあふれたそれ。もしかしたら全世界規模で大変な影響を与えてしまうかも知れない時間跳躍、という能力を手にした女の子がその能力を駆使してやらかすことの数々が、あまりにセコく、それ故どうしようもなくかわいらしく、ついでにちょっぴり切ない。「うんうん、そりゃそうしちゃうよな」と苦笑いしてたものが、いつしか「分かるけど、それはキミも辛いぜ」なんてオッサン臭く心の中で忠告してる自分がいる。完全に作り手の術中にハマっちゃってるわけですな(苦笑)。

そのセコさに有無を言わせぬ説得力を持たせているのが脚本のうまさ。そしてそのセコさをセコいと感じさせず、この世界の中ではこれはこれでとても重要なことなんだよな、と思わせてくれる演出のうまさに心から拍手を。実はテレビや劇場での予告編で、妙に大丈夫かこれ、と思っちゃうような作画スタイルを目にして少々気になっていたんだけど、で、実際映画がはじまってしばらくは、今時のアニメとしてこれはどうよ的な感じもかすかにあったんだけど、そいつがドンピシャにハマった脚本、演出、画面構成の完成度で動きまくるとき、今風がどうしたなんて事はどうでも良くなり、次々に繰り出される"絵"の持つパワーに引き込まれてしまい、気がついたらえーもう終わりかよ、もうちょっと見せてくれよと思っちゃう、つまりこれは一番若々しく、元気いっぱいの頃のジブリ(というか宮崎駿)作品が持っていた魅力をものの見事に再現して見せた映画、と言えるかも知れない。脚本に隙はなく、演出の随所にまだ貧乏だった頃の宮崎駿が繰り出して見せた、省エネなのに効果抜群のセルワークが炸裂する。そこを見てるだけでも楽しいし、そこに余裕はあっても無駄はない。素晴らしい。どうして細田守に「ハウル」を撮らせなかったんだと思う反面、おかげでこっちが見れたんだから結果的にはオレら、トクしたのかな、なんて思っちゃった。

なんですな、浅野真弓が着ていたちょっと重そうなセーラー服が、知世ちゃんの軽快なブレザーに替わり、そして真琴のやたら動きやすそうなポロシャツ(でいいのかな?)とスカート姿に変わっていく。そのたびに女の子たちはクソ重たいものをかなぐり捨ててより活動的に、元気になってくるんだなあなどと、妙なところで感心した。そんな"今の"女の子を見守ってるんだか放置してるんだか良く分からん先代の"時をかけた"少女の何ともいえん(反則、ともいう)存在感もいい。つまりは年頃の女の子は、やろうと思ったら出来ないことなんて何もないんだよ、ってメッセージ、んでも一回ぐらいは失恋もしとこうな、って親心(^^;)。いろんなものがすんなり詰まっている割に詰め込み感がないのは、今の日本で最強なのは乙女なんだ、ってのがコンセンサスとして出来上がっているからなのかなあ、などと足りないアタマで無理に考察してみたり。

何はともあれ素晴らしく元気が良く、そしてええオッサンの胸をきゅんと言わせてくれる映画。若い人はどう感じるのだろう。その意外なほどトラッドなジブリ的方法論からしても、案外年少さんが観ても充分に楽しめる作品になっていると思うのだけれど。

いやこれ、ヒットして欲しいです。惰隠洞は「時をかける少女」を応援します。応援しますとも、ええ。

B00005HRBL

伝説の(w 知世ちゃんバージョン。こちらもなかなか。

(★★★★☆)

[Comics][Books] お買い物

機動戦士ガンダムthe origin 13(ルウム編・前)(安彦良和/著)安彦良和「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」(13 ルウム編・前)。安彦さんはドズルとかランバ・ラルとか、好きなんだなあと思った。次巻でいよいよ、シャアが戦艦5隻沈めるとことか三連星がレビル将軍を捕虜にするところが見れるわけですな。

あとはSF文庫。あの超クソ分厚かった「啓示空間」のレナルズの新作でこれまた超クソ分厚い「カズムシティ」とか、またその手のカバーかよハヤカワー、なウェン・スペンサー「ティンカー」とか。まあこっちは読んだら感想上げます。

本日のツッコミ(全8件) [ツッコミを入れる]

まなたけ [あう!良いですな「時かけ」 なんか週刊アスキーに監督のインタビュー載ってて「今の女の子は自分で決める自由を持てるよう..]

rover [良いですよー。オジサン胸きゅんきゅん言ってます(w。]

TUX [●良かったですよー。可笑しゅうて、やがて切ない…みたいな。 ●きゅうん!きゅうん!(阿呆)]

TUX [●あううう(落涙)roverさん、ヒドい。レビューを見たら、もう一度見に行きたくなりました「時をかける少女」(爆) ..]

rover [オレモナー(^^;)>もう一回観たい]

taoy@笹塚  [見ました。素晴らしい。正しいリメイク。いやもうホントに良かったっす。ハイ。]

すみ [今日、時をかける少女NOTEBOOKというのを読みまして。本作のストーリーのあまりのよさに涙しました。 恐ろしいこと..]

rover [へい。神戸でもまだ見れます(^o^)。もう一回見に行くか、1000円サービスの日に自爆覚悟で「アタゴオル」を見に行く..]


2006-07-24 [長年日記] この日を編集

[Day] 今回の名セリフは… (15:00)

うろ覚えで失礼。正確なところ知りたいので、皆さん「時をかける少女」見て確認してきてくださいまし(w。

[TV] 定期視聴番組(日曜の分)

「ああっ女神さまっ それぞれの翼」、「RAY The Animarion」、「xxxHOLIC」、「轟轟戦隊ボウケンジャー」、「仮面ライダーカブト」、「ふたりはプリキュアSS」。正式にボウケンジャーの一員になった(ってそれおかしくないか? シルバーは別のラインで動くはずのメンバーだったのでは?)ボウケンシルバーとブラックがカチ合う話(Task.21 打出の小槌)。実体が子供って6人目の戦士は今までにもいたけど、精神的にもガキんちょな新戦士ってのはちょっと新しいんじゃないかしら。なかなか楽しめた。

カブト(#25)は、マスクトライダー計画の出だしが偶然にも最初の「仮面ライダー」が登場した日付と一致してたのが分かってあーこりゃこりゃ、と。ま、それなりに興味深いのでもうちょっと静観しときます。

[TV] 月曜時代劇 (24:06)

そんなことよりようやく黄門様がスタートしてくれたのが嬉しいよな。やっぱり日本人は定期的に時代劇成分を補給しなくては。よろず屋の千太(良いキャラだと思ったのになあ)が消えたり、相変わらずアキがらみの設定が上手くないあたりに不満はあるけど、安心して見れる時代劇があるってのは良いことだ。


2006-07-25 [長年日記] この日を編集

[F1] あっさりメッキ落ち (21:49)

ディレクシブ、資金難でモータースポーツから完全撤退か(F1通信)。正直そのうち転けるだろうとは思ってたけど、こっちの予想を上回っておった。割を食った吉本くんはEMS、なる団体(なのかスポンサーなのか、良く分からん)のマネージメントでレースを続行するそうな(吉本選手blog)。

それにしても、なんだか分からん事だらけで登場したなあと思ったら、何も分からんウチにポシャっちゃったのね。何が何やら。

[TV] 火曜時代劇 (22:05)

「新 桃太郎侍」。今回桃さんを演じるのは高島家のお兄ちゃん。昼間っから酔っぱらってぐーたらしてる割にマザコン傾向。正義感は強いけど涙もろくて女好き、剣の腕は"キレると強い"という、かなり型破りな桃太郎なんだが、これはこれでそんなに悪いって程ではない。個人的な趣味としては、やっぱり悪党のところに赴く前には、絞り出すように「許せんッ!」って言って欲しかった気はするが、今回の桃太郎はそこは顔のお芝居で決める。何せ高島家の男性方は皆、その気になるととてつもなく冷酷な顔が出来る人たちなので、これはお芝居がこなれてきたらもっと良くなるかも。

不満はラスタチかなあ。普段は力任せの段平振り回し、蹴りも出る、ような殺陣をやってくれて良いんだけど、最終的に"桃太郎"として切り結ぶときは、もう少し華麗な殺陣を見せて欲しい。豪剣は豪剣でいい(ラスタチのスタートと同時に、相手を刀ごとぶった切るシーンがあって、これは大変格好良かった)んだけど、蹴りとかは出して欲しくないなあ。純粋に太刀さばきだけで華麗なところを見せて欲しい。

ま、全体としてはおおむね楽しいんで、今後に期待しておきます。

[Books] 風雲のバルト海、要塞島攻略 英国海軍の雄 ジャック・オーブリー(7)

風雲のバルト海、要塞島攻略 上(O'Brian,Patrick/著 高沢次郎/翻訳 オブライアンパトリック/著)4150411204 パトリック・オブライアン 著/高沢次郎 訳
カバーイラスト Jeoff Hunt
カバーデザイン ハヤカワ・デザイン
ハヤカワ文庫NV
ISBN4-15-041119-0 \740(税別)
ISBN4-15-041120-4 \740(税別)

ああ、つまらんっ

米国フリゲート"チェサピーク"との一騎打ちに勝利し、英国海軍に久々の勝ち戦の知らせをもたらしたフリゲート、"シャノン"。その甲板にはオーブリーとマチュリンの姿もあった。命からがらのボストンからの脱出劇とそれに続く海戦。今、一時の休息のため、カナダ、ハリファックスに降りたった二人。だが、英本国に戻るにはまだ渡らなければならない海があり、そして海の向こう、英本国で彼らを待っていたのはさらに困難な任務だった…。シリーズ第7弾。

うーむ。

毎回毎回、なんでこんなにつまらないんだろうこのシリーズは。スジだけ追えばそれなりに波乱もあるんだが、どうにも読んでるこっちを引き込む力に欠けているというか。シリーズの出だしからキャラの描写があやふやだったり、余分なところに筆を割きすぎじゃないかこれは、と思うことはしばしばあったのだが、回を追うにつれてその欠点ばかりが増幅されてきている感じ。しゃべり出したら愚にも付かんことをぐだぐだぐだぐだ語りまくるキャラクタたちのおかげで、この手の小説で一番の見せ場である海戦シーンは、著しくその迫力と臨場感を削がれ、よかれと思ってやっているのであろう微妙に定番の展開を外したお話の展開は、まるでこちらに一冊のエンタティンメントを読んで盛り上がれた、と言う満足感を与えてなるものか、と言わんばかりの意地の悪さとなって返ってくる。勘弁してくれ。底意地の悪い小説は好きだが、あくまでそれは読者に驚きと感動を与えるものであるべきで、間違っても読者に「なーんだ」とか思わせるためのものじゃあないでしょう。

全20作のこれが7作目(ただし刊行されているのは8タイトル)。そろそろ折り返しに差しかかろうかというあたりのはずだが、相変わらずのヘタレな展開に少々うんざり気味。そろそろこいつに付き合うのはやめにしようかねえ。

(★☆)

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

すみ [>そろそろこいつに付き合うのはやめにしようかねえ。 100巻だったあんちくしょうを思い出します。]

rover [登場人物たちが皆、口を開いたら最後止らんようになるあたりは、アレによう似とるかも分かりませんです。]


2006-07-26 [長年日記] この日を編集

[web] 今日のspam (09:39)

朝からコーヒー噴いた。久々のヒット作。Subjectでこっちのハートを鷲掴みさ。

主人がオオアリクイに殺されて1年が過ぎました。

いきなりのメール失礼します。
久光さやか、29歳の未亡人です。
お互いのニーズに合致しそうだと思い、連絡してみました。

自分のことを少し語ります。 昨年の夏、わけあって主人を亡くしました。 自分は…主人のことを…死ぬまで何も理解していなかったのが とても悔やまれます。 主人はシンガポールに頻繁に旅行に向っていたのですが、 それは遊びの為の旅行ではなかったのです。 収入を得るために、私に内緒であんな危険な出稼ぎをしていたなんて。
一年が経過して、ようやく主人の死から立ち直ってきました。 ですが、お恥ずかしい話ですが、毎日の孤独な夜に、 身体の火照りが止まらなくなる時間も増えてきました。
主人の残した財産は莫大な額です。 つまり、謝礼は幾らでも出きますので、 私の性欲を満たして欲しいのです。
お返事を頂けましたら、もっと詳しい話をしたいと 考えています。連絡、待っていますね。

オオアリクイ! 一体ご主人は何やってはったんですか。そして残された妻はオオアリクイに食い殺される亡き夫を夢想して身体を火照らせているというのかッ。ううむ、確かにこいつは"もっと詳しい話"が聞きたくなっちゃうよなあ。

[Day] 今日の敗けを感じるとき (15:14)

クライアントさんからはテーブルレイアウトでもCSSぶりばりでも、どっちでやってくれても良いですよ、と言われたのでならばと思っていろいろ頭をひねった末に、そもそもクライアントさんが欲しがってる完成形を、無理なく工数も少なく(ここ重要)実現しようと思ったらばテーブルレイアウトの圧勝だと気づいたとき。

散歩してきます(つoT)。

[Day] 今日の老けを感じるとき (22:49)

なぁにが"工数も少なく"か。全然はかどってないやん(つoT)。やたら作業に時間かかっとるのは夏の暑さのせいか。みんな太陽のせいや、お父ちゃんちっとも悪うない。

つかやっぱ、年取るとテンション持続しないよなあ。

本日のツッコミ(全11件) [ツッコミを入れる]

Before...

もんちぃ [オオアリクイはコードネームに決まってるじゃないですか(つoT)。]

rover [わ、わかんねえ……。なんかもとネタありますの?]

もんちぃ [ヒント:Do335]

キャプテン・シライ [今朝ウチにも来てまして思わず保存してしまいました。 なんで莫大な遺産があるのに収入を得るために危険な出稼ぎをする必要..]

rover [いやいや、きっとオオアリクイとの戦いで巨万の富を築いたんでしょう(w。]

寸゛ [http://hkaityo.hp.infoseek.co.jp/dq/dq3-1.htmlによると、おおありくいは..]

rover [みぼうじん は こんらん した!]

TUX [さらに みぼうじんは いんらんした!(殴)]


2006-07-27 [長年日記] この日を編集

[Day] 今、そこにある危機 (17:55)

クライアントさんから電話をもらって仕事の修正について話す。メモが要りそうだなと思ってメモパッドを引っ張り出したら、たまたまその前に置いてたタミヤ・精密ニッパー(ITEM 74001)が刃先を下にして落下。足の甲直撃で流血騒ぎ発生。話の合いの手に「ぐおっ」とか挟んじゃってすいませんでした>クライアント様。

やー、タミヤニッパーはモケイの製作から爪切りまで、幅広く使える優れものなんだけど、普段は落ちないような処にしまっておかんといかんな。

改めて見てみると机の上、NTカッターが刃を3センチばかり出した状態で放置してあったり、サークルカッターがひっくり返ったりしておるな。よく考えると大変危険じゃ。

[Baseball] 中日相手に三連敗 (22:54)

井川には期待してなかったが、福原とシモさんでも落としましたか。そろそろ秋到来かなぁ。


2006-07-28 [長年日記] この日を編集

[web] 今日のspam (10:37)

仕事がらみで思い切りムカつくメールを見た直後だったせいか、でたらめに癒されちまった。

にゃふん♪どなたかにゃ?

どなたですか((ノ∀\*)??
そちらからメェルがきまぴたが本文がありませぬ(*ノωノ)
男性のかたですか?
私は可奈と言いますoどこの人だろうoo
ちょっとだけ気になるので返事まってみよっとo

   http://rungirl19.info/kimikoi/?28

写メも見ていいぅぉ(*ノωノ)
   http://rungirl19.info/kimikoi/?28

にゃふん♪……かわいいなあこれ。妙に和んじまった。「にょ」だの「にゅ」だのに若い男性諸君が夢中になる気分が、少しだけ分かったような気がする(するな)。じゃんぼー!

はいはい、仕事に戻りますよ。

[PC] かゆうかな? (14:01)

SX1のキーお笑いパソコン日誌・今日の発見・キーボードのフォント。ぬうっ、そんなことになっているのか?……ってHHKいくら見回したって確認できるわけはないわいな。で、めび君の方でチェックしてみると……ふむう、確かに"タ"じゃなく"夕"っぽくなっておりますなあ。だからといってこれが漢字の流用にも見えんし。PCの世界ではこれが標準なのかしらね。

ここまで来てふと思いついて、倅にくれてやったミニキーボードはどうだったかな、と思ってみてみると、おお、こっちは少なくとも斜め線のアタマが切れている。はるかにカタカナらしく見えるぞ(そんかわりひらがなの"な"がちょっと情けないっぽいかも)。ちなみにこいつは台湾製。FCC ID、ってのがブランドになるんだろうか。スタパ斉藤が紹介してる、ACK-500ってヤツの親戚みたいなもんだと思う。多分10年くらい前に買ったもんだと思うが、このあたりは昔の方がちゃんとしてたのかもね。

[Books] 新任海尉、出航せよ 海の覇者トマス・キッド 5

4150411212 ジュリアン・ストックウィン 著/大森洋子 訳
カバーイラスト Geoff Hunt
カバーデザイン ハヤカワ・デザイン
ハヤカワ文庫NV
ISBN4-15-041121-2 \940(税別)

スピットヘッドとノア泊地で起きた英国海軍を揺るがす大反乱事件と、その後のキャンパーダウン海戦における働きが認められ、ついに海尉へと昇進したトマス・キッド。単なる叩き上げではない、真に"ジェントルマン"として認められる人物となろうと思うキッドだが、伝統と慣習に縛られた上流社会は彼にとっては荒海以上の強敵。悶々とする日々もつかの間、彼が乗り組んだ64門艦、テネイシャス号には北米海域への出撃任務が…。

「オーブリー」ものに比べたらはるかにさくさくと読み進んでいけるのは、やはりお話の大半が海上で展開し、かつ、船に乗り組んだ以上は登場人物がのんびりやってるヒマなんぞない、と言う状況が上手くできているからなのだろうな。やはりこの手の帆船系水モノ冒険小説では、主人公は帆船と近い位置で色々やってないと盛り上がりようがないって事なんだろう。

ごく普通の街のカツラ職人が、強制徴募を喰らって無理矢理英国海軍の一員にさせられ、気がついたら「あ、オレってこれ向いてるじゃん」で出世街道を登っていく"トマス・キッド"シリーズ、第5弾。5作目にしてとうとうキッドは海尉の地位を手に入れる。海尉、ってのにも等級があり、とりあえず今のキッドは5等海尉、んまあ准尉とか曹長、あたりの地位って事になるか。それでも"サー"付けで呼ばれる地位まで上がったことには違いなく、この地位にふさわしい気品を自ら身につけたい、身につけなくては、と思いこむキッドの描写なんてのはこれまでのこの手の水モノにはなかったパターンなので少々興味深い。結局いわゆる"ジェントルマン"と呼ばれる人々も、それはそれでうさんくさい連中なのだ、自分は自分なりの"ジェントルマン"として生きていくのだ、と結論づけるまでの流れがお話のベースになってて、そこは好印象。上流階級のパーティーに顔を出すとまた恥をかきそうだ、ってんで引きこもったときにたまたま手にした書物で、知識を得ることの重要性を認識するあたりの流れはそれなりに感動的だったりする。そうでもないか(^^;)。

下積みからの昇進、って事を考えると、(プレスギャングに引き立てられてから)わずか5年で尉官に上っちゃうってのは、少々ペース速すぎなんじゃないかって気もするけど、そこはまあエンターティンメントですから、アリ、とすべきなんでしょう。ただなんだな、この手の小説としては金字塔である"ホーンブロワー"や"ボライソー"(のリチャード編)の"重み"みたいなものが感じられないのが少々不満かも。きょうび"出生の秘密"やらなんやら、ややこしいバックボーン抱えて苦悩するヒーローなんて流行らないんだよ、と言われたらはあそうですか、と首引っ込めるしかないのですが。ただ、そういうオーソドックスな縛りに頼れなかった分、ラストの盛り上がりに至る部分への演出がいまいちだったような恨みは残るよな。

(★★☆)

本日のツッコミ(全3件) [ツッコミを入れる]

もんちぃ [ウチのDELLは「タ」だった。なんか仲間ハズレっぽい?(´・ω・`)]

rover [おー偉いじゃないかDELL。 アッセンブルする工場によって書体が違ったりするんですかね。]

TUX [●うちのApple謹製のキーボードは!?…「カナ」でした(脱力笑) 「ちからな」と…は読まないよなぁ、普通(凹笑)]


2006-07-29 [長年日記] この日を編集

[Day] うむう…(22:15)

この時間になってもなお、お腹の調子が悪く、頭痛が抜けず、あろう事か鼻水が止らん。ということは…

こりゃ二日酔いじゃないよなあ(あたりまえだろ)。

[TV] 定期視聴番組 (23:41)

「ウルトラマンメビウス」、「BLOOD+」、「ツバサ・クロニクル」。イデ隊員の頃からさんざん言われてた、「ウルトラマンがいれば俺たち必要ないじゃん」ってのがテーマだったのがメビウス(#17:フォーメーション・ヤマト)。おなじみのテーマだけに小細工など労せずさくっとやってくれたらそれで良かったものを、少々考えすぎてもひとつ乗り切れない作品になっちゃっったかな、と言う感じ。必要以上に口うるさいおっさん視聴者として言わせてもらうならば…、

  • 「オレ達はまだ限界じゃない」はいいけど、それを聞いてデカい図体のまま怪獣退治を観戦してて、肝心な時にカラータイマーが赤になっちゃうヒカリってのはどうなんだ?
  • ヒカリの前身であるセリザワ隊長から猛訓練を受けたはずなのに、コノミっちーが言い出すまでフォーメーション・ヤマトとやらのことをすっかり忘れてたリュウ君ってのはどうなんだ?
  • つかそのネーミングセンスはどうにかならんのか。ユシマ・ダイオードとかとは全然別の話だぞ
  • で、ミライ君はどうやって誰にも気づかれずにメビウスに変身したんだ?
  • ヒカリがリタイヤしなくちゃいけない理由って、ちゃんと説明ありました? ゾフィが「あんたそろそろ帰らんとあかんで」って言ってたのは見た憶えがありますが。

てなあたりかな。去る前のセリザワさんの芝居、リュウ君を見ながらもちらりとミライ君やサコミズさんにも視線を投げるあたりは、なかなかいい感じだっただけにちょっと惜しかったかも。

[F1] ドイツGP 土曜フリー/予選 (23:57)

ライブタイミングで観戦。なんだかんだ言ってもやっぱり一番の興味はアグリのニューマシンだよな。フリーでは左近がタクのタイムを少し上回ってて「へえ」とか思った矢先の残り時間1分以下、いきなり"STOP"表示が出ておやおやと。予選はSA05で、決勝は06が使えるようですが。

それはともかくSAF06、タクの予選タイムはモンテイロよりコンマ7秒ほど速く、アルバースからはコンマ1秒ほどの遅れと言うことで、少なくともテールエンダーのエリアでは正々堂々の勝負がやれるマシンが出来てきた、って事なのかも知れない。まだまだ低レベルな話ですけど、それでも前進はしてるよね。

前の方ではフェラーリの好調ぶりが目立ちますな。憑き物が落ちたんだろうか。間にホンダを挟んだフェルナンドは苦労するかも。つかもう守りに入ってるのかい、って気もしちゃうけどね。キミのポールってところもあわせて、なかなか面白いレースになるかも知れない。

本日のツッコミ(全7件) [ツッコミを入れる]

寸゛ [フォーメーション・ヤマトって80のアレですか?]

rover [そんなんがあるんですの? 80とか全然見てないもんでさっぱりっす(つoT)]

寸゛ [あるんですの。合体/分離機能を有するシルバーガルの特徴を活かした戦法で(以下略 私も十年程前にNHKのBS深夜放送で..]

TUX [●ちなみにサラマンドラという怪獣は、ウルトラマン80で「フォーメーション・ヤマト」を使った怪獣で、さらに、セリザワ前..]

rover [なるほどそういうことなんですか。勉強になるなあ(しみじみ)。]

寸゛ [http://youtube.com/watch?v=p6Qtsb5_KBg こんなんありました。]

rover [おおっ、こりゃ分かりやすい。関係ないけどスペースマミーのコクピット(って言うのか)でコーヒー噴きました(w。]


2006-07-30 [長年日記] この日を編集

[CS] 機動戦士ガンダムF91 (19:00)

アニマックスでやってたので録画して鑑賞。こいつは初めて見る映画。安彦キャラにガワラメカ、監督はトミノ御大将。ちょっとばかり期待もしたが、世間的にこいつが「イイ!」って話もあまり聞かんので、まあそんなモンなんだろうなあと思って観てみたらそんなモンだった(ぉぃ)。

シャアの反乱から30年ばかり経った時代。人類は相変わらず宇宙移民と地上に残るエリート層との間にシコリを残したまま。そんなとき、貴族独裁による宇宙からの人類支配、"コスモ・バビロニア"構想を説くロナ家とその私兵、"クロスボーン・バンガード"によるコロニー侵攻が始まって…てなお話。もとはテレビシリーズとして構想されたものらしく、そのせいか少々説明不足なところがあちこちで見受けられる。逆レコアさんになったアンネマリーのエピソードとか、真剣に意味分からないところが結構多い。ノヴリス・オブリジェ(うわぁ)を持った少数の貴族によってこそ人類は管理されるべき、というロナ家の思想に対して、主人公側からの明確で、納得できる反論がなされていないってあたりもちょっと不満だな。みんながニュータイプになって分かり合えたらいいじゃん、ではちょいと説得力が足りないのじゃないのかね。あと、惚れた女一人助けるのに、おっかさんの助けがないとどもならん主人公ってのも、なんかちょっと調子狂うな。

絵の部分はさすがに細かいところまでクオリティ高いのだけど、その絵だけで全てを引っ張りきるほどの力があるわけでもなく、総じて何が何か良く分からん映画になっちゃってた感じだな。

あ、それはともかくモビルスーツから排出される薬莢を頭に受けて死ぬ、ってのは宇宙世紀における様々な死に方の中でも、かなり情けないそれであることだなあ、とはしみじみと思いましたです。

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ははーん、マスターグレードの発売にあわせての放映、って事だったりしたのかな?

[TV] 定期視聴番組 (23:32)

「ああっ女神さまっ それぞれの翼」、「RAY The Animation」、「xxxHOLIC」、「轟轟戦隊ボウケンジャー」、「仮面ライダーカブト」、「ふたりはプリキュアSS」。「HOLIC」のED、黒モコナがぷにぷに動くヤツじゃなくなっちゃって悲しい。さて「ボウケンジャー」(Task.22 ソロモンの指輪)。

二週連続の大和屋脚本、今回はフィーチャリングサクラ姐さんってことで、なかなかよろしおしたな。赤いってだけで金魚にされ、酸欠にあえぐチーフ萌え(w。サクラ姐さんならではの一発逆転の秘策にもう一ネタ欲しかったような気もするけど、まあいいや、サクラ姐さん可愛いから(ぉぃ)。

カブト(#26)は、どうやら一連のお話の根幹には35年前の何かがあったらしい、ことが何となく見えてくるようなエピソード。35年前に何があったかと言えば、もちろんテレビに初めて「仮面ライダー」が映った、ワケだがさすがにそれにくっつけはしないよな(してもいいけどさ)? そこら辺のヒキの面白さは認めますんで、そっち方面で頑張って欲しい気分。サソードはイラネ。

[F1] ドイツGP決勝 (24:34)

Live Timingで観戦。これから地上波で改めて観ますけどアグリのマシン、かなり良いとこまで出来上がってるのかも知れんね。セクター1はそんなにひけをとってない。2、3でかなり苦労してる感じかな。実戦になると、さすがにアルバースとMF1のパッケージには、まだもうちょっと足りないって感じ。ただ、絶望的なギャップ、ではなくなったようにも見えるんで、是非頑張って欲しいですな。

レースの方はフェラーリの圧勝でこちらにも驚いた。マス・ダンパーを使えないって事がここまでルノーに大きな影響を与えてしまっているって事なの? とりあえずチャンピオンシップ的にはここに来てぐっと面白そうになってきたんで、大歓迎ではあるんですけど。


2006-07-31 [長年日記] この日を編集

[Day] ちょいとお出かけ (23:22)

発送のついでに昼前に三宮方面に出撃。安いICレコーダーないかな、って思ったんですけど、そうそう良い按配のものもありませんですな。もんちぃ師匠とのメールのやりとりでちょっとその話をしたら、「デジタルオーディオプレイヤーにも録音機能の付いたヤツがあるぜ」って。ほほう。いや、音楽聴きながらオモテを歩く趣味はないので、こっち方面全然知らなかったです。値段的には似たようなモンなのか。さてどうしよう、とりあえず明後日には必要になるアイテムな訳だが…。

[CS] ローレライ (23:49)

CS 日本映画専門チャンネルで「ローレライ」。ドイツGPを地上波で見たのは同じ時間にこれをやってて、録画したい度数はこっちの方が圧倒的に上だったからだね。DVDに焼いて本日鑑賞。やあ、さすがにほとんどロハでの鑑賞となると、何かと気になっちゃうところは出てきてしまうかな。何よりテレビ画面で見ると、テレビ版2時間スペシャルにしか見えない、やっすい絵が続いちゃうのにちょっと驚いた。こんなんだったっけかねえ。

とか何とか言いながら、やっぱりラスト30分は手に汗握って見入っちゃうよなあ。観客に勝利条件をきっちり伝えられてる映画は強いよな。「日本沈没」につきまとうイマイチ感は、多分ここの違いなんだろうな、と思う。出来云々、ご意見ご感想は人それぞれだろうけど、わたしゃ「ローレライ」の方が好き。

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樋口っちゃんも大いに参考にしたであろう日本製潜水艦映画の佳品……かなあ。「宇宙大戦争」なんかでもそうなんだけど、スイッチ一つ押すのにも過剰な演技をせずにはいられない池部良を我慢できるかどうかで評価は分かれそう。もちろんオレはそんな池部さんが……うーんやっぱり微妙かも(w。

[TV] 月曜時代劇 (24:10)

黄門様は生き別れの親娘再会話。ありがちな話をありがちな演出でがっつりやってくれてます。何よりけなげな旅籠の娘、千代を演じた土田真里恵ちゃんが大変キュートであった。まだそんなにキャリアはないのか、少々お芝居に固いとことかあったけど、や、またどこかで顔出してくださいな。


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傑作です

懐かしさ満点

妖精を観るには…

ジュヴナイルとしてなかなか良質

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