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パトリック・オブライアン 著/高津幸枝 訳
カバーイラスト Geoff Hunt
カバーデザイン ハヤカワ・デザイン
ハヤカワ文庫NV
ISBN4-15-041065-8 \700(税別)
ISBN4-15-041066-6 \700(税別)
サープライズ号を駆った冒険から3年。今、ジャック・オーブリーはようやくむすばれた妻ソフィーと、彼女との間にできたふたりの娘、そしてやかまし屋の姑と共に、やや手狭な館で無聊を託つ毎日を送っていた。指揮艦を持たない船乗りの満たされない日々が続いていたのだ。そんなある日、ジャックの許を親友、マチュリンが訪問する。久しぶりの友の来訪に喜びを隠さないオーブリー家の人々。しかもマチュリンは、ジャックがひたすら望み続けていた一つの知らせの早駆けとしての使命も帯びていたのだ…
映画公開の関係で、間にシリーズ第10作が挟まってしまったジャック・オーブリーものの正真正銘の続刊。とはいえ前作からはしばらく間があいていることもあり、まあ違和感はそんなにない。お話はある意味定番の展開。
定番とはつまり、手柄は立てたが(身分的にハンデがある|上層部とうまく折り合いを付けられない|持ち前の正義感が煙たがられる|国情が許さない)という理由から活躍の場を奪われてしまった主人公がくすぶっている導入部から…、ようやく指揮艦(または艦隊)を得るがやはり万全ではない→それでも主人公の手腕が冴えて序盤は好調→主人公をねたむ、恨む、憎む、貶めたいと思う、または軽んじるものの独断がもとで味方は一転苦境に→不屈の主人公、勝ち目の薄い戦いに全力で立ち向かう→そして完全ではないが当面の勝利を得、仲間たちとの結束は深まるが、主人公の心には一抹の満たされなさもまた残って次巻へ続く、みたいなもので、これはまあこういうタイプの小説では一種の黄金パターンであると思うのだけど、4作目にしてオブライアンさん、ようやく「定番にも沿ってみるべえか」てな気持ちでお話を書いてくれたのかな? という印象はある。相変わらず序盤のもたつきにはイライラするし、中盤のダレ場も必要以上にダレちゃう傾向があってそこに不満は残るのだけれど、それでも前三作に比べればずいぶんと良い感じになった、と思う。マンネリシリーズの黄金律ってのは案外重要だと思うのだよね。小説に限らず、映画でも、テレビでも。
そこをぶち破るには、作者に並々ならぬ力量が要求されるわけで、今のところこの作者は、そこまでの力量は発揮できていない、というかそもそも、マンネリのどこが面白いのかも充分に研究していないように見受けられ、そこで私はこのシリーズ、どうも新刊が出た時に喜んで飛びつく気にさせてもらえないなあと感じてるわけで、ええい言ってしまえ、これは平成ライダーな海洋冒険小説なんだよ。マンネリを打破しようとする心意気は買うけれども、打破すべきマンネリズムに一片の敬意も払われない作品は私は評価できないよ、と、そういうこと。で、今回、意図したのかは知らないが、そういうマンネリな部分をちゃんと見つめ直しているように見えて、そこには好印象を持ったわけだった。
そういうわけでかろうじて、次巻へのヒキは感じさせてもらってはいるんだけど、どうだろなあ、10巻の出来がやっぱりわりかしトホホなことを、ワシら前もって知ってしまってるわけだしなあ(^^;)。
(★★★)
9月1日更新用コンテンツ。明日は映画見にいきたいのよ。今日は火曜日(レディースデイ)ゆえ、カミさんが一人で慎吾ちあんのニンニン映画見てきて上機嫌だった(カミさん慎吾ちあんとツヨポンのファンなので、ちょこっとゲタは履かしてもらってるかも知れないけど、「ハットリ君」、そこそこ楽しめる映画のようですよ)んで、明日の映画の日にはワシもなんか映画を観に行きたいなー、とか思ってるわけなんだが。
んでも月初めはクライアント様の更新作業もあったりするんで結構面倒だいなあ。とりあえずできるとこだけどかんと更新しといて、後は成り行き、でも良いんだけど、できる、のはずの所で結構躓いてたりして。まいったな。今日は早く寝たい気分なのにー。
どうでもいいが(よくないが)ビデオカードもヘタレてきた感じだなあ。どうしたんだG450。ううう(つoT)。
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9月1日、映画の日(1000円デイ)なんで錦糸町の駅前の映画館に行ってきましたが、目当てのニンニン(ハットリくん)もLOVERSも立ち見でした。しかも入場行列。とうぜん帰ってきました。負けました。
ふっふっふ、「スティームボーイ」は余裕で座れましたぜ(w。