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ゆうきまさみ「鉄腕バーディー」(13)。前回から引き続いての回想編。ゆうきまさみが「ダーク・クリスタル」をこよなく愛していることはよく知られてるけど、本作にもあの映画に出ててもおかしくないような造形のエイリアンたちがわらわら登場してる(しかもみんなキュート)。お話とは直接関係ないけど、こういうところを見るのも楽しみのひとつ。回想編はこの巻で終了、次巻から新展開、だそうです。
やわらか戦車連合軍だって。ついカッとなって着うたをダウンロードしてしまった。今は反省している、ようなそうでもないような。できればちゃんとイントロから始めて欲しかったなあ、あそこが実に、着メロ向きなのに。
A・E・ヴァン・ヴォクト著/浅倉久志 訳
カバーイラスト Fred Gambino
カバーデザイン 岩郷重力 + WONDER WORKZ。
ハヤカワ文庫SF
ISBN4-15-011563-x \700(税別)
10年にわたる星間探査航海が無為に終わるかと思われたそのとき、地球帝国宇宙艦"スター・クラスター"のセンサーは今まで知られていない観測施設の存在を感知した。地球帝国の勢力下に参加していない新たな人間型文明が存在するのか。だが"スター・クラスター"とのコンタクトの直後に、その観測施設は自らの存在を抹消するための行動を起こす。彼らはいったい何者なのか…
帯にいわく、迫真の大宇宙冒険ロマン 美貌の女艦長 vs 超人類
。はい、確かにその通りです、その通りですが同時にこの惹句には、たとえば「ブレードランナー」のアオリが"緊迫の未来都市サスペンス 腕利きバウンティ・ハンター vs 超アンドロイド"だったらどうなのよ的な、間違っちゃおらんけど微妙な違和感もナシとはしないよなあっぽい思いも同時に感じてしまう。
何せ著者はヴォクト(ああ、ヴォークト、と伸ばしたい)である。そんな単純なスペオペを描くわけがないのであって、本作もオーソドックスなスペース・オペラの体裁を採っていながらしばしば、大事なのはイメージだ、スジなんか知るかー的に読者の都合をそっちのけに繰り出される絢爛たるイメージの飛躍の連続で、そこには(少々眩暈を感じつつも)それなりの楽しみはあるよなあと思いつつも、同時にお話のスジが、どうかすると今ひとつ見えにくくなっちゃっているようなものに仕上がっている、とも言えるわけで、そのあたりにはいろいろ文句言いたくもなるんだけどそこが実はこれがまた、
なんだか楽しい。バロックとは本来"不細工な真珠"という意味である、ってのを思い起こすような楽しさ、つーんですか。
いくつかの中篇を集めて一本の長篇として仕上げたって事情もあって、実はこのお話、微妙に筋が通ってないところがあちこちに散見されて、読んでるこちらはあちこちで「え、そうでした?」とうろたえてしまうことになる。かなり重要なことが「ああ、あれはこれこれだったのよ」の一行ですまされてしまうようなところが結構あったりしてね。
なんだけど、そういうお話の部分のアラをまあいいかと許してしまえるような、イメージの奔流みたいなものの魅力も併せて持っているのが本書って感じで。特にクライマックスのアイデアはちょっと唖然。ベイリーはこれを読んであれを思いついたんじゃないか、ってな勢いで。
"ロマン"なんてものではない。これは"イメージ"のSFなんだろうな、と思う、なんつーか、細切れに読むと損をするタイプの本、一気に読み切ってしまうのが吉な本。ちびちび読むとイライラするかもね。
(★★★)
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私も作っちゃったですよ (^^;<br>ttp://godzillu.daa.jp/arazu/img/yawaraka_01.jpg
なーいす、ぱちぱちぱち(^o^)