カテゴリ一覧
Anime | AV | Baseball | Books | CGI | Chinema | Comics | CS | Day | DVD | Event | F1 | Games | Hobby | HTML | Kindle | Misc | mixi | News | Oldbooks | PC | Photo | SpFX | Stage | tDiary | Tour | TV | web | 逸級介護士
三宮に出かけて、ワークさんでモデルアートを買ってきて、ぱらっと最初の方のページを開いて卒倒しかかった。タミヤ恒例、第33回人形改造コンテストの金賞作品。
すげえ……
現物見てみたいなあこれ。
んでもってHG-UCマラサイも買ってきましたよ。まだショット状態のんを眺めている状態なんだけど、凄いねこりゃ。マラサイにしちゃあちょっと腰が高いかな、ってのと、ザク系モビルスーツはもうちょっと実直そうな顔してて欲しいなあ(このキットはちょいと凶悪な面構えだね)ってところはあるんだけど、足回りの可動部分の考え方とかよく考えてあるわ。気に入らないところには目をつぶって素で組んで塗装で楽しむのが吉、かな。
「ウルトラマンネクサス」と「種デス」。ええと、すでに2ちゃんなんかでも話題になってるようだからいいんだろう、と前置きして、「ネクサス」(#16:「迷路」)。おいおいおいおい、この話までの展開を8話で終らせとったら、39話で打ち切りなんて事にはならんかったのではないかいな、と思ってしまった。普通に、ちゃんと、いい話になってるんだよな。ただ、ここまでたどり着くのにテレビの前のみんなは、3ヶ月以上もどよーんと暗くて救いのない話を見せられ続けてきたわけで、それではたまらんわいなぁ。
でもきっと来週からは、またどよーんモードに戻る、に100TLT。
さてデス様の方は先週見てなかったんですけど、そうですかガンダムで花嫁かっさらいましたか。ある意味「Gガン」よりぶっ飛んでるかも。というかこの先もぶっ飛ぶ展開が待ってるらしいな。ミハル編のリメイクがあるぞ説やら(TMRの)西川君が声優復帰で、彼の乗るモビルスーツは「グフ・イグナイテッド」だ、とかなんとか。ますます目が離せねーや(棒読み)。
んで、どーでも良いけどちょっと気になった事がいくつか。
ジョン・クリストファー 著/中原尚哉 訳
カバーイラスト 西島大介
カバーデザイン ハヤカワ・デザイン
ハヤカワ文庫SF
ISBN4-15-011497-8 \640(税別)
世界は静かだった。わずかばかりの"はぐれ者"と呼ばれる一種の狂人たちを除けば人々はみなおとなしく善意にあふれ、それぞれが分をわきまえた、控えめで平和な毎日を送っている。日々の暮らしに少しばかりの変化が訪れるのは年に一度。14歳になった少年少女が"戴帽式"と呼ばれる儀式を行う時ぐらい。その日、どこからかやってくる巨大なトリポッドによって、14歳の少年少女の頭にはキャップが装着されるのだ。そしてそれこそが、子供から大人への切り替わりの時でもあるのだった。でもぼくは、それがいやだった。キャップを付けたとたん、人々から何かが失われてしまうような気がして。偶然出会った、オジマンディアスと名乗る"はぐれ者"との会話で、ぼくは戴帽式を前に村を抜け出す事を決意する。行く先はキャップを付けていない人々が住むという、海の向こうの雪深い山…。
前作は約20年後に書かれた、本作のためのプロローグ的な作品だったわけで、こちらが実は「トリポッド」、現実的なシリーズ第一作であるのだそうだ。チャレンジャー戦車がごろごろ走り、ハリアーが飛んできてミサイルをぶっ放し、家庭にはごく普通にビデオデッキが存在している前作に比べ、その時代の100年後の世界を描く本作で、かつての文明のよすがとなるものとして登場するのが自動巻の腕時計、ってあたりに時の流れの予想のつかなさをふと感じてしまったりもするわけだが、もちろんそんな事でこの作品の魅力が損なわれるなんて事は全然無い。古さを感じないのは、なによりこれが、まず良質のジュヴナイルとして書かれているから。
しょっちゅう書くのでさすがに省略しますが、ジュヴナイルの必須条件ってのがあると私は思ってて、そのうち「夏休み」が入ってないけどそれ以外の要素は大変上手にこの作品には組み込まれている。ここが嬉しい。その上で、これが英国的作品の最大の特徴なんだろうけれど、子供のために書かれているからといって、微塵も甘いところを作らない、というか厳しい。主人公たちに対しても、彼らの冒険を読んでいく読者に対しても甘えた展開を絶対に許さない、そのあたりが逆に、この作品が長い間読者の支持を集めてきた理由なのかな、などと思ったりする。
たとえばジュヴナイルの必須要素である「淡い初恋」、本書でもそれはしっかりある。あるんだけどもその恋の行く末を、著者は決して安易な形で成就させたりはしない。常に読者の願いに対して、「そう簡単にはいかないんだな」というスタンスを取ってみせる。その意地の悪さ、というか厳しさには、「ジュヴナイルだからこの辺でいいだろ」的な妥協が微塵もない。例え子供が読者でも、辛い現実はあるのだ、という事をしっかりと叩き込む、この姿勢がすばらしい。
でも、切ないけどね。
もとより完結していないお話な訳で、ここで早急に結論を出しちゃあいかんのだろうけど、それでもこの、(意図しているんだろうけど)ポップで可愛らしく作られた本に潜む英国的なシニカルさと、それをひっくるめたジュヴナイルとしての愛おしさを、私は愛しますよ。中原さんの"訳者あとがき"がまた、ちょっと次巻への楽しみをかき立てまくりなものになっていて、もう憎たらしいったらありゃしない(w。
(★★★)
前 | 2005年 1月 |
次 | ||||
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
1 | ||||||
2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 |
9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 |
16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 |
23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 |
30 | 31 |
人形コンテストは、毎回レベルが高いですが、今回のはもう<br>ほんとにスゴイですね。 芸術品だ。<br>確かにこれは現物を見てみたいです。
いやほんと、腰を抜かすかと思いました、今年のは。<br>最近は鳥山明(あーんど、ひず、あしすたんつ)は出品してないんですかね。
●高校生の頃、ナニゲに出品してた頃とは次元がちがいますねえ。<br><br>●大阪近辺で現物展示会とかやらないのかなあ。格好のオフネタになりそうなんだけどなあ。
夏休みのモデラーズギャラリーでしょうかね、狙い目は。今年はどこでやるのかなあ。