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商売モノに手を付けるシリーズ。「ハーフハイド」ものはこれまでにもちょこちょこと出入りはあったんだけど、まとめて5冊揃ったのは初めてだったので、記念に読んでみた。ちなみに第1巻、「ベニン湾の戦雲」が訳出された時点で、すでにこのシリーズは本国では15冊程度が出ているらしいんだけど、どうもこちらでは5冊で訳が止ってしまったみたい。人気出なかったんでしょうかね。
さてこのシリーズ、数多の海洋冒険小説が割と狙ってこない、19世紀末を舞台に、愛国心にあふれ、技量も申し分ないのだが、自らの短気と押さえきれない正義感が反抗的な態度に表われてしまい、なかなか出世できない英国海軍大尉、セントビンセント・ハーフハイドがさまざまな特殊任務に挑戦する(させられる)、ってなお話。んで実はハーフハイドくんは、このシリーズが始まる以前の士官候補生時代、乗艦をロシア艦に撃沈され、自身はロシアの捕虜となり、そこでロシア皇帝の縁続きの貴族に可愛がられてそこでロシア語を習得、その後無事脱走して本国にたどり着く、という、冒険小説一冊分の経験をしているわけで、そのあたりが、ヒーローらしからぬ、どこか反抗的な態度を形成させる一助になってるのかも知れない。というわけで各巻のお話はというと…
と言うような感じ。黙っていればいいものを、一言余計なことを言っては上司に睨まれる主人公、頭ガチガチ、融通が利かないクセに自分ではデキると思ってる上官たち、強力なのか抜け作なのか、良くわからない敵キャラのみなさまと、決してふざけてやってるわけじゃないんだが、それでもあちこちに配されたユーモラスなシーン、そして良く言えばユニーク、悪く言えば少々荒唐無稽なクライマックスが用意されていて、総じてマンガチックというか、肩のこらない楽しい読み物になっている。5巻で止っちゃってるのはちょっと惜しいかも。
マンガチック、と書いたけど、実際読んでる間、私の頭の中ではビジュアルが結構簡単に出来上がってて、それもサクサク読んでいけた理由なのかも。ええ、青池先生、これマンガにしませんか? ってことで(w。
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