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NHK総合でやってた列島縦断 鉄道12000Km -最長片道切符の旅-なんて番組をつれづれなるままに鑑賞。同じ路線を二度使わずにJRの路線を極力長く乗り継いでいく、という旅。北海道稚内を旅立ち、九州は肥前山口をめざす42日間の旅。秋葉原から二駅向こうの東京にたどり着くのに房総半島をぐるっと回ってくる、というとてつもない回り道に唖然としつつ、心のどこかで「あーこういうのやってみてえ」と思ってるあたり、懲りてないなオレ。
とはいえこれは青春18で安く目的地に向かう、ような、目的地ありきの旅ではなく、旅をすること自体が目的なんだから、資本金は桁違いに必要になりそうだ。ものすごく贅沢な旅、といえるのかも知れないな。
でもこういうの、楽しそうだなあ。オレ、どこかに行きたいとかはあんまり思わないんだけど、日がな一日移動してる、事自体は嫌いじゃないんだろうと思う。つかあれです。ミーハーな私はたぶん、「最長片道切符」という言葉の響きに惚れ込んだんだろうと思うけどね。
ちなみにぐぐって見ると、結構先駆者もいらっしゃるし、この道のバイブルとして、宮脇俊三著「最長片道切符の旅」などという書物もあるのですな。
クリス・ライアン 著/伏見威蕃 訳
カバー写真 ©CORBIS/amana iamages
カバーデザイン ハヤカワ・デザイン
ハヤカワ文庫NV
ISBN4-15-041067-4 \900(税別)
1982年5月、フォークランド紛争のさなかのアルゼンチンに隠密理に上陸した少数の英国の兵士たちがあった。世界最強の特殊部隊といわれるSASの6名。彼らの任務は、英国艦隊に重大な損害を与えつつあるアルゼンチン空軍の出撃状況を艦隊に報告するために敵飛行場付近に潜入すること。だが作戦はスタート直後から躓き、チームリーダーのアンディは作戦中止を決意する。アルゼンチン軍の監視をかいくぐり、どうにかチリとの国境付近までたどり着いた彼らだったが、ついにアルゼンチン軍の猛攻を受け、リーダーのアンディは戦死してしまう。
それから20年後、因縁のフォークランド諸島を訪れるSASのチームがあった。目的は訓練。だが急遽情勢が転回し、訓練のつもりでやってきた彼らは、極秘の実戦任務につく事となった。目標は20年前と同じアルゼンチン本土。チームの中には20年前の作戦にも参加していた、アンディの弟マークの姿もあった…。
もと正真正銘のSAS隊員で、湾岸戦争では勲章までもらっているクリス・ライアンのSAS兵士を主人公とした冒険小説最新刊。今回は英国にとっては輝かしい戦いであったフォークランド紛争と、それが今になるまで引きずる事になる両国間の緊張が、新たな問題を生み出しているのを背景に、かつて兄を失った同じ地に、SAS隊員としては最後のキャリアをきざむために下りたった男の冒険を描く。
なにせ書いてる本人が一番SASに詳しい人物な訳で、細かな作戦の描写は相変わらず微細に渡り、お話のディティールをしっかりと固めてくれる。少々スペック過多な嫌いがなきにしもあらずだけれど、ここがあるとないとじゃあ、やはりお話の説得力が違ってくる。その上で、なにせこの人たちは基本的に歩兵な訳だから、スパーメカがびゅんびゅん飛び回ったりハイテク兵器があっという間に悪党をなぎ倒しちゃったりすることはないわけで、大自然の猛威であったり圧倒的に優勢な敵の軍隊を相手に回して、あくまで個人としての人間が死力を尽くして戦う様子が描かれるわけで、冒険小説ってのはこうじゃなくっちゃね、という魅力たっぷりな一冊になっている。なってはいるんだけど…
今回はマイナスポイントも結構ある。設定がやや荒唐無稽な方にシフトしてるんじゃないかなあ、というのがひとつ。もう一点は伏線の問題。軍事系冒険小説の常として、任務を遂行していく上でいくつかの障害は常に発生し、その障害の一つで定番とも言えるのが、「裏切者」の存在であるといえるんだけど、本書ではこの、裏切者の仄めかしと正体の露見への流れが今ひとつうまく行ってないなあという感じがする。まあこの手の本、いくつか読んでいればある程度パターンは掴めるので、裏切者候補者は割と早いうちからわかってしまうし、話がおもしろければ多少のワンパターンでも構わないのだけれど、引いた伏線はとりあえず始末を付けてくれ、というところですな。いくつか、引かれた複線に説明が為されてないところがあってそこが惜しい。そこまで説明を付けてやると、実は意外性の点でもう一歩、面白い物が出来たんじゃないかなあと思ったりもするのでした。
(★★☆)
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私も「目的地へ行く」よりも「とにかく移動している」ってのが好きな部分はありますねぇ。寝台列車とか好きだし。ホントは、いくら歩いても疲れなければ、歩いて大阪あたりまで行ってみたかったりします。中仙道で。
冒険小説といえばクィネルはどうですか?「マイボディガード」が映画化されるみたいですが。
歩きかあ、そりゃまた(^^;)>たおさん<br>私はやっぱり、いろんな乗り物に乗るのがいいなあ。
書店で「燃える男」映画化! みたいな帯は見かけましたが、違ったのかな? クィネルは、初期の「メッカを撃て」とか「スナップ・ショット」とかはかなり好きです。でもクリーシィものがシリーズ化されてからはちょっとヘタレちゃったかなあ、なんて思ってたりもします。>匿名さん
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