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もはや最初に検索始めた時の目的と理由がなんだったのかも忘れてしまったのだけど、たどり着いたのがこんなとこ。
1年目が紙、5年で木、25年で銀、50年で金、んで60年目でダイヤモンド婚式、ってのは知ってたけど、他にもいろいろあるんですな。11年目の鋼鉄婚式とか、なかなかパワフルな感じがして良いんだけど、やっぱり見逃せないのは結婚8年目だよな。電気器具婚式*1。すばらしい。結婚8年目のご夫婦、電気器具婚式おめでとうございます。
ちなみにウチは今年の12月で19年目。何婚式でもなくてよかった。
でもあと6年夫婦やったら銀婚式だ。すげー。
数日前、黒川恭子さんと名乗る方からメールをいただきましてな。Subjectは「あのお・・・」で、内容は、
黒川ですけど、 何も書いてないメールくださいましたよね? 念のために返信しますが、どちらさまでしょうか? 知人のいたずらですか?
や、これはかなり危なかった。思わず「私は貴女にメールを差し上げた憶えはないが、私のメールアドレスを記録しているアドレス帳をお持ちのどなたかが、ワームに感染している可能性は考えられる」ぐらい書いて返信しそうになったもの。ただ何となく怪しいかもー、とも思ったのでしばらく放置してたら、倉田わたるさんのとこにも同じ内容のメールが送りつけられてきてるのハケーン。うむ、SPAM決定。こいつの匂いも憶えるんだ、POPFile。ちなみに倉田さんのところにはその後、別の名前で同じ内容のメールが届いたらしいが、ウチには来てないなあ。残念(何が)。
飛浩隆 著
カバーイラスト L.O.S.164+WONDER WORKZ
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カバーデザイン 岩郷重力+Y.S
ハヤカワ文庫JA
ISBN4-15-030768-7 \740(税別)
2002年、「グラン・ヴァカンス」で10年ぶりにSF界に復帰した飛浩隆の初期中短編集。表題作他「デュオ」、「呪界のほとり」、「夜と泥の」の全4編を収録。
私、基本的に文庫読み、かつSFマガジン読まないSFファンなので、飛浩隆さんの名前は「グラン・ヴァカンス」が刊行された時にwebで話題になっていたことぐらいしか記憶になく、もとより彼の作品、これまで一作も読んでいなかった訳なんですが、いやこれはすばらしい。個人的には(まだ「復活の地」のオチがどう付くのか、と言う興味はあるけど)今年の日本軍SF最大の収穫。ロマンティック・ホラーの趣もある音楽SF「デュオ」、狂騒の中に「内」と「外」が入り乱れる「呪界のほとり」、闇に映える色彩感覚に酔う環境SF「夜と泥の」、そして「形が力を規定する」というワイドスクリーン・バロック的なテーマを通奏低音に語られる一つの「種」の物語「象られる力」。どれもが時に異様さを秘めつつもその根底は常に美しく、読む物を引きつけてやまない魅力に満ちている。
その、時系列を自由に行き来して語られる物語のスタイルとか、鮮やかな色彩感覚、時に異様とも思える異物の描写、ちょっと切り口の変わったディティルの描き込みなどに触れていると、なんていうかこう、テイストは全然違うんだけどタランティーノの映画でも見てるような、軽いめまい(違和感、と言っても良い)を常に読んでいるこちらに提供してくれる作家さんだなあと思わされる。その違和感は決して気持ちの悪いものではないのだけども。なんといいましょうか、「上品なタランティーノ」とか呼んだら飛さんはムッとされるだろうか、されるだろうな(^^;)。
私のお気に入りはやはり音楽SF、「デュオ」って事になるだろうか。門外漢のこちらにも有無を言わせぬ説得力でたたみかける、超絶的な演奏者による音楽の描写のすばらしさに感服。時系列と語り手を自由に入れ替えて語り進められるお話の最後は、良質のミステリの読後感も併せ持っていて美しい。
逆に大幅に加筆修正されたというトリの「象られた力」は、うーんどうだろう。オリジナルとレプリカ、描かれたものと描かれていないものが持つ意味、みたいなところへの切り込みに、特殊な出自の移民惑星で独自に発達した「エンブレム」という象徴を用意して、いつしか新しい種の発生まで話を進め、そこに最後の最後で現実と物語の境界はあるのかないのか、どこから先が物語の分野になるのか、と言う問題まで突きつけてきた、まことにもってワイドスクリーン・バロック的魅力に満ちた作品ではあるのだけれど、大幅な加筆修正がもしかして、(それこそ)オリジナルが持っていた荒削りの説得力を殺いでしまったのではないだろうか、と思えてしまって。なんというかな、あまりに上手にまとまってしまった、と言うような感じを持ってしまったのでした。
もちろん私、もとのSFマガジン誌に掲載されたバージョンを読んでいないので、このへんはっきりそうだとは言えないんですけども、あれですよ、書きかけのCGがマシンのトラブルで吹っ飛んじゃった時って、同じものでも描き直しにはいると前より効率よく描き進められるし、途中でいろいろとグレードを上げる処理とかも入ったりするんだけど、最終的に出来上がった物を見てみると、悪かぁないけど、最初に(マシン落ちる前に)描いてた時にやろうと思ってたことがちょっと薄まっちゃったかなあ、なんて思うことあるじゃないですか。あんな感じ。そんな風に思うのは私だけですかそうですか。
まあなんだ、近々この時期のSFマガジン、古本屋に入荷する予定なんで、そちらも読んでみようと思いました、はい。
(★★★★)
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●乱土夫妻のところにいるぐらいだから、さぞかし「いさましい」「ちび」なんでしょうねぇ、そのトースター(笑)
いやさらに一歩先を行く「あさましい」トースターかも(^^;)
●しまった!ジャスティライザーと鋼の錬金術師は押さえたのに!(笑)
あっ、ハガレン最終回かー