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ちと銀行の資金を右から左に移す用事があったのでついでに三宮に出かける。本屋やらワークさんやらに寄り道しながら、シネ・リーブル神戸で「フォッグ・オブ・ウォー」鑑賞して帰宅。映画の感想は後日。だってほら、今スキャナ使えないんで(^^;)。ただまあこれだけは言えるか。マクナマラと言う人物に興味がなくて、ここんとこ疲れてるなー、と思ってる方だったら、100分ばかり熟睡できるかも。30人ばかり入ってたんだけど、20分ぐらいしたらあちこちのお客の頭が斜めに傾いでましたよ。いやワシも実は一度、気を失ってしまったんだけど(w。 映画見てて気絶したのは久しぶりだなあ。「13デイズ」以来だろうか、ってあっちもマクナマラが一枚咬んでたなあ、そういえば。
さてワークさんでは「F1MODELING」誌査収。チーム・ロータス創設50周年記念イベントの小特集記事がラブリーすぎて、もう。決して豊かじゃあ無いけれど、熱意とアイデアで一時代を画したチーム・ロータスの魅力的なマシンがたっぷりこ。JPS MkⅠ(Type76)などというマシンが走行可能な状態で保管されてるんだもんなあ。いいなあ。ピーター・ウォーのコメントもステキだ。
チーム・ロータスがF1にいた当時、だいたい隣のピットにはフェラーリがいました。レースでは互いにまじめに激しく戦いましたが、レース以外では常にお互い楽しんでいました。つまりメリハリがついていたんです。やるときはやる。抜くときは抜くというように。もちろん抜いてばかりでは、レースで勝てません。かといって、常にまじめな態度でいようとすると、それはロン・デニスのチームのようになってしまうのです。あれは、とてもスマートで、とてもお金をかけている、だけど悲しい。ただ、悲しい…
ま、オールドF1ファンの昔語りの愚痴、と言われればまったくその通りなんだけど、でもここでピーターさんが嘆きたくなる気持ちもわかるよなあ、と言うことで。
ついでに、ワンケース未開封状態だったコナミのマイティジャックシリーズ、二つほど買ってみた。エキゾスカウトかビブリダーが出るといいなあ、あ、でも一応MJ号も欲しいかな、てな感じで軽く選んでみる。出てきたのはMJ号とエキゾスカウト。やったね。とりあえずこのシリーズ、持ってみて、ちょっと指で押さえてみるとMJ号だけは確実にわかりそうではありますな。
出来の方はもう、文句の付けようのないできばえで全くもってすばらしいんだけど、やっぱあれだな、しげしげと眺めてみると、やっぱり日本の特撮メカのデザインって「わかってない」ところがあるよなあと言うのを改めて感じたりもする。なんというか、もう一歩気配りが足りないよなあ、みたいなね。MJ号で言うと、それはせっかくの鋭いデザインを阻害している両主翼端の矩形の部分だったり、もうちょっと空気抵抗を考えてよ、と言いたくなる艦橋構造物の真っ平らな正面部分とかの処理。理由があるのかも知れないが、いきなり「デザインされてない」物体がとってつけられたように感じて、見てる方の興味を大きく削いでしまっていると思うのだけれど。
このあたりのデザインへの気の使いようが、ITCは優れているのだよね。なので幼少のみぎりの私、今ひとつ「マイティジャック」にのめり込めなかったんだろうなあと思いますわ。小型機の方はかなり面白みのあるデザインなのにねえ。惜しい。
細野不二彦「ギャラリーフェイク」(31)、手塚治虫+浦沢直樹「プルートゥ」(1)、あと、これは昨日のお買い物、川原泉「ブレーメンⅡ」(5)。今回の細野さん、もしかして持ち直し傾向? ただまあその独創性、作画と構成の妙において「プルートゥ」の凄さは圧倒的だな。私、似た絵を描く人を本能的に敬遠する傾向があって、これがためにあさりよしとお氏のマンガをほとんど読んでなかったりする訳なんだけど、浦沢直樹氏もそっち系の人。どうも、特に初期の絵に福山庸治テイストを感じてしまって、それが理由でこの方のマンガ、今までひとっつも読んでなかったりするわけですが(雑誌掲載時に読んだりはしてて、達者な人だなあとは思ってたんですけどね)、やあこれは凄いや、ここまで大胆に潤色してありながら、「原作を冒涜してるぞ」なんて微塵も感じないというのはたいした物だ。ノース2号のエピソードでここまで読ませてくれるとあっては、エプシロン編でも始まろうもんなら、オジサン泣いちゃうかも知れないぞ(^^;)。
や、これは楽しみなシリーズだ。続きを楽しみに待つだよ。
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●ノース2号編ですでに泣いちまいましたよ(笑)<br> 手塚治虫版「史上最強のロボット」がオマケってんで、頑張って豪華版購入。<br> いや、それ自体はすごくよかったんですが、2巻目以降も豪華版を買うハメになった罠に今頃気付いたッス(爆泣)←やっぱり泣くンや