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倅のガッコは期末試験中で、昼飯は自宅に戻ってから食うわけだが、さすがにこう暑いと(しかも汗だくで家に帰り着いたあとでは)食欲も出ないし、食後の熱々コーヒーも辞退してくる。んじゃあと冗談で「ビール冷えてんでー」というと、なんのためらいもなく、こくこくと頷き返してきくさる。おーい(^^;)。
むう、最後の一本、倅に飲まれてしまったではないか。
高三の倅、なんてのが家にいると、ほとんど週刊ペースで受験関係のDMがやってきてジャマくさくってしょうがないんだけど、たまには面白い物もある。本日舞い込んできたのは「学研 マッチングブック」。特集(っていうのかな?)が「テレビドラマ&映画に見る憧れの仕事」。お仕事をいくつかのジャンルにわけ、そのジャンルの職業に就くには、どういう方面の勉強をしていくべきか、ガッコ出たあとどういう流れで目標に到達できるかを漠然と紹介した形になってる。ここに「動物のお医者さん」とか「GOOD LUCK」とか「ナースのお仕事」とかを引き合いに出して、そういう方面に進むには? ってのを一見具体的に見せかけて実はやっぱり曖昧な解説で紹介してる冊子な訳ね。全然興味を示さない(それはそれで困ったものだが)倅をほったらかして、カミさんと二人で大ウケしてしまった。
ちっちゃいサムネールをクリックして頂くと内容をぼよーんと表示しますけど、おおむねこういう内容なんですな。まあなんだ、17、8の小僧が「冬のソナタ」を見てインテリア・デザイナーになりたいッ!って思うかどうか、オレには判らんのだけど、受験産業も手を買え品を変え、お客の興味を惹くのに必死なのだねえ。
それはともかく、この年代の子供たちにとってはまだ、シンガーだったり芸人だったりマンガ家だったり、ってのは漠然となりたい職種として人気は衰えてない分野だと思うんだけど、そっち方面の紹介がなかったのは残念だなあ…、って、キムタクが漫画の持ち込みやっては編集者に突っ返され続ける月9、なんて絵にならないからなあ。そりゃしかたがないかぁ。
CS 日本映画専門チャンネルで「BLOOD THE LAST VAMPIRE」。2000年ソニー・ピクチャーズ・エンタティンメント、監督北久保弘之、声の出演工藤夕貴、中村佐恵美。1966年日本、米軍の特務機関と共同で異形の存在「翼種」を追う少女、小夜。今、彼女は新たな翼種が潜伏していると思われる横田基地内のアメリカン・スクールに潜入するが…。
尺が48分と短めなので、ストレートなヴァンパイア・ハンターのアクション物となっててそこは悪くない。フルデジタルを謳ってはいるけれどキャラクターのお芝居なんかは3D-CG ツールでこさえたオブジェクトをセルシェードでレンダリングした、という感じではなく、デジタル2Dペインティングを使った、ように見える。ま、このへんはまず使いどころありきなので、それが悪いと言うものでもない。まずいのはむしろ、この尺では説明できない、お話のバックグラウンドを用意してしまったところにありそうな気はするな。なぜ駐日米軍に関係のあるところで翼種(とはつまり吸血鬼の一族なわけで、小夜はおそらく、この一族でただ一人のこる純血種、みたいな設定なんだろうと思う)の事件が発生するのか、とか、エンディングのバックグラウンドで流されるインドシナ駐留の兵士たちの実写画像が何を意味するのか、といった部分。吸血鬼の跳梁に恐れおののく米軍が、インドシナに出向けば吸血鬼さながらの恐怖を現地で振りまいているのだよ、という、多分に(何せ企画協力で押井守の名前があったりする)政治的なメッセージを込めたかったのだとすれば、その目論見は残念ながら空回りしちゃってる、としか言いようがないよね。
個人的には60年代後半の、おもにメカ関連のガジェットの表現がしっかりしててちょっと嬉しかった(一瞬だけど、F-105らしいシルエットが見れたりするとちょっと嬉しいんだよなあ)のだけれど、なぜその時代、ってとこに得心のいく説明が映画の中であるわけでもなく、押井守がマツダ・キャロルをシーンのどこかに入れたかっただけちゃうんかい、などといらん邪推をかましてしまったりしてね。
さすがにIGの作画レベルは高くて、見てる間はそれなりに退屈しない(時間も短いし)のだけど、終ってみたら(?)今のはなんだったのかいな、と、そんな感じ。
悪くはないと思うんだけどなあ。しばしば私、「もっと切れ」、って映画にケチ付けるんだけど、今回だけは「もっと描け」と文句付けたい気分。
ま、それはそれとして公式サイトを見てたら使ってるツール、LightWaveのバージョンが5.0ってあたりに、たった4年前だってのに時代の流れはずいぶんなものだなあと感じ入ってしまうことしきりだったりする。
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