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β2の次はなぜかいきなりのPreview 5。BUILD7497。詳しい情報などはChangelogに。ブツもここからダウンロード可能。
seemoreプラグインのテスト。
うまく行ってるみたいだ。これでF1ネタとか書きやすくなるかも知れないな。
でもこれは一日に一回しか使えないな。と言うわけでテストの方は削除。
開始直前はきれいな青空、でも路面は濡れ濡れ。これは発走順が予選タイムに大きく影響を与えそう。先に走るクルマは不利かな、なんて思ったんだけど…
以下、結果ありです。
ロバート・J・ソウヤー 著/内田昌之 訳
カバーディレクション&デザイン 岩郷重力 + T.K
カバーイラスト L.O.S.164 + WONDER WORKZ。
ハヤカワ文庫SF
ISBN4-15-011500-1 \920
カナダ、オンタリオ州のサドベリー鉱山にできた巨大洞窟の奥底に、サドベリー・ニュートリノ観測所はあった。重水を注入した直径12メートルの球体を使い、飛来するニュートリノの検出を行うその装置に、その日異変が起きた。通常ではあり得ない数の検出警報が一斉に鳴り響いたのだ。何事かと思い装置をチェックした職員は、球体の中に信じられない物を見た。一人の男が重水の中でもがいていたのだ。間一髪、すくい上げられたその男。彼はさらに信じられない秘密を秘めていた……
訳者の内田さんがご自身のサイトで述べておられるとおり、"ホミニッド"とはヒト型の生物全般を指す言葉であって"原人"とはあんまり関係ない。シリーズとしての流れを優先して関係のない言葉を並べてあるだけな訳で、あれだな、「北京原人 -who are you?-」みたいなもんだ(それもかなり違)。
…と言うのはまあ、むちゃくちゃ強引なマクラな訳ですが、これはつまりソウヤー版「北京原人」。ただし出来は(言うまでもないけど)段違い。量子コンピュータと並行宇宙のアイデアがぶち込まれ、そしてあり得ない(というか、あり得たかも知れない)世界への徹底的な考察、そこから見えてくる「種」への考察…。SFとして濃く、文明批評として鋭く、そしてエンタティンメントとして面白い、実に良くできた一冊になっていると思う。
このお話を成立させている並行宇宙のアイデアがちょっと面白い。とっかかりにちょっと「地球間ハイウェイ」を連想させる部分があるけれど、並行宇宙の、その枝分かれが発生するきっかけが「誰かがそれを選択した」からだ、というのがなかなか。こうしてできていく並行宇宙は、だから全体として見たときに、ちょうど「進化の樹」と同じような形になっていくなあ、と思ったんだけど、それはきっと偶然じゃなく、そう狙っているんじゃないだろうか。進化のとある一点で何物かがホモ・サピエンスがその後の隆盛をつかみ取る選択をし、そこでそうではない世界(ネアンデルタールが栄える世界)と二つに分岐していった、と。そこで「ホミニッド」という原題が意味を持ってくるのだと思う。
どちらも等しく「ヒト型」の生物が発展していく二つの地球、しかも、分岐したポイントが一つなのだからその後の時間経過も全く同じ二つの地球で、しかしその後何万年かが経過したあとに、より人間らしい世界を築き上げたのはさあどっちだったのでしょう、と言うのがこの本のテーマ、と言えるかな。もちろんもう一方のあり得たかも知れない地球は、ソウヤーの想像力と、その想像にリアリティを与えるための膨大な考察によって成り立っている世界ではあるのだけれど。
もちろん簡単にあっちが良くてこっちがダメ、と言う結論が出るような話じゃあない。実際ここで描かれるネアンデルタールの文明社会にも、実はそこここに薄ら寒いものが潜んでいるのも確かだ。でも、ホモ・サピエンスが能力的にも文化的にも勝った生き物であったからネアンデルタールは駆逐されたのだ、ホモ・サピエンスこそは(そしてもっというなら『神』の御子である特定の人種こそは)万物の霊長として地球に君臨することを許された存在なのだ、という安易な思いこみが本当に問題ないのか、ホモ・サピエンスの進化のしかたは本当にこれで良かったのか? ってところをソウヤーは問いかけているのだな。普段神様なんてたいして大事にしない日本人と違って、いつも神様に見られている、と考えている人が圧倒的に多い欧米でこの本を出すってのはそれなりに覚悟が要ったんじゃないかなぁ、なんて余計なことまで考えてしまった。
三部作のこのシリーズのタイトル、「ネアンデルタール・パララックス」のパララックス、とは「視差」。ネアンデルタールから見たホモ・サピエンスの、またその逆の差が生む衝突と理解、みたいなものが語られていくシリーズなのだろうと勝手にこの先に期待。この展開だと次回はさらに、ホモ・サピエンスのいやな部分が念入りに描かれる、つらい展開になりそうでそこはちょっと心配なんだけどね。でも早く続きが読みたいな。
(★★★★)
「ウルトラマンネクサス」と「種デス」。デス様は種得意の、前の話で使ったセルで一話水増しの回想編。これを見るとつまり、キラやアスランやカガリが必死こいて頑張ってる間、ひたすらネクラに拗ねてたのが、我らがシン・アスカだった、というのが良くわかる話でしたな(いいのかそれで)。んで「ネクサス」(#22:「安息」)。まるで「セブン」の最終回みたいな展開だが、妙に怪しい宇宙円盤クラブ(違)の人々の正体はなんなんでしょうな。
んで、公式サイトの方では姫矢さんの後継者の情報とか、もう出ているんですな。コモン君が引き継ぐ訳じゃないのか。というか、これは最終的に、コモン君がウルトラマンになるのが最終回、みたいな構想だったんだろうかね。いっぺん打ち切りと決まったら、打ち切りの打ち切り、はできない話なのかしら。こうなるとフルレングスのシリーズを見てみたい気も、ちょっとだけするんだよなあ。
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ホミニッド、そうなんですよねぇ。今回は結果的に「良い人」にしか出会ってないわけで、次作ではいわゆる「人間らしい」(笑)人達が出てきてしまうんではないかと想像しております。<br>ところで、RSSフィードがおかしいような気が…。
ホーガンの巨人シリーズなら、何があってもホモ・サピエンスいい人ー、なんですけどね。<br>RSS、おかしいですか? うーん、どこがおかしいかがわかっとらんヤツ……。