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あら、もしかしてSぱら的には新年会だった?
つ事で今回のお題は「ローレライ」。梅田ナビオで13:30の回を鑑賞、なので13:00前に集まればいいかなー、などと12:30ぐらいに梅田に着いて、昼飯入れとこうと「インデアンカレー」の行列に並んでたら、先行で劇場に着いてたもんちぃ師匠からメールでチケット売り切れちゃったって連絡が。えー、そんなに客入ってるのー?
と言うわけでしょうことなしに16:30からの回を見ることにして茶店でダベり、夕刻改めてナビオで鑑賞。この回も満席。で、感想は改めて、なんだけど基本的にわたしゃ気に入りました。アラはあるけど許容範囲内。充分に楽しめる。
映画の後は宴会、んでから、今回はひさびさにでしたさんに時間制限がなかったのでカラオケも(UGAで、って言ったのにサイバーDAMだった。ぷんぷん)。「ヤマト」の英語版歌詞、ちゃんと歌えました(^o^)。あと、「ネクサス」の主題歌の2番がほんとに「そんじゃ今からしましょかTransformation」なのも確認しました。うむうむ。
なんとか神鉄の終電一本前で帰ってこれて一安心。今回も楽しゅうございました。
スタッフ
監督:樋口真嗣
脚本:鈴木智
原作:福井晴敏(『終戦のローレライ』講談社刊)
製作:亀山千広
特技監督:樋口真嗣/佛田洋
音楽:佐藤直紀
出演
役所広司
妻夫木聡・香椎由宇
柳葉敏郎・石黒賢・佐藤隆太
國村隼・ピエール瀧・小野武彦
鶴見辰吾・伊武雅刀
堤真一
公式サイト:http://www.507.jp/
日本の敗戦はもはや決定的なものとなった1945年8月、一隻の潜水艦が横須賀軍港を出航した。かつての自由フランス海軍旗艦、のちドイツに応酬され、徹底的な改装を施され生まれ変わった革新的潜水艦。今はイ-507 と呼ばれるその艦は今、寄せ集めの乗員たちを乗せて一路テニアンをめざす。その目的は日本への原爆投下を阻止すること。だがそのミッションの立案者、浅倉には今ひとつ、秘めたる思惑があったのだ…
なんというか、「プロダクト」としての映画作品を考えて、テーマを決め、お話を造り、必要な映像を必要な期間と費用で作り上げることを計画し、その中で最大限良い物を、と考え抜かれて造られたのがこの映画、と言う気がする。これは褒め言葉です。長大な原作の派手なところを安易に抜き出してつなぎ合わせるようなことはせず、まず「こういう映画を造る」ときっちり決め、そのテーマを実現可能な範囲内で最大限表現できるような脚本を造ってきたことに星一個、分をわきまえた特撮効果の使い方のうまさに星一個、おかしなマーケティングに惑わされて話題優先のキャスティングを取らなかったところで星一個、で、やったじゃん樋口っちゃん! で星一個。ぱちぱちぱち、結構なモノを見せていただきました。ツッコミどころがあるのは認めるけど、2時間8分の長丁場を一気に見せる勢いを買う。
これ、東宝がひさびさに造った、エンタティンメントの方をきっちり見据えた戦争映画だと思う。戦争は悲惨だ(いや、悲惨なんだけど)とか、人の命ぐらい大事なモノはない(いや、ないんだけど)とかを消化不良気味に取り込んで話をつまらなくして、映画としての快感を自分でスポイルしてた作品群、ほれ、(樋口真嗣も参加した)「連合艦隊」とか、なんで「プロジェクトX」風味で造らなかったんだよ、な「零戦燃ゆ」とかですがな。ああいうのとは一線を画した、最初っから最後まで楽しめる戦争アクションになっている。「戦争は悲惨だ」とさえ言っておけばいいでしょ、という態度が長いこと日本の映画界にはあって、私は結構イライラしてたんだけど、ひさびさに「冒険の場所」として戦争を捉え、戦争を語る前に人間を描こうとしている、その姿勢がうれしい。もちろんそこに脚本のアラはあるし、説明不足な部分も多い。でも、それを補って余りあるのが、製作者たちが「面白いものを造ろう」と思ってる、その気持ちが伝わってくる、そこのところの気持ちよさなのじゃないかな。
まだまだだなー、と思ってしまうところは正直かなりある。私は原作読んでるので、あの長い小説をこういう風にアレンジしたか、と言うところで驚きもし、感心もしたけれど、それでもやはり脚本の随所にマズいところは散見される。CGIパートも、いろいろな制限もあってのことだろうとは思うけど、もうちょっとなんとかならなかったかな? と思うカットが結構ある。個人的には(絵の収まりを考えたらそうするしかないのだろうけど)水上艦艇があんなに密集して行動しないよなあ、とかも思ったりするし。でも、そういういろんな欠点を、とりあえず許しちゃっても良いや、と思わせてくれる気持ちの良さに満ちた映画になっていて、そこがとてもうれしいのね。
監督としてはまだまだ新人の樋口真嗣、今回はやや「守り」に回ったかな、って感じの演出がやや残念であって、冒険的な画がそれほど見られなかったあたりに不満は残らなくもないけれども、まずまずの仕事をした、と言えるのではないかな。2時間の映画をきっちり撮ってるんだもの、上々といえるでしょう。その分特技監督サイドでは「さすが」の仕事っぷりなんだし。彼としては苦手な部類(これはもんちぃ師匠に指摘していただくまで気付かなかったのだけど、確かに樋口氏って実はCGIパートの使い方、そんなにうまくないんだよね)であろうCGIパートも、彼なりに健闘していると思う。見る人は大スクリーンの映像で、かつ比較的前の方の席で見ることをお奨めします。CGIの辛い部分がかなり改善されますよ(w。
あと、個人的には小説で「書きすぎだ」と思った部分をかなり大胆に切り捨てていてそこも好印象。本の感想でも書いたんだけど、小説は少し語りすぎだ、と感じたのだけど、映画の方はその辺をうまい具合に噛み砕いている。ただこの辺は、劇場版パンフで樋口氏、福井氏がそれぞれの立場についてのコメントをよせているのでそっちの方も読んで見ると興味深いかも。
キャストはおおむねいい感じだけど、キイ・パースンである浅倉を演じた堤真一はちょっと貫禄不足だったかも知れない。もしかしたらこれは堤真一が悪いんじゃなく、堤真一のような浅倉、を造ってしまった脚本が悪いのかも知れんけど。パウラは…、んー、オレの期待してたパウラからは「とーりかーじ、ちょいブロー」だったかなあ。「ジュブナイル」の最後に緒川たまきが出てきて、「違うでしょうあなたはー」、と思った、でわかっていただけます? (^^;)
それはともかく2時間しっかり楽しめる、良い映画だと思いますよ。原作読んでなくても大丈夫。原作読んでるといろいろ楽しめると思う、し、原作読んでても映画の面白さが損なわれたりすることはないっす。
(★★★★)
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はう!オフ会ねらってたけど…やっぱり行きそびれたー!やっぱちゃんと毎日ネットしないとなぁ--;
あうう、ごめんなさいねー。実はメールしようかともちょっぴり思ったんですけど、それもなんか強制するみたいで……。<br>うちのオフ、いっつも突発的に決まっちゃうんですよねー。
本館パトロールを強化しまっす^^;
ごくたまにTUXさんmixiとかで話が持ち上がったりすることも(^^;)…