ばむばんか惰隠洞

最新 追記

カテゴリ一覧

Anime | AV | Baseball | Books | CGI | Chinema | Comics | CS | Day | DVD | Event | F1 | Games | Hobby | HTML | Kindle | Misc | mixi | News | Oldbooks | PC | Photo | SpFX | Stage | tDiary | Tour | TV | web | 逸級介護士


2016-11-01 [長年日記] この日を編集

[Books] ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン

ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン 上(ピーター・トライアス/著 中原尚哉/翻訳) ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン 下(ピーター・トライアス/著 中原尚哉/翻訳) ピーター・トライアス 著/中原尚哉 訳
カバーイラスト John Liberto
カバーデザイン 早川書房デザイン室
ハヤカワ文庫SF
ISBN978-4-15-012098-6 \700 (税別)
ISBN978-4-15-012099-3 \700 (税別)

終わりよければおおむね良し

1948年、枢軸国有利のまま進んでいた戦局に、ついに決定的な瞬間が訪れた。日本軍の新型爆弾によりサンノゼ市は壊滅。これが決め手となってアメリカ合衆国西岸はユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン(USJ)として日本の支配下に入る事となった。大日本帝国による周到かつ苛烈な統制下に入ったアメリカ、そして40年の歳月が流れ……

21世紀の「高い城の男」などと言われているようですけど、確かにそういう読み方も出来るとは思うけど、こちらはディックのそれに比べるとかなり軽い、という言い方が悪ければぐっと今様になっている。その辺については最後の方でもう一度書くかも。んでお話は、日本の支配下にあるアメリカ西海岸を舞台に、現在只今のアメリカの歴史の流れとは別の時間線を舞台にした非合法のシミュレーションゲーム、「U.S.A」を追う日系アメリカ人にして現在は日本の陸軍大尉となった、ベンこと石村紅功(べにこ)と特高課員の昭子を中心に進んでいく。この過程で異なる時間線をたどってきたアメリカと日本がどうなっているか、は意外とあっさり目の描写でとにかくこうなりました、ってことにしておいてそこに大量のSF的だったり悪趣味だったりジャパニメーション的ノリだったりなガジェットが次々とブチ込まれている、ようなお話。

なのでいわゆる時間改変SF的なもの、つまり特定のポイントで史実とは異なる結果があったが故に、その先の歴史がどう変わっていったのか、なんてところの面白さを期待して読むと多分失望する。そこは割とどうでも良くて、いわゆるアメリカン・ウェイが敗北したアメリカが、ものすごくデフォルメされ、カリカチュアライズされた「ニッポン」と衝突するときの予測できないスラプスティックを楽しむのが吉、ってことなんだろうと思う。んでそこを楽しむための仕掛けについてはサービス満点。ゲームに人生狂わされる人が続々登場、なんてあたりもディック作品のアップ・トゥ・デートとして正しい、と言えるのかも。

そんな訳でガジェット、ギミック、ストーリー展開、どれも全くそつがなく、ストレスなく読み進んでいける本なんだけど、何というか、それが却って物足りない、と思ってしまうのは自分がへそ曲がり過ぎるのか。文庫版の解説で大森望さんが、中原尚哉さんの翻訳のリーダビリティの高さを絶賛されていて、それは確かに同意できるのだけれど、あまりに読みやすすぎるが故に、翻訳SFに苦労する楽しさ、が味わえなかったのが逆に、自分にとっては減点対象になってしまったと言うことなんだろうか。たとえば読みやすくなってるのは良いけど、総じて登場人物たちが子どもっぽくなってしまってると感じた。ベンは四十のオッサンなんだけど、読んでいくとどんどん彼は20代のナードにしか見えなくなって来ちゃったりするんだよね。そんなこんなで「おもしろいけど何かスカスカしてんなあ」てのが本書を読んでいる間、自分が感じていた正直な感想なんです。

ただ、

そんな気分で読んでいって、一応のエピローグに当たる部分に来たところで、評価はだいぶ変わりました。ラストはかなりこれ、持って行かれる感はある。結局そこにSFとしてのワンダーはないけれど、物語としての高揚は確かにある、と思った。そこはかなりすばらしい。なので星一つおまけ。でも大森パパの解説での「年間ベスト級以上」などという評にはちょっと首肯できないし、カバーイラストもこれ、ちょっとコレジャナイ感は拭えないし、いろいろ、微妙だなあ(^^;。

★★★☆


2016-11-03 [長年日記] この日を編集

[Games] ハロウィンキャンペーン、終了

昨日までだった訳ですが。んまあ結構な数のゴースで始まる名前のモンスターが全世界で狩られたことと思うけど、絶滅危惧になったりしないんだろうかね。ゴースト系に限らず、捕まえたモンスターのアメちゃんが倍もらえるので、コイキングがジタバタしてるのを見るとついついほくそ笑んでしまう一週間ではありました(w。

ま、それなりに経験値も稼げたし、良かったんじゃないかな。ゴーストタイプのポケモン、なんだかんだで120匹ぐらい狩ってましたわ。


2016-11-05 [長年日記] この日を編集

[Anime] 定期視聴番組

週の後半に至るまで。「バーナード嬢曰く」、「信長の忍」、「3年D組ガラスの仮面」。今期はショートアニメがおもしろいねえ。まあ「ガラスの仮面」に関しちゃあ一番おもしろいのがEDだってのはどうなんだ? ってとこもあるけど。「バーナード嬢…」、「信長…」の二本は完璧に好みっす。

「イゼッタ」、「WWW.WORKING」はまあ、うん。「ユーフォニアム2」は素晴らしかったです。後半パートを演奏シーンのみでやりきるとは。自分も厨房の時はブラスバンドやってたんで、これが凄いことやってる、ってのは何となくわかる。ちょっとうるっとしました。

「ガーリッシュ・ナンバー」のウザさも悪くないですな。


2016-11-06 [長年日記] この日を編集

[Anime][TV] 定期視聴番組

朝の特撮は今週お休み。ってことで「ハイキュー」、「Vivid Strike」、「鉄血のオルフェンズ」、「真田丸」。「Vivid…」、バリアジャケットって痛さは伝えるけど致命的な怪我とかはしない造りになってたんじゃなかったっけ? それを超えてのリンネさんアタックでミウラさん粉砕骨折。なんか凄い怖いことになってんですけど。可愛い女の子たちが続々ぼろ切れになっていくアニメなのかしら、これ。

「オルフェンズ」の方もいろいろ不穏な事になってきてますなぁ。

「真田丸」、ようやく真田丸完成。ここに来て少々、ためにする障壁、的な敵対者(主に豊臣方での)が多く、お話にちょっとご都合主義的匂いが漂っている気がしないこともない。


2016-11-08 [長年日記] この日を編集

[Kindle] Kindle0えんのすけ

B01MCV20LG晩飯後にKindleの無料本眺めてて見つけた本。「学習まんが 日本の歴史 試し読み版」。最近よく新聞にカラー広告挟まってくる例のヤツ。ダイジェスト版で読めるらしいのでちょいとダウンロード。

あれだね、広告なんかだと和月伸宏さんや荒木飛呂彦さん、岸本斉史さんなんて名前が踊ってて、最近の学習マンガはずいぶん豪華になってるんだなぁ、なんて思ったんだけどそういう事ではなくて、名のある漫画家さんが担当しているのはカバーイラストだけで、別にマッカーサーが「ズバァァァァァァァン!!」とかポーズ決めるマンガが読める訳じゃないんだね(^^;。

という訳で本体のマンガの方はまた別の方が描いてらっしゃって、んまあ質的にはオレらが読んでた頃の学習マンガのレベルとさほど変わらん(まあそれなりにアップ・トゥ・デートされてるとは思うけど)。のでそうだな、今でも小4ぐらいの生徒さんなら楽しめるんじゃないかな。


2016-11-09 [長年日記] この日を編集

[News] アメリカ大統領選

大方の予想を覆してドナルド・トランプが次の大統領に。適当にザッピングしながらテレビ見てたけど、木村太郎大暴走のフジ、完璧に関西のおっちゃんおばはん目線のMBS、その他の民放はこの両者を両極端にして、その間に挟まる感じ。で、一番つまらんかったのがNHKだったな。おんなじことの繰り返しなんだもんね。

得票総数的にはほんとに拮抗してたみたいだけど、選挙人が多い州を取ったトランプが勝った、ということらしい。一番デカいカリフォルニアはヒラリーさんだったんだけどね。

さてこれでどういう事になるのか。さっぱりわからんけど個人的に近い「感じ」があるのはレーガンが次期大統領になった時だろうかね。色々ヤバそうだな、と思ってたのが案外マトモだった、でオチたあの感じ、に近い世界になるのかな、というかなって欲しいな、というかというかそこらで勘弁して下さい、ってのが正直なところ、ってことになるのだろうか。この先厄介なことが待ってるんでしょうか。そうでないことを祈ってるんですが…


2016-11-10 [長年日記] この日を編集

[Games] ポケGOいろいろ

画像の説明11月のアップデート。例の運転中のどうたらこうたら以外にもいくつかアップデートがあって、その日最初にゲットしたポケモンにはボーナスがついたり、最初のポケストップで手に入るアイテムが多めになってたり、あと、ジムバトルの設定に多少調整が入ったようで、多少勝ちやすく、守りにくくなったんだとか。

実際バトってみたけど、うん、確かに若干戦いやすくなっているような気はする。今世間でジム押さえてる人のレベルは30前後で、かなり強力なポケモンで迎撃してくれるんで、レベル22の自分的には2勝できたら恩の字だったものが、どうかすると4勝ぐらいできそうな感触があるのはちょっと嬉しいかも。

ということでバトル向きのポケモンの強化もやっていこうかな、なんて思案中。高校選抜チームが着々と集結中です(w


2016-11-11 [長年日記] この日を編集

[Day] 緊急出動…したかったのに

こりゃどう見てもプリンタのインクが切れかかっとるんだな、ってことで古本の発送のついでにソフマップに出かけようと思った矢先にもう一件ご注文が。先延ばしにするのもどうかと思ったし、SFマガジンだからすぐに出るだろうと思ったらコイツが結構な難物で。いつもまとめて積んでおく場所じゃなく、空きの出来た箱に詰めてた分で、その箱がどれだったかをド忘れしてしまって。

結局みつけるのに小一時間かかってしまい、出動したのは15時過ぎという遅い時間になってしまった。なので大急ぎでハーバーランドに向かい、カートリッジ購入して脇見もせずにとって返し、でもぷはーだけは忘れない、というね(^^;。

そんな状況下、昨日もちょっと触れた一種のボーナス状態のポケGO、とにかく急いでるんであまりモンスター狩りはせず、ポケストップでのアイテム補給に重点を置いて歩いたら、往復で道具は満タンになってしまったよ。あと、ジムバトルでも一回、ジムの奪取に成功したりして、なんか嬉しくなっちゃったよ。まあ家に帰ったらジムに配置したポケモンはすでに戻されちゃってたけど。

あ、あとようやくコイキングのアメが400個集まったよ(^o^)。


2016-11-12 [長年日記] この日を編集

[Day] 一日仕事だー

昨日が丸一日古本の準備と買い物で費やされちゃったので、昨日の分の通常業務の補完作業。あとは散歩がてらポケストップめぐりつつポケモン集め。やっぱ田舎にいるとモンスターボールが凄い勢いで減ってしまうねえ。


2016-11-13 [長年日記] この日を編集

[Anime][SpFX][TV] 定期視聴番組

週の後半戦。「ユーフォニアム」は文化祭エピソードにお姉ちゃんが抱えている問題と先生の過去話が絡むようなお話。滝先生の愛車はなんなんだろうね。妙にあれだけおかしなデフォルメがされてて「あれ?」と思ったりもしたな。何となくフランス車っぽい感じはあったけどね。

「ハイキュー!!」に加えて「Vivid Strike」も安定銘柄に入れても良いのかな? って気はしてきた。「Vivid…」、かーいい女の子のスポ根もの、かつ「なのは」の資産をうまいこと使ってる、って点でこれはこれでまあ、悪くないかもな、って感じ。

日曜朝。ジュウオウ「バード」、ってどうなんだ? だった「ジュウオウジャー」。「シンケン」「ゴーカイ」以来のレッドが2人になる、と言う展開を進めていくんでしょうかね。敵怪人のラッパー感は割といい感じ。これは2人同時に倒さないといつまで経っても増えちゃうよ、ってことなのかな? 「エグゼイド」も楽しいね。自分はもう小さなお友達の気持ちなんて想像できないけど、たとえば音ゲーでリズムに乗って体を動かすライダーの絵、とかって意外に楽しい絵になっているのかも知れないなあ、なんて事は思った。「ライダー」のデザインとしてはどうしても首を捻ってしまうけど、それって昭和のライダーのイメージを刷り込まれすぎたロートルの要らん文句なのかも知れないな、なんてことをちょっと思ったことでした。ついでに言うと今回の「エグゼイド」、そんなロートルも意外に楽しめる作品になっているよね。

「真田丸」、真田丸がしっかり機能する回、久々に見る真田の勝ち戦。なんだけど来週はカール臼胞猛射(違)のエピソードなのね。

真田丸からの流れで見たNHKスペシャル「終わらない人 宮崎駿」。もうね、

このじいさん、凄えわ

ドワンゴの川上さんが一蹴されるところも面白かったし、構成上、それをきっかけに宮崎駿はもう一度手書きのアニメーションに対するモチベーションを得た、ということにしたかったのね、って感じの番組制作上の作意、みたいなものも感じなくはなかったけど、それでもやっぱり思ってしまうわ。

このじいさん、凄えわ


2016-11-15 [長年日記] この日を編集

[SpFX] 期待していいものなのか

タツノコプロ「破裏拳ポリマー」、溝端淳平主演で実写映画化! 監督は「仮面ライダーフォーゼ」の坂本浩一 (ねとらぼ)。坂本監督ってところは期待したいけど脚本の大西信介さん、比較的シリアスなお話を描く人なような印象があるけど、どっちかというとそっち方面に振る感じなんでしょうか。「ポリマー」は軽めな方が良いんじゃないかな、って気はするけどね。

[Anime] 定期視聴番組

月曜深夜、「終末のイゼッタ」「WWW.WORKING」。「イゼッタ」はまあ、今のところ興味は持続中。「633中隊」を名乗るならモスキートを出して欲しかったけどね(そこかい)。「WORKING」は困ったな、ちょっとしんどくなってきた。出てくるキャラがみんな胸糞悪い、ってのはどうしたものやら。好きになれるキャラが一人もいないので、続けて見たいという気が起きないんだよなあ。

[News] 訃報

若干で遅れてしまいましたが、ロバート・ボーン(ナポレオン・ソロやねえ)、レオン・ラッセル(ソングライターとしてもたくさんの仕事を。カーペンターズの『スーパースター』とか、今でも覚えてます。ご本人の歌声ってところでは『タイトロープ』かな。こいつのB面が『マスカレード』だったんですね)、高井研一郎さん(赤塚一門の温厚な良心派、的なイメージが)。わくわく、ちょっと背伸び、それからほのぼの、お世話になりました。どうか安らかに。


2016-11-17 [長年日記] この日を編集

[Day] お役所で

「お前国保2回ほど未払いになっとるで。このままでは新しい保険証は出せまへんな」って通知をもらって、1回は確かに心当たりあったけど、もう一回払い損ねてました? ありゃあ。

ってことであわててお金持って区役所へ。結構保険料の支払いとかで苦労してる人は多いみたいで結構待たされた。あと、お年寄りの介護をされていると思われる男性が複数の窓口を行き来していろいろ相談やら交渉しつつ、担当していると思われるおばあちゃまになんやかやと説明するんだけど、おばあちゃまの方の返答がいっかな要領を得ないのでついつい声を荒らげてしまう、なんて場面にも同席して、ちょっと気まずい思いもしたりして(^^;。

こっちもこっちで、倅がバイトに精出すもんでヤツの年収が上がったことで俺が払わなければならない国保の金額が跳ね上がってしまって困ってますのや、なんて話もしたんだけど、そういうときは俺が倅の扶養家族になる、という手があるんだそうで。倅はバイトなんですけどそんなことできますのん? て聞いたら、別にできないことはないですよ、結構還付もあると思いますよ、なんて話を聞いてへえ、と。

んで役所を出てちょっと散歩(ほら、ポケGOやってるから)してたら久しぶりに従姉妹殿とばったり鉢合わせ。今役所であった話をしたら、そんなの別に珍しくもトリッキーな話でもないぜ、って反応で逆にこっちがびっくりしたわ。「普通に考えたら、とーちゃん(親戚衆からはこう呼ばれてるんです)もそろそろ定年やろ?」って言われて「そういえばそうやな」と思ってしまった。そっか、そろそろ俺、隠居しててもおかしくない年齢なんだよね。倅、面倒見てくれる? (w。

[Anime] 定期視聴番組

「響け ユーフォニアム2」。うむ、アスナさんとアスカさんのお母さんは厄介だ、と。ダメ絶対音感、そんなに立派じゃないので中の人は同じ? なんて思ったんだけど向こうは閣下でこちらはくーさんでしたな。京都駅コンサートもなかなかステキでしたけど、夏で良かったよね、あそこ、冬はシャレにならんぐらい寒いもんね。

「ブレイブウィッチーズ」、"ついてないカタヤイネン"なエピソード、ってことで良いのかな。まあこれはこれで、でいいのかなあ。


2016-11-18 [長年日記] この日を編集

[Books][F1] フィーバー前夜

9784779630286前に店頭で惹きつけられてついつい買っちゃった、三栄書房の「GP CAR STORY」、前回は「Williams FW11」だったんだけど。今日、医者に薬もらいに行った帰りに立ち寄ったTSUTAYAでまた惹きつけられた。今回は「LOTUS 99T」。ロータス・ホンダですね。

若き天才、アイルトン・セナを擁してはいたが必ずしも潤沢な資金があった訳ではないチーム・ロータス。何とか獲得できたホンダ・ターボだったが、最強エンジンを載せるシャーシを完全新作する余裕はない。それ故旧タイプのシャーシをアップ・トゥ・デートした「クラシックな」ボディに、革新的な武器となるかも知れないアクティブ・ライド・サスペンションを組み合わせて挑戦した'87年…。

この、ロータスにホンダ・エンジンを搭載し、初のフルタイム日本人ドライバー、中嶋悟を組み入れ、フジテレビによる全戦地上波中継も組み合わせたセッティングが、日本にF1フィーバーを引き起こす原因になった訳だけど、実はこの時点でセナはチームとしてのロータスに不信感を抱き始めており、すでにその前年痛い目を見ていたマクラーレンはホンダ・エンジンを熱望し、なんならプロストのチームメイトにセナを迎え入れることも考えていたんだけれど、ここでピケ、マンセル、セナ、プロストの「四天王」ではなく、ナカジマ、ロータス、フジテレビの「三点セット」で日本にF1のムーブメントを植え付けようと決断した、という桜井淑敏の談話はなかなか興味深かった。桜井さんにはなんつーか、微妙に山師的イメージがつきまとったりする傾向もあるんでアレな感じもなくはないですが(^^;。

そんな、いろんな思惑の中で実戦に投入されたロータス99Tホンダ、当時のテレビ中継なんかではわかりづらかったけど、アクティブサスの問題というのは、サスペンションがおかしな挙動をしてしまう、とか言うのではなく、それなりに正しく動作するが故に実戦向きじゃないってことだった、ってことで合ってるかな? 本戦ではそれなりに使える機能なんだけど、予選においては負荷を軽減しようと動作するアクティブ・サスの機能故にタイヤに熱を伝え難くなってしまっていた、なんて話はかなり面白かった。部分的にはちゃんとしてたが故に逆に厄介なものになっちゃってたんですね。

なにはともあれ、やっぱこの時代のF1マシンには結構思い入れてしまうせいか大変楽しく読めた。惜しむらくは一番近い関係者であるセナとドゥカルージュの最新のコメントがもらえなかった、ってことになるけれど、お二人とも鬼籍に入ってしまっている今となっては無い物ねだり、ですものね。

あとこのシリーズで特筆したいのはカバーイラスト。大塚 克さんの手になるものなのですが、これが素晴らしすぎますね。


2016-11-19 [長年日記] この日を編集

[PC] プリンタ死んだ…ぽい

インクが無くなったとかそういう事じゃ無く、これはプリンタヘッドが瀕死なんだな。新しいカートリッジつけてもカスカスの印字しか得られないもんね。考えてみたら5000円でお釣りの来る複合機を5年使った (しかもたぶん年賀状シーズンしか使わない、なんて人から比べたらかなり酷使してる方だと思う) 訳だから、そろそろ寿命、と言ってもいいのかもわからんな。

とはいえこの金のない時期に、これはちょっと痛いなあ。明日ソフマップに行ってみる(古本屋的にプリンタは絶対に無くてはならん道具なので)けど、手頃なのがあるといいんだけど。スキャナとしてならまだB110a、使えるので、プリンタ専用機で安いの、なんて選択肢も無くは無いですが。

なんにしても予想外の出費が発生してしまうので、「この世界の片隅に」はあきらめるしかなさそうだな(つoT)。


2016-11-20 [長年日記] この日を編集

[PC] プリンタ新調

B014D6L15Y朝イチ(いやいや、そんな早い時間じゃないよ)で古本発送して、そのままハーバーランドへ。なんか知らんけどえらいたくさんの人が走ってはるなあ、と思ったら今日は神戸マラソンの日だったんですね。

そこにはあまり深く言及せず、走ってはる人たちを横目に見てソフマップへ直行、プリンタというか複合機メインに検分。EPSONだったかな、一応プリンタ、スキャナ、コピー機能があってWi-Fiとかには対応していない単能機が5000円ちょいで出ていて、これだな、と思ったんだけどお店の人に聞いてみたら在庫切れ、ってことでいくつか見て回って最終的に決めたのはキヤノンのPIXUS MG3630、税込みで7300円ちょい。

セッティングしてみたけど、そりゃ今風な周辺機器ですからちゃんとしているよね。とりあえず感心したのは、プリンタの電源オフの状態でも印字のコマンド送ったら自動的にプリンタの電源が入るんだね、これは凄えや(w。

その他はまあ、ランニングコストの話になるのでしばらく使ってみないとどもならんか。前のキカイの前歴から見て、5年ぐらいは付き合ってもらいたいんですけど、さてどうなりますやら。

そうそう、セッティングしようとして気がついたんだけど、パソコンの光学ドライブも死んでることが判明した(w。ドライブとしては認識されてるけど、ヘッドが逝っちゃったっぽいな。ちょっと焦ったけどweb経由でもドライバやユティリティは入手できたので一安心。

ついでに。珊瑚海先輩もプリンタ新調されたんですね。あちらはレーザーをチョイスされたのか。「レーザーブレード・ビジネス」に付き合うのはまっぴらなのでレーザープリンタを選ぶ、というのがちょっと愉快だけど、ここで言う「レーザーブレード・ビジネス」ってのは本体は安価で供給し、消耗品を頻繁に買い換えてもらうことで利益を上げようというビジネスモデル。カミソリメーカーのジレット社がその始祖なんでこう呼ばれるんだとか。「レザー」もしくは「レイザー」の方がふさわしいのかも。一瞬宇宙刑事を連想しちゃったよ(^^;。

ウチは送り状にちょっと色がつくし、ラベルシールの印字などもあるので、今回もレーザーブレード振り回します(w。

[Anime][SpFX][TV] 定期視聴番組

週後半。「ハイキュー!」、牛若さんちょっと可愛いね(w。「Vivid Strike」、今回はリンネさんとフーカが主人公なんだから、これまでのレギュラー陣は次々敗退、みたいな流れかと思ってたんだけど、ヴィヴィさん勝っちゃいましたな。ちょっと予想外だった。リンネさん、完全に心が折れちゃったみたいだけど、どうなるんでしょうね。ま、ヴィヴィさんに「格闘技好きじゃないよね」みたいなこと言われた以上、何かがきっかけで格闘技を好きになって終わり、って流れにはなるんだろうけど。

などとつらつら思ったりする程度に、これ気に入ってたりします(w。

日曜朝。ラッパー怪人のアクションがなかなか決まってる「ジュウオウジャー」。そこがおもしろかっただけに、「二体同時に倒さなければ」ってところに何かトンチが一つ欲しかったかな。

「エグゼイド」、色々誤解されてる監察医さんの誤解が解けないまま続く。キリヤ君、いいキャラだと思うです。ちょっと二枚目方向に振った関智一さんみたいで(失礼)。

「オルフェンズ」、タカキ君退場。そして「火星の王」なるワードが。なんかこう、バッドなエンディング以外が予想できない展開になってきとるなあ。

「真田丸」は出浦様やら信尹様やら、なつかしのおじさま軍団続々登場。ただここからは負け確定の展開なのでそこにどんなオモシロを紛れ込ましてくるか。とりあえず淀殿の気持ちの揺れ具合はちょっと納得しづらいかなあ。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

CSブックス(改名しました) [「先輩」は止めて下さ~い。]

ROVER [そうは言っても先輩なんだし……。]


2016-11-23 [長年日記] この日を編集

[PC][Day] 光学ドライブも新調

B00SYFCDEOすぐに必要になるってものでもないけど、一応いつでも使えるようになってた方が良いよな、ってことでまたもやハーバーランドに出撃。なんか休日のたびに備品を購入しに出かけてる感じだな。

中古で手頃なのがあったらいいな、なんて思ってたんだけど、HDDなんかと違って光学ドライブの中古、なんてのはそんなに出てこないんだね、というかそもそも最近のソフマップは中古のパーツの品揃えとかはかなり縮小されてるんだな。ノートとかは結構あるんだけど。こういうのは梅田とか日本橋とか、より専門店指向が強い店舗だとそうでもないのかな。昔はもうちょっと妖しい商品が並んでたような気もするんだけど。

とりあえずバルクというかノーブラ品というか、恵安製内蔵マルチドライブ、IHAS124-14、1980円也をチョイス。ルピーがちょっとあったので、実質500円ぐらいで購入できました。

ソフマップは最近、周辺機器にはルピーをつけなくなっているんだそうで、なんだかな、いろいろ暮らしにくくなってきているなあ、なんて事をちょっと思ったよ。

なにはともあれ昨日、買い物帰りに珍しくもフシギバナと遭遇し、モンスターボール20数個、スーパーボール10数個、ハイパーボール10個近く、ほぼ命中させているのにその都度ボールから抜け出されて完全にモンスターボールが枯渇した状態だったので、街中を歩いて相当な量のボールを確保できたのは良かったんですが、夕暮れ時、鈴蘭台に戻って一回ぐらいはバトルしようと思ってジムのある公園にふらっと入ったら、ちょっとねんごろな状況のヤングメン&ガールに遭遇しちゃって、あわてて公園を辞することになってしまいましたよ(^^;。


2016-11-25 [長年日記] この日を編集

[Anime] 定期視聴番組

週前半。「WWW.WORKING!」、んー、これはダメかも。依然として好きになれない。「終末のイゼッタ」は意外と重要キャラでも平気で退場させちゃうのね。その他、西欧の戦線の良くわからん状況に積極的に介入して派遣を掠おうと企むアメリカとか、結構シビアなお話の展開ぶりには好感を持つ。それだけに、現在只今の我々とは異なる歴史の流れをたどった世界で、いろんなところ(国の名前だったり、政治形態だったり、たとえば服飾の方向性だったり)が異なっているのに、近代兵器だけは現代の我らが知っている物がずらりと並ぶという演出はどうなんだ、というかそれを言ったらおしまいよ、ってところであるのは重畳理解はしてはいるのですが。

「響けユーフォニアム! 2」は相変わらずクオリティ高いな。久美子役の黒沢ともよ嬢のどこか投げたような芝居も、違和感込みで好きです。

「ブレイブウィッチーズ」は501チーム登場回で、そりゃまあ上がるわな(w。んでもワラタケ騒動で笑かしてもらいました。軍隊としてそれはアリか? ってのはまあ言わない約束。

「フリップフラッパーズ」と「ガーリッシュナンバー」は、特にダメなところがあるとも思わないけど、個人的に惹かれるものが何ポイントか足りない感じ。

ショートアニメはどれも好調。「バーナード嬢…」、さわ子さん読書家とは言えんかも知れんけど、それなりに情報収集能力はある子なのね(^^;。


2016-11-26 [長年日記] この日を編集

[Comics] お買い物

ひだまりスケッチ(9)(蒼樹うめ/著)蒼樹うめ「ひだまりスケッチ」 (9)。んーと、意識的にスタイルを変えたのか、道具が変わった、とかの事情があるのか、体調的な問題でもあるのか、微妙に絵柄が変わったような気が。全体に線が細くなって、なおかつ何というのかな、カサカサ感が増した、というか、インクが残り少なくなったプリンタで印字した感、とでも言うのか。

気になって見返してみたんだけど、8巻の後半ぐらいからこの傾向は出ていたんだな。それがいいことなのか厄介なことなのかは、今はまだ良くわからん。

お話は紗英ヒロが卒業し、新たなメンバーの茉里ちゃんを迎えたひだまり荘で、最年長組になったゆのたちのお話が展開する。針路だったり、修学旅行だったりね。お話の流れは初夏あたりまでのエピソード。夏がきて秋が来て冬になって受験シーズンが来たら、その後はゆのと宮子の卒業。おそらくそこが「ひだまりスケッチ」のエンドマークの置き場所、ということになるんだろうな。単行本であと2冊ぐらいですか。ラストが近づいてまいりましたね。ここのところの流れ、アニメでもやって欲しいと思うんだけどそれは無理な話なんだろうかねえ…。


2016-11-27 [長年日記] この日を編集

[Day] いつものように古本屋

雨の中、休日なのでちょっと遠い局まで出向いて古本発送。帰りがけにブクオフに寄ってみたらDVDの500円以下コーナーに「CASSHERN」があってね。何か結構豪華な造りの箱入りで、これが500円なら買っても良いかなあ、なんて思っちゃって棚の前でかなり長時間固まっていたんだけど、最終的にそこはスルーして店を出た訳ですが…。

俺、間違ってなかったよな(^^;?

[Anime][SpFX][TV] 定期視聴番組

週の後半。「ハイキュー!!」、いい感じに盛り上がっております。「Vivid Strike!」、メンタルポキポキのリンネちゃんにチャンピオンベルトをちらつかせるハルさんに上条さんモード発動で無双になっちゃった後輩のフーカちゃん。覇王流怖えーな(w。

日曜日、一応子供番組で結婚詐欺師にちゃんとした罰が与えられないで終わっちゃうのはどうなんだ? な「ジュウオウジャー」、無認可医にもそれなりに事情はあるのよ、だった「エグゼイド」、ともに条件付きながらおもしろかった。

ガリガリ仮面さん用ガンダム登場の「オルフェンズ」、それなりに格好良いとは思うけど、いよいよ敵と味方の機体の区別がつかんようになってきておるね。

「真田丸」、テンション上がったのは先週のみ。あっという間に真田丸は取り壊し、総堀埋め立てまで行っちゃった。ストーリーの必要上、大蔵卿局が悪役を一手に引き受けることになっちゃってた。そして片桐さん、有働砲犠牲者の会入り(^^;。


2016-11-29 [長年日記] この日を編集

[TV][Anime] 定期と臨時の視聴番組

昨日の「クローズアップ現代+」、想定外!?「君の名は。」メガヒットの謎 (NHK公式)。監督ご本人も「なぜこれほどヒットしたのか、わからない」とおっしゃっているモノを外野が正しく読み解くことなど不可能ではあるんだろうけど、いくつかおもしろいネタもあって。

一つは音楽。なんでも本作に関する口コミの量が多くなったのは、映画が公開される直前、RADWINPSの主題歌が発売になった時点だったのだそうで。それが映画に対する興味を盛り上げる結果につながった、と。自分がRADWIMPSってバンドを全然知らなかったんで、こういうことが起きる程に人気のある人達だったとは知りませなんだ。すいません。

もう一つは観に行く年齢層のスライドが起きていると言うこと。早い話がオレら級のオッサンおばさんの数が増えてきているというところ。ここでその検証のために相当おかしな、かつそれなりに金のかかるであろう企画を実行するあたりは流石NHK(w。本作未見の中高年男女53名に映画を見てもらって、気に入ったシーンでプレートを上げてもらい、なおかつ個別に聞き取り調査をする、というもの。これによるとかなり多くの人が、自分の恋愛体験と映画のどこかのシーンをダブらせて見ていたらしい。自分はそれに続く「結ぶ」という言葉への関連づけの話はそうかな? とは思うけど、確かに映画の中に、自分を投影できる部分があった、てのは大きいのかも知れない。

という二点は結構面白かったです。あと、ゲストのマーティ・フリードマンの「君の名は。=ヴァン・ヘイレン」説でちょっと笑った。笑ったと言えば、この大もうけに関する番組のナレーションを、「お金大好き」を標榜している浅野真澄嬢が担当してるってところでも。まあ以前からこの番組のナレーションは担当されてたらしいですけどね。

月曜深夜のアニメの方、薄い本向け展開炸裂の「終末のイゼッタ」、はいいけど(いいのか)「クローン」は言葉的にもちょっと飛躍しすぎでは。近い時代のお話だった「鋼の錬金術師」みたいに「ホムンクルス」とかでよかったんじゃないかしら。

「WWW.WORKING!」はごめんなさい、脱落しますた。


Google search
www.bumbunker.com
Web
2016年
11月
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30

ここ1週間分の話題

傑作です

懐かしさ満点

妖精を観るには…

ジュヴナイルとしてなかなか良質

バナーが必要ならこちらを
バナー素材

古本屋やってます
特殊古本屋 軽石庵

2003年9月までのサイト

巡回先
ROVER's HATENA

あすなひろし追悼サイト
あすなひろし追悼サイト

twitter / karuishian
最新 追記
©1996-2020 乱土 労馬:l-rover@kobe.email.ne.jp