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「クロムクロ」最終回。ふむ、「宇宙で待ってる」「走って追い付く!」的な(w。なんだろね、「星の征服者」っぽいノリというかなんというか。前回はイヤな大人チームの一員だったハウゼン先生が一転、いい大人になってたのには首ひねったけど、それ以上に彼がイケイケアクションカメラ小僧のお父さんだった、ってのにはびっくりだったぜ。いろいろアラもあるけどそこそこ楽しめました。富山弁には最後までしっくりこなかったけど。
日曜朝は録画し忘れ。新しい「ライダー」の1話目を見逃してしまったよ。世間ではなぜかワンダースワンで盛り上がっていたようですが。 「鉄血のオルフェンズ」2期目スタート。んまあ出だしはゆったり目。 「真田丸」、春ちゃん怖い怖い、真田紐はルソン由来だったんだー、なんだってー!、そしてお迎えでごんす。いよいよ大坂の陣っすね。
快楽の都タイスの話題をさらう
そしてこの大混乱の中、「最強」と謳われる剣士ガンダルは一人の軽業師の少女と出会うことに。彼女の名はヴァルーサ、というね。この時点でこのシリーズをずっと読んで来た人間なら「ひえっ」てなもんですよ(w。
著者の円城寺さんは「グイン・サーガ・トリビュート・コンテスト」に応募した作品が評価され、それがきっかけで本書を執筆することになった、というわけで、これは言ってみれば本家公認の二次創作物なわけ。ただしこの二次創作物は恐ろしく出来が良い。自分が栗本薫作品で高く評価する、市井の人びとの生き生きとした描写とか、あのサーガ特有の「なんという…」的な言い回しの挿み方とか、本家の雰囲気のようなものの再現具合は嫌味にならない程度に効いているし、栗本版の正伝と外伝にちりばめられた様々な要素を上手く取り込んで、一本のお話にまとめ上げている。
お話は個人的にすべての「グイン」を通じて最高傑作だと思っている外伝第1作「七人の魔道師」を核に、その前日譚と後日譚を一本のお話にまとめたような構造。これだけでも結構アクロバティックなことやったなー、ってのはリアルで「グイン」読んで来た人ならみんな思うことだと思う。少女時代のヴァルーサとガンダルが出会う、というのは正伝で言う113巻の時代よりさらに十年ばかり前。113巻の刊行は2007年。「七人の魔道師」は1981年。栗本薫が30年のタイムラグの後に登場させたキャラクタ、しかも中原最強の剣闘士という謳い文句しかなかった、さらにそのガンプラのパチものみたいなネーミングセンスに苦笑させられた男、ガンダルにちゃんと血肉を通わせ、さらに30年前にすでにグインの3人の運命の女性の一人であることが定められているヴァルーサと出会わせ、そこから30年前に書かれた物語世界に彼女を送り込み、その冒険を経て彼女に何があったのか、までをお話にする、というのはあれだ、「すごい科学で守ります」級の思考のアクロバットが要求されると思うんだけど、そこを本書の著者の円城寺さんはすばらしく手際よく捌いていると思う。正直感心しました。
欠点も無くはなくて、何よりこの流れであれば最大の山場になるであるべき「七人の魔道師」のエピソードは、すでに栗本さんが書いてしまっているので、そこはオミットせざるを得ないという事情から、人間ドラマの部分に比してアクション面の突き抜けっぷりがやや不足気味なんじゃないかって所はあるだろうな。一番良いところには触れられないのね。そこは残念でした。
とはいえ筋の通りっぷり、あと著者が男性(あとがきで「僕」とおっしゃっているからそうなんだろうと思う)だからなのかエロいところの描写が栗本さんよりも男性読者好みな方に寄っていた(^^;こと、栗本さん以降の、別な作家によって語り継がれるサーガへのブリッジとしての役割を完璧に果たしていることなど、評価できるところはたっぷり。こんなことを言ったら失礼ですが、温帯になっちゃった栗本薫よりはよほど見事に栗本作品世界を再構築して見せた本。お見事、と言わせていただきます。
しかしまいったな、こうなると(非栗本版)正伝の方も追っかけなくちゃいかん様な気になってしまうな(^^;
★★★☆
「Vivid Strike」、「終末のイゼッタ」、「TRICKSTAR」、「WWW.WORKING」、「Show by rock!!」。
「なのは」シリーズの新作「Vivid」、うんまあ安定銘柄だとは思うけど、ちょっとキャラの交代スピードが唐突なほど早すぎる気が。
新聞のラテ欄で「終活のイゼッタ」と空目して、「ほほー、今や日本の萌えアニメはターミナルケアまでネタにするんか」とか思ったんだけどそう言うものではなかったね(w。ちょっと設定のあざとさが気になるな。「ゲルマニア」という架空の帝国に配備されているのがナチスの兵器デザインまんま、というのはなんかこう…。政治形態が変わったらいろんな物の設計思想も変わるべきだと思うんだけど、そういう所には意識は行かないんだな。
月曜MANPA枠はどうしたものか。一応メインは「WORKING」ってことになるんだろうけど、んでこれ、原作の方はこちらの方が人気があるってことらしいですが、多分それはキャラのすっ飛び具合がより大きかった、ってことになるのかな。アニメにするとここに「声」の要素が加わるのは仕方がない所だと思うんだけど、ここでいわゆる「犬組」(前作版までのアニメ)のキャスト、特にメインの女の子3人にあすみん、キタエリ、さっきー先輩を配し、加えてトリックスターとして涼さんを充てた人は偉かったと思う。今回のいわゆる「猫組」、判りやすい「声」の楽しみがもらえないんじゃないか、って気がちょっとする。
アマゾン読み放題、講談社などの全タイトル消える(asahi.com)。昨日ぐらいかな。Twitterまとめでもちょっと話題になっていた件。講談社以外にも白泉社や光文社、祥伝社、フロンティアワークスなども撤退方向に動いている模様。東京創元社もかなり減っているね。主に海外作品をかなり引っ込めているみたいだけどこれはamazonがやったのか創元がやったことなのかは良く判らん。
基本的にコミックスを多めに出してくれていた出版社がごっそり撤退傾向にあるみたいで、つまり月980円でマンガ読み放題だぜヒャッハー!! をやられるとamazonサイドは大出血、ということになってしまうようで。
amazonサイドからしたら、Kindle Unlimitedというのは基本オールタイムベスト的な名作と呼ばれるものを、多くて月に3,4冊読む人のためのサービスという位置づけであって、まさかこいつを使って月に10冊も20冊もマンガを読む様な大人はいねえだろう、という読みだったんだろうかね。
残念、ここは日本だったんだ(^^;。
個人的にはコミックスにはそれほど興味はなくて(とかいいながら、ひかわきょうこ作品をがつがつダウンしたりはしたんだけど)、歴史系とかサブカル方面とかの新書サイズの本がある程度読めたら良いかな、って思っていたのだけど、そっち方面の品揃えはがっかりするくらい貧弱だったので、それも自分にとっての撤退の理由になったわけでここらへん、Unlimitedサービスを始めるときにもう少しアイテム選定には気を遣った方が良かったんじゃないのかな。まあスタートダッシュのためにエサは撒いときたい、って思惑もあったのかもしれないけどさ。
ハヤカワSFの若い方の絶版文庫とか、そういうのを入れてくれてたら、もうちょっとつきあってたかも知れないんだけどねえ。
横田卓馬「背筋をピン! と 鹿高競技ダンス部へようこそ」 (7)。裏表のない素敵な…じゃなかった、端から見たら申し分のない先輩だった綾辻さんにも大きな葛藤があった、ってのと、つちわたコンビ、ここまであえて封印していた必殺技を炸裂させる回。
もうね、なんで俺はこんなちんちくりんカップルが飛び跳ねている絵を見て、目をしぶしぶさせちゃっているんだろうね。
ジャンプ本誌では必ずしも人気抜群の作品、というポジションにはいないみたいですけど、あれだな、自分がジャンプを読んでた頃の基準で言うなら「ホイッスル!」とか「ワイルドハーフ」あたりのポジションで、そこそこ息の長いお話になって行って欲しいです。
「響け! ユーフォニアム2」。恐ろしいほどの背景画像の美麗さに圧倒され、なんとも言えん人間関係のややこしさに当惑し、控えめに見えて実は結構濃厚な百合具合にどぎまぎする、ような(w。んでその人間関係パート、「いい音だけど跳ねてない」やら「聞くだけで吐き気がする」やら、なにやら「音」がらみで結構根深いものがありそうに見えるけど、ここを掘ってくるんでしょうかね。そこは割とさらっと流す?
もう一本、こちらはニコ動で0話が公開されてたんで見てみた「信長の忍び」。監督が大地丙太郎さんなんですな。えらくテンポが良くて面白かった。んでちょうどジュンク堂のwebサービス、hontoで原作コミック第1巻が無料お試し期間中だったので読んでみたんだけど、うん、コミックの方も面白いね。ちゃんと史実に沿ってお話は進み、そこにちょこちょことギャグを挟み、ついでに時々シリアスなエピソードも入れてくる。こちらもなかなか、結構でした。
んでそのhonto、これはジュンク堂が丸善、文教堂などと提携したwebサービスで、まあこれはこれでまとまっているし、それなりに便利ではあるけども、各書店で共通のフォーマットを採用した結果、ジュンク堂のサイトの方が壮絶にショボくなってしまっているのはどうしたことやら。本の入荷情報とイベント情報ぐらいしか知らせてなくて、たとえば本の買い方(支払い方法のバリエーションとかね)とかそういうのは一切無くなってしまっている。昔のサイトはそういう所の記述もあった様な気がするし、あと、複数書店で共通の仕様になったことで、ジュンク堂独自のwebサービスも廃止になっちゃったのは結構残念。昔はwebでお取り置きサービスがあったんだけど。さらに昔は神鉄の主要駅売店まで配送して、そこで本を引き取る、という神鉄沿線住人のみが享受できるサービスなんてのもあって、割と利用していたんだけど、そういうものはすべてなくなってしまった。
そりゃ自宅に居ながら本を探し、注文し、自宅で受け取るというスタイルの便利さを否定はしないけど、自分はまだ、本ってものは本屋に行って、本を手にとって、レジに持っていってお金を払って、って流れで買うものだし、それが楽しいって思うんだけどな。
さらに言うなら、買った本で重たくなったデイパック背負って、二駅ばかり歩いていい汗かいたところで立ち飲みに飛び込んで、ビールをぷはーとやるところまでが、自分にとっての「本を買う」って儀式なんですけどね(^^;。
昨日さんざんジュンク堂Disったのは、webで「ジュンク堂でVISAデビットが使える」って内容の書き込みを見かけて、ホントかしらと思ってサイト開いてみてもどっこにもそういう記事は載ってなくてなんだこらー、と思ってしまったわけでして。
VISAデビッドってのは一昨年ぐらい前にジャパンネット銀行のキャッシュカードが更新されたときについてきたもので、一枚のカードがキャッシュカードとクレジットカードとして使える様になっている。んでこのクレジットカード機能に関しては、ほら、おっちゃんクレカとか怖いものって意識があるから、あんまり気にしてなかったんだけど、先日とあるラジオ聞いてて知ったのだけど、こいつはそういう一般的なクレカとはちょっと違ってて、一回払いのみ、かつカードを使った時点で即時口座から引き落とし処理がなされる、というタイプのものなのね。つまり使ったことを忘れて請求書を見て唖然とする、とか言うことのない明朗会計クレカ、ってことみたい。
なので一度使ってみようと思ったんだけど、肝心のジュンク堂のサイトにその件が明記されてないので、むかっとしてた訳なんでした。
で、たまたま三宮に出る用事があったんで、勇気を出してジュンク堂でレジに本持ってって、「VISAデビット使えますか?」と聞いたらば、ごくあっさりと「あ、VISAですね」で手続き完了。あとでスマホで残高照会してみたら、ちゃんと今回の購入分が引かれている。すばらしい。
というわけでこれからは財布に金がなくても本が買えることが判ったぜ、やっほう(銀行に金があればな)。ついでにamazon書店の引き落とし口座もこっちを使うことにした。お金はリアルタイムで動きが見えた方が安心できるからね。
というわけで浅野真澄さん、山田真哉さん、有用な情報をどうもありがとうございました(w。
そろそろ『シン・ゴジラ』の感想を書く (山本弘のSF秘密基地BLOG)。タイトル通り山本弘さんの「シン・ゴジラ」評。総じて好意的な評で、そこは良いんだけども、かつ評自体からしたらそれほど重要な部分でもないんだけど、ちょっとだけ引っかかりが。こんな一節。
もうひとつ、僕がこれまでの怪獣映画で、ずっと不満に感じてた点がある。
それは人間ドラマの部分が、怪獣の大暴れするシーン(以下、便宜上、「怪獣ドラマ」と呼称する)と関係ないことが多いということ。『地球最大の決戦』のサルノ王女暗殺計画とか。
『宇宙大怪獣ドゴラ』の宝石強盗団とか。
それ怪獣の話と関係ないだろ! というストーリーがよくあったわけですよ。
『ガメラ対バルゴン』のニューギニアのくだりとかも、無意味に長いよね。
余分な人間ドラマが多い、ってところは同意できるけど、そこで引き合いに出されるのが「地球最大の決戦」や「ドゴラ」ってのはどうなんだ? それ怪獣の話と関係ない
のは確かだけど、それは「映画」には必要な部分なんじゃないのかな。そしてサルノ王女の件や宝石ギャングの件ってのは、映画の豊かさを拡げる、って点でちゃんと貢献していたと思うんだけど。あと「バルゴン」についても言いたいことはあるけど話が長くなるので省略(w。
別にこれ、「×メカゴジラ」のサラちゃんとおじぎ草の下りとか「ゴジラ対スペースゴジラ」のモゲラ周りのシークエンス丸ごととか、ダメな例として挙げることが可能なものはいくらでもあると思うんだけど、何でまたよりによってそれを持って来るんだろう、山本さん、実は怪獣映画あんまり見てないのかしら、などと思ってしまうのも昭和の東宝特撮信望者故の盲信、ってことだったりするんでしょうかね(^^;。
週末分。「Vivid Strike」、うんまあこう言うもんだわな。もちっと旧作メンバーに出てきて欲しい気はするかも。「オルフェンズ」、何やら組織拡大中の鉄華団にいろんな人が入ってきましたよ、ってのとそんな鉄華団をダシにいろいろやろうと思ってる勢力が出てきてまっせ、と。ミカヅキをめぐるとてもほんわかした三角関係がちょっと良いですね。
「ジュウオウジャー」、なぜかフィーチャリング、相撲エピソード。相撲をやってる男子、大学生なんですね。どう見ても子ども大相撲の参加者にしか見えなかったな。あと、エピソードのキイ・ワードでもある「猫騙し」が上手く機能していなかったような気が。1回目を見逃してた「エグゼイド」、いまさらですがwebを検索したら「エグゼイド・エグゼス」ってジョークは飛び交ってたりしたんでしょうか(w。
いろんな初期設定が予想になっちゃうけど、小児科医を目指す研修医の若者が、なんやかんやあってゲーム世界が現実に侵食してくる何らかの勢力と戦う仮面ライダーになる、という設定でよろしいか?
で、最初にビジュアル見たときには「何じゃこりゃ」と思ったライダーのデザインも込みで、これ、結構面白いかも知れない。キャラクタがちゃんと立っているので、ダンスを医療に変えた「鎧武」だと思って見たら楽しめるのかも。
「真田丸」、真田幸村爆誕回。とはいえ今回はやや低調かな。それを面白いと取る事もできるかも知れんけど、大坂の陣が発生する、その発端がすべて片桐且元に帰される、というのはもしかしたら笑うところなのかも知れんけど笑えねえ。んでそんな片桐さんからの大阪推参要請に首を縦にふらない源次郎を、きりちゃんがやけに積極的にプッシュするのもちょっと違和感。これは、ここまでの流れで、源次郎が必ずしも現状に満足していなくて、何かしら自分の人生に大きな転機が来ることを求めている、という描写が挟まれていればこそだと思うんだけど、特にそういう描写はなかったよね。そこがなかったから、回想シーンでいろいろたたみ掛けられても、結局他者の思惑で動かされてしまったのが真田幸村、ってことになってしまったような気がして、それで良かったのかな? という気持ちは拭えない。それ故の一種の悲劇的ヒーロー感、はまあ無くは無いってことになるのかも知れんけど。
小川一水 著
カバー装幀 二階堂龍吏
カバー装画 鈴木康士
朝日文庫
ISBN978-4-02-264789-4 \880(税別)
恒星間航法を手に入れた人類は、宇宙を航行する間にいくつかの異星人と遭遇することになった。そしてそれら種族の中には、必ずしも人類に対して友好的に接してくれない者たちもあった。拙速なコンタクトが人類文明、さらには人類がこれまでに遭遇した異星文明全体にも災厄を与えかねない、という事実が人類にダーウィン機関を設立させることになる。強力な戦闘部隊と高度な訓練を積んだコンタクトの専門家たちを乗せた宇宙艦隊で他の星を調査する機関。新米カメラマン、イシヅカタビトの姿もその艦隊の一員だった…。
という出だしで、実は一件すでに状況は発生し、終了している。そう、これは何というシリーズなのかはわからないけど「臨機巧緻のディープ・ブルー」という作品があって、そこで本作にも登場するキャラクタの何人かはすでに登場していて、ついでにダーウィン機関というものの詳しい説明とかもなされている模様。読み始めてあれっと思って調べてみてそういう事がわかって、しまったー! と。
ただまあ、「ままよ」と思って読んで行ってみると、前作を読んでなかったらどうしようもなく訳がわからん、なんて事はなく、何となく割と天然なカメラマンが未知の異星人の世界に飛び込んで、素人故の型破りなコンタクトをやらかして、それが結果的に思いもよらない成果を上げはするんだが、一応軍紀違反的行動であったのでタビト君、前巻ラストで営倉送りになっちゃいましたとさ、ぐらいに思っておけば何とかなると思う。
で、そんなタビト君たちが先の調査を終えて機関の本部に戻ってきたところ、正体不明の異星人による襲撃が発生、極めて優秀な装備と極めて劣悪な戦術で動く彼らを人類側はとりあえず撃退するのだが、その過程でタビト君はフィーリアンと呼ばれることになる異星人に拉致され、フィーリアンたちの拠点に連行されて…というのがお話の流れ。
ここからお話はタビト君なりのどたばたコンタクトと、コンタクト相手のフィーリアンの持つSF的な仕掛け、宇宙における人類やその他の種族、さらにはもしかしたら存在しているかもしれないすべての宇宙航行種族を産み出したと言われる「
その上で登場人物のキャラの立て方なんかも上手で、タビトの相棒、AIのポーシャの皮肉屋感、タビトと接触するフィーリアンのンールーのやんちゃでちょっと抜け作なクァール(メス)感とか、おそらくレギュラーメンバーであろうダーウィン機関の人びとのキャラクタなども良い感じ。総じて読みやすく、しかもちゃんとSFしている作品になってはいると思った。
最終的なオチの付き方に若干苦いものがあり、それを受け入れられるかどうか、ってところで評価は分かれるかもわからん、とは思ったけど、うん、楽しかったです。
★★★
マイケル・R・ヒックス 著/中村仁美 訳
カバーイラスト エナミカツミ
カバーデザイン 早川書房デザイン室
ハヤカワ文庫SF
ISBN978-4-15-012086-3 \900(税別)
ISBN978-4-15-012087-0 \900(税別)
未踏星域の探査を任務とする
Kindleをプラットホームにした自費出版が話題を呼び、あれよあれよという間に巨大なダウンロード数を叩きだしたというスペース・オペラ。これは「スター・ウォーズ」もかくやという3話完結の3部作で、本作は刊行順なら第4作、作品世界の時代順で言うなら第1作ということで、プリクエルから読んでね、ってことになるんですね。それが良いか悪いかはにわかには判断できないけど、なんであれ表現物というのは出来た順番に見て言うのが基本だと思うんだが、さてこのシリーズはどうなるんでしょうね、ってのは後でちょっぴり書きます。
このシリーズは人類が始めて遭遇した異星人クリーラ、彼らは人類よりもはるかに進んだ文明を持つ超種族なのだが、種全体を支配するのが独特な死生観に基づいた美学、のようなもので、異星人と遭遇したときにまず見るのは、相手が「戦うに足る相手か」というところ。で、ここで戦うに足るかどうか、というのは文明のレベルとか武力とかじゃなく、戦士としての気概があるか。圧倒的に進んだ力を持つクリーラは本気を出せば大概の種族など鎧袖一触で叩き潰せるのだけれど、そこで戦う相手に戦士としての覚悟があることを見て取ると、敢えて相手のレベルに自分たちの武器や戦闘スタイルを合わせる、という行き過ぎたフェアプレイ精神を持つ種族、という設定で、これは結構新鮮かも。
お話自体はミリタリSF風味を存分にブチ込んだエンタティンメント作品として、普通に読んでも大変面白い。その上で、一応相手はハンデをつけてくれてはいるけれど、それでも普通に考えたら勝ち目のない相手にいかに立ち向かうか、というところの流れは良い感じだし、逃げ惑う鼠に見えた人類がクリーラの想定を超えた反撃を試み、それに驚き、かつ大きな喜びを得るクリーラ、って流れも面白い、し、そんなクリーラの哲学の根底にあるものが何かあるらしい、ってあたりがほの見えてくるあたりも結構興味深いと思う。
ただ、これがプリクエルである以上、まず人気を集めた作品があって、それが一応の完結を見た後にそれを補強する意味で発表されるのがプリクエルなわけで、それは本編の面白さを一度味わった人が、面白かった今のお話を補強したいという欲求に応えるって需要に対する供給になるわけで、それはつまり、知らん人からしたらネタバレといいとこの強制お蔵出し、ってことになると思うんだけど良いんだろうか。
本作単体としては大変面白かったし、続きも読みたいと(ちょっぴり)思うんですが、先の話になるけど、エピソードⅣをどう思うのか、今から心配になってる自分がいる、かも(^^;。
★★★☆
「終末のイゼッタ」、「WWW.WORKING」、「ブレイブウィッチーズ」、「響け!ユーフォニアム2」。新番組「ブレイブウィッチーズ」、「ストライクウィッチーズ」が501でこちらは502、舞台は北欧に移る模様。一応フランスとイタリアは解放完了してるからね。んでウィッチを目指す女の子は、ちゃんと学校で専門の勉強を受けてるんだね。そういうのぜんぶ飛ばしていきなり飛ぶことが出来た芳佳ちゃんは、とてつもない才能の持ち主だったんですな。んでこちらの作品の主人公、雁淵ひかりちゃんは体力だけが頼みの原石で、これからどう成長していくか、ってお話。ひかりちゃんのお姉さんのモデルが鴛淵孝(343空、維新隊の隊長。『太平洋の翼』で夏木陽介が演じてた人だ)ってことでストライカーユニットは紫電改になるのだな。とりあえずまだ出だしも出だしなので、これからどうなるか、ってことで。
「イゼッタ」と「WORKING」はなんつーか、今ひとつ乗り切れない感。「ユーフォニアム」はとにかくクオリティの高さにクラクラする。電車なりバスなりに乗っていて、車内から窓越しに見る風景というのがあるときに、車の進行方向と90度の角度で窓の外を見る、というのはよくあったけど、進行方向から30度ぐらい窓側に向いた状態で、窓の外の風景が奥から手前に流れていく、という。ちょっと見たこと無い絵だったのでかなり感心しました。
いくつかコメントし損ねた奴、順不同。「フリップフラッパーズ」、うん、わからん(w。「バーナード嬢曰く」、なんというか、「キルミー早川さん」的な? んまあ5分アニメならではのノリの良さ、はあると思う。
声優あるある、を甘口のオブラートで包んだのが「それが声優!」だったとしたら、声優あるかも、の面白そうなところをデフォルメしたのが「ガーリッシュナンバー」、ってことになるんでしょうか。割とイラッとする展開が多めなのも狙っているんだろうな。主人公の千歳役が無名様(千本木彩花)なので続けて見ます。
「ハイキュー!!」3期は安定銘柄。なんだけど烏養コーチ役の田中一成さんが亡くなられたことがとても残念。本筋とは別の話になりますが、いいお仕事をたくさん、ありがとうございました。どうか安らかに。
「ハイキュー!」、「Vivid Strike」、「ジュウオウジャー」、「エグゼイド」、「オルフェンズ」、「真田丸」。
「ハイキュー!」は高い方、「ビビスト」(と略しますが)は低い方で安定銘柄。低いからといって全然つまらんと言うわけでもなく、どこかしらのニーズにはちゃんと応えているんだろうと思う。自分のニーズからは微妙にズレてはいますが、フーカのキャラが割と好みなのでまあいいや。とはいえこれ見てる人たちは、いつ管理局の怖いおねいさんたちが登場するか、が一番の楽しみだったりするような気もするけどそこはどうなんでしょう。
日曜朝、「ジュウオウジャー」は終盤に向けてのピンチ回。はいいけどお前ら被りもんしてんねんから、アタマに何も乗せてへんヤツおったらまずそこは疑えや、という気はしないこともない。
「エグゼイド」は、自分でも意外なんだけどこれ、かなり面白い。SDガンダム的なおかしな(失礼)ライダーのデザインにも馴れた。なんというか、これはライトノベルになった「龍騎」だと思って見ると、結構すんなり入ってくる。なかなか楽しいね。
「オルフェンズ」はミカが本気出したらパねえよ、的な。あと、これは第1期から思ってたんだけどSEがかなり斬新ね。「ガンダム」ではお馴染みのビーム兵器の撃ちあいとは一線を画する、より物理系、とでも言ったらいいのか、金物を金物でドンガンやるような効果音が面白いなー、なんて思いながら見てます。
「真田丸」、いよいよ大阪に行く話。割に息抜き回ではあったけど、再会した淀殿の衰えない美しさはちょっと怖かったね。
おまけ。「Nスペ」があんまり面白くなさそうなので軽くザッピングして引っかかった、キャリア~掟破りの警察署長~。これが意外に面白くて、結局最後まで見てしまった。ちょっと「こちら本池上署」のノリもあって自分的には好印象。「Nスペ」のバリューによってはこっちに流れちゃうかも。「警察もの」って結構好きなんですよ(^^;。
いわゆるエピソードⅣのオープニングのスクロールで語られる、デス・スターの構造図を盗み出した反乱軍側のスパイ、の話をベースに語られると思われる、「ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー」のトレイラー。んっとねえ……、なんつーか、メカが全体にローポリ風味になってませんかね。大丈夫かなあ。
なんだけど、あれだよね、ドニ―・イェン出てるよね? そういう事だと、ちょっと見て見たい気にはなるよなあ。
次。ディランさんへの連絡断念 ノーベル賞事務局(asahi.com)。レーベルを通じて連絡、とかは出来ないものなのかね。あと、芥川賞とか直木賞とかは、候補に挙げる前にあらかじめ「候補にして良いか?」みたいな連絡をするらしいけど、ノーベル賞ってのはそのあたり、いきなり「アンタがノーベル賞」って決めつけてくる系なのかしら。だったらいきなり何やねん、でシカトもありか。スケールはかなり小さくなるけど、日本のニューミュージックのアーティストが紅白出場を辞退するようなもんだよね(w。
このまま無視も面白いし、ノーベル賞のセレモニーにぼろぼろのカッコにギター抱えて現れて一曲歌って即退場、とかでも面白そうだけどね。
もう一本小さいネタを。元二輪王者ガードナーを暴行容疑で逮捕…MotoGPで来日中(Response.jp)。どーしたのブルーサンダー。
A・G・リドル 著/友廣純 訳
カバーイラスト 鷲尾直広
カバーデザイン 早川書房デザイン室
ハヤカワ文庫SF
ISBN978-4-15-012065-8 \780(税別)
ISBN978-4-15-012066-5 \780(税別)
南氷洋で氷山の研究に就いていた二人の大学院生が発見したのは、氷に閉じ込められた旧ドイツのUボートだった。しかもそのUボートの下部には、何か得体の知れない巨大な構造物がくっついている。調査に赴いた二人だったが、突然の氷山の崩落がすべてを包み隠してしまうのだった。
一方インドネシア、ジャカルタ。超国家規模の対テロリスト組織、<クロックタワー>の工作員デヴィッドは、匿名の提供者からの情報をもとに、テロリストのあぶり出し作戦を実行中だった。だが、その作戦は思わぬ方向に転がっていく…
最近流行りのセルフ・パブリッシングからのベストセラー作品。これも前のあれと同様、三部作ということのようで、まあいろいろ困ったね(^^;。本書、買取物件に混じっていたものだったものですからコストパフォーマンス的には抜群なんですが、んじゃこの続き(第二部はもう出ているんだねえ)を定価で購入して読みたいか、といわれるとそこは正直ちょっと微妙、ではあるんだよなあ、という話をこれからします。
このお話は、まあ言ってみれば世の中に氾濫している様々なトンデモネタを、一度「全部あり」ってことにしてそれを全部接いで、それをベースに冒険小説の骨組みを被せたような構造になっている。ここで出てくるのはミッシングリンク、第三帝国の超技術、遺伝子構造の謎のピース、さらにここに、国際的な謀略論としてのナインイレブンなどの事件の裏にあるものが実は、というところまで力技で全部繋いでしまえ、という勢いで語られる冒険小説。これがグラハム・ハンコックが書いた冒険小説ならまあ、半笑いでスルーしてもいいけど、SF、または冒険小説、どちらかのジャンルに立って存在を主張したいと言うんであれば、そこは全然上手く行っていない、と思う。
SFとして、の方はまあ、まだこの先どうなるか分からんところもあるので一応保留(というか、結構SFっぽさの方は良い感じに引いてくれている感はある、とも思うんだ)するとして、冒険小説サイドの方がかなりスカスカなのでそこで結構がっかりする。SF的興味の持続とは別のところで、冒険小説側の技量の低さ、ってところが気になってしまうのだな。なんと言いますか、ここらでトゥィストの要請があるのでトゥィストさせました、みたいな展開が結構目につくのだね。そこでSF部分の興味を惹く部分も台無しにされてしまう感、はあるんじゃないだろうか。
エンターティンメントの必要条件は満たしてる、でもSFとしての充分条件にはちょっと足りてない、ようなお話かなあ。ちょっと続きは気になるけど、それが読めなかったからといってその事が人生において取り返しのつかないものになる、ようなことは全然ない、ようなお話、ですかね。
★★☆
いきなりスマホがおかしな音を鳴らすもんだからびっくりして画面見てみると、災害速報で、鳥取で地震と。ほう、鳥取か、遠いな、なんて思った直後にゆっさゆっさと来たんでちょっと驚いた。震災の時の、それから一か月ぐらい経ったあたりでくらった余震、ぐらいの感じだったでしょうか。揺れそのものはそんなに大きいとは思わなかったけど、結構長めに揺れたのが嫌な気分でしたね。
震源地は震度6とのこと、かなり大きな地震だったと思うけど今のところ大きな被害は出ていないようで、そこはまあ良かったけど、余震には気をつけて下さいね。
割に順不同。「WWW.WORKING!」、夏の終わりの怪談話。もちょちゃん演じる不思議キャラが面白さの加速役になってくれるかどうか。今のところはちょっと微妙かな。「終末のイゼッタ」、イゼッタちゃん無双回。一応破壊光線とかエクスプロージョン! とかは出来ないって縛りはあるのね。あとは彼女がすんげー魔女だ、てのが知れた後、この世界ではどういう事になっていくのか、ってところでしょうかね。
放映時間が微妙に被るので、「ユーフォニアム」優先で。で、すごいねこれ、テレビアニメで美術見てるだけで何かすごくいいもの見た気になれてしまう、という。お話の方の少々不穏なところへの説明もそれなりに(足りているとは今のところ思えない)されているとは思うけど、それ以上に絵がすごいわ。アニメーションを見る愉しみ、ってのをすごく根源的なところで実現してくれている作品だと思う。「ブレイブウィッチーズ」の方は、まあ、ね(^^;。
5分アニメの2本、「信長の忍び」、「バーナード嬢、曰く」はどっちも面白いっすね。
ディラン、「ノーベル賞受賞」削除を指示? 公式サイト(asahi.com)。何かの賞が出てくるときに「拒否」ってのは結構ある(アカデミー賞のジョージ・C・スコットとかね)けど、「無視」ってのは新しいな。なんか嬉しくなっちゃうな(^^;。
突然ガルパンの劇場版が見たくなったので、あまぞんでレンタル視聴をぽちっとな。540円で48時間視聴できるヤツね。
久しぶりに見たけど、やっぱ面白えなあこれ。いろいろ細かいところでも面白いネタ仕込んでるんだね。自動車部のソアラのドライバーズシートだけベルトがサベルト(だよな?)になってたり、ダー様のヴェルレーヌの詩、受信した黒森峰チームの紙片にはちゃんと正しい文章が書かれている(ように見える)し。
ただやっぱパソコン再生、というかご家庭で再生する限り、劇場で心底度肝を抜かれた、カール臼胞の初弾弾着のサウンドのびっくり具合を味わうのはかなり困難だよな。ここはやっぱり劇場で、しかもなるべく音響のいい小屋で愉しみたいところ。自分は爆音上映とかは未経験なんだけど、さぞかし凄いんだろうなぁ。
なにはともあれ、時間切れになるまでにあと2回ぐらいは観ておきたいね(w。
週後半分。安定の「ハイキュー!」に何やらえらいことになってきた「Vivid Strike」、イジメ関係でかなりきっつい話を持ち込んできましたな。
「ジュウオウジャー」、バングレイはこれで退場なのかな? もうひとネタ、ありそうな仕込みもあったような気もしますが。「エグゼイド」、変身したらバイクになる仮面ライダー、って初めてなのでは。一瞬この作品では希少種な「いい人」なのかと思ったらそうでもなかったぜ、って展開はこのシリーズならではなのかそろそろ止めたら? になるのか、さて。
「オルフェンズ」はなんか東映ヤクザ路線に突っ走っているなあ感満点。ヤクザ映画の結末はヤクザには開かれた未来は用意されていないよ、ってのを提示することになると思うんだけど、そういう意味では鉄華団の行く末が心配で仕方がありませんわ。
むちゃくちゃ忙しい、とか言うほどでもないんだけど、日記書くかぁ、って思うと絶妙のタイミングで邪魔が入っちゃって、その後酒飲むもんだからそこから日記を書く余力などあるはずもなく、な日々。気がついたら週も後半だ。ってことで箇条書きモードで、さっくり目に。
水曜深夜まで、思い出した順。「週末のイゼッタ」、ああ、魔女であるって事は隠さない方針なのか。あれだけ派手に暴れたらそりゃ隠しようもないか。ゲルマン帝国、王様がヒースクリフで特務が伊丹って、勝てる気がしねえ(^^;。レイラインとはまた、トンデモっぽいネタを持ってきましたな。
「WWW.WORKING!」、うーむ、なかなか跳ねないなあ。どこがいかんのかと言えばたぶんそれは前にも言ったけど声なんじゃないだろうか、って気はしてる。前作のキャスティングが神がかってたのかもね。「バーナード嬢曰く」、ノーベル賞に絡めたかったわけでもないだろうけど、村上春樹ネタ。流石のキタエリ独演会。
「信長の忍び」、これ以上はないくらい、くぎゅぅぅぅぅぅ全開のねねちゃん。原作マンガを読んだ時点で「これはくぎゅで充て書きしてるんじゃ」って思った位だったからまあ、これしかなかったんだろうな。
万策尽きて前シリーズのOVAで時間を稼いだ「ウィッチ―ズ」、は見てなくて「ユーフォニアム2」。一連のごたごたは一応解決。「音」に関する諸問題というよりはちょっとした人間関係のすれ違いが音にも影響していました、というオチの付け方にはやや不満なしとしないが、でもそれって観てるこちらがいい歳こいたオッサンだからで、本来この作品がターゲットにしているであろう、本作の登場人物たちに近い世代の人たちにとっては、これくらいのことが実はとてつもなく大きな問題なのかも知れないな、って気はした。自分は戻れないけど、ここに自分のポジションを戻して傍らに立って見ることができる人には堪らんお話になっているのかも。
名優二人、平幹二朗さん、肝付兼太さん。「樅の木は残った」に「999」。いろいろ、周辺の思い出コミで印象深い。尽きせぬ感謝を。
田舎にいるとどうしてもこうなっちゃう。とにかくモンスターボールが足りないよ。というわけで本も買いたいし、久しぶりに三宮に出撃。流石に街は素敵だね。ポケストップが大量にあるよ。なんだけどポケGOのハロウィーン連動イベントの影響でやたらとモンスターが出現し、手に入るタマゴの数も倍になるものだから、ついついケモノ狩りにも熱中しちゃうもので、手に入れたボールを続々消費してしまうと言う悪循環。以前三宮から新開地まで歩いたときはモンスターボールは90個ぐらいまで増やせたんだけど、今回は新開地の立ち飲みでチェックしてみたらモンスターボールの数、30個を切っていると言うね(^^;。
まあここまでめったに出会えなかったゴースト系のモンスターを大量にゲットできてるんで、良いといえば良いんですが。とりあえずジュンク堂さんプラザ店の周辺にはスリープがうろうろしているらしいぜ(w。
ジャック・キャンベル 著/月岡小穂 訳
カバーイラスト 寺田克也
カバーデザイン 岩郷重力+WONDER WORKZ。
ハヤカワ文庫SF
ISBN978-4-15-012095-5 \1000 (税別)
突如出現した謎の「黒い艦隊」。それはなんとアライアンスが極秘裏に建造していた、完全AIコントールの無人艦による艦隊だった。アライアンスにとって究極の守護神となるはずだった黒い艦隊がなぜ、アライアンスの惑星を攻撃したのか? しかも黒い艦隊のAIには、これまでの"ブラックジャック・ギアリー"の戦闘データが記録されているという。いわばみずからの分身と戦うことになったギアリーたちは……。
アムロの戦闘データをGMとかじゃなくマラサイあたりに搭載しておけばティターンズ最強だったんじゃね? 的な。ある意味最強の敵と戦うことになったギアリー一党の戦いを描く本巻は、一冊の大部分が宇宙戦ということになっていて、そういう意味では読んでて楽しいところばかりが盛り込まれている。これまで変幻自在の作戦で劣勢をはね返してきたギアリーだったが、今回は少なくともこれまでに使った手はすべて封じられている上に、相手の艦は最新鋭、こちらは連戦の疲れもたっぷりという状況下で逆転の秘策はあるか? というね。
キモになるのはAI故の融通の効かなさと、人間が設定した「知能」ゆえのアルゴリズムの齟齬、というか非ノイマン型コンピュータが根本的に抱える、矛盾にどう対応するか、という部分をどう解決しようとしたのか、というところになるのかな。本書でも軽く触れられているけど、
大昔のプログラミング言語をご存じですか? 単純でした。"XならばYである"というもので、この条件のときは、こうしろというものです。しかし、人間の思考を複製するとなると、"Xとは何で、XがYならばどうなり、Zとは何か?"といった考え方が必要になるでしょう
まああれですね、HALのパラドックス的な何かが、黒い艦隊に不可解な行動をとらせることになっちゃった、と。そこらの案配は悪くないと思うし、戦闘シーンの迫力も安定の面白さ。中盤のヤマ場におけるギアリー最大のピンチも抜け作としか思えないオチでぎりぎり回避、なんてあたりもおもしろい。ちょっとアニメっぽいなあ、なんて思うところも多々あるけど、単品としての面白さは充分にあるとは思う。
ただし、これをシリーズものの一冊として読むならば、この展開はあまりに唐突すぎると思う。アライアンス・シンディック間の長い戦いと、その陰に潜んでいるらしい謎の種族、その他の異星人たち、彼らが残したオーバーテクノロジーの秘密、といった、これまでに撒かれてきたいくつかのポイントが、割と雑にほったらかされてしまい、突然なんか別種のものが割り込んできた感じがするのだね。艦これの終盤にはいふりが乱入してきた、みたいな。ずっとこのシリーズを楽しんできた人ほど、「あるぇ?」って事になってしまうんじゃないかな。
本シリーズ、本書で一旦終了し、続いては前史に当たるお話を予定しているそうだけど、そっちである程度、投げっぱなパートに言及されたりするんだろうか。それはそれでスター・ウォーズのEp1~3みたいなことになっちゃったりしない? 的余計な心配もしてしまうわけですが(^^;。
★★★
カミさんが風邪で調子悪かったので、倅と二人でお寺さんに行って酒など供えて手を合わせて、「んじゃまた来るよ」と。後は倅とダベりながら三宮まで戻って、バイトが入っている倅と別れてこっちは歩き。ほら、深刻なモンスターボール不足が解消されないままだから(w。
日曜だから混んでるだろうなとは思ったけれど、想像以上だったよ。特に元町のアーケード。ここは結構ポケストップが並んでるんで、東から西に歩くだけで結構アイテム集められるんだけど、今日は結構な人出で、これはどうしたことかと思ったら、ハロウィンがらみでイベント満載だったんだね。元町3(神戸の人以外には全然わからん話だな。元町商店街は1~6までのアーケード街で構成されてるんです。ちなみに高架下は1~7までな)あたりの筋を一つ山っかわにズレたところに、着替え用のテントが設営されてたり、ハロウィンのための準備は万端。元町商店街をちっちゃい魔女たちが駆け回っていてそこはまあ楽しかった(おい)んですけど、何かあったときに急停止しにくい雰囲気も出来ちゃってて、そこはちょっとしんどかったか。
あと、元町商店街なんてのは、何かイベントごとがあっても、人出で賑わうのはせいぜい3ぐらいまでで、西に行くにつれていつものように閑散としてくれるんだろうと思ってたんだけど、今回元町商店街のスタッフは策士だったね。元町6から4にかけて、「呑める」スペースを設営してるの。神戸ワインとかビールとか、あと焼き鳥なんかのブースを設置し、ちょっとだけおしゃれなテーブルをずらりと並べて、普段は人通りの少ない元町商店街の西側にもそれなりの人出を生みだしていて、やるなあと。逆に個人的には、いい加減閑散としてくれよ、なんて思っちゃいましたけどね(^^;。
ちょっとした学園祭的雰囲気の商店街はスルーして、いつもの立ち飲みで軽くぷはーして、湊川公園で少しポケモンバトルもして(勝てなかったけど)帰宅。いや良く歩いた。
「ハイキュー!」、「Vivid Strike」は安定銘柄。高低はまあ、察しろ。
「ジュウオウジャー」、一番最初に真美ちゃんにふられた男の子が最終的には真の王子様だった、って話に持って来るのかと思ったら、そこは完全に投げっぱってのは子ども番組としてどうなんだ。しかも肝心の真美ちゃん役の子がこまっしゃくれたウゼエ小娘で、1ミリも感情移入できない芝居するんでかなり不快な回になっちゃってたと思う。ああでも、レオ君が結構な脚線美の持ち主だった、ってのが判ったって収穫はありましたが(^^;。
「エグゼイド」は結構楽しい。お話が楽しいとライダーのデザインもだんだん気にならなくなってくるのが不思議ですね。
「オルフェンズ」、またなんか悲劇的な展開が先に控えていそうですなあ…。
「真田丸」、今年はもしかしたら大坂方が勝つんじゃ? って思えたところで冷水ぶっかけるのが淀殿というね。愛憎ってのは怖いものですな(^^;。
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□ すみけん [外伝楽しめたようでなにより 本編のほうが[豹頭王の花嫁]まで出たらすごいことですなあ]
□ ROVER [おそらくゴールはそこだと思うのですが、どのくらいエピソードを挟んでくるのでしょうね。意外と早めにそこには到達するんじ..]