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長いので今後「えむてんマーク2」、または「えむてん君」と呼ぶことにする。んでとりあえず、マニュアル見ながら設定作業。撮影画質自体は少し撮ってみてからってことになると思うので、まずはユーザーインターフェースまわりをちょこちょこと。EVFメインでいくかモニターパネルを見て撮影するのか、とか画像の記録フォーマットはどうするか、とかそっちの方ね。
で、いろいろ弄ってるとマニュアルが結構不親切だなあと思えてきた。たとえば記録する画像フォーマットとサイズの設定だと、画像サイズがLarge、Medium、Smallの3パターンから選択できるんだけど、その三つのサイズの中でもMediumとSmallはそのカテゴリ内にもいくつか解像度JPEGの圧縮率のパターンがあって、それらの組み合わせからある程度のパターンをプリセットしておいて、それをさらに設定で基準になるモードを決めておいて、後は適宜選択使用する、という形になっている、ということをマニュアルから理解するのに結構な時間がかかるのな。前のオーナーさんがマニュアルをボロボロにした理由がなんか解ったような気がするぜ(^^;。
一応最低限の使い勝手は確保したと思うので、次はえむてん君連れてお出かけだね。
いー(くない)ご予約、と読む。JRおでかけネット内のweb予約サービス、e5489が意外に油断ならんと言うお話です。
お袋の四十九日の法会の日時が決まったので、乗車券を確保しようとe5489で切符を検索してたんだけど、一番都合の良い列車が満席で、仕方がないなあ、自由席でいくかとも考えたんだが、他の手段はないかと思ってちょっと見てみると、狙っていたサンダーバード17号を使って神戸から高岡に向かう組み合わせの一つ前、というのを調べると、向こうがお勧めしてくるのはサンダーバード13号を利用するパターン。
13? 15はないのかい?
いろいろ調べてみると、単に出発地と目的地、あと出発か到着の時間帯を指定して後はお任せで検索すると、どうも引っかからない列車や、要らん列車が指定されてしまうことがあるみたい。たぶん、一番乗り継ぎの空き時間が少なくなる列車がチョイスされるんだと思うけど、オレは神戸から大阪まで特急で行く気はねえよ(w。なんだけど一度特急がチョイスされると、変更できる列車も特急から、ってことになるみたいだね(^^;。
で、ここで発生するタイムラグから、サンダーバード15号は検索の対象外、ってことになってしまうみたい。んじゃどうする?
e5489は基本、単純に始発と終点を指定して、その間の列車の指定は向こうに任せるかたちになっているんだけど、ここを「詳細な検索方法」を開いて、「乗り換えせず利用する区間を指定して検索」を選択して、ここで区間ごとに利用したい列車を指定してやればいいわけね。
これで神戸から大阪まで特急に乗ったりはしなくて良くなるので、続いては満席状態のサンダーバード17号のパートを「この列車を変更」で前の列車を選ぶと、ここではちゃんとサンダーバード15号が選べるようになる、というね。
いやはや苦労しました。もうちょっと選択の可能性を拡張してもらえたらありがたいですね。
当日だとみどりの窓口が混んでたりしたら厄介なので、前日のウチに切符取っておこうと思って神戸まで。受け取りついでに駅員さんに聞いてみたんだけど、最近はネットで満席になっていたからといって、窓口でだったら受け取れる可能性はある、なんて事はないようで。そりゃそうか、今時ネットも窓口業務もまとめてオンラインだよね。
切符を受けとった後ハーバーのソフマップへ。先日カメラ買った時にド忘れてたレンズフィルターを購入。レンズが二本だからフィルタも二つ要るの。あと、マイクロフォーサーズにおける標準レンズ、25mm単焦点は根性で我慢しました(w。
その後ぶらぶらと元町方面へ。先日JTからもらったZippoって買ってもらえたりすんのかなーと。高架下か元町通りにお店あったよなあ、で見つけたお店に入って、おずおずと「Zippo買い取ってもらえますやろか?」って聞いたら「査定の担当が外出してて…ちょっと見せてもらえます?」とおっしゃるので持参したライターを見せたら、その場でどこかにいるらしい査定担当者さんに電話して、すぐに「6000円でいかがです?」って。
ファッ!?
そんな値段で買ってくれるの? そりゃまあ主催者側発表、500個限定ではあるけど、別に造りがスターリングシルバーとか、そんな付加価値もないノーマルZippoなんだけど。もちろんこちらに異存などあろうはずもなく、思わず「なんかすいません」とかもごもご言いながらお金を受け取ったんだけど、お店の方は「もっと安いと思ってました?」って聞いてきたんで「2000円ぐらいで買ってもらえたら大喜びでしたよ」つったら、ちょっと笑ってはった(w。セブンスター系Zippoは結構人気なんだそうです。店頭には自分が今使ってるヤツも並んでて、こっちも10000ちょいの値段が付いていた。ふむ、してみるとこっちも新品で持ち込んだら2000円ぐらいにはなったのかもわからんね。ちなみに家に帰ってお店のサイトをチェックしてみたら、今日買ってもらったヤツ、29800円になってました。うん、古本屋的にも適正な価格設定と思う(w。
以上、ナマの数字を出しちゃったので、お店の詳細は伏せる方向で。まあ神戸の人なら予想はたやすいと思いますが(^^;。
レンズフィルタ(プロテクタだけどね)も装着したし、ちょっと撮影してみようってことで、お馴染み湊川公園周辺で。初撮りなので今回は撮って出しを。1920×1440ピクセル画像なので、とりあえずこちらにはサムネイルを置いときます(クリックで拡大)。立ち飲みでいい感じに酔っ払った後の撮影なので、写真の出来への批評は聞かん(w
一発目。湊川公園のオープン碁会所。連日寒いのに人は結構いらっしゃるんだよね。
てな感じ。全体に言えるのは、オレデジ1舐めてました、ってことだな。やっぱコンデジとは全然違うんだね。撮りたい物のディティールの再現度が段違いだと思う。木々のディティールとか、色味の再現とか、全然違う物なんだなあと思ったことです。自分の写真はスカなんで、これ見てなにか感じることはないのかも知れないけれど、実際にカメラを使った人間からしたら違いは歴然ですわ。
あれだね、前のアーティクルでちょっと自慢げに25mmを我慢したなんて言ってるけど、実際に写真撮ってみたら、我慢するんじゃなかったな、って思ってしまったことでした。ズームも良いけど、単焦点で撮ってみたいと思うカメラですね。
一応実家にも顔出して、仏壇にも手を合わせ、一応後片付け関連の打ち合わせなどもちょっとやって、ついでだから家に残ってた灰皿を持って帰ることに。内々で「めるへん灰皿」と呼ばれてるこれ、オレが浪人時代にバイトしてた高岡市の喫茶店、「メルヘン」の標準灰皿だったもの。バイト辞める時にもらったものだと思うから30年物ってことになりますかね。このまま(何せ周りは非喫煙者ばかりですから)捨てられちゃうのは残念なので、持って帰ることにしましたよ。
帰りの列車は行きとは対照的に空いていて、とてものんびりさせていただきました。乗ってるところで「そうだ、久々に『たちきや』寄ろう」って思ったのもむべなるかな、だよね(wってことで久々のたちきや。ほとんど「生きとったんかい」的な扱いでしたが変わりなくてとても嬉しかったです。今回は「
日曜晩までの分。んまあ今週は「ジュウオウジャー」っすかね。良い最終回だったと思う。多元宇宙を強引にくっつけてそれがハッピーエンドになる、と言う展開はなにげにSF風味もあり、ハッピーなエンディングだったのではないでしょうか。次の戦隊は9人組のスペースオペラ風味ってことになるのかな? さてどんなもんでしょう。
「鉄血のオルフェンズ」、タービンズの仇討ち編。まさかもうすぐ「ちびまる子ちゃん」始まろうかという時間帯のアニメで「カチコミ」なんて単語を聞くとはな(w。それにしてもこれ、絶対ハッピーエンドにはならんだろうなあ。
「おんな城主直虎」は大人編スタート。鶴君はつねに太陽を背に、次郎の方はつねにまともに陽の光を受けて顔まっ白に飛んでまっせな状態にいろいろ意図的な物を感じたり。意外にトレンディドラマ(死語)的な捌き方もされてますな。まあこれはこれで適当に軽くて悪くないっす。
ラヴィ・ティドハー 著/小川隆 訳
カバーイラスト HR-FM
カバーデザイン ハヤカワ・デザイン
ハヤカワ文庫SF
1.革命の
2.影のミレディISBN978-4-15-011932-4 \1040 (税別)
3.終末のグレイト・ゲーム ISBN978-4-15-011956-0 \1140 (税別)
蜥蜴型の種族が国を統べる大英帝国、それに対抗するように機械文明を発達させたフランス。発見者に由来はしているが名前ではなく姓を取ったヴェスプッチア(アメリカ)…。現在の我らが知る世界とは異なる世界線上にある世界、そこに暗躍する「ブックマン」とは…。異なる世紀末の冒険譚。
商売ものに手を付けるシリーズ。巻を追うごとにちょっとずつ厚くなっていく本。そこで語られるのは蒸気と異形と不思議な機械が横行する世界で何かを追い求める人びとの物語。それぞれのお話を簡単に紹介するなら…
売れない詩人のオーファンは、革命を目論む連中が集まるロンドンの書店で働きながら、最愛の女性、ルーシーとの結婚を目前に控えていた。だが、とある事件でルーシーを喪い、それが元で奇怪な冒険に巻き込まれていく。その中でオーファンはみずからの秘められた出自を知ることに…。
オーファンの事件の少しあと、海を隔てたフランスでも奇怪な事件が発生する。議会のエージェント、ミレディは独自に捜査を開始するのだが、そこに潜むのはかつてアジアで起こった事件に端を発する不思議なアイテムの争奪戦だった。そこに巻き込まれたミレディは…
オーファンが巻き込まれた事件、ミレディが追っていた事件、その延長線上あったものとは…。エージェントたちが追い求める真実の影には、つねに「ブックマン」の影が…
みたいな。ここに19世紀末を彩る、虚実取り混ぜた様々なビッグ・ネームが顔を出す。たとえばお話の序盤、英国の首相はモーリアティ氏でその配下にマイクロフト・ホームズがいる、ってだけでなんかこう「お?」って思っちゃうじゃないですか。そのほかにも機械人形になってしまったバイロン卿だの、本来18世紀の登場人物だったはずのミレディがこの時代にやってきてたりとか、設定的にヒキの強いネタは満載なの。
さらにここに、平行世界のスチーム・パンク的ガジェットの数々がちりばめられ、人と共存している異形の種族が登場し、ホームズもいればヴェルヌだっていて、そうとなったら当然ノーチラス号だって出てくるし、最後のクライマックスにはウェルズのアレまで出てくるし、その他様々な古今東西(アジア方面への気配りも抜かりは無い)の有名作をビジュアル的にイメージさせる仕掛けがたっぷりあって、つまりはサービス満点の構成にはなっているんだな。
なんだけどこのシリーズ、面白いことをやろうとしている感は満点なのに、それを面白い話にしよう、というところでかなり足りてない話が出来ちゃった、というのがオチなんじゃないかな、ってところに行っちゃうのが残念というかなんというか。いろんなネタは満載で、それが次から次へと繰り出されて来ているな、感は確かにあるんだけれども、それが読んでいく上での「楽しさ」に全然繋がってくれないのはどうしたことか。なんかやってんな、以上の感慨が湧いてこないんですね、これ。
理由の一つはこの3作、ひと続きの時間線に乗っかって進んでいくお話なんだけど、各巻の主人公がその巻限定の登場で、続くお話にあまり影響を与えないものだから、大きなお話を読んでいる、という気分に全くなれないのね。一応前作の主人公が「居た」ことは言及されるけど、それが続きのお話にあまり影響を与えないので、お話が大きくなっていかない、ってのはあるかも知れない。ここらは前に読んだ大英帝国蒸気奇譚シリーズや、自分の大好きなキム・ニューマンのドラキュラシリーズからは存分に味わえた、ifと悪趣味の気持ちよさ、みたいなものは皆無だったかな。あと、いろいろサービスはしてくれてるんだけど、そこから得られるビジュアルイメージが、どうにも「アニメっぺー」感満点だったのもちょっと気になったかも。あと、肝心のブックマンって結局何だったの(^^; ?
というわけで正直、読むのに結構苦労するタイプの本ではあったのですが、本作の作者、ラヴィ・ティドハーさんはあのっ、完璧な夏の日の著者でもあるんだよね。ということはティドハーさん、腕は上げてるんだよな。してみるとこちらを先に読まなかったオレが悪かった、ということになるんだろうか(^^;。
でもこっちを先に読んでたら「完璧な夏の日」スルーしてたかも知れんしなぁ。いろいろ、微妙だ(苦笑)
★★☆
あまぞんぼんやり眺めてたら見つけた本。 Ark performance著・「機動戦士ガンダム 光芒のア・バオア・クー」。Kindle版で購入。一年戦争最大の激戦、ア・バオア・クーの戦いを、後日調査機関が様々な人にインタビュウを行って、あの戦いの、どこで、何が起きていたのかを立体的に再現する、みたいな。
新米のGM乗り、ジオン側の学徒兵、衛生兵といった人びとに、その時どこにいて、そこでは何が起こっていたかを明らかにしていく、という構成は、言ってみれば「NHKスペシャル」とか「その時歴史が動いた」みたいなものになっているのだね。
その上で本編で語られていたエピソードにも目配りも忘れない造りになっているってあたりは、「ヤマト2199」みたいな味付けもある、って感じかな。
何故に高性能なゲルググは未熟な学徒兵に回され、ベテランはザクⅡで戦ったのか、とか、有名な兵士の「かあさぁあん!」の台詞の前後に何があったか、とかに説明が付けられてるのね。
その上で同じ著者のジョニー・ライデンが主人公のコミック作品へのブリッジみたいなものもあるようで(そっち読んでへんから、良くはわからんけど)、ま、サービス満点な一冊と言えるのでは。
それにしてもガンダムの引き出しは底なしやね(^^;。
週末直前まで。「幼女戦記」、まあ幼女の戦記なんだけど、この幼女は実は結構なスキルのあるビジネスパースンでもあり、そんでもって置かれた環境からなんとかズルして楽しようといろいろやることが裏目に出て…、ってところが面白いんだけど、えーと、部下の兵士たちはどのような理由でターニャに忠誠を誓うことになったので? 逃げたら殺される、とか言う理由ではないよね? それはともかくOP、EDまですっ飛ばして描かれる魔導大隊の初戦は、なかなか見応えありましたな。
「ガヴリール…」は後輩ちゃんがやって来る話。ガブちゃんの天使モードってのはあれだな、同じ動画工房製ってことで言うなら、「未確認で進行形」の紅緒様の学校モードなんだね。
「ACCA」は良い意味でスタイリッシュ。「小林さん」と「このすば」も安定銘柄で面白いですね。
などとブー垂れてるけど、日本海側はシャレにならん大雪の模様。鳥取で90センチでしたか、降るだけ降った後、気温が上がるという予報もあるらしいので当該地域の皆様はお気を付けて。
日本海側が大雪、と聞いて「あ、お袋に電話……はもうしなくても良かったか」などとちょっぴり苦笑い。
週後半。「亜人ちゃん…」は家庭訪問のお話。こういうのを「やさしい世界」とか言うんですかね。「鬼平」は艶っぽいちょっぴり愉快編。岡本君頑張った。毎回30分でちゃんと上手にお話まとめているなあと思う。
日曜朝の新番組「宇宙戦隊キュウレンジャー」。お披露目回とはいえこれ、めっちゃお金かかってるよね? 宇宙人的メイクのモブ多数、地球じゃない風な風景の処理とか小物とか。あと巨大ロボ戦のクライマックスでの地割れに呑み込まれる敵(巨大化済み)なんてシーンも迫力だったし。というかあたりまえのようにメカ合体を一回目からやるのも珍しいかも。声の出演も大塚明夫に中井和哉に黒田崇矢とまあ豪華。ノックアウトボイスですね(w。ってことでこれからどうなっていくのか、役者さんの芝居も込みで楽しみにすることにします。
「エグゼイド」はとうとうエム君、自分がゲーム病だと告げられる、ってあのー、これまでの展開を思いだしたら、自分でも「オレ、ゲーム病じゃね?」ってちらっとでも思わなかったことの方が不自然な気がすんですけれども。
「オルフェンズ」は広島抗争編が終わって、いよいよ関東・関西総力戦発生、みたいな? それは良いけどギャラルホルンの腐敗、というのがどういう物で、そいつのせいで世界はどんな迷惑を被っているのか、みたいなものの描写があったっけ? それがないんでマクギリスの動機が、なんか極めて個人的な復讐以上のものがないような気がすんだけど。ってまあヤクザの抗争なんて一般人から見たらそんなもん、といわれればその通りなんですが。
「おんな城主直虎」は完全に月9モードでございますね(^^;。
一日遅れですが、漫画家、谷口ジロー氏(asahi.com)。最初に読んだのは「青の戦士」だったかな。それと前後して「Live! オデッセイ」の連載もスタートして、こっちもすばらしく面白く、後追いで「事件屋稼業」を買い求めたような記憶が。日本とフィリピンのクオーター(でしたっけか)という出自からなのか、ちょっと日本人離れした描線に驚かされたし、関川夏央、狩撫麻礼といった新世代の漫画原作者との相性も素晴らしかった。たしか矢作俊彦も組みたい漫画家ナンバーワンに挙げてたんじゃなかったっけ。
自分はどちらかというと彼の評価を上げた「坊ちゃんの時代」あたり以降の、整理された線よりは初期の荒々しさも秘めたタッチの線を好むものだけど、いずれにせよ唯一無二の絵を描く人であったことは間違いないと思うわけで。
幾つもの眼福をありがとうございました。安らかに。でも69歳は若すぎるよ。
ちょっと気になるタイトルがあったので、昨日ちょっとがっつり目に仕事済まして、朝からパルシネマしんこうえんで映画鑑賞。
一本目は「トランボ ハリウッドに最も嫌われた男」。2015年アメリカ、監督・脚本ジェイ・ローチ、出演ブライアン・クランストン、ダイアン・レイン、ヘレン・ミレン、マイケル・スタールバーグ、ルイス・C・K、エル・ファニング 他。ハリウッド最高額のギャラが設定されている脚本家、ダルトン・トランボ。彼は映画産業に従事する底辺の労働者たちの待遇を改善しようと共産党に入党し、活動を開始する。だが時はまさに冷戦のさなか。狂騒的とも言える共産者狩りの動きはハリウッドにも及ぶ。仲間たち共々「ハリウッド・テン」と名指しで攻撃の矢面に立ったトランボは、それでもみずからの信念を曲げず、家族ぐるみで赤狩りの嵐に立ち向かうのだが…。
ダルトン・トランボ。自分にとっては生まれて初めて映画を見て、言いようもないトラウマを叩きつけられる結果になった作品、「ジョニーは戦場へ行った」の原作者にして監督。自分としてはそういう人、というイメージが先にあったのだけどこの方、「ローマの休日」(ただし名義を別人に譲渡)、「スパルタカス」、「栄光への脱出」、「パピヨン」、「ダラスの熱い日」などなど、多数の名作の脚本を書いた人で、先に述べたように冷戦の始まりとともにハリウッドに吹き荒れた共産者狩りの狂騒に巻き込まれて投獄され、出獄後もハリウッドでは仕事をもらえず、幾つもの偽名を使い、B級映画の脚本を書いて糊口を凌いでいたという。
映画の中盤の見どころは、決して大勢に迎合することなく、偽名で次々とB級作品の脚本を書いて生き延びていくトランボと彼の家族たちの奮闘ぶり。大変だろうな、と思いつつもそれなりにコミカルでポジティブな一家の頑張りっぷりは楽しいんだけれど、そんな「無理」がいつまでも続くわけはなく、トランボ一家にも小さなヒビが…って流れからお話はクライマックスへ。
突然降りかかる理不尽な差別と、それに屈することなくみずからの信念を貫き、そして信念を貫き通した先にあるものが勝利ではなく赦しである、という着地はしみじみと美しい。差別をするもの、それと戦うもの、どちらにもそれなりの理屈と正義と歪みがあるのだ、決してどちらかだけが「正しい」訳ではないのだ、というお話になっていて、見終わった時に問答無用の大きなカタルシス、のようなものはもらえないけど、何かいろいろ考えたい、と思わせる余韻には満ちている。
何せ実話ベースの映画ですから、登場人物もほとんどが実在の人物。さすがに時代的に自分も若輩者扱いなので、登場する人達がどのくらい「らしい」のかは判断出来ないけど、カーク・ダグラス(演・ディーン・オゴーマン)の妙な正しい姿勢マニア、な感じとか、オットー・プレミンジャーのモーフィアス感とかは結構面白かった。役として一番美味しかったのは、ある意味悪役になるヘレン・ミレンですかね。あと、エル・ファニングが相変わらず可愛かったです(w。
もう一本は「ベストセラー 編集者パーキンズに捧ぐ」。2016年イギリス・アメリカ、監督・脚本マイケル・グランデージ、出演コリン・ファース、ジュード・ロウ、ニコール・キッドマン、ガイ・ピアース 他。フィツジェラルド、ヘミングウェイなど、名だたる大作家の傑作を世に送り出した敏腕編集者、マックス・パーキンス。ある日彼の許に届けられた分厚い原稿、それはニューヨークの多くの出版社が突き返した大部の小説だった。何気なくその原稿に目を通したマックスは、そこに荒削りではあるが紛れもない天才の片鱗を見出して…。
こちらも実話ベース。ここでマックスが見出したのは、夭折したアメリカの作家、トマス・ウルフ。ここからマックスとトマス(トム)の作品のブラッシュアップの過程が描かれ、その結果世に出た彼の処女作「天使よ故郷を見よ」が大ベストセラーになり…、という流れ。ここにマックスがかつて手がけたフィッツジェラルドやヘミングウェイも関わって、文学を世に出すとは、というのがどういう事なんだろうか、ってのともう一つ、家族とは、もしくは家族のようなものの存在意義とは、みたいなところに斬り込んでくるような映画、ってことだろうか。
そこのところの描写は過不足ない…と言いたいところだけど実際には「過」がやや余剰でそれが映画全体の印象を少々薄いものにしちゃってる感は否めないのではなかろうか。割と退屈なんだよね、これ。
コリン・ファースとジュード・ロウを見ていられれば幸せ、って人ならこれでも良いのかも知れんけど、そうじゃない人にはいろいろ、勿体付けてるそれは結局なんなんだ? 感ばかりが募る映画なのではないかしら。主人公マックスは実際につねに帽子を取らない人だった(映画の中でもそのように描写されている)そうだけど、何故彼はそうするのか、とか、そこに映画的な解釈がひとつ入っていても良かったのではないのかね? なんか史実をちゃんと引いて、こんな話なんですよ、で満足しちゃった感じだな。
ってことで。「トランボ」はかなり好き。「ベストセラー」(この邦題もどうかと思う。原題は「GENIUS」、「天才」。こっちで拡げた方が良かったのでは)は、うーんちょっと残念賞、かな。
ほんとは昨日のネタなんですが、映画の感想でヘトヘトになってしまったので一日ずらしで。前回がキットレンズの14-42mm f:3.5-5.6で撮ってみたので、今回はもう一本のキットレンズ、40-150mm f:4-5.6で、だいたい前回と同じ場所から撮ってみましたよ。
まずは前回も撮ったオープン碁会所、40mm相当だとこんな感じ。
150mm側まで寄るとこうなる。フルサイズ版だと300mm相当、かなり寄れますね。
ここからおじ様シリーズ。まずは読書するおじ様。前後のボケがなんか嬉しいっす。
おじ様二人。湊川公園がちょっと高いところにあるんで、おじさんの後ろに結構面白いモノが映り込む。
も一つおじさん。ブルージーンに青いスニーカーが洒落てんなオッサン(w。脇の木の質感の再現度がなんか嬉しい。
失敗例。おにゃのこにピント合わせたつもりだったんだけどなあ…。
てことで。レンズ自体はプラ製で持ってみるとちょっと安い造りかな? なんて思ってしまいましたけどこっちはこっちで、良いね(w。なんたって300mm相当のレンズが手軽に持ち歩けるサイズってのはとても嬉しいやね。
とはいえズームレンズって、結局使うのは一番ワイドか一番テレの二択ってことになってしまうところはあって、そう考えると得なのかそうでもないのか、ってところは割に微妙になってしまうかも。長球のありがたみはあるのでこいつは持っておいて、短い方を単焦点にする、って感じかなあ。14mmがちょっと、広すぎる感じがあるんだよね(^^;。以前カメラ単体が収まる小ぶりなバッグは買ってたんだけど、カメラとレンズがもう一本ぐらい収まって、どうせ出かけたら本ぐらい買うんだから、それも入れられるようなバッグが欲しい、あと、えむてん君の本も欲しいってことで街にお出かけ。
honto.jpで在庫僅少ってなってた「今すぐ使えるかんたんmini」シリーズ、「オリンパス OM-D E-M10 MarkII 基本&応用 撮影ガイド」を確保。あれね、いろいろ言いたいことはあるけどhontoのサービス、欲しい本がどの店舗のどのフロアのどの棚にあるか、まで教えてくれるのは結構ありがたい、かも。教えてもらわなかったらオレ、たぶんジュンク堂の5階(パソコン関係)で「無いぞー」って暴れてたと思うもん(^^;。ちなみにこういう本は4階、コミックとかのフロアに置いてるんですね。
あとはのんびり散歩がてらハーバーランドまで。ソフマップで以前に目を付けてたエレコムのoff tocoなるカメラバッグを確保。三宮のせいでんでは7300円だったけどこっちじゃ5400円だったぞ。あわてて買わなくて良かった(w。バッグの下部分のサイドのファスナーをざっと引き下ろしたらカメラが引っ張り出せる構造。仕切りがあるんで予備のレンズも二本ぐらいは入れられるし、上にちょっとしたスペースもあるんで買い物あっても大丈夫。
ただし外付け用のフックとかガイドとかはないので、三脚なんかを常用する人には向かないと思う。あくまで街撮りメインのヌルいユーザー向けバッグ、ってことで。
後はいつものように立ち飲みでぷはーして帰宅。よー歩いた。
日曜から日曜まで。「幼女戦記」、かつての任地に戻ったターニャを待っていたのは謎の彼女存在X。んーつまりこの世界の戦争というのは、一人の神様の承認欲求が発端と言うことなのかい? それはまた…。んでここに来て総集編とは。
「ガヴリール…」は今回もサターニャちゃんが不憫で面白い(w。「デビルパイソン」なる拳銃、デザインはどう見てもS&W M29あたりっぽいね(どうでもいい)。
「ACCA」、「小林さん」、「亜人ちゃん」、面白かったけど良く覚えてない(^^;。「鬼平」、お頭が老盗賊と組んで盗っ人に挑戦する話。
「キュウレンジャー」、ゴールドとシルバーが仲間になる話。スカしたゴールドと綾波タイプ(ただし男)のシルバー、ってのは結構新鮮かも。しかしこれ、数が多い分キャラそれぞれの描き込みが大変そうだなあ。「エグゼイド」は何となくエム君がゲーム病をはね返す話。ヒイロさんいい人。
「オルフェンズ」は最終決戦目前の鉄華団。いろいろ、不穏。
「直虎」はイケメン鶴亀の亀裂が拡がる話。鶴役の高橋一生さんって、「シン・ゴジラ」で尾頭さんの隣にいたオタク君だったのね。今ごろ気がついた(^^;。
てな感じの一週間でございましたよ。
うちのマンションはマンション一括受電、という形で中央電力のサービスを利用しているんだけど、ここが4月から始まるガスの小売り自由化に対応したサービスを開始するってことで、こっちに乗り換えませんか? って話が来てた。それとタイミングを同じくするように、大阪ガスの方も新料金プランの話とかが来てたりして。
ウチの場合すでに中央電力を利用している分、それとペアで使うことで大阪ガスの新料金プランよりも若干お安くなりそうではあるんだけど、ほら、オレ小心者じゃん(^^;? ずっと使ってたものを切り替えるとなんか良くわからんペナルティとかが発生するんじゃ、とか、その自由化に乗る業者さんたちってどこも一定の信用を置いていいものなの? とか考えちゃんですよね。
おそらく電気の方をマンション一括受電してる以上、大阪ガスも謳ってる、「電気も大阪ガス使うとさらに安くなりまっせ」サービスは使えないだろうから、家計を考えたら中央電力のサービスに乗り換えた方が良いんだろうけど、さてどうしたものやら。
ま、まだ一か月ぐらい余裕あるから、ちょっとまじめに情報収集しようかしらね。
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□ taoy@笹塚 [オリンパス25mmは持ってないですけど良いレンズらしいですよ(と云ってみる)。 フォクトレンダーだったらマイクロフォ..]
□ ROVER [ぐぬぬ……(^^; フォクトレンダーはいったん措いて、オリンパスの単焦点は一本欲しい気はしてるんですが。17と25、..]
□ taoy@笹塚 [撮るものによるんじゃないでしょうか(と、当たり前のことを云ってみる)。 ヨドバシ価格だと現時点では25mm(F1.8..]
□ ROVER [3万円台前半って感じですね。とはいえオリンパス、今年中にF1.2 25mmの投入のウワサがあるとか無いとか。 でも..]