ばむばんか惰隠洞

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2017-01-01 謹賀新年 [長年日記] この日を編集

[Day] あけましておめでとうございます

今年もよろしくお願いします。

ささ、仕事仕事(つoT)。

[Day] お年始あいさつまわり

ほんとは喪中だからいいんだけど、そっちもそっちで急な話だった事だし、義母宅と従姉妹殿邸の二軒のみご挨拶。旧年中に偶然従姉妹殿とは鉢合わせしていて、その時にWindows10のアップデートがうまく行かんので見て欲しいとも言われていたんで、そっちも片付けとくかってことで。

ビール片手に見てみると、Cドライブには空きが800GBぐらいあるんでアップグレード・パッケージをダウンロードするのには何の問題もないはずなんだけど、なぜかこのPC、もう一つHDDが内蔵されてて、それが容量18GBというずいぶんと小さいもので、ここにバックアップを作るようになってる。しかもアップグレードパッケージもこちらにダウンロードするような仕様になっていて、ここに空きがなくなっていて、パッケージのダウンロードで引っかかっている模様。

何でこんなことになっているのか良く判らんのだけど、んまああそういうことならってことで、Dドライブに6GBぐらいの空きを作って更新作業。それにしても何のためのDドライブなんだろう。特に後から足した、とか言うものでもなさそうだし。何なんすかNECさん。

メモリが足りないのか、結構更新に時間がかかったけど何とか作業完了したときには従姉妹殿のサブ冷蔵庫のビールと発泡酒、全部飲んじゃってた。

あと、しばらくぶりに顔をみた姪っ子が超絶美少女になってて、オジサンどぎまぎしちゃったです(^^;。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

すみけん [あけましたー おめでとうございます。]

ROVER [どもー。あけましておめでとうございます。 去年消化しきれなかった仕事を午前中で片付けたので、今から正月休み入りまーす..]


2017-01-04 [長年日記] この日を編集

[Day] 正月オワタ

まあ喪中なんだから実際は始まってもいなかったわけですが。お酒もたっぷり飲んだので、今日から通常営業。

仕事の下準備でデータをダウンロードしようと思ったら、やたら回線が重くて、ネットワークドライブ経由で数百メガ程度のデータを持って来る作業が頻繁に切れてしまってストレス貯まりまくり。何だろう、みんなオンラインで年始のあいさつとかしまくってたのかしらね。

とりあえず午前中いっぱいかけてデータ確保。後はいつものお仕事です。古本のご注文もいただいてるんでこっちも頑張りまっす。


2017-01-06 [長年日記] この日を編集

[Books] 天冥の標 Ⅸ ヒトであるヒトとないヒトと

天冥の標Ⅸ PART1(小川一水/著) 天冥の標Ⅸ PART2(小川一水/著) 小川一水 著
カバーイラスト 富安健一郎
カバーデザイン 岩郷重力+Y.S
ハヤカワ文庫JA
PART1 ISBN978-4150312138 \720(税別)
PART2 ISBN978-4150312312 \780(税別)

ホテルのロビーに続々集結

メニー・メニー・シープに集う様々な人びと、または人に近い何者かたち。羊飼いたち、カルミアン、恋人たち(ラヴァーズ)、人類、海の一統(アンチョークス)救世群(プラクティス)たち、さらには亡霊(ダダ―)ノルルスカイン。かつて地球で荒れ狂った冥王班をきっかけに、分かれ、生まれ、作られ、さらにはそれ以前から人類を監視していた者たちが今、同じ舞台に立とうとしていた…。

第1巻が出たのが2009年だから、まるまる7年経ってようやくお話はいよいよ佳境へ。これまでじっくりと語られてきた物語の、同じ時間軸に立っている人びとがじわりじわりと一つ場所に集まってきて、いよいよすべての登場人物が一つの目的のための戦いを始めようとする。今回はその戦いのための相当規模の大きな前哨戦、という位置づけ。このシリーズ、ここまではどちらかというとゆったり目な展開な上に、お話の時系列が飛んだり、唐突な展開が挟まったりで贔屓目にいっても読みやすい本という訳ではなかったと思うけど、今回は違う。最終決戦を前に続々とリングサイドに集結する戦士たち、って絵が燃えない訳はないよね(w。

これまでじっくりと語られてきたお話が、人間が何を産みだしたのか、造られた「モノ」たちそれぞれの事情や希望、さらに人ならざる者たちの人類との関わり方とこちら側の事情、さらには開幕編から存在している植民惑星メニー・メニー・シープに秘められていた真実とは等々、巻ごとにばらけて語られてきた物が一点に集中していく面白さと、いくつかの仕掛けのSF的なびっくりのつるべ打ち。謎解きや伏線の回収を丁寧にやりながら、なおかつアクションSFとしての面白さもちゃんと保証されているあたりの造りはお見事。懐かしい名前に再会できるうれしさ、みたいなものも随所にあってそこも楽しめる。

その上でちょっと文句をつけるとしたら、刊行ペースという事になるかなあ。先にも書いたとおり、ここまで来るのに7年、完結編となる第10巻の刊行予定は2018年、つまり今年は完結編を読めないという事。起承転結が、起  承   転    結、的な間延び感を醸してしまっているのだね。しばらく読んでなくてもすんなり続きに入り込めるタイプのお話ってのもあるんだけど、本作はそういうモノではなく、今読んでいるお話の前に何があったかをかなり正確に思い出せないと、面白さのすべてをちゃんと味わえない造りになっていて、正直自分もいくつか(いくつも)「そうだったっけか?」ってなってしまう事もしばしばだったりする。新作が出るたびに前作を読み直す、と言うのが正しい楽しみ方と言えるのかも知れんけど、いつもそれが使えるというわけにもいかんしなあ、ってのはかなり悩ましいところだったりするね。

とはいえ残りは後1話。1年以上待たされる上にボリュームがどの程度になるのかも解らん状態ではありますが、続きを楽しみに待ちますよ。たぶん突発的な災厄に見えた冥王班についても何らかの説明とオチがつくと思うんだ(w。

★★★☆

[Chinema][web] 消された時間

ユシマ・ダイオードとは関係ない。庵野秀明は樋口真嗣から映画を奪った・シンゴジラ簒奪劇のすべて。ジ・アート・オブ・シン・ゴジラを読む (シンジの"ほにゃらら"賛歌)。自分は件の本を読んでいないのであんまり突っ込んだ話は出来ないけど、正直「ありそうな話だな」とは思った。「シン・ゴジラ」って樋口っちゃん成分がものすごく少ないんだよね。個人的に「樋口っちゃんぺー!」と思ったのは、中盤の戦闘ヘリが横方向にフォーメーションを開くシーンぐらいしかなかったもの。

自分は樋口真嗣は「奪われた」のではなく、敢えてコーディネーターとしてのポジションで「繋ぐ」ポジションに自分を置いて頑張ったのかな、なんて思っているんだけどホントのところはどうだったんでしょうね。

いずれにせよ「監督 樋口真嗣」というクレジットは今のところ時期尚早だけど、「特技監督 樋口真嗣」なら納得、って人は結構多いよ、ってことなのかな。


2017-01-08 [長年日記] この日を編集

[Anime][SpFX][TV] 定期視聴番組

金曜日の深夜くらいから。新番もいろいろ。「昭和元禄落語心中 助六再び編」、「青の祓魔師」、「風夏」、「亜人ちゃんは語りたい」、「神撃のバハムート GENESIS」、「動物戦隊ジュウオウジャー」、「仮面ライダーエグゼイド」、あとは大河の新番組、「おんな城主直虎」。

金曜日、「昭和元禄…」はさすがの完成度。関智一さんも落語好きなんでしたっけか。時代はずいぶん経ったけれど、それでも「バブル」はまだちょっと時期尚早に見える気も。「青の祓魔師」は、えーと前どんな話やったっけ。

土曜深夜、「風夏」はまあ、うん、これは別にオレが見なくてもいい奴だな。「亜人ちゃん…」はどうだろ、面白くなりそうな感じもあるけど…。「バハムート」は、あれ、これ前にもやってなかったっけ?

年末のどたばたで結構間が空いちゃった感のある日曜日。「ジュウオウジャー」は最終決戦を前にこれまでのおさらいをしつつ、最終バトルへのヒキを仕込み、ついでに真理夫さんへのご褒美まで用意する、という盛りだくさんな回。「人類の王者」て(w。や、出浦さん、最前線に出て頂いても一向に構わんのですけど(^^;。「エグゼイド」はEX AID、「拡張援助」的な意味合いなんだね、なるほど。知らん間にキリヤさんは退場してるし、社長は何やら禍々しいオーラ纏ってるし、新フォームは一人で二体(意外に新しい)だし、急展開状態っすね。

2017年大河、「おんな城主直虎」は、「真田丸」に比べるとずいぶん映像のヌケが良くなっているなあ、と言うのが第一印象。んで主要登場人物(になるであろう)三人の幼年期 (NHKオンライン) があまりにも可愛すぎてオジサンめろめろだよ(w。おとわちゃん、来週には柴咲コウさんに代わっちゃうの? もうしばらく見てたいんだけどなあ。


2017-01-11 [長年日記] この日を編集

[web] クローム終劇

…なのかどうなのか。ここのところChromeがちょくちょくタイムアウトで接続できませんでした、と弱音を吐くのでどうしたもんだかと。ブラウザベースでコンテンツを更新する仕事で、仕事にならんレベルでChromeが固まるようになってしまって。Chromeの問題なのか、ZoneAlarm Proのアップデートで追加されたZoneAlarm Anti-Phishingプラグインが悪さしてるのかはちょっと判断出来ない上に、ChromeがダメならVivaldiだ、でVivaldiで作業してても(Chromeほどでは無いけど)やっぱりタイムアウトが発生してしまうんで、こりゃむしろWindows10の問題なんではないのか、そういや夏の大きめなアップデート以降に頻発するようになったような気もするし。

ちょっと検索してみて見つけたのはこんなとこ。Windows10でChromeだけネットが繋がらなくなった場合の対処法 (MacRuby)。手段はともあれ理由が何なのか、が分からんのでちょっと怪しいところもあるんだけど、ダメモトでやってみた。うん、今のところは少し快適になったのかも知れない、ぐらいの印象。明日本格的に弄ってみて、様子を見てみる事にする。

[Anime] 定期視聴番組

冬の新番、週前半セレクションで「スクールガールストライカーズ」、「幼女戦記」、「ガヴリールドロップアウト」、「ACCA 13区監察課」。「スクールガールズ…」は、アウトコース低めでバット届かない系。「幼女戦記」はWWⅠ版でダークな方に振った「イゼッタ」的な?主人公(悠木碧)の声が合ってなく、サブキャラ(早見沙織)の顔が合ってない、感。まあもちっとは見ます。

「ガヴリール…」は「未確認で進行形」の動画工房作品、ってところでちょっと期待して見たんだけどなかなか面白かった。天使と悪魔が研鑽の最終段階で人間世界にやって来る世界で、クズな天使と小市民な悪魔が織りなすドタバタ。なかなか、いいっすね。「ACCA」はオトナオサレ系、ってことになるのかな。嫌いではないですよ。がんがんタバコ吸って欲しいけど、手許に灰皿がないのが妙に気になってしまうってのは、時代なんだろうかね(^^;。


2017-01-13 [長年日記] この日を編集

[Day] 寒いよう……

さすがに暖房いれないと、死ぬ。というか暖房いれても寒い。いろんな物が冷たいぞ。こういう日に限って晩飯当番じゃないか。お米研がないといけないじゃないか。とほほ。

[Anime] 定期視聴番組

週なかの新番。「この素晴らしい世界に祝福を2」と「小林さんちのメイドラゴン」。ここはどっちも楽しいな。だけど「このすば」ってこんなに変な絵のアニメだったっけ? 「小林さんち…」はなんというか、「響け!」とはうって変わって、「これ京アニ?」と思ってしまう力の抜け具合。なかなか楽しみです。


2017-01-14 [長年日記] この日を編集

[Day] 昨日寒いと書いたのに

今日はさらに寒いではないか。なんなんだ。郵便局に行くだけの行動がすでに苦行だよ。手に持ってるスマホが熱くならないのはいいけど、さすがにこの寒さの中でジム戦とかは無理だよ。

晩飯食ってタバコ吸おうと思って窓開けたら、雪で地面まっ白だし。

雪かあ。今日だけは古本の注文が入らないことを祈ろう(^^;。

[PC] Chromeが重たい問題

あんまり改善しないなあ。朝マシンを立ち上げた時点では「お、快適かな?」なんて思ったんだけど、作業してるとだんだん重たくなってくる感じ。と言うことは何か良くないものが蓄積していってるってことなのかね。Vivaldiに変えてみてもやっぱり止まるときは止まるし、何なんだろうなあこれは。


2017-01-15 [長年日記] この日を編集

[Day] 今日も寒いぞ

今年一番の寒波だそうで、今日も寒かったな。こちらは運良く降雪はなく、昨日の雪もおおかた溶けてくれて助かったんだけど、京都やそれ以北の北陸地方はかなりの雪が降った模様で、思わずお袋に電話入れようかと思ったんだけど、お袋はもう雲の上なんで雪なんか関係ねえよなあとちょっと苦笑。なんて話をカミさんにしたら、向こうもちょっと高岡の様子が気になったようで、まあそういう事もあるわな、とお互い苦笑したことでした。

まだまだ北日本は厳しい寒さが続くようで、お気をつけて。

[Anime][SpFX][TV] 定期視聴番組

週後半分。「昭和元禄落語心中 助六再び編」、「亜人ちゃんは語りたい」、「鬼平」、「動物戦隊ジュウオウジャー」、「仮面ライダーエグゼイド」、「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」、あと「おんな城主直虎」。いろいろ脱落してますね(w。まあ残ったのがオレ好みってだけで他意はそれほどない。

時代劇のビッグタイトル、「鬼平犯科帳」をアニメ化した「鬼平」、うん、これはこれで良いんじゃないでしょうか。基本時代劇は1時間、って先入観があるせいかちょっと駆け足感は否めないとは思ったし、平蔵のキャラ立てはそれでいいのかな、なんて思わなくもないけど、「落語心中」と近いテイストで楽しめる作品になってくれたら、と思いますよ。

「ジュウオウジャー」はラストに向けて準ラスボス覚醒。バードさんに「オレの身体を返せ」なんつーからそこになんか関連性があるのかと思ったら、そこは割と雑でしたな。あくまでキューブがらみの話ってことだったのかな? 「エグゼイド」はニコイチならぬイチニコでさあ大変、なお話。「オルフェンズ」は名瀬さんというかタービンズに死亡フラグが立っちゃった回ですかね。まあヤクザ映画だと割とありがちな流れなのかも分からんけど。

「直虎」、おとわちゃんが可愛すぎて生きていくのが辛いっす(^^;。


2017-01-16 [長年日記] この日を編集

[Day] 映画観に行った

16日は1100円デー、ってことで前日席を確保して、ハーバーのOSシネマズに。発券しようとしたら電話番号で誤入力があったようでいっかな発券されず。ちょっと絶望的な気分になって劇場の受付のおねいさんに「これこれこういう事情で」と説明したら、大変あっさりと「それではお名前で検索してみましょう」ってことで発券完了。助かりました。

観たのは「ローグ・ワン」。詳しい感想は別に書きますが、「スター・ウォーズ」、とりわけ「NH」と「ESB」に一時期入れ込んだ身にとっては、こいつはかなり浸みる映画だったと思う。ダメなところは結構たくさんあるんだけど、それでも思い出して見るとわりと涙腺がじわっと来てしまうんだよね(^^;。

[Chinema] ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー

B01MU1ARGM スタッフ
監督:ギャレス・エドワーズ
製作:キャスリーン・ケネディ/アリソン・シェアマー/サイモン・エマニュエル
製作総指揮:ジョン・ノール/ジェイソン・マクガトリン
原案:ジョン・ノール/ゲイリー・ウィッタ
脚本:クリス・ワイツ/トニー・ギルロイ
音楽:マイケル・ジアッキノ
出演
フェリシティ・ジョーンズ
ディエゴ・ルナ/リズ・アーメッド/ベン・メンデルソーン
ドニー・イェン、チアン・ウェン
フォレスト・ウィテカー
マッツ・ミケルセン/アラン・テュディック/ジュネビーブ・オライリー
公式サイト:http://www.starwars.com/films/rogue-one

10分前にもドラマはあった

辺境惑星で納付を営むアーソ一家。その家長たるゲイレンはかつては帝国屈指の科学者だったが、みずからの手で大量破壊兵器を完成させることを拒むため、隠遁生活に入っていたのだった。しかしそんな彼らのもとにも帝国の追及の手は伸びてくる。

妻を殺害され、最愛の娘は辛くも逃すことはできたものの、ゲイレン自身は再び帝国の究極兵器の開発の現場に引き戻されることになった。それから十数年、帝国を脱走した貨物船パイロットから反乱軍の戦士たちに驚くべきニュースが伝えられる。彼はゲイレンが反乱軍に向けたメッセージを持っているというのだ。だがそのメッセージは不幸なことに反乱軍からも距離を置き、独自に帝国と戦うゲイレンの旧友、ソウ・ゲレラの手に落ちてしまった。

なんとしてもゲイレンのメッセージを入手したい反乱軍は、ソウが心を開いてくれそうな人物として、一人の娘に白羽の矢を立てる。それはゲイレンの娘にしてかつてソウ自身が窮地を救ったジン・アーソだった…

「スター・ウォーズ」第一作の10分前が本作のエンディング、というなんとも凝った、というかトリッキーな、というか。圧倒的多数の観客を集めた映画だけに可能な構成の映画、と言えるかも。多くの人が知っている痛快ストーリーが、壮大な自己犠牲の積み重ねで成り立っていたのだ、と言うのが判る、というのは理屈の上では納得でき、感情の上ではなんともいえん辛さに満ちた物語になっている。そしてその辛さが涙腺をどうにかしつつもなんとも言えん甘美なお話をこちらに届けてくれている、という希有な映画と言えるんじゃないかな。

ダメなところはたくさんある。ソウ・ゲレラが何故にそんなにも頑なになってしまったのか、という序盤のヒキのキモになるところの説明が全くないのでそこで納得しづらい、と言うのもそうだし、クリフハンガーのためのマスタースイッチ問題(しかも二度やらかす)とかもそう。ベイダー卿の扱いも別に無くてもいい程度だし、なんかプロポーションブサイクだし。絵的な話で言うならインペリアル・クルーザー(あ、スターデストロイヤーか)のCG処理も、膨大なディティールが生みだしていた陰影の面白さ、みたいなのがなくなってしまって妙に平板な印象だったのも残念か。webなどの評では前半退屈、後半上がるってのが多かったけど、自分は前半はそんなに退屈とは思わなかったけど、後半の絵的な部分での物足りなさの方がむしろ気になった。前述したスターデストロイヤーもそうだし、そもそもデス・スターにもなにか禍々しさが感じられないし、「ジェダイの復讐」あたりから顕著になってた、帝国軍の装備って実はショボくね? 感も全開だったしね(^^;。

なんだけど、そんな欠点は映画が終わって、小屋を出て、立ち飲みで酒飲みながら思いだしてる時に出てくる話で、映画を見ている間はそんなの気にならない。とにかく終始涙目気味でスクリーンから目が離せなかった。たぶんそれはこの映画が持っている、「ちゃんと新しい『スター・ウォーズ』を作る」という意識に惹かれているのだろうと思う。それは「フォースの覚醒」には無かったものだと思うんだ。「スター・ウォーズ」の世界観の中で、これまでに無かったお話を作ろうという意識と、それを旧来のシリーズへのブリッジとしてもちゃんと機能するように、という気配りが素晴らしい。その上でドニー・イェンとチアン・ウェンは壮絶にカッコいいし、ジン役のフェリシティ・ジョーンズは(特にヒップラインが)キュートだし、インコムT-65の平面形のノーズのすんなり伸びた感じはすてきだし、いろいろ文句つけたけど前触れ無しにワープアウトしてくるアベンジャー号(だよな?)には息を飲むし。

その上で、このお話を見てしまった後は、「スター・ウォーズ」のデス・スター攻略会議のシーン、もしかしたらあそこにはブルー・チームのパイロットたちとかも揃っていた時間線もあったのかも知れんなあ、なんて感慨も湧いてくるあたりがなんともはや。出来の良し悪しと好き嫌いは別物だと思うんで、とにかくこれ、好きです。エピソードⅦとかⅧとかはもういいわ、そっちは若い映画ファンの方が育てていってくれたらそれで良いんだと思う。オレはこの先、「ローグ・ワン」と「スター・ウォーズ」を続けて観てれば、充分満足な余生を送れそうな気がするよ(w。

★★★★☆

本日のツッコミ(全4件) [ツッコミを入れる]

taoy@笹塚 [あけましておめでとうございます。 観てる間ずっと「判るけどさぁちょっと違うんだよなぁ」と感じてたんですが、最期にブ..]

ROVER [あけましておめでとうございます。 ブロケード・ランナーはあれ、大型艦のコバンザメ状態で運用される船なんですかね。アポ..]

水上紫煙 [あけましておめでとうございます。 去年の正月は「フォースの覚醒」を見てずっと怒りに打ち震えていましたが、今年は「ロー..]

ROVER [>水上さん 自分は怒るほどでは無かった(『ジュラシック・ワールド』の方が腹立ちました)ですが、なんとも言えん納得だけ..]


2017-01-17 [長年日記] この日を編集

[Day] 黙祷

まあ今となっては地震発生の時間なんざ、確実に目は閉じているわけですがそれはそれとして。

生かされていることに深い感謝を。ありがとう。

[Anime] 定期視聴番組

週初めは「幼女戦記」だけ見とけばいいか、ってこれ、幼女の中身はオッサンだったと言うことが判る衝撃の展開。なんでもアニメ化に際してお話の流れを少し弄った、ということみたいで、原作知ってる人ならすでに周知の事実だったようですね。んでまあ、これはアニメ化に際してはいい改変だったと言えるのでは。いきなりオッサンのリストラ話から始められても、ツカミも何もあったもんじゃないもんね(w。

というわけで絵のクセの強さはちょっとあれだけど、結構気に入ってますよ。


2017-01-18 [長年日記] この日を編集

[Day][Oldbooks] 古書神からの新年挨拶

MG誌の出だしの分少し前に連絡をいただいていた買い取り依頼、無事成立。数は少なめなんだけどかなり良い感じの補強が出来そうなラインナップで、こちらに向けての初荷としてはかなり嬉しい本たちが揃ったな。

メインになるのは創刊号からちょこちょことナンバーは飛んでいるけど、30冊ほどの「モデルグラフィックス」誌ってことになりますか。自分もMG誌は創刊から少し経った時点から読み始めていたんで、最初期のMG誌をまとめて読むのは初めてだったりするんですが、あれね、レイアウトとかデザインはなかなか新しいんだけど、作例のレベルは同時期の他の模型雑誌と大して変わらないんだね(w。

ぼんやりとではあるんだけど、とりわけスケールモデルのジャンルにおいては大日本絵画勢の作例のレベルというのは他誌のそれのレベルの上を行っている(個人的にはモデルアートには頑張って欲しいんですけどね)と勝手に思ってるんだけど、最初からそこまでのレベルだった、ってわけでもなかったんだねえ。

スケールモデルとはちょっとズレるけど、この時期の模型雑誌の作例から、最近の模型やフィギュアの情報誌で見られる、素晴らしく高い再現度が実現することになったきっかけというかブレイクスルーと言えるポイントがどこだったのか、ってあたりはかなり興味がありますね。


2017-01-19 [長年日記] この日を編集

[PC] スキャナーに生きがいはないが言いがかりはある

B014D6L104去年末に新調した複合機、キヤノンのMG3630、ここまでプリンタとしてはまあ大きな不満もなく使ってたわけだけど、いよいよ古本屋業務のもう一つのキモ、書影のスキャンをやることになったわけだけど、まあなんというか、いろいろ困惑させられた、というか今でも困惑してる。

キカイにバンドルされてるドライバユティリティにはイメージスキャンに3つのモードがあって、とにかく1枚をさくっとスキャンするもの、Canon Image Gardenとかいうスキャン以外にもいろんなことが出来る統合ユティリティと、Scan Gearというスキャン専門のユティリティがあって、しかもScan Gearはキヤノンが用意しているメニュープログラムからだとスクロールさせないと見えないところにあるという(^^;。

ここで自分にとって一番使い勝手がいいのはScan Gearなんだってことに気付く前に一悶着あるわけですが、ようやっとScan Gearを起動してもやっぱりいろいろ戸惑うことになる。

まずこのキカイ、スキャンした画像の保存フォーマットがTIFF、JPG、PNGしか無いのな。しかもJPGで選択可能な画質が高画質、標準、低画質の3通りで、しかも高画質というのがどの程度なのかが判らない。

ここまで自分のスキャン作業というのは、無圧縮のBMPでスキャンして、それを一括でサイズ変換して、それからJPGに変換する、という流れで、これは自分が使用している画像管理ソフト、ACDSee Ver.4(すごく古いソフトですが、自分の使用目的からしたらこれで充分なんです)で比較的機械的流れ作業でやれるんで良かったんだけど、出だしで躓いちゃう。ACDSee Ver.4はWindows10環境だとTIFF弄れないんだよね(^^;。

そんなこんなでそこそこ納得できるセッティングを見つけるのにえらく時間がかかってしまった。スキャンの各モードごとに設定があって、かつユティリティごとに設定項目があるってのはどうなんだ? スキャンした画像がどこにセーブされるのか、って時点で結構迷走してしまうぞ。

スキャン作業自体もちょっと文句がある。プレスキャン可能なのは結構だけど、その時の画像が最終的にセーブされる画像と微妙に品質が違う、ってのはどうなんだ? プレビュー時点では微妙にモアレが乗ってたりする画像が最終的にスキャンした時には結構キレイになってる、ってあたりもこっちを混乱させる元になっていると思うんだけど。

肝心のスキャン画質本体はそんなに不満はない(ちょっと暗い方にボケてる感はあるかも知れんけど)ので、記録できる画像フォーマットをもうちょっと拡張して、スキャン作業自体のフローの一本化、が出来てたらとても良かったのにな、と思いましたよ。

とはいえイメージスキャナの性能ってとこだと、やっぱエプソンの方が上なのかねえ。このマシンが死んだら、次はエプソン機を試してみようかしら(w。


2017-01-21 [長年日記] この日を編集

[Books][Kindle] 最後にして最初のアイドル

草野原々 著
B01NCA4FBB Kindle版 \130

もしもクラークがアイドルオタクだったら

古月みかは産まれた時からアイドルオタクだった。何を与えても泣き止まなかった赤ん坊が、アイドルのステージを目にした瞬間、ぴたりと泣き止んだのだ。そこからみかのアイドルオタク、成長してからはアイドル自体を目指す日々が始まる。どちらかといえば引っ込み思案で不器用な少女だったみかは学園でもっともアイドル的な美少女、新園眞織と出会い、積極性も身につけてアイドルの夢を追う。だが残酷な現実が彼女を待っていた。

…などと書き出すと、何やらまっとうな話に見えますがこれは第4回ハヤカワSFコンテスト特別賞受賞作。SFコンテストで「特別」賞ということはつまり何かが変な可能性がある、ということだね(w。

あらすじで紹介した、比較的全うなライトノベル的、または最近流行りのアニメ的なアイドルを目指す女の子のお話が、現実はアニメほど甘くはないんだぜ、的な結末を迎えるまでが本書の前半。ここは正直ライトノベルの新人賞に応募したが、せいぜい二次選考止まりの文章で綴られる。うまくはないけどまあ読みづらくはないのでふんふん、と読んでいくとここからお話は不穏になっていく。アイドルを目指した(敢えて完了形)女の子のお話はいったん措いて、彼女を取り巻くセカイの方に何やらただならぬ事態が発生し、その事態は世界に壊滅的な影響を与え、その中で主人公、みかが何を経験していくか、が後半のお話。で、こっちは前半ではちょっと気になった、あまり上手くない文章の捌き方が、とある要素によってそんなに気にならなくなってくる。それは「SF」。

壊滅状態の地球にあって親友、眞織の助けも借りてサバイバルしていくみかは、アイドルを目指す地味な少女から、なんだか訳の分からない存在にどんどん変貌していき、それと呼応するように環境も宇宙規模で変容していく。このあたりになると次々とたたみかけられるのはSFジャーゴンで、こいつのおかげで文章の下手さとかはさほど気にならず、逆になんだかわからんが勢いは楽しいぞ、って展開が待っている。「バブリング創星記」的というか、「ジーリー・クロニクル」的というか、勢いで押してくるハードSFにお話が変貌するのだね。

その上でむりくり「アイドル」にも話を関連づけてくるあたりはなんというか、力技も極まれり、とでも言ったらいいのか。AKBなにがしが「会いにいけるアイドル」を標榜して覇権を勝ち得たのだとしたら、その次に来る「アイドル」はなんなんだ、と宇宙規模のハードSF的展開がごっちゃになってお話は進み、最後は割と、

放り投げたね(w。

そこを気持ちいいと思うか、なんでそう〆る? で評価は変わってくるのかも。自分は割と後者寄りかな。いきなりこっちに振るなよ、ってのが読み終えて直の感想でしたね。ただまあ、電子書籍オンリーの配布でお値段130円、というコスト・パフォーマンス的には超優等生。試し読み気分で読んでしまえる、ってあたりは悪くない作品と言えるのかも。怒る人もいると思うけど、お怒りもお値段なりに、とは思いますよ(^^;。

★★☆


2017-01-22 [長年日記] この日を編集

[Anime][SpFX][TV] 定期視聴番組

週半ばから日曜まで。「ガブリール・ドロップアウト」「ACCA」「このすば2」「小林さんちのメイドラゴン」「昭和元禄落語心中」「亜人ちゃんは語りたい」「動物戦隊ジュウオウジャー」「仮面ライダーエグゼイド」「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」、あと「おんな城主直虎」。なんか抜けてるかも知れないけど、たぶんこのぐらい。で、残ったヤツはどれも楽しんでます。「亜人ちゃん…」、高橋先生に諏訪部順一さんを起用したのは、ここぞというところで超絶エロい声を出してもらうためだったのね(w。

「ジュウオウジャー」、アザルドさん完全退場、なのかな。最後のとどめをジュウマン4人に任せ、ヤマトとみっちゃんは引っ込んでいた、ってのはどういう意図なんだろう。ジュウマンにとって大昔からの因縁の相手だから、敢えて人間チームは手を引いたってこと? あと、ヤマト君はまだお父さんとの間の関係性で納得しきってない感じがあるけど、そこらはあとに引くのかしら。「エグゼイド」は「ゲーム病」がついつい「ゲーム脳」って空耳しちゃっていろいろ困る。

「オルフェンズ」はコーラサワーさん的可愛げのあるバカ(webじゃ「月曜日のたわわ」ならぬ「日曜日のたわけ」なんて言われているようで)に見えたイオク様のクズっぷりが加速中。見てる人が最高に惨たらしい死に様を望む、いい悪役になりましたな(w。

「直虎」は相変わらずおとわちゃんが可愛くてたまらんのだが、今回はちょっと無理を通して道理をねじ伏せた感、はあったかも。まあこれが「可愛いは正義」ってことか(違)。新井美羽ちゃん、出番はあと一回ぐらいなんですかねえ…。


2017-01-23 [長年日記] この日を編集

[Day] 雪降っとる

古本出そうと思って家を出たらすんげー勢いで雪降ってきた。局について荷物を出したらば局員さんに「一番ひどい時に来られた感じですね」って言われてしまったよ。古本発送のあと、晩飯がパスタだってんでワインが要るなあと思ってスーパーまで歩いたんだけど、ちょっと怖かったっす。

なんて話を晩飯後に電話をくれた妹と話してたら、向こう(富山)は積雪20センチだそうで、すんません、こっちはせいぜい2センチです。で、でもだから余計にスリップしやすいってあたりはわかって欲しい(^^;

来月頭にはお袋の四十九日もあるんで富山に行かなあかんのだけど、雪対策はどうしたものか、などと思っている時点で、完全に雪のない場所に甘やかされてしまったなあ、と思うよ。


2017-01-25 [長年日記] この日を編集

[Chinema] ヒトラーの忘れもの

スタッフ
監督・脚本:マーチン・サントフリート
製作:マルテ・グルナート/マイケル・クリスチヤン・ライクス
撮影:カミラ・イェルム・クヌーセン
出演
ローラン・モラ
ミゲル・ボー・フルスゴー/ルイス・ホフマン
ジョエル・バズマン/エーミール&オスカー・ベルトン
公式サイト:http://hitler-wasuremono.jp/

戦争が終わった時、デンマークの海岸線には連合国の侵攻作戦に備えた200万個の地雷が残された。その処理に当たることになったのは本国への帰還が叶わなかった元ドイツ軍の捕虜たち。彼らの多くは15~18歳の少年兵だった。簡単な教習ののち、10数名のグループに分けられ、デンマーク人将校の監視の下で地雷除去にあたる少年たち。セバスチャン達14人のグループにはデンマーク人の軍曹カールが付き、約7万個の地雷の処理を課せられることに…

本来地雷の処理を捕虜にさせる、などというのはジュネーヴ条約違反になるのだが、デンマークはドイツとは交戦状態になく、その保護国という立場にあったため、条約が適応されることがなかった上に、英国からの圧力などもあって実際に多くのドイツ少年兵がデンマーク軍人の監視の下、地雷処理にあたったというのは史実で、しかもこの事実はデンマークにとってもあまりおおっぴらにしたい性質の話でもなく、どちらかと言えば秘匿しておきたいエピソードであったようだ。

少年たちを監督するカールは、筋金入りの反ナチ鬼軍曹。年端もいかぬ少年兵であっても容赦なく危険な任務に駆り立て、死と隣り合わせの恐怖、終戦後の食糧難からくる捕虜軽視に対しても眉一つ動かさない。だがそれはカールが冷血だからではなく、当時の情勢がそこまで厳しい線引きをして管理しなければたちまち崩壊してしまう危ういものだった、という事情も加味される。つまり最初は血も涙もない下士官に見えるカール(もちろんそこにナチを憎む気持ちもあるのだけれど)も、決して本当に冷血なのではなく、その内面にはちゃんと人間味も隠れているのであり、その人間味がどのように表に出て、それによって極限ともいえる劣悪な環境(ショックシーン、結構あります。自分は三回のけぞりました)で、それでも帰国への希望だけを頼りに危険な作業に従事する少年たちとの間の関係性に変化が生まれるのか、というのがこの映画の見どころ、ということになるだろう。で、そこのところの描写はかなり上手。

見どころは多分、カールの軍服の着こなし、ってところになるかな。最初しっかりと軍服(おそらく英国の空挺部隊なんだろう。元コマンドだから地雷処理にも長けている、ということ?)を着て少年たちに対峙するカールが、いつしかネクタイを取り、シャツのボタンを外していく流れがそのまま、少年たちとの関係における「硬さ」の変化に対応していく、ってあたりの描写はうまい。この流れが一度反転する、って流れもまあ、自分は異議ありだけどちょっとしたショックという演出として活きてはいる、と思う。

そんな鬼軍曹と対峙する少年たちもとてもいい。いろんな意味で「出来上がってない」子供たちが、いきなり理不尽な環境に放り込まれて揉まれていく過程でどうなるのか、というところの緊張感と、そこにいい感じで挟まる息抜きの描写も悪くない。自分にはそっちの要素はないけど「JUNE」的な何かを愛でる人なら、セバスチャン君とかベルトンの双子君とかにも、結構たまらんものがある映画としても成立しているのかもな(^^;

というわけで全体としては非常に誠実な造りの、「良い」映画になっていると思う。その上で言うけど映画としての出来、ってところでちょっと気になるところもあるわけで。ここをネタバレ無しにうまく言う自信がないんですけど、先にも書いたカールの気持ちの変化とリアルな現実のせめぎ合いに、最後の最後で「投げた」感が残ってしまった感はあって。史実にしっかり基づいた話を作るのはいい。その上で映画的なラストを持ってくるのもいい。ただ、その映画的なラストってところで「映画的」な快感を最後に提供してもらえなかった不満、は残りました。終盤のカールの行動が、具体的にあなたは何をしたんだい? レベルで物足りないのはどうなんだ。良いラストだと思うけど、ちゃんと腑に落ちる説明は欲しかったな。それ(かなり抜け作でも可)があればもっと好きになれたと思うんだけど。

書き忘れてた。邦題「ヒトラーの忘れもの」には少々異議あり。英語版タイトルは「Land of Mine」、「地雷の国」ぐらいの意味合いか。ついでに(たぶん)デンマーク語版とドイツ語版はそれぞれ「Under sandet」「Unter dem Sand」、ともに「砂の下」って感じか。なんというか、この「砂」と「下」をベースに、もちっと小洒落たタイトルは作れなかったものか。

ちなみに本作、日本でははじめ、「地雷と少年兵」という邦題がついていたのだとか。それはさすがにナマすぎるかな、という気もしないでもないが、だからといって「ヒトラーの忘れもの」なんていう、なんだかちょっとふわっとした感じのタイトルの映画でもないと思うんだが。そもそもヒトラー忘れ物してねえし(w。

とはいえそのふわっとした感、が観客の興味を惹く効果があったとも言えそうではあるので、まあ成功した改題、とも言えるのか。ただ「忘れもの」(この『もの』をひらがな表記してくるあたり、ふわっと感のための工夫してるよねえ)なんていうほんわかムードをちょっとでも期待してると、相当痛い目を見ることになると思うんだけどな。

★★★


2017-01-26 [長年日記] この日を編集

[web] 今日のSPAM

ていうか三日ほど前に来たSPAMなんですが、Subjectが「【緊急謝罪】サーバーがダウンしてしまった件について」、内容は
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いきなりお詫びから来るSPAMは結構新しいかも。内容はどうでも良いけどね(^^;

2017-01-28 [長年日記] この日を編集

[Day] くらし安心クラシアンカルイシアン

画像の説明少し前にお風呂の給湯レバーがバカになってしまって。しばらくは取れちゃったレバー跡のぽっちをラジペンでグニって捻って水を出してたんだけど、さすがにそれも言うこと聞かなくなり、こいつは困ったな、と。そもそもこの水栓、給湯器を換える前からのもので、以前の給湯器が熱いお湯を水と混ぜて適当な温度にするタイプだったものが、新しい給湯器になってからは出るお湯の温度をあらかじめコントロールできるようになったので、写真で奥の方に見えてる温度調節つまみはあんまり意味を持たなくなってしまってたのね。なので良い機会だから水栓を交換してみようかと。
てことでwebである程度情報を集めて、近所のコメリ(ホームセンター)で水栓と水道用シールテープ、なるものを購入。お値段あわせて9935円。ってことで作業するで。

画像の説明まずは水の元栓を閉めて(あたりまえ)、モンキーレンチで本体部分を取り外す。その後、壁に繋がっている部分(偏心菅、というそうです)を根性で回して壁から外す。

画像の説明取り外すとこうなる。めっちゃ力要りました。偏心菅にくっついている白いガムみたいなのはシールテープのなれの果て。あとは使い古しの歯ブラシで壁側の菅の中をごーしごーしと洗浄。結構汚えっすね。

画像の説明買ってきた水栓の偏心菅を外して、壁にねじ込むところにシールテープを巻き付ける。取説見ると「10回程度」とあるけど、あんまり巻きすぎてもいかんみたいね。テープが厚くなりすぎると、テープが奥に押し込まれてしまうみたい。一回やってみてあまりに回せない感じだったので、一度外して8回巻きで再チャレンジ。

画像の説明今度は上手く行きました。偏心菅が左右で角度違ってるのは、本体をあわせた時の調整用に若干回せるように余裕を持たせるため。

画像の説明あとは本体を付けるだけ。このへんは特に難しいことはなくて、単に本体が水平になる様に偏心菅の角度に気をつけるだけ。ただ、偏心菅はねじ込む分にはいいけれど、すこしでも戻してしまったら、水漏れの原因になるんで、その時は菅を外してテープを巻き直して、もう一回ねじ込み作業をやる必要があるんだそうで。
とか言うてますけど若干傾いてる感はありますな(^^;

画像の説明あとは吐水口とシャワーを付ければ完成。古い偏心菅を取り外すのにやたら時間かかったのと、新しいのを壁にねじ込むのに一回失敗してやり直したんで、2時間ほどの作業でございました。思ったよりは簡単に交換できたね。あとは水漏れとか発生しないことを祈るばかり。


2017-01-29 [長年日記] この日を編集

[Anime][SpFX][TV] 定期視聴番組

日曜日の夕方まで。「幼女戦記」、これはありがちな魔法少女ものとはちょっと違ってて、現代社会でひととおりビジネススキルを積んだ人間が、幼女に転成してしまったけれどもその処世術とかノウハウを使って、ちょっと異なる時間線上の1930年代初頭を生き抜公としたらどうなる、みたいなお話なんですかね。演出がいろいろ面白い。「ガヴリール」「ACCA」「このすば2」「小林さん」「亜人ちゃん」、どれも快調。この中だと「ガヴリール…」がハナ一つぐらい先に出てて、「ACCA」が続いて、「小林さん」と「亜人ちゃん」が並んでて、その少し後を「このすば」が追っかけてる感じかしら。あくまで自分の好みです。

「鬼平」も結構良い感じだと思うけど、やっぱ時代劇は一時間欲しい気はするな。「昭和元禄落語心中」はこれ、「…という夢だったのさ」って話かと思ったらそう言うものでもなく、これはこれで別な時間線がどうたら、なお話になってきました? 与太によって落語人気が再び噴き上がってる昭和後期がある、ってこと? そこらがちょっと、のみ込みづらい。

日曜朝。「ジュウオウジャー」はラス前。ヤマトの葛藤のケリの付け方にはちょっと「?」が付くけど、関係性を簡単に遮断して危険のないところに安住するのでなく、時には齟齬があったとしても、それでも繋がって共に進むことが正しいのだ、というメッセージは素晴らしいと思いました。そのお話の良いところを表現する必要上、割とざっとした退場になっちゃった美菜ちゃんはちょっとお気の毒でしたが(^^;。

「エグゼイド」の方はライダーやるぐらいの人はそれなりに覚悟持って生きてんだよ、と。ニコちゃんとタイガ君の凸凹カップルっぷりが思いのほかプリティで、なんかちょっと良い物を見せてもらった感がありますな。

「オルフェンズ」はどうかしたら先週以上に鬱度が上かもしれんお話。今度のガンダムは東映ヤクザ路線、なんて言われ方をあちこちで見かけたけど、これ、ヤクザ映画って言うよりはむしろ、狙ってるのはノワールなんじゃないか、って気はしてきた。これがあってるならこの作品、カタルシス無しのエンディングが待っているってことになるけど、実際のところはどうなんでしょうな。

「おんな城主直虎」、あああああ、柴咲コウさん、来ちゃったぁ(つoT) …いや、柴咲コウさんご自身になにか特に思うところはないのですけども…


2017-01-30 [長年日記] この日を編集

[Day] そないにZippoも要らんのだけど

画像の説明本日宅急便で到着。1末で終了のなんか良くわからんキャンペーンの景品でまたZippo。一応500名様限定商品だそうですが、個人的には前にもらったヤツが意外に気に入ってるんでこっちはどうしたものかなあ。テラテラなクロム感が、逆に使うのに逡巡しそうな出来なんだけどね。

売るか(w。

[Day] デジカメ欲しい病が再燃中

何でかわからんけど、というかスマホの写真がやっぱどこかで気に入らん、ということなのか。ここまで来たらば次は適当なデジ1に単焦点レンズで写真を撮る、という、待っているのはある意味沼への一歩しかない、ということになるんだが大丈夫かオレ。

とりあえず明日、冷蔵庫を新調したいのでその情報集めに出かけるつもりなんだけど、悪い予感しかしない(^^;。


2017-01-31 [長年日記] この日を編集

[Day] やっちまった…

買っちゃった…最近の冷蔵庫状況を仕入れにハーバーランドのコジマへ。なるほど、今はこんな感じなのねー。なんせウチの冷蔵庫、結婚した時にお義兄さんがプレゼントしてくれたもので、30年選手だもんな。んでこのアクア、というメーカーはなんなんだ? とか思ったんですが、これは中国企業のハイアール傘下で、中身はもとサンヨーってことらしいですな、へえ。まあこっちも候補に入れておこうかな。

なんて話はどうでも良いんだ。大事な話はハーバーランドのコジマはですね、大型商業施設umieのNORTHMALL 6Fにありましてね、同じフロアにソフマップも入ってるんですわ。そりゃそっちにも行くよね。

ま、実は三宮からハーバーまで、適当にカメラ屋さん見て歩いた末なんですけどね(^^;

たぶんStylus 1sを買った時に鈴菌ならぬオリンパス菌に感染しちゃったみたいで、次はOM-Dかなあ、というのは漠然とあって、ボディは中古でレンズは50mmの単焦点を新品で買えたら、ぐらいの気持ちで見てたんだけど、さすがにこういう時は神戸は田舎ですわ。なかなかそこまでのものはなかったんだけど、ソフマップでOM-D E-M10Mark Ⅱ、14-42mm F:3.5-5.6、40-150mm F4-5.6のダブルズームレンズキットつきが65000ちょいで出ていて。

E-M1とE-M5MarkⅡの中古もあって、そっちもかなり揺れたんだけど、一番程度が良さそうなのと、スタート時点でレンズが二本ある、ってのは美味しいかもな、と思ってこちらに決定。いまだにE-M1本体のみで56000円、を選ぶべきだったのでは、って葛藤は残ってますけど。

家に持ち帰ってチェックしてるんですが、前のオーナーさんはあんまりこいつを使ってなかったようで、というかパソコンとリンクして使う意識のない人だったのかな、って感じで、マニュアルはボロボロ(ソフマップのおねいさんと、『これは読み込んでるねえ』なんて話したぐらい)なんだけど、USBケーブルはポリ袋から出した形跡もなく、ファームウェアもアップデートしてない状態だし、EVFも未調整のままだしで、意外に使わないまま売っちゃったのかな、って感じはある、ってことはオレ的にはお買い得品、ということになるわけですね。

レンズ交換できるカメラなんてA-1以来だから四半世紀ぶりってことになるんだな。ま、これから精進します。まずは標準レンズ(マイクロフォーサーズだと25mmってことになりますか)を買わなくちゃだな、とか思ってる時点で沼に足突っ込んでるな(^^;。

[PC] んだよWindows

去年の夏のメジャーアップデート以降かな、光学ドライブにメディアを入れても「ディレクトリ名が無効です」ってメッセージをくらってなんだこりゃ、って思ってたんだけど、で、これはハードがいかんのかと思ってドライブを新調してみたりもしたんだけどやはり状況は変わらなくて弱ったなあ、だったんだけどYahoo! 知恵袋に答えがあったよ。デバイスマネージャで光学ドライブのセッティングを一度「無効」にしてから「有効」にすれば直るって、

…んだよそれ。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

taoy@笹塚 [マイクロフォーサーズへようこそ(笑)。パナのレンズもなかなか良いですよ。 http://photo.yodobash..]

ROVER [「ふぉくとれんだー」という禍々しくも甘美な単語が遠くの方から(^^;……]


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