ばむばんか惰隠洞

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2008-03-03 [長年日記] この日を編集

[Day] プチ帰省 (11:03)

親父様に大腸ガンが見つかって、先月末にちょっきんと手術をやったそうなので、滅多に見れない弱った親父の顔を見に、ちょいと帰省して参ります。

ガンの方は、もうちょっと遅かったら人工肛門やら何やら、いろいろとややこしい事になりそうだったらしいけど、とりあえずはおっきな腫瘍も取り除けて一安心だったらしい。親父も手術のあとはけろっとして、いろんな管付けたまま病院の中をうろうろしたり、せっかく個室を取ってもらえたのに、一人では退屈だからと相部屋を要求したりして周囲を呆れさせてる模様。

ま、ここんとこ里帰りもしてないので、良い機会かな。


2008-03-04 [長年日記] この日を編集

[Day] 無事帰還 (22:02)

着いたその足と帰りがけの二回、軽く見舞ってきた。それなりに弱ってはいたけれど、まあまあ元気そうだったのでそこは一安心。姪っ子が知らん間に女子高生になってて、なおかつ少々腐女子風味に磨きがかかってた事に驚きつつ不安も感じたりして。

んまあ親父の病状そっちのけで、酒飲んで帰ってきたようなもんですが。

[Books] 司政官 全短編 (23:56)

司政官 : 全短編(眉村卓/著) 眉村卓 著
カバーイラスト 加藤直之
カバーデザイン 岩郷重力 + WONDER WORKZ。
創元SF文庫
ISBN978-4-488-72901-1 \1500(税別)

宇宙に進出し、数多くの惑星を人類の植民地としてきた人類。今、その開拓の歴史は拡張の時代に一応の終止符を打ち、軍政による惑星支配から、官僚制による、より"民主的"な惑星管理への時代へと変遷を遂げようとしている。その最前線に立つのが、厳しく長い官僚としての訓練を積んだ司政官と、彼をサポートするSO、LQシリーズに代表されるさまざまなロボット官僚たちで構成された、司政庁であった…。

眉村卓のライフワークとも言うべき「司政官」シリーズの中短篇7編を、そのエピソードの発生した時代順に並べた短編集。

帰省のお供、行きの一冊目は日本SFの金字塔にして他に類をみない、"官僚"をテーマに据えた短編集。短編集とはいえ、中編レベルと言っても良い「長い暁」、「限界のヤヌス」も収録されているものだから、かなり分厚い一冊になっていて読み応えも充分。司政官制度の時系列に沿って短篇を再配置したため、執筆された時期が前後する事になってしまい、これがために作家のシリーズに対する気持ちの変化、みたいなものを追えない恨みのようなものはあるが、そこは解説やあとがきが充実しているから、そこで補完できるかな、というところ。

で、眉村氏ご自身のあとがきからも伺えるとおり、"司政官"というテーマは、このシリーズがまだシリーズとしてすら認識されていない初期の状態においては、あくまで設定上の彩りのひとつでしかなかったものが、司政官が現代社会における官僚そのものであることに気づいたところで、さまざまに話が拡がっていく可能性が生まれた、という事なのだろう。それ故初期の作品では、官僚制の理想論や矛盾に対する考察よりも、どちらかといえばファースト・コンタクトにおけるカルチャー・ギャップをどう埋めるのか、あるいは埋めないのか、といった趣のお話が多めになり、それがシリーズの執筆が進むに連れて、異星文明よりもむしろ、植民事業における官僚機構の事業推進において、何が障害となってくるのか、そしてその障害を生む大元は何なのか、といった部分への考察に重きが置かれるようになってくる。

もとより官僚制というものは、完成の域に近づくにつれて冗長な部分が排除され、それが却って硬直化を産み出すようなものであると思うのだが、異星に赴き、そこの先住民族たちの利益と、人類文明からの植民者たちの利益をともに保証し、さらにその双方の収支をあげていく、という事業は、その出だしの実現目標からして矛盾をはらんでいるわけであり、その矛盾をあらかじめ予想した上での制度導入だったのか、早晩破綻を来たす事が分かっていても、短期的には官僚の力を期待せざるを得ない事情があったという事なのか、なんて部分に思考を向けると、それはそのまま、しばしば批判されながらも持続している、現在ただいまの我々が目にしている官僚機構の抱える問題点に、いろんなところがリンクしている、とも思えてくる。優れたSFは未来を描きながら、同時に現在ただいまの我々の世界の問題点も、鮮やかに浮き彫りにしてみせる、と言う良い見本だな、と思わせられる。

そんな事を考えつつ、それ以上に印象的なのは、やはり日本SF第1世代、と呼ばれる作家たちの作品には、「描かない」事が産み出す「品」のようなものが感じられて、そのあたりの味わい深さ、ということになるだろうか。官僚が結構重要な役割を果たす日本SFというと、「エリコ」を思い出すんだけど、あれはあれでサービス満点(いやもうホントにね)で楽しいのだけれど、官僚という機構に思いを馳せさせる(それが最終的に読み手の中で形になるかどうかは別として)力、みたいなものに関して言うなら、どこか奥ゆかしく、一歩引いた描写を心がけている「司政官」シリーズの方に、より思考の振り幅みたいなものが許されているような気がするのだよな。最後の一線の決めつけをするかしないか、ってのは結構大きな部分のような気がするし、そこを敢えて読者にゆだねる、ってのは、ある意味読者に対してよりシビアに、本を読む姿勢を要求しているように思える。

そこら辺のシビアさが稀薄な私なんかは、どうしても最後の最後でムードに流れてしまうわけですが。

★★★★

[Books] ジャンパー グリフィンの物語 (24:31)

ジャンパーグリフィンの物語(Gould,Steven/著 公手成幸/翻訳 グールドスティーヴン/著) スティーヴン・グールド 著/公手成幸 訳
カバー・デザイン ハヤカワ・デザイン
ハヤカワ文庫SF
ISBN978-4-15-011653-8 \705(税別)

段取り大好きグールドSF

初めて"ジャンプ"したのは5歳の時だった。それから両親は、ぼくのこの能力を悟られないよう、世界の各地を転々とし、幼いぼくにさまざまな生き残りのための技術を伝授してくれていた。明らかにぼくの存在を消し去ろうとする勢力が、この世にはあるらしいのだ。そうは言ってもロウ・ティーンのぼくにはまだ、事の重大さが完全には分かっていなかった。そしてそんなぼくの軽はずみな行動が、取り返しのつかない事態を引き起こす事になったのだ…

帰省のお供、2冊目。「ジャンパー」の映画化に乗って(なのかな)登場したもう一人のジャンパー、グリフィンの少年から青年へグローイング・アップしていく過程を描いた一種のスピンオフ小説。前書きでそのあたりの事は、著者本人が述べているとおり、最初の「ジャンパー」の小説世界ではなく、映画「ジャンパー」の方に密接にリンクした作品であるという事なのだそうで、本書を十全に楽しむには、映画を見る必要があるのかも知れない、が今のところ映画の方はあんまり食指は動かないなあ。

さて、

映画の原作、「ジャンパー」は本国での刊行が1992年、日本では97年に文庫が出ている。出た時に買って読んだのだけど、当時のログ引っ張り出してみたらば、序盤少々鼻につくが、全体としてはまあまあ、ジュヴナイルのお約束を押さえつつ、良い感じに楽しめる作品なんじゃね? みたいな感想を書いていた。まあ劇場の予告で「ジャンパー」と聞いて、すぐに小説を連想したんだから、それなりに印象は強い作品だったのだろう。ってほとんど憶えてなかったけどね。

そんな作品のさらにスピンオフものなわけで、しかも著者の前書きにもあるとおり、あくまで映画版とリンクする作品であるという事もあり、文庫版を出た時に読んだ身としては、あちこち「時代合わねえだろ」感みたいなものは感じなくもない。いきなり「ハリー・ポッター」の話とか出されてもね、ってな感じはあるのだよね。

ただ、この人の小説は、とにかく登場人物がやたら念入りに段取りを決めていくあたりの描写が面白く、それは実はこの人の日本での第2作目、「ワイルドサイド - ぼくらの新世界」の方で顕著になるんだけど、とにかく何かをしようと思ったら、そのために必要なものが何かを割り出して、それをどうやって入手して、みたいな流れにヤケにご執心で、そこを読むのが結構楽しかったのだけれど、その魅力は本書でも健在でそこはちょっと嬉しい。

真性ヒーローのデイヴィーに対する、ややダークヒーロー気味なポジションになるグリフィンゆえ、どうしてもお話は鬱展開側にシフトしてしまうのだけれど、著者グールドさんの、段取り重視な部分に久しぶりに再会できたような気がして、そこはちょっと楽しかったです。

★★★

本日のツッコミ(全1件) [ツッコミを入れる]

taoy@笹塚 [そうそう「司政官」とか適度に不親切なのが良いですね。 近頃の日本人作家の作品は親切すぎてそれ以上に拡がらない感じ。..]


2008-03-05 [長年日記] この日を編集

[Books] オドの魔法学校 (23:56)

9784488520076 パトリシア・A・マキリップ 著/原島文世 訳
カバーイラスト ©2007 Kinuyo Y.Craft, All Right Reserved
カバーデザイン 東京創元社装幀室
創元推理文庫
ISBN978-4-488-52007-6 \1000(税別)

マキリップ・ライト

人よりも自然との語らいを好み、そこからさまざまなメッセージを読み取る事の出来る孤独な青年、ブレンダン。いつものように山に出かけた彼が出会ったのは、不思議な雰囲気をたたえた一人の女性。巨人と言っても良い体格と、長い年月を刻んだ風貌を備えたその女性は自らの名をオド、と告げ、かつて彼女が王都に開いた魔法学校の専属の庭師としてブレンダンを雇いたいという。とある理由で傷心の日々を送っていたブレンダンは、彼女の申し出を請け、王都ケリオールに赴くのだった…。

なるべくならばファンタシィは読まないでおこうと思ってる私にとって、マキリップは例外的にかなり好きな作家。記念すべきハヤカワ文庫、FT1だった「妖女サイベルの呼び声」、山岸凉子の装画も良い感じだった「イルスの竪琴」3部作、ともに大変読み応えのある佳品であったと記憶している。ただ、この方はなぜか日本では訳がなかなか出ない方のようで、2005年の「影のオンブリア」が、実に17年ぶりのマキリップの訳出作品だったのだとか(しかもうかつな事にこちらは読んでなかったわ)。静謐、とかいう形容がふさわしい作風の方だけに、ケレン味不足が営業的に敬遠されたりしたのかしら。いつの間にかハヤカワじゃなく創元に移っちゃってるし。

さて本書。実は強大な能力を秘めていながら、それを縦横無尽にふるうのではなく、そんな"力"を秘めた存在を中心に、さまざまなキャラクターが近づいたり離れたりを繰り返し、いつしかお話は大団円に向っていく、という物語であるわけで、そう言えば似たような話があったなあと思って真っ先に頭に思い浮かんだのが「バイオレンス・ジャック」だった、ってのは私の頭が少々おかしなことになっている証拠かも知れないが、でも少女漫画的「バイオレンス・ジャック」、って喩えはそんなに的外れでもないんじゃないかな、って気もしないでもない。その存在が明らかになった事で、停滞気味だった世界に新たなモーメントが生まれる、って図式は間違いなく相似形なのじゃないのかな、なんて。

"魔法"をひとつの"技術"と捉え、魔法学校という存在が、その効率的な運用にばかり注力するが故に、制度的な硬直が発生し、そうなるとそこに風穴を変えたいと思う勢力が生まれる、という歴史的な流れは間違いなく生まれるよね、ってのがお話の割と深いところに潜んだテーマであるような気はする。そこをあんまり強調せず、敢えて(一応は)主役(のはず)のブレンダンに筆を割かず、彼の存在によって、自らの生き方に変化がもたらされる何人かの登場人物たちの複数のエピソードが、時にユーモアを交えて綴られていくところに本書の魅力があるのだと思う。思うけどお話としてはやや物足りないものも感じるな。

マキリップ作品には、なかなかその全貌を見せない強大な敵を実に上手く描写している、という魅力があったと思うんだけれど、残念ながら本書では、そのあたりの描写がかなり稀薄。黒けりゃ良いってもんでもないだろうが、黒さは白さを際だたせるのでね。なんだ、みんな白かったのかい、では読後感もパッとしないだろうと。ディティルの細やかさはさすがマキリップなんだけど、全体を通して読む時のストーリーの起伏って点では、やや物足りなかったかな。

妖女サイベルの呼び声(McKillip,PatriciaA/著 Pautz,MaryPatriciaMcKillip/著 ほか)

記念すべきハヤカワFT1。これはとても良いです。

★★★


2008-03-06 [長年日記] この日を編集

[PC] ああ、これか (14:23)

他人様の書いたスタイルシート追っかけてて見つけた。これがかの有名なアスタリスクハック、ってやつか。どう違うのか見てみたい気もするが、ウチにはまだIE7が無いんだよな。

ま、そんだけの話ですが。


2008-03-07 [長年日記] この日を編集

[Comics][Day] 買ったは良いが読めてない (23:06)

鉄腕バーディー(ゆうきまさみ/著)ゆうきまさみ「鉄腕バーディー」(18)。「ゆうきまさみサスペンス 秘境湯けむり怪事件 美人捜査官と弱気な高校生が挑む1000年の呪い!」(ぉ)の解決編、らしい。だってまだ読んでないんだもの。

なにしろ突然、洒落にならん量のコーディング仕事が舞い込んで来ちゃうんだものな。3月10日までに30ページ(こっちは何となく出来そうな気がしてきた)、3月17日までに110ページ(えっ!?)。こっちは、おおもとのCSSが書けたら、あとは大半がテキストの流し込みで済みそうだけど、にしても量がバカにならな……

フィックス17日?

えーと、オレはいつ確定申告を書いて、お役所に提出したら良いんだろう。


2008-03-10 [長年日記] この日を編集

[Comics] お買い物

Aria 12(天野こずえ/著)天野こずえ「ARIA」(12/完結)。少々急ぎ足気味なグランド・フィナーレ。そのほんわか感や描線のエロさ、美しさは特筆ものだと思うんだけれど、その絵の巧さが、逆に長編マンガとしてのシリーズ構成、みたいなものを、かなり手薄なままに投げっぱなしで終わらせちゃった、ような印象。

マンガとはコマによって構図をコントロールされた連続絵物語だ(めちゃくちゃうろ覚え)、みたいな事を言ったのは夏目房之介だったかな。この作品に関してはコマはむしろ額縁であって、そこに収められた様々な絵画を、丹念に見ていく、様な読み方が要求される作品なのかも知れない。各コマの推奨移動速度が、通常のマンガよりもかなり遅めに設定されている、みたいな。

各話の完成度は高いだけに、コマ間の移動速度とストーリーの展開速度に、特に終盤になって、やや違和感絡みの物足りなさは残ったかも。


2008-03-11 [長年日記] この日を編集

[Day][TV] 青色定期視聴番組申告 (23:16)

画像の説明10日フィックスと言いながら、なぜか全く緊迫感のないままその期日は過ぎ、少々ゆる目に作業が続く日々なんで、言われた事だけ受ける方向で、こっちからは積極的にコーディングに手を出さないでおく事にしてみたら、なんだ、使える時間結構あるじゃないの。

ということで、今がチャンスとばかり、録画した先週分を流しながら領収書の山と格闘してみた。うちは、冊子小包(ああ、郵政民営化で『ゆうメール』とかいう、まるで『米ライス』みたいな名前になったんだった)の発送が多くて、こいつのおかげで少額の領収書が無駄に増える上に、消耗品なんかも100均でちまちま必要な分を買っているモンですから、気がつくと細かい領収書やらが段ボールから溢れるぐらい溜まってしまうわけですな。こいつを入力するのは結構ホネですわ。今日は7時に起きて、午前中でコーディング仕事の残りを上げておいて、午後からぽちぽち入力してたんだけど、交通費関係がまだ入力できてません。さすがに飽きた。

セコい作業しながら、「俗・さよなら絶望先生」(先週分)、「灼眼のシャナⅡ」、「機動戦士ガンダムOO」、「クラナド」、「ペルソナ」、「キミキス」、「炎戦隊ゴーオンジャー」、「仮面ライダーキバ」、「Yes! プリキュア5 GoGo!」、「俗・さよなら絶望先生」。「ガンダム」は、鳴り物入りで出現した後発のガンダムチームが、ただの噛ませ犬的扱いになってしまって何やら哀れ。最終的に壊れてしまったサジ君が、大団円に向いかけた話を台無しにするようなラストを期待してるんだけど、どうなるんでしょうな。

「ペルソナ」の妙なギャグセンス(長兄限定)がちょっと面白い、というか「クラナド」の置鮎、「ペルソナ」の小安、「キミキス」の福山、桜井と、みんな揃ってヘタレっぽい役に、無駄に良い声の声優を使ってくるあたりがちょっと面白いわ。

日曜朝は、今のところちょっと、(見てるこちらの)テンションが上がらない感じかな。「ゴーオンジャー」はまだちょっと馴染めない。「キバ」はいろいろ興味を惹く部分もあるにはあるんだけど、まだマイナスポイントを帳消しにする程に面白いとは思えない、ってところか。親子二代のライダー、と言うのじゃなく、親の代ではライダー誕生までの前史が描かれるのかも、ってあたりに、興味を惹かれる部分はあると言えばありますが。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

TUX [●ようやく帳簿の入力が終わって、確定申告用紙への書き込みが始まりました。 ●レシートの山もさることながら、少額源泉..]

rover [こっちは何とかひと揃い、出来上がりました。ちょっぴりだけど還付金もありそうなので、ほのかにめでたい気分です(w。]


2008-03-12 [長年日記] この日を編集

[Day] でけたー (23:47)

いえい、確定申告の準備、出来ちゃったぜ。コーディング仕事の方が完全に停滞気味だったおかげで、今日は一日しこしこ入力、あとは国税庁のサイトで、出た数字を放り込んでプリントアウト。これであとは源泉やら何やらの書類をぺたぺた貼ったら完了だい。

まさか何も言わないだけで、あたしの仕事は山積みなんじゃないかと不安になって、申告の準備が一段落したところで軽く問い合わせ入れてみたけど、そう言うものでもなさそうだったのでちょっと安心。一時は真剣に、間に合わないんじゃないかと思ってただけにかなりホッとしたですよ。

に、しても。

一応オレ、公式には本業は古本屋なんだけど、儲かってないなあ(w。営業努力してないんだから、当たり前だけどさ。


2008-03-13 [長年日記] この日を編集

[Day][Comics] 確定申告やらお買い物やら

昨日のうちに準備は出来てたんで、お昼前に家を出て、歯医者さんでがりがりと歯石を削りだしてもらって(あの、キカイでぎゅいーんってやられるのは、微妙に脳天に響くんですごくイヤだけど、お医者さんにがしがし掻き取ってもらうのは、痛いなりに快感かも知れん。Mなのか? オレ)から税務署へ。今回も特に問題はなく、ぺらぺらと書類を眺めてぽんとハンコを押されて、バイトくんに「お疲れさまでした」と一言もらって申告終了。前準備がなにかと鬱陶しいだけに、儀式そのもののあっけなさはちょっと物足りんね。

ひだまりスケッチ 3(蒼樹うめ/著)ひだまりスケッチ 1(蒼樹うめ/著)せっかく街に出たんだし、ハーバーランドまでてくてく歩いて、本屋さんで蒼樹うめ「ひだまりスケッチ」(1)、(3)購入。こいつも神戸の山奥では、簡単には入手できない本だったりするのよね。とりあえずアニメ第2期決定記念、てことで。相変わらず宮子がぶっ飛んでてええ感じだわ。

ついでに、ソフマップも軽く偵察。めび君のバッテリが死んじゃった感じ(フル充電しても小一時間でバッテリが上がっちゃうようになっちゃった)なので、出来たら手ごろな価格でノートパソコンが一台欲しい気分だったんだけど、んー、Thinkpad X40が中古で6万弱。このあたりがねらい目かなあ、最近DWだのFWの使用頻度が上がって来てて、デスクトップ機の方のパワーアップもしたいんだけど、なかなか先立つもののサポートが手薄なもので、いきなりまとめて環境改善、と言うわけにも行かないので、各個に撃破、して行かなくてはいけないわけで、できたら先にノートの方を何とかしたいんだけど、さて何としたものか。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

TUX [●確定申告、こちらもようやく発送しました。儀式があっけないのがヤなので、ずっと郵送です(笑) ●私の方もいくばくか..]

rover [お疲れっす。大量の源泉徴収票は全て貼り切れたでしょうか(w。 ちゃんとメンツの揃ったオフ、やりたいですなー。]


2008-03-15 [長年日記] この日を編集

[F1][Day] F1はじまっとる (10:02)

が、あたしゃこれから岸和田なのさ。土曜朝のフリーはBMWが速かったようですが、さて予選はどうなるかな。帰ってから見るですよ。

[F1] オーストラリアGP P3&予選

今回の岸和田の作業は何やら不可解で、早い話がオレが出かける意味があったのか? みたいな内容だったわけですが。まあ日当もらえるから良いですけど。 家に帰ってF1第1戦、オーストラリアGPのフリーと予選を眺める。フリーは見ない事も多いんだけど、今年のシーズン、レギュレーションやら何やらあまり把握してないもので、川井ちゃんの与太話からいろいろ情報を仕入れようと言うわけで。とりあえずつらつらと見聞するに、

  • ECU用の電子機器をお仕着せの物に統一(マイクロソフト製なんでしたっけ?)
  • TCSなどの禁止(歓迎!)
  • ギアボックスは4レース交換不可
  • 予選、レース中のギアレシオの変更不可(なぜ?)
  • マシンが止った時に機械的な支援を受けたらそこでアウト(去年のヨーロッパGPでのハミルトンの一件が痕を引いた模様)
  • 予選時間の変更(20分、15分、10分。Q3では翌日のレースで使う燃料を積んだ状態で予選を行うので、去年のように前半だらだら走る予選ではなくなる。歓迎)

みたいな。今年は赤いのと銀色のが飛び抜けていて、それ以外がダンゴ状態になるために、ちょっと気を抜くと有力チームでも早い段階でまさかのノックアウトを食らう危険性があるそうで、見どころは断然Q2、って事になるのだそうな。各チームが一番シャカリキになるのがここだろう、と。

ってな前情報をもらった上で観戦する予選だったんだけど、いくつかのドライバーエイドなハイテクが禁止された事と、基本ストップアンドゴーなメルボルンの特性が作用して、かなりスリリングな絵があちこちで見られてそこは楽しかった。ブレーキングの下手なドライバーは、たやすくコースアウトしてしまうコーナーが増える事になったわけで、ある意味ドライバーの腕を競う、という本来のF1の姿がちょっぴり戻ってきたような気もして。

開幕戦ゆえ、予選の結果は適度に荒れて良い感じ。二人のチャンプが揃って低迷し、未来のチャンプ候補がポールを取り、次代をになう若手が頑張り、トヨタは少しばかり心を入れ替えたんだろうかと思わせ、今年のアグリはいろいろ大変だろうなあ、てな感じか

と言うわけで決勝も楽しみですな。最後尾15位スタートのキミがどこまで上に行くか、に注目かしら。放っとくとビリッけつから一番前まで上がっちゃいかねないヒトですから、彼は。


2008-03-16 [長年日記] この日を編集

[F1] オーストラリアGP決勝 (23:15)

スタート直後に中団から後方で少し大きめなクラッシュが発生して、一周目からセイフティカー導入。遠目の画像だったもので一瞬「あ、タクまたやらかした?」とひやりとしたけれど、どうもタクはスタートをミスってやや後退し、そのおかげで混乱をスルーできたみたい。割を食ったのはデイヴィッドソンとバトン、ベッテルにフィジケラと言った面々。逆に15番手からスタートしたライコネンは、あっという間に8番手までジャンプしてて、これは、と思ったんだけどさすがは開幕戦、これでもかという荒れっぷりに、最終的に彼も飲み込まれてしまってた。

その後もクラッシュやトラブルで続々とリタイヤしていくマシン達が続出し、こりゃあ完走したら高い確率でポイント取れるんじゃないだろうか、なんて思ってたら、結果的に完走9台、うち失格1台(よりによってホンダかい)で、ホントの話になっちゃった。これだけ荒れたレースで2台ともしっかり走りきったマクラーレンはやっぱりすごいんだな。逆にフェラーリの方はいろいろちぐはぐ。日本勢はとっても不幸、というかやっぱりなにかが足りないんだろう。だって日本製のエンジン積んでるウィリアムズは大活躍だったものね。

てことで表彰台はハミルトン、ハイドフェルド、ロズベルグというかなり目新しい感じの並び。カート時代の好敵手にして大の仲良しでもあるというハミルトンとロズベルグのはしゃぎっぷりが、なんだか微笑ましかったですな。中嶋もラッキーがあったとはいえ、健闘したと言えるんだろうな。逆にこのレースに限っては期待はずれだったのがネルシーニョだったかしら。タクも頑張ったと思いますが、さすがに彼らが間違って完走しちゃうほど、F1は甘くないわいな。

来週は早くも第2戦。フェラーリは巻き返しのきっかけを掴めるのか、スーパーアグリの部品は足りるのか、メガネっ子ボーデ(721ではベルデー、と発音してるけど、どっちが正しいんだろう)のパフォーマンスは本物か、ってあたりに興味津々、かも。

[TV] 定期視聴番組 (23:33)

「灼眼のシャナⅡ」、「機動戦士ガンダムOO」、「クラナド」、「ペルソナ」、「キミキス」、「炎戦隊ゴーオンジャー」、「仮面ライダーキバ」、「Yes! プリキュア5 GoGo」。まあある意味死亡フラグは全部立ってたとも言えるンだけど、ロックオン兄さん、戦死。で、傭兵おじさんの方はこれ、生き延びたって事なの? やっぱり彼に引導を渡すのは刹那の役目って事なんでしょうか。なんにせよ、戦争根絶がどうこう、ってテーマは一旦脇に置いて、登場人物が、みんな自分の都合で行動しまくってる状況が続いてるわけだが、そっち方面の大きなテーマは、あんまり考えないでおいてくださいね、魅力的(当社比)なキャラ達の織りなす運命に注目してくださいね、って方向なのかしら。

土曜深夜はどれも良い感じ。なかなか掴み所が分からないまま話が進んでる「ペルソナ」なんだけど、訳が分からんなりに、なにやら見ている側を引っぱる力を持っているような気はする。少々ムードに流れてしまい過ぎな傾向も無しとしないけれども。その前後の二本は、どちらも良い感じですね。本編とは全然関係ないんだけど、「キミキス」のサッカー部の顧問の声をあててるのが大原崇、ってとこにおじさん少々ニヤニヤしてたりしますよ。

日曜日は「ゴーオンジャー」が未だにノリ切れず、「キバ」はなんだな、こんな物かと思って見てる分にはまあいいか、みたいな。井上脚本にケチを付けても詮無き事なのは分かっているつもりなんだが、それでもそれはちゃんとした珈琲飲みなのか? ってなクレームを毎回付けたくなってしまうんだよな。デフォルメの方向性、それで良いのかしらね。


2008-03-17 [長年日記] この日を編集

[Day] そう言う季節か (22:49)

鼻水じゅるじゅる、目ぇしぶしぶ。鼻炎用カプセル飲んだら眠くなって仕事にならんし。

厄介なシーズンだこと。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

TUX [●今年は強烈ですなー。最近収まり気味だったのが、クシャミ連発の日々です。 ●これはアレですか、アルコール消毒ですか..]

rover [最近何か良いスパイスありますかね。夏になったら「スピードレーサー」っちう、かなり強烈な味のやつがありそうなんですが(..]


2008-03-18 [長年日記] この日を編集

[Books] ナポレオン艦隊追撃 海の覇者トマス・キッド 6

9784150411664 ジュリアン・ストックウィン 著/大森洋子 訳
カバーイラスト Geoff Hunt
カバーデザイン ハヤカワ・デザイン
ハヤカワ文庫NV
ISBN978-4-15-041166-4 \940(税別)

意外なくらい正統派

連戦連勝のナポレオン率いるフランス軍の猛威に恐々とする対仏大同盟諸国。次なる目標はいよいよ英国本土なのか。だが、当のナポレオンは、地中海側のトゥーロンでその姿を目撃されていた。彼が次に狙う目標はどこなのか…。英国地中海艦隊の指揮艦ヴィンセント卿は、ネルソン提督を指揮官とする小艦隊を組織、フランス艦隊の動向を探らせようとする。その小艦隊の中に、トマス・キッドの座乗するテネイシャス号の姿もあった…。

トマス・キッドものの第6弾。フランス革命がナポレオン戦争に様相を変えたあたりの時代を背景に、強制徴募されたカツラ職人が、海に自分の居所を見いだし、己の才覚で上をめざしていこうという話。今回はアブキールの海戦とアクレの攻防戦がメイン。帆船もの冒険小説としては、先に海戦が来てその後陸戦で〆、ってのは構成上ちょっともったいない気もするが、史実がこの順番だからしょうがない。

いわゆる海軍士官、とは家柄のようなものが密接に関係していて、到底ヒラの水兵などがその地位にあがれる様なものではない(ゼロではなかった、という事が第1巻のあとがきで明らかにされておりましたが)のだが、敢えてその険しい道を進もうとするキッドは、どんな小さなチャンスもどん欲に掴んでいこうとする。それは言ってみれば究極の二択の連続になるわけで、目の前のチャンスに見えたものが、少し長い目で見ると結果的にマイナスに働くこともあり、彼の選択はいつも正解のルートを行くとは限らない。その時々の結果に一喜一憂し、心のどこかに焦りのようなモノがうまれ、そのことがやがて、彼を大きく落ち込ませる事態を引き起こすことになる。彼を見守る親友、レンジもまた彼なりの問題を抱えていて、そのことに悩み続けているのだが、いずれにしても今、彼らの命はナポレオンの大軍を前に風前の灯状態。さあ突破口はあるのか……、と言うあたりの展開はなかなかうまい。

元もと何も持たない一人の若者が、それなりに歴史と伝統のある軍隊という社会の中で、自らの地位を押し上げて行くにはどうしたらよいのかを迷い、間違いをしでかしながら生きていく、と言う軸がぶれないのでかなり楽しめる。「オーブリー」ものはどうにも肌に合わんので、最近続きを買ってないのだけれど、こちらはもうしばらく付き合ってみても良いかな、と思える。史実の折り込み具合も無理がなく、なかなか楽しめる。不満があるとしたら、登場人物達の関係性の描写がまだ手薄な感じがするってあたりかしら。ボライソーとオールデーのような強烈なものは難しいかも知れないけれども、せっかくの親友、レンジとの関係性が今のところはまだ、自分たちは親友親友言うておるのに、端から見たらあの二人、仲良くないんじゃね? みたいに見えてしまう時があって。シリーズ物では人間関係の強弱はお話の良いアクセントになると思うんで、ここらがもっと改善されると、さらに面白くなるんじゃないかな。

★★★


2008-03-19 [長年日記] この日を編集

[News] 訃報 (15:52)

アーサー・C・クラーク(→CNN)。齢90はまあ、大往生だろうな。ご本人にしてみたら、軌道エレベータができるところぐらいは見ておきたかったかも知れないけど。

熱狂的に好き、と言う方ではなかったけれど、SFを語る時に常にバックボーンとしてその存在を意識し続けなくてはならないタイプの作家だった、と言えるだろうか。一作選ぶとしたら何になるだろう。私はやはりいろんな意味で「前哨」か。ああ、「白鹿亭綺譯」も好きだな。

たくさんのワンダーをありがとうございました。

[Books] 戦後少女マンガ史 (21:02)

戦後少女マンガ史(米沢嘉博/著) 米沢嘉博 著
装画 高橋真琴
カバーデザイン 井上デザイン
ちくま文庫
ISBN978-4-480-42358-0 \880(税別)

時代を映し、時代に移し

終戦直後の闇市・赤本時代から1980年までの少女マンガのスタイル、テーマ、そしてキーパースンとなる作家達について論評した少女マンガ通史。巻末に1979年までの少女マンガ年表、貸本少女マンガ年表、少女マンガ誌生存年表つき。

昨年惜しくも亡くなられた米澤義博氏の労作の文庫化。カバーイラストを飾るのが高橋真琴の絵であるところがなかなか興味深い。「読めない人には全く読めない」と言われる少女マンガ独特のコマ割りやさまざまな効果、それらが生まれる一番大元のところに位置していたのが、それまでの手塚式"コママンガ"のスタイルのバリエーションの拡大再生産であった少女マンガに、初めて"絵"本来の持つ魅力を持ち込んできた高橋真琴の作品群であり、それがもたらしたものこそが、コマを突き破って自由自在に動くキャラクタや効果線、点描に、もちろん(時としてページの中に無意味なまでに過剰に咲き誇る)花。高橋真琴によってとっかかりを得たそれらの手法たちは、高橋真琴を飛び越して多くの新人作家たちに、より効果的に取り入れられて現在(つーかまあ、少なくとも1980年)にいたる、と。

で、高橋真琴が拓いた地平の大元の元、"絵"本来の持つ魅力を前面に押し出してくる作家がふたたび現れるまでに、ワシらは大矢ちきの登場まで待つことになってしまった、というあたりの流れはとても興味深い。大矢ちきは高橋真琴とはまたちょっと違ったベクトルを持った作家であったと思うのだけれど、その活躍の期間が(もったいないくらい)短かった、というあたりもまた、どこかで高橋真琴に通底するものがあったのかなあ、などと。それ故米澤氏の以下の考察はとても鋭いと思う。ちょっと長くなるけど引きますと…、

高橋真琴が挿絵を目指してマンガの世界に入り込み、ああいったスタイルをとったのは、彼にはマンガの絵の記号性が理解できなかったからではなかろうか。だが、少女マンガで育ってきた多くの若い少女マンガ家達はそういったものを自明の理としてさまざまなものを吸収していった。萩尾望都がファッション画を勉強していたこともうなずける。もりたじゅんが美大生だったというのもそうだ。マンガ家達の多くは文学や映画や音楽への傾倒はあっても、美術へのそれは少ない。絵が語ることの意味に関する無頓着さというより、それがマンガなのだ。逆に絵画性が勝ると、ドラマは抜け落ちていく。

少女マンガにおける変幻自在、時には枠線すらも効果の一部に使ってしまうさまざまなイフェクツの、その根っこにあるものが何なのか、ってのは前々から割と気にはなっていたんだけれど、その回答のひとつになるかも知れない解を出してもらったような気がして、ちょっと得したような気分になった。

全体としては戦後の少女マンガのトレンドが何に影響され、それが後発にどういう影響を与えてきたのか、をどちらかと言えばざっくりと展望していく本なわけで、どこか特定のジャンルに深く突っ込んだ考察を加えるような本ではないのだけれども、それでも随所に、こういう油断ならない切り口が見えたりするから嬉しくなってしまう。これ一冊で少女マンガの全てが分かる、様な本ではない(ちょっと残念なのは、たとえば'82年の紡木たく、など、年代的に考察の対象から外れてしまった作品が多数あるあたり、といえるだろうか)けれど、それでも大ざっぱな少女マンガの背骨になる部分の変遷と、その時代ごとのキイ・ワードやキイ・パーソンが何なのか、それが具現するものがなんであるのかを掴むには絶好の一冊。マンガ好きなら読んでみてくださいませ。

以下自分語り。

私にとってリアルタイムで読んで衝撃的だった少女マンガは、水野英子「星のたてごと」、大和和紀「真由子の日記」、そんでもってひかわきょうこ「千津美と藤臣くん」だなあ。それぞれ、少年マンガについぞなかったグランド・ロマンの香り、少女向けのマンガでありながら恐ろしく深いところまで突っ込んだその内容(初出は1970年、オレもまだ小学生だった、つーの。オレが初めて憶えた英語はギブ・アンド・テイクだぜ)、そして最後は、男がそうであって欲しいと思っている少女マンガの理想型、とオレには見えたのだな。ちなみに萩尾望都や三原順は、少女マンガとか言う枠を越えて、マンガとして衝撃的だったと思ってますよ。

オマケでもういっちょ引くぞ。

糾弾されるだろうことを承知で言うなら、木原敏江こそ少女マンガそのものであり、木原敏江のマンガを嫌いなものは基本的に少女マンガファンではありえない

よかったぁ、オレ、ドジ様大好きなんだ(w。

★★★★

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TUX [●アーサー・C・クラーク師匠は、長編よりもアイデア満載の中・短編が大好きです。「天の向こう側」「明日にとどく」「10..]


2008-03-20 [長年日記] この日を編集

[Day] お仕事お仕事

2月で一旦フィックスしたけど、追加で諸々作業が舞い込んできてるんでやっつけちゃう。某企業のサイトで、かつ私が少々興味を持って日々眺めているジャンルの企業さんのサイトなので、んまあちょっと面白い情報が覗けたりするのは楽しいんだが、毎度毎度「これが要る、明日くれ」、な話の流れになってしまうのが辛いところで。

明日と言わず前日前倒しでお贈りしますよ、って今日は世間は一般的にゆってお休みだったのかい…。


2008-03-21 [長年日記] この日を編集

[Day] んーと… (23:21)

21日仮フィックスの予定で動いていたコーディング仕事の要求仕様が21日にやってくる、ってのはどうなんだろう。時空を越えろと?

ある日突然キツキツの納期で仕事振られるのも困ったものだが、前もって立ててたスケジュールが毎回なし崩し的に押しまくられた結果になる、つーのもこれはこれで困ったもので。んまあ私が昔勤めてた会社も割とそっち方向だったんで、当時の外注さんの気持ちとか少しは分からないでもないけど。

そんなことよりも、Windows Vistaがそこそこ普及してるようなので、そろそろあたしもVistaが動くマシンを調達せんといかんような気がしてきた。いやね、メイリオフォントで結構毎回悩まされるんですわさ。それなりにきれいなフォントだと思うけど、従来のフォントに比べて横に長いんだよね。時々予期しない(のはオレだけなわけだが)レイアウトの不具合が発生するんで、関係各位に少々迷惑をかけてたりするんだった。

ちょっとwebで偵察してみたんだけど、おおむね10万でVistaがそこそこ快適に動くマシンってのは入手可能なようだから、今月の働き次第ではあるけど、新機種導入も視野に入れておこうかしら。

で、買うことになったと仮定して、オレはどのVistaを買ったら良いんだ? なんか無駄にバリエーション豊富なんですけど。


2008-03-22 [長年日記] この日を編集

[Day] 出張だー

仕事押してるんだけどねー。そうは言っても放ってもおけないのでちょいと堺まで。で、別にキカイの方はどこもおかしいところもなく。どうやら現地のスタッフが、ちゅーとはんぱにキカイをいじくっておかしくなったまま放置してただけのようで。電源リセットで無事復旧。

勘弁しろや、こういうの。

[F1] マレーシアGP フリー・予選

雨が降るんじゃないかって予想のおかげで、みんなが早め早めにタイムを出そうと動く。前戦ではいいところのなかったフェラーリが、ここではやたら良い調子、トヨタとBMWも好調みたい。予選はフェラーリ、マクラーレン、その後にヤルノが割り込んで、BMWが続く、様な順位(マクラーレンは予選で妨害走行したってことで二人とも決勝は5番手降格)。明日は高い確率で雨、と言われてるがどうなるか。

なんて事より、フリーの川井ちゃんのダベり聞いて、ベッテルってまだ20歳だったのな。なるほどー、それで木曜日の記者会見(F1-Live.com)みたいな訳が選ばれたんだなー、とか思った。「ね、何て言ったの? 何て言ったの? もう1回言ってよ!」…。なんかかわいらしくて良いね。

委員長タイプのメガネっ子と、やんちゃな妹タイプ、二人のセバスチャンを揃えたトロ・ロッソに、今年は注目かしらん(おまいは馬鹿か)。


2008-03-23 [長年日記] この日を編集

[TV] 定期視聴番組

「俗・さよなら絶望先生」、「灼眼のシャナⅡ」、「機動戦士ガンダムOO」、「クラナド」、「ペルソナ トリニティ・ソウル」、「キミキス Pure Rouge」、「炎戦隊ゴーオンジャー」、「仮面ライダーキバ」、「Yes! プリキュア5 GoGo!」。「絶望先生」は、偶然なんだろうけどナナメに追悼・市川崑、みたいな話になってましたな。「ガンダム」は、先週もロックオン兄さんの死と言う暗い話の中、一人で笑いをとっていた酸っぱいコーラ君、死ぬ時まで笑いを掠っていくとはな。空回りしっぱなしの彼の一生に哀悼の意を表し……たりはしませんけどね。

で、このガンダムは「コードギアス」みたいに少し間をおいて2期があったりするんでしょうかね。フラッグ大好き兄さんが健在だし、ソレスタル・ビーイングって結局なんだったのさ的なヒキも残ってる反面、思わせぶりで始めておいて、イデオン・フィニッシュ(?)で強引に幕を引いちゃうってのも、それはそれで潔いかも知れないな、とは思ったもので。

土曜日は「クラナド」が本編終了(来週は番外編のようですな)、「キミキス」も終了。全体のクオリティは「クラナド」の方が上かと思うが、お話の造りの方は「キミキス」の最終回、見事に持って行かれたぜ。おおむね予想通りとも言えるんだけど、それでもその展開にするのか、とちょっと驚いた。ゲームの方じゃ、結美ってメインヒロインなんでしょ? いろんな意味で泣けるわ、これ。アニメ公式の 最終話アフレココメントのキャストさんたちの一言が、かなり笑えた。結美さん、かなり真剣にお怒りなんではないでしょうか(w。

日曜日の方は、えーと、何となくイマイチ感強め、かな。

[F1] マレーシアGP決勝

雨が降るぞーと言われてた割に、空は青く、まずは一安心なんだが、昨日の予選終了後に、やや長時間にわたって降雨があったらしく、路面のコンディションが変わっているかもしれない、というコメントあり。その影響があったのかどうかは知らないが、ハードをチョイスしたチームは序盤好調。こっちにいたのがフェラーリ、でソフトを選択したのがマクラーレン。こちらは弱り目に祟り目だったかも。

レースはスタート直後のキミとフェリペの第1コーナーの取り合いとか、ハイドフェルド、クルサード、アロンソの3車横並びバトルとか、中嶋のスーティル(だったなかな?)ぶち抜きとか、終盤のハミルトン対トゥルーリ、アロンソ対ウェバーの攻防とか、いろいろ見どころのあるレースでしたな。スタジオ解説の森脇さんが、ドライバーエイドがなくなって、レースが面白くなったと大喜び。ワシもそう思う。

レースはキミ・ロバート・ヘイキが表彰台。とりあえずキミは雪辱を果たし、アロンソは強さを見せ、クルサードやウェバーといったベテランが巧さを見せてくれたようなレース。マッサがちょっと惜しかったけど、それだけプレッシャーはあるってことなんだろう。

最後になりましたが、部品壊れなくて良かったなあ、スーパーアグリ。


2008-03-24 [長年日記] この日を編集

[Day] お仕事お仕事

こんなもんテーブルレイアウトで片付けちゃいましょうよー、とか弱音吐きたくなるコーディング作業続行中。んまああたしのアタマもかなり硬くなってきてるんで、デザインファイルからすぐに、どういう風に部品用意したらが良いのかが見えてこなくなってきてるってのも大きいんだろうけど。

まあ、「これをスタイルシートで実現するにはどうすればいいか?」を考えること自体は楽しいから良いんだけど、時々へこたれるね。

ああ、そういえば…。

去年の後半はどういう訳だか歯医者さん関係のサイトのコーディング仕事が多かったんだけど、それが一段落したところで、自分が歯医者さんのお世話になる羽目になっちゃったんだった。と言うことは今の仕事が一段落したらば、あたしのところには芸プロからのオファーが殺到したりするのかしらん、きゃん(はぁと)。

馬鹿だろう自分。


2008-03-25 [長年日記] この日を編集

[Comics] お買い物

おせん 其之15(きくち正太/著)Bamboo blade 8(五十嵐あぐり/イラスト)土塚理弘&五十嵐あぐり「バンブーブレード」(8)、きくち正太「おせん」(15)。「バンブー」、アニメの方はあと一回で終わりなので、別な展開になっているんだけど、原作の方はまだ続くので、お話の方もゆっくり目。ようやく石橋先生が受けもっている二校のもう一方が登場して、みたいな。なにかとここまで不遇だった男性陣が、皆さん妙に格好良くなってきてますな。コジロー先生もちょっと主人公(いやいや、主人公はタマちゃんですけど)っぽくなってきてるし、アニメの方でも、スーパーユージが発動してたりしたし。

「おせん」は鹿児島で美味しい鰹節を作ろう編。ってテレビドラマになるのかい「おせん」。おせんさん役に蒼井優、だそうで。うーむそれはどうなんだろう。板場の三人娘のうちの一人、とかだと割としっくり来るんだけどもね。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

ソノヤマ [●蒼井優ちゃんの「おせん」、今週発売のイブニングに写真が載っていましたが、予想を遙かに上回る違和感でした(爆)流石日..]

rover [違和感なのかい(^^;)]


2008-03-26 [長年日記] この日を編集

[Oldbooks] 今日の古本を見て一言 (23:15)

画像の説明'90年代終盤から2000年代初めの方の「ぱふ」を何冊か送っていただいたのでチラ見してたんだけど、いやあ、完全にBL系プッシュプッシュな雑誌になってたんだな。んまあ大判になって"まんが評論誌"が"まんが情報誌"と微妙に名乗りを換えたあたりから、基本的に女性向けの雑誌に方針転換してるなーとは思ったんだけど、今回送っていただいた「ぱふ」は、さらに名乗りが、"まんが・アニメ・同人誌のお役立ち情報がいっぱい"みたいなノリになり、ある意味さらにエッジなところを狙った本づくりを目指してるようにも見受けられる(そうか?)。

そうは言ってもそこはそれ、エッジと言い切っちゃうには本文と広告の比率もホビージャパン並な感じで、実際のところは全体にヌルくなっちゃっただけなんじゃねーの? 感なしとは言えないところもありますが、そもそもこっち方面の情報を元から欲していないオッサンだから、そう思うってだけの話かも知れないわけだし。

とはいえそんなオジサンであるからこそ、吾妻ひでおじゃないけど「柴門ふみがケン吉で描いてる頃の『だっくす』あるかい」とか言ってみたい気がしたりもしますな。軽石庵には2冊くらい残ってたっけかなぁ。


2008-03-27 [長年日記] この日を編集

[Day] 仕事仕事 (23:29)

やっべ、全然はかどらねえや。今日一日でコーディング完了13ページ。残り81ページ、フィックスは4/1午前。

無理じゃね?

ううむ、素材(WORD文書)をどかんとコピペして、整形済みテキストでございと言い張って<pre>で括っちまえばあるいは、って感じだが、それやったらさすがにマズいかなあ。もともとが全く統一されてない素材の山なんで、そういうやり方も案外正解なんじゃないか、とか思ったりもするが、さすがにそれはあたしのなけなしの美意識が許さんので、何とか各々の文書にそれなりに意味づけをした上で、効率的なマークアップをしたい、と思ってはいるんだが。

念じただけでWORD文書を最適化してマークアップしてくれる秀丸マクロ、みたいなモノはないかのう。スタイルシートの方はこっちで面倒見るからさあ。

とりあえず今日はこの辺で切り上げて酒飲まず(懐かしいですね、『軽シン』ですね)。


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