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大森望 責任編集
カバー装画 西島大介
カバーデザイン 佐々木曉
河出文庫
ISBN978-4-309-41230-6 \1200 (税別)
完全新作、書き下ろしのSFアンソロジー第10弾。なんと33年ぶりの山野浩一の新作、160ページを超える、もはや短編とはいえないんじゃないか的ボリュームの瀬名秀明さんによる小松左京「虚無回廊」トリビュートなど話題作多数。
というわけでようやく完結までたどり着きました。ちょっと時間がかかったのは、先にもちょっと紹介した瀬名秀明さんの中編に取り掛かるのにちょっときっかけを掴みかねていたから。途中で切らずに一気に読みたかったもので。ということでいつものようにそれぞれの短い感想を。
ヴァーチャルリアリティを取り入れたジムで、戦闘美少女、楓子になりきってエクササイズをする時だけが本当の自分だと思える奈緒花、50代。厨二をこじらせたまま老いていくとどうなるか、それは痛いのか、意外とそれもアリなのか。アリだよ、と思ってしまえる俺も50代(w。
近未来のエネルギー事情や介護や障碍者保護、みたいなところにSF的なアイデアが効いている。ちょっとニヤリとしつつ、意外と前向きな気分にさせてもらえた。
ああ、「思い出のコペンハーゲン」がいろいろ邪魔をする。今となってはいい思い出です(^^;。もちろんそちらとは全然関係なくて、なんというか、願いが必要以上に影響力を行使してしまう、不条理なセカイ系のお話。若干の訳の判らなさも込みで印象的。
味噌樽→蟻塚はかなり苦しくないか(w。いかにも北野勇作らしいおとぼけ不条理グロ、と見せかけて実はその裏で結構本格派な侵略SFが進行していた、という。でも北野SFだから「本格」の部分はわりと投げっぱで終わっちゃう、みたいな。
いろいろあってゾンビと普通の人間がごっちゃになって生きる(半分死んでるのも多いわけだが)ことになっちゃった世界。自分の意思が無くなってしまったゾンビにとって、その行動の規範になるのは人間だった時の生活パターンだから…。本来感情移入できないはずのキャラクタに、読み終わると何だか同情しちゃう。
なんと「NW-SF」の山野浩一氏、33年ぶりの新作SF。日本におけるニューウェーヴSFの推進者の草分けだった山野さんなんだけど、本書に収められた作品は、世が世なら眉村卓さんあたりが書いててもおかしくない、ある意味端正でオーソドックスに見える短編。これが時の流れという物なのか、などとちょっと思った。
大正ロマンに、ペテンのかほり、みたいな。落語テイストのコン・ゲーム。綺麗にオチてます。
なんというか、「涼宮ハルヒ」的SFテイストのライトノベルのキモをもう一度SF側に引き寄せてみました、的な。これ実は相当凄い事やってるんじゃないだろうか。かなり好き。
時代は百合なのか? まあいいけど。こういうのを書く人だし、なんだかんだ言うても笑えるし。
「AKIRA」の金田や山形がもうちょっとかわいげがあったら、こんな話もあったかも、なんて。自分が思う「ジュヴナイル」の範囲に収まりつつ、その中でかなりエッジ立ってるような。「かみ☆ふぁみ!」と並んでお気に入り。
ダウン症の青年が自らの人生の幕引きにあたってやろうとしたことは…。自身ダウン症のお子様を持つ著者による、自分がどう見られるか、自分をどう見せるのか、への考察。重くなりかねないテーマだけど、そこは上手に回避して、さわやかに終わってくれる。
「俺だったら、台詞ではじまるような話は書かない」、という台詞ではじまるお話(w。自分にとって円城塔さんという人は控えめに言っても苦手な作家、なんだけど、で、本作も正直「何言ってんだあんた」って言いたくなる類のお話ではあるんだけど、だからと言って簡単に放り出していいとも思えないあたりが何とも悩ましい。
えーと、他人の都合で勝手に生かされたり焼き殺されたりする猫の側にもそれなりの事情はあるんだよ、たまには猫だって箱の中で暴れるんだぜって話、で合ってますかね?
小松左京の未完の大作、「虚無回廊」へのトリビュート、かつ現時点での瀬名秀明という人のSF的な末来視みたいなものをがっつり盛り込んできた作品。端正で、誠実で、美しく、それゆえに刺激的じゃない。
多分瀬名さんという人は徹頭徹尾誠実な人なんだろうと思う。その誠実さはしばしば、作品の突破力みたいなものをスポイルする方向に働いてしまうんじゃないだろうか。小松左京作品へのリスペクト、瀬名さん自身のSF的ビジョン、どちらも過不足なく盛り込まれていると思うし、それはいちいち飲み込めるものとして提示されている。ただ、それは常に端正で、抑揚が効いていて、その分破壊力に乏しい。何かこう、完成度とか知るか―、的に突っ走ったところを読みたかった。特にこの分量のお話ならね。
これが「小松左京トリビュート」の掉尾を飾る作品だったら絶賛ものだったのかもしれない。でも「NOVA」のトリとしてはどうなのかな? という気はしてしまったです。
ってことで。8、9がやや低調かな? と思ったこともあり、シリーズラストの本書はフィナーレを飾るにふさわしい完成度はあった、と思う。ただ、トリの「ミシェル」はどうだったのかなあ、という気はちょっとだけする。代わりはあんのか? と言われたら何とも言えませんけど。
んでもまあ、「かみ☆ふぁみ!」と「トーキョーを食べて育った」を読めたのは自分にとっては大変な収穫でした。この二編で、終わり良ければすべて良し。
★★★★
スタッフ
監督:フランク・パヴィッチ
出演
アレハンドロ・ホドロフスキー
ミシェル・セドゥー、H・R・ギーガー、クリス・フォス
ニコラス・ウィンディング・レフィン
公式サイト:http://www.uplink.co.jp/dune/
カルトムービー「エル・トポ」、「ホーリー・マウンテン」で一定の成功をおさめた映像作家、アレハンドロ・ホドロフスキーとプロデューサー、ミシェル・セドゥーのコンビ。彼らが次回作に選んだのはフランク・ハーバートの傑作「デューン」だった。読んだことはないけれど何かカルトな感があるから、というインスピレーションはやがて、ホドロフスキーに得体の知れない確信と情熱を湧き出させることになる。そしてそんなホドロフスキーの発する熱が伝染し、憑かれたように彼のプロジェクトに参加する「戦士」が一人、また一人…
学生の頃購入したクリス・フォスの画集を眺めていて、んでその後デイヴィッド・リンチ版の「DUNE」を見て、どこにもフォスのイラスト使われてへんやんけゴルァ! などと誤った方向に愚痴垂れていた青二才時代が何だ懐かしく思い出される今日この頃。フォスが参加していたのはリンチ版じゃなく、こちらのホドロフスキー版であることを知ったのはちょっと後のこと。フォスの画集にはホドロフスキーが序文を寄せていたというのにね(^^;。
「スター・ウォーズ」よりも前の1975年に動き始めたこの一大プロジェクトの始動から頓挫までを、関係者たちのインタビューで再構成するドキュメンタリー。作られなかった映画の映画、という点では「ロスト・イン・ラ・マンチャ(→マイ感想)」的な映画といえるか。ただ、あちらが何となく「仕込んだ」感も結構ある作品だったとするなら、こちらはそういう仕込み感はあまりなく、あくまで事実を淡々とひもといいて再構成していくような作品といえるか。それゆえ「映画」としての出来を云々できるようなものじゃない。
というわけであくまでドキュメンタリー作品として見るべきものではあるんだけど、ホドロフスキーという人は舞台芸術もやっていた人物で、身振りや様々なオノマトペを交えた語りがそれ自体面白いのと、その芸によって語られる様々な関係者たちとの出会いの描写は、やっぱり見ていて面白いんだった。コンテとキャラ設定担当にメビウス、メカ設定にフォス、作品世界のコンセプト・デザインにギーガー、SFX担当にダン・オバノン…今から見れば錚々たるメンバーだけど、当時はまだそこまで知名度を得ていなかった若い才能たちをホドロフスキーが見出し、彼らを「魂の戦士」と呼んで自らの陣営に呼び込んでいく様子はなんとも言えん味があってニヤニヤできる。ダグラス・トランブルがとばっちりくらっちゃうところも含めて(^^;。
キャスティングの方も同様。レトにデイヴィッド・キャラダイン、ハルコンネンにオーソン・ウェルズ、銀河帝国皇帝にサルバトール・ダリ、フェイドがミック・ジャガー(リンチ版ではスティングだったね)……、ものすごいメンツだけど、驚くのは彼らが一度はホドロフスキーの出演オファーに対して首を縦に振っている、ということなんだよな。これが出来てたらもしかしたら大変なことになっていたかもしれない、感は満点だ。
基本的にカルトのジャンルにいたホドロフスキーという人のキャラクタも考慮して、スタッフは極めて完成度の高い企画書というか詳細版スクリプト・シートを作成し、それを持って大手の映画会社を回って資金と制作環境を確立しようとするのだけれど、この時点で彼らは大きな壁にぶち当たり、結局このプロジェクトは日の目を見ることができないまま終幕を迎える。ただ、そこに至るまでにホドロフスキーが巻き込んだ才能たちというのは先に述べた通りとてつもないもので、これだけのメンツを巻き込むことに成功している時点で、ホドロフスキーが発散していた熱量という物がただならぬものであったのだろうということだけはいやというほど伝わってくる。彼が言う「魂の戦士」というワードに乗っかった人々の質と量に、正直圧倒されてしまうところはあるよね。
空前のプロジェクトは様々な理由から空中分解し、ホドロフスキー自身はその後しばらく映像作品を作る気力もなくなってしまっていたらしいけれど、一度彼の熱に浮かされた人たちは、その後のSF映画において重要なポジションにつき、彼の「DUNE」が目指したイメージのいくつかは、その後のSFX超大作と呼ばれる作品にそのコンセプトだったりビジュアルイメージが継承されることになった、とされている。それを持って瞑すべし、という話にはならないと思うし、そもそもホドロフスキーの意思が途中で阻害されなかったとして、そうしてできた「DUNE」が傑作になっていたか、という問題自体にも疑問符は付くと思うけれど、人の人生のある一部分で、何か得体の知れない物に取り込まれ、熱に浮かされたように一つの方向を向いてわき目もふらずに突き進む瞬間がある、というのは、それはそれでとてつもなく幸福な瞬間ではあるよな、とは思った。一種の麻疹状態なんだけど、その麻疹は患者一人で済んでしまうようなものではない、ということなのだろうね。
(★★★)
山本弘 著
カバーイラスト 開田裕治
カバーデザイン 岩郷重力 + WONDER WORKZ。
創元SF文庫
ISBN978-4-488-73702-3 \900 (税別)
クトウリュウとの死闘の後、その活動を停止してしまったヒメ。一種の冬眠状態にあるヒメだが、いつまた活動を再開しないとも限らない。現在、気特対の管轄省庁である気象庁が管理するヒメを、極秘のうちに自衛隊の管轄基地への移送計画が進行中だった。かつて気特対に勤務していた母の忘れ物を届けにつくばを訪れた一騎が目にしたのは、そんな彫像と化した状態のヒメ。その時一騎は誰かの声を聞いたような気がして…
同じころ、我々が棲むビッグバン宇宙とは異なる原理法則で動く神話宇宙に棲む者たちから、ビッグバン宇宙への侵略的な働きかけの陰謀が着々と進行していた…。
前作から7年後、今回は気特対のメンバーの活躍はあんまり描かれず、代わって推進力になるのは一騎くんと幼馴染キャラの亜紀子、そしてヒメを交えたおかしな三角関係が織りなす、ライトノベル的なボーイ・ミーツ・ガールストーリー。ここに永井豪の「黒の獅士」もかくやと思わせる、拮抗する二つの宇宙のせめぎあいみたいなSF的アイデアがスパイスとして効いてくる。前作以上にラノベ的、というか山本弘の個人的な嗜好を前面に押し出した造りになっていて、正直そこはわりに閉口する(^^;。
ただまあそこは、作者はそういう人だから、と思ってスルーできるし、若干ハードSF方面に振った二つの宇宙論方面の描写あたりは、やっぱかなり面白いんだよね。そちら側で押してくれたらもっと高評価できるのに、ちょいちょい挟まる作家自身の嗜好の「好きですが何か?」的な開き直りと、あと、山本弘作品を(主に俺が)語るときに、どうしても避けることができない舌打ち問題が、かなり強めのノイズになってしまうのだよな。本作でもその傾向はわりに顕著で、「ドゴラ」ネタまで突っ込まれると、やっぱりニヤリよりも「ちぃ!」的舌打ちが先に出てしまうんだよなあ…。
全体としてはたいへん面白いお話です。ただ個人的には諸手を挙げてバンザイ! はちょっとやりにくい。何とも悩ましい本ですわ。
★★★☆
まだそろってはいないけど木曜深夜の新番たち、「グラスリップ」、「幕末Rock」、「白銀の意思 アルジェヴォルン」。
「グラスリップ」はP.A.WORKS作品。ってことでまあ「凪のあすから」とか、ああいう方面の枠ってことになるのかな。放し飼いの鶏をみんなが夜だけ家に引き取る、ってところまでの流れがどうにも飲み込めねえ。「幕末Rock」は、まあこれは見なくていいヤツだよね(w。
夏アニメのロボット枠その1、「アルジェヴォルン」、うん、こういうノリのSF系シミュレーション、X68Kでやった覚えがあるぞ。横山宏さんがデザインしたようなパワードスーツっぽいのがメインユニットになるやつ。難易度的には割とヌルかったような気が。あれなんつったっけ。
ま、アニメの方は基本、主人公が偶然先進すぎる機体と邂逅する、というごくオーソドックスなノリではあるんでゲームとは直接関係ないんですが、なんとなくロボの造形とかが似てんなー、ってレベルの話で。
ワンタイムパスワード用のトークン。申し込んでみたら一週間ぐらいで送られてきた。とりあえずジャパンネット銀行のトークンと並べてみたけど、使用用途不明のテンキー(みたいなの)が付いてたりして無駄にでかいくせに、肝心のパスワードを表示するエリアはJNBのものより小ぶり(やや見づらい)だったりするあたり、なんじゃこりゃ感は拭えない。
いろんな事情もあるんだろうけど、ゆうちょダイレクトがやることは終始、スマートじゃない感じが先に立ってるね。
コニー・ウィリス 著/大森望 訳
カバーイラスト 松尾たいこ
カバーデザイン ハヤカワ・デザイン
ハヤカワ文庫SF
ISBN978-4-15-011938-6 \900 (税別)
現代SFの女王、ウィリスによるヒューゴー・ネビュラ賞に輝いた中短編のみ10編を集めた短編集。本国では一冊にまとめられていたものを、日本ではユーモア編とシリアス編という形で再編集して2冊に分けて刊行されている。
あらすじでも説明している通り、本国で刊行された順番で二分冊にすると、ややバランスが悪くなるという判断で、著者の承認を取ってバランス的に収まりのいい形になるように再編集されたもの。気になる人は両方買って正しい順番で読まれればいいでしょう。ま、そこまでしなくてもいいと思うけど。
ということで各作品の簡単な感想です
私は量子論のシンポジウムに参加するためにここに来ているのに、ホテルのフロントの対応はいっかな要領を得ず、参加者たちは到底学究の徒たちの集まりには見えない。ここはハリウッド、混沌は時が経つにつれて深まっていく…
得体の知れない学問の最先端、量子力学を何に例え、どういうふるまいをするものか、というところをスラプスティック風味に比喩してみたらこうなりました、的な。出だしは正直戸惑うが、お話の冒頭のとある登場人物の言葉を思い出してみると、ああこれはそういう話なんだと合点が行き、あとは半笑いで楽しく読んでいける。先端科学には「なんたら粒子」とか「なんとか素子」みたいなのがつきものだけど、本作ではさしずめ、「デイヴィッド粒子」がキイになる。んまあ登場人物の一人なんですけど(w。
ちなみに冒頭の言葉ってのはこんな感じ。ネタバレと言えないこともないけど、お話の最初に目に入る文章なんだからまあいいか。
まじめさは、ニュートン物理学を理解するために欠かせない資質です。しかし、量子論を理解するには、それが仇になるかもしれません。
女性における画期的な医学的イノヴェーション、通称<解放>。これによって女性たちは、人類の歴史が始まって以来ずっと付きまとってきた生理のつらさから解放されることになった。だが、そうなればなったで今度は<解放>がもたらしたものに異議をとなえる勢力も登場して…
いわゆるフェミニズムSFと見せかけて、あまりにエッジまで行ってしまったフェミニズム陣営にもツッコミ入れるのを忘れないあたりはさすがというか。
自分は男だから、例えば生理という物があった時、それが人間という物がこの世に産まれた時から備わっている機能である以上、まずもって受け入れるべきものなんではないかと思う(というのはつまりエッジなフェミニストと根っこはいっしょ、って話になるのかもわからん)けど、女性にとって生理ってものはそんなに単純に割り切れるものでもないんだぜ、ってことなのかもしれないな。
こちらは行き過ぎたフェミニズムに代わって、行き過ぎたスピリチュアルに鋭く突っ込んでくるお話。何より物語の造りとして素晴らしくトゥイストが効いている。例えとして適切かどうかわからんけど、作家のスタイルとして山本弘に学んでほしい何かがここにはある、なんていうのは生意気すぎますかね(^^;
アメリカの国民的詩人、エミリー・ディキンスンに未発表の作品があってそれが実は…的なノリで語られるホラ話。本文よりも大量に挿入される注釈の方に意味がある、というある意味士郎正宗な楽しみ方のできるお話。これも最初は「何言ってんだ?」的感覚が先に立つんだけど、読み進んでいくとじわじわ面白くなってくる。
ある日突然デンヴァー大学のキャンパスに飛来したエイリアン。彼らは地球人類と積極的にコミュニケートする事をせず、ひたすら批判的に見える態度であたりを睥睨するのみ。いったい彼らと意思を疎通させるためには何が必要なのか…
ファースト・コンタクトものに見せかけたコミュニケーションの面白さ、厄介さに突っ込むお話。通底するのは讃美歌という物の奥の深さ。「インサイダー疑惑」に通ずる、プロセスの二転三転ぶりを楽しむ、というところの面白さはあると思うけれど、うーん、やや長いかな。で、長い割に話のひっくり返しっぷりが物足りない、という不満も。メインがラブコメならこれでもいいかもわからんけど、キモはファースト・コンタクトSFです、で押すならあちこち物足りない気はする。
というところで。SF仕立てのロマンティック・コメディとしてならこれでもいいかもしれないけど、SFの方を先に立てるなら、ロマコメ部分がやや先に立ちすぎ、かつ冗長に過ぎたかもしれない。行き過ぎた「イズム」に対する批判精神とか、嬉しくなる部分はたくさんあるんだけど、それをややうやむやにしてしまいかねない饒舌ぶり、はちょっと気になったかな。どれもニヤリとできるんだけど理屈抜きで「やったー!」まで行けるのは、「インサイダー疑惑」ってことになりますかね。
★★★☆
「キャプテン・アース」、「ソードアート・オンラインⅡ」、「魔法科高校の劣等生」、「ジョジョの奇妙な冒険」、「烈車戦隊トッキュウジャー」、「仮面ライダー鎧武」、「ハートキャッチプリキュア」、「ハイキュー!」。
土曜深夜、「SAO」の第2シーズン開始。ソードアートといいながら今度のゲームはガンシューなのね。先週サッカーでお休みになった「魔法科高校…」今週まとめて二連発。毎度毎度「さすがはお兄様」ではまずいと思ったか、この二発は「さすがはキモウト」でございましたな。あああと「キャプテン…」がちょっと面白くなってきたかもしれない。OP変わりましたが、テッペイたちにも乗機が用意されるってことなんでしょうかね。
日曜日、「トッキュウジャー」はアキラとトカッチの間のわかりあい編に、ちょいちょい挟まるトッキュウジャーのみんなの記憶の一部が蘇るエピソードが挟まる感じ。「鎧武」は兄弟対決編。コウタがそこまで他のキャラクタたちの思いを集約できるタイプのキャラなのか、ってところには相変わらず疑問符が付く(その理想論)けど、マイの友達を信じることが出来なくなってしまう、というのは弱い事だ、という意見にそれもアリ、と受け入れるカイトの流れは割と良いな、と思いましたよ。
「プリキュア」、孤高の戦士はやりくりも大変なのよ、というあたりは結構新鮮だった。それもそうだよな、と妙に納得できちゃうあたりがちょっと怖いわ(w。ヒメとイオナさんのやり取り、なかなか良いっすね。「ハイキュー!」も王道的に楽しい。もう女子バレー部のキャプテンがメインヒロインでいいんじゃないかな(^^;。
台風接近の影響なのか、やたらじめっとした一日。古本掘りするだけで汗がぽたぽた落ちちゃうんだぜ。まあ暑い暑い言うてるぐらいはかわいい方で、実際に台風が接近している沖縄地方の方々はそれどころじゃないんだろうけど。
相当大きな台風らしいですね。進路にあたる地域にお住まいの皆様、お気をつけて。
週初めの分、録り損ねがあるかもしれんけど「RAIL WARS!」、「それでも世界は美しい」、「M3」、「アオハライド」、「アカメが斬る!」。
「図書館戦争」的な何かかと思ったらそうでもなく、もっとずっとライトなノリだった「RAIL…」、とりあえず国鉄民営化がされなかった世界、というのがベースになっているけど、それが何か重要な意味を持つかといえばそういうモノでもなく、鉄オタ、参謀、腕力担当が集まったドタバタ劇的な何か、なのね。自分は鉄オタじゃないけど、それでも男子だったら機関車の命名規則ぐらいは判ると思うんだけど、そこまで懇切丁寧に説明されると却ってウザったいなあ、と思ったり、全体に説明過多でドライブ感をスポイルされてる感じはなしとしない。続けて見てもいいけど、見れなくても特に損した気分はしない系かな。
「それでも…」は最終回。普通ならBパートでささっと流せば良いお話を30分かけて見せられた感じ。正直無くてもよかったんじゃないのかな。出だしはかなり面白かったんだけど、残念ながら後に行くにつれて失速しちゃったな。「M3」は安定のダウナー。
月曜深夜、「アオハライド」は「マーガレット」掲載作品が原作なんすね。いかにもな少女マンガベースのアニメといえるか。悪くはないと思うけど。「アカメ…」のほうはシリアスのギャグのバランスはそれでいいのか? 的な。割にあられも無いところはあってそこは好きなんだけど。
いろいろ新番、「モモキュンソード」、「ハナヤマタ」、「リプライ ハマトラ」、「まじもじるるも」、「Free!」、「アルドノア・ゼロ」。「モモキュン…」、「まじもじ…」はまあ、切る方向で。
「ハナヤマタ」は今期の「一週間…」とか「未確認…」とかの枠になってくれるのかどうなのか。ハナの人外的な思考や身体能力には何か理由があるんでしょうか。全然関係ないけど、「ひとひら」的な方向に行ってくれると楽しめる…のかな。誰が欲したのか知らんけど2期目スタートの「ハマトラ」、凝った(と思ってるんだろうな)構成やら何やらがすべて裏目に返ってきている感じ。まあ一周廻って面白い系ではあるかもしれんけど。
「Free!」はちゃんとしてる、で、新番組の「アルドノア・ゼロ」。うーん、ガンダムに例えると(少なくとも出だしは)「∀」的世界観で語られる何か、が展開するんでしょうか。面白い、とは思うよ。
コニー・ウィリス 著/大森望 訳
カバーイラスト 松尾たいこ
カバーデザイン ハヤカワ・デザイン
ハヤカワ文庫SF
ISBN978-4-15-011944-7 \900 (税別)
日本で独自に再編集し、2分冊としたウィリスのヒューゴー・ネビュラ受賞作を集めたアンソロジー。後編はシリアスなストーリー5編とワールドコンなどでのスピーチ3編を収録。
短編集に関する説明は前巻の感想の頭の方で書いたので前置きはなくてもいいですよね。ということでそれぞれのお話の感想を簡単に。行きますど。
前巻に収録された序文の中でもウォード・ムーアの「ロト」(→内容について →マイ感想)への傾倒ぶりは語られていたけれど、そんなウィリスによる「ロト」リスペクツな一遍。リスペクトが捧げられた元作ほどの狂騒ぶりはなく、むしろ満ちているのは静謐な諦観、とでもいえるものだろうか。元ネタが好きなせいもあって、かなり好きです、これ。
ウィリスの代表作ともいうべきダンワージー教授モノの最初の作品にあたるのがこれ、ということらしい。ちなみに本作でもちょっと顔を出す女学生キヴリンが主役を張るのが大作「ドゥームズデイ・ブック」。
こちらの作品の主人公、バーソロミューがタイムリープする(このシリーズはダンワージー教授のところの学生たちがいろいろな時代に行って、いろいろ冒険する、というお話なんです)のは第二次大戦初頭、バトル・オブ・ブリテン後期のロンドン。ドイツ空軍の空襲下、バーソロミューに課せられた課題とは…。
この短編をベースに「ブラックアウト」と「オール・クリア」の二つの長編が書かれているということで、この時代、そしてセント・ポール大聖堂への思い入れはかなりのものであるのだな、と思わされる。本書の中では一番重い話で、それだけに読み応えもある、と思う。
「空襲警報」と同じくロンドンをテーマに、かつロンドン空襲も通奏低音的に扱われた短編。「空襲警報」と違うのは登場人物たちが若さを失い、それゆえに向き合うことになる悲哀のようなものが前にくる。ただその構成はオレには(まだ)ピンと来ない、ってことはオレはまだ(気だけは結構)若いってことなのかね(^^;。
クリスティの「ナイル殺人事件」オマージュ的な。小説はともかく映画の方に関しては、オレはポアロは絶対(『オリエント急行殺人事件』の)アルバート・フィニーが絶対だと思ってて、ピーター・ユスティノフはどうだろなあと思ってる方(つまり『オリエント…』以外は認めねー)なんで、そのあたりでの出トチリ感が結構大きい。本作は自意識と認識の複雑な交錯具合が怖さを醸し出すホラーなのだけれど、自分は読んでいて主人公、主人公の夫、その友人の妻の関係性からくるサイコホラーなのかと思って読み進んで行ったものだから、最後まで来たところで「あれ?」と思ってしまった。登場人物が念入りに振ってた伏線をこっちの思い込みで片っ端からイグノアして読んで行って最後に「あっるぇー?」ってなっちゃったのね。てへ、しっぱいしっぱい(w。
新種の疫病で犬が絶滅してしまった世界で語られる、「黒猫のブルース」(だったっけ?)的お話。良い話なのかもしれんけど、オレ、畜生に感情移入できない人間なんだよな。なので何とも評価に困る。これ、そんないい話?
てな感じです。自分の好みはユーモア編を集めた「混沌ホテル」の方でしょうかね。
★★★
土曜日。
そこそこまとまった数の古本のご注文があったので、午前中は古本掘り、昼飯を挟んで梱包、おやつ時に郵便局に出かけて発送。土日に発送があった時は郵便局の近所の飲み屋で軽く一杯(自分へのご褒美)やるんだけど、今日はどうしたわけだか昼間っから宴会おっぱじめる集団とかち合って閉口した。メンツの一人が「お前ミスター・スポックに似てんなあ」って冷やかされてたけど、全然似てへんやんけ、悔しかったらヴァルカン・サインぐらいやってみろや、ってツッコミ入れたくなるのをぐっとこらえて読書読書。土曜の晩は感想書いたところで酒まわって時間切れ。
日曜日。
土曜深夜のアニメは録れてたけど、日曜の分を録り損ね。「鎧武」は多分見なくても大丈夫っぽい話だったみたいだけど、「トッキュウジャー」はどうだったんでしょうね。
土曜深夜、「キャプテン・アース」はテッペイに続いてハナもライブラスター持ちに。アースエンジン、ネビュラエンジンと来て、次はどうなるんでしょうね、コスモエンジンとか? 「ソードアート・オンラインⅡ」、今回の舞台となるゲーム、「ガンゲイルオンライン」の世界ってこんな感じですよ、というのを紹介するお話的な。FPSもMMORPGもよく知らんのだけど、一方でモンスター狩りを生業とするパーティがあって、そんなパーティを予告ぬきに襲撃するパーティがあっても良いゲーム世界、ってのはアリなんですかね。何とも殺伐としてる分、最後に挟まれる前期までのゲーム世界(AOL、だったっけ?)の描写がやたら牧歌的に見えてしまうわけですが。あれはあれで結構キツい世界だったんじゃなかったっけ?
「魔法科…」と「ジョジョ」はまあ、いつものように半笑いで。
日曜深夜、「RAIL WARS!」、んまあ普通、だけどいわゆるワイヤージレンマ(赤を切るか、青を切るか? ってヤツね)で盛り上げたいなら、もちっと爆弾がらみの説明に尺が必要だったんじゃないか、という気が。
月曜日。
暑さでぼへー。というか週末からずっとぼへー。新しい仕事が降って来そうで今のところ降ってこないものだから、定期の業務を進められるだけ進めとこうと思って仕事してたんだけど、ルーティンワークは変な脳内麻薬の湧き出し具合と、うだる環境下でのマウス操作の疲労度」のせめぎあいだな。いい感じに脳内麻薬湧いてるんで、単純作業をやる気はあるんだけど、マウスにおいた右手が仕事すんのイヤだモードに入るタイミングが結構早かったりするのね。やる気は在るけん身体がついてこん、とはこういうことか。
…という週末と週はじめでございました。
先日の見積もり依頼物件、詳細聞いてみると着手時期は9月ぐらいってことになりそうで、どっちに向いてもすぐに何かドタバタするようなことにはならないようで、そこは安心したもんだかさらに不安になったもんだか。さらにその間隙を突くように、同じ会社の最大の問題児、DG君からも仕事依頼が。人気者だな俺、全然嬉しくないけど。
DG君仕事の方はおおむねいつものノリっぽいけど、ページ単価が下がってるのはどうしたことかと。個人的には担当がDG君の時は単価2割増くらいでお願いしたいぐらいなんだけどな。
とりあえず従来通りの単価なら、請けないこともないけどねー、的返事はしておいたけどどうなるだろね。多分要領を得ない言い訳を重ねて、どうかこの単価で、って注文が返ってくるのがDG君だと思うんで、なんなら断っちゃうのも手かなあ、などと考慮中。
本気で断った方が幸せかもなあ、と思わせるあたりがDG君なんだよねえ…。
月曜日からなんなんだ、このボリュームは。「六畳間の侵略者!?」、「M3」、「真ストレンジ・プラス」、「アオハライド」、「アカメが斬る!」、「精霊使いの剣舞」。
新番組、「六畳間…」と「精霊使い…」はまあ、既視感バリバリのハーレム系。そういうもんだと思って見ていく分には、話がどうとか以前に声優さんの仕事ぶりとかで楽しめるのかも。「六畳間…」の主人公のお名前は里見孝太郎。あれ、ひとつ前の期のアニメにもそんな人いませんでしたっけ? んまあ時代劇ノリなんだろうけど。「ストレンジ…」はこれ、続きなんだよね? 前の事情が良く判ってないので、なんとも。
「M3」は相変わらずの鬱展開。これが最終的にどかんと解放されるのか、なんかウヤムヤで終わっちゃうのか。サトジュン主導ならどかんに期待できるけど、マリーさんが先に立つとウヤムヤの方に行っちゃうのかもなあ、という気はしないこともなく。
「アオハライド」はこれ、意外に良いかも。いつごろからかわからんけど、というか昔からそうだったのかも知れんけど、やっぱ女子って基本ピッと凛々しいんだよなあ、なんてことを感じましたです。
「アカメ…」、うーん、革命集団の尖兵としてのナイトレイド、という位置づけの降って湧いた胡散臭さはどうしたもんだか。そういうのはおいおい化けの皮が剥がれるもんだと思うけど、そういうお話に向かうんだったら拍手する、けどね。
予想よりかなり早く今日の分の仕事が片付いたので、タバコ買いがてら、発泡酒のロング缶を一本買ってきて冷蔵庫に放り込み、庭の雑草引きなど。除草剤などで抑えてはいたんだけど、お隣にやや侵攻しかけてるなー、という状況だったので。
小一時間しゃがんで作業しただけで、足腰がくがくになるっちゅーのはどうしたことじゃろね。トシか? だわなー。
ま、偽りのビールがたいそう旨かったんで、おおむねオッケーっす。
昨日の続き。DG君からメールで仕事請けてくれや、つーから「だからページ単価はどうなったんだよ」と返す。多分DG君だから「今回はこの値段で」とか言ってくるだろうから「だったらお請けできまへんな」でチャンチャン、のつもりだったんだけど「そちらから言われたお値段でお願いします」って。
やっべ、これじゃ請けざるを得ないじゃん、と思って「いやあ、そういうけどフィックス22日で素材も揃ってない状態では、期日までに完了できない可能性があるっす。迷惑かけたらいかんので辞退した方が良いんではないかと」って返したら、「期日は厳守じゃないので大丈夫です」ですと。
むう、これでは断れぬ(w。
しょうがないなあ、DG君相手では多分ストレスマッハになるんだろうけど、お金はもらえるんだから頑張って仕事しましょうかね。
こちらはDG君の(割にマシな)同僚、IG女史から請けてた仕事。トップページで表示してたbxsliderを利用したスライドショーに仕様変更の依頼が、現行、自動でスライドショーを実行しつつ、サムネールメニューをクリックしたら表示を切り替える、というものだったのが、自動スライドショーをしつつ、サムネールにマウスが乗ったら画像切り替え、マウスクリックで指定コンテンツに遷移して欲しい、と。
いろいろ調べてみたけど、どれも割に帯に短し系で完全にこうだったらいいな、というところまで行かなかったんだけど、オプションや関数をいじるより先に、スクリプト本体をちょっといじれば、こっちの望むものは割と簡単にいじれるということがわかった。こちらの記事(仕事備忘録)が大変役に立ちました。ありがとうございます。
DG君仕事にしては迅速なことに、夕方素材がやってきた。見てるけど、あらこれ、結構な大手なのね。もうちょっとギャラせびっても良かったかしら(^^;。
んーと、お馴染みスライドショー付きトップにタブ切り替えのコンテンツ表示か。容れ物をちゃんと作ってやれば、あとは割とサクサク進むか。さすがに大手はデザインの統一感への配慮はちゃんとしているなー。例えDG君が担当に付いていても(w。
「グラスリップ」、「ペルソナ4 ゴールデンなんちゃら」、「黒執事 Book of Circus」、「白銀の意思 アルジェヴォルン」。先の二つはやっぱスルーかな。「グラスリップ」はどこに興味を持ったらいいのか判らん。「P4」はハイセンスが一周廻ってなんか寒い。「黒執事」はいい感じにヘタレてて、こっちは一週廻ってなんかおもろいかも。
「アルジェヴォルン」、似た名前(アで始まるってだけだけど)の「アルドノア…」はSF側に寄せ、こちらは戦記ものに寄せた戦争ドラマを描いていく、という感じかな。そこのところの組織だったところの描写は嫌いじゃないんだけど、それだけに主人公の独断専行の部分に、もうちょっと止むに止まれない感を入れて欲しかったような気が。なんか唐突に命令違反して、しかも指揮官はそれも織り込み済みで対応し、かつ主人公にはちゃんとした罰も与えられないという…。これで一気にお話がどうでもいいレベルのものに落ちちゃった感じがないこともなく。
あとどうでもいいけど、本編中で一か所、「アルジェヴォルン」を「アルジェバラン」って発音してないか?
以前はちょいちょい利用してたんだけど、そういえば最近使ってなかったな、だったジュンク堂の「おとりおき」サービス。ジュンク堂のサイトで本を注文すると、商品を神戸電鉄の駅売店に配送してもらい、そこに出かけて行ってお金を払って本を受け取る、という仕組み。
きょう日こんなのやってないかもなあと思ってたんだけど、いまだにサービスは健在で、しかも3年ぐらい使ってなかった自分のIDもちゃんと生きてたことにちょっと感動した。基本、本はリアル書店で買う物だと思ってるんだけど、そこで見つからなかったらこのサービスはありがたい。なんたって配送を待たず、自分のタイミングで本を買いに行ける訳だもんね。日本屈指の割高山岳列車、神戸電鉄にも一つぐらいは取り柄があるってことですな(w。
アカウント更新して、ついでに何冊か、「近々買いたいぜ」にチェック入れときました。
「キャプテン・アース」、「ソードアート・オンラインⅡ」、「魔法科高校の劣等生」、「ジョジョの奇妙な冒険」、「烈車戦隊トッキュウジャー」、「仮面ライダー鎧武」、「ハピネスチャージプリキュア」、「ハイキュー!」。
土曜深夜、なんかサザビーみたいなのが出て来たなー、そりゃきっと強かろうなー、だった「キャプテン…」、シノンさんのリアル側で抱えているトラウマが明らかになった「SAO」、んー、オートマチックで遊底を握った状態だと、トリガー引いても弾は発射されないんじゃないかしら、とかいうのは些細な話? あとシノさんのおうちのライブラスターみたいなのは何? 「魔法科…」は相変わらずさすがはお兄様でお話が進行する。で、こちらも相変わらずなんだけど、肝心のゲームの規則の部分は視聴者にちゃんと説明する気、皆無なのね。「ジョジョ」はお話とは全く関係なく、スティーリー・ダン、という名前でテンションちょい上がり。「エイジャ」、よかったよね(^^;。
日曜朝、悪い方にもいろいろありまっせ、的展開の「トッキュウジャー」、6号さんまで識別用にメット被っちゃうのね(w。「鎧武」、ミッチがいっちゃった、ってのを表現するのにアニメ的な表現(レイプ目、つーんですか?)を持ち込んでくるあたりはなかなか。「プリキュア」はコイバナ方面にいろいろ踏み込んできましたか? 的な。「ハイキュー!」はちゃんとしていて大変結構。
DG君仕事で今週は結構がっつり時間とられてた感じ。金曜納品で15ページのコーディング、ということで、まあ一週間あれば余裕かなあと思っていたらば、いくつかのページがページ内でタブ切り替えで複数コンテンツを表示する仕様になっていて、これってよく考えたらページ数もっとたくさんあるってことになるんじゃねえの? と。
ざっと見てみるに2タブが3ページ、4タブ、6タブが1ページ、ってことでこれ、16ページ分を5ページに圧縮されちゃったってことになるんじゃね? と気がついたときには時すでに遅し。ま、ものすごく長いコンテンツをコーディングすることになった、と思えば一応納得できなくもないか、ということで。
タブ切り替えコンテンツに別のページ(サイトマップとかね)からの遷移、というところで結構苦労した。jQuery の「ハッシュ」というのがどういうものなのか、ごくかすかにわかったような気はいたします(^^;。
なんだかんだで割に遅い時間まで仕事して、かつ遅い時間にはアルコールも混入しちゃうので日記どころじゃない一週間だったんでした。いちお、金曜納品の予定が一日押して、土曜深夜で何とか納品完了。あとは修正対応ってことで、通常ペースに戻せそう…かな。
新番も3話ぐらいまで来たところでもあり、ここらで総括してみよう、という名目で一週間ばかり放ったらかしてたのをまとめてみる。抜けもあるかもわかりませんけど、まずは「めっちゃ面白い! 逃さず見たい」クラス。一応順不同、で
「残響のテロル」、「ろこどる」の二本は完全にダークホース。ゆえに感じる面白さみたいなものもかなり格別なものが。「アルドノア」はホンの面白さでどのくらい引っ張ってくれるのか、「ハイキュー」は定番の面白さ、「SAO」は絵のレベルが飛びぬけてて、それだけで見る価値あり、なような気が。「ハナヤマタ」は今期の「未確認…」枠になってくれたらいいな、ってところでしょうか。
次、「なかなか面白いので見ておきたい」クラス。
ここは「悪くないし、見れなかったらちょっと残念」レベルでしょうか。「アオハライド」や「ばらかもん」はもう少しランク上でもいいと思うんだけど、ここは個人の嗜好の問題なので。どれも面白いと思いますよ、ここにいてるのは。続いて「悪くないけど、見れなくてもそれはそれでいいや」部門。
一周して面白い、系もあるので微妙なところではあるんだけど。「キャプテン・アース」はロボットの合体シーンには勇者シリーズのノリがあってそこは結構上がるんだけど、肝心のお話が呑み込めない上に盛り上がらないんだよなあ。
最後はごめんなさい、切りました系。
ま、個人的な嗜好もあるんで、あくまでこんな風にアニメを見てるオッサンがいるよ、ってことで。
DG君仕事。修正要望が要領を得ないのもいつものDG君クオリティで、いったい何を直してほしいのかがわかるまで一日、わかってみたら5分で済む話だった、が今日。勘弁してくださいよ、それでなくても先週はルーチン業務をかなり押し込んで、そっち優先で仕事してたんだから。
しかもなんで5分で済んだかといえば、オレがファイルひとつ送り忘れてただけだったというね(^^;。
「東京ESP」、「ろこどる」、「RAIL WARS!」、「M3」、「アオハライド」、「アカメが斬る!」、「精霊使いの剣舞」。
日曜深夜、「東京ESP」は意外と面白い、ような気がしないこともない。なぜかアイドル話が続くことになった「ろこどる」に「RAIL WARS!」、「ろこどる」はまあ、アイドルのお話なんでいい(とはいえなにやら変態風味が増してきたような気もしないことはなく)んですが、「RAIL…」の方は夏だし水着で行ってみっか、的な? ちゃんと歌える人を持ってきたのは立派、なのかしらね。鉄ネタは希薄だったけど、まあこういう話があっても良いよね。
月曜日、「M3」はなかなかお話が加速しないまま、なぜかエロい方面ばかりが妙に強調されてきている感じが。どーでもいいけどささめの中の人、勝手にはやみんだと思ってたけどれんちょんの中の人だったのな。ちょっとびっくりした。
青いのと赤いのは安定銘柄。「精霊…」は呆れるくらいのどこかで見た感満載で逆にすがすがしい、のかしら。「SAO」といいこれといい、今期はビューティフル・オカマさんが流行りなクールなんですかね(w。
激しく旧聞になりますが英国のSpitfireというビール(正確にはエール、ってことになるんでしょうけど)会社が作っているCFの一本、その名も「Bottle of Britain」。無理くり訳すなら「空軍大戦麦」とでもしとけばいいんだろうかね。
Spitfireのサイトに他にもいくつか同じノリのビデオ・クリップがアップされている模様。狂言回しらしいRAF将校コンビはキース・パークとリー・マロリーなんだろうかね(w。
基本的にジョンブルってのは人が悪い、がデフォルトである人種ではあると思うんだけど、にしてもこれ、結構黒いよな(w。この黒さが通っちゃうのは、これが勝った側のやることだからなんだよな。戦争に負ける、ってのはそれだけで、いろんなことに枷をはめられ、しかもその枷が主に向くのが、笑いであったりシニカル方向になるってことなんだよな。その時点で「負け」というワードの持つ重みは、負けた側に何重もの枷をかけてくるんだろうな、という気はする。負けたことを笑い飛ばせる強靭さがウチらにない以上、ひとたび戦争になったら少なくとも絶対に負けない、だけの展望をあらかじめ用意しておく必要があると思うんだけど、集団的なんたらを盛り上げてるみなさんに、そこのところの定見はあるのかね?
なんだかんだで英国人って、鼻持ちならねえけど国民的な強靭さ、ってところでは日本人が足元にも及べないところにいる連中って気はする。日本でこういうことを普通にできるようになるのには、まだしばらくかかりそうですね(^^;。
作業自体はひと月ばかり前に一段落して、その後修正要望も来なくなってたお仕事。今月の上旬に「どーなってんの?」って聞いたら「納品も入金も完了したんで今月中に入金します」と担当のYR女史より返事。ただこの会社(DG君もいる会社なんだけど)、同月末の入金が可能なのは10日までに請求書が経理に行ってることが大前提なんだけど、この時点でそのタイムリミットは過ぎてたんだよな。YRちゃん、また考えなしに安請け合いしたか、または書いたそばから忘れちゃうんだろうなあと思って日々を送ってきてはや月末。案の定入金なんてありゃしませんわな(w。
「月末でございますね」ってメール、念のために出しておいたけど、気がついてないのか知っててバックレてんのか、今のところ反応なし。さてどうしたもんだかねー。
「ばらかもん」、「ハナヤマタ」、「リプライ ハマトラ」、「Free!」、「アルドノア・ゼロ」。
あれ? 水泳アニメってこの時間帯だったっけ? と思ったら書道アニメでした、を毎週繰り返している(見極め能力が減退してるのかなあ)「ばらかもん」、漫画家志望女子高生のエピソードが面白かった。「ハナヤマタ」はよさこい部のメンバーの4人目候補の紹介エピソード。なるのお父さん(お父さん同士は親友らしいっすね)にも共通するんだけど、多美のお父さんもなんかこう、キャラ立てがあやふやな感じがするな。アニメにおける父親のロールモデルが迷走してる、ってのはそれなりに今様なスタイルだったりするんでしょうかね。「ハマトラ」、アートの秘密とかミニマムの能力における副作用問題とか、いろいろネタは振ってきてんなーとは思うんだけど、ちょっとホンが雑じゃないかな。ちょっと深い感じで終わらせようとしてるけどそれ、別に深み感じねえぞ、って終わり方だったような気が。
「Free!」はまあ、普通の話。で、スジが普通なのに演出が少々やりすぎというか、凝った分リアリティが吹っ飛んじゃったというか、結果どうでもいいエピソードになってしまったような気が。「アルドノア…」は快調。主人公の動じなさがなかなか新鮮かも。あと、お姫様は基本ドレス姿で、それを光学迷彩的な何かでカジュアルウェアっぽく見せている、ということなの?
それ、見た目の割に実は日常の行動、かなり暑苦しいんじゃないのでしょうか。お姫様スタイルの方が仮の姿、ってことなのかな?
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