ばむばんか惰隠洞

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2014-08-01 [長年日記] この日を編集

[Day] 映画の日争奪戦

前日の段階で冷蔵庫にお茶のペットボトルが仕込まれてるのを見かけた時点でいやな予感がした上に、こっちの方は昨日も書いた通り、あるべき入金がなかった時点で躊躇していたらば案の定、本日はカミさん、映画の日狙いで出撃。先越されましたわ。「GODZILLA」観に行きたかったんだけどね。

入金問題の方、相変わらず先方がシカト決め込んでるので、ちょっと動きづらい月初め。いやはや。


2014-08-03 [長年日記] この日を編集

[Books] 辺境星区司令官、着任! 海軍士官クリス・ロングナイフ

辺境星区司令官、着任!(Shepherd,Mike/著 中原尚哉/翻訳 シェパードマイク/著) マイク・シェパード 著/中原尚哉 訳
カバーイラスト エナミカツミ
カバーデザイン ハヤカワ・デザイン
ハヤカワ文庫SF
ISBN978-4-15-011920-1 \1100 (税別)

ちょいと腕が上がったかね?

ウォードヘブンの危機を辛うじてしのぎはしたが、その過程でやらかした軍紀違反の数々。結果はオーライだったが軍という組織の中で考えれば、クリスの取った行動のすべてを称賛するわけにはいかない。苦渋の決断を強いられた軍上層部が下した処置は、クリスを大尉の階級のまま、とある星系の軍管区指揮官としてのポストを与えるという物。過去10数年にわたって将官ではなくクリスと同位の大尉が管区指揮官をつとめていたチャンス星系。格は上がったが体のいい左遷扱いのこの人事、それでも思うところあってチャンス星系へと赴いたクリス一行だったが…。

ここのところアンソロジーばっかり読んでいたので、たまにはどかんと長いお話を読みたいな、ということで。実はこの続きもすでに出ているのでまとめて注文、まずは周回遅れ解消です(w。

そういうわけで久しぶりのクリス・ロングナイフ。前作までの基本的な自分の立ち位置は、まあ面白いけど、少々とっ散らかった所もあるんじゃねえの? あたり。ちょっと薄いかな、と思ったんだね。

大物政治家のカバン持ち、でもプリンセス、という身分のクリス、彼女が自分の生い立ちや政治的、社会的地位をいったんリセットし、自分だけの力で何かを成し遂げようとするのだけれど、なんだかんだで大富豪のプリンセス、という自分の立場は様々なトラブルに直面したときに切るカードとしては捨てたもんじゃない、ということも否定はできなくて…、というあたりのシチュエーションの面白さと、クリスをサポートする凄腕メイド(ただし年配だよ)や愚痴の多いボディガード、といったワキを固めるキャラの味、ってあたりが本シリーズの魅力になっていると思うんだけど、そこのところの面白さは健在。ここに前巻で顔を出したロングナイフ家のライバル的存在であるピーターウォルド家の御曹司やらも加わって、楽しく読めるってところは間違いなく安定銘柄。シリーズ通して読んでいれば、って条件付きではあるけどね。

その上で今作は、ちょいとしたSF的な仕掛けの仕込みやら、ロングナイフとピーターウォルドの争いに新たなネタが仕込まれてきたりと、わりに盛りだくさんな感じがあるんだけど、そこのところの捌き具合がなかなかスマートで、「あれ、こんなに上手だったっけ? この人」なんて思ってしまったのでした(^^;。先にあげた新機軸、後にちゃんと引いてくれるかはまだわからん(後者の方はヒキになってそうだけど、前者はどうだろうねえ)けど、今回はあまり大きな文句もなく、終始楽しく読ませていただいた。続きも買ってはいるので、この勢いで読んでみようかね(w。

★★★☆

[Anime] 定期視聴番組

土日は何やら特番続きでお休み。というわけで木、金メインで「黒執事」、「白銀の意思 アルジェヴォルン」、「残響のテロル」、「ハイキュー!」。ここは「残響…」見とけばいい感じかなあ。見るもん多すぎだわ(^^;。


2014-08-04 [長年日記] この日を編集

[Day] 風はあるけど、蒸し暑い

台風の影響なのかな、結構強めの風が吹いていて、風の通り道にいればそれなりに涼しいんだけど、残念ながら自分の部屋は真ん中に長机があってそこにPCとディスプレイが置いてあるので、窓と自分が座ってるスペースの間に壁が出来ちゃって、気持ちいい風は全部自分の前を素通りしてしまうのね。しかも自分の前にはパソコンあるから、そいつの排気の温風も結構バカにならんという…。

自分の部屋、なかんづく自分のワークスペースは、我が家の中でも一番温度高いエリアになっちゃってます(^^;。

[Anime][TV] 定期視聴番組

日曜深夜と、本来土曜深夜にやるべきだった分、「東京ESP」、「普通の女子高生がろこどるやってみた」、「RAIL WARS!」、「ソードアート・オンラインⅡ」、「魔法科高校の劣等生」、「ジョジョの奇妙な冒険」。

「東京ESP」、面白いような、真面目なんだかふざけてんだか、良く判らんような。いやまあ基本は真面目なんでしょうけど。「ろこどる」、とんとん拍子の全国デビュー、になるのかな。確かに魚心くんが全部持っていきそうな気はするけど。「RAIL…」は鉄をどういうポジションに置いてお話を作りたいのか、ってところが少々あやふやかも。ただそこを措いてもこの脚本、ちょっと大きめな穴が開いてるんじゃないかしらね。拳銃の扱いとかそのあたり。

土曜深夜の補完分はまあ、楽しんでます。主に「魔法科…」のひとまわりっぷりで半笑い加速中(w。

あと、月曜深夜の「アオイホノオ」も見たけど、うん、各地で好評なのもわかる出来。大阪感はあんまりないけど、当時の暑苦しい若い衆の雰囲気とかは同世代としてわからないこともなく、そこは結構楽しく見れた。

当時の一人暮らしの学生さんの住まいとして、炎君のアパートは上等すぎるんじゃ? って気もしないこともないけど、このあたりは普通科大学の学生と芸大系の学生さんでは意外と基礎体力(というか財力)に差がある、ってことなのかな。

なんかそのへんの「あるある」と「ないない」も結構楽しいね。CFの挟まり具合が少々鬱陶しいけど、本編自体はとても楽しいので、続けて見て行こうと思います。

どうでもいいけど庵野氏の手書きアニメのすごさ、を初見でちゃんと切り分けられてる炎君(=島本和彦)も、やっぱりすごい人なんだよね(^^;


2014-08-05 [長年日記] この日を編集

[News] 死ぬほどのことなのか

ご本人にとってはそうなのかもしれんけど。そうまでしなくちゃならない裏というか闇の部分があったりするのかもしれんけど。理研の笹井芳樹氏が自殺 先端医療センター関連施設内(asahi.com)。

話はどんどんおかしな方向に迷走してて、もはや誰かが「てへ、ウソでした」とやっておけば済んだ話がどうにも引っ込みがつかないところまで行ってしまったものなのか、基本的にSTAP細胞なるものの可能性は今もなおそれなりにあるのだけど、そこに突っ込んでいくのにいろんな障害が林立してしまって、ということなのか、そもそもご本人の人生の秤が、いくら錘を乗せても反対側に傾くことは無いというところまで来てしまっていた、ということなのかもわからんけど、

勝手に死ぬのはダメだよ、絶対に。一人があきらめちゃった結果、あきらめた本人には思いもよらない数の人たちが多かれ少なかれ、心を痛めることになるからね。

[Anime] 定期視聴番組

「M3」、「アオハライド」、「アカメが斬る!」。んー、青の方は切ってもいいかなー。赤の方は多少抜け作感なしとはしないけど面白い。んで「M3」。ようやくちょっと興味が持続しつつある展開になってきた、ような気が。

つまりこれは、「うみものがたり」のセドナ的何かの再解釈をしようとしてる、ってことなのかなあ、などと。つぐみ=ウリンって解釈はアリなんでしょうかね(^^;。

[Baseball] カッタケドー

S11-20T。メッセ8失点4打点で勝ち投手、ってどんな野球だよ。2ちゃんで「S11-20Tって何のパスワードだよ」って書き込みがあってちょっと笑っちゃった(w。


2014-08-06 [長年日記] この日を編集

[Day] 結局宝刀を抜いてみる羽目に

宝刀(いや、妖刀か)「出るとこ出ましょうか?」久しぶりに抜いちゃった。前に抜いたのが2年前。その時にもこれで2、3年、こう言う事は起きませんようになんて書いてたけど、おおむね2年後、おんなじことをやる羽目になってしまいましたな。一応斬れ味は鈍っていないようだけど、問題は斬った相手が割とゾンビ体質で、斬るには斬ったが自分が斬られたことをちゃんと認識できてない状態で対応してくれてるフシが見受けられる、ことかな。もう一荒れ、来そうな悪寒がしているんだよな、やれやれ。


2014-08-07 [長年日記] この日を編集

[Anime] 定期視聴番組

「ばらかもん」、「ハナヤマタ」、「リプライ ハマトラ」、「Free!」、「アルドノア・ゼロ」。火曜深夜はどれもいい感じ。「ばらかもん」は子役ちゃんたちの芝居がとても良い感じ。「ハナヤマタ」はとにかくかわいい。「ハマトラ」は何をおいてもちゃんと話があるのが驚きだ(失礼)。

水曜日、「アルドノア…」、ちょっとホンに?マークが。火星の大王様、それじゃあまりにおバカさんなのでは。一国の王が一度出した勅令を、そんなに簡単に引っ込めるものなのかしら。

[web][SpFX] どんなものもゴジラじゃないよ

Twitterでもちょっと話題になってるようですが、あんなものはゴジラじゃない!(Yahoo! News)。花田紀凱氏の書いたものだけど、オレまだ「Godzilla」見てないんで、映画本体についてはコメント不能。ただ、この花田氏の書いたものについては、ご本人が自分のことを1954年の『ゴジラ』以来の熱烈ゴジラファンなどと自負してる割に、この人「ゴジラ」映画をちゃんと見てるのかな? ってところは気になった。

「ゴジラ」と「ゴジラ映画」をごっちゃにしたらいかんでしょう。初代「ゴジラ」は傑作だけど「ゴジラ映画」にはむしろスカの比率の方が多いと思うんだけどね。そこを、初代「ゴジラ」のインパクトとそれに続く「ゴジラ映画」のいいとこ取りで比較して、「ここがダメだ!」っていうのはかなりアンフェアな気がするんだけどな。

他の人は知らんけど、毎回「今度こそ」と思って劇場に足を運び、見終わって「コレジャナカッタ」感ばかりを胸にわだかまらせるのが「熱烈ゴジラファン」の日常だと思うんだけどそういうものでもないのかね? 少なくともオレはそうなんで、花田氏がなんでそんなに失望しちゃうのか、さっぱり判らんのだけどな。

ま、観てない人間が言えるのはこれぐらいってことで、早く見に行きたいんですけどいつになるやら。来週末ぐらい、チャンス作れないかしら…


2014-08-08 [長年日記] この日を編集

[web] はてなアンテナ

キャプチャ画像今日になって突然はてなアンテナにやたらでかい広告が挟まるようになったんだけどこれはいったいどうしたことか。なんか「変えまっせ」的なアナウンス、ありましたっけ?

んまあお金は必要だし、広告入れなやってられまへんねん、も判るので基本的に受け入れるんですけど、正直

ちょっとウゼエ(^^;

もちっとこう、控えめになってはくれんものなんでしょうかねえ。

[Anime] Gのレコンギスタ

富野由悠季氏の新作ガンダム、公式サイトで冒頭10分間の映像プラス、オトミさんのインタビュー映像が見れる。見てきましたがなかなかリキ入ってますね。キャラクターデザインつながりもあるのか、全体に「交響詩篇∀ガンダム」的な匂いも無しとはいたしませんが、かなり楽しみかも。アニメ史上もしかしたらもっともちゃんとしてるかもしれない軌道エレベータの描かれっぷりにちょっとグッときましたよ(w。

冨野氏インタビューもちょいと興味深かった。「レコンキスタ」じゃちょっと弱いから、どこかに濁点が欲しかった、って説明はどうかと思ったけど。実際のその濁点に、何とも言えん違和感を感じているオッサンが一人、ここにいるわけですから (ニガワラ)。


2014-08-09 [長年日記] この日を編集

[Anime] 定期視聴番組

「黒執事」、「白銀の意思 アルジェヴォルン」、「残響のテロル」。お話が動き始めた感のある「テロル」、ナインたちが目標にしているものと、その目標とする側にもナインたちと関係のある存在が、的な。シリアス系かと思ってたリサちゃん、意外にトリックスターだったのね(^^;。


2014-08-10 [長年日記] この日を編集

[Day] 台風だー

土曜日はちょっと風強いな、ぐらいだったけどさすがに今日は風雨共に結構豪快で、表をいろんなものがごろんごろんと転がっていく音が終日鳴っていた。

とはいえ自分とこは神戸電鉄が止まっちゃって、倅がバイトに行けなくなっちゃったのが一番の被害って程度で済んだんだけど、ところによっては大変な事になっていたところもあったようで、被害に遭われた方には心からお見舞い申し上げます。

今年は何やらお天気の様子が極端ですなあ。

[Anime][SpFX] 定期視聴番組

「キャプテン・アース」、「ソードアート・オンラインⅡ」、「魔法科高校の劣等生」、「烈車戦隊トッキュウジャー」、「仮面ライダー鎧武」、「ハイキュー!」。

土曜深夜、大気圏突入には必ず横やりが入るのがサンライズ、って話だった「キャプテン・アース」。意外にキリトさん、人を殺していた(一期では自ら殺したのは一人しか確認できなかったけど)し、それはやっぱり引きずるよね、だった「SAO」。ってこれ、予選終わったんだからいったんログアウトして、ここまでの顛末をメガネの役人さんに報告したらいかんのかしら。新章突入、今度は運動会から文化祭に舞台が変わってやっぱりお兄様がさすがなお話が展開するのかしら、な「魔法科高校…」、もはや高校生という設定は何の意味も持たんことになっとるな(w。

日曜日、シュバルツさん、グリッタ嬢はこれで退場なんでしょうかね? だった「トッキュウジャー」、5人の過去についてもちょっとずつ明らかにされていく模様。「鎧武」はいろいろ、「まどマギ」みたいなことになってきましたな。


2014-08-11 [長年日記] この日を編集

[Day] えらく忙しい

なんだか知らんけどやたらやることが多いんですけどどうしたことですかこれは。週末もボランティア気味にタスク消化したつもりだったのに、今日になったらまたボコスカ仕事が降ってきてるんですけど。しかもこのタイミングでDG君まで仕事振ってくれてるし。なんなの、意地でも俺にゴジラを見せたらへん、という影の力か何かが働いているというのか(ないない)?

[Anime] 定期視聴番組

日曜深夜の分、「東京ESP」、「ろこどる」、「RAIL WARS!」。「東京ESP」は一回りする系なんだろうか。何とも言えん厨二臭が漂ってきたな。「ろこどる」、なんてことないゆるキャラバトル・ロイヤルのエピソードなのに、なんだかちょっとじわっと来ちゃったわ(^^;。「RAIL WARS!」は、んーと、変化球で攻めたらキャッチャー後逸。


2014-08-12 [長年日記] この日を編集

[Day] さらにわらわら振ってくる

主にDG君方面。それでなくてもタスク過多なのに、ここに来てさらにタスクが増えるって。それ修整とかのレベルじゃねえですよ、費用発生しますよ、とメールしたらたちまち沈黙するという…。

わかりやすいけど厄介やなあ、相変わらず(^^;。


2014-08-15 [長年日記] この日を編集

[Day][HTML][Anime] 仕事わらわら

常駐仕事の作業量が半端なく増えててえらいこっちゃ状態。酒呑もうかって時間になると、結構目がかすんでるんだよね(^^;。なんなの作業量。

とか言うてるとIG女史からメールで、「表組み部分がIEだと表示がちょっとおかしくなるぞ」と。何のことかと思ったら、IEではCSSで指定した表組みの<th>要素の幅が反映されないことがあるみたい。調べてみたらいくつか解法が。代表的なのはこれかな、tableでwidthを指定しても幅が固定されない場合の対処法 (アーカイブコラム | 低価格・高品質・最速のHTMLコーディング:クロノドライブ)。自分とこで見る限り、IEはたとえば<tr><th></th><td></td></tr>の並びがあった時、<th>の方だけに幅を指定して<td>はほったらかしだと、IEさんは<th>に指定した幅をオミットしちゃうみたい。解決法はリンク先にもある通り、"table-rayout:fixed"なんだけど、この時大事なのは(上記の例でいうなら)<th>、<td>両要素ともに幅の数値を明示的に指定してあげないといけない、って事みたい。数値的に結構厳密なようで、親要素の数値指定とつじつまが合わないと、ちゃんと効いてくれないようですな。

アニメも見てるけど、もうあらかた忘れてるわー。「アカメ」のノトマミさん、「ハマトラ」のムラサキさん、今期はメインキャラの命の値段が安いシーズンなんですかね。

つーこって。明日は「GODZILLA」観に行くぞー!


2014-08-16 [長年日記] この日を編集

[Day] 映画見てきた

チケットは予約できても天気は予約できないんだよな、ってことで今日は土砂降りの中、映画を見にハーバーまで出撃。山の上と下界では、雨の降り具合も結構違うのな。下の方はどうかしたら傘なしでも歩けるような按配でちょっと拍子抜け。

「GODZILLA」観てきました。感想は改めて書きますが、なかなか楽しい映画でございました。

映画見た後は消耗品をいろいろ買ったり、床屋で髪刈ってもらったり、立ち飲みでぷはーしたりして帰宅。いいお休みでございました。

[Chinema] GODZILLA ゴジラ

B00OZDAYOU スタッフ
監督: ギャレス・エドワーズ
脚本: マックス・ボレンスタイン/フランク・ダラボン
原案: デヴィッド・キャラハム
音楽: アレクサンドル・デスプラ
撮影: シェイマス・マクガーヴェイ
製作: メアリー・ペアレント/ジョン・ジャシュニ/トーマス・タル/ブライアン・ロジャース
出演
アーロン・テイラー=ジョンソン
渡辺謙
エリザベス・オルセン/ジュリエット・ビノシュ/サリー・ホーキンス
デヴィッド・ストラザーン/ブライアン・クランストン
公式サイト:http://www.godzilla-movie.jp/

平成ゴジラを(ちょっとだけ)みなおした

1999年、フィリピンの炭鉱で起きた大規模な陥没事故の調査に訪れた芹澤博士は、崩落現場で巨大な生物の化石を発見する。同じところには破壊された卵のようなものの残骸と、そこから海へと、何物かが密林を踏みしだいて進んで行ったような痕跡が残されていた。それからしばらく経った日本、ジャンジラ原子力発電所付近では不可解な振動が頻発、危険を察知した技師、ジョーは原発の緊急停止(スクラム)を進言するのだが、時すでに遅く巨大な振動が発生、原発は壊滅状態に陥ってしまう。

15年後、いまだにジャンジラ原発で起きた事件の真相を追うジョーだったが、立ち入り禁止区域となったジャンジラ原発に不法侵入したかどで警察に逮捕されてしまう。身元を引き受けるために日本に向かったジョーの息子、フォードだったが、久しぶりの父との対面も束の間、彼らの眼前には想像もしなかった「もの」が姿を現すのだった…

webで公開されていたトレイラーなんかだと、ゴジラに向かって勇敢な米軍兵士が立ち向かっていく系な映画に見えて、若干心配もなくはなかったんだけどそういうものではなく、あの降下ミッションにはまた別の目的があったということがわかって一安心。で、肝心の映画の方はというと、これが相当良い出来でかなり驚いた。いい意味で裏切られました。

良作になった理由は多分、これまでにないくらいゴジラという存在に対して、深くリサーチとリスペクトが込められた、というところなんだろうと思う。これまでのアメリカ製怪獣映画において、怪獣という存在はあくまで倒すことを前提としていたのに対して、今回の映画ではそこに一種の神性みたいなものを(控えめではありますが)持ち込んで、「怪獣」という物の不思議さ、怖さ、それから怪獣たちなりのキャラクタ性、といったところを上手に立てた、というところが勝因と言えるかな。アメリカ軍が本気出したらどんな怪獣でも倒せるんだぜ、ではない映画って珍しいんじゃないかしら。

リサーチとリスペクト、ってところで言うなら本作のスタッフたち、かなり日本の怪獣映画やアニメ、漫画を研究したんじゃないかな、と思える箇所があちこちで見れてそのあたりもちょっと楽しかった。狙ったのか、結果的にそうなったのかはわからないけど、何より平成ガメラ(特に第一作)のテイストは随所で感じた。映画全体の流れだったりもそうだし、何より新怪獣(が出るよ、って話はもうしても良いよね?)ムートーのデザインラインがまんまギャオスだったり(平成ギャオスがスーツアクターに女性を起用して実現しようとしたところを、こちらではCG表現の何ともいやらしい脚の描写でやってるんだと思う)するあたりでもね。

その上で平成ゴジラ的な要素も結構あったりして、逆に平成ゴジラって意外と間違ったことはやってなかったんだな、などという良く判らん再評価が発生したりもしたりして(^^;。巨大なランドマークを背景に怪獣同士が引き気味のカメラで戦う、なんてのは平成ゴジラで散々見た絵ではあるんだよな。ただその前後に挟まる絵が素晴らしくいいもんだから、何か格別に良いものをみちゃったような気がしてしまう、という効果はあったかもしれない。平成ガメラのネタに戻るけど、特撮映画でこれは見たことがなかった、という絵とお話(お話は重要ね)を見せられてしまうとそれだけでテンション上がるんだよね。空母(サラトガという名のニミッツ。艦番68をしれっと88にしてるんだね)と並走するゴジラや空母の下をくぐるゴジラを上から見たショット、問答無用で拳握っちゃいますもの(w。

正直脚本にはあちこち穴があると思う。特にゴジラとムートーのバトルが発生した後、戦況がしばしば間延びになったり、中間報告があいまいになってしまったりして彼我の力関係が今どうなっているのか、というあたりが呑み込みづらいのはかなりマイナスなんじゃないかな。ただ、ハリウッド映画でここまでオレらが知ってる「怪獣映画」のテイストを、ちゃんとハリウッド流に再構成してみせてくれた、ってところには心から拍手を送りたいと思う。ていうかこんだけ面白い「怪獣映画」、そうそうないよね。

(★★★★)

一個書き忘れてた。エンドクレジット見てたらVFXスーパーバイザー的な役どころでジョン・ダイクストラの名前が割と大きめにクレジットされていて「お」と思ったんだが、公式サイトでは一言も記述がなかったんで「あれっ」と。パンフの方で確認できるかと思ったんだけど、ハーバーランドのミントでは売り切れなのか何なのか入手不能だったのでそれ以上突っ込んでチェックすることもできなかった。実際のところどうだったんだろう、割に名義貸し的なポジションだったのか、そもそもダイクストラなんて名前にはもうネーム・バリューなんてねえんだよ、ってことなのか、さて。
本日のツッコミ(全3件) [ツッコミを入れる]

taoy [良い映画でしたよね。ただちゃんとした怪獣映画を作ろうとすると「平成ガメラ」になっちゃうのがアレでした。ゴジラの海上移..]

ROVER [ああなるほど、ボブ・エイブルがぶち壊しかけてたSTTMPにトランブルが呼ばれたようなもんだったんですかね(それもちょ..]

taoy [「ゴモキ」にならないで欲しいと切に願うのですが、あっちのファンの評価高いんですよねぇ…。でもまぁ監督のギャレス・エド..]


2014-08-17 [長年日記] この日を編集

[Anime] 定期視聴番組

というか色々溜まりまくって、ちょっとした「夏休みまんが映画大会」状態になってしまっているぞ(w。ってことで「Free!」、「アルドノア・ゼロ」、「黒執事」、「白銀の意思 アルジェヴォルン」、「残響のテロル」、「キャプテン・アース」×2、「ソードアート・オンラインⅡ」、「魔法科高校の劣等生」、「ジョジョの奇妙な冒険」×2、「ハイキュー!」。あまりに多くてワケわからなくなって、日曜朝の分を録り損ねているという…。

多すぎてワケわからんことになってるけど「アルジェヴォルン」、「キャプテン・アース」あたりを見てると、ロボットアニメにおける「ガンダム」ってアイコンは結構重要なものなんだなあという気はした。「ガンダム」を使えない時にロボたちをどう扱うか、ってところにみんな苦労しているのね。そこにあえて練習機を主兵装扱いで持ち込んできた「アルドノア…」に一歩リード感はあるかも。

「残響のテロル」は素人娘も巻き込んだコン・ゲーム的展開に行くのかな? 「SAO」は今期の安定銘柄。今週は風船を使った演出がかなり良かった。「劣等生」はまあ、その調子でやってくださいとしか(^^;。 「ジョジョ」はまじめにやってるんだとは思うけど、ここんとこちょっとルーチンワーク化しちゃってる感じも、なくはない、かな。


2014-08-18 [長年日記] この日を編集

[Day] 月曜日だー

盆休みもあけて、わらわらと仕事降ってくんのかなーなんて思ったらそういうこともなく、わりに平和な週のはじめ。平和じゃないのはこっちの両腕。週末に古本倉庫番やった時に、段ボールの箱を抱えて上げ下げしてたら、二の腕と肘の内側あたりがその作業で盛大にダンボールに擦れたのが原因か、やたら腫れ上がって痒いのなんの。ちょっと熱持ってる感じもあって、マウスとキーボードに置いた手を動かす気にならないんだよね。

週のはじめとしてはテンション低めな一日になっちゃった。やることは結構あるんだけど、少々スロースタートで行かせてもらいます。

[Anime] 定期視聴番組

日曜深夜の分、「東京ESP」、「普通の女子高生がろこどるやってみた」、「RAIL WARS!」。なんだか話が「ハマトラ」みたいになってきたなー、と思ったら謎のパンダ師匠登場だった「東京ESP」、相変わらず冗談と本気の区別が良く判らん。こっちはパンダ師匠と違って着ぐるみにもちゃんとした意味があるんだよ、だったのが「ろこどる」。新メンバーも登場して相変わらず楽しいっす。「RAIL WARS!」は、うーん、ちょっとホンが雑かな、ってのとそもそも原作がそうなのか、アニメ化したときにそうなってしまったのかは判らんけど、「鉄が好き!」感が全然伝わってこないあたりはどうしたもんかいなあ、と。


2014-08-20 [長年日記] この日を編集

[Books][Oldbooks] 当方8・15シリーズ

B00I7PO1LEB00I7PO1HSん、このタイトル前に使わなかったっけ…「はてな」の方だったけか。ノベルサイズの本にご注文があったのでそちらを探してる時に発見した本。横山信義 著「八八艦隊物語」(書影はAmazon Kindle)。晩飯後にちょっと読んでみたらなかなか面白く、全5巻のうち3巻の半分ぐらいまで読んじゃった。

仮想戦記はおおむね二つのパターンがあって、ひとつは「ぼくがかんがえたすごいやまと」系、もう一つは「まあ負けるのは仕方ないけど負け様があるだろ」系だと思ってて、で、後者の方に良いのが並ぶ傾向がありそうな気がするんだけど、本書もそっち系。

お話は日露戦争がポーツマス会議で終了せず、そのあと奉天で陸軍が大敗を喫してしまい、一時的に発言力が下がり、対照的に海軍の権勢が一時的に上がり、結果的に「八八艦隊」の構想が全通りしちゃった世界で何が起こるか、という話。

ある程度戦史を掴んでる人ならちょいちょいニヤリとできるネタが仕込まれてて、そこは結構楽しめた。これを引っ張って、どういう風に落とすかが後半の見どころ、ってことになるんでしょうかね。


2014-08-22 [長年日記] この日を編集

[Books][Oldbooks] 当方8・15シリーズ(その2)

B00I7PO1R8B00I7PO1OGB00I7PO1LYというわけで「八八艦隊物語」の続きをどどっと読了。

ノリとしては先にも書いた通り、八八艦隊構想が通った結果、日本には16隻の戦艦が揃い、そのしわ寄せが航空戦力に来た世界。真珠湾攻撃がないから世界は航空戦力がモノになる、ってことに気づかないまま戦争がはじまり、戦艦同士の撃ちあいが海戦のメインとなる世界。ここにいろんな戦史研究やらでいろいろ出てくる「こうなってた方が良かったんじゃね?」的なネタを詰め込んで、戦況自体は最終的に劇的な大逆転などは起きず、最終的に収まるところに収まりまっせ(時間線の自己修復能力)、という展開になっている。

その上で一応、大鑑巨砲主義の申し子たちにそれなりの見せ場を用意しておくあたりが温情、ってことになるのかな。

陸軍側があまり強い力を持っていない分、このシリーズでは厄介な首魁ポジションに付くのは嶋田繁太郎。なんだけどやっぱり出てくるだけでなんだか不穏な空気が流れてくる、ってあたりは牟田口廉也、ある意味さすがです(w。

自分はそこまでスペックが実際の戦いに反映されることってあるのかな、と思う方で、18インチ(46センチ)砲によるアウトレンジ攻撃が、そこまで思ったような威力を発揮するものなのか疑問なんだけど、そこをナシにしたら仮想戦記の存在価値自体が無くなっちゃうよなあとも思うわけで、そこはファンタジーとして受け入れなくちゃいけないところなんだろうね。

いろいろ言うてますけどかなり面白かったです、ちゃんとした方の仮想戦記として。


2014-08-24 [長年日記] この日を編集

[Anime][SpFX] 定期視聴番組

火曜日からか。えらい数だぞ。「ばらかもん」、「ハナヤマタ」、「リプライ ハマトラ」、「Free! 」、「アルドノア・ゼロ」、「黒執事」、「白銀の意思 アルジェヴォルン」、「残響のテロル」、「キャプテン・アース」、「ソードアート・オンラインⅡ」、「魔法科高校の劣等生」、「ジョジョの奇妙な冒険」、「烈車戦隊トッキュウジャー」、「仮面ライダー鎧武」、「ハイキュー!」。

「ばらかもん」、「残響のテロル」、「鎧武」、「ハイキュー!」が毎度毎度楽しい。「ハマトラ」、「魔法科…」あたりが一回りして面白い系、「アルドノア…」が意外に早くメッキが剥がれかけてんじゃないかしら感が。「キャプテン」とか「SAO」とかはそれなりに楽しく見てますが、見るもん多すぎだ、もうちょっと減らした方が良いなこれ。


2014-08-25 [長年日記] この日を編集

[Day] 仕事降ってきた…

のかな? DG君カンパニーからまた新たなキャラクターが。仕事はPCサイトとスマホサイトのコーディング。見積もれや、って言われてんだけどどんな数字を出したもんだか。PCとスマホを分けるってことは流行りのレスポンシブには対応しないってことで、逆に単価は下げてくれやってことなんだろうね。そこらを踏まえての見積もりか。めんどくせえなー。


2014-08-26 [長年日記] この日を編集

[Day] 終の支度のいっちょ噛み

お袋から電話で、「そろそろ一回顔見せに来いや」と。抗がん剤の使用をやめたら、逆に状態は良くなった感もあった親父殿、一時は余命半年、なんて言われていたのが、なんだかんだでそれから1年以上、病持ちなりに快適に暮らしてたみたいだけど、それなりに病気は進んでいるようで、オレなんぞ足元にも及ばんぐらいの呑み介だった親父が最近はほとんど酒呑まんようになってるとか、そもそもモノを食わなくなってるとかいう状態らしく、そこそこちゃんとしてる状態のうちに一回顔見せろや、ってことのようで。

自分の歳を考えたら、そりゃそろそろそういうことに向き合わなきゃいけない時期なんだ、ってのは分かるけど、なんか実感がないですね。俺、長男なんで喪主やらんといかんのか。何一つ想像できねえや。

ま、とりあえず週末行けるようなら一度顔見せに行こうかな。俺なんかより孫の顔の方が見たいだろうけど、悪いな親父、倅は週末シフトの便利ポジションなんだよ。とりあえずオッサン化した倅の顔で我慢してくれや(^^;。


2014-08-27 [長年日記] この日を編集

[Books] SFマガジン700【国内編】創刊700号記念アンソロジー

SFマガジン700【国内篇】(大森望/編集) 大森望 編
カバーデザイン 岩郷重力 + Y.S
ハヤカワ文庫SF
ISBN978-4-15-011961-4 \1120 (税別)

酒のチョイスが…

「SFマガジン」創刊700号を記念して編纂されたアンソロジー。国内作家の作品群を大森望がチョイス。

大森望氏の編集後記にもある通り、ここのところのアンソロジーブーム的な流れもあってか、すでに再録された名作なども結構ある状況下で、さらにアンソロジーを編むというのは結構大変な作業なんだろう。結果オールタイムベスト的なものではなく、いわゆる長老級の作家さんたちに軽く目配せをしつつ、主に若い世代のために、SFマガジンってこういう面白いお話を載せてきた雑誌なんですよ、って方面にやや重きを置いたような方針で作られた本、という印象。それについてはまあ、言いたいこともある。元気が持続してたら最後にその辺についても触れるかも。てことでまずは短い感想を。多分今回はホントに短いと思うよ(^^;。

「緑の果て」手塚治虫

核戦争で滅亡した地球から命からがら逃げ延びた宇宙ロケットのクルー。彼らがたどり着いた惑星は…

「ソラリスの海」ならぬ「ソラリスの森」的な何か、ってのはすでにネタバレになってしまうんでしょうか。アンソロジーの幕開けを飾るのには最適な、オーソドックスかつ端正な一品。

「虎は暗闇より」平井和正

初期平井和正らしい、スピーディーなハード・ボイルド。今風に言うなら、観察者が世界に過剰に干渉する怖さ、みたいなお話かな。

「インサイド・SFワールド この愛すべきSF作家たち」伊藤典夫

1971年の海外SF事情を面白おかしく紹介するエッセイの後半のみ(前半は「SFマガジン」700号で読める)。気持ちは分からんでもないがこりゃ反則だろう。

「セクサロイド in THE DINOSAUR ZONE」松本零士

「セクサロイド」。それ以上でもそれ以下でもない。

「上下左右」筒井康隆

作家をやっていると、上から下に文字が流れ、下まで来たら次の行に移る、というお話の流れ方に無性に逆らいたくなる時があるんだろうな、なんて思った。タイポグラフィ小説ともちょっと違う、なんていうんだ? レイヤー化、もしくはセグメント化されたお話たちの集合体? それが面白いかどうかはまた別の話。

「カラッポがいっぱいの世界」鈴木いづみ

とある理由で若くして世を去った才媛によるちょっと変わったグルーピー(これも死語か)のお話。鈴木いづみさんの作品、なぜか自分とは接点がなくて、その一点においてとても苦手な作家さんだったりする。で、やっぱ苦手だ(^^;

「夜の記憶」貴志祐介

一種の終末SF的なラブロマンスに、種の保存的なアイデアを被せてきた、みたいな、本書はこのあたりからぐっと現代モードが加速してくる。

「幽かな効能、機能・効果・検出」神林長平

書籍化されていない著者のシリーズ、"ジェイク&コーパス"物の第一作。軽い方の神林長平、ですね。

「時間旅行はあなたの健康を損なうおそれがあります」吾妻ひでお

オレ吾妻さん大好きだけど、こういうのは「吾妻ひでお大全集」的なのに入れてください。

「素数の呼び声」野尻抱介

このあたりからいわゆるラノベ的匂いも顕著になってくる。いかにもこの人らしい、ラノベテイストとハードSF風味が良い感じにフュージョンした一作かと。

「海原の用心棒」秋山瑞人

本書中最大のボリュームの海洋冒険SF、クジラ風味。面白かったけど個人的には掴みの部分へのおみやげ的なパートが最後の方に欲しかったかな。

「さいたまチェーンソー少女」桜坂洋

「All You Need Is Kill」がハリウッド映画化された、ある意味旬な作家の、こちらもラノベ的な何かを持ちながら、何よりビジュアル面でのインパクト強めな作品。「キック・アス」とか「エンジェル・ウォーズ」的なものに対する日本軍からの回答、と言えるのかしらね。

「Four Seasons 3.25」円城塔

自分が一番苦手な作家による、極めてトリッキーな時間SF。当然のように訳が分からんのだが、わからん、で済ますのではなくんじゃもう一回読んでみるか、と思わせる何かがあるのがこの人の魅力ということなのか。有限の記述で抑え込める無限などはせいぜい高が知れているなんて記述は、SF以外では味わえない「上がる」感じはあるよね。

てことで。いろんな事情はあったと思うんだけど「SFマガジン」700号を記念するアンソロジーとしてはやや、700を半分で切ってその後半に力を入れてみたアンソロジー、という印象は持った。そんな気は無かったと思うんだけど、でもこのアンソロジーに小松左京の名前がないってのはやっぱりおかしいだろうと思うし、伊藤典夫さんのエッセイは楽しいけど、それを載せるのならエッセイってことなら、「SFマガジン」であるなら福島正実さんのエッセイこそ、収録すべきだったのではなかろうかという気もするし。

あえてクセ球を狙った、ということであればそれはそれで大森さんらしいと思うけど、でも策士策に溺れてロートルファンが置いていかれちゃった、的な読後感は無しとしないかも。古い革袋に入れるお酒のチョイス、それでよかったのかな? って気はしないこともない。

★★★


2014-08-28 [長年日記] この日を編集

[Day] そんな旅は楽しいのかな

ま、オッサン一人旅なんで、とりあえず往復乗車券と行きの特急券だけ買っちゃえばいいかってことで、e5489でポチポチやれば済む話なんだけど、しばらく帰省なんかしてなかったんでわからんかったんだが、いまや在来線の特急列車なんて、全車禁煙がデフォルトなんですな。せっかくの一人旅なんだから喫煙席で、なんて目論見はもろくも崩れてしまったんだぜ。

ついでにあちこち見てて知ったこと。サンダーバードの車内販売、近々終了しちゃう(JRおでかけネット・車内販売のご案内)んだな。まあ割高なわりにたいして美味くもないモノ、買ってもらえねえよってことなのかもしれんけど、それとは別にこういう事情も関係してるんじゃないかしら、北陸新幹線、3月14日開業 東京―金沢、最速2時間28分(asahi.com)。web版ではオミットされてたけどペーパー版ではこの記事、もうちょっと続きがあって、北陸新幹線の開業に伴い、これまで大阪-富山を走ってたサンダーバードは、大阪-金沢までの運行に変更されるらしいのね。大阪-金沢だと多分乗ってる時間は3時間切るだろうから、それぐらいは我慢できるだろ、ってことなのかしらね。

ゆくゆくは北陸新幹線も大阪まで伸びてくるだろうから、さらに短い時間で移動できるようになって便利なんだろうけど、なんかなー、「旅」の楽しさってところではどうなんだろうね。とりあえず世間は缶ビと煙草と文庫本でしばらくの間どよーんと過ごす、というオッサンの至福タイムを、片っ端から奪っていく流れなのね (T^T)。

[Anime] 定期視聴番組

昨日見た分もあるんですが、「東京ESP」、「普通の女子高生がろこどるやってみた」、「M3」、「アカメが斬る!」、「精霊使いの剣舞」、「ばらかもん」、「ハナヤマタ」、「リプライ ハマトラ」…でいいのかな。「M3」が持ち直してきた感じ、「ハマトラ」がちゃんとしてるのもびっくりだ(^^;。「ろこどる」、「ばらかもん」、「ハナヤマタ」は安定銘柄。「ESP」と「剣舞」は、うーん、脱落ですかねえ…。


2014-08-29 [長年日記] この日を編集

[Anime] 定期視聴番組

「Free!」、「アルドノア・ゼロ」、「白銀の意思 アルジェヴォルン」。ここまでクールキャラだったハル君が意外と豆腐メンタルだったことが判っちゃった「Free!」、サービスカット満載に火星側も一枚岩じゃなかったよ、もわかった「アルドノア…」、あからさまなフラグ立てが逆に笑っちゃう「アルジェヴォルン」、って感じですか。

ま、そこそこ楽しんでます。


2014-08-30 [長年日記] この日を編集

[Day] ちょっと帰省します

しばらく見てない親父様の顔を見に。

「切符とれたから顔出すわ」って電話したら、お袋「今日入院しちゃったよ」って、タイミング悪いにもほどがありますが(^^;。

ま、ちょいと行ってきまっさ。

[Day] 高岡着

車窓から神戸駅で切符受け取って、駅の近くのコンビニで一服して(や、タダで灰皿使うのは悪いから、ちゃんとブレスケア買いましたよ)新快速で大阪まで。ニコチン補給のため途中下車して、阪急梅田駅の喫煙コーナーをめざしたら、喫煙コーナーが閉鎖されててかなりショック。ここでタバコ吸えないと梅田の周辺半径1Kmでタバコ吸えるところ無いんじゃないの? って勢いで、実際そうだった。ちょっと歩いたんだけど見事なぐらい、表に灰皿出てないのね、今の大阪。新しくなった大阪駅、確かに大きくキレイになったけど、ここまで煙草喫みを拒否するんだ、という一点において、オレはこの場所は大嫌いだ。こんな場所には1秒たりとも居たくない、と思ってしまうな。

ま、かなりイラついたりもしたけれど、我慢してサンダーバードに乗り込んで高岡行。なんだかんだ言うても車窓にこんな景色が見えてくると、あー高岡帰ってきたな、とは思いますわな(^^;。


2014-08-31 [長年日記] この日を編集

[Day] 高岡二日目

画像の説明いうても親父には昨日一回顔見せたし、あとはもう一回、帰りがけに顔出して終わり。想像してたよりは弱りっぷりは進行していて、子供のころあんなに怖かった親父がなあ、という妙な感慨は持った。

抗がん剤をやめたら余命は半年ぐらい、なんて言われていたものが案外状況は良い方に向いて、なんだかんだでそれから1年強。一応あちこちガタは来てるけど、それなりに日常生活送れてきたわけで、そこそこ悪くない余生のラストステージを過ごしてたりするのかな、なんてことは思った。元気な頃を知ってる分、その衰えっぷりには少なからず複雑なものを感じはしたけれども。

結局親父と話したのは、2日間で計30分にも満たなかった(親父もそこはやっぱり強がって『さっさと帰れ』ぐらい言うしね)。あとはお袋、妹と延々いろんな話。昔話から最近の日常、ご近所様の様子とか、そんな他愛もない話をして、商店街に出て昼飯食って「んじゃまた」、と。

列車まで時間あったので、昔通ってた模型屋「フランケン」、まだやってんのかなーと思って行ってみたら健在でございました。高校の頃は通学路のど真ん中にあったんで、ほぼ毎日通ってたんだけど、さすがに最近はそうそう帰省もしないんでかなり久しぶりだった。地方都市の模型屋の経営は大変なんだぜ、とか、こないだOさん(ガンプラモデラーの草分けみたいな人)が店に来たんだぜ、あ、その人ならこないだ古本の注文もらったよ(w、とか、他愛もない話をちょっとの間。オレも含めた常連さんが毎日出入りしてた頃(30年以上前だね)が一番おもしろかったよねー、などと。

短い期間でしたがそれなりに楽しくもあり、複雑でもあり、な里帰りでございました。

写真は実家の居間に今も健在な食器戸棚。オレが生まれた時には既にあったものなので、少なくとも55歳以上ってことに。いまだにしっかりしたもんです。

[Anime][SpFX] 定期視聴番組

「キャプテン・アース」、「ソードアート・オンラインⅡ」、「魔法科高校の劣等生」、「ジョジョの奇妙な冒険」、「烈車戦隊トッキュウジャー」、「仮面ライダー鎧武」。「鎧武」がいろいろ飛ばしておりますね。


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