ばむばんか惰隠洞

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2009-11-01 [長年日記] この日を編集

[TV] 定期視聴番組 (24:46)

大学駅伝があったのでちょっぴり少なめ、「とある科学の超電磁砲」、「マクロスF」(再)、「NEEDLESS」、「魔法少女リリカルなのはA's」(再)、「侍戦隊シンケンジャー」、「鋼の錬金術師」。

黒子と初春の出会いを描く「超電磁砲」。初春の頭の花、歳取るごとに増えていってるんだね。細かいところのカット割りがちょっと面白く、結構見てて楽しいアニメシリーズになってるように思う。

かなりシビアな過去が過去が語られ始めている「ハガレン」もかなり面白い。出だしのころのもたつきがウソのようでありますね。


2009-11-02 [長年日記] この日を編集

[F1] アブダビGP決勝

地上波で観戦。日本シリーズが延びたので30分遅れのスタートとなり、30分ぶん余計に酔っ払った状態で見はじめたので、観戦し終わった時点で書く根性無くなってた。ので翌日思いだしながら。

できたてのヤス・マリーナ・サーキット(ヤスと言えばフミエじゃないのかjk、と言う話はおいといて)はこれまたティルケ印。ただまあ少々、他のティルケ印に比べるとややとんがったところが見えるコース、って言えるかも知れない。上からみるとピストルに見えるのは何か意味があるのかね。

さてレースの方は、最前列からスタートしたハミルトンとヴェッテルがレースを支配するのかと思いきや、ハミルトンが早い段階でリタイヤ、その後はレッドブルの2台のためのレースになってしまって、国際映像のディレクターも、こりゃつまらんなと思ったのか、意外なドライバーにかなりスポットが当ることに。

小林可夢偉(やるなあATOK、可夢偉変換しやがった)。

ブラジルではアグレッシブさと雑さが並べて語られていた感じもあったけど、今回は落ち着きが備わったのか、かなり良い感じに乗れていたように見えた。スタートでライコネンをかわし、続いて(ピットアウト直後で重い状態とはいえ)バトンも抜き去ったのが大きかった。一時は3位を走る快走を見せるが、一回ピット作戦のメリット・デメリット両方を引いた感じもあり、最終的にはポジションは6番手と言うことに。それでも大健闘であることに変わりはない。来年に繋がる好材料(「トヨタに強い印象を与えた小林可夢偉、2010年のシート確保か」 F1通信)になったと言えそうね。

レースはレッドブルの2台がワンツー、チャンピオンシップ争いのプレッシャーから解放されたバトンも結構良い感じで走って3位、残念ながらドライバーズタイトルのワンツー独占はならず、バリチェロ(来年も走るんだね)は4位でゴール。ハイドフェルドに続き、可夢偉はトゥルーリの前でチェッカーと言うことに。

ま、個人的に今回のレースの一番の見どころは、間違えてレッドブルのピットに入っちゃったアルグェルスエリ、でしたけど。地上波の実況では、皆様アルグェルスエリを一瞬ヴェッテルと見まちがえてたように見えましたが。つまりそれぐらい似通ってるってことなんじゃないのかね。もうちょっとチームカラーとか、差をつけてやった方が良いかもしれないね。

そんなこんなで今年のシリーズも終了。来年は給油禁止っていう新レギュレーションが加わり、ブリヂストンのタイヤ供給ラストイヤーってことになるけど、どんなレースが見られるんでしょうな。

ライコネンのシートがあるかどうかが、個人的には一番の関心事。マクラーレンか乗らないか、って二択らしいんだけど、それだけではちょっと、F1にとってはもったいない選択肢のような気がするな。

[TV] F1よりこっちみてた方が良かったんじゃないのか (24:16)

と思ってしまったぞ。日本シリーズ第2戦での清原・新庄スペシャル解説コンビが自由すぎた件(スポーツ見るもの語る者〜フモフモコラム)。良い意味でも悪い意味でもおバカな二人を解説者席に呼び、放送するのはフジテレビとなれば、まあこのぐらいのバカ番組になっても不思議はないか。なんだ、こんな面白い中継やってたんなら見れば良かった。


2009-11-03 [長年日記] この日を編集

[Day] 急に冷えてきたな (24:54)

先週なんざ、まだ半袖で外を出歩いても全然平気だったのが、昨日今日は到底そんな事は出来ない感じの冷え具合。今日なんかは冬物の上着を羽織らないと、外に出づらいくらいの冷え込みでございましたな。パソコンには快適だけど、人間にはキツい季節がやってまいりました。

鍋が旨いシーズン到来ってことで、本日のわが家の晩飯も鍋でございました。立ち呑みの注文も生中からヌル澗にチェンジだね(w。


2009-11-04 [長年日記] この日を編集

[F1] トヨタ、F1撤退 (23:34)

今日の夕刊で「撤退も視野」みたいな記事が一面(とは言え少々埋め草的な扱いにも見えたけど)に載ってたんだけど、どうやら決定事項と云うことになったようで(トヨタ、F1撤退: トヨタ公式プレスリリースF1通信)。

なんなんだろうね、この感慨のなさは。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

水上紫煙 [私も同感です。 結局、自分たちのやり方が正しいと固執し続け、F1から学ぼうとしなかった様に思います。 たぶんF1を愛..]

rover [山口氏が書いてらっしゃる記事もいろいろ考えさせられるというかある意味読んでる方の思考が急停止してしまうと言うか…。 ..]


2009-11-05 [長年日記] この日を編集

[Chinema] サンプリングとリミックス。ネタがなくなったらどうするんだ? (23:25)

金子修介、吠える(金子修介の雑記 "Essay")。山形ドキュメンタリー映画祭に出席した金子修介氏が、映画祭の催しの一つとして開催されたシンポジウムにおいて、既存の映像作品からのサンプリングとリミックスを大胆に取り入れた手法で映像作品を制作していろいろ物議をかもしているカナダ人監督、ブレッド・ゲイラー氏にかなり強めの批判を浴びせたんだが、その真意はこういうことだよ、と言う記事。金子監督も書いてるがこの騒動、日本のメディアでの取り上げ方が微妙にあさっての方向を向いてたりして、そのあたりも少々香ばしいんだが、基本的にこの話題に関しては、わたしゃやや金子修介寄りの立場を取る。と、自分の考え方をはっきりさせた上で、と…

「盗用」や「著作権」に関しては、話がどんどん複雑な方向に進んでいって深みから抜け出せなくなりそうな気もするのでそこは措くとして、(金子監督のノリに合わせて君付けで行きますが)ゲイラー君がやろうとしている方向性という部分、すでに我らの国ではかなり高い完成度をもった作品群が大量に、そして(ここ重要)無料で手に入れることのできる環境が完成してしまっている。そう、ニコ動。

ゲイリー君の映像作品がどの程度の面白さなのか、わたしゃ見てないので何とも言えないが、彼が理想としているように見える、メディアを再利用して新たなメディアを送り出す、という状況はすでに出来上がってるいるんだよ。ただ、そこに(少なくともあからさまには)お金が発生しないと言う状況が、いろんなモノを少々危ういライン上で、うやむやなまま放置しているのが今なんじゃないのかな。ゲイリー君がやろうとしているのは、曖昧であるが故になんとかうまいこと行ってる状況に、余計なことを上書きしようとしているように見えちゃうな。

ゲイリー君的にサンプリングとリミックスから、新たなメディア展開を企画したいのか、そこから新たな新しいビジネスモデルを創出したい、と言うのが本音なのかってあたりは良く分からんけど、メディア・クリエイターとしての新しい挑戦なら日本のオタク舐めんなよ、って話だし、ビジネスでの話なのならそのビジネスモデル、早晩しぼんじゃうぜって気がしてしまうのだけれど。

だってサンプリングしかしないんだろ? だれもサンプリングされる方のメディアを気にしないのだろ? 限りある資源をしつこく穿り返す行為の繰り返しだけがこの先待ってるもの、ってのはちょっと面白くない世界が待ってるような感想しかないんだけどな。


2009-11-06 [長年日記] この日を編集

[F1] 黄昏なのか夜明け前なのか (23:07)

トヨタに続いてルノーも撤退するんじゃないかなんて話も出ているようで。今のところチームのマネージング・ディレクター、ジャン-フランソワ・カボーは撤退説を否定してはいるようだけど、とりあえずこの問題の結論は年末までには出る模様。

ブリヂストンの撤退によって、再来年からのレースには別のメーカーのタイヤが必要になるわけだけど、今のところ「やるぜ」と手を上げてくれたメーカーは今のところないんだそうな。

こんな状況にたいして、フェラーリはF1の将来についてかなり懸念を表明している(F1通信)模様。オマエが言うなって気もしないでもないが。

伝統あるクラシック・サーキット、英国とベルギーでのF1開催にはかなり赤に近い黄信号が点滅している模様。

F1ではしばしば、先が不安になるような話が飛び交うことがあるけれど、ここまでいろんなダウナー情報が一気に吹き出して来てる状況は初めてなんじゃないだろうか。4つの新チームには(個人的にかなり思い入れのある名前を持つチームもあるので)そこそこ興味はあるんだけど、全体としてはこの先のF1、ずるずると衰退していったしまうのか、新しい血が入って新たな地平が開けるのか、さてどっちでしょう。基本的にダウナー傾向な気質のオレとしては、心配の方が先に立ってしまってしかたがないんだが。

ついでと言ってはなんですが、がっかりしちゃうネタをもう一つ。けんさわブログを経由して、元「GPX」の編集長だった山口正己氏のブログの記事、エコじゃなくてエゴ。もとより事の真偽は定かではないが、最初に来るのが「なんだかなあ」なのは、日頃の行いってヤツなのかな。


2009-11-07 [長年日記] この日を編集

[TV] 定期視聴番組 (23:40)

週の前半、「けんぷファー」、「聖剣の刀鍛冶」、「DARKER THAN BLACK 流星の双子」、「にゃんこい!」、「おおきく振りかぶって」(再)。

どこが良いというわけでもなかったと思うんだけど、「刀鍛冶」でちょっとほろりとさせられてしまった。いかんいかん、心に黒さが足りないぞ、オレ。あとはなんでしょ、いつの間にちゃんと聞ける芝居ができるようになってる花澤香菜にびっくりの「DARKER…」に小林ゆうのハイテンションな芝居だけで引っぱってる「にゃんこい!」がちょっと面白い、のかなあ。

地味だけど大変真面目に作られている「おおきく…」がやっぱりとても面白い。前にも書いたと思うけど、捕手の思考をしつこいぐらい描写してくる野球マンガってとても好きなので。2期とかやらないんですかね。

[Baseball] 野球も一段落 (24:11)

一番強かったのは巨人でしたな。まあ今年に関しては文句のつけようがございませぬ。金の力もあるのだろうが、それとは別に坂本君みたいな、ちゃんと自分とこで育てた若者が大活躍した上でのチャンピオンフラッグなんだし。この先もしばらく、巨人は強そうですな。

翻ってわがタイガースを見てみれば、星野仙一がやらかした(オレはあんまり好きじゃないけど、一時的に確かに効果はあった)補強の効き目も薄れ、いつも通りの阪神に戻ってきたような一年であったと言えるか。阪神ファン自虐派としてはこういう阪神がある意味好みなんではあるが、だからというてここぞと言う時にも全く爆発力を発揮してくれないって言うのも困る。

そこでZAKZAKのこんな記事。【西本忠成のトラとら虎】不振助っ人に不信まん延首脳陣の1人が「ウチの外国人打者はジャンボ宝くじと同じ」と皮肉ってる時点で終わってる気満々。まあなんだ、四半世紀前のスポーツ新聞の「許せんオルセン」って見出しをいまだに憶えてるオレとしては、阪神が外国人選手で当たりを引く可能性はTOTO BIGと同等なんじゃないかとも思うわな。当った時のデカさも含めて。

それはともかく、

球団は数年前から駐米スカウトとして、かつて日本で活躍したトーマス・オマリー、アンディ・シーツの両氏を採用しているが、成果は一向に出ていない。

それがあかんッちゅーとんねん。

相変わらずのこんな体たらく。これは当分、阪神の戦いっぷりに対してはたっぷりのため息の用意をしておいた方が良さそうでございますな。


2009-11-08 [長年日記] この日を編集

[TV][web] 定期視聴番組 (24:11)

「とある科学の超電磁砲」、「マクロスF」(再)、「NEEDLESS」、「魔法少女リリカルなのはA's」(再)、「侍戦隊シンケンジャー」、「仮面ライダーダブル」、「フレッシュプリキュア!」、「鋼の錬金術師」、ついでにweb配信の「化物語」(つばさキャット 3)も。

「超電磁砲」の、お話の本筋にはあんまり関係ないところで、子供のオモチャのラジコンヘリのテールローターが回り始める、ってシーンの妙なリアルっぷりにびっくりした。上手く説明できる自信がないんだけど、こう、そこそこの重量のある回転子の回り始めに、少し動き始めた後に、回転子自身の重さと供給される電力の少なさから、完全には動作できずに動き始めの位置に一度戻ってから改めて動き始める(すいませんね、へたくそな説明で)様子が妙にリアルに再現されていて、オジサン非常に感心しました。なんだか分からんけど、細かいところが気になるスタッフがいてるのかいな。

それにしてもこういう微妙な動きとか一話目でも見せたすばらしくしっかりしたクルマの挙動とか、OPのカメラの視点移動に合わせて街の遠景が全くパースを狂わせることなくリニアに見え方を変えていく、なんて表現がいとも簡単に(かどうか、ホントのところは分らんけど)できてしまうあたりはCGIバンザイ、って感じだな。

日曜朝、両手を結びつけられて思うように動けない状態のブルーとグリーン、さてどうする、ってお話の「シンケンジャー」。男子二人のわかり合い、はこのシリーズでも初めて出てきたか。お互いに手を結びつけられた状態でのアクション、って言うのもかなり新しかったんじゃないだろうか。引き出しってのは使い方をわかった人が引き出すと、思いもよらない面白いネタがちゃんと眠っているものなんだな。

「ダブル」はちょっと、平成ライダー的に危ない方向に足を踏み出そうとしているような気がしないでもない。シチュエーションの面白さ優先でディティルの説得力はまあいいか、って方に話が流れていきそうな気がして。メイドさん大暴走はちょっとオジサン、眉をしかめてます。

web配信の「化物語」はまあ、質は確かに高いと思うけど最初から1クールで収めることが困難である可能性が濃厚であるのなら、別のやり方もあったんじゃないかと思わなくもない。作品の希少価値と、やや物足りない形でのパブリックビューを先に出しておいて、決定版はセルメディアでお願いします、ってのはまあ、商売の在り方としてはアリなんでしょうけども。

本日のツッコミ(全6件) [ツッコミを入れる]

TUX [●レールガン、同じ所で感動しているという(笑) ●シンケンジャーはあそこまでいいカンジで推移したので、最後は漢字の..]

でした [DVD版で修正が入るのは、他でも良く聞く話ですね。 未放送分を公式webで配信するなんて、まだ良心的な方だと思います..]

rover [>TUXさん あれ、異常に凝ってますよねえ(w。 シンケンジャーの方は、モヂカラも良いんですが、二人が縛られた状態で..]

rover [>でしたさん 「つばさキャット」を作るとしたらどうしてもそれまでの2話完結的なスタイルでは実現できない、ってことで1..]

TUX [●ジャニタレが出てるってだけで「初回スペシャル」「最終回スペシャル』と銘打って、2時間枠で糞みたいな学芸会を垂れ流す..]

rover [2話連続でしたっけか、「マクロス」。 日曜の午後にオレは何でアニメなんか見てんだろう、などとかすかに思った記憶はあ..]


2009-11-09 [長年日記] この日を編集

[Chinema] 確かにリソースの埋蔵量は膨大だが (23:26)

石ノ森作品、ハリウッドに 12年にも実写・CG映画(NIKKEI NET)。まだまだ海のもんとも山のもんともつかん話ではあるが、石森作品のシチュエーションや設定部分を元に、あまり原作にこだわらずに別物として映画を作ってみたら、案外面白いモノが出来るんじゃないかという気はする。

石ノ森先生時代より、石森先生として大活躍してた時期の作品から映画が作られると楽しいな。「怪人同盟」とか「アンドロイドV」とかね。

「ジュン」? それはあれだな、怖いもの見たさ的には興味津々だ(w。

[F1] マイクキター(w (23:51)

かつてトヨタはモータースポーツの何たるかを理解していない(F1通信)という過激な記事を書き、その後もしばしばトヨタがらみでキツいことを言ってきたジャーナリスト、マイク・ローレンス。今回のトヨタ撤退についても何か言ってくれんかなー、と無責任な野次馬は心待ちにしてたわけだけど、来ましたよ、トヨタF1撤退に思う by マイク・ローレンス(F1通信)。

F1を文化の面から語り始め、トヨタとホンダを比較し、なぜかその後話はティルケ批判に暴走する。これはこれで面白いし、ティルケ批判自体はある意味わが意を得たりの感もなくはないけど、ちょっとオレがマイクに期待していた文章じゃあなかったな。なんというか、お題を決めて書き始めたは良いが、書いてるうちになんだかいろんな事が頭に湧いてきて、それをとどめることが出来ずに思ったことを推敲なしに垂れ流した文章に見えてしまうな。

どうしたねマイク、酔ってるのかい?

本日のツッコミ(全4件) [ツッコミを入れる]

TUX [●「MASKED RIDER」ぢゃねぃですか?(棒読)]

rover [ネームバリューで言うたら、その辺になりそうではあるんですが、だったら大声で宣伝しそうな気もするし。権利関係の話とか、..]

でした [え、これじゃなく? ttp://ameblo.jp/kazufan/entry-10342198245.html]

rover [うわはははははは。井上さん何やってんすか(w。 真面目な話、こっちは「ライダー」より厄介なんじゃないかと思いますけ..]


2009-11-10 [長年日記] この日を編集

[Day] しらない間に… (23:21)

カミさんがメガネっ娘になっておった。いや別に萌えはせんけど。

本日のツッコミ(全5件) [ツッコミを入れる]

TUX [●そこはウソでも「萌え−!」とか言っておかないと(笑)]

rover [新聞のスポーツ欄拡げて「やーこぉれはよう見えるわぁ」とか言うてる女にどうやって萌えろと(w。]

P2 [俺もすっかりローガン卿が手放せなくなりましたorz]

rover [ものぐさこいてローガン卿かけっぱなしにしちゃうから、さらに目が悪くなるんですよねえ…。]

noki [いや、もう、、高校氏のころからローガンですた(w はや四半世紀すぎましたでつ]


2009-11-12 [長年日記] この日を編集

[Day] 秋のお空に飛行機雲 (15:52)

お昼の秋空

お昼前に家を出たら、結構良い感じの青空に、びみょーんと伸びて行く飛行機雲。こういう風景を目にしてしまうとつい、「突っ込んできます! 途方もない巨大な!!」とかつぶやいて、その後勝手に照れてしまう自分がかわいいというか、バカだなあと言うか。

ここんとこずーっと引きこもりだったので、久しぶりに街に出かけて、あちこち覗いたり、ちょこまかと買物したりして機嫌良く帰って参りましたです。

[Books] スクールデイズ スペンサー・シリーズ 33

9784150757007 ロバート・B・パーカー 著/加賀山卓朗 訳
カバーデザイン 戸倉巌(トサカデザイン)
ハヤカワ文庫HM 110-50
ISBN978-4-15-075700-7 \840(税別)

ボストン郊外のハイスクールで起きた銃乱射事件。二人組の犯人は教師と生徒7人を殺害、8人を負傷させ、人質を取って校内に立てこもった。警察の説得により犯人のうち一人は投降、もうひとりは事件の最中に姿をくらましていた。投降した犯人で、そのハイスクールの生徒である少年の証言から、もうひとりの犯人も同じハイスクールの生徒、ジェレドであることが告げられ、拘束された当のジェレドもまた、自らの犯行を認めている。だが、彼の無実を固く信じる人物が一人だけいた。ジェレドの祖母、リリー。彼女はスペンサーの許を訪れ、孫の潔白の証明を依頼するのだが…

物騒なタイトルだが、若い娘ッ娘の腹をかっ捌いたりするようなお話ではないので一安心。スペンサー・シリーズ第33弾、今回はストーリーのキモになるのがティーンエイジャーってことで、このあたりの少年少女がストーリーに絡んでくる話というと、「ダブル・デュースの対決」なんてのがあったけど、あちらはスラムの少年少女たち、今回は中流より上の層が集う、そこそこ良いとこの坊ちゃん嬢ちゃんがメインってことで、話の雰囲気はかなり違う。場所が基本的にWASPのためのそれなのでホークが全く顔を出さず、スーザンは何やら学会の関係でボストンを離れている関係で、いつものグルメ談義やら何やらが相当控えめになっているあたりも、ちょっとした雰囲気の違いの演出に一役買っている感じか。ま、ホークが出てこない分スペンサーのガードが甘くなってピンチが増える、なんて事はなく、ホークが出てくる必要がない以上、今回のスペンサーのお相手は全体として小物っぽい。

そこらの薄味部分をカバーしようと言うんでもないんだろうけど、本書ではいつものスペンサー・ファミリーの常連さんたちとはちょっぴり毛色の違う、月イチゲスト的なキャラに多作品とのクロスオーバーなんかをかましてきて、そこで読者をニヤリとさせよう、みたいなサービス精神がちょいと見え隠れ。先に挙げた「ダブル・デュースの対決」でちょっと大きい役をもらってた不良が、ここではひとかどの悪党に成長してたり、パーカーの別のシリーズの主人公が、ニュアンスのみにせよ語られたり、ね。

お話の流れ自体は正直相当ヌルく、メリとハリの落差もそんなに感じられないお話で、これが若手作家の初期作品だったら「出直しといで」ってことになるんだけど、そこはそれ、それなりに続いているシリーズ物の特典として、足りないところは読んでるこちらがそれなりに補完して、無理やり楽しみどころを見つけていけるおいしさは確かにあるよな。あと、本作に限って言うならお話の舞台となるハイスクールの学生たちの描写が、現在ただいまの我が国の同年代の少年少女の生態とかなり近い物を感じてしまって、やっぱ「最近の若い者は…」って感慨は古今東西、どこでもそこそこ共通するんだなあ、なんて思っちゃった。

本書は「スペンサー」のアフター菊池光第一弾。読後感としては「生真面目」ってところだろうか。テイブルもオヴンも出てこないが、パーカーの会話主体でそぎ落としたような文体はそれなりに継承されているんじゃないだろうか。ちゃんと「アン・ハ」は継承されてるあたりはちょっと嬉しかったですよ。

★★★


2009-11-13 [長年日記] この日を編集

[TV] 定期視聴番組 (24:00)

「けんぷファー」、「聖剣の刀鍛冶」、「DARKER THAN BLACK 流星の双子」、「にゃんこい!」、「おおきく振りかぶって」(再)。ふうむ、U局の深夜アニメってのは、5話目前後あたりで最初の作画崩壊の危機がやってくるもんなんだな。や、特定の作品を指して言っているわけではありませんよ。

あとなんかあったっけ、ああそうそう、「にゃんこい」の主人公の男の子(名前忘れた)の妹役、中尾プロだったのか。まったく分らんなこの人だけは。


2009-11-14 [長年日記] この日を編集

[Books][Oldbooks] 死闘の本土上空 B-29対日本空軍

B-29対日本空軍 死闘の本土上空(渡辺洋二/著) 渡辺洋二 著
カバー 松本哲郎
文春文庫
ISBN978-4-16-724910-6 \590(税別)

過去千数百年にわたって外敵の侵攻を防ぐ要衝として機能してきた海、だが航空機の登場によってこの天然の要塞は著しくその重要性を減じることになる。そのような状況下で発生した近代戦において、日本は本土防空にどんな対策を講じてきたのか、緻密な取材を元に、苦闘続きの日本における本土防空の内実を解き明かしていく本。

久々、商売ものに手をつけるシリーズ。注文頂いた別の本を引っ張り出す時に、となりにあったのを見かけてちょっと読んでみるべえか、と。航空戦史系で高名な著者の、本書はキャリアの最初の一歩となる作品。勤めを辞め、貯金を切り崩しながらの取材と著作活動での苦労話が「あとがき」で語られていて、そこでまずちょっとほろりとさせられる。大量な取材を元に、実際の本土防空戦が繰り広げられることになるかなり前、日本が近代戦の準備を始める大正10年まで遡り、やがて来るであろう航空主体の戦争指導において日本がどのような手を打ってきたか、と言うところから歴史の流れを紐解いてゆく。

先に述べたとおり、四方を海に囲まれた日本は、千数百年にわたって外敵の侵入を許さず、これがために自国を戦場とした経験を持たないために、防御戦についての意識が全く発達しないまま近代までやって来たが故に、それまで絶大な効果を発揮してきた海が、それほど頼りにならなくなった時に、自らの国土がどれほど脆弱な状態に置かれているかについて全く認識できていなかった様子が明らかにされていく。ここに、下手に勝ち戦を重ねてしまったがゆえに軍部に蔓延してしまった攻撃偏重、精神論が先に立った戦争方針が加わり、さらに陸軍と海軍のセクト主義が加わって、何ら有効な方策が打ち立てられることのないまま、現場の兵士たちに過酷なしわ寄せが寄っていく、と言う図式はまあ、前の戦争における日本の戦いっぷりを解説したさまざまな著作物に共通する。

勝ち戦が続いている間はそれでも良いが、一旦負けが込み始めるとそのしわ寄せは一気に加速し、それを挽回するには非常な努力が必要になるのだが、残念ながらそんな状態でも、高級軍人たちに現状を認識する能力はなく、なし崩し的に事態は悪化していく。排気タービンを装備し、高々度性能に優れた航空機がアメリカにあることはとっくに分っているのに、それに対抗できる機体をついに用意することが出来ないまま本土防空戦になだれ込み、高々度での運動性に著しく劣る迎撃機に、体当たり攻撃を余儀なくさせるような状況でも、防空部隊の司令官が「然れども、今や全て遅し。依然、無理を強行する意外に手段なし」などと嘆きつつ(そこに辛さや申し訳なさがなかったとは思わないが)、同じことをやらせるしか手がない時点でまあ、話は「終わってる」のだが誰も「終わりです」と口に出せないまま無為に貴重な人命が失われていったのが、ミッドウェイ以降の日本のありようだった、と言うのを改めて確認させられる結果になってしまうあたりは、日本の負け戦を検証していく本を読んでいるといつも感じるやるせなさ満点ではある。

日本の国力を考えたら、この作戦(攻めダルマで押しまくる、防禦は考えない。そもそもハナからそこまで余裕がない)以外にやり様はないんだけど、だったら何よりも引き際がどこか、を明確に設定してないといろんなところで不幸になる、ってのを改めて見せつけられてしまう本。で、かつての戦争でのこの有り様の根本的なところは、現在ただいまの日本にも案外色濃く残ってるんじゃないかという気がして、そこが少々気になるんだよな。拙いことが起きた時にどうする、ってところをちゃんと考えてない国、って思えることがとてもたくさんあるのだよね。

★★★☆


2009-11-15 [長年日記] この日を編集

[TV] 定期視聴番組 (23:26)

「とある科学の超電磁砲」、「マクロスF」(再)、「NEEDLESS」、「魔法少女リリカルなのはA's」、「侍戦隊シンケンジャー」、「仮面ライダーダブル」、「フレッシュプリキュア!」、「鋼の錬金術師」。

先週ちょっと出てきて不良君たちに因縁つけられてた気弱そうなメガネ君が連続爆弾魔だった、ってお話の「超電磁砲」。何回か前のお話でも語られていた、本来そこまでの力があるとは思えない能力者たちがちょいちょい騒ぎを起こしてきている裏に、どうやら超能力のレベルを上げてくれる何かがあるらしいってところが、徐々に見えてきてるようですな。自分の無能力っぷりにイラついてる佐天さんがこの流れに巻き込まれて、ってのが今後の展開ってことになるのかね。

その他、土曜深夜は再放送も含め、いい具合に面白い。

で、日曜朝も今期は楽しめるんで困ってしまう(困らんでも)。「シンケンジャー」はフィーチャリング・爺だけどじいさまは出番少々少なめみたいな。戦隊一つ運営するのも結構大変だって話。旗指物の手配まで、全部じいさまがやってたんですなあ。

「ダブル」も先週の心配がウソみたいに良い感じに収まって。割とここまでお荷物感満点だった亜樹子ちゃん、今回はかなり良い芝居だったと思う。ちゃんと声を張るお芝居が出来るんだな。格好良かったです。プリキュア」に「ハガレン」もええ感じでございました。

本日のツッコミ(全1件) [ツッコミを入れる]

す・みけーん [日曜朝7時の夢色パティシエールもぼちぼち楽しいですよ。唄は五條さんです。]


2009-11-16 [長年日記] この日を編集

[Day] 振ればいいだろ (24:47)

めぷちん喘息持ちの強い味方の気管支拡張剤、メプチンエアー。新しいのもらいに行ったら薬局のおねいさんが「実は少し使い方が変わったので」って説明モードに。

ご覧の通りインへラーの下のところにちっちゃな窓が開いてて、そこからちょろっと数字が見えている。「最初は102なので、使う前に2回強く押して数字を00にして、それから使ってください。で、左の窓の方に赤い印が出たらそろそろ新しいのに交換してくださいね」だってさ。

残量なんて振ってみたら分るんじゃないの? と思うんだけど、世の中には「残量が分りづらい」なんてクレームをつけてくる患者さんも結構いるんだそうで、その辺に対応するための処置なんだそうな。なんかこう、患者力をバカにされてる気がしないでもないな。

吸入口のキャップやボンベ本体が取れにくくなってたりする(ズボンのポケットに放り込んでると、結構頻繁にボンベ部分が外れちゃったりすることはある)のは歓迎なんだけど、全体としては「余計なことすんなよ」感満点だな。どうもこう、過保護なアイテムばかりが世の中に蔓延しつつあるような気がして、少々面白くないぞ。

[Books] クリスタル・レイン (25:05)

クリスタル・レイン(Buckell,TobiasS/著 金子浩/翻訳 BuckellTobiasS./著 ほか) トバイアス・S・バッケル 著/金子浩 訳
カバーイラスト Stephan Martiniere
カバーデザイン ハヤカワ・デザイン
ハヤカワ文庫SF
ISBN978-4-15-011728-3 \1000(税別)

人類が入植を開始した直後、超空間航法を可能にするワームホール・ドライブ・テクノロジが失われ、科学文明の維持進化が不可能となったとある惑星。今この星の人類は、ナナガダと呼ばれる、少々いびつな近世文明レベルのもとでゆるやかな民主政治で統治される勢力と、アステカと呼ばれる特殊な神権一致の勢力が長く勢力争いを繰り広げていた。だが、この危うい均衡に大きな変動が起ころうとしていた。複数世代に渡ってアステカ側が穿っていたトンネルが、ナナガダとアステカを隔てる急峻なウィキッドハイ山脈を貫こうとしていたのだ…。

入植したは良いが後が続かず文明レベルがずるずると後退し、ハイテクが使えなくなってしまった世界で起きる冒険譚、ってのはまあエンタティンメントSFの1ジャンルとしてそれなりに定番と言えなくもないけれど、本書はここに妙な南米風味を持ち込んできたあたりに新しさがあると言えるか。マヤ・アステカ的世界観と言えばアニメ版「スター・トレック」でちょこっと語られたような記憶がある(ケツアルコアトゥル、つー宇宙船とも何ともつかぬものが登場したエピソードがあったような…)が、それ以来ではないかね。著者のバッケル君は自著を「カリビアン・スチームパンク」と呼称しているようだがそりゃちょっとやり過ぎとしても、ちょっと目先の変わったアドベンチャーSFとして、水準を満たした楽しめる作品になっていると思う。

文明レベルが後退した世界で繰り広げられる冒険譚に、アステカ文明の血なまぐさい一面が追加されるのが、そこはかつてのアステカ人が血に飢えた人種だったという話ではなく、そこにちゃんとした理由がつけられるってあたりはSFの便利なところ。最初は単純に文明が後退した世界での冒険モノであると思われる世界の背景に、あらすじでもちょっと語られた、超空間航法が失われたことで外宇宙と切り離されてしまった惑星の中で、案外いろんなモノが外界と切り離されていないらしい、あたりがほの見えてくるような構成はなかなかうまい。

全体的にびっくりするようなアイデアやシカケが隠されているわけではないんだが、登場人物たちのキャラの描き分けがかなり念入りで、かつどこか抜けてるのがなかなか楽しめる。主人公のジョンは30年前に海岸に打ちあげられたが、その時点で記憶を失っているのだが、なぜか歳を取るスピードが非常に緩やかで、かつ航海術や地勢の把握の能力に長けた、常人とはちょっと異なる力を持っている謎の存在。彼を追跡するペッパーもまた、ジョンと同様歳の取り方が遅く、こちらはさらに常人離れした圧倒的な戦闘力を持つ人物なのだが、彼らがどうしてそうなっているのか、読み進んでいって明らかになってくるその正体なんかは、おおそうなのかと膝を叩くと言うよりは、「そっちかよ」と少々苦笑するような味付けになっているあたりも、今風なエンタティンメントSFと言えば言えるのか。骨太に見せかけて、その骨太い割にカルシウム足りてんのか? とツッコミ入れたくなってしまうような不思議な構成なんだな。

なんだろね、これが洋物SFにおけるライトノベル的方法論の成果物、と言えたりするんだろうかとちょっと思った。や、楽しめるんでこれはこれでいいんですけど。

★★★☆

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

TUX [●残機数…もとい(笑)残量(噴霧回数)カウンターかと思いました、時をかける少女みたいな(爆)]

rover [いやいや、正体はもっと原始的で、多分押した回数をカウントしてるだけで、ガスの残量なんかが正確に分るものではないでしょ..]


2009-11-17 [長年日記] この日を編集

[F1] あ、そう動くのか (23:49)

ソースの出所は全部「F1通信」ってことで、まずは昨日付のニュース、バトンにブラウン残留を元チャンピオンたちがアドバイス、ちょっと時間を置いてメルセデス-ベンツ、ブラウンGP買収を発表。この段階で分ったことは、来年のブラウンはメルセデスのワークスに近い体制になり(名前もメルセデスGPだって)、今年の心配のタネだった金銭的な問題については一応の解決が見られることになったわけ。同時にメルセデスはマクラーレンとの連携を解消(当面エンジンは供給するようですな)するため、来年シルバーに塗られたF1マシンを見たら、それはブラウンだっちゅーことになる。

来年のブラウンが今年と同じくらい速いかどうかは分らないけど、チームとしての体制はかなりしっかりしたモノになるわけだから、契約でいろいろ揉めているバトンも、ちょっとは気を変える可能性も出てきたかなあと思ってたら、今日になってバトン、マクラーレンと3年契約(年俸600万ポンド)へだって。ふむ、やっぱりそっちへ行くのか。

これで来年のマクラーレンはハミルトンとバトンという、二人のワールドチャンピオン経験者を擁することになるわけで、野次馬的にはなつかしのセナプロ対決的な、ドス黒い暗闘の展開をちょっと期待してしまうワケなんだが、そうはならんような気がするな。

なんというかバトンという人物をブラウン管越しで見ている限りの印象として、この人には勝利とか栄光とかを貪欲に追い求めるような欲求に突き動かされている感じが全くしないんだな。スムースに走れるクルマをもらったら、機嫌良くそれをドライブしてそこそこ良いところでフィニッシュできたらそれが一番、なんて考えてるんじゃないかって風に見えちゃって。もちろん見た目だけの話なんで、ご本人様の深いところなんかは分らないんだけども。

なのでセナプロ的展開が発生するとしたら、なーも考えてないのに妙に速いバトンにハミルトンが苛立った時、なんじゃないかと思うんだけどどうなりますかな。そんな展開になったら、来年はいろいろ楽しめそうなんだけど。

さてもう一方のブラウン(メルセデス)、バリチェロも離脱するので現状シートががら空きになってるんだけど、ここには誰が座るんだろうね。一つはニコが有力らしく、もう一つの方にはニック説もあるようですが。

来年はチームがいくつか増えることもあり、この先もドライバーのシャッフルがありそう(新規参入も含め)な感じだけど、どういうラインナップになるのかちょっと興味津々ですな。

で、やっぱりライコネンのシートはないのかねえ。ブラウンはイヤだけどメルセデスならOK、なんてな話にはならないのかなあ(w。


2009-11-18 [長年日記] この日を編集

[Books] 彷徨える艦隊 4 巡航戦艦ヴァリアント

彷徨える艦隊 4 (巡航戦艦ヴァリアント)(Campbell,Jack/著 月岡小穂/翻訳 キャンベルジャック/著) ジャック・キャンベル 著/月岡小穂 訳
カバーイラスト 寺田克也
カバーデザイン 岩郷重力 + WONDER WORKZ。
ハヤカワ文庫SF
ISBN978-4-15-011732-0 \860(税別)

全てが上手く行くと思えた矢先に降って湧いたようにイクシオン星系に出現したシンディックの大艦隊。その背後に見え隠れするのは正体不明の異星人の姿。進退窮まったアライアンス艦隊の指揮官ジョン・ギアリーは、激闘の末かろうじて脱出に成功したばかりのラコタ星系へふたたび舞い戻ることを決定する。連戦連勝の"ブラック・ジャック"ギアリーを信奉する艦隊クルーの大部分は、彼を信じて危険な敵の拠点への再突入に備えるが、一部の造反者や、これまで彼の支えとなってくれてきた同盟国の副大統領リオーネは彼の決定に危険なものを感じていた。

強大な艦隊を擁していたラコタ星系だが、今そこへ舞い戻ろうとしているギアリーの艦隊の追撃のため、ほとんどの艦隊は星系を離れており、残っているのは先の戦闘で損傷を受けた艦が大部分だろうと言う予想のもと、危険なトンボ返りに賭けるギアリー。だが彼の行く手を阻もうとする勢力は今や、シンディック、艦隊内の造反者、異星人、さらに正体不明のもう一つの勢力がその姿を現そうとしていた…。

シンプルに楽しめるスペース・オペラ・シリーズも第4作。長く続くお話ともなれば途中でダレ場ってのも必要になるわけで、本書はもしかしたらそういう位置づけに当る本なのかも。全体としては前半があらすじで述べたような展開から来る艦隊戦の描写、それが小休止したあとの後半は、クライマックスへのヒキを含めた、いろんな部分に対してのちょっとしたひっかきまぜが加えられるような流れ。絶望的な航行が一人の英雄的存在で、ちょっとずつ手持ちの札が良くなっていく状況下で、そうは行かないぜ、とばかりにこれまでの状況への邪魔が入ったり、これまで巧妙に姿を隠していた新たな障害が少しだけその存在をあらわにしてくる。残り二巻、そう簡単に決着はつかないぜ、スケールの大きい部分、割と小さな部分、どっちでも、ってな位置づけの本ってことになるかな。

公私ともに一時は良い感じになるかと思われたギアリーとリオーネの関係に、かなり修復不可能っぽいしこりが生まれたり、それにともなって全幅の信頼の置ける艦長だったデシャーニとの関係にも、前巻ぐらいから微妙な温度差が出てきたりして、豪快なスペースオペラを期待して本シリーズを読んでる人の中には、そういう部分でちょっと気に入らないところが増えていると言えるのかも知れない。本書の「訳者あとがき」でもリオーネの不人気っぷりはかなりのものらしく、向うに2ちゃんがあって、そこに「『彷徨える艦隊』で消えて欲しいキャラ」ってスレが立ったら、凄い勢いで「リオーネ」って書き込まれてもおかしくないような勢いのようだ(w。

長いお話には(ラストの盛り上がりのためにも)ダレ場が絶対必要で、ダレ場を演出するためには、読んでるこちらがもう、どうしようもないくらいイライラ、ムカムカする登場人物やストーリー的展開が用意されていて、しかもここのところのイライラやムカつきが大きいほど、その後に待っている大団円の痛快感は増幅されると思うので、こういうイライラはむしろ大歓迎(あ、でもやっぱ読んでる時にはしんどいんだけどね)。ここをちゃんと書き込めてるってことは本シリーズの著者ジャック・キャンベル、かなりできる人ってことになるんじゃないかと思うんだがさてどうでしょう。割と順風に見せて陰でいろいろ心配事を仕込んで来るあたりのお話の作り方、あたしゃ好きですが。

このシリーズは一応残り2巻、お話づくりの定番を考慮するなら、ここまでに登場したキャラクタの内、こいつは絶対信頼できるだろうと思ってた登場人物のうちの誰かが、実はシリーズ屈指の大悪党ってことになるんだろうと思うんですが、さて作者の筆はこの辺をどう捌くのか、続きが結構楽しみですわ。

★★★

[Day] 年に一度の… (24:39)

あれが来た。たちきや常連の衆、どうしますか。

ちょっとすぐには動けそうにないんですけどね、今のところ。


2009-11-19 [長年日記] この日を編集

[Day] 南大阪プチ周り…はあくまでマクラ

お昼前にマシントラブルという呼集がかかって、取り急ぎ堺行き。トラブル自体はなんつーか、「コンセントはしっかり差し込まれていますか」的レベルというかこの角度以上にケーブルが曲がると接続不良が発生するみたいな良く分からん判じ物的レベルでの事象で、解決したと言えば言えるが、同じことはこの先、いつ起こってもおかしくないとも言えるわけで、心底安心して現場を離れることもできなかったかな、と。

しかしまあそんなことはこの際どうでも良いんだ。

昼飯抜きでがさごそとやってきたので、立ち呑みでかなり遅めの昼ご飯というか少々早めの晩飯第一ラウンドを楽しんでたら、となりで飲んでた男女二人。同じ職場の上司と部下的関係か。男性の方は、あえてオヤジ臭い立ち呑みに若い娘を連れて来れるオレってちょっと渋くね? 的勘違いオヤジ、女の子の方は、オッサン適当にちやほやしとけばロハで飲み食いできてラッキーなんじゃね? ってな感じ(超私見)で妙にテンション高い。おっちゃんの方は一杯の酎ハイをチビチビ、女の子の方はそんなおっちゃんお構いなしに酎ハイがばー、芋焼酎(ここじゃあ二番目に高い酒だぜ)ぐびー、串カツを一本ずつ注文しながら(この行為もちょっと感心できないが)ご機嫌になって、妙に大きな声で釜前のおねーちゃんに言ったもんだ。

「今日あたりボジョレー、入ってません?」

オジサンつい心の中で、誰かこの小娘を立ち呑みから叩き出せと叫んでしまったのは言うまでもありません。

こちらは適当に飲み食いして先に店を出てきちゃったけど、あのおっちゃんと小娘のカップル、あの後どんな夜をお過ごしになったんでしょうな。おっちゃんの小さな冒険が幸多いものであったら良いのですけどね。

[Day] で、なにがボジョレだよ、とか思って帰ってみたら

ペットボトル版ヌーヴォ本日のわが家の晩飯のメニューは生野菜のサラダにハムステーキ、ポトフにパンの盛り合わせ。で、オマケにボジョレー・ヌーヴォ。カミさん曰く、「ペットボトル版があったからそれ買ってみたよー」だって。ボトルがポリ製になった分、若干お値段が抑えめになってるんだそうで。

そもそもがその年のワインの出来を予想するためのお酒がヌーヴォなわけだから、体裁よりも酒本体の方が重要なので、容れ物なんざどうでも良いと言えなくもないのかも知れないが、んまあ持つ手にちょいと力を込めると、ボトルがべこんと凹んでしまったりすると、それはそれで酒飲み的には淋しい気分になったりしなくもない。空けてしまったボトルはこんな感じ。後になってみると微妙に安物を飲んじゃった、感じはちょっと否めないかも知れないな。

赤ワインには癖があってナンボだと思ってる身としては、ヌーヴォの気合の抜けっぷりには毎年物足りないものを感じているわけではあります(とか言うてるけど、そないに酒の味が分るような人間でもないんですけどね)が、まあこれも一種の季節の風物詩。おいしく頂きましたよ。


2009-11-20 [長年日記] この日を編集

[Day] 残念メール (23:35)

夕方舞い込んできたメール。ここ4年ばかりお付き合いさせて頂いてたweb制作会社の担当氏から。「突然ですが本日付けで退職することとなりました」だって。んまあこの業界、多分当世一人材の入れ替わりの激しいそれであるような気もするので、そんな中で4年も一箇所に留まっていたってのはある意味粘り強かった、とも言えるのかも知れないけど。

デザインセンス的にもディレクションの能力的にも、決して「切れる」タイプの人ではなかったけれど、そこを地道な裏方的誠意でカバーする、オレみたいないい加減な下請け野郎にはとてもお付き合いしやすい方であったので、ここで縁が切れてしまうのは少々残念ではあるんだが、まあT社のKクン、今後ますますの活躍をお祈りします。

ってことで、とても仕事のしやすかったお相手が一本疎遠になることは確実なので、また新しいお仕事相手を探さんとあかんことになったなあ(つoT)。

[TV] 定期視聴番組 (24:08)

「けんぷファー」、「聖剣の刀鍛冶」、「DARKER THAN BLACK 流星の双子」、「にゃんこい!」、「おおきく振りかぶって」(再)。うーむ、何とはなしに木曜深夜までの分は、楽しみなのが「DARKER…」と再放送の「おお振り」、まあ毒にも薬にもならんのが「刀鍛冶」、つまらんのが「けんぷファー」と「にゃんこい!」、つーとこか。今期は何か不作やね。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

TUX [●ここはひとつ、満を持して登場の花粉道伯(はなのこル…もとい、はなのこどうはく)と雷丸頭領のぶち切れまくりの掛け合い..]

rover [これが最近、妙に火曜深夜に録画ミスが頻発しているという…。]


2009-11-21 [長年日記] この日を編集

[Books] 海賊の子

9784150117290 カリン・ロワチー 著/嶋田洋一 訳
カバーイラスト 佐伯経多 + 新間大悟
カバーデザイン ハヤカワ・デザイン
ハヤカワ文庫SF
ISBN978-4-15-011729-0 \1000(税別)

戦闘輸送艦<マケドニア>の艦長、アザーコンの息子、ライアンの暗殺に失敗し、今は警戒厳重な刑務所に収監されている海賊ファルコンの後継者、ユーリ。そんな彼の許を訪れたのは地球政府側の情報畑の工作員。彼はユーリに、海賊たちのもとにふたたび舞い戻り、内通者として活動し、海賊たちを潰滅させることと引き替えに、身柄の自由を持ちかけられる。疑念も残るがこの申し出を請けたユーリだったが、計画された脱出行のとっかかりから、予想外のアクシデントが連続し……

戦いの子」、「艦長の子」に続く、お子様シリーズ完結編。「艦長の子」のラストでわたしゃ、不幸な子供の話、難儀な子供の話ときて、さて3作目はどんな子供の話を読ませてもらえるんでしょうなんてなことを書いたわけだが、その伝で行くとううむ、今回はそうだな、目の開いてない子供の話、って事になるのかな。

平穏に暮らしていた少年が戦争の巻き添えを食らって難民キャンプ暮らしを余儀なくされ、そこで荒んでいたところにうまい話が転がり込み、これだと飛びついたら世の中そんなにウマい話があるわけもなく、飛びついた先は海賊船。そこで海賊の首魁の後継者の可能性を見いだされ、そのための教育を受けていくわけだが、そこでユーリは、なかなか物事の深いところを目にすることを阻止されたまま成長し、それがために、とてもピュアな部分と怜悧な部分を併せ持った青年に育っていき、自分がその二つの要素にうまく折り合いをつけられないために、いろいろ苦労していく姿が描かれる。前のお話のラストを引き継ぐ形で進んでいくパートと、海賊船に拾われ、海賊として、さらに本書でかなり重要な意味合いを持つ"ゲイシャ"(現在の芸者さんとはかなり意味合いが違うものですが)としての教育を受けていく過程がカットバックで描かれていく。

一人の少年の成長物語を、同じ時代であってもその環境や背景が変わるとどうなるか、って切り口で描いてきたのがこの三部作だと思うんだが、先に書いたとおりこの三人目は、いろんなところに縛りをかけられ、がんじがらめな気分のまま青年になってしまった若者の物語。そのがんじがらめっぷりと、海賊ファルコンの後継者として施されるさまざまな教育の影響から、ユーリは非常に不安定な人間になっていくのだが、前二作に比べて非常に大きな比重を持ってくるのがセックスの部分ってことになるだろうか。ロワチーさん的"ゲイシャ"は、あらゆる手管を使って対象となる相手を籠絡する特殊な技能職と言う設定に合っている関係もあり、今回はそっち方面の描写がかなり多めで、かつやや「腐」な方向にシフトしているような感じはある。ユーリの個性(プラス本書カバーのイメージもあり)などから、何とはなしに腐女子が描く、フィーチャリング早乙女アルトの二次創作物を読まされてるような気になってしまうのだな、これが。

こういうノリも決して嫌いではないんだが、今回はヤオイ風味ばかりが前に立ち、肝心かなめの主人公の成長と、彼に取っての重荷になっていた何物かからの救済という、とても大事なパートについての描写がかなり手薄で、お話としてこれで良かったのかなあと言う気分はかなり後を引く。序盤からの念入りな流れが、終盤になって急に駆け足になって、いろんなものへの説明をいい加減なまま、ラストシーンを作ってしまったような印象がある。いろいろ釈然としないんだが、著者は当面続編を書くつもりはないようなので、これはこれで一段落、と納得するしかないんだろうけど、この終わり方はちょっとすっきりしないものがあるな。

しばらく冷却期間をおいて、いくらか歳くった三人の若者たちの話、なんてのを書いてもらえたら嬉しいかも。もうちょっと三人の若造が密接に関係しあって進むような話だとさらに結構なんですが。

★★★


2009-11-22 [長年日記] この日を編集

[TV] 定期視聴番組 (23:27)

「とある科学の超電磁砲」、「マクロスF」(再)、「NEEDLESS」、「魔法少女リリカルなのはA's」、「侍戦隊シンケンジャー」、「仮面ライダーダブル」、「フレッシュプリキュア!」、「鋼の錬金術師」。今週一番びっくりしたのは「プリキュア」だよな。「スピード2」状態で突っ込んでくるクルーズ客船を、女の子三人で押し返せるとは思わなかった。さすがは伝説の戦士。

マクラの部分が一段落して、いよいよ本筋のお話が始まった感じの「超電磁砲」。先週の爆弾魔くんのヘッドホンステレオに何か秘密があるのかと思ったら、そっちはそれほどでもなかったようで。「マクロスF」は本放送時にも感じたけど、ほんとにこの回(#07)は最終回クオリティだよなあ。後の二本もなかなか結構。

日曜朝。「シンケンジャー」は終盤に向けていろいろ動く回。とりあえずこれは何だ? 何かの恋愛フラグが立ったってことなのか? 「ダブル」の方ははあれだな、「クリスティーン」。「ハガレン」も面白いっすね。


2009-11-23 [長年日記] この日を編集

[web] いたるところに賢人あり (23:12)

2ちゃんの某アニメ作品関連スレッドで見つけたネタ。2ちゃん的には佳品、良作と言われている作品なのに、なぜかセルビデオのセールスがぱっとしない(爆死、と言うそうですよ)作品が多々あることに触れて、「嫌な時代になったもんだ」と嘆く書き込みに対して速攻で付いたレス。

いいアニメだと言うなら買ってください
嫌な時代だというなら変えてください

うまいこと言う人がいるもんだなあ。

[web][DVD] 密林の秘宝 (23:39)

B001EI5MAAB001EI5MA0B001G9EBYKあまぞん書店でDVD-どれでも3枚で3000円なるキャンペーン実施中。「スピードレーサー」やらPJ版の「キング・コング」やら、意外に新しい作品もラインナップに入ってますな。たとえばオジサン的には、この3本の組み合わせだったら、上映時間的にも(そこかよ)3000円ってのはお買い得感満点(時給500円以下だ)なんだけど。

画質をそれほど重視するでもなく、コメンタリとかのオマケにも全然興味がなく、すでに(CSとかで)録っちゃったヤツを改めてDVDで買い直す気にもならん人間ゆえ、食指は2ミリほどしか動かないんだけどね。モノによっちゃあ「LDあるからいいや」な人間なんだもんな(w。

本日のツッコミ(全3件) [ツッコミを入れる]

TUX [●名言ですねえ。 ●あ、ちなみに「センコロール」は劇場に行って、DVDも買いましたとも(笑)]

rover [劇場用映画だと割と買うんですが、TVシリーズって意外に買うこと少ない気がします。基本「消費される物」って意識があるん..]

TUX [>「消費される物」って意識 ●言われてみたらそうかもしれません。 ●DVDとかLD(笑)とか、メディアで持ってる..]


2009-11-24 [長年日記] この日を編集

[News] 鷲の次は電光 (23:56)

次期戦闘機にF35採用へ、40機購入で調整 防衛省(AFPBB News)ですって。ただし大臣の方は明確に否定している(防衛省・大臣記者会見)ようですけど。

その辺の話はおいといて、ストラトジがどうとかスペックがどうとか言う以前に、兵器っつーモノには「オレたち、格好良くて強いぜ、攻めてきたら痛い目見せるぜ」的なハッタリが必要なんじゃないかと思うんだが、どうも最近の最新鋭の兵器からは、そういう凄みが感じられないんだよな。別に兵器に限ったことじゃあないんだけど、どうも最近のキカイって、理屈で考えたらそうなるんだろうな、ってところでは理解できるんだけど、ぱっと見の第一印象で有無を言わせず「おお、カッコいい!」と思える物を自分たちの国は持っている、と言う気分の良さみたいなモノをもうちょっと考慮してくれても良いんじゃないかな、とも思う。

どうせ今の日本じゃ、ホントに戦争になったら何を装備してたって多分押しまくられる一方になるのは目に見えてる(個別の装備がどうあれ、それを有機的に運用できるのか、短期決戦はともかく中長期的な戦術はあるのか、そもそも兵站はちゃんと考えてるのか、ってあたりが全然見えてこないんでね)んだし、だったらいっそ、趣味に走っちゃえばそれで良いんじゃないかって気もするんだが。

ってことでグリペン買おうぜグリペン。若干性能は低いか知れんが、数を揃えるなら有利だろ。その上カッコいいぞ、あれ(^o^)。

本日のツッコミ(全1件) [ツッコミを入れる]

P2 [トム猫や鷹のかっこよさ、ファントムの禍々しさも今は昔ですかねぇ。かっこわるいよなぁF35。 難しい事情はあろうけど確..]


2009-11-25 [長年日記] この日を編集

[web][Anime] すばらしきダークサイド (23:50)

Sorry, sm3874740 was deleted.

これは割と有名なMADなのかしら。あたしゃ初めて見てコーヒー吹きそうになった。なんというか、いろんなところが間違ってるけどダークサイドとしてはどこに出しても恥ずかしくない一品。いやあ、こういうの大好きです。

[F1] ストーブリーグの茶飲みトーク (24:49)

まずはいつものように「F1通信」から、F1ドライバー・ベスト50: バトン優勝後の最新版。去年はギリギリでトップ50に滑り込んだバトン、ワールドチャンプ獲得ってことでここのところを改めて考慮した上でのラインナップ、まずは皆様、それぞれで眺めて頂いたら。

こう言うのは見る人の世代によって微妙に賛否が分かれるのはしかたがないところだろうと思うので、完全にF1ファン全員が納得できるランキングってのは作成不能なんだろうと思う。オレならピーターソンやフィティパルディのランクは低すぎるような気がするし、ジョーンズがそこってのは少々高すぎやしないか、って気はするな。

このランクでのトップ5はクラーク、セナ、シューマッハ、プロスト、スチュアート。サー・ジャッキーをもう少し上に置いても良いような気はしないでもないが、おおむね納得できるランキングのような気はする。ちなみに優れたマシンを得て名実共にトップ・ドライバーと認知されたバトンの順位はハントの上、ピケ(父)の下の16位。この順位も少々微妙かも知れない。ま、ジェイムズ・ハントにネルソン・ピケと来たらオジサン的にはちょうど盛り上がる世代のビッグネームなので、そこの間に入るほどのレーサーか? って感情面で思っちゃうって所もあると思うんだけど。

オマケでもうひとネタ。小林可夢偉、トヨタのスポンサーとともにルノー移籍か?かなりありそうにないネタのような気がするけど、どうなんでしょうね


2009-11-26 [長年日記] この日を編集

[PC] あいむそーりぃ、まい、ますたー

昨日なのはさんをネタにして大笑いしたことについて、冥王様から天罰が下ったのか、今朝パソコンの電源入れたらば、Windowsは起動するがその他もろもろ、常駐系アプリケーションが片っ端から立ち上がってくれない状態に。

どうしたことかと思って見てみるに、Windowsとマイクロソフト様ご一行用のドライブであるところのC:以外のドライブが、きれいさっぱり消え失せているのだった。最近朝は冷えるしHDDはそろそろ骨董品だしで、立ち上がり損ねたのかなあと思って少し頭冷やしてみたんだけど、状況はいっかな好転せず。こりゃいよいよいろんなところが死んでしまったかなーと、朝からしょぼーん。

しょんぼりしててもしかたがないので、何か解決策はないかと(強制的にC:にインストールされるので難を逃れた)IEで検索してみて見つけました。TestDisk。フリーウエアなんだが死んじまったMBRを復活させたり、辻褄の合わなくなったセクタの情報を修復してくれる、かなりの優れもの。強力なツールなんだが基本コマンドラインからの操作オンリーで使うツールなので、少々慎重に使ってあげないと取り返しのつかないことになる、かも知れない。詳しい使い方なんかはこちらのサイト(【TestDisk】について)が参考になりましょう。

んでもってTestDiskで様子をみてみると、C:は無事だが、D:のスタート位置がおかしなことになってる(先にドライブが一つあるのに、Dも1シリンダ目から始まることになってる。そりゃさすがにあり得ない)。多分前にD:の容量を少し削ってC:に回したことがあったけど、その時に何か後遺症が残ったのかも知れない。

ともあれTestDiskでDeepSearchかけるとこの、容量変更をかましたディスクのスタート位置が、何かのタイミングでずれてDドライブが一時的に行方不明になり、それに続くドライブも立ち位置を見失っちゃった、と言う感じなんだろうな。

幸運なことにデータドライブは復旧可能だったけど、アプリケーションを置いてたD:が復旧不可能だったので、いろんなツールを再インストールする羽目になってしまった。たいていのアプリは修復セットアップでどうにかなるんだけど、なぜかIllustratorが修復不可能でかなり困ってる。それ以外はおおむね復旧できつつある(いくつかの小物を直してやるのにもちっと時間が欲しいですが)んで、まあ良いんですが。

とりあえずもう少し、がんばって復旧作業を続けるですよ。


2009-11-27 [長年日記] この日を編集

[PC] だいたい復旧

…したと思う。いまだにIllustratorがインストールできないけど、それ以外の大物はだいたい復旧したかな。無駄にインストールしてたいろんなツールが一旦全部消え失せたので、ある意味すっきり、HDDの掃除にもなったかも知れない。なにげに痛かったのがOpera周りか。Operaはiniファイルやら何やらも自前のディレクトリに置く関係上、貯め込んでたいろんな便利情報が全部消えちゃった。ブックマークやらパスワードマネージャーの情報やら。オレ、結構パスワードの管理とかOpera任せにしてたんだなあ。思い出せないのが結構あるぞ。一番ヤバいのはASAHI-NETのパスだな。どこかに残してたかなあ…。

とりあえず小物関係のセッティング中。結構面倒だなーこれ。

[TV] 定期視聴番組

「けんぷファー」、「仮面の忍者 赤影」、「聖剣の刀鍛冶」、「DARKER THAN BLACK 流星の双子」、「にゃんこい!」、「おおきく振りかぶって」(再)。以前にちょこっとTUXさんからツッコミいただいた、花粉道伯大活躍の「赤影」、いやあ、これは現在ただいま、平成の御代では到底創れない番組だよなあ。細々したところのちょっとした表現のあれこれまで、今となってはこれちょっとヤバいんじゃねーのってネタ満載だ。このおおらかさを懐かしいと思う自分がいる反面、これは確かに、オレたちいろいろ無神経だったよなあとも同時に思ってしまうわ。ぶっ飛んだ面白さってのは確かにあるんだけれどもね。

その他、「けんぷファー」は切っちゃっても良いかな、その他はまあもうしばらく見てもいいかな、ぐらいな感じで。「にゃんこい!」は全体的につまらんのに時々ちょっと面白い時があるのが困りものだわ(苦笑)。


2009-11-28 [長年日記] この日を編集

[Comics] お買い物 (24:01)

Bamboo blade 12(五十嵐あぐり/イラスト)おせん : 真っ当を受け継ぎ繋ぐ。 1(きくち正太/著)きくち正太「おせん 真っ当を引き継ぎ繋ぐ」(1)、戸塚理弘・五十嵐あぐり「バンブーブレード」(12)。何やらめんどくさそうな副題まで込みでの新タイトルなのが新装開店の「おせん」。前巻でもテレビ屋さんには相当言いたいことがあったようだけど、新規巻直しの最初のエピソードも、かなりテレビ屋さんに物申したい感満点。裏で存在感漂わせてる"視聴率の神様"女史は、この先再登場しそうな雰囲気でございますな。

「バンブー」はついにタマちゃんが全力で相手しないといけないキャラクタ登場、その名は……みたいな。相変わらずウラさんは怖いな。あと、タマちゃんパパのお名前が三十郎ってことが分ったのがちょっとした収穫か。お母さんが椿でお父さんが三十郎。うーむ(w。


2009-11-29 [長年日記] この日を編集

[TV] 定期視聴番組 (23:00)

「とある科学の超電磁砲」、「マクロスF」(再)、「NEEDLESS」、「魔法少女リリカルなのはA's」、「侍戦隊シンケンジャー」、「仮面ライダーダブル」、「フレッシュプリキュア!」、「鋼の錬金術師」、それから鳴り物入りでスタートしたNHK「坂の上の雲」も。みっこ大活躍の「超電磁砲」、レベルアッパーはやっぱり音楽の形で配信される物だったみたい。だったら前回の爆弾魔くんをしょっ引いた時に、彼の所持品は一切チェックしてなかったってことなんだろうか。そりゃちょっと節穴過ぎないかジャッジメント(かアンチスキルかしらんけど)。黒子のテレポーテーションは瞬間移動の時に、移動先にある物を押しのける→ガラスでもコンクリートが切れる、みたいな能力ってことなのかしら。で、押し出された物はどうなるんだ? それはまた別の次元に吹っ飛ばすという話? どこぞの次元のネアンデルタール人に迷惑かけてないといいけど。

マクロスは作画一休みの回(って前にも書いたか)、「NEEDLESS」がバトルじゃない方面の話をかなり真面目にやってて逆に驚いた。神父様の方が元々の期待度は上な存在だったのね。

「なのは」は、ああ、"管理局の白い魔王"ってのは自己申告だったのかー。

日曜朝。恋愛フラグって程でもなかったのかな、な「シンケンジャー」。殿様の年相応な弱さがほの見えたり、外道衆のそれぞれの深い所なんかも抜かりなく描かれてて好印象でした。ドウコクさんは一回出たらしばらくはチャージが必要、って設定で間に別なエピソードを挟んでいく、みたいな構成も結構。

「ダブル」の方も良い感じに青春テイスト多めの刑事ドラマ、的な雰囲気が出ていてそこそこ好印象。これ、'70年代に作ったら主役は松田優作と中村雅俊だな(w。

「プリキュア」はそろそろ最終バトル? 占いの館が死亡遊戯的舞台設定ってことになるんでございましょうか。「ハガレン」はアームストロング(姉)さんの個性が良い意味で個性主張しまくりの回。何気に今週は年増(や、もちろん良い意味で、ですよ)美人があちこちで頑張ってた感じですな。

で、「坂の上の雲」。時代背景を表現するために当時の実写フィルムの映像を多用しつつ、それにあわせる感じで「らしい」映像をインサート(フィルムの"古び"感なんかも工夫していましたな)してきたり、モブの人数の多さやセットの作り込みなんてあたりは、さすがに金のかかった作りになってはいる。ただ一回目ってこともあり、いろんな事を説明する必要もあるのか、やや総集編的な作りになってしまっていたかな、って気はしないでもないな。

個人的にはどうでも良い遠景の話でしかないんだけど、好古、子規、真之が故郷の松山を発つ時、その時代の差から若者たちを待つ船が、好古の時にはまだ樽廻船っぽかった物が、真之の時にはいっぱしの蒸気船になってるあたりにちょっと感心した。とりあえずかなりの長丁場なので、もう少し様子を見るってことで。


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2009年
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ここ1週間分の話題

傑作です

懐かしさ満点

妖精を観るには…

ジュヴナイルとしてなかなか良質

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