ばむばんか惰隠洞

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2011-06-01 [長年日記] この日を編集

[Comics][web] あすなひろし追悼公式サイトについて

んーと。

たかはし@梅丘さんが立ち上げた、あすなひろし追悼プロジェクトの起点として機能していたasunahiroshi.netが2月ほど前にドメイン失効してしまっていたのはちょっと前に気がついていたんだけど、ちょっと手をこまねいたまま時間が過ぎてしまっていたのですが、それはそれとしてたかはしさんがまとめたあすなひろし系統の資料的価値は大変高いものなので、他で動きがなかったら自分の一存でたかはしさんベースの「追悼公式サイト」のコンテンツは一種のアーカイブ的な意味合いをつけた上で公開しようと思ってたんだけど、先日今中隆介さん(あすなひろし先生の甥御さんで、現在「あすなひろし企画室」を運営されている方)から連絡を頂いて、たかはしさんがまとめたコンテンツに関しては、そのままの形でどこかで公開しておくことについての了承を頂きましたので、「公認」云々の文言を修正した上で一応公開させていただきます。

「公式」のとれた「あすなひろし追悼サイト」という形になります。http://asunahiroshi.xrea.jp/からどうぞ。


2011-06-02 [長年日記] この日を編集

[Books] NOVA4 書き下ろし日本SFコレクション

9784309410777 大森望 責任編集
カバー装画 西島大介
カバーデザイン 佐々木暁
河出文庫
ISBN978-4-309-41077-7 \950(税別)

技巧派だけど球速低め

全編書き下ろし新作で編まれた日本SFアンソロジー。4巻目は9作を収録。

ということで第4弾。もはや特に能書き垂れることもないので個々の作品について、簡単に参ります。

「最后の祖父」京極夏彦

ある日突然、いろいろなものが「終り」始めた。それが世相というものなのか、と思っていた自分だったが、どうやら「終わって」いくものたちにはひとつの共通点があるようで……。実はこれが京極夏彦のデビュー作であったかもしれない、というある意味幻の作品が原型となった作品。ひどく日常的な、それでいてどこか寂寞とした雰囲気をたたえた、ある意味終末テーマのSFと言えるか。乾いた感じがかなり良い。

「社員食堂の恐怖」北野勇作

超高性能な調理マシンが配備された、とある企業の社員食堂。ところがそのマシンがある日……。んまあある意味北野勇作スタンダード。なんだかちょっと変で、適度に黒くてグロくて、そして最後はぽいっと投げる。大森望が編むアンソロジーの2番打者としてはハマリ役って事なんだろうな。

「ドリフター」斉藤直子

せっかくの文化祭なのに、運営側に回ってしまった「僕」は、守衛室でおっちゃんの昔話に付き合う羽目になっていた。守衛室にはおっちゃんが貯め込んだ良くわからん紙切れの山が。そこに記されていた情報がある時重要な意味を持って……。軽めなタッチと会話のリズムがかなり良い感じ。最後には謎の感動が待っている。残念なのはオレがドリフに全然思い入れがないもんだから、どっかで一歩引いて読んじゃった、ってあたりかな。

「赤い森」森田季節

本来ありえないと思われた地方に見つかった(かも知れない)古墳の調査に向かった院生が現地で見たものとは……。考証系の伝奇SF、とカテゴライズすればいいのかな。こちらも軽めに楽しめる一作、かな。

「マッドサイエンティストへの手紙」森深紅

軍需にも携わる超巨大企業内で起きた謎の失踪事件を追う、変わり者の研究者と割と普通な女性のコンビ。ハイテク産業を舞台にした一種の安楽椅子探偵もの、かしら。安定性高し、ワンダーは稀薄。

「警視庁吸血犯罪捜査班」林譲治

吸血鬼の存在が顕在化した近未来、労働力の確保のために、彼ら吸血鬼を合法的な存在として受け入れることを選択した東京に新設された警察組織の活動を描く。こちらもジャンルSFとして安定銘柄、ではあるな。

「瑠璃と紅玉の女王」竹本健治

テッド・チャンがこんな感じの話を書いてなかったっけ…。小さく美しく、寓意的なファンタジー。ちょっと大人な味付けもコミでどうぞ、って感じか。嫌いではないけど、まあ下位打線って感じもあるかも。

「宇宙以前」最果タヒ

イメージを外に拡げる、というのがSFに与えられた使命であるとするならば、本書の中で一番その使命を忠実に全うしているお話はこれ、と言えるかもしれない。ファンタジー風味の舞台立てから、いつしか世界はSF的な世界観で語られる者に遷移していくのだが、実はお話の一番根っこの部分が意外にすんなり腑に落ちない部分が残り、そこに何とも言えないもやもやが残る、みたいな。

横っ面をひっぱたかれたような衝撃はないのだけれども、なにかこう、読み終えた後も妙な引っかかりが消えないような作品。

「バットランド」山田正紀

バイナリコードを音声で発信するコウモリ、640光年先から送り込まれた謎の宇宙線バースト、認知症の老人とホーキングばりの天才科学者…。魅力的なガジェット満載で突っ走るハードSF寄りの中編。なんかこう、肝心なところを割とぼかしたまま先に進められた感じがあって、北野勇作作品ほどではないけれどもどこかで「放り投げられた」感じがつきまとってしまうあたりが何と言ったらいいのか。おもしろい話だとは思うけど、これは逆にもうちょっとページを使って、登場人物達の書き込みをやってくれた方が嬉しかったかも。長編化の構想もあると言うことですので、そちらに期待します。

てな感じ。アンソロジーとしてはテーマへの縛りが甘い、というか自由に書いて良いですよ、というスタンスが逆に、このアンソロジーのスパイシーな部分をスポイルしてしまっているんじゃないのかな、と言う気はしないでもない。なんだろうなあ、面白いお話を読ませていただいてはいるんだけど、なにかこう、アンソロジーとして目指すものがなんなのか、ってあたりが全然見えてこない、ってあたりに少々物足りなさを感じてしまうのも確かなところで。

★★★


2011-06-03 [長年日記] この日を編集

[Anime][web] 定期視聴番組

月曜の分を録り損ねてた。てことで「C」、「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない」、「Aチャンネル」、「Dororonえん魔くんメ〜ラめら」、「電波女と青春男」、あとニコ動で「AppleseedⅩⅢ」なんてものが始まってたのでそちらも。

「Appleseed」から行こうかね。まあなんというか、劇場版見た時の感想からそれほど大きく印象は変わらないってところはあって、5年経ってそのクオリティはどうなんだ、というか5年経ってむしろクオリティは下がったんじゃね? と思われてもしかたがない作品を、わざわざ視聴者がリアルタイムでケチをつけられるニコ動というメディアで流す根性はどこから湧いて出てきたの? という感じかな。評価できるのはメカデザインぐらいだけど、それは原作者の仕事だし、それ以外で評価できそうなところがほとんどないってのはかなり困ったものなのじゃないかしら。たぶん今ならこのレベルの作品、DoGAのコンテストでふっつーに見れて、それでもって多分、上手く行っても佳作止まりだぜ。いったい誰がどういう勝算の元に、人様に見てもらおうと思ったのだろうね。一話ごとに制作スタッフが異なるようなので、ある意味続きは気になるとも言えるけど、脚本や演出のところで首をかしげざるを得ないような個所も多いと思うので、良い方向に変わっていく可能性はそんなに高くはなさそうな気もするね。

地上波。「C」はまあインターミッション的なお話。三國さんの過去話が、お話の背景を知る上でちょっと助けになってくれたかな。

「あの花」は、ああなるほど、先週あたりからネットを飛び交ってた、「ラスボス登場」ってネタはこれのことでございましたか(w。最終的にめんまが願っていることとはなんだったのか、ってところが落とし所である以上、ここで出てきたラスボス疑惑は逆に、ニシンの燻製である可能性もあるだろうな。

木曜日。「電波女…」が割とお気に入りになってきた、ような気がしないでもない。アニメ限定での話だけどこれ、もしかして「ハルヒ」の反対側に位置するような作品なんじゃないかなあ、って気がちょっとだけしてきてたりします。


2011-06-04 [長年日記] この日を編集

[Books] グリムスペース

9784150118082 アン・アギアレイ 著/幹遙子 訳
カバーイラスト 前嶋重機
カバーデザイン 岩郷重力 + WONDER WORKZ。
ハヤカワ文庫SF
ISBN978-4-15-011808-2 \940(税別)

マキャフリイ版「デュマレスト」(ちょっと違うか)

人類にFTL航行をもたらした超空間、グリムスペース。そこを航行するには、J遺伝子を持つジャンパーと呼ばれる人種が不可欠であり、ジャンパーたちは巨大な企業複合体の寡占状態にあった。そんなジャンパーたちの中でも飛び抜けた実績を誇っていたのがあたし、シランサ・ジャックス。だがその日、あたしとあたしが信頼し、心から愛するパイロットのカイが操縦する宇宙船は着陸に際して信じられないミスを犯し、80名を超える乗客、乗員はあたし以外は全員死亡、あたしも身柄を拘束されてしまい、治療と称する強制的な医療処置を受けている。そんなあたしの元に一人の訪問者が…

先輩女性SF作家たちが送り出したアイデア(マキャフリィの『船』シリーズやらビジョルドの『ヴォルコシガン』やら)を上手いこと咀嚼し直して、ちょっと気の効いたロマンティック冒険SFを作ってみました、って感じか。で、出来上がったものは妙に女「デュマレスト」っぽいものだった、てなところ。「デュマレスト」とは、ストーリーや語り口の感じも設定も全然共通点はないんだけど、まあ多少人より優れたところはあるけれど、際だったスキルも持たない一人の人間が、徒手空拳に近い状態でなんだかぼんやりした目的に向かって動き出すと、ヤケにスケールの違う敵が主人公をつけ狙ってきて、なんてあたりの雰囲気が似ているのかもしれない。あくまで雰囲気です。

デュマレストはそれでも基本、たった一人でさまざまな困難に立ち向かうんだけど、こちらは主人公の魅力というか個性に惹かれ、距離の差はあれども協力してくれる人々が集まってくれるってあたりにちょっと差があるか。ここらは女性作家が描く作品における主人公としてのヒロインが当然持ってるアドバンテージでしょ、なんか文句あるのッ! ってところだよな。文句はないです、基本はツンデレって事ですよね。

お話の展開は、だから良く言ってもハード気味な展開のハーレクインSFって事になる。SF的な要素としては超空間航法に不可欠なJ遺伝子に関連するアイデアが、時折思い出したようにちりばめられる程度で、何か目新しいものがあるというようなものでもない。あ、ジャンパーがその(J遺伝子がらみの)能力を発揮した時に、相方であるパイロットとの間にちょっと特殊な関係性が生まれる、ってところもアイデアと言えばアイデアか。まあこれも、言い方悪いけどハーレクイン方面をちゃんと成立させるためのアイデア、としてしか使われてないってところもあるにはあるけど。タイトルにもなってるグリムスペースが、ラブホのベッド程度の役割しか果たしてないってのはちょっと、どうかと思うよ(w。

そんな感じで、言うてもシンデレラ・ストーリーなので野暮は言わんけど、「闇の船」よりはマシだがやっぱりお話の構成というかバランス配分が上手くない。これは原書からそうなのか、訳でそうなった(登場人物の呼び方が統一されてなかったりするあたりで、微妙にリーダビリティが阻害されてる感じはあるんだよなあ)のかはわからんのだけども。ただ、終盤に登場した敵か味方かシナイダー(や、明らかに敵ですが)的キャラがなかなか良い味だったので、星半分オマケしときます。

★★★


2011-06-05 [長年日記] この日を編集

[TV] 定期視聴番組

「TIGER&BUNNY」、「DOG DAYS」、「呼んでますよ、アザゼルさん」、「変ゼミ」、「海賊戦隊ゴーカイジャー」、「仮面ライダーOOO」、「スイートプリキュア♪」、「青の祓魔師」、ニコ動朝、「花咲くいろは」。

土曜深夜。思ってたより展開早めな「TIGER…」、三つどもえな展開になりそうだけどこの先どうなっていくのか。ホランドとタルホが悪い方のトップ2なのね。「DOG DAYS」も妙に面白い。やってることは大変オーソドックスというか手垢付きまくりな流れなんだけど、「まどか」見た後だと、むしろこちらが正統派の魔法少女ものだよなあって気になってしまうのが不思議なところで。「アザゼルさん」と「変ゼミ」はまあ、安心の変態、なぜか妙に謎の感動もありまっせ、みたいな。

日曜朝、「ゴーカイジャー」も「OOO」もいろいろ話が動いてる。かつての赤髪海賊団(違)の同僚くんは、この先もちょいちょい話に絡んでくるのかな。「OOO」のほうはこれ、伊達さん編って事なのかしら。退場して欲しくないキャラなんだけど、どうなるでしょう。「プリキュア」はひびきの良い子っぷり(悪い意味ではなく)がガンガン加速しておりますな。このシリーズって、初代以外はプリキュアになる女の子達の個性が案外掘り下げられてきていない感じがあって、そこで少々物足りなさを感じていたのだけれど、本シリーズは(特にひびきの方の)メインキャラクタの個性とか、そのバックボーンについての掘り下げがかなり念入りな感じがあって、そこがかなり好印象。ひびきがかなり良い子(中の人の個性なのか、ウザかわいい方向に針は振れてる感じもあるけど)に見えるよね。

「いろは」はひたすらコウちゃんが不憫な回。コウちゃんを演じてるのが梶裕貴くんなだけに、不憫さも二割増して感じだな。がんばってください(何を)。


2011-06-06 [長年日記] この日を編集

[Books] 地球移動作戦

地球移動作戦 上(山本弘/著) 9784150310356 山本弘 著
カバーイラスト 鷲尾直広
カバーデザイン 電光肋骨団 + S.I
ハヤカワ文庫JA
ISBN978-4-15-031034-9 \660(税別)
ISBN978-4-15-031035-6 \660(税別)

存在の耐えられないことはない軽さ

ミラーマターと呼ばれる、光学的にも電子的にも極めて認識が難しい物質で構成された小惑星、2075A。その調査に向かった宇宙船のクルーによって、ようやくその存在が確認され、新たにシーヴェルと呼ばれることになったその星は、調査が進むにつれて人類最大の脅威となることが明らかになってきた。地球の620倍の質量を持つシーヴェルは秒速290キロで太陽系方面に進んでおり、しかもその軌道は24年後に、わずか40万キロの距離で地球軌道と交差するのだ。このままでは地球は壊滅的な災厄に見舞われる。人類に生き延びる術はあるのだろうか…

「妖星ゴラス」のプロットに最新のSF的フカシをちりばめて、「ゴラス」をより意味が通るような形に再構成した作品。「ゴラス」しってるひとは時折ニヤリと出来るって特典があるけれど、別にそちらを知らなくても充分楽しめるものになっている。ただし自分的には、山本弘が作り上げた未来社会はすんなりとは受け入れづらいものになってしまっている。

ここで山本弘が構成したおおむね70年ばかり先の社会とは、ボカロとアイマス的メディアがニコ動に乗っかって人口の隅々まで膾炙して、そこに新しいメディアとしてのビジネスモデルが確立されている世界だ。その基本的なモデルの是非については自分も「あり」だとは思う。でもここで山本弘が描いているのは、現在ただいまのその世界が楽しいから、それはそのままこれからも残っていって欲しいなー、という彼が希望する世界だ。しかも悪い事に、ここにさらに、これまでも何度か彼の作品に関して言及した、「作家・山本弘」ではなく「と学会会長・山本弘」のアジテーション的ニュアンスも絡みあってしまっている。で、それはかなり、

気持ち悪い。

この気持ち悪さは本書の特に上巻には蔓延していて、読んでくこっちは「なんだかなあ」という気分で、なかなか自分のヨミススム・エンジンにしっかり火が入ってくれないところがあり、「これ大丈夫なのかなあ」って気持ちばかりが大きくなってきてしまったんだが、後半にはいってあんまり自分の戯言(失礼!)を絡める余裕が無くなってきたあたりから、お話はかなり燃える展開に移っていってくれたので一安心。

本書と「ゴラス」の一番大きな違いは、クライマックスにおける人類のふるまいだと思う。映画の方はやることを全てやった人類は、最接近するゴラスに対して、ひたすらじっと我慢するという形で描かれるんだけれど、本書ではここで、もう一度人間たちが圧倒的な力に対して抵抗する姿が描かれる。この改変に関しては全然文句なし。少々ベタな展開ではあるけれど、ベタだからこそ刺激できる涙腺もあるってものでね。そこの所はとても良い。

ただ、これは作家の哲学なのか、単に筆力が足りていないのかがわからないので何とも言えないんだが、全体として(前述した気持ち悪さ、ってところにも少々関連するのかもしれないけれども)描写が薄いと感じる個所も多くそのあたりで(燃える展開はありつつも)物足りなさも感じたかな。たとえばシーヴェル最接近、というカタストロフ・シーン、ニーヴン&パーネルだったら相当壮絶なシーンをたたみ掛けてくれたんじゃないかと思うけど、本書ではクルマに閉じ込められ、増水と戦う一般市民の描写のみ(や、もちろんこの前の震災で、それがどれほど恐ろしいものであるかはわかるのですが、それはそれとして)。全体に理屈で説明できる「手段」の部分の説明に隙はないけど、エモーショナルな部分やスペクタキュラな部分についての描写をするのは、この作家はあんまり好きじゃないか、得意じゃないのかなあとは思ってしまうのだった。結果としてはいくらでもディザスターSFの超大作に出来たであろうものが、出来上がってきたのは割と軽めのパニックSFに留まってしまっている、みたいな。

「妖星ゴラス」は自分にとって最高に好きな東宝特撮作品であるって事もあって、ちょいちょい「そうじゃないんだけどなあ」的気分になっちゃった、って事情は当然あるんだろう。それでも存分に燃えられる要素もあるし、総じて悪くない出来だとは思う。ちょいちょい挟まる原作映画リスペクト的描写(「金井! レバーを引け!!」も入れて欲しかったなあ)も楽しいし。でもなあ、やっぱり「面白いんだけど、何か軽いな」ってのが自分の感想です。

★★★☆

B00011P8LO

元ネタになった作品はこちら。昭和の東宝特撮のミニチュアワークの最高峰だと思います。


2011-06-07 [長年日記] この日を編集

[PC] LibreOffice触ってみた

画像の説明OpenOffice.org(以下OOo。ライダーみたいだな)がオープンソースと言いながらなぜかスプラッシュ画面にはどでーんとオラクルのロゴが表示されたり、最近アップデートのアナウンスも聞かなくなったなあと思ってたんだけど、OOoの開発チームの結構な数のメンバーはすでにOOoを離れて新しい開発チームを作ったとか何とか。そちらのチームによってリリースされているオフィススイーツがLibreOffice。OOoの正常進化型にしていくつかのポイントはそちらよりも進んだパートもある、ということであるらしい。あと、聞くところによると本家OOoよりもMS Office寄りな機能やフィールになっているとかいないとか。

最新版の3.4.0がリリースされたって事で入れてみたんだけど、いきなりこの体たらくでちょっとびっくりした。LibreOfficeの開発スタッフには「まどか☆マギカ」のファンがいるのかね。いやまあ普通にいそうだけど。多分システムフォントの設定がおかしな事になってしまっているんだろうとは思うんだけど、設定画面に「常にシステムフォントを使用」のチェックボックスはあるんだが、言語が日本語だとここにチェック入れられないのね。なので当分は、使いたければシステムフォントが金文体のままで行くしかないって事になる。そりゃちょっとしんどいね。

その他、全体的にはOOoとそれほど操作感は変わらないし、立ち上がりもOOoに比べて若干速いような気もしないでもない。新しいソフトを入れた事による期待感がそう感じさせているのかもしれないけど。

ただし、ウチの環境限定になるけど、こいつをインストールした直後から、Skypeが落ちまくったりサウンドドライバーがおかしな挙動をしたりと、謎な現象が頻発してやや困ったな、な状態になってしまって。関係性がちゃんと見つけられないので、多分に言いがかりである可能性もあるんだけど、なんであれ自分のところでおかしなことが発生しているのは確かなので、開発チームには謝罪しつつアンインストール。

基本的にこいつは本格的に運用するには少々不具合が多めのリビジョンらしく、商用などで使用するには6/29あたりにリリースされる3.4.1を使って欲しい、って事らしいので、そっちでもういっぺん試してみようか。

最近はMozillaもOperaもかなり安定してるので、久しぶりにちょっと面白そうな人柱向き物件が登場した、んだったら面白い…のかな。


2011-06-08 [長年日記] この日を編集

[Baseball] 久しぶりに、カッタデー!!(M3-6T)

とはいえ相変わらずの追加点不足。巡り合わせが良かったってだけの話って所もあるんだろうなあ。今日のABCラジオの解説はヨッさんだったんだけど、やっぱりベンチワークにはいろいろ文句があったみたいで。今年のラジオ中継の解説陣は、基本動かない真弓体制に批判的なようですな。ま、ワシももうちょっといろいろやってみた方が良いんじゃないかとは思うんだけどね。ま、今日の勝利が何かのきっかけになってくれたら、とは思ってるんですよ、ええ。


2011-06-09 [長年日記] この日を編集

[Day] 朝からゴタゴタ

元凶はいつものようにTRちゃんで、自分にも内容がわかっていない修正要望をこちらに伝達してくるんで、訳の分からなさの加速ぶりったら無い。ていうかだね、iframe内に表示されているのは別のサーバに置かれているhtmlなんだよね? そこからのリンクである以上、target指定で開けるウインドウは、そちらのサーバにあるコンテンツ群しかないのではないかね? いくら名前を揃えたところで、全然別のサーバに置かれているファイル群なんて参照しようがないでしょうよ。

たのむよ、(自称)ITコーディネーターさん。

とにかくやって欲しいことはわかったので、そこだけ対応して、後は何か言われても対応できないように街に出て、(本屋さん|古本屋さん)巡りして参りましたよ。収穫はあんまり無かったけど。

[Baseball] 今日もカッタデー!!

やー、球児が出てきて(違うな、久保田がぶち壊しかけて、だ)ノーアウト満塁になった時にはいつもの阪神帰ってくるかと思ったけど、さすがだな球児。ずいぶん久しぶりの連勝でよござんした。ラジオじゃ矢野はんが「今年一番の試合」みたいなこと言うてはったけど、オレもそう思ったよ。昨日の試合がどかんと点取ったあとに一気に淡泊な試合運びになっちゃってたのに比べて、今日は(ビッグイニングが無かったことが幸いしたのかもね)いろいろ仕掛けて来てて、聞き応えのある試合だったぜ。毎回とは言わんけど、時々こういう仕掛けをやって欲しいよね。

[Anime][web] 定期視聴番組

「デッドマン・ワンダーランド」、「世界一初恋」、「C」、「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない」、ニコ動で「日常」、「そふてにっ」(見たのは前日なんだけど、まとめて)。

一週見逃したからなのか、「デッドマン…」の牽引力が自分的にはかなり弱まってきた感じがあるかもしれない。何となく、引っぱるものが無いんだよなあこれ。サンテレビ月曜深夜枠ってことだと、なんか「シャングリ・ラ」に近いものを感じるな。いろいろ伏せられたものがあるんだけど、それをうまく前面に押し出し損ねちゃった、みたいな。「世界一…」はまあ、これはこういうものなので。ネットラジオが結構面白いです(あれ?)。

いわゆるノイタミナ枠。「C」はミダスマネーってものが世界に対して持っている影響力が、案外バカにならんもんだぞ、ってのがちょっと判る回。単なる異世界バトルじゃなく、そこで起きてることはリアルワールドにも跳ね返ってくるのだよ、って事なのね。

「あの花…」も良い感じに切ないですな。

ニコ動の二本はまあ、良い感じに「変」と「変態」に突っ走ってるって事で。


2011-06-10 [長年日記] この日を編集

[Day] 今日も朝から

TRちゃん関連。今日のヒットは「これもキャッシュでしょうか?」 いや、いくらリロードしても直らないよ、だってそこ、「直してね」って今まで一度も言われてないもの。「そうかも知れませんね」つってムダなCTRL+R攻勢かけさせてみても面白かったかもわからんね。

[Anime] 定期視聴番組

木曜深夜の分。「Aチャンネル」、「Dororonえん魔くん メ〜ラめら!」、「電波女と青春男」。これからいよいよ夏だっつーのに冬真っ盛りのお話の「Aチャンネル」はぬこ話。トオルさんとこのマンションはペットOKなの? つーかそもそもあの子のお家は親御さん同居してはるの? とかそういうのはこの作品においてはノイズでしかないのでスルーしてね、ってのが基本スタンスって事なのかな。ま、それはそれで。「えん魔くん」はほぼスルー、「電波女…」はでたらめに面白いって訳ではないんだけど妙に引っぱるところはある、みたいな。監督つながりで言うなら「夏のあらし」とか「それ町」方面のスタイルって事になるのかね。

[News] 訃報

声優、川上とも子さん(ぷろだくしょんバオバブ)。わたしゃとも蔵さんの代表作と言える「ウテナ」も「ヒカル」も「ケロロ」も見てないので、川上とも子の代表作というと「ARIA」って事になってしまい、これはもしかしたら彼女を語る上でのメインストリームたり得る作品とはちょっと違うのかもしれない、と言う気もちょっとしてしまうのでアレですが、それは措いといてもアテナさん、やっぱりステキでございました。ちょっと早すぎるお別れになってしまったのはとても残念です。ご冥福をお祈りします。


2011-06-11 [長年日記] この日を編集

[Oldbooks] ちょっとほっこり

最近巷で話題の女性声優の身長一覧画像を見て、豊崎愛生さんが自分より(かなり)背が高いことを知って少々凹んでる訳ですが、それとは全然関係なく。

3月に注文のあった商品、発送したは良いが入金が無くて、これは踏み倒されちゃったかなー、と思ってた物件が、今日になって送金が確認できてなんだかちょっと良かったなあと。3ヶ月待たせた入金は初めてだったのでちょっと嬉しかったです。普通は2週間待っても送金がない人は、基本的に踏み倒す人だったのでね。ご送金ありがとうございました。機会がありましたらまたどうぞよろしくお願いしますです。


2011-06-12 [長年日記] この日を編集

[Books] ねじまき少女

ねじまき少女 上(Bacigalupi,Paolo/著 田中一江/翻訳 金子浩/翻訳 バチガルピパオロ/著)ねじまき少女 下(Bacigalupi,Paolo/著 田中一江/翻訳 金子浩/翻訳 バチガルピパオロ/著) パオロ・バチガルピ 著/田中一江・金子浩 訳
カバーイラスト 鈴木康士
カバーデザイン 岩郷重力+N.S
ハヤカワ文庫SF
ISBN978-4-15-011809-9 \840 (税別)
ISBN978-4-15-011810-5 \840 (税別)

エキゾチック・タイリャァァン

化石燃料の枯渇と、バイオ・メジャーによる度重なる遺伝子操作の悪ふざけは、地球環境を一変させた。いまやエネルギーは無尽蔵に消費できるものではなくなり、遺伝子操作の影響は次々と生まれる新種の疫病の温床となって人々を脅かす。辛うじて水没の危機を回避したバンコクで貴重なエネルギーを産出させる工場を経営するアンダーソンは、ある日市場で巧妙に遺伝子操作されて突き出された果物を手にする。これほどの技術を持った遺伝子操作技術者の数は多くない。アンダーソンは独自に調査を開始するのだが…

著者の名前の不思議な語感などから、これはもしかしたら南米風味のマジック・リアリズムに満ちあふれた作品(正直苦手です)なんだろか、などとちょっとビビりつつ読みはじめてみたんだが、そんなことは全くなくて、極めてユニークな世界で繰り広げられるスピード感満点のアドベンチャーもの、ってな感じかな。後でもう一度言及するかもしれないけど、個人的にはエフィンジャーのヴーダイーンものに通じる味を感じた。

お話の背景になっている世界がとてもユニークで、まずはそこが本書の魅力の大きな部分になっている。世界中のエネルギーが足りなくなっている世界、そこでは化石燃料を盛大に燃やして電力をがんがん供給する、なんて事が出来なくなってしまい、その代りに使われるのはゼンマイ動力。富の総量はドルでも円でもなく、ジュールで計られ、さらに度重なる遺伝子操作の影響で、現在ただいまの我々が知っているようなそれとは全く異なる、おかしなものどもが世の中にごろごろしているような世界。ものすごく進んだ技術と、クランク回して電力を確保しなくちゃいけないような、ある意味若干先祖返りしたような技術が混在している世界、って事になる。このミスマッチ感と、タイというロケーションのエキゾチシズムの合わせ技でぐいぐい押してくる。

お話は、あらすじで登場したアンダーソンという遺伝子系企業の幹部社員、彼の部下で難民扱いの中国人(過去には大物華僑的存在だった)のホク・セン、タイ王国の環境省で検疫と取り締まりを担当する元ムエタイ・チャンプのジェイディー、彼の副官のちょっと影のある女性、カニヤ、そしてタイトルにもなっている「ねじまき少女」(日本で作られたアンドロイド)であるエミコ、という5人の主要な登場人物となってお話が進んでいく。スジの基本は、登場人物達がそれぞれに、自分の立ち位置からさらにもう一歩、高みを目指してあがこうとするお話に、このユニークな世界における覇権争いの企みが絡んで進んでいく形になっていて、そこの所の構成はかなり上手く、SF仕立ての冒険サスペンスとしてかなりよく出来ている。SF仕立て、ってところだと、SF的な設定から生まれるキャラクタの特異性(それこそ『ねじまき少女』という存在とかね)とかも上手い具合に絡めてきているのね。

そんな訳で、まず小説として大変よく出来ていて、読み応えってところでは文句なしの一作。ただ、ヒューゴー/ネビュラのダブルクラウンに加えて、ローカスやらキャンベル記念やらも総なめしてしまえる作品なの? ってところはちょっと首をかしげたりもする。先にちょっと言及した、自分が「ヴーダイーン」で感じた、今まで見聞きできなかった世界観の一端がいきなり眼前に展開されたことによるワンダー、みたいなものがあったりしないかなあ、とちょっと感じたりはしたのね。

前の勤め先で、タイの工場でゲーム機の筐体を作ってもらったことがあって、その時の向こうの人たちの仕事っぷりが、控えめに言っても相当いい加減だったこともあり、自分のタイに対するイメージが「愛すべき抜け作」ってところがあって、タイってロケーションに対する心情的なところで結構割引が発生してる、って事情もあるんだけど、なんだろな、本書の帯の惹句にある「グレッグ・イーガン、テッド・チャンを超える」とか、「2010年代をリードする超新星」ってのはエッジ感的にありえねえと思ってしまいました。大変面白い作品だと思うけどね。

★★★★

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

taoy@笹塚 [「ねじまき少女」、米英の人たちにはいろいろ衝撃的な部分があるのかもしれないけど、日本人から見るとそうでもない、という..]

rover [頭でがつんと食らわされる(「移動都市」とか「シンギュラリティ・スカイ」とか)か、ラストにどかんとやられる(「星を継ぐ..]


2011-06-13 [長年日記] この日を編集

[TV] 定期視聴番組

土日の分を根こそぎ録画し損ねてたので、見たのは朝ニコ、「花咲くいろは」、「日常」、「そふてにっ」だけ。むーん、ネット経由で補完できる番組はあるのかな。「DOG DAYS」が一週遅れで見れるようなので、それは追っかけよう(あのヘタレぶりが結構クセになってるらしい)。

さて「いろは」、熱出して寝込んじゃった緒花のお話。軽く時系列をシャッフルしてみたり、ちょいと凝った事もしてるけど、キモは緒花が喜翆荘にとってかけがえのない人材になってるよ、ってのを押してくるようなお話で、そりゃちょっと話がうまいこと進みすぎなんじゃね? って気もしないではないね。昼メロ的ノリであれば、まだまだ虐げられてる時期だと思うんだけど、アニメは結構さくさくお話が進むって事なのかしらん。

「日常」はゆうこ独演会。「そふてにっ」は、えーと、あたしが軟式庭球というものを良く知らんからそうなのかもしれんけど、基本的に軟式庭球ってのはダブルスが基本なの? それ故に部員の数を偶数に均さないといけなくなった、って事なんでしょうか? おかしな人が一人増えましたな。

[F1] カナダGP決勝

前から雨になるって予報は出ていたけれど、予報が当ってウエットレース。ペースカー先導のスタートになったレースは、先を焦ったハミルトンが自滅した後に雨脚が強くなり、赤旗中断。地上波を録画したものを見ていたんだけど、よりにもよって中継で流していた放送で、赤旗中断でレース待ちの時間ばりが経っていく様子を見る羽目になってしまった。

結局レースの結果はネット経由で知ることになった訳だけど出だしでもたついたバトンが最終的には一等賞。赤旗が出た時点では2位につけていた可夢偉は、再スタート後はコンディションがドライ方向に動いたこともあり、そのポジションをうまく保つことが出来ず、最終的には7位という結果だったようで。良く頑張ったなあと思いつつも、レース再開のタイミングが違っていたら、あるいは、と思わせる結果だった。

つーか再開された後のレース見たいんだけど、それはやってくれないのかな、フジテレビさん。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

TUX [●「いろは」はライバル旅館の女将と娘がいいひとっぽい時点で昼メロっぽいノリを放棄してる感がありますねえ(笑)]

rover [昼メロノリって、もしかしたら2クールぐらいじゃちゃんと回収できないのかもしれないな、って気もしてきました(^^;)。..]


2011-06-14 [長年日記] この日を編集

[Day] 逃避してみたら珍しい出会いがあった

TRちゃん経由の仕事が昨日クライアントチェックだったので、今日あたり厄介な電話がかかってくるんじゃないかと思い、そんなときにすぐ仕事できる環境にいてたら面倒だなー、と思ったので今日は外出。本屋巡りやら古本屋冷やかしやら、公園のベンチでしばらく読書やら、基本的にだらーっと時間を潰して、帰りの電車を待ってたら、昔の会社の同僚だったONKさんにばったり遭遇。多分数年ぶりで、いろいろ懐かしい話を聞かせてもらった。

今、カノープスってアメリカの企業の傘下になってしまっているんだね。ONKさんはもとカノープスの社員さんで、オレが一時期お気に入りだったVPORT Proの画像キャプチャ部分のアルゴリズムを担当したりしてるんだけど、カノープスはフランスのトムソンとの合併が解消され、アメリカのグラスバレー傘下に収まっているらしいんだけど、この流れの中でかなりばっさりしたリストラなんかも実行されたみたいで、知った名前もいくつかリストラ対象になってしまってたことを聞かされて、どこもせちがらいんだなあと、今さらながらに思ったことでした。どう見てもスキルある(とオレには思えた)方が切られちゃった、なんて話を聞くにつけても。

つーこって、もうちょっとこの辺の話はしたいですなー、まじじんとかそーちゃんあたりも交えて、なんてちょっと思ったことでした。

[Books] マルドゥック・フラグメンツ

マルドゥック・フラグメンツ(冲方丁/著) 冲方丁 著
カバーイラスト 寺田克也
カバーディレクション&デザイン 岩郷重力+WONDER WORKZ。
ハヤカワ文庫JA
ISBN978-4-15-031031-8 \700(税別)

豪華予告編8連発

「マルドゥック・スクランブル」、「マルドゥック・ヴェロシティ」、そして予告されている新作、「マルドゥック・アノニマス」の三つの物語の間を補完する短編集。「…スクランブル」改訂版の執筆やアニメ版に関するインタビューも掲載。

すでに他のアンソロジーに収録された作品が2作含まれているので、そこでちょっとお買い得感が削がれてしまうのだが、普段雑誌を追いかけてない自分にとっては「マルドゥック…」のシリーズの新作として「アノニマス」が企画されている、ということを知ることが出来たのはちょっとした収穫だし、ちょっぴり不安も無くはない。収録された作品は以下のようなもの。

マルドゥック・スクランブル"104"

こちらは既読。感想も特に変わりはないです。

マルドゥック・スクランブル"-200"

こちらも既読。この二作はウフコック・ボイルド・ドクター三人組の時代のエピソード。

Preface of マルドゥック・スクランブル

ボイルドと分かれたウフコックが、バロットと組むことになる直前のお話。バロットの内面的な部分を少しだけ掘り下げて見せるようなエピソード、かな。

マルドゥック・ヴェロシティ Prologue & Epilogue

こちらは「スクランブル」の対バロット(+ウフコック)との最終バトルをお話としてはプロローグ、時系列的にはエピローグに据えて、そこにボイルドやウフコックの生い立ちのエピソード、さらには彼らのいる、マルドゥック市という世界の説明までも加わる。で、それらはそのまま第3作、「マルドゥック・アノニマス」を構成する(であろう)いくつかのピースも提示した形になっているのだと思う。

ついでにこれが多分、ボイルドのお話としては最終話と言うことになるんだろうな。ちょっと惜しいかも。

マルドゥック・アノニマス "ウォーバード"

こちらは第3作でいろいろ動くであろう新キャラたちをお披露目するようなエピソード。ついでにウフコックとバロットのコンビの息の合い具合も存分に楽しめるエンタティンメント・アクションの小品としてなかなか良い感じに仕上がってると思う。前のエピソードだけではちょっと意味不明だった部分の補強的な意味もあるかな。

Preface of マルドゥック・アノニマス

こちらはたぶん、新作の予告編として映像化したらかなりな物になるんじゃないかって気がしてくるような、「アノニマス」の内容にもう一歩踏み込んでくるような作品。ウフコックどうなっちゃうの? 的なフックはかなり効いてたね。

冲方丁インタビュウ 古典化を阻止するための試み

「スクランブル」改訂版とアニメ化に関する、早川書房のスタッフによるインタビュー。聞き手がハヤカワさんなので、そこはちょっと差し引いて読んだ方が良いと思う。

抜粋収録 事件屋稼業

「マルドゥック・スクランブル」の初期原稿。実は「事件屋稼業」側の表現も混じってたりするあたりがちょっと楽しかったりする。「トラブル・イズ・マイ・ビジネス」だよね(w。

ということで。基本的に超豪華なティーザーにしてトレイラーで、そこの所はまあ満足できるんだけど、「マルドゥック」シリーズの行く末、みたいなものまで考えると、先にも書いたけれどちょっとした不安もついてくるあたりは少々複雑かも。自分は改訂前の「スクランブル」の良くわからん熱気に当てられた口(感想:圧縮 燃焼 排気)で、それが「ヴェロシティ」になってちょっと心配になり、その心配は本書を読んでみると若干悪い方向に膨れているのかな、と言う気はしなくもない。なんだろう、テクニックの冴えが作品世界の温度を下げてるんじゃないか、と感じることがたまにあるんだよな。それが技巧って事なんだろうと思うし、読み手にとっては良い方向にシフトしていると思うべきなんだろうけれど、それとは別に、多少壊れてても熱意が全てを引っ張りきる、ような話にも得難い魅力があると思うんだ。そこに留まってしまうのは、作家としては拙いって事なんだろうか…。

何はともあれ続きが読めるのはとても嬉しいし、そこにはすでにショッキングな要素がすでに約束されている訳で、それだけでも新作に対する興味はかなりのモノ。期待して、待ってます。

★★★


2011-06-15 [長年日記] この日を編集

[Baseball] カッタデー!!

いやあ、ダルビッシュ相手に勝つとはね。昨日は岩田ががんばってくれたし。ついでに、昨日のラジオ中継は最高に面白かったな。道上洋三のキレ芸がええ感じやった。勝ったから良かったけど、負けてたら最後に大爆発してただろうな。

しばらくこのメンツで戦ってみたらどうだろね。ジョーとかアニキは代打の切り札ってポジションで。

[Day] ほら来たTRちゃん

まあね、戦力の逐次投入は必ずドツボにはまる、ってのはちょっと戦史を紐解いてみたら一目瞭然なんだけど。その場しのぎでしのいできて、ここに来て大どんでん返し、が待ってた感じだよな。後始末をするのがオレじゃなかったら、腹抱えて笑うところなんだけどねえ(つoT)。

ま、TRちゃんだけが悪い訳じゃないのでもうちょっとつきあったげます。費用は別途だよ(w。


2011-06-16 [長年日記] この日を編集

[Day] お仕事お仕事

むー、やっぱIllustratorは苦手だわ。そないに凝った処理でもないし、最終的にPhotoshopに送って作業するんだけど、その前準備でいろいろ躓きまくりで。Illustrator使いこなしてる人、尊敬するわー。

[DVD] なんだろなー

ジェリー・アンダーソンSF特撮DVDコレクション(デアゴスティーニ)。

なんだろなー、この、縁側でお茶すすってるところにいきなり背広着た若造がやってきて消火器を売りつけられたような気分は。

本日のツッコミ(全4件) [ツッコミを入れる]

TUX [>背広着た若造が消化器 ●あー、わかる、わかるなー、わかります。 ●しかも何年か前に大きな仕事がうまくいった自分..]

rover [言いがかりだってのは自分でも承知してはいるのですが。東宝特撮とかなら何とも思わないんだけど。ブツがITC作品になると..]

ロドリゲス翁 [こういう機会でないとジョー90とスティングレイの本編は絶対購入することがないと思ってしぶしぶ定期購入を始めましたが ..]

rover [あー、確かにスティングレイはちょっと悩ましいなあ(TBとUFOはLDがあるんでね)。]


2011-06-17 [長年日記] この日を編集

[Anime][web] 定期視聴番組

木曜深夜まで、ぽつぽつと。「デッドマン・ワンダーランド」、「世界一初恋」、「C」、「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない」、バンダイチャンネルでみられるって事で、先週分の「TIGER & BUNNY」、「Aチャンネル」、「Dororonえん魔くん メ〜ラめら!」、「電波女と青春男」。

月曜日。割にグロい方向に加速中の「デッドマン…」、お話の流れそのものはごくごく普通なんだけど、表現のグロさはちょっと引くなあ。「世界一…」は、またちょっと食い付きの悪い方向のお話になっちゃった、かも。

火曜日。んーと、金融街じゃないところに流出したミダスマネーは、それ自体が金融街のルール(なんかあったら担保はもらいますよ)もコミで現実世界に適応されるのよ、ってことなのかな? な「C」。そこのところの(ミダスマネー関連の)設定は割と面白いと思うけど、んじゃあそれはどういう理由で現実の人間たちの世界と関わりを持つようになったのか、ってところにちゃんと納得できる説明はあるんだろうかね。「そういう不思議な力があってね」とかでごまかされてしまうような気もしないでもないけど。

ようやくジンタンに見えているめんまは、少なくともジンタン的にはリアルなんだ、ってのを他のみんなも納得した「あの花」。そうなると今度は、なんでジンタンだけがメンマを見ることができるのか、ってところでやっぱり別な形のぎくしゃくが生まれちゃう、みたいな。なんだろねー、毎回いい具合にじんわりと切ない気分にさせてもらっているんだけど、これは最終的に、みんながハッピー、って落とし所を用意するのはかなり困難そうな気がするよ。それはそれで、その切なさがまたいい、って話になるのかもしれないけど。

ニコ動、「虎兎」。んーとだね折紙先輩、潜入に成功したらその時点で、別のメンバーに変身したら良かったんじゃないのかなあ、と。ってあの悪党集団、ホランドとタルホしか構成員いなかったりするのかしら?

木曜深夜。「えん魔くん」が好き放題やってるわりに、案外根っこのところで豪ちゃんワールドをちゃんと理解してるっぽい感じがあって、「お?」とか思った。神と悪魔の不断の抗争、ってのは永井SF(つーか、ある時期の日本SF)のメインテーマの一つだと思うけど、そこをすごくいい加減にお話の中に持ち込んできた(褒めてないこともないのですよ、これ)なあと。あと、このお話の舞台設定ってのは、「モンスターズ・インク」的なものだったりするのかね。

基本がダイアローグで進んでいく「電波女…」、その会話の部分はかなりウィット効いてて面白いと思うんだけど、もろもろのベースになるところの説明が案外飛ばしてる感じなので、会話の方を純粋にに楽しめないところがあるかもしれんなあ、ってところも無くはない。原作を知っていると、ここらの補完も大丈夫、ってことなのかな。

本日のツッコミ(全3件) [ツッコミを入れる]

ロドリゲス翁 [あのえんまくんを云々するのは野暮だってのは重々承知してるんですが、やっぱり「あすなろ小僧」とか「妖怪イヨマント」とか..]

rover [基本悪ふざけで出来た作品ですものね。そんなに悪ふざけがやりたいのなら、「オモライくん」アニメ化してみたらいいのに、と..]

ロドリゲス翁 [ですよね、「イヤハヤ南友」とかそれ系のはそれでありますよね、、。なんかダイナミックプロとバンダイの間の版権がらみでア..]


2011-06-18 [長年日記] この日を編集

[Books] 昔日 スペンサー・シリーズ 35

9784151786549 ロバート・B・パーカー 著/加賀山卓朗 訳
カバーデザイン 戸倉巌(トサカデザイン)
ハヤカワ文庫HM
ISBN978-4-15-178654-9 \900(税別)

スペンサー、結婚について考える

出だしはありふれた浮気調査のはずだった。依頼にやってきた男が醸し出す雰囲気のどこかに、何か感じるものを得たスペンサーは、普通であれば請けないようなありふれた調査に乗り出してみる。妻を愛している男にとっては気の毒なことに、浮気は事実だったのだが、単なる色恋沙汰とは別なところで、浮気相手の男にはなにか不可解なところがあった…。

スペンサーシリーズ、多分第35弾。妻の浮気の相手が実は思想的にやや偏った人物で、妻との接触も色恋沙汰以外の目的もあったのではないか、とスペンサーが疑いを持った時にはすでに手遅れで、殺人事件が発生してしまってさあ大変、と。

女を食い物にしてのし上がろうとする外道野郎に、かつてのスーザンとの一時的な危機的な状況を重ね合わせたスペンサーは、やらんでも良い捜査活動に踏み込んでいき、その捜査の流れに沿って、いつものようにスーザンとのセラピーだか禅問答だか分からん会話が挟まれつつ、いつものメンバーもぽろぽろと顔を出して、特に主人公が挫折するような描写もなく、とっても強いスペンサー軍団が下衆野郎を叩きのめしておしまい、というお話。

カバー裏の惹句とか読んでみると、それなりに巨悪に立ち向かうスペンサー達、みたいな図式が見えてくるけどそこはスペンサー、実はそんなに大きくも厳しくもない展開で、「まあスペンサーだわな」としか思えない出来、って事になっている。

本書では、かつてスペンサーとスーザンの間で発生した危機的状況が、今回の依頼者や倒すべき相手との関係性にオーバーラップし、そこでスペンサーとスーザンの間にも新たに語り合うテーマが生まれて、という流れがまあメインということになるんだけど、ここのところの説得力がまるでないってあたりが残念というか、それがスペンサーらしさだって言うか。

たぶん本書で打倒すべき相手、って存在の実在感とか悪いヤツ感ってあたりの表現がかなり下手なものだから、なんでこんなヤツのためにスペンサーはしゃかりきになっているんだろう、というかそもそもスペンサーはこれ、真剣なの? という流れのまま、お話が最後まで行ってしまうのが良くないんだろうな。元の文からそうなのか、訳でそうなってしまったのかはわからないけど。

ま、「いつものスペンサー」。本編がどうであれ、大部屋俳優さんたちのキャスティングで楽しめちゃう東宝特撮映画ファン的気質のある人なら、これもまあ楽しめるんじゃないでしょうかね(なんつー喩えだ)。

★★★


2011-06-19 [長年日記] この日を編集

[Anime][web] 定期視聴番組

「TIGER & BUNNY」、「DOG DAYS」、「よんでますよ、アザゼルさん」、「変ゼミ」、ニコ朝で「花咲くいろは」、「DOG DAYS」(先週分)、「青の祓魔師」。日曜朝はゴルフでお休み。

そっかー、女性ヒーローは基本ボコボコにされない方向なのねー、ちょっと残念、だった「TIGER…」、「DOG DAYS」は先週分のミルヒひー様コンサートがちょっと「かんなぎ」のオープニングを思わせる造りになっててなんだこりゃ、と。ちょっと面白いな、とは思いましたけど。

「いろは」、緒花のキャラがかなりユニークでそこはちょっと面白いな。緒花、お母さん、女将さんの関係性みたいなものが最終的に主人公が乗り越えるべき何か、って事になるのだろうかね。

[Books] 天冥の標 Ⅳ 機械じかけの子息たち

天冥の標 4 (機械じかけの子息たち)(小川一水/著) 小川一水 著
カバーイラスト 富安健一郎
カバーデザイン 岩郷重力 + Y.S
ハヤカワ文庫JA
ISBN978-4-15-031033-2 \860(税別)

とある童貞の淫書目録

キリアンが目覚めた時、そこは見覚えのない人工的な空間だった。低重力環境のベッドに一人横たわった状態で目覚めたのだ。いや、一人ではなかった。かたわらに一人の少女がたたずんでいる。自分と同じくらいの年頃で、一糸まとわぬ姿で…

「天冥の標」第4弾。今回は第1弾、「メニー・メニー・シープ」で登場した一大歓楽街を構成する「ラヴァーズ」たちのルーツを、少し過剰なばかりの描写で描いていく。過剰、というのは一つには人工生命体であるラヴァーズたちの、アイデンティティに関するディスカッションのパート、もう一つはそれに付随して描かれる、ラヴァーズたちの本職であるところの春を売るという行為の、そのナマの部分の念入りっぷり。いやあ、特に後者の方は、日本SFじゃあ「エリコ」以来の濃密描写で、何となく最近こっち方面あまり読んでなかったような気もするものだから、オジサンちょっと読んでいて恥ずかしくなっちゃったよ(w。

人間に歓びを与えるために生み出されたラヴァーズたちであるから、その「歓び」の根本であるセックスというジャンルに深く斬り込む、と言うのはアリだし、それを芯にして、人工生命体の存在意義や一つ上のステージに上がるために必要なものとはどんなものなのか、というあたりに突っ込んでいく上で、この流れは不可避なものなのかもしれないけれども、それにしても少々くどくはないかこれは、と思わなくもない。で、しつこいぐらいにシチュエーションやら体位(^^;)やらを変えて繰り出されるセックス描写とその前後に挟まれるダイアローグは、それはそれなりに読み応えのあるものになっているとは言えるんだが、いろいろ話し合ってる割には最終的にすっきりした結論は導き出されてはいないんじゃないかという気もしてしまい、そこはちょっと残念かも。

あとはなんだろう、セックスとダイアログ以外の部分で、なんか知らんが「アニメだなあ」って描写がかなり多めで、そこも好みが分かれるかもしれない。なんだろうね、アニメ、なかんずく深夜アニメが産み出した一種のビジュアル的なヒキのお約束ってのは、小説を書いていく上でもおいしい素材になっているという事なんだろうか。お話でなかなか大きい役割を担っているVPこと「聖少女警察」なんて設定は、もろアニェーゼ部隊だよねえ(苦笑。リーダー格の女の子、エルンゼアナは小柄でS傾向。どう見てもCV釘宮理恵だよなあ、これ)。

機械じかけの知性体たちが、その製造段階で与えられた条件の「縛り」からさらに一歩先に足を踏み出す上で何が必要なんだろか、ってあたりが本書のテーマなのだろうと思う。そのお話に対するアプローチはかなり濃密。ただそのアプローチを経て得られる結論は、何となくファウルチップ的印象はなくもない。なんだろな、本筋との関係性はやや薄いんだけどちょっと変わったプレイ(^^;)の描写とか、かなり興味深いところもあるんだけど、一冊の本として読み終えてみると、いろいろムダだったんじゃね? って気もしてしまうな。

とは言えこれも全10巻のお話の中の一つのエピソード。ピースとしてこの後、全てのお話が世に出て、このピースが収まるべきところに収まった時には、この長さが何か意味を持つようなこともあるのかもしれませんな。

★★★☆


2011-06-20 [長年日記] この日を編集

[web][Anime] ニコ朝

「日常」と「そふてにっ」。若干寝坊気味で今日はエコノミー画質。今日はあんまりディスプレイの前でじっとしていられなかったので、元気があったらまた見直しますけど、「そふてにっ」、もう終りなんだね。箸にも棒にもかからん作品なりに、ちょっと面白かったんだけどな。

「日常」の方は、まあトリッキー。上手く行く時もあれば、外しちゃう時もあるって感じかな。京都アニメーションに関西テイストがどれくらいあるのかはわからんけど、ここで作られているのは「シャボン玉ホリデー」とか「ゲバゲバ90分」のノリ的な、どっちかというと江戸前のギャグセンス(始まって最後まで来たらそのギャグは終り。一つのギャグが終わったら次行くよ、的進行が、自分には東京風のギャグであるように思えるの)である、と感じられるのがちょっと興味深いかも。偽りの関西人(カミさんはワタシをそう呼びます)である自分的には、こっちのギャグも結構好きではあるんだよね。


2011-06-21 [長年日記] この日を編集

[PC][HTML] Dreamweaverのテンプレート

TRちゃんから電話があって、クライアントから今やってる仕事のナビゲーション部分を、外に出して欲しいと言われてて、しかもDreamweaverのテンプレート機能を使って外に出して欲しいんだって。自分はこういうとき、割と.jsに吐き出してそいつを読み込むスタイルを使うんだけど、編集のしやすさって点ではDWのテンプレートも捨てたもんじゃないんだろな、と思ったんでちょっと調べてみた。

意外に柔軟な造りになっているんだね。

この手のテンプレート系のフィーチュア、自分的にはずいぶん前にGoLiveが備えていた機能を一度利用したことがあって、その時はあまりの融通の利かなさにうんざりしてしまって、その後は割と手作業(.jsに出してdocument.writeで書き戻す)系を多用してたんで、オーサリングツールが用意してくれている機能はあんまり使ってなかったんだけど、上手く使うと条件分岐が出来たりもするみたいで、どうして捨てたものでもないんだな。

ただ問題もあって、効率的にテンプレートを使うには、サイト構築のスタート段階で、ある程度しっかり設計しておく必要があるのと、当たり前だけど、すでに出来てしまったHTMLに後からテンプレートを適応させる時には、それなりに手作業のパートが増えてしまうって事だな。で、今回はすでに出来ちゃったファイルが100近くあるっ、てのが問題なんだよなあ…。かなりの力技が必要になりそうですよ、これ。

[Day] まだちょっとだけ、続くんじゃ

ボーナス出なくなってもう10年(あ、会社勤めの頃も終盤は出てなかったな)、なのに住宅ローンはしっかりボーナス月にはごっそり持っていってくれちゃうんで困ったなー、と常々思ってたんだけど、さすがにいよいよきっつくなってきたので、ちょっとローン組み替えてよ、的申請出して見たらば拍子抜けするぐらい簡単に審査通っちゃった。

つーことで日々のお支払い的には若干楽になるけど、お支払いのエンドは若干先に伸びる事になりそう。しょうがないけどね。

こういうときには会社勤めって偉大だよなあ、と思ってしまうよ。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

TUX [●あー、あるある、あります(泣) ●職場環境や給与はともかく(爆)福利厚生に関しては地上最強レベルの会社にいたモン..]

rover [能力主義だなんだって話は確かにあって、確かにそういう流れはやむを得ないところもあるとは思うんですが、特に歳喰って、そ..]


2011-06-22 [長年日記] この日を編集

[Anime] 定期視聴番組

月曜の分を録り損ねちゃったので、「C」、「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」の二本。「C」はあれだな、必殺技系の叫びの中に「エコノミー」って単語が挟まると、とたんに安っぽくなっちゃうなあと。それを差し引いてもなんだろなー、未来を担保に今を買い支えて苦境を乗り切る、ってのは、実は現在ただいまのオレらの生活に結構密接に関わりのあるテーマである、って事はわかるし、そこは切り口としてかなり面白いんだけども、切っては見たけど切ってばらけたこのパーツをどう処分しようか、ってところで少々迷っちゃってる感じはあるかもな。

「あの花…」。渾身の花火大会でもめんまは成仏せず、超平和バスターズのメンツの間にはこれまで隠していた様々な気持ちが前に出てしまって、みたいな。つまるところ、めんまを成仏させる、ってのはめんまが何かを得ると言うよりは、めんま以外のみんなが、めんまを前向きな方向で忘れてあげる事しかないってあたりに落ち着きそうな気がするんだが、さてどうなるか。どう転んでも苦みとか塩味たっぷりのハッピーエンドって事になりそうな気はしますが。


2011-06-23 [長年日記] この日を編集

[Day] がう

なんか丸一日、HTMLとCSSのすごく根っこのところの解説を、いつものITコーディネーターくんにやってたような気がするぞ。すごく疲れた。

なんだろなー、DreamWeaverなどのオーサリングツール、便利で良いんだけども文法的なお約束とかCSSとの関係性とかについての理解、ってところでは却って邪魔になってしまうものなのかな。そこを意識しないでサイト作成が出来たらそれに超したことはないけれど、実際にはそれだけですむことは案外少なくて、最終的には結構がりがりと手書き大会になってしまうことはあって、そこの部分を(DW経由で)何やってるか解説すんのが案外厄介で。

エディタでソース開いて見てくれたらまだしもなんだけど、どうも今やwebコンテンツ触る時に、エディタでソースを開く、って行為をまずやる人の方が少数派になりつつあるようで、なんかこう、自分の説明がちゃんと向こうに届いているのか心配になってしまう……、というのはキレイ事だな。正直言って「わからないなら黙ってろ」って事なんだけど、さすがにそれは言えないよねえ(^^;)。

ま、最近はこういう人たちとの付き合い方もちょっと分ってきた(基本的に上の空で対応するのが良策なんだ、ってことですね)上に、TRちゃんよりどうしようもないお仕事相手が現れたので、相対的に見てこれぐらい、どうって事ねえなあとも思えてたりするんでした。

ま、アクティブに下向いてる状態である、ってのは自覚しておりますが(w。


2011-06-24 [長年日記] この日を編集

[Day] お出かけ

ちょっとDreamweaver CS5.5に興味があったので、勢いがあったら買っちゃおうかなー、ぐらいの気分で街に出てみた。jQuery関係とスマートフォンへの対応が強化された、っつー話が良い感じに対応してくれているのなら、買ってみてもいいかもなあ、ぐらいの気分でお店で実物を覗きに行ってみたんだけど、Suite製品から単体製品のアップグレードは出来ないんだね。

今自分が使ってるのはWeb Premium CS5なんで、この環境からDWだけバージョンをコンマ5上げるのはダメよ、上げるならWeb Premiumまとめて上げてよね、って事らしい。なんだよそれー。

とりあえず見てみたかったのはDWだけだったので、今回は見送り。CS6とかが登場した時にもう一度、検討しましょうかね。

でも5万超えるんだよなあ……

ま、それはともかく、

アップグレード計画が頓挫しちゃったので、ソフマップが入ってるハーバーランドのショッピングモール、Ha*Reのフードコートでお代りし放題のドムドムのコーヒー(旨くはない)飲みながら本読んでたら、オレの斜め後ろのテーブルに学生らしき男の子4人組が陣取って、ブシロードのTCGをおっぱじめてくれたのにはちょっと閉口した。いや、楽しそうで良いんだけど、キミらが発するギャグの元ネタが全部わかってしまう自分がどうしようもなく恥ずかしくってね。

「お館様ァァァッ! それがしとッ、契約をォォォッ!!」

やめてくださいそう言うの。

[Books] クロノリス 時の碑

クロノリス : 時の碑(Wilson,RobertCharles/著 茂木健/翻訳 ウィルスンロバート・チャールズ/著) ロバート・チャールズ・ウィルスン 著/茂木健 訳
Cover Design & Photo Complex 岩郷重力 + WONDER WORKZ。
創元SF文庫
ISBN978-4-488-70607-4 \1100(税別)

「物語」としてはかなり極上なんだけど…

2021年、世界は一夜にして変貌を遂げた。タイ郊外に轟音と共に出現した塔ともモニュメントともつかない巨大な構造物。その台座にあたる部分には、何者かによる勝利宣言とも取れる言葉と、今から20年後の日付が刻まれていた。それは本当に未来からやってきたモニュメントなのか…。何もかもが判らないまま、しばらくして同じタイにもう一つの構造物が出現する。正式にクロノリスと呼ばれることになったそれは、出現時に発生する超低温振動によって、広大な地域を一瞬にして廃墟に変えてしまった。本当にこれは未来からの攻撃なのだろうか…

お話は、未来から来たと思われるモニュメントが現代の社会を少しずつ(暗黒方向に)変えながら、約束された20年後の世界に行き着くまでの有り様を、偶然最初のクロノリスと接近遭遇した一人の男からの視点で描いていく。SFとしては時間テーマに一種の認知SF的な意味合いを絡めたような作品、といえるだろうか。多世界解釈、みたいなものを裏返して見せたような味付けも含まれているのかもしれない。

刊行順としては「時間封鎖」、「無限記憶」より先に発表された作品と言うことなんだが、総じて先に読んだ二作と共通するような読後感、といえるだろうか。物語としての完成度はかなり高く、それ故に読み始めからの印象はかなり良いのだが、最終的なオチの付け方がどうにも曖昧としていてすっきりしない、というか。SF的アイデア、という部分についても、よく考えるとそれってすごくねえ? 的大技であるんだが、その大技があまり上手くお話に絡んでこない、という恨みも共通しているような気がする上に、ここは発表された時期が早い分、ハッタリのかまし方ってところで、まだちょっと切れ味が足りてない様にも感じられた。

ただ、本書に関しては、自分がこの人の作品について感じる好き度、みたいなものの数値が前二作(発表は後だけど)に比べて一段くらい高いので、そういう意味では楽しく読み進められたのも確かなところで。何というのかな、SF側ではない話になるんだけど、ちょっとダメなオッサンがものすごく大きな力に振り回されてボロボロになって、それでもギリギリ最後の一線だけは持ちこたえて頑張るってお話が大好きな自分にとっては、その好き度の部分をかなり良い感じにつついてもらえたものだから、その時点でかなり点数は甘くなってしまうかなあ、と。なんて言うんだろ、ゴダードが「時間衝突」書いたらこんな話になるのかもしれないなあ、なんて事を考えながら、相当楽しんで読んでいけた。

ただそれだけに、オチの付け方には不満無しとしない。この人の作品は常にそういう傾向はあるんだけど、ラストに持ってくるべきショックというかぶった切りの切れ味というか、そういうところがどうにもこう、足りてない感じがあるんだな。読者に対して考える余地を残したラストとも言えるけれど、それ以上に説明が足りていない感の方が先に立ってしまうんだった。

それでも前に書いたような理由で、自分的にはかなり好きな方の作品です。自信を持ってみんなにお勧め、出来るかどうかは判らんけど。

★★★☆

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ゴダード&ベイリーの傑作。「一瞬の光のなかで」のマイ感想はこちら

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

taoy@笹塚 [「クロノリス」、確かに説明足りてない感はあるんですが、最近は説明過多のモノが多いのでこういうのも良いなあと思いました..]

rover [あい、あっしも今年上半期の一等賞はこれではないかと思ってます。それだけにクインがらみでもう一捻り欲しかったかなあと。..]


2011-06-25 [長年日記] この日を編集

[Anime] 定期視聴番組

木曜深夜の分。「Aチャンネル」、「Dororonえん魔くん メ〜ラめら!」、「電波女と青春男」。「Aチャンネル」は最終回なのかな? まだまだ先の話であるはずの、るんたちとのお別れを極端に怖がるトオルのお話。それなりに最終回向きのお話でまあ良かったんではないでしょうか。でもこの作品、特に後半を持っていっちゃったのは1年生コンビだったような気がするな。特にユタカが良い味出てました。

「Dororon…」も最終回。まーやりたい放題だったと思うけど、なんで「巨人の星」で始めた?

「電波女…」はなんかよくわからんことになってきた。案外アブダクションネタも錯覚だけではない何かがあったりするって事なのかな。

[F1] ヨーロッパGP予選

タイミングモニタで観戦。ふうむ、ここはザウバーにはちょっと辛いコースなのか、あまりタイムは上がらなかった感じで、Q1をクリアするのがやっとって感じだったな。トップ6は牛牛象馬馬象。その後ろに三ツ矢が2台、って感じで、チーム力がそのまま反映された感じなんだろうか。可夢偉は16位か。何とか上に行って欲しいっす。難しいのかなぁ。

そんなことよりインディでタクがポール取ったってニュースにびっくりしたよ。こっちのロータスは調子上向きなのかしら。相棒のカナーンもダニカを間に挟んで3位につけてるんだね。タクだから決勝でやらかしそうな気がして不安でしかたがないんだけど、このまま好調を持続させて欲しいっす。

案の定ウォールとごっつんこ。とっほっほ。

[Baseball] カッタデー!!

昨日今日と連続でT4-2Gで連勝。交流戦の終盤から調子上がってきたのかね。2ちゃんねらの有志がシンプルにまとめてくれた資料によると、

岩田
−城島 防御率3.15 2勝4敗
−藤井 防御率1.23 2勝1敗 1完封

能見 −城島 防御率3.13 2勝4敗 −藤井 防御率1.20 1勝1敗 1完封
スタンリッジ −城島 防御率3.24 2勝2敗 −藤井 防御率1.23 2勝0敗 1完封
久保 −城島 防御率3.99 3勝4敗
小林宏※中継ぎ −城島 防御率4.50 0勝3敗 16回 被安打21  −藤井 防御率0.00 0勝0敗 05回 被安打02 

なんつーか、数字って正直だよなあ。


2011-06-26 [長年日記] この日を編集

[TV] 定期視聴番組

「TIGER & BUNNY」、「DOG DAYS」、「よんでますよ、アザゼルさん」、「変ゼミ」、「海賊戦隊ゴーカイジャー」、「仮面ライダーOOO」、「スイートプリキュア♪」、「青の祓魔師」。

ちょっと自分的にエンジンかかるの遅めだったんだけど、最近ちょっと面白いな、と思い始めてきた「TIGER & BUNNY」。良い最終回…ではないね。まだラスボス的存在が残ってましたな。ジェイクの能力、心を読む能力だと思ってたんだけど実際には異常聴覚だった、のほうが自分的には収まりが良いんじゃないかと思ったんだけど、まあそれだと十本刀って事になっちゃうか。

「DOG DAYS」、こっちはほんとに最終回。まあ無難に収めたって感じか。続きも作れるようになってはいるけど、そこまで引っぱるものがあるようなものでもないかな。抜け作なりに面白かったとは思う。

「アザゼルさん」と「変ゼミ」は、まあこれはこれでいいです。「アザゼルさん」の方が自分的にちょい好みかも。

日曜朝。一回見逃してるんで、ちょっと見失ってるところもいろいろあるんだけど、6人目の戦士登場の「ゴーカイジャー」、シルバーで揃える、とかいう見せ方はちょっと面白いと思ったんだけど、アバレキラーさん、ちょっと肥えられました? 服装のせい?

「OOO」は伊達さん、リタイヤしちゃったんだね。そこを見逃しちゃったのはちょっと残念だ。お話的には盛り上がって行かなくちゃいけない時期だと思うんだけど、倒すべき相手が誰で、なぜそいつを倒さなくてはいけないのかがこっちにさっぱり伝わって来ないので、面白いんだけど何かどうでもいい話になっちゃってる感じはなくもない。

これは平成ライダーがちょくちょく陥る良くないポイントだと自分は思っているんだけど、勝利条件を明示しないままお話を始めてしまい、最終局面のただならさを上手く演出できないままお話を畳みに行くので、ラストの本来盛り上がるべき部分が、どうにも腰砕けなものになってしまうってことがままあるような気がするんだが、「OOO」もそっちに振れかかってるような心配があるんだよな。今のところはまだ、面白い側に針は振れているんだけど、その針は最近、かなり垂直方向に振れが戻ってきている感じはありますよ。

「青エク」はこれ、原作は案外ギャグ方向に振れてる作品なんですかね。最初の番宣なんかからの印象とはちょっと違う感じにお話が進んでいる感じだね。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

TUX [●エクソシストは、あれ、番宣詐欺ですよね(笑) ●どう考えても孤独な主人公とそれを父の敵とつけ狙う実の弟、みたいな..]

rover [ですよねー(w。今週のイカ息子の話も何の冗談かと。オリジナルストーリーらしいですが。]


2011-06-27 [長年日記] この日を編集

[Anime][web] 朝ニコ

「花咲くいろは」、「日常」、「そふてにっ」。

「いろは」。前にちょっとツッコミ欄で、「昼メロ系にしてはイビリ役が足りないよねえ」なんて話をTUXさんとしたような憶えがあるんだけど、本作品において主人公を追い込むのは、主人公本人であるというなかなか斬新な構造になっていたことが明らかになるお話(そうか?)。どいつもこいつも頬染めやがって、かわいいじゃないかコンチクショウ。

「日常」は、なのが学校に行くことになってわーい、で終わるのかと思ったら、もうちょっと続くようで。ま、面白いから良いです。

「そふてにっ」は最終回。ま、適当とは言わないけど、いい感じにいい加減な作品だったんじゃないですか。

[F1] ヨーロッパGP決勝

タイミングモニタで大ざっぱには観戦していたんだけど、地上波で録画した分を翌日観戦。残念なことにヴァレンシアの市街地コースは速くないクルマにはとても厳しいコースだったみたいで、上手く走ったのがレッドブル、割を食ったのがザウバーだったかな。逆にフォース・インディアが時々妙に早いのに驚いた。シャシとタイヤの関係性みたいなものがあるのかねえ。

レースはベッテルのポール・トゥ・ウィンというあまり面白くない結果。アロンソが頑張って2位に食い込んだ。フェラーリは復調傾向? とはいえ1位と2位の間はもう70ポイント以上になっちゃってるんだよなあ。残り11戦、今年のベッテルなら、これはそろそろセフティ・マージンって事になってしまうのかな。もうひと波乱、欲しいところなんだけど。


2011-06-28 めんまに泣かされたので当日更新できませんでした [長年日記] この日を編集

[Baseball] カッタデー!! は良いんだけど

C4-7T。んだけど3点ぐらいは向こうのエラーでもらったようなもんだし、何より最終回の采配が良く判らんかったな。4点リードして残り1イニングって展開なら、最近ちょっと調子落ちてんじゃね? 的ピッチャーを試しに放らせるとかいう手もあったんじゃないかね。そこで少々登板過多気味な榎田を送り込んで、ちょっと走者を出すとあわてて球児、って、わけがわからないよ。ベンチに誰がいたのか知らんけど、久保田あたりでも良かったんじゃねえの? または前回ボコられた安藤に試しに投げさせてみるとか。

んまあ球児の登場で球場はかなり沸いてたので、富山のお客さん的には結果的によいサービスになったけど。

[Anime] 定期視聴番組

「デッドマン・ワンダーランド」、「世界一初恋」、「C」、「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」。

月曜深夜、「デッドマン…」はもはや何がなんだかさっぱりわからなくなってきた。一回見逃したら死んだと思ってた人たちが元気に走り回ってるんだもんなー。「世界一」は出だしのヒキがあんまり上手く持続しなかった感じで、何となく最終回的盛り上がりには欠けたかなあ、と。BL的には、これはこれでいいって事なんすかね。

火曜日。「C」は、んーとつまり、世の中を経済が回している限り、これからも未来は担保だよ、がオチなの? 三國と公磨の違いは、現在のために未来を食いつぶすか、未来のために現在でもがくことを選ぶか、ってこと? んんん……。

ラスト、円が消滅してしまって日本の通貨はドルになっていたけど、その時点で日本人の暮らしは相当きっついことになってるんじゃないかなあ、なんて事をちょっと思った。

「あの花…」、んまあ盛大に涙腺は弄られた訳だけど、実はめんまが成仏するための条件って、割に説得力弱いんじゃないかなあなんて事も思ったり。ジンタンを泣かす、ってのが初期条件だとして、ジンタンが泣くって事が何を意味するのか、ジンタンが泣いたとき、バスターズの他のみんなにどんな影響を及ぼすのか、ってあたりの描写が割とあっさり目なんじゃないかなあと。

何となく岡田麿里さんって方は、お話の中で「アア、ワタシハコノヒトノコトガ、コンナニスキダッタンダ」的描写があると、そこを割とあっさり描いてすます傾向があるような気がするんだけど、本作でもその傾向、あったりしないかな。階段を一段ずつ上っていくんじゃなく、何段か上がったところでいきなり三段ぐらいすっ飛ばして上の方に上がってしまうような感じ。なので気持ちとしてはわかるけど、「その間は?」って気もちょっとしてしまい、ラストで完全に、ああ、だからめんまは今現れて、そして去っていくのね、ってところを納得できていない自分もいますよ。

とはいえこっちに「最終回だけはちゃんと放映時に見ておかなければいけないんじゃないだろうか」って気を起こさせ、夜更かしさせる力があった事も確かな訳で、うん、結局最終的に言いたいことはこういう事だ。

とてもいいおはなしでした。

これだけのためにめんまフォントダウンロードしちゃったんだぜ(w。


2011-06-29 [長年日記] この日を編集

[Baseball] マケタデー!!

C2-1T。良いピッチャーが出てくると、とたんに打てなくなってしまう上にやたら早打ちになってさらに向こうさんを助けてしまうと言う。そら来たチャンスだ、ひーやん頼むでぇ! も、ちょっと芸がないような気はするねえ。しばらくはこんな感じで、一進一退の展開になるんだろうけどさ。

[News] 訃報

むう、竹内博さん(asahi.com)、亡くなってたのか…。自分の好きなものたちを、分類して、系統立てて、再構成して資料とする、という仕事をこちらの分野(特撮がらみ、ってことね)で、かなり早い段階から手がけてらっしゃった方だったのでないだろうか。それだけに自分からしたらひとまわりくらい上の方ってイメージがあったんだけど、たった4つしか歳違わないのね。そこにびっくりだよ。16で円谷プロに入られたって事ですか、すごいなあ。

いろいろお世話になりましたし、助けていただきました。しみじみと感謝を。


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